JPS6239885Y2 - - Google Patents

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JPS6239885Y2
JPS6239885Y2 JP7477385U JP7477385U JPS6239885Y2 JP S6239885 Y2 JPS6239885 Y2 JP S6239885Y2 JP 7477385 U JP7477385 U JP 7477385U JP 7477385 U JP7477385 U JP 7477385U JP S6239885 Y2 JPS6239885 Y2 JP S6239885Y2
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JP
Japan
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casting mold
mold
reversing
hoist
switching lever
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JP7477385U
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JPS61190335U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋳造鋳型特に重量の大きい鋳造鋳型
を任意の方向に確実かつ安全に反転させるための
治具に関する。
〔従来技術〕
鋳造鋳型は、使用状況に応じてしばしば清掃あ
るいは修理を施されるが、これらの作業は鋳型を
反転して行われることが少なくない。
従来このような鋳型を反転する方法としては、
第5図イ〜ホに示すように鋳型の側部に設けられ
た吊りボルトの片側の吊りボルトにワイヤロープ
をかけ、ホイストで吊り上げ、ホイストを移動さ
せながら鋳造を引きづり、床との摩擦により鋳型
を傾斜させ反転を行う方法が一般に行われていた
が、この方法では、鋳型の吊り上げとホイストの
移動のタイミングを合わす必要があり、極めて高
い熟練を必要とするほか、ホイストを水平移動さ
せるため広いスペースを必要とし、かつ急激な反
転が起きるため鋳型が1ton以上にも及ぶ大重量の
金型である場合は特に安全性にも問題があつた。
また、この方法の改良として、鋳型を吊り上げ
た後、ゴムマツトを敷きゴムマツト上に鋳型の反
対側端を接地し、ホイストを移動させ鋳型を引き
づることにより鋳型を傾け、反転させる方法も考
えられているが、この方法でも、ある程度鋳型を
引きづる距離が短縮され、接地の際の衝撃は緩和
されるが、基本的に鋳型の吊り上げ、接地、ホイ
ストの水平移動そして鋳型の反転という工程をと
るため、前述の問題点を根本的に解決することは
できない。
〔考案の解決しようとする問題点〕
本考案は、前述のとおり、鋳造鋳型特に大重量
の金型を反転するに際して問題となつていた反転
のための作業スペースおよび安全性の問題を解決
しかつ熟練を必要とせず容易に鋳型を反転させる
ことのできる鋳造鋳型反転治具を提供することを
目的としている。
〔問題点を解決するための具体的手段〕
本考案者等は、前述の問題点を解決するための
具体的に手段を鋭意研究した結果、従来のような
鋳造鋳型の吊り上げ、ホイスト移動により鋳型を
引きづり、鋳型を傾斜させて反転するという方法
を基本的に変え、次に述べる鋳造鋳型反転治具を
用いることによりホイストを鋳造鋳型の傾斜のた
めに移動させることなく単に垂直方向に上下させ
ることにより簡単にかつ安全に鋳造鋳型を反転さ
せることが可能であることを知見して本考案を完
成したものである。
すなわち、本考案者等は前記鋳造鋳型反転治具
として、鋳型への取付け部1と、該取付け部の他
端に直接又は連結部材2を介して設けられ該取付
け部に対して屈曲保持される反転方向切替レバー
3とからなる、治具を開発したものであり、該鋳
造鋳型反転治具を反転しようとする鋳型の一方に
取り付け、反転しようとする方向と逆の方向に前
記反転方向切替レバーを屈曲させることにより、
第4図に示すようにホイストを移動させることな
く単にホイストによる鋳型の上下運動だけで簡単
にかつ安全に鋳造鋳型を反転させることができる
ものである。
〔作用〕
本考案に係る鋳造鋳型反転治具は、前記のとお
り、簡素な構造を有し、これを反転しようとする
鋳造鋳型の側凸部に取付け、反転しようとする方
向と逆の方向に反転方向切替レバーを屈曲させる
ことにより、単一のホイストによる垂直方向の上
下運動のみで、鋳造鋳型が簡単にかつ安全に任意
の方向に反転できるものである。
すなわち、本考案の鋳造鋳型反転治具を鋳造鋳
型の側凸部に取り付けた状態で、該鋳造鋳型の他
の側面に設けられている吊りボルトにワイヤロー
プをかけホイストで吊り上げ、該鋳造鋳型反転治
具の反転方向切替レバーが床面よりわずか離れる
まで上昇させた後、下降させると該反転方向切替
レバーの端部が最初に床面に接地することにな
る。この接地状態では該反転切替レバーの接地端
部と鋳造鋳型の重心の位置が垂直線からずれてい
る状態にあるため、該接地点を支点として、鋳造
鋳型は下降されるにともなつて切替レバーの屈曲
