JPS6239759A - イオン活量測定器具 - Google Patents

イオン活量測定器具

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JPS6239759A
JPS6239759A JP18036085A JP18036085A JPS6239759A JP S6239759 A JPS6239759 A JP S6239759A JP 18036085 A JP18036085 A JP 18036085A JP 18036085 A JP18036085 A JP 18036085A JP S6239759 A JPS6239759 A JP S6239759A
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ion
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修 瀬志本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し発明の技術分野」 本発明は、水性液体、とくに生物体液(血液、尿、唾液
り中の特定のイオンの活′51(または濃度)をボテン
シオメトリーを利用して定量分析するために用いられる
イオン活量測定器具に関するものである。
「発明の背景」 液体(水道水、河川水、ド水、産業排水等)や生物体液
(全血、血漿、血清などの血液、尿、唾液等)の液′!
rI4量を用い、その中に含まれる特定のイオンの活量
をシート状のイオン活量測定器具を用いて測定する方法
は既に知られている。
すなわち、互いに電気的に分離された一対の最り部にイ
オン選択層を備えたシート状イオン選択電極のそれぞれ
のイオン選択層表面に参照液および被検液を付与し、次
いでブリッジにより両液体をWいに電気的に導通させた
状態において、各イオン選択電極間の電位差を測定する
ことにより。
その被検液のイオン活量を測定する方法である。
そのようなイオン活量測定器具の例としては、特開昭5
2−142588号公譜(US 4053381) (
USは米国特許を表す)、特開゛・昭513−8148
号公報(US4273839)、特開昭58−2111
348号公報(US 4437970)等に記載されて
いるイオン活量測定器具を挙げることができる。
これらのイオン活量測定器具は、基本的には一対のシー
ト状イオン選択電極をイオン選択層が上側となるように
配置し、その土に液点着孔(標準液と被検液の付与を行
なうための開口部)を設けており、上方からそれぞれの
イオン選択層上に、液点着孔を介し、ピペットなどを用
いて参照液および被検液を付与し、両イオン選択電極間
に発生する電位差を測定することによりイオン活量を測
定する方法を利用している。さらに、上記のイオン活量
測定器具を改良したものとして、−個のイオン活量測定
器具に複数組のイオン選択電極対を組み込んで、#熱液
と被検液とをそれぞれ一回付チすることにより複数種の
イオンの活量を測定で考ス?21じ1−P−ム小五軸ム
台プいス上記のような一対のシート状イオン選択電極を
用いるイオン活量の測定法は簡便で優れた測定法である
が、木発明者の検討によると、測定器具の製造および測
定操作の実施において種々の問題があることが判明した
まず第一の問題として、参照液と被検液の付与のために
通常用いるピペットの先端によってイオン選択層が傷を
付けられやすいとの点があげられる。イオン選択層は固
体ではなく、通常はゼリー状の膜であるため、その表面
にピペットの先端が接触した場合に容易に傷が付き、あ
るいは変形な起す。このようなイオン選択層の形状の劣
化は測定誤差を引き起し、はなはだしい場合には測定が
不可能となる。
第二の問題としてイオン選択電極の塩化銀層が劣化しや
すいとの問題がある。イオン選択電極の多くは、内部参
照電極とじて銀/塩化銀電極(半電池)を利用している
が、その場合、イオン活着All定器具を明室に放置す
ると、液点着孔から入射する光によって塩化銀層が変質
し、その結果、電極が劣化する傾向がある。
第三の問題として、イオン選択電極間に発生した電位差
を測定用するための端子(プローブ)が汚染されやすい
との問題がある。
シート状イオン選択電極は一般にプラスチックシート支
持体の表面に電極を形成した形態で用いられている。イ
オン選択電極を用いてイオン活量を測定するには、前記
のように一対のイオン選択電極間の電位差を測定する必
要がある。このためイオン選択電極の導電部位(銀/塩
化銀電極においては銀層)の端部に電気接続用領域(た
