JPS6239599A - L―アスパルチル―α―カルバモイルグリシンエステルおよびこれを含有する甘味料 - Google Patents

L―アスパルチル―α―カルバモイルグリシンエステルおよびこれを含有する甘味料

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JPS6239599A
JPS6239599A JP60179102A JP17910285A JPS6239599A JP S6239599 A JPS6239599 A JP S6239599A JP 60179102 A JP60179102 A JP 60179102A JP 17910285 A JP17910285 A JP 17910285A JP S6239599 A JPS6239599 A JP S6239599A
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Yoshifumi Yuasa
良文 湯浅
Akira Nagakura
長倉 晟
Haruki Tsuruta
鶴田 治樹
Susumu Akutagawa
進 芥川
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Takasago Corp
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Takasago Perfumery Industry Co
Takasago Corp
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は優れた甘味特性を有し、甘味料として広く飲食
品、医薬品等に使用可能な新・規化合物であるし一アス
ノ9ルチルーα−カルバモイルグリシンエステルに関す
る。
〔従来の技術〕
現在甘味料としては、面積が最も広く用いられているが
、虫歯およびカロリー摂取過多による肥満、糖尿病、心
臓病、高抑圧、腎臓病等の予防意識の高まりから置棚に
代る低う触性、低カロリー性の甘味料が強く求められて
おシ、すでにグリチルリチン、ステビオサイド、ソーマ
チン等の天然甘味料、L−アス、Qルチル−L−フェニ
ルアラニンメチルエステル(以下人PMと略す)を中心
とする人工甘味料が開発され、その一部は商品化されて
いる。
しかしながら、天然甘味料は甘味の質および後味等は欠
点を有するとともに高価であり、その使用は制限される
。また人工甘味料は毒性の面から、現在人PMで代表さ
れるゾペデチド系が主流となっているが、甘味度はAP
Mの150〜200倍が示す如く、蔗糖の500倍以下
のものが大部分であって、十分とはいえないと共に、水
溶液中で加水分解反応やジケトピペラジン形成反応を起
しやすく、安定性にも問題があった。
このゾペゾチド系甘味料の甘味度を強化したものとして
は、特開昭49−30566号に開示されたし一アス、
QルチルーDL−アミノマロン酸メチル・フェンチルジ
エステルC以下AMFと略す)があり、その甘味度は蔗
糖の20.000倍以上である。
しかし、このものはアミノマロン酸ヲ分子内に含むため
、水溶液で分解されやすく、たとえば80℃、pH4に
おける安定性はAPMよシも劣る欠点がある(第7図参
照)。またシーe7″チド系甘味料の安定性を改善した
ものとしては、特開昭56−127339号に多くのL
−アス、QルチルーD−アミノ酸シー2fチドの分岐鎖
アミド類が開示されているが、このものの甘味度は最高
でも蔗糖の600倍程度であり、十分満足されるもので
はない。このように蔗、糖に代る甘味料は、天然甘味料
においても、人工甘味料においても、未だ十分満足しう
るものは見出されていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明の目的は、甘味の質が蔗糖に類似し、甘
