JPS6239730Y2 - - Google Patents

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JPS6239730Y2
JPS6239730Y2 JP1983100744U JP10074483U JPS6239730Y2 JP S6239730 Y2 JPS6239730 Y2 JP S6239730Y2 JP 1983100744 U JP1983100744 U JP 1983100744U JP 10074483 U JP10074483 U JP 10074483U JP S6239730 Y2 JPS6239730 Y2 JP S6239730Y2
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JP
Japan
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rail
stopper
drawer
retainer
rails
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JP1983100744U
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JPS608654U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は机、キヤビネツト類の抽斗、または抽
斗式に出し入れされる棚板、天板等のレール装置
に関するものである。
たとえば机、キヤビネツト類の抽斗に使用され
るレール装置として、上下両側に突縁部を有する
溝枠状のアウタ・インナ両レールを、互いに突縁
部間に、リテーナに保持された複数のボールを介
在させた状態で相対的にスライド自在に嵌合させ
て成るレール装置が公知である。このタイプのレ
ール装置においては、一般に、インナレールの長
さ方向両側にそれぞれストツパを設け、この両側
ストツパとリテーナとによつて両レールの相対的
なスライドストローク、すなわち抽斗のスライド
ストロークを一定に規制するようにしている。従
来、このようなレール装置において、上記ストツ
パは、インナレールの前後両端部に曲げ加工また
は絞り加工等によつて該レールに一体に形成され
ている。従つて、抽斗のスライドストロークはレ
ール長さによつて特定される。一方、抽斗のスラ
イドストロークは、机、キヤビネツトのサイズま
たは種類等によつて種々のものが要求される。こ
の場合従来では、要求されるスライドストローク
ごとに、当該ストツパに応じた長さのレールを用
いて、たとえば30cm用、40cm用というように種々
長さのレール装置を製作している。このため、製
作性が悪く、製作コストが高くつくとともに、製
作後のストツク、運搬その他取扱いの面で非常に
不利となつていた。なお、スライドストロークに
応じてストツパの加工位置を変えることが考えら
れるが、製作性の点で問題があり、根本的な解決
策とはならない。
そこで本考案は、レール長さは共通で、複数種
類のスライドストロークを得ることができ、しか
も製作が簡単な抽斗等のレール装置を提供せんと
するものである。
本考案の特徴とするところは、ストツパをイン
ナレールと別体に形成する一方、インナレールに
複数個のストツパ取付孔を該レール長さ方向に所
定間隔置きに設け、ストツパを、得んとするスラ
イドストロークに応じてこれら複数個のストツパ
取付孔のうちの一つに選択的に取付けてなる抽斗
等のレール装置、に存する。
以下、本考案の実施例を図に依拠して説明す
る。
1はアウタレール、2はインナレールで、机の
抽斗(以下、この例で説明する)の場合、アウタ
レール1が抽斗側、インナレール2が机本体側に
取付けられる。このアウタ、インナ両レール1,
2は、それぞれ基板11,21の上下両側に突縁
部12,22を連設してなる断面ほぼコ字形の溝
枠状に形成している。アウタレール1について
は、両側突縁部12を断面外向きの円弧状または
V字形に形成することによつて該突縁部内面側に
ボールガイド溝13を形成し、インナレール2に
ついては、両側突縁部22に断面内向きの円弧状
またはV字形に形成することによつて該突縁部外
面側にボールガイド溝23を形成している。
3はリテーナで、上下両側にボール保持縁部3
1,31、中央部に凸面部32、該凸面部32と
両側ボール保持縁部31,31との間にインナレ
ールガイド溝33,33をそれぞれ形成してな
り、両側ボール保持縁部31,31にそれぞれ複
数のボール4…を回転可能に保持している。この
リテーナ3は、ボール4…がアウタレール1の両
側ボールガイド溝13に転動可能に係合せる状態
で該アウタレール1にスライド自在に嵌装してい
る。アウタレール1の基板11の前後(長さ方
向)両端部には、それぞれ突部14,15を内向
きに切起し形成し、この両側突部14,15によ
つてリテーナ3のスライド範囲を一定に規制、い
いかえればリテーナ3のアウタレール1からの抜
け出しを阻止するようにしている。
また、リテーナ3には、凸面部32の前端部
に、前上がりの傾斜面34aを備えた逆止突起状
の引出しストツパ34を、先端部がリテーナ前方
に突出する状態で一体に連設し、さらにこのスト
ツパ34の前方に舌片状の押し片35を一体に連