とえば銀層の延長部分)が設けられる。そして、別に用
意される電位差測定装置の端子をその領域に接触させて
、電位差の測定が行なわれる。この場合、通常のイオン
選択層が上側となるような配置であると、電気接続用領
域の表面も当然上方に向けられ、電位差測定装置の端子
は上方から電気接続用領域面に接触するように配置され
る。従って、同じく上方から付与される参照液あるいは
被検液によって電位差測定用端子が汚染されやすいとの
問題がある。
第四に、イオン活着測定器具と組合せて用いる電位差測
定装置の測定系が複雑になりやすいとの問題がある。す
なわち1通常のイオン選択層が上側となるような配置で
あると、上記のように電気接続用領域の表面も上方に向
けられ、電位差測定装置の端子は上方から電気接続用領
域面に接触するように配置される。このため電位差測定
系の配線を無理なく行なおうとすれば、その配線は上方
あるいは側部方向に行なう必要がある。一方、電位差測
定装置の測定器具は、参照液や被検液との接触を避ける
ためにも、また装置が占める空間の節約のためにもイオ
ン活量測定器具の下側に配置することが有利となる。従
って、イオン選択層を上側にして、そのとに参照液や被
検液を付与する操作を想定している従来のイオン活量測
定器具を利用する場合、それと組合せて用いる電位差測
定波との測定系が複雑になりやすく、また測定系が必要
とする空間が大きくなる。
第五に、従来の方法では多数の検査項目を同時に測定す
る際、参照液あるいは被検液の各電極表面への接触時間
に差があり、これが測定誤差の原因の一つであった。
L発明の目的」 本発明の目的は、一種または複数種のイオンの活量を一
個の器具を用いて測定する際に有利に利用されるイオン
活量測定器具を提供することにある。
本発明の目的は特に、これまでに知られているイオン活
量器具において問題となりやすい上記の問題の解決を一
挙に達成することのできるイオン活量測定器具を提供す
ることにある。
[発明の要旨] 本発明は、互いに電気的に分離された少なくとも−・対
の、最上部にイオン選択層を備えたシート状イオン選択
電極、それぞれのイオン選択層表面に参照液および被検
液を付与するための液体付与部1両液体を互いに電気的
に導通させるためのブリッジを有する被検液のイオン活
量測定器具にお層が下側となるように配置され、そして
液体付与部は、上方の液体付手用開口部、液体をイオン
選択層表面よりも下方の位置に移動させる下降通路、液
体を次いでイオン選択層表面の直下に水平方向に移動さ
せる水平通路、および液体を次いでイオン選択層の表面
位置まで上昇させる液体上昇案内路(ただし、この液体
上昇案内路の上面の直径が下面の直径よりも大きくなる
ように途中に段差が設けられており、かつこの液体上昇
案内路の側壁の頂部はイオン選択層表面に実質的に接触
している)を含むことを特徴とするイオン活量測定器具
を提供するものである。
[発明の効果] 本発明のイオン活量測定器具を利用することによって、
これまでに知られているイオン活量測定測定器具におい
て問題となりやすい前述の問題の解決を−・挙に達成す
ることのできる。
すなわち1本発明のイオン活量測定器具を利用すること
によって、イオン選択電極のイオン選択層のピペット先
端の接触などによる物理的劣化、露光によるイオン選択
電極の電極部分の化学的劣化が効果的に回避できる。
また、本発明のイオン活量測定器具では電気接続用領域
表面が下側に向けて配置されるため、上方の液体付与系
に対しての下方への電位差測定用配線が無理なく実現し
する。従って、電位差測定用端子の汚染が防止され、か
つ電位差測定装誼の測定系の単純化が可能となる。
さらに、本発明のイオン活着測定器具では、液体をイオ
ン選択層の表面位置まで上昇させる液体上昇案内路の存
在により、参照液あるいは被検液の各電極表面への接触
時間が均一化される。
なお1本発明のイオン活tIJA定器具は、器具の製造
組立て時にシート状イオン選択電極および器具枠体に歪
みが生じがたいとの利点もある。その結果、高精度のイ
オン活着の測定が可能なイオン活量測定器具が得られる
[発明の詳則な記述J 本発明のイオン活着測定器具を、添付図面を参照しなが
ら詳しく説明する。
第1図は、本発明のイオン活i測定器具の一例を示す斜
視図である。第1A図は、第1図に示したイオン活@測
定器具のI−I線に沿った立面断面図であり、ilB図
は、第1図に示したイオン活量測定器具の底面図であり
、第1C図は、第1A図に示した立面断面図の円で囲っ
た部分Xの拡大図であり、そして第10図は、イオン選
択電極のイオン選択層の表面への液体の付着の状態を模
式的に示す図である。