味度が高く、低う触性、低カロリー性で、しかも水溶液
中で安定なゾベデチド系甘味料を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる実状において、本発明者らは、先にアスノ9ルチ
ルーアラニン・双環モノテルペンエステルが上記要件を
具備することを見出し、特許出願した(特題昭60−4
2440号)。
本発明者らは更に研究を重ねた結果、L−アスノ♀ルチ
ルーα−カルバモイルグリシンエステル、就中そのエス
テルが低級アルキル置換シクロヘキシルおよび双環モノ
チルペンテする新規化合物が、高い甘味度と優れた甘味
性を有し、しかも水への溶解性及び水溶液中の安定性が
極めてよいことを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次式(■)、 (式中、FLl s ”tは低級アルキル基を、I′t
3は低級アルキル置換シクロヘキシル基または双環モノ
テルペン基を示す) で表わされる新規なゾペゾチド系甘味料であるL−アス
/Qルチルーα−カルバモイルグリシンエステルを提供
するものである。
本発明の上記(I)式の化合物において、”sで表わさ
れる「低級アルキル置換シクロヘキシル基」としては低
級アルキル基が1〜4個置換したものが好ましい。また
、「双環モノテルペン基」を構成する双環モノテルペン
アルコールトシてハ、フェンチルアルコール、ビナニル
アルコール、カラニルアルコール、サンテノール、ボル
ネオール等が挙げられる。
本発明化合物は、例えば次の反応式に従って製造される
(、)(III) (鴇 (■ ”          CH2COOB z tO(■
) (式中、R4は低級アルキル基、2はカルボベンゾキシ
基、Bzlはベンシル基を示し、”l、”2 、Jは前
記した意味を有する) スナワち、2−アミノマロン酸エステル(■)にアミン
類(m)を反応せしめて2−α−カルバモイルグリシン
エステル(■)となし、これを加水分解して脱エステル
化して2−α−カルバモイルグリシン(V)となし、こ
れにアルコール類(■)を反応せしめて2−α−カルバ
モイルグリシンエステル(vlとなし、これから還元に
よって保護基(2)を脱離してα−カルバモイルグリシ
ンエステル陣)となし、これにZ−L−アスノクラギン
酸モノベンシルエステル(ff)ヲ反応セシメて2−β
−ベンゾルーL−アス、Qルチル−α−カルバモイルグ
リシンエステル(X) 、!:なし、これから還元によ
って保獲基シ)を脱離して本発明のL−アスノQルチル
ーα−カルバモイルグリシンエステル(1)を製造する
本方法において、化合物(■)からQv)を災するシて
は、化合物(1)をハロゲン化剤と反応させて一旦酸ハ
ライドとした後、これにアミン類(船を反応させるのが
好ましい。反応は一般に脱酸剤の存在下、低温乃至室温
にて行われる。
化合物(v)から()を製するには、化合物(■をハロ
ゲン化剤と反応させて一旦酸ハライドとした後、これに
アルコール類(粕を反応させるのが好ましい。反応は一
般に脱酸剤の存在下、低温乃至室温にて行われる。
化合物−)と(ff)との反応は、一般のペゾチド合成
反応によって行うことができ、例えばジシクロへキシル
カルボシイミド等の縮合剤の存在下行えば反応は有利に
進行する。
また、保護基(R4のエステル残基、2及びベンシル基
)の脱離は、保護基の種類によって、一般に公知の方法
によって行うことができる。
このようにして得られる本発明化合物(+)の代表的な
ものを挙げれば次のとおりである。
L−アス、Qルチルーα−ゾメチルカルノ;モイルクリ
シン−2−メチルシクロヘキシルエステル、L−アス、
Qルチルーα−ゾメチルカルパモイルグリシン−2−エ
チルシクロヘキシルエステル、L−アスノ々ルチルーα
−ゾメチルカルパモイルグリシンー2.2−ツメチルシ
