JPS6239824A - 液晶駆動制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 時分割駆動して表示する液晶駆動制御方式において、Ｉ
フレームを複数個の領域に分割し、順次極性を反転させ
た交流化信号によって走査電極及び信号電極の駆動波形
を制御する手段を備え２時分割駆動して表示するように
している。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、複数個の領域に分割して１フレーム毎に順次
極性を反転させた交流化信号によって走査電極及び信号
電極の駆動波形を制御して駆動する液晶駆動制御方式に
関するものである。

〔従来の技術〕

従来、液晶を駆動する方式として人波形またはＢ波形に
よる時分割駆動方式がある。これに用いられる交流化信
号としては１．第４図に示すような波形が知られている
。実際に駆動する際には、このＡ波形あるいはＢ波形を
発生させるための交流化信号を走査電極駆動手段（たと
えばＣＯＭドライバＬＳ　Ｉ）及び信号電極駆動手段（
たとえばＳＥＧドライバＬＳ　Ｉ）に印加し、これらか
ら出力される駆動波形によって、液晶を駆動して所望の
表示を行っている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

第４図に示す従来のＡ波形は２周波数が高いので、駆動
波形中の非選択部分の表示内容に殆ど影響を与えず、ク
ロストーク（非選択部分のコントラストのむら）が極め
て少ない特徴がある。しかし、大面積の液晶（大型パネ
ル）を駆動する場合には９時分割数が多くなるために、
駆動波形の周波数が高くなってしまい、クロストークが
発生し易くなってしまう。このため、Ａ波形による駆動
は９例えば１／１６デユ一テイ位までの駆動にしか用い
られないという問題点があった。

また、Ｂ波形は２周波数が低いので、大面積の液晶を駆
動するのに適しており９例えば１／３２デユ一テイ以上
のものに用いられている。しがし。

Ｂ波形は、非選択部分の周波数が表示内容によって大き
く変動してしまい、クロストークが生し易い問題点があ
った。以下第５図を用いて詳細に説明する。

第５図（イ）は、液晶を駆動するためのマトリックス状
電極の構成を模式的に示したものである。

両者の電極を時分割駆動することによって、黒丸を付し
た交点に、ドツト形式で文字などが表示される。そして
２図中（ａｌ、　（ｂｌおよびｆｃｌを用いて示す交点
は、非点灯ポイントである。この交点（ａｌ、　（ｂ）
および（Ｃ１における駆動波形は、第５図（ロ）に示す
駆動波形ｔａｌ、　ｆｂｌおよび（Ｃ）のようになる。

これらの各駆動波形ｔａｌ、　（ｂｌおよび（Ｃ）の実
効値は、全て同じである。しかし、駆動波形（８１，（
ｂｌおよび（Ｃ）の駆動波形中の高周波部分の多少に依
存してコントラストのむら（クロストーク）が生じてし
まう。例えば交点（ａｌのように同一列中に点灯部分（
選択部分）がない場合、あるいは交点（ｂｌのように同
一列中に点灯部分が連続している場合に・、交点（ａ）
および（ｂ）に対応する駆動波形が低周波となるため、
閾値電圧が低く　（インピーダンスが高く）なり、濃く
表示される。このため、交点＋ａｌ、　（ｂｌおよびｆ
ｃｌは。

夫々非点灯ポイントでありながら、交点（ａ）〉交点（
ｂ）〉交点（Ｃ１の順に濃くなり、交点（ａｌのポイン
トが最も色が濃くなってしまうという問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、前記問題点を解決するために、Ｂ波形の交流
化信号を複数の領域に分割して１フレーム毎に反転させ
た交流化信号を、走査電極駆動手段及び信号電極駆動手
段に印加し、これらからの駆動信号を用いて駆動するこ
とにより、非点灯ポイントのクロストークを小さくして
いる。