第2図は、第1図に示したイオン活量測定器具を構成す
る各部材を詳しく説明するために、各構成部材を分離し
て示した図である。
これらの図に示した態様のイオン活着測定器具には、最
1部にイオン選択層を備えた三対のシート状イオン選択
電極(一対のイオン選択電極は、互いに電気的に分離さ
れた参照液用イオン選択電極と被検液用イオン選択電極
との組合せからなっている)lla、11b、11cが
、イオン選択層が下側となるように配置されている。こ
の配置においてシート状イオン選択電極は、第1C図に
示されているように、たとえばプラスチックシート製支
持体111上に、金属銀蒸着層112.塩化銀層113
、電解質層114、そしてイオン選択層115の各層が
積層されて構成されており、このように構成されたシー
ト状イオン選択電極は測定器具内に倒立した状態で配置
されている。
第1A図から明らかなように、イオン選択電極のイオン
選択層表面への参照液と被検液との付与のための液体付
宇部は、上方の液体付手用開口部12、液体をイオン選
択層表面よりも下方の位置に移動させるF降通路13、
液体を次いでイオン選択層表面の直下に水モ方向に移動
させる水平通路14、液体を次いで各々のイオン選択電
極の直下位置から上昇させる液体上昇案内路15a、1
5b、15cから構成されている。第1A図と第1C図
に示されているように、液体上昇案内路15a、15b
、15cの上面の直径が下面の直径よりも大きくなるよ
うに途中に段差が設けられており、それにより、それぞ
れの案内路よりも口が、個々設置されている。この空間
の設置によって、第1D図に模式的に示されているよう
に、水平通路14を通ったのち上昇してきた液体の水平
方向の拡がりを防IFすることができる。特に使用する
液体の量を調整することで、液漏れなどのトラブルの発
生しない、また、上記液体上昇案内路の上部が形成する
空間25a、25b、25cの周縁部の間隙(すなわち
、液体上昇案内路の側壁の頂部はイオン選択層の表面と
が形成する間隙)は、液体上昇案内路15a、15b、
15cの段差部分より下部の側壁の頂部がイオン選択層
表面に対して毛細管現象の発生を伴なうことのない間隙
であることが好ましい。
なお、イオン選択層表面に対して毛細管現象の発生を伴
なうことのない間隙とは、液体が口重に逆らって、イオ
ン選択層と液体り外室内路の下部の側壁の頂部との隙間
に侵入することができるような間隙よりも大きい間隙を
意味する。上記間隙は、液体の表面張力および接触する
部材の材質、表面状態などにより変動するが、一般には
501t。
m以上である。
また、この第4D図より明らかなように、この液体上昇
案内路の側壁の頂部はイオン選択層表面に実質的に接触
している。
水平通路14には、毛管現象を生じうる連続微細間隙を
有する(本明細書ではこれを多孔性という)液体移送用
部材(線色帯布、綿ガーゼまたは連続間隙を有する不織
布等)16を充填することが液体の円滑な移送にとって
好ましい。また、液゛体径送用多孔性部材の充填は、参
照液と被検液が少量となる場合に特に有利である。
三対のイオン選択電極11a、llb、llcはプラス
チック製の上部枠体18に収容され1通常は固定状態に
ある。この上部枠体18には液体付手用開口部12が設
けられており、その二個の液体付与用開口部(参照液付
手用開口部と被検液付手用開口部)を横切るようにして
、それぞれの液体付手用開口部に付与された液体(参照
液と被検液)を互いに電気的に導通させるためのブリッ
ジ(たとえば、ポリエチレンテレフタレート繊維加熱糸
(紡績糸)などの糸ブリッジ)19が備えられている。
なお図には示していないが、液封手開口部12の周囲に
は小突起領域を設け、点着供給される液が開口の外側に
溢れ田すのを防ぐとともに液の点着を容易確実にするガ
イドとすることができる。
上部枠体18のf部にはシート状の水不透過性中間部材
(たとえば、プラスチック製のマスク)20が設けられ
る0点着供給された液体の下降通路13(7)一部、液
体1昇案内路15a、15b、15c、およびその上部
空間25a、25b、25cは、このシート状水不透過
性中間部材20に開口部の形状で形成されている。水不
透過性中間部材20は、):部枠体18の下面に接着剤
(感圧接着剤、感熱接着剤など)、熱融着、あるいは物
理的保合材により接合されていることが望ましい。
シート状水不透過性中間部材20の下側には。
プラスチック製のf部枠体21が配設される。
水平通路14は、この上部枠体21に凹陥部として形成
されている。この水平通路14には、所望により液体移
送用多孔性部材16が充填(収容)される、液体移送用
