JPS6238896Y2 - - Google Patents

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JPS6238896Y2
JPS6238896Y2 JP14069882U JP14069882U JPS6238896Y2 JP S6238896 Y2 JPS6238896 Y2 JP S6238896Y2 JP 14069882 U JP14069882 U JP 14069882U JP 14069882 U JP14069882 U JP 14069882U JP S6238896 Y2 JPS6238896 Y2 JP S6238896Y2
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flaps
lid flap
flap
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【考案の詳細な説明】 本考案は洗剤用カートン、特に底部(上底部及
び下底部を指し、以下単に底部と云う)を改良す
ることによつてカートンの機能及び強度をそこな
わずに材料を節約するとともに、特にその機能の
主要条件である粉漏れを完全に防止した洗剤用カ
ートンに関するものである。
従来洗剤用カートンの底部は、第1図の説明図
に示すように正面パネルA、背面パネルB、左右
側面パネルC,Dの端縁に、内蓋フラツプa、上
蓋フラツプb、左右側面フラツプc,dを各々連
接し、左右側面フラツプc,d、内蓋フラツプ
a、上蓋フラツプbをこの順に折重ね相互に貼着
することによつて形成される。
上記従来の洗剤用カートンの底部の特徴は、第
2図に示すように少くとも内蓋フラツプa、上蓋
フラツプbの巾が形成すべき底部の巾に等しく形
成され、それによつて密封性が確保されているこ
とであるが、このように等しく形成されている理
由は、若し内蓋フラツプa、上蓋フラツプbの巾
を形成すべき底部の巾よりも小さくすると、第3
図から理解されるように、二重に貼着される部分
と三重に貼着される部分ができ、同一平面上で均
一に貼着されずフラツプの厚みによつて間隙sが
形成され、この間隙sから粉漏れが生じるからで
ある。
本考案は上記従来の洗剤用カートンの底部に於
いて、内蓋フラツプと上蓋フラツプの巾を形成す
べき底部の巾よりも小さくし、使用材料の所要量
を従来の洗剤用カートンのそれよりも下底部だけ
で約5〜7%、上底部も改良すると約10%〜約14
%節約し、しかも粉漏れを完全に防止した洗剤用
カートンを提供しようとするものである。
以下図面に示す実施例に基づき更に詳細に説明
する。
第4図は本考案の洗剤用カートンのブランク板
の展開図で、1は正面パネル、2は背面パネル、
3,4は左右側面パネルであり、各々折曲線を介
して一体に連接されている。5は左側面パネル4
に貼着される貼着フラツプであり、正面パネル1
に折曲線を介して連接されている。以上によつて
カートン本体イが形成される。
上記カートン本体イの上端部には、上底部ハを
形成する内蓋フラツプ6、上蓋フラツプ7、左右
側面フラツプ8,9が各々折曲線を介して連接さ
れていて折重ねて相互に貼着され密封される。上
底部ハには持ち運びができるように通常テープ状
の把手部(図示せず)が形成されている。
一般的に充填ライン上ではカートンは天地を逆
にしてまず上底部ハが形成され、粉を充填したの
ち下底部ロが形成されるが、上底部ハはカートン
の内側から粉そのものの重量を圧力として利用で
き、各フラツプを相互に完全に貼着することが容
易である。それに比べ、下底部ロはカートンの外
側からの圧力だけで各フラツプを相互に完全に貼
着しなければならないため、非常に難かしく、特
に内蓋フラツプと上蓋フラツプの巾を形成すべき
底部の巾よりも小さくするとなると全く不可能と
されていた。
本考案は上底部ハにも勿論適応できるものであ
るが、特に下底部ロに於いてその価値を大きく発
揮する構造であるところにその特徴がある。
即ち、正面パネル1、背面パネル2、左右側面
パネル3,4の下端縁には内蓋フラツプ10、上
蓋フラツプ11、左右側面フラツプ12,13が
各々折曲線を介して連接され、少くとも内蓋フラ
ツプ10と上蓋フラツプ11は形成されるべき底
部の巾の約2/3の巾で形成されており第9から第
12図は本考案の組立図である。
また、内蓋フラツプ10の左右両上端部には凹
状切欠部14,15が形成されるとともに凹状切
欠部14,15には突起16,17が形成されて
いる。更に、左右側面フラツプ12,13には、
左右側面フラツプ12,13を約2:1に按分
し、且つ終端が基部まで達しない切目18,19