第１図に示す本発明の１実施例構成を用いて問題点を解
決するための手段を説明する。

第１図において、走査電極駆動手段１は、走査信号を用
いて走査電極Ｃ１ないしＣ１０を順次駆動するものであ
る。

信号電極駆動手段２は、マトリックス上で表示しようと
する交点に対応した信号を用いて、信号電極Ｓ、ないし
Ｓ、。を順次駆動するものである。

〔作用〕

第１図に示す構成を採用し、１フレームを複数個に分割
して極性を順次反転させた交流化信号を。

走査電極駆動手段及び信号電極駆動手段に印加し。

これらから生成した駆動信号を用いて液晶表示素子を駆
動している。このため、非点灯ポイント例えば交点（＾
）　、　（Ｂ）および（Ｃ）における各駆動波形間の周
波数の変動が少なくなり、クロストークが減少する。

〔実施例〕

第１図は本発明の１実施例構成図、第２図は本発明の詳
細な説明図、第３図は本発明の動作説明図を示す。

第１図に示す走査電極駆動手段１及び信号電極駆動手段
２によって生成した交流化信号の波形例を第２図（ロ）
に示す。この交流化信号の波形は。

既述したように、１フレームを複数の領域に分割し、゛
この分割した複数の領域の極性をフレーム毎に反転させ
た信号の波形である。交流を用いて液晶を駆動するため
、フレーム毎に交流化信号の極性を反転させている。

尚、参考のために、従来の非選択駆動信号の波形を第２
図（イ）にＢ波形として示す。

第３図は本発明の動作説明図を示す。図中駆動波形（Ａ
）　、　（Ｂ）および（Ｃ）は、第１図図中文点（八）
　、　（Ｂ）および（Ｃ）に対して駆動される波形であ
る。この各駆動波形（Ａ）　、　（Ｂ）および（Ｃ）は
、前記交流化信号の交流化タイミングによって生成され
た駆動波形である。この各駆動波形（Ａ）　、　（Ｂ）
および（Ｃ）から判明するように、各駆動波形間の周波
数の変動が少なくなると共に、低周波部分が少なくなる
。このため、第１図図中文点（Ａ）　、　（Ｂ）および
（Ｃ）の位置における非点灯部分の表示が薄くなり、コ
ントラストが高くなると共に、コントラストのむら（ク
ロストーク）が少なくなる。

尚１本発明に係わる第３図に示す駆動波形（Ａ）。

（Ｂ）および（Ｃ）を用いて駆動することにより、クロ
ストークが少なくなると共にコントラストが改善される
ことは、夫々の駆動波形に対応する従来の第５図に示す
駆動波形（ａｌ、　（ｂｌおよび（Ｃ１を参照すること
により、より明確に判明する。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明によれば、複数の領域に分
割して順次極性を反転させた交流化信号を用いて非選択
駆動信号の中に含まれる周波数変動を軽減するよう制御
しているため、液晶の非点灯ポイントのクロストーク（
コントラストのむら）を小さくすることが可能となると
共に、非点灯ポイントの表示を薄くしてコントラストを
相対的に高くすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例構成図、第２図は本発明の詳
細な説明図、第３図は本発明の動作説明図、第４図は従
来の液晶駆動制御方式の概念説明図、第５図は従来の液
晶駆動制御方式の動作説明図を示す。 図中、１は走査電極駆動手段、２は信号電極駆動手段、
ＣＩないしＣ８゜は走査電極、３１ないしＳ、。は信号
電極を表す。 特許出願人　　アルプス電気株式会社 代理人弁理士　森１）寛ぐ外３名） セー　　　　　　　　　　　　　　　　セＳ　　　　　
　　　　　　　　旬す一　　　　　　　　　　−イ く　　　■

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 走査電極および信号電極を時分割駆動して表示するよう
   制御する液晶駆動制御方式において、１フレームを複数
   個の領域に分割した信号であって、かつ当該信号の極性
   を順次反転させた交流化信号によって信号電極及び走査
   電極の駆動波形を制御し、この交流化信号を用いて走査
   電極を駆動する走査電極駆動手段と、 表示内容に対応した信号を用いて信号電極を駆動する信
   号電極駆動手段とを備え、 前記交流化信号により制御される走査電極駆動手段およ
   び信号電極駆動手段によって液晶を時分割駆動して表示
   するよう制御を行うことを特徴とする液晶駆動制御方式
   。