JPS6238160B2 - - Google Patents
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- JPS6238160B2 JPS6238160B2 JP14563078A JP14563078A JPS6238160B2 JP S6238160 B2 JPS6238160 B2 JP S6238160B2 JP 14563078 A JP14563078 A JP 14563078A JP 14563078 A JP14563078 A JP 14563078A JP S6238160 B2 JPS6238160 B2 JP S6238160B2
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- synthetic resin
- resin powder
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- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は立体図柄を形成するスライド転写シー
トおよびスライド転写方法に関するものである。
トおよびスライド転写方法に関するものである。
従来、転写印刷方法により凹凸表面およびそれ
に対応した図柄を形成する方法としては化学発泡
方法がある。（例えば特開昭47―46273号参照）し
かしこの方法では、立体部分中に気泡が生じ図柄
の緻密感に乏しく、写真調の図柄に不適当であり
また透明感においても劣る。本発明は化学発泡方
法とは異なり、図柄部分として厚さ数十〜数百ミ
クロンの範囲で染色された合成樹脂粉体層を設け
ることにより緻密で透明感のある装飾的効果に優
れた立体図柄を形成することを目的としたスライ
ド転写シートおよびスライド転写方法に関するも
のである。
に対応した図柄を形成する方法としては化学発泡
方法がある。（例えば特開昭47―46273号参照）し
かしこの方法では、立体部分中に気泡が生じ図柄
の緻密感に乏しく、写真調の図柄に不適当であり
また透明感においても劣る。本発明は化学発泡方
法とは異なり、図柄部分として厚さ数十〜数百ミ
クロンの範囲で染色された合成樹脂粉体層を設け
ることにより緻密で透明感のある装飾的効果に優
れた立体図柄を形成することを目的としたスライ
ド転写シートおよびスライド転写方法に関するも
のである。
以下図に従つて本発明のスライド転写シートの
構成を説明する。第１図および第２図は転写前の
状態である。基体シート１としては吸水性の紙を
用い、その上に形成される剥離層２は水溶性樹脂
よりなり、例えばデキストリン、CMC等が用い
られる。さらにその上にキヤリアーフイルム層
３、図柄層４および合成樹脂粉体層５が形成され
る。キヤリアーフイルム層３、図柄層４は主とし
てオフセツト、グラビア、スクリーン印刷法等に
より形成されるが、ことにキヤリアーフイルム層
３は塗布法によつてもよい。キヤリアーフイルム
層３は非水溶性で転写の際に図柄層４を保ちつつ
移動させるものであり、例えばアルキツドと硝化
綿を１：１で混合したもの、アクリル、またはエ
チルセルロース等が用いられる。キヤリアーフイ
ルム層３は第１図ａのように図柄層４の下に位置
する場合、第１図ｂのように図柄層４，４の間に
位置する場合および第１図ｃのように合成樹脂粉
体層５の上に位置する場合がある。ただし第１図
ｂの場合、上の図柄層４に熱移行性染料が含まれ
ていなければならない。また転写紙を保護するた
め第１図ａのように上面に水溶性樹脂または熱溶
融性樹脂よりなる保護フイルム７を設けてもよ
い。
構成を説明する。第１図および第２図は転写前の
状態である。基体シート１としては吸水性の紙を
用い、その上に形成される剥離層２は水溶性樹脂
よりなり、例えばデキストリン、CMC等が用い
られる。さらにその上にキヤリアーフイルム層
３、図柄層４および合成樹脂粉体層５が形成され
る。キヤリアーフイルム層３、図柄層４は主とし
てオフセツト、グラビア、スクリーン印刷法等に
より形成されるが、ことにキヤリアーフイルム層
３は塗布法によつてもよい。キヤリアーフイルム
層３は非水溶性で転写の際に図柄層４を保ちつつ