によつて大フラツプ20,22と小フラツプ2
1,23とが形成されるとともに、小フラツプ2
1,23には凹状切欠部14,15の一部の端縁
26,27と嵌合する嵌合部24,25が形成さ
れている。
以上のように形成された左右側面フラツプ1
2,13の大フラツプ20,22が折込まれたの
ち内蓋フラツプ10、次に、上蓋フラツプ11と
左右側面フラツプの小フラツプ21,23とが同
時に折重ねられ相互に貼着されて底部ロが形成さ
れる。以上に於いて下底部ロが形成されたとき、
左右側面フラツプの小フラツプ21,23が内蓋
フラツプ10の凹状切欠部に設けられた突起1
6,17に係合し、上蓋フラツプ11に対して小
フラツプ21,23が内方から外方へ押し附けら
れた状態になつている。即ち、第6図イは全体斜
視図、ロ図はそのX−X断面図である。このとき
突起16,17と上蓋フラツプ11との間には、
小フラツプ21,23を介することによつて間隙
qが形成されるが、突起16,17が小フラツプ
21,23を上に持ち上げることによつて、凹状
切欠部14,15の一部の端縁26,27に小フ
ラツプ21,23の嵌合部24,25が密に嵌合
されるので間隙qは消滅され、第6図イのY−Y
断面図第7図に示すように上蓋フラツプ11に対
し、内蓋フラツプ10と小フラツプ21,23が
同一平面上で貼着され粉漏れを完全に防止するこ
とができる。尚、小フラツプの嵌合部24,25
を離れ左右側面フラツプ12,13の基部に近づ
くと第6図イのZ−Z断面図第8図に示すように
再び間隙tが形成されるが、第7図に示す嵌合部
24,25と凹状切欠部の一部の端縁26,27
との嵌合が完壁であり、且つ、前記したように小
フラツプ21,23と内蓋フラツプ10が上蓋フ
ラツプ11に対して同一平面上で均一にしかも完
全に貼着されているため、粉漏れの心配はない。
更に従来の洗剤用カートンでは、左右側面フラ
ツプc,dに内蓋フラツプaが貼着されたとき、
糊の水分によつて左右側面フラツプc,dが膨潤
し、その先端が内方へ湾曲して次に貼着すべき上
蓋フラツプbが貼着されにくくなるが、本考案で
は切目18,19によつて、左右側面フラツプ1
2,13が基部を同じくする大フラツプ20,2
2と小フラツプ21,23とに分割されて形成さ
れているので、最初に大フラツプ20,22がカ
ートン本体内方へ折込まれても小フラツプ21,
23はカートン本体外方へ弾力的に跳ね上がろう
とする力が働き、大フラツプ20,22の折込み
に抵抗しながら遅れて折込まれしかも、大フラツ
プ20,22の上に内蓋フラツプ10が貼着され
大フラツプ20,22が水平に折込まれても第1
0図に示すように或る程度の傾斜を成して留まろ
うとする。従つて、この小フラツプ21,23と
上蓋フラツプ11との貼着は上記小フラツプ2
1,23の跳ね上がる性質を利用することによ
り、上蓋フラツプ11をその上に折重ねて押圧す
るだけで小フラツプ21,23の全面に亘つて完
全に貼着することができる。
また、前記したように、凹状切欠部14,15
に小フラツプ21,23と係合する突起16,1
7を形成したので、大フラツプ20,22に内蓋
フラツプ10を貼着したのち、上蓋フラツプ11
とともに折重ねられてくる小フラツプ21,23
が突起16,17によつて係止され、小フラツプ
21,23が過度にカートンの内方へ折込まれて
上蓋フラツプ11との完全な貼着ができなくなる
のを防止している。尚、突起16,17と小フラ
ツプ21,23との関係は、内蓋フラツプ10を
折込むときには係合しなくて、上蓋フラツプ11
と同時に小フラツプ21,23が折込まれるとき
には係合するということが必要条件であり、その
ためには小フラツプ21,23の突起16,17
と係合すべき端縁を斜めに切欠き、水平に折込ま
れた大フラツプ20,22の上に内蓋フラツプ1
0を折重ねようとするとき、突起16,17が、
或る程度の傾斜を成して留まろうとする小フラツ
プ21,23の下に潜り込むように設計すること
が大切である。
また、上に説明したカートンの組立手順は従来
の製函機による組立手順と基本的に変らないから
本考案の洗剤用カートンは構成が全く異なるにも
拘らず、従来の製函機に対する適合性を備えてい
る。
以上に説明した本考案は種々変更が可能であ
る。
例えば、凹状切欠部の一部の端縁26,27と
それと嵌合する小フラツプ21,23の嵌合部2
4,25は、第4図に示すように直線を斜めに折
曲げた形状でもよく直角に折曲げた形状でもよい
し、弧状や波形状であつてもよい。
また、突起16,17の形状も三角形でもよ
く、弧状や波形状であつてもよい。更に、左右側
面フラツプ12,13の巾は底部の巾の約2/3で