多孔性部材16は水モ通路14に固定されていてもよい
下部枠体21の両側部には、イオン選択電極11a、l
lb、llcの各々の電気接続用領域22a、22b、
22cを下方に向けて露出させる(第1B図参照)ため
の切欠き部23が設けられている。この切欠き部23は
、複数対のイオン選択電極のそれぞれに合わせて個別に
形成してもよく、また全てのイオン選択電極の電気接続
用領域を、器具の両側に設けた一対の切欠き部により露
出させるようにしてもよい0図面に示されているのは後
者の例である。
下部枠体21は水不透過性中間部材20の下面に、接着
剤(感圧接着剤、感熱接着剤など)、熱融着、あるいは
物理的係合材により接合されていることが望ましい。
なお、イオン選択電極の充填、および所望によって液体
移送用多孔性部材の充填が可能である限り、−上部枠体
、水不透過性中間部材、および下部枠体の全部あるいは
一部が一体として成形されていてもよいことは勿論であ
る。また、上部枠体。
水不透過性中間部材および下部枠体のいずれについても
、それぞれを一体とする必要は特になく、上部枠体、水
不透過性中間部材および下部枠体のいずれについても複
数の部材から構成することができる。
上部枠体、水不透過性中間部材および下部枠体は形状保
持性のある所望の材料から製造することができるが、成
形性、耐衝撃強度などの品持性を考慮するとプラスチッ
ク材料から形成することが好ましい、たとえば、プラス
チック材料を所望の型に入れてモールド成形する方法、
シート状プラスチック材料を用いる絞り成形などの公知
の方法を利用することができる。
すなわち第1図乃至第2図に例示したように、シート状
イオン選択電極が、それぞれの液体付手用開口部に対応
する位置に開口部を有する上部枠体、下降通路と液体上
昇案内路とに対応する位はに開口部を有し、液体上昇案
内路に対応する開口部は北面の直径が下面の直径よりも
大きく、かつ途中に段差が設けられている水不透過性中
間部材、および水モ通路を形成する凹陥部を有する下部
枠体からなる容器に備えられ、ブリッジが上部枠体の上
記開口部を横切るように上部枠体に固定されてなるイオ
ン活量測定器具は、イオン活tM定の実施に特に有効に
使用できる。
築3図は、本発明のイオン活fn fllIl定器具の
別器具様を、前記第2図と同様に、イオン活着測定器具
を構成する各部材を詳しく説明するように、各構成部材
を分離して示した図である。
この図に示した態様のイオン活量測定器具においても、
最上部にイオン選択層を備えた三対のシート状イオンp
択電極31a、31b、31cが、イオン選択層が下側
となるように配置されている。
三対のイオン選択電極31a、31b、31cはプラス
チック製の上部枠体38に収容され、通常は固定状態に
ある。この上部枠体38には液体付手用開口部32が設
けられている。
第3図の例では、三対のイオン選択電極が液体付手用開
口部32の左右に一対と二対とに振り分けられている。
このような構成とすることによって、液体付手用開口部
32と最も遠いイオン選択電極との間の距離が第1〜2
図に示した例のl!III定器具に比較して近くなるた
め、粘度の高い液体を試料として用いる場合に有利とな
る。
L部枠体38のF部には、その液体付手用開口部32に
対応する位置に二個の開口部51を有するプラスチック
製ブリッジ支持部材52が置かれる。この二個の開口部
51の開口部を横切るようにして、液体付手用開口部の
各々の部位に封手された液体(参照液と被検液〕を互い
に電気的に導通させるだめのブリッジ39が備えられて
いる。
ブリッジ支持部材52の下側にはシート状水不透過性中
間部材(たとえばプラスチック製のマスク)40が設け
られる。液体の下降通路33の一部、液体上昇案内路3
5a、35b、35c、およびその上部空間45a、4
5b、45cがこのシート状水不透過性中間部材40に
開口部として形成されている。液体上昇案内路35a、
35b、35c、およびその上部空間45a。
45b、45cとの関係は前記の第1図〜第1D図に示
した態様における関係と同様である。水不透過性中間部
材40は、ブリッジ支持部材52および上部枠体38の
下面に接着剤(感圧接着剤、感熱接着剤など)、熱融着
、あるいは物理的係合材により接合されていることが望
ましい。
シート状水不透過性中間部材40の下側には、プラスチ
ック製の下部枠体41が配設される。
水モ通路34は、この下部枠体41に凹陥部として形成
されている。そして、この水モ通路34に、所望により
液体移送用多孔性部材36が充填される。なお、液体移