設している。ここで、該ストツパ34は、凸面部
32に対して上下両側は切込み36,36によつ
て分離し、後端基部でのみ該凸面部32と一体に
連続させている。こうして引出しストツパ34
を、基部を支点としてリテーナ厚み方向に弾性的
に揺動変位可能とし、かつ、該ストツパ34を押
し片35の押し操作によつて強制的に、アウタレ
ール基板11側(以下、これを内側と称す)に揺
動変位させうるようにしている。また、リテーナ
3の凸面部32の後端部に四角形の係合孔37を
設けている。
一方、インナレール2には、基板21の前端部
に、上記引出しストツパ34に対応する突片24
を内向きに折曲形成するとともに、同基板後部
に、押込みストツパ5を設けている。この押込み
ストツパ5は、インナレール2とは別体の四角形
板状に形成し、該レール2基板内面にリベツト6
にてかしめ止めされる。25,26,27,2
8,29はこのストツパ5を上記の如くリベツト
止めするためのストツパ取付孔で、インナレール
基板21の後端部から中間部まで、所定間隔置き
に設けており、ストツパ5はこれら取付孔25〜
29のうちの一つの選択的に取付けられる。図例
では、最後端の取付孔25にストツパ5を取付け
た場合を示している。また、押込みストツパ5の
前面部に、前端に凸部51aを有する係合片51
を、前記した引出しストツパ34同様、レール基
板21に対して接離する方向に弾性的に揺動可能
に連設している。
なお、アウタ、インナ両レール1,2の基板1
1,21には、抽斗および机本体に対する取付孔
(図示せず)が設けられる。
しかして、前述の如くアウタレール1に嵌装さ
れたリテーナ3のインナレールガイド溝33,3
3にインナレール2の両側突縁部22,22を後
方から挿通させることにより、アウタ、インナ両
レール1,2を、互いの突縁部12,22間にボ
ール4…介在させた状態で相対的にスライド自在
に結合してこのレール装置を組立てる。この組立
操作は、アウタレール1を机の抽斗、インナレー
ル2を机本体にそれぞれ取付けた状態で両レール
1,2を結合する場合、すなわち抽斗を装着する
場合に全く同様に行われる。なお、この組立時に
おいて、インナレール2の突片24は、第2図乃
至第4図に示すように、リテーナ3の凸面部32
に接しつつ前方に移動し、該凸面部32の前端部
で引出しストツパ34の傾斜面34aに乗り上げ
て該ストツパ34を内側に押す。こうして、突片
24がストツパ34を通過した後、該ストツパ3
4は弾性によつて原位置に復帰する。
上記組立状態において、抽斗を引出したときに
は、第6図に示すように、リテーナ3がアウタレ
ール1の後側突部15に当接してスライド停止し
た状態で、該リテーナ3の引出しストツパ34に
インナレール2の突片24が係止することによつ
て、アウタレール1のそれ以上の前進移動が阻止
される。なお、この最大引出し状態で押し片35
を内側に押せば、引出しストツパ34が第4図の
位置から第3図の位置に揺動変位して突片24か
ら離脱するため、このまま抽斗を引けばアウタレ
ール1およびリテーナ3がインナレール2から抜
き出される。こうして抽斗をワンタツチで簡単に
取外すことができる。
また、抽斗を押込んだときには、第7図に示す
ように、リテーナ3がアウタレール1の前側突部
14に当接した状態で、該リテーナ3の後端面に
インナレール2の押込みストツパ5が当接するこ
とによつて、アウタレール1の後退移動が阻止さ
れる。またこの状態で、第9図に示すように、押
込みストツパ5の前方に連設された係合片51の
凸部51aがリテーナ3の係合孔37に弾性的に
係合する。これにより、インナレール2とリテー
ナ3とが上記係合力の範囲内で一体的に結合さ
れ、この両者間での相対的なスライド運動が阻止
される結果、アウタレール1の引出し方向のスラ
イド抵抗が大きくなる。このため、抽斗押込み時
のはね返り、ならびに机の傾斜による抽斗の自然
開放を抑制することができる。また、上記弾性係
合の手応えによつて、使用者が押込み完了を明確
に確認することができる。
このような引出し、押込み両方向のストツパ作
用によつて両レール1,2の相対的なスライドス
トローク、すなわち抽斗の往復スライドストロー
クが規制される。ここで、この抽斗のスライドス
トロークは、このレール装置においては、インナ
レール2に対する押込みストツパ5の取付位置の
選択によつて任意に決定することかできる。すな
わち、図例のように該ストツパ5をインナレール
最後端の取付孔25を介して該レール2に取付け
た場合には、スライドストロークは最大となり、
ストツパ取付位置をここから前方にずらすに従つ
てスライドストロークが小さくなる。第8図にス
トツパ5を最前部の取付孔29を介してインナレ
ール2に取付けたストローク最小の場合を示して
いる。従つて、このレール装置によるときは、レ
ール製作段階で、要求されるスライドストローク
に応じて、押込みストツパ5を、五個の取付孔2
5〜29のうちから選んだ所定の位置に取付ける
ことにより、レール長さ共通で四種類のスライド
ストロークを得ることができる。これにより、従
来のように、スライドストロークごとにレール長
さを変える必要がなくなるため、製作性が向上
し、製作コストを大幅に低廉化することができる
とともに、製作されたレール装置のストツク、梱