あつてもよくそれよりも小さくてもよい。また左
右側面フラツプ12,13の両側を斜めに切欠く
ことによつて内蓋フラツプ10及び上蓋フラツプ
11をその上から円滑に折重ねるようにして、製
函時に粉漏れの原因となるゆがみを生じないよう
にしてもよい。また、切目18,19の終端はT
字型の切目とすることによつて製函時に左右側面
フラツプ12,13が裂けるのを防止することが
できる。更に第8図に示す間隙tをなくしてより
粉漏れ防止を完全にするために小フラツプ21,
23の基部で嵌合部24,25に近い部分に外に
突出するエンボス(図示せず)を設けてもよい。
本考案は、以上説明したように、少なくとも内
蓋フラツプ10と上蓋フラツプ11を形成すべき
底部の巾の約2/3の巾に短縮して形成したことに
よつて従来の洗剤用カートンに比べて実際上板紙
所要量の約5〜7%が下底部だけで節約でき、し
かも切目18,19によつて左右側面フラツプ1
2,13を大フラツプ20,22と小フラツプ2
1,23に分割するとともに、内蓋フラツプの凹
状切欠部の一部の端縁26,27と小フラツプの
嵌合部24,25を密に嵌合するように形成し、
凹状切欠部に設けた突起16,17が小フラツプ
21,23と係合するようにしたので、フラツプ
を約2/3に短縮したにも拘らず粉漏れが完全に防
止できるとともに、製函機による自動組立のため
の適合性を有するなどの秀れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は従来の洗剤用カートンを示し、第
1図は底部の斜視図、第2〜3図は同じく側面か
らみた断面図、第4〜12図は本考案の洗剤用カ
ートンを示すもので、第4図は本考案カートンの
展開図、第5図は同じく底部の内側からみた平面
図、第6図イは同じくその底部の斜視図、ロ図は
そのX−X断面図、第7図は第6図イのY−Y断
面図、第8図は第6図イのZ−Z断面図、第9〜
12図は底部の斜視図である。 A……正面パネル、B……背面パネル、C,D
……左右側面パネル、a……内蓋フラツプ、b…
…上蓋フラツプ、c,d……左右側面フラツプ、
s,q,t……粉漏れの原因となる間隙、イ……
本体、ロ……下底部、ハ……上底部、1……正面
パネル、2……背面パネル、3,4……左右側面
パネル、5……貼着パネル、6……上底部内蓋フ
ラツプ、7……上底部上蓋フラツプ、8,9……
上底部左右側面フラツプ、10……下底部内蓋フ
ラツプ、11……下底部上蓋フラツプ、12,1
3……下底部左右側面フラツプ、14,15……
凹状切欠部、16,17……突起、18,19…
…左右側面フラツプを2分割する切目、20,2
2……左右側面フラツプの大フラツプ、21,2
3……左右側面フラツプの小フラツプ、24,2
5……小フラツプの嵌合部、26,27……小フ
ラツプの嵌合部と嵌合する凹状切欠部の一部端
縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正面パネル1、背面パネル2、左右側面パネル
    3,4の端縁に内蓋フラツプ10、上蓋フラツプ
    11、左右側面フラツプ12,13を各々備え、
    少くとも、内蓋フラツプ10と上蓋フラツプ11
    は、形成すべき底部の巾の約2/3の巾に形成し、
    且つ内蓋フラツプ10の左右両上端部には凹状切
    欠部14,15を形成するとともに、凹状切欠部
    14,15には突起16,17を形成し、また左
    右側面フラツプ12,13には左右側面フラツプ
    12,13を約2:1に按分し且つ終端が基部ま
    で達しない切目18,19によつて大フラツプ2
    0,22と小フラツプ21,23とを形成すると
    ともに、小フラツプ21,23には凹状切欠部の
    一部の端縁26,27と嵌合する嵌合部24,2
    5を形成して成り、左右側面フラツプ12,13
    の大フラツプ20,22を折込んだのち、内蓋フ
    ラツプ10、次に上蓋フラツプ11と左右側面フ
    ラツプ12,13の小フラツプ21,23を同時
    に折重ね相互に貼着することによつて底部を形成
    することを特徴とする洗剤用カートン。
JP14069882U 1982-09-17 1982-09-17 洗剤用カ−トン Granted JPS5943313U (ja)

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JPS5943313U JPS5943313U (ja) 1984-03-22
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