クロヘキシルエステル、L−アス、Qルチルーα−ゾメ
チルカルパモイルグリシンー2.6−ツメチルシクロヘ
キシルエステル、L−アス/Qルチルーα−ゾメチルカ
ルバモイルクリシン−2,2,6−1リメチルシクロヘ
キシルエステル、し−アス/Qルチルーα−ゾメチルカ
ルバモイルグリシンー2,2.6゜6−チトラメチルシ
クロヘキシルエステル、L−アメ/9ルチルーα〜ゾエ
チルカルバモイルクリシン−2−メチルシクロヘキシル
エステル、L−アス、Qルチルーα−ゾエチルカルパモ
イルグリシン−2,6−ツメチルシクロヘキシルエステ
ル、L−アス/Qルチルーα−ゾメチルカルバモイルグ
リシンーフエンチルエステル、し−アスパルチル−α−
ゾメチルカルバモイルグリシンーピナニルエステル、L
−アス、Qルチルーα−ゾメチルカルバモイルクリシン
ーカラニルエステル、L−アスノ9ルチルーα−ゾエチ
ルカルパモイルグリシンーフエンチルエステル、L−ア
スノQルチルーα−ソエチルカルノ2モイルグリシン−
ビナニルエステル。
これらの式(I)で表わされる本発明化合物は無色無臭
の粉末であシ、人PMよりはるかに容易に水に溶解し、
その希釈水溶液は蔗糖に類似した優れた甘味性を有し、
多くの人工甘味料にみられるが如き、苦味、嫌味、後味
の悪さ等の不快味をほとんど感じさせない。また、熱安
定性および水溶欣中での安定性も、第7図および第8図
に示すようにAPMよシはるかに優れる。
従って、式(りの本発明化合物は、その優れた甘味特性
によシ、甘味料として、単独であるいはブドウ糖、デキ
ストリン等との粉末として、あるいは水、アルコール、
プロピレングリコール等との溶液として、あるいは乳化
剤と混合した乳剤として、飲食品、医薬品に広く使用で
きる。例えば果汁、清涼飲料、乳酸飲料、炭酸飲料およ
びこれらの粉末飲料類、清酒、合成酒、果実酒等の酒類
、みそ、しよう油、ソース、食酢、みりん、ドレッシン
グ、マヨネーズ、ケチャツf等の調味料、アイスクリー
ム、シャーベット等の冷菓類、キャンデー、チョコレー
ト、ゼリー、ビスケット、和菓子、洋菓子等の菓子類、
チューインガム類、ジャム、マーマレード類、スナック
食品、ベーコン、ハム、ソーセージ等の食肉製品、蒲鉾
、竹輪等の魚肉練製品、佃煮類、缶詰類、さらには経口
医薬品、歯みがき、うがい剤等に使用することができる
。添加量は特に制限はなく、使用対象や使用目的に応じ
て適宜選択すればよい。
〔実施例〕
次ぎに合成例、試験例ならびに使用例をあげて、本発明
をさらに詳細に説明する@なお以下の記述においてカル
ボベンゾキシ基は2で示した。
合成例I Z−α−ゾメチルカルバモイルグリシンメチルエステル
の合成: 2−アミノマロン酸モノメチルエステル10.689(
40mM)を乾燥エーテル2〇−に溶解し、水冷下攪拌
しなから五塩化リン9、229 (44mM )を加え
室温にもどしてさらに1時間攪拌し、酸クロリド溶液を
調製した。とれをジメチルアミン18.09  。
(400mM )の乾燥エーテル(20m/)溶液に、
水冷下攪拌しながら、1時間かけて滴下した。室温にも
どしてさらに2時間攪拌を続けた後、水30−を加えて
エーテル層を分離した。エーテル層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去し
て標記化合物を黄色油状物として得た。
収量7.10f(収率60.4%)。
合成例2 2−α−ゾメチル力ルバモイルグリシンの合成: 合成例1で得た2−α−ツメチルカルバモイルグリシン
メチルエステ/l−6,09(2Q、4IllIM)を
7−1=)/22m、メタノ−に20m1および水10
ゴの混液に溶解し、水冷下、攪拌しながら2N水酸化ナ
トリウム溶液10.2−を加え、室温にもどし、さらに
1時間攪拌を続けた。溶媒を留去した濃縮液をエーテル
で洗浄し、5N塩酸で酸性にした後、エーテル抽出を行