包、運搬等の面でも非常に有利となる。
ところで、上記実施例ではアウタレール1を抽
斗側に取付けられる可動レール、インナレール2
を机本体側に取付けられる固定レールとして使用
する場合を例にとつたが、これとは逆に、アウタ
レール1を固定レール、インナレール2を可動レ
ールとして使用することも可能である。また、ス
トツパ5は、両レール1,2の使い方によつては
引出し方向のストツパとして使用することも可能
であり、この場合でも該ストツパ5の取付位置選
択による本考案の所期の目的は達成することがで
きる。一方、同ストツパ5の取付孔の個数は適宜
増減可能であるし、同取付孔のピツチについても
種々選択しうるところである。また、同ストツパ
5の取付手段は、上記したリベツトによるかしめ
止めのほか、ネジ止め(ボルト、ナツト止めを含
む)、または単なる嵌着手段を用いることができ
る。さらに、かしめまたは嵌着手段をとる場合
に、その取付体をストツパ5に一体に突設しても
よい。あるいは、同ストツパ5を着脱可能に取付
けるようにしてもよく、こうすれば使用者側での
ストツパ位置の選択または変更が可能となる。ま
た、ストツパ5は、通常、プラスチツクにて形成
するが、各種金属材料にて形成することも勿論可
能である。
以上述べたように本考案によれば、レール長さ
は共通で、複数種類のスライドストロークを得る
ことができる。しかも、このスライドストローク
は、インナレールに対するストツパの取付位置
を、複数個のストツパ取付孔のうちから選ぶこと
のみによつて簡単に選択することができ、製作性
に悪影響を及ぼすおそれがない。このため、レー
ル装置の製作性を向上でき、製作コストを低廉化
することができるとともに、ストツク、運搬その
他取扱の面でも非常に有利となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は分解斜視
図、第2図イ,ロ,ハは組立過程を示す部分拡大
側面図、第3図は第2図ロ−線に沿う断面
図、第4図は第2図ハ−線に沿う断面図、第
5図は同−線に沿う拡大断面図、第6図は引
出し状態、第7図は押込み状態をそれぞれ示す概
略的側面図、第8図はスライドストロークを異な
らせた場合の第7図相当図、第9図は第7図−
線に沿う拡大断面図である。 1……アウタレール、2……インナレール、3
……リテーナ、4……ボール、12,22……両
レールの突縁部、5……ストツパ、25〜29…
…ストツパ取付孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下両側に突縁部を有するアウタ、インナ両レ
    ールと、アウタレールに一定の規制された長さ範
    囲内でスライドしうるように嵌装されたリテーナ
    と、このリテーナの上下両側に保持された複数の
    ボールとを具備し、上記両レールを、互いの突縁
    部間にこのボールを介在させた状態で相対的にス
    ライド自在に嵌合させ、かつ、上記インナレール
    に設けたストツパとリテーナとによつて、アウ
    タ、インナ両レールの所定方向のスライドストロ
    ークを規制するように構成した抽斗等のレール装
    置であつて、上記ストツパをインナレールと別体
    に形成する一方、インナレールに複数個のストツ
    パ取付孔を該レール長さ方向に所定間隔置きに設
    け、ストツパを、得んとする上記スライドストロ
    ークに応じてこれら複数個のストツパ取付孔のう
    ちの一つに選択的に取付けてなることを特徴とす
    る抽斗等のレール装置。
JP1983100744U 1983-06-28 1983-06-28 抽斗等のレ−ル装置 Granted JPS608654U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983100744U JPS608654U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 抽斗等のレ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983100744U JPS608654U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 抽斗等のレ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS608654U JPS608654U (ja) 1985-01-21
JPS6239730Y2 true JPS6239730Y2 (ja) 1987-10-09

Family

ID=30238193

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983100744U Granted JPS608654U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 抽斗等のレ−ル装置

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JPS608654U (ja) 1985-01-21

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