送用多孔性部材36は水平通路34に固定されていても
よい。
下部枠体41の両側部には、イオン選択電極31a、3
1b、31cの各々の電気接続用領域を下側に向けて露
出(第1B図参照)させるための切欠き部43が設けら
れている。
下部枠体41は水不透過性中間部材40の下面に、接着
剤(感圧接着剤、感熱接着剤など)、熱融着、あるいは
物理的係合材により接合されていることが望ましい。
イオン選択電極の収容、および所望により用いられる液
体移送用多孔性部材の充填が可能である限り、と部枠体
、ブリッジ支持部材、水不透過性中間部材、および下部
枠体の全部あるいは一部が−・体として成形されていて
もよいことは勿論である。また各部材が複数の部材から
構成されていてもよいこと、そして各部材は任意の材料
から形成されていてもよいことは前述の例と同様である
すなわち、第3図に示した各部材により構成されるイオ
ン活量測定器具は、第2図に示した上部枠体18が、液
体付手用開口部の配置が代わり。
かつそれぞれの液体付手用開口部に対応する位置に開口
部を有するL部枠体38と上記開口部に対応する位置に
開口部を有するブリッジ支持部材52に分割されている
例である。
第3図に示した測定器具は上記のようにと部枠体とブリ
ッジ支持部材とを分割した態様であり、それぞれが単純
な形態の部材となるため、製造が容易になるとの利点が
ある。
また、第3図に示した測定器具においては糸ブリッジが
北部枠体に固定されず、独立したブリッジ支持板(ブリ
ッジ支持部材)に固定されているので、ことに糸ブリッ
ジ固定のための熱融石操作時の歪みがL部枠体に発生せ
ず、従ってイオン選択電極に歪みが波及することがない
、従って、かつ器具の製造時の組立て精度が高められる
ことになり、その結果高精度のイオン活量測定が得られ
やすいとの利点もある。
なお、これまでに添付図面に示した本発明の測定器具の
各種の代表的態様を示したが、本発明のイオン活量測定
器具はこれらの態様に限定されるものでないことは勿論
である。たとえば、それぞれの態様に示された特徴的構
成を相互に組合わせた態様のイオン活量測定器具なども
、本発明のイオン活量測定器具の好ましい態様である。
本発明の測定器具においてはブリッジおよび液体移送用
部材としては毛管現象を生じうる連続微細間隙を有する
(多孔性)素材から適宜に選択して用いることができる
。ブリッジ用多孔性素材としては加熱糸の他メンブラン
フィルタ、濾紙、特開昭55−20499号公報に記載
の両面に疎水性有機ポリマ一層をラミネートした濾紙等
を、そして液移送部材用多孔性素材としては線色帯布、
綿ガーゼ不織布の他に種々の加熱糸性の織布、加熱糸性
の編布、メンブランフィルタ、濾紙等をそれぞれ用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明のイオン活着測定器具の一例を示す斜
視図である。第1A図は、第1図に示したイオン活量測
定器具のI−I線に沿った立体断面図であり、第1B図
は、第1図に示したイオン活着測定器具の底面図であり
、第1C図は、第1A図に示した立体断面図の円で囲っ
た部分Xの拡大図であり、そして第1D図は、イオン選
択電極の表面への液体の付着の状態を模式的に示す図で
ある。 第2図は、第1図に示したイオン活量測定器具を構成す
る各部材を詳しく説明するために、各構成部材を分離し
て示した図である。 第3図は1本発明のイオン活着測定器具の別の態様を、
上記第2図と同様に、イオン活量測定器具を構成する各
部材を詳しく説明するように、各構成部材を分離して示
した図である。 11a、llb、lie:イオン選択電極31a、31
b、31C:イオン選択電極Illニブラスチックシー
ト製支持体 112二金属銀蒸着層 113:塩化銀層 114:電解質層 115:イオン選択層 12.32:液体付与用開口部 13.33:液体の下降通路 14.34:液体の水平通路 15a、15b、15C:液体上昇案内路25a、25
b、25C:液体上昇案内路上部の空間 3Sa、35b、35c:液体上昇案内路4Sa、45
b、45c:液体上昇案内路上部の空間 16.36:液体移送用多孔性部材 18.38:上部枠体 19.39ニブリツジ 20.40:水不透過性中間部材(マスク)21.41
:下部枠体 22a、22b、22C:イオン選択電極の電気接続領
域 23.43:切欠き部 52ニブリッジ支持部材 特許出願人  富士写真フィルム株式会社代  理  
人   弁理士   柳  川  泰  男第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、互いに電気的に分離された少なくとも一対の、最上
