JPS6239159Y2 - - Google Patents

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JPS6239159Y2
JPS6239159Y2 JP1282782U JP1282782U JPS6239159Y2 JP S6239159 Y2 JPS6239159 Y2 JP S6239159Y2 JP 1282782 U JP1282782 U JP 1282782U JP 1282782 U JP1282782 U JP 1282782U JP S6239159 Y2 JPS6239159 Y2 JP S6239159Y2
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water
tank
valve
section
port
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JP1282782U
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  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、地震その他の災害が突発したときに
備えて、各家庭において、救済の手が届くまでの
間必要な飲料水を常時蓄えておく装置に関する。
従来、災害用水の備蓄容器は各種のものが公知
であるが、それらの容器内に貯えられた水は貯留
の日数が経過しているため、新鮮さがなく、飲料
に供するには不適当である。
そこで、各家庭単位で不時の災害発生時にも常
に一定量の清浄な水を確保し得れば、救済活動が
始まるまで、安心してそれを飲み水として使用し
得る。
しかしながら、各家庭単位で個別的に使用し得
るには、台所の上水道の端末と下水用「流し」の
設備を何ら改変することなく、敷設工事費が極少
で済む経済的な設計であることを要し、仮に大が
かりな飲料水備蓄装置を開発しても、一般家庭で
は使用し得ないから、そのようであつては飲料水
を求めてパニツクが生ずるおそれがある。
本考案の目的は、上記の不都合を一掃して、突
発的な断水によつて貯留水が欲しい場合、各家庭
において、家族全員が約3日間飲用し得るに足り
る最新の清浄水を確実、容易、かつ簡素、低廉に
確保することができ、飲料水に関してはいささか
の不安も生じない災害用飲料水備蓄装置を創作し
て提供することである。
本考案の構想を要約すれば、上水道の端末部と
放水部との間の管路に備蓄タンクと2連バルブと
を介設し、該バルブにより、前記放水部が前記端
末部の略延長線上にあるように関連設置する一
方、その一側に前記タンクへの給水バルブ部、そ
の他側に前記タンクから前記放水部への排水バル
ブ部を配置し、通常時すなわち、非断水時には前
記双方のバルブ部を同時に開放及び閉結をしてタ
ンク内の水を常時使用に供し得るようにして清流
を保ち、断水時に備えて前記排水バルブ部のみに
前記給水バルブ部閉結位で開放する第2排水バル
ブ部を設ける一方、前記給水バルブ部と前記タン
ク間の管路に空圧負荷用の逆止弁を設け、両者の
関連操作により断水時にタンク内の水を汲出し得
るようにし、更に、管路からタンクのみを分離し
た際にもタンク内の水を汲出し得るようにタンク
の流入部に逆止弁を設け、前記タンクの上部にエ
ア抜き口を付設して成る点にある。
本考案の構成をその具体的一実施態様により図
によつて以下に詳述する。
図面、とりわけ、第4図で示すように、今まで
水道の端末放水部例えば蛇口が取り付けられてい
た端末部8に2連バルブ2の第1流入ポート9を
ねじ込み固定し、この第1流入ポートと略同一延
長線上に第1流出ポート10を関連設置し、この
第1流出ポートにコネクタ11を介して放水部1
2を連結する。ただし、双方のポート9及び10
は円筒形のバルブケーシング13に内接する弁軸
14に遮られて直接には接続されないが、両者
は、第2図で示すように、2連バルブ2の中央に
配置されている。
第1流入ポート9からの管路はケーシング13
に設けた連絡孔15を経由して図において右側に
折れ曲り、弁軸14に設けた給水バルブ部16を
通つて第2流出ポート17に達する。
第2流出ポート17には、第3図で示すよう
に、側孔20を設け、該孔内にボール弁21とそ
れを押圧するスプリング22とから成る逆止弁を
設け、該弁は、通常時には袋ナツト23で閉結し
ておくが、断水時には図示しないエアポンプを該
孔20にはめて空気を圧入し弁21をスプリング
22の力に抗して押し下げ、管内に空気を圧送す
る。
第2流出ポート17は流入側の管路18を経由
して備蓄タンク19に連結している。
第7図で示すように、タンク19の流入部には
スプリング24で押し上げられた逆止ボール弁7
を設けて、断水時に上水道の内圧が低下したとき
タンク内の水が逆流しないようにすると同時に、
流出入管系からタンク19を取り外し持ち搬んだ
状態下においてタンク内の水を外部に汲み出した
い場合に、図示しないエアポンプを流入部にはめ
てタンク内に空気を圧入すると、ボール弁7はス
プリング24の力に抗して押し下げられ、タンク
19内に空気が圧送されるからタンク内の水が汲
み出される。
タンク19の中央上端部には把手25を設けて
持ち運びを容易にし、また、タンクの上部には開
閉操作可能な脱気口26を設けてタンク19内へ
の水の充満を達成させる。
タンク19は、第1図で示すように、家族の人
数に合わせて複数個直列させ得る。
タンク19の流出側の管路27は、その始端2
7aがタンクの内底部近くに開口し、その終端は
2連バルブ2の第2流入ポート28に連通してい
