JPS6238746A

JPS6238746A - 連続鋳造用取鍋旋回塔の旋回ア−ム部の嵩上げ方法

Info

Publication number: JPS6238746A
Application number: JP17838985A
Authority: JP
Inventors: Toshio Watanabe; 敏雄渡辺; Yasunori Sakai; 康憲酒井; Shinji Shiraishi; 白石　伸司
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1985-08-12
Filing date: 1985-08-12
Publication date: 1987-02-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈発明の目的〉産業上の利用分野　　　　　　　　ｉ本発明は連続鋳造用取鍋旋回塔の旋回アーム　　　　　
　　１部の嵩上げ方法に係り、詳しくは、ジヤツキ等　
　　　　　　１のアクチュエータや嵩上げライナー等を
用いて、支障なく旋回アーム部が嵩上げできる方法に係
る。

正従来の技術　　　　　　；一般に、連続鋳造設備の取鍋旋回塔（スイン　　　　　
　　　；グタワーとも呼称される）は第４図ならびに第
５図に示す如く、取鍋の載置台を２基有する旋回　　　
　　　　４７−　Ａ　８１′１　ｋ　、　′″（７）７
−Ａ８１Ｓ＃［ｉ！ｉｌ！ｆ２”ｔ’Ｌ、　Ｌ“　　　
　、も、旋回する旋回枠２と、この旋回枠を旋回自在に
支承する旋回ベアリング３とから成っている。この旋回
アーム１の２基の取鍋載置台のうちで、一方の載置台で
は、新・旧取鍋の交換が行なわれ、他方の載置台では、
その下方に位置するタンディツシュに対し、取鍋から溶
鋼を供給する。

すなわち、旋回アームａ１１１の２つの取鍋載置台を使
用し、一方の取鍋を鋳込みヤードＡ側において溶鋼供給
を行ない、他方の取鍋を造傅ヤードＢ側にＪ５いて新取
鍋の受入あるいは溶鋼供給済のカラの取鍋の交換を行な
い、この切換は旋回塔の旋回操作によって行なっている
。従って、旋回塔の旋回アーム部１の一方は、タンディ
ツシュへ溶鋼を供給するために、タンディツシュ高さ等
既存設備の取合との良好な関係での高さにされている。

これら旋回塔設備においては、他設備との兼ね合いから
、この塔高さ、すなわち、上方にはり出している旋回ア
ーム部１を高くする必要があり、例えば、タンディツシ
ュが大型化したときには、これにともなって、高さを変
更することになる。通常、旋回アーム１の高さを変更す
る場合には、組立てる場合と反対に、旋回塔の各構成部
分を順次分解し、必要な箇所を改造することになる。

また、旋回塔は上記した如く、旋回操作による取鍋切換
のために、装置全体が第４図ならびに第５図に示す如（
、鋳込みと造塊の両ヤード間にまたがるところに配設さ
れている。従って、大型設備である故に、分解のために
クレーンが用いられ、この場合には、次の手順で行なわ
れる。

ます、旋回枠２ど旋回アーム部１とを結合するボルトを
切断して縁切りを行なう。

次に、旋回アーム部１を造塊ヤードＢ側のレードルクレ
ーン１ｂと鋳込みヤードＡ側のタンディツシュクレーン
１ａとで合吊りし、片方へ逃がす。

次に、嵩上げライナー１４を取込むが、このときは、鋳
込みヤードＡ側へ配置された移動式クレーン１Ｃによっ
て行なわれる。

ところが、このような従来法には次の通りの問題点があ
る。

（１）連鋳ｎが複数台ある場合、各天井クレーンは工事
期間中吊りっばなしとなり、クレーンが使用できず、他
連済機は操業不可能になること、（２）工事期間中は、旋回アーム部は吊り前状態で安全
上不安全状態であること、（３）鋳込みヤードへ嵩上げライナー取込み用移動式ク
レーンを配置する場合、床の養生が必要であること、発明が解決しようとする問題点本発明は、上記欠点の解決を目的とし、具体的には、旋
回アーム部を従来例の如く天井クレーンを使用せずに、
ジヤツキを介して押上げることにより、従来例の如く、
他の連鋳機の操業上の取合いがなくなり、この際のジヤ
ツキアップうに対して、降下防止用のライナーを入れる
事により安全を保持でき、更に、嵩上げライナーは少な
くとも２つに４分割して、一方向から嵩上げライナーを
旋回枠上へ取込み、旋回枠を旋回することによって全周
へ嵩上げライナーを配置する方法を提案する。

〈発明の構成〉問題点を解決するための手段ならびにその作用まず、本発明法は、旋回アーム部の嵩上げ時に、旋回枠
と旋回アーム部との間に嵩上げライナーを入れ、この際
に、嵩上げライナーを少なくとも２つに分割、この分割
ライナーを１方向から取込んで全周に差込んで嵩上げを
行なうことを特徴とする。

そこで、この手段たる構成ならびにその作用について図
面によって更に詳しく現用する。

なお、第１図は本発明法を実施する際の一例の側面図で
あり、第２図は第１図の（イ）−（イ）方向からの断面
図である。

まず、嵩上げに先立って、旋回アーム部１にジヤツキ等
のアクチュエータの受け１３を取付（プると共に、この
受け１３には通常補強材９を取付けて補強する。また、
旋回枠２には案内ガイド８を取付けて、後記の如く、ジ
ヤツキ等を附勢して嵩上げするときに、旋回アーム部１
が芯ズレしてボルトが入らなくならぬようにし、このと
きに、案内ガイド８と旋回アーム部１とのギャップは１
〜１．５１１１／ＩＩＩとする。更に、安全対策として
ジヤツキ等による嵩上げ量を受ける安全ストツパー７も
円周４ケ所へ取付ける。この安全ストッパー７とは受け
１３と同様、旋回アーム部１の内周に受台を配し、この
受台と下方の基部間に降下防止用のライナーを入れて構
成する。