った。エーテル抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、
溶媒を留去し、残渣に水冷下n−ヘキサンを加え標記化
合物の結晶を得た。収量5.12 f (収率89.6
%)。
m、P、 49〜51℃(エーテル−n−へキサン再結
) 合成例3 2−α−ゾメチルカルバモイルグリシンーtr−2−メ
チルシクロヘキシルエステルの合成: 合成例2で得た2−α−ゾメチルカルバモイルグリシン
3.80 f’c 13.6 mM )を乾燥エーテル
35−に溶解し、水冷下攪拌しなから五塩化リン3.1
41F’(15mM)を加え室温にもどしてさらに1時
間攪拌し、酸クロリド溶液を調製した。これをtr−2
−メチルシクロヘキサノール3.10g(27,2加M
)のぎりシン(20m)溶液に水冷下攪拌しながら30
分かけて滴下した。室温にもどしてさらに1時間攪拌を
続けた後、生成したg IJデシン酸塩を戸去した。P
液を10%クエン酸水、4%重曹水、飽和食塩水の順に
洗浄し、乾燥後、溶媒を留去したものをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製し、標記化合物を無色油状
物として得た。収量2,709(収率52.8%)。
合成例4 α−ゾメチルカルバモイルグリシンーtr−2−メチル
シクロヘキシルエステルの合成:合成例3で得た2−α
−ゾメチルカルバモイルグリシンーtr −2−メチル
シクロヘキシルエステル2.639(7mM)をメタノ
ール50−に溶解し、ノQラゾウム黒の存在下、常圧に
て接触還元を5時間行った。触媒を炉去後、溶媒を留去
し、残渣をジオキサン3〇−に溶解して、標記化合物の
ジオキサン溶液とし、合成例5の原料に使用した。
合成例5 2−β−ベンゾルーL−アス、Qルチル−α−ゾメチル
カルパモイルグリシンーtr−2−メチルシクロヘキシ
ルエステルの合成二合収例4で得たα−カルバモイルグ
リシン−tr−2−メチルシクロヘキシルエステル1、
70 f (7rnM )のジオキサン溶液に、2−L
−7スノ々ラギン酸−β−ペンシルエステ/’ 2.5
9 (7roM )、  N−ハイドロキシ−5−ノル
ボルネン−2,3−シカAygキシイミF1.26 t
 (71!IM)およびジシクロへキシルカルボシイミ
ド1.609 (7,7mM )を加え、室烏にて一夜
攪拌した。生成したジシクロヘキシルウレアを戸去し、
溶媒を留去後残渣を酢酸エチル50−に溶解し、10%
クエン酸水、4%重曹水、飽和食塩水の順に洗浄した。
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製して標記化合物を
無色油状物として得た。収量2.72f(収率68.5
%)。
合成例6 L−アスノQルチルーα−ゾメチルカルバモイルグリシ
ンーtr −2−メチルシクロヘキシルエステルの合成
: 合成例5で得た2−β−ペンシル−L−アス、Qルチル
ーα−ツメチルカルバモイルグリシン−tr −2−メ
チルシクロヘキシルエステル2.279 (4mM )
をメタノール5〇−に溶解し、ノqラゾウム黒の存在下
、常圧にて接触還元を5時間行った。触媒を戸去後、溶
媒を留去し、n−ヘキサンを加えて標記化合物の結晶を
得た。収量1.10f(80,6%)。
本化合物の特性値は次ぎの通シである。
m、P、 108〜111℃ 〔α’11” : + 20.7°(M@nu)NMR
(CD30D 、ppI!I) :第1図3.03(5
H,N−CF(3およびCH,Co、El)3.27(
3FI、N−CE、) 4.40(IH,シクロヘキシル1位aH)5.61(
lH,d、グリシンのα位CH)MS(ra/@):第
2図 339(M−18)、243,227,182,173
゜146.132,131,126,102,101.