る。
第2流入ポート28は、第2図において、第1
流入ポート9の左側に設けられており、弁軸14
に設けた排水バルブ部29を通り、連絡孔30を
経由して第1流出ポート10に達し、放水部12
から外部に排出される。
給水バルブ部16と排水バルブ部29の共通の
弁軸14は共通の把手31で回動操作され、双方
のバルブ部は同時に開放され、かつ、同時に閉結
される関係位相(第6図1及び2参照)で併設さ
れ、これらは通常時、すなわち、非断水時の開閉
に使用される。
第5図及び第6図で示すように、排水バルブ部
29には、給水バルブ部16の閉結位(3B参
照)にて開放する第2排水バルブ部32を特設し
て、断水時のタンク内の水の汲出に備える。何故
ならば、断水時には上水道の管系が負圧となるの
で、給水バルブ部16を閉結遮断した状態で逆止
弁21を図示しないエアポンプのエアで開き、タ
ンク19内に空気を圧送して、タンク内の水を管
路27、第2流入ポート28を経由し、第2排水
バルブ部32、連絡孔30、第1流出ポートを通
つて、放水部12から排出させるのである。
本考案の作用を以下に述べる。
平常時においては、水道の水は上水道の端末部
8から第1流入ポート9、連絡孔15、給水バル
ブ部16、第2流出ポート17、流入管路18を
経由し、水圧で逆止弁7を開放してタンク19内
に入り、脱気口26からタンク内の空気を抜け
ば、水がタンク19内に充満するので、その充満
した状態で脱気口26を閉結すれば、水圧により
水は始端27aから流出管路27を上昇して2連
バルブ2の第2流入ポート28に達し、開放位の
排水バルブ部29を経て、連絡孔30、第1流出
ポート10から放水部12に至り、排出される。
従つて、非断水時には備蓄タンク19内の水は常
に新しい水と入れ変つており、新鮮である。
水道水の放出を停止させたいときには、把手3
1を操作して弁軸14を角変位(第6図2から1
へ変位)させれば、給水バルブ部16と排水バル
ブ部29が同時に閉結するので、タンク19内へ
の水の流入とそこからの水の流出が瞬時のうちに
絶たれ、タンク内に一定の水が貯留された状態と
なる。
通常時には上記の操作を反覆して使用する。
さて、この状態下において、地震その他の災害
が突発し断水したとすれば、双方のバルブ部16
及び29を、第6図3で示すように、開放しても
水圧が負荷されないばかりか、負圧がかかり、放
水部からの空気圧によりタンク19内の貯留水が
上水道管内へ逆流して逸出するおそれがある。し
かし、本考案ではタンク19の流入孔に逆止弁7
を備えてあるので、タンク内の貯留水が逆流する
心配はない。
断水時にタンク内の貯留水を汲出し使用したい
場合に2通りあり、第1はこの配管系を維持し放
水部12から汲出す場合、第2はこの配管系から
タンク19を取り外しタンクから直接汲出す場合
がある。
上記第1の放水部12からの汲出は、第2流出
ポート17の側孔に設けた逆止ボール弁21をエ
アポンプ(図示せず)の空圧でスプリング22の
力に抗して押し下げ開孔して、そこから流入管路
18、逆止弁7を経由してタンク19内に空気を
圧送し、その空気圧力でタンク内の水を流出管路
27へ押し上げる。
この汲出のときに、把手31により操作される
弁軸14を第6図3の位相に角変位させて、給水
バルブ部16のみ閉結させ、第2排水バルブ部3
2を開放状態にしておけば、第2流入ポート28
からの水は第2排水バルブ部32を通つて連絡孔
30、第1流出ポート10、放水部12から外部
に排出される。
タンク19を配管系から分離し搬出自在の状態
下における汲出は、タンク19の流入部に設けた
第2の逆止ボール弁7をエアポンプ(図示せず)
の空圧でスプリング24の力に抗して押し下げ開
孔してタンク内へ空気を圧送すれば、タンク内の
水はその空気圧力で外部へ流出する。
本考案は上記の構成及び作用を有せしめたの
で、各家庭内に既設の上水道の端末部8にその侭
連結して使うことができ、かつ、この迂回管系の
終端を特殊な2連バルブ2によつて前記端末部8
の略延長線上に位置させ得たので、蛇口の取付位
置が従来のそれと殆んど変らず、従つて、既設の
「流し」を従来通り使用し得るから、改造の手間
と時間及び経費が不要であり、また、上記を達成
させ得たのは、2連バルブ2を迂回管系の始端と
終端に介在させてその開閉を統一的に管理させた
構成にあり、更に、断水時にタンク内の水を汲出
す際にのみ使用する第2の排出バルブ部32を特
設し、これを給水バルブ部16の閉結位と関連さ
せて一方的に開放させ、空圧負荷用逆止ボール弁
21の使用との連動により、タンク19内の貯留
水を手動にて確実に取出し得るようにすると同時
に、タンク19の流入部に第2の断水時空圧負荷
用逆止ボール弁7を設けてタンク19を管系から
分離し搬出したときにおけるタンク内の水の汲出
しをも確実になし得るようにし、或は更に、脱気
口26によりタンク19内への水の充満を図り、
または、家族数に対応して複数個のタンクを直列
し得る配管とするなど、災害時に使用し易いよう
に構成したばかりでなく、上記構成の綜合的な関
連結果として、何時起るか皆目不明の災害に対し
て、各家庭単位で常に一定量の清浄な飲料水を確
実に保有し得るから、不時の断水にもあわてるこ
となく安心して対処することができるようになつ
た。
なお、第7図で示すように、タンク19の流入
部にボール逆止弁7をスプリング24に抗して押
し下げ開放するための手動開放用スリーブ33を
内装しておけば、エアポンプがない場合であつて
も、スリーブ33を手指で押し下げることにより
弁7が開放し、この開放された弁7を経由してタ