また、鋳込みヤードＡ側には、嵩上げライナー取込み架
台１０を据付け、その上に嵩上げライナー取込み台車１
１をセットする。取込み台車１１の天場と、旋回枠２の
天場は揃える。

次に、嵩上げ時には、はじめに、旋回アーム部１と旋回
枠２どの接合ボルト１５を取外す。

その後、ジヤツキ５等のアクチュエータをジヤツキ台６
の上に乗せる。ジヤツキ台６及び安全ストッパー７は高
さが高くなり、不安定となるため、ジヤツキ台６及び安
全ストッパー７を固定梁１２ａ、１２ｂにて固定する。

次に、接合ボルト１５の全数撤去を確認し、かつ、案内
ガイド８のギャップ及び全体のバランスをみながら、ジ
ヤツキ５等のアクチュエータを附勢して嵩上げを行なう
。所定量ジヤツキアップ復、安全ストッパー７にて固定
して嵩上げライナー１．４ａを取付ける。この際には、
嵩上げライナー１４を鋳込みヤードＡ側の嵩上げライナ
ー取込み架台１０及び台車１１の上に乗せ、旋回枠２の
ところまで引張って、旋回枠２上の所定位置迄置引きし
て芯出しを行なう。１ケ目が終ったら旋回枠２を９０度
旋回して同じ手順で嵩上げライナー１４を取込み、計４
ヶを全周へ配置する。

嵩上げライナーの取込みが完了したら、ジヤツキ等を外
して接合ボルト１５にて所定トルクで締付けを行なう。

実施例次に、第３図（ａ）ならびに（ｂ）によって実施例につ
いて説明する。

まず、旋回塔の基Ｗ１１の造塊ヤードＢ側に架台１６ａ
を配し、鋳込ヤードＡ側に架台１６ｂを配し、これら架
台１６ａ、１６ｂによってジヤツキ５を介して旋回アー
ム部１を支持した。この際、ジヤツキ５は第３図に示す
如く４ケ所で使用し、第３図において符号１８は搬送台
車の走行軌道を示す。

次に、ジヤツキ５を操作することにより、旋回アーム部
１を上昇させてから、旋回アーム部１と旋回枠２どの間
隙部にライナーを挿入し、一旦、このライナー上に旋回
アーム部１をのせる。

続いて、ジヤツキ５側にライナーを介在させ、旋回アー
ム部１をさらに上昇させる。さらに、旋回アーム部１と
旋回枠２の間隙にライナーを更に挿入する。このような
操作を繰返し、旋回アーム部１を所定量上昇させ、旋回
アーム部１と旋回枠２との間に嵩上げライナー１４を側
方より取込み、旋回枠２を回転する。この際、嵩上げラ
イナー１４は通常、４つに分割されており、これをブロ
ック別に、１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、　１４ｄとして、
旋回枠２と旋回アーム部１との取込み操作を４回繰返し
、全周への配置を完了し、旋回アーム部１の嵩上げを行
なう。

〈発明の効果〉以上要するに、本発明方法は、旋回アーム部の嵩上げは
、ジヤツキ等のアクチュエータで行なうため、従来例の
如く、天井クレーンを使用することがない。

また、ジヤツキ等によっての嵩上げ後にライナーを取込
むときには、ライナーは２以上に分割され、しかも、取
込みは、旋回枠を旋回することによって一つの方向から
のみで行なわれる。

従って、これらの特徴によって、連鋳機が複数台ある場
合にも、天井クレーンを使用しないので溶鋼鍋、タンデ
ィツシュの運搬が可能で、操業への影響がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明法を実施する際の一部を断面で示す側面
図、第２図は第１図の（イ）−（イ）方向からの断面図
、第３図（ａ）ならびに（ｂｌは本発明法の一つの実施
態様の側面図と平面図、第４図ならびに第５図は従来例
の嵩上げ法の平面図と側面図である。符号１・・・・・・旋回アーム部　２・・・・・・旋回
枠３・・・・・・旋回ベアリング４・・・・・・スリップリング５・・・・・・ジヤツキ　　　６・・・・・・ジヤツキ
台７・・・・・・安全ストッパー８・・・・・・案内ガイド　　９・・・・・・補強リブ
１０・・・・・・嵩上げライナー取込み架台１１・・・
・・・嵩上げライナー取込み台車１２・・・ジヤツキ台
及び安全ス［・ツバー固定渠１３・・・・・・ジヤツキ
受け１４・・・・・・嵩上げライナー１５・・・・・・ボルト

Claims

【特許請求の範囲】

連続鋳造用取鍋旋回塔の旋回アーム部を嵩上げする際に
、この旋回アーム部が固定された旋回枠の側部に嵩上げ
用ライナーの取込み架台を配置する一方、旋回塔基台と
旋回アーム部との間にジャッキ等のアクチュエータを配
置し、その後、旋回アーム部と旋回枠との結合を解除し
てから、アクチュエータを附勢して旋回アーム部を上昇
し、その後、取込み架台上の嵩上げライナーを搬送台車
等を介して旋回枠に導くと共に旋回枠を回転して旋回枠
全周に嵩上げライナーを配置し、次いで、旋回アーム部
を降下させてから、旋回枠、嵩上げライナー及び旋回ア
ームを結合することを特徴とする連続鋳造用取鍋旋回塔
の旋回アーム部の嵩上げ方法。