97(ベース)、90,81.74.72,57.55
.46.44 合成例7 2−β−ベンゾルーし−アスノ9ルチル−α−ソメチル
カルバモイルクIJシン−2,6−ジメチルシクロヘキ
シルエステルの合成:合成例1〜4に順じて得たα−カ
ル、2モイルグリシン−2,6−ジメチルシクロヘキシ
ルエステル1.8Of(7toM)のジオキサ/溶液を
合成例5のα−カルバモイルグリシン−tr −2−メ
チルシクロヘキサンエステルのジオキサン溶液に代え、
合成例5と同様にして無色油状物を得た。収tt3.6
09(81,8%)。
合成例8 し−72、Qルチル−α−ゾメチルカルノζモイルクリ
シン−2,6−ジメチルシクロヘキシルエステルの合成
: 合成例7で得た2−β−ベンゾルーL−アスノQルチル
−α−ゾメチルカルバモイルグリシン−2,6−ジメチ
ルシクロヘキシルエステル2.80 f (4,7mM
 )をメタノール5〇−に溶解し、ノ9ラゾウム黒の存
在下、常圧にて接触還元を5時間行った。触媒を戸去後
、溶媒を留去し、n−ヘキサンを加えて、標記化合物の
結晶を得た。収量1.61f(収率92.5%)。
本化合物の特性値は次ぎの通りである。
m、p、 : 153〜156℃ 〔α]2s:+27.7°(MeOH)NMR(CD3
0D 、 ppm ) :第3図3.01(5H、N−
CH,およびC)i、Co2H)3.3ot−3H,N
−c[(、) 4.42(IH,シクロヘキシルの1位CH)5.74
(1a、a、グリシンのα位C)りy18(to/・)
:第4図 370M)、353(M−18)、241.200,1
73.132,131Cベース)、111,102,1
01.88.72.69.55.46 合成例9 2−β−ベンゾルーL−アスノQルチル−α−ゾメチル
カルパモイルグリシンーフエンチルエステルの合成: 合成例1〜4に順じて得たα−カルバモイルクリシン−
フェンチルエステル2.919(7mM )のジオキサ
ン溶液を合成例5のα−カルバモイルグリシン−tr 
−2−メチルシクロヘキサンエステルのジオキサン溶液
に代え、合成例5と同様にして、無色油状物を得た。収
量3.14f(収率72,3%)。
合成例】O L−アス、Qルチルーα−ゾメチルカルバモイルグリシ
ンー7エンチルエステルの合成二合成例9で得た2−β
−ベンゾルーL−アスノ9ルチル−α−ゾメチルカルバ
モイルグリ’/7−フェンチルエステル2.489 (
4mM )をメタノール50−に溶解し、IQラゾウム
黒の存在下、常圧にて接触還元を5時間行った。
触媒を戸云後、溶媒を留去し、n−ヘキサンを加えて標
記化合物の結晶を得た。収−il、3゜f(81,9%
)。
本化合物の特性値は次ぎの通シである。
m、p、 : 121〜126゜ 〔α)25:+9.37 (Menu)NMR(CD3
0D 、 ppm ) :第5図3.00(5H,N−
C■、およびcu2co2El)―■−−―旨1■―■
−― 3.31 (3Ei、 N−CR2) 4.39(LEE、フェンチルの1位CIa73(IH
,グリシンのα位CH) MS(m/・):第6図 398(u+B、37c+、34o、323.3o9,
267.243,227,198,187,146,1
37Cペース)、131,101,81.72.57.
46試験例1 合成例6で得たし一アスノeルチルーα−ゾメチルカル
パモイルグリシンーtr−2−メチルシクロヘキシルエ
ステルlt下、化合物人と表わす)、合成例8で得たし
一アス、Qルチルーα−ゾメチルカルバモイルクリシン
ー2.6−ジメチルシクロヘキシルエステル(以下、化
合物Bと表わす)、合成例10で得たら一アスノQルチ
ルーα−ツメチルカルバモイルグリシン−フェンチルエ
ステル(U下、化合物Cと表わす)およびAPM% m
砧の5者を水に溶解し、熟練したフレーバーリスト5名
を、Qネラーとして極限法によりその閾値を求めた。そ
の結果を第1表に示す。
第1表 化合物A、B、Cは、各々蔗糖の500倍、400倍、
5000倍の甘味度を示す@化合物A、Bは化合物Cに
くらべ甘味度では劣るかすつきシした後味の点で化合物
Cより優れていた。
試験例2 化合物人、BlCおよび人PHならびに特開昭49−3
0566号に開示されたλMFの5者を各々0.2%濃
度で0.1 M IJン酸緩衝液(pH4,0)に溶解
し、80℃に保持して経時的に高速液体クロマトグラフ
ィーで残存率を測定し、その安定性を比較した。その結
果を第7図に示す。