    部にイオン選択層を備えたシート状イオン選択電極、そ
    れぞれのイオン選択層表面に参照液および被検液を付与
    するための液体付与部、両液体を互いに電気的に導通さ
    せるためのブリッジを有する被検液のイオン活量測定器
    具において、各シート状イオン選択電極はイオン選択層
    が下側となるように配置され、そして 液体付与部は、上方の液体付与用開口部、液体をイオン
    選択層表面よりも下方の位置に移動させる下降通路、液
    体を次いでイオン選択層表面の直下に水平方向に移動さ
    せる水平通路、および液体を次いでイオン選択層の表面
    位置まで上昇させる液体上昇案内路(ただし、この液体
    上昇案内路の上面の直径が下面の直径よりも大きくなる
    ように途中に段差が設けられており、かつこの液体上昇
    案内路の側壁の頂部はイオン選択層表面に実質的に接触
    している)を含むことを特徴とするイオン活量測定器具
    。 2、上記液体上昇案内路の段差部分とイオン選択層の表
    面とが形成する間隙が毛細管現象の発生を伴なうことの
    ない間隙であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のイオン活量測定器具。 3、上記水平通路に液体移送用多孔性部材が充填されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のイオ
    ン活量測定器具。 4、上記水平通路に液体移送用多孔性部材が充填されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のイオ
    ン活量測定器具。 5、シート状イオン選択電極が、それぞれの液体付与用
    開口部に対応する位置に開口部を有する上部枠体、下降
    通路と液体上昇案内路とに対応する位置に開口部を有し
    、液体上昇案内路に対応する開口部は上面の直径が下面
    の直径よりも大きく、かつ途中に段差が設けられている
    水不透過性中間部材、および水平通路を形成する凹陥部
    を有する下部枠体からなる容器に備えられ、ブリッジが
    上部枠体の上記開口部を横切るように上部枠体に固定さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    4項のいずれかの項記載のイオン活量測定器具。 6、シート状イオン選択電極が、それぞれの液体付与用
    開口部に対応する位置に開口部を有する上部枠体、上記
    開口部に対応する位置に開口部を有するブリッジ支持部
    材、下降通路と液体上昇案内路とに対応する位置に開口
    部を有し、液体上昇案内路に対応する開口部は開口上面
    の直径が開口下面の直径よりも大きく、かつ途中に段差
    が設けられている水不透過性中間部材、および水平通路
    を形成する凹陥部を有する下部枠体からなる容器に備え
    られ、ブリッジがブリッジ支持部材の上記開口部を横切
    るように該支持部材に固定されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかの項記載の
    イオン活量測定器具。
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DE8686111412T DE3687022T2 (de) 1985-08-15 1986-08-18 Verfahren und vorrichtung zur messung der ionenaktivitaet.
EP86111412A EP0212612B1 (en) 1985-08-15 1986-08-18 Method and device of measuring ion activity

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0569671U (ja) * 1992-02-24 1993-09-21 太陽誘電株式会社 化学センサープレート及び基準液パック

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629264A (ja) * 1985-07-05 1987-01-17 Fuji Photo Film Co Ltd イオン活量測定方法および測定器具

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