ンク19内の水を外部に確実迅速に取り出すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の具体的一実施態様を例示する。
第1図は本案品の全体的説明図、第2図は第1図
2の拡大縦断面図、第3図は第2図3−3線に沿
つた縦断面図、第4図は第2図4−4線に沿つた
縦断面図、第5図は第2図5−5線に沿つた縦断
面図、第6図は一対のバルブの開閉関連図であつ
て、そのうち、Aは排水バルブ、Bは給水バルブ
を示す。第7図は第1図7の拡大縦断面図であ
る。 2……2連バルブ、7……備蓄タンク流入部の
逆止弁、8……水道端末部、9……第1流入ポー
ト、10……第1流出ポート、11……コネク
タ、12……放水部、13……バルブケーシン
グ、14……弁軸、15……連絡孔、16……給
水バルブ部、17……第2流出ポート、18……
流入側の管路、19……備蓄タンク、20……側
孔、21……逆止ボール弁、22……スプリン
グ、23……袋ナツト、24……スプリング、2
5……把手、26……脱気口、27……流出側の
管路、27a……その始端、28……第2流入ポ
ート、29……排水バルブ部、30……連絡孔、
31……把手、32……第2排水バルブ部、33
……手動開放用スリーブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上水道の端末部と放水部との間の管路に介設
    した備蓄タンクと、 該端末部と連結する第1流入ポートと前記放
    水部と連結する第1流出ポートとを略同一延長
    線上に関連設置し、これらの流出入ポートを中
    央に配置し、その一側に前記タンクへの第2流
    出ポート、他側に前記タンクからの第2流入ポ
    ートを併設した円筒形のバルブケーシングに対
    して、共通の把手で回動される共通の弁軸に同
    時に開放され、かつ、同時に閉結される関係位
    相で併設された2つのバルブ部、すなわち、前
    記第1流入ポートと前記第2流出ポート間開閉
    用の給水バルブ部と前記第2流入ポートと前記
    第1流出ポート間開閉用の排出バルブ部とを備
    えた2連バルブと、 該2連バルブの前記排水バルブ部のみに特設
    した前記給水バルブ部閉結位で開放する第2排
    水バルブ部と、前記給水バルブ部と前記タンク
    との間の管路に介入させた空圧負荷用逆止弁と
    の関連操作によるタンク内の水の断水時汲出手
    段と、 前記タンクの流入部に設けた断水時逆流防
    止、兼、第2の断水時汲出用の逆止弁と、 前記タンクの上部に設けた脱気孔と、 から成る災害用飲料水備蓄装置。 (2) 備蓄タンクを複数個直列させた実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の装置。 (3) 備蓄タンクの上部に把手を取り付けた実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の装置。 (4) 備蓄タンクの流入部の逆止弁を手動で開放さ
    せるスリーブを付設した実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の装置。
JP1282782U 1982-02-01 1982-02-01 災害用飲料水備蓄装置 Granted JPS58116600U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1282782U JPS58116600U (ja) 1982-02-01 1982-02-01 災害用飲料水備蓄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1282782U JPS58116600U (ja) 1982-02-01 1982-02-01 災害用飲料水備蓄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58116600U JPS58116600U (ja) 1983-08-09
JPS6239159Y2 true JPS6239159Y2 (ja) 1987-10-06

Family

ID=30025376

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1282782U Granted JPS58116600U (ja) 1982-02-01 1982-02-01 災害用飲料水備蓄装置

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JP (1) JPS58116600U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021105412A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 株式会社東海理機 ロータリバルブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021105412A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 株式会社東海理機 ロータリバルブ

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Publication number Publication date
JPS58116600U (ja) 1983-08-09

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