本発明化合物人、81 CはAPM、λMFに比較し安
定性において優れていた。
試験例3 化合物A、B%CおよびAPMの4者を各々0.2%濃
度で0.1Mリン酸緩衝液(pEI7.0)に溶解し、
80℃に保持して経時的に高速液体クロマトグラフィー
で残存率を測定し、その安定性を比較した。その結果は
第8図に示す遇りでおり、APMが1時間で全部が分解
してしまうのに対し、本発明化合物人、81Cは6時間
後もなお75%以上が残存していた。
使用例1 化合物人0.52をブドウ糖9.5gによく混合し、化
合物人5%粉末とした。市販のティーパック(紅茶)1
袋を150−の熱湯に1分間振りながら浸した後、ティ
ーバックを取り出し、これに化合物人5%粉末0,42
を加えて飲用に供した。本紅茶はされやかな甘味を呈し
、美味であった。
使用例2(果汁飲料) 化合物B0.5fをブドウ糖9.59によく混合し、化
合物35%粉末とした。
濃縮オレンジ果汁(Brix50°)  25fソルビ
ツト            120fクエン酸   
         2gオレンゾエッセンス     
  1.5g化合物B5%粉末        0,6
9水                  12〇−上
記処方にて果汁飲料を作シ、瞬間殺菌を行った後、飲用
に供した。甘味の質は砂糖に似て良好であった。
使用例3(シャーベット) 化合物C0,1fをブドウ糖9.99によく混合し、化
合物C1%粉末とした。
粉末水飴              210重量部安
定剤              3コーラフレーバー
          1化合物C1%粉末      
   4カラメル             適量水 
           適量 上記処方の配合物をフリーザーにかけ、シャーベットを
作った。上白糖を用いた通常のシャーベットと呈沫的に
遜色のないものであった。
使用例4(練歯磨) リン酸水素カルシウム       500重量部グリ
セリン          250ソゾウムラウリルサ
ルフエート    20カル?キシメチルセルローズ 
    10ツースペーストフレーバー      7
.5      4゜化合物C1%粉末       
 0.2上記処方配合物をプレングー中で混和して練歯
磨を作った。練歯磨として使用したところ、苦味のない
されやかな甘味を感じさせ良好な結果を得た。
〔発明の効果〕
本発明は新規なL−アス、Qルチルーα−カルバモイル
グリシンエステルを提供するものであり、甘味の質が蔗
糖に類似し、甘味度も高く、水溶液中で安定であるので
、せ来料として利用面で制限されることなく、広い分野
で使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はL−アス、Qルチルーα−ゾメチルカルパモイ
ルグリシンーtr−2−メfルシクロヘキシルエステル
のNMRスヘクトル、第2図は同物質のマススペクトル
、第3図はL−7スノQルチルーα−ゾメチルカルパモ
イルグリシン−2,6−ジメチルシクロヘキシルエステ
ルのNMRスペクトル、第4図は同物質のマススペクト
ル、第5図はし一アス、Qルチルーα−ゾメチルカルパ
モイルグリシンーフエンチルエステルのNMRスペクト
ル、第6図は同物質のマススペクトル、第7図は本発明
化合物の水溶液のpi(4,0,80°Cにおける安定
性を示す図、第8図は本発明化合物の水溶液のpH7,
0,80℃における安定性を示す図である。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1、R_2は低級アルキル基を、R_3は
    低級アルキル置換シクロヘキシル基または双環モノテル
    ペン基を示す) で表わされるL−アスパルチル−α−カルバモイルグリ
    シンエステル。
JP60179102A 1985-08-14 1985-08-14 L―アスパルチル―α―カルバモイルグリシンエステルおよびこれを含有する甘味料 Expired - Lifetime JPH0689028B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012205598A (ja) * 2007-08-01 2012-10-25 Cadbury Holdings Ltd 甘味料組成物

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