方向と逆の方向に容易かつ確実に回転されるもの
である。
〔考案の実施例〕
次に本考案の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は本実施例として用いた鋳造鋳型反転治
具の全体と、該鋳造鋳型反転治具を鋳造鋳型に装
着する状態を示す図である。
鋳造鋳型反転治具は、コ字状の取付け部1と、
連結部材2および反転方向切替レバー3からな
り、該コ字状取付部1は、第2図に示すように鋳
造鋳型の上型上縁にかみ合され、ネジ4によつて
鋳造鋳型上縁に強く装着される。装着後反転方向
切替レバー3を反転する希望の方向と逆の方向に
屈曲させる。該反転方向切替レバー3の屈曲機構
としては、本実施例では、第3図に示すように反
転方向切替レバーの端部近傍を連結部材2の内部
にピン5によつて回転可能に軸支するとともに、
連結部材の内部に設けたバネ6に連結する球座7
によつて該反転方向切替レバー3の端部を常に外
方向に押圧する機構とすることにより、該反転方
向切替レバーの屈曲状態を確実かつ安定して保持
できるようにしてある。前記のとおりの鋳造鋳型
反転治具を鋳造鋳型の上縁に装着した後、第4図
イ,ロに示すように鋳造鋳型側面に設けた吊りボ
ルト8にワイヤロープ9をかけ、ホイストで前記
反転方向切替レバー端が床面よりわずか離れる位
置まで持ち上げ、次に鋳造鋳型を下降させる。
このホイストによる吊り下げ後の下降の作業に
おいて、第4図イ,ロに示すように、前記反転方
向切換レバーの端部が最初に接地し、この端部の
位置と鋳造鋳型の重心の位置が垂直線よりずれた
状態になるため、該反転方向切替レバーの端部を
支点として簡単にかつ確実に希望方向に鋳造鋳型
を回転することができる。
なお、本実施例においては、鋳造鋳型反転治具
の取付け部をコの字状にして鋳型の上縁にかみ合
せネジで止めるようにしているが、取り付け手段
はそれに限定されることなく、直接ボルトで固定
するなど他の公知の固定手段を用いることができ
ることは言うまでもない。また前記反転方向切替
レバーの屈曲保持手段も本実施例の如くバネと球
座による他、カム等を用いて屈曲を保持すること
ができる。
〔考案の効果〕
鋳造鋳型、特に重量の大きい金型を反転させる
作業において、該鋳造鋳型をホイストで吊り上
げ、ホイストを移動させることにより鋳型の端面
を床面に沿つて引きづり鋳型を反転させるという
広い作業スペースを必要としかつ安全性に問題の
ある作業を強いられている現状を考慮すると、前
述のとおりの簡素な構造を有し、これを単に鋳造
鋳型側部に取付けるだけで、親子ホイストのよう
な複雑なホイストを用いる必要もなく単一のホイ
ストによる上下運動のみで重量の大きい金型でも
容易にかつ狭い作業スペースで安全に反転が行え
るようにした本考案の実用上の効果は極めて大き
いものと言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る鋳造鋳型反転治具の全体
図、第2図は取付け部の拡大図、第3図は反転方
向保持機構の拡大図、第4図は鋳造鋳型反転作業
状況を示す図および第5図は従来法による鋳造鋳
型反転作業状況を示す図である。 1……取付け部、2……連結部材、3……反転
方向切替レバー、4……ネジ、5……ピン、6…
…バネ、7……球座、8……吊りボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳造鋳型への取付け部と、該取付け部の他端に
    直接又は連結部材を介して設けられ、該取付け部
    に対して屈曲保持される反転方向切替レバーとか
    らなる鋳造鋳型反転治具。
JP7477385U 1985-05-20 1985-05-20 Expired JPS6239885Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7477385U JPS6239885Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7477385U JPS6239885Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61190335U JPS61190335U (ja) 1986-11-27
JPS6239885Y2 true JPS6239885Y2 (ja) 1987-10-12

Family

ID=30615375

Family Applications (1)

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JP7477385U Expired JPS6239885Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

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JP (1) JPS6239885Y2 (ja)

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JPS61190335U (ja) 1986-11-27

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