移動させるものであり、例えばアルキツドと硝化
綿を１：１で混合したもの、アクリル、またはエ
チルセルロース等が用いられる。キヤリアーフイ
ルム層３は第１図ａのように図柄層４の下に位置
する場合、第１図ｂのように図柄層４，４の間に
位置する場合および第１図ｃのように合成樹脂粉
体層５の上に位置する場合がある。ただし第１図
ｂの場合、上の図柄層４に熱移行性染料が含まれ
ていなければならない。また転写紙を保護するた
め第１図ａのように上面に水溶性樹脂または熱溶
融性樹脂よりなる保護フイルム７を設けてもよ
い。
図柄層４は熱移行性染料（例えばオイルイエロ
ー5001 有本化学製、カヤセツトオレンヂ―AN
日本化薬製等）を含むインキで形成される。場
合によつては図柄層４の一部が非熱移行性染料、
顔料を含むインキで形成されてもよい。
ー5001 有本化学製、カヤセツトオレンヂ―AN
日本化薬製等）を含むインキで形成される。場
合によつては図柄層４の一部が非熱移行性染料、
顔料を含むインキで形成されてもよい。
加熱後透明性を有する合成樹脂粉体層５は第１
図ａのように図柄層４と保護フイルム７の間に位
置する場合、第１図ｂのように図柄層４′の上に
位置する場合、第１図ｃのように図柄層４とキヤ
リアーフイルム層３の間に位置する場合がある
が、図柄層４または４′、と接する必要がある。
形成する合成樹脂粉体としては例えばナイロン系
のものとしてナチユラル―Ｎ 日本リルサン製、
アクリル系のものとしてダイヤナールBR―60
三菱レーヨン製等がある。合成樹脂粉体の粒度は
数十〜数百ミクロンが適当であり、粒度範囲は所
望の効果によつて適宜選ばれる。合成樹脂粉体層
５の形成は散布、ハケ塗り、静電塗装等により行
うことができる。合成樹脂粉体層５を部分的に形
成する場合、第２図のように図柄層４の上に接着
剤層６を形成しておけば特に有用である。
図ａのように図柄層４と保護フイルム７の間に位
置する場合、第１図ｂのように図柄層４′の上に
位置する場合、第１図ｃのように図柄層４とキヤ
リアーフイルム層３の間に位置する場合がある
が、図柄層４または４′、と接する必要がある。
形成する合成樹脂粉体としては例えばナイロン系
のものとしてナチユラル―Ｎ 日本リルサン製、
アクリル系のものとしてダイヤナールBR―60
三菱レーヨン製等がある。合成樹脂粉体の粒度は
数十〜数百ミクロンが適当であり、粒度範囲は所
望の効果によつて適宜選ばれる。合成樹脂粉体層
５の形成は散布、ハケ塗り、静電塗装等により行
うことができる。合成樹脂粉体層５を部分的に形
成する場合、第２図のように図柄層４の上に接着
剤層６を形成しておけば特に有用である。
次に本発明のスライド転写方法について説明す
る。本発明の前記スライド転写シートを被転写体
８へスライド転写し、転写前または転写後に加熱
する。この加熱により合成樹脂粉体層５は融着お
よび着色される。第３図は加熱後の転写シートの
状態を示す。加熱により合成樹脂粉体層５は図柄
層４に融着し同時にインキ中の熱移行性染料が合
成樹脂粉体中に移行することにより染色される。
図柄層４を非熱移行性染料、顔料をも含むインキ
で形成している場合には、加熱により熱移行性染
料のみが移行するため非熱移行性染料、顔料で形
成した部分はそのまま残ることにより独特の装飾
的効果が可能である。加熱温度は合成樹脂粉体の
軟化点以上、染料が移行する温度である必要があ
るが、合成樹脂粉体の溶融程度、染料の移行程度
は温度、加熱時間により調節される。
る。本発明の前記スライド転写シートを被転写体
８へスライド転写し、転写前または転写後に加熱
する。この加熱により合成樹脂粉体層５は融着お
よび着色される。第３図は加熱後の転写シートの
状態を示す。加熱により合成樹脂粉体層５は図柄
層４に融着し同時にインキ中の熱移行性染料が合
成樹脂粉体中に移行することにより染色される。
図柄層４を非熱移行性染料、顔料をも含むインキ
で形成している場合には、加熱により熱移行性染
料のみが移行するため非熱移行性染料、顔料で形
成した部分はそのまま残ることにより独特の装飾
的効果が可能である。加熱温度は合成樹脂粉体の
軟化点以上、染料が移行する温度である必要があ
るが、合成樹脂粉体の溶融程度、染料の移行程度
は温度、加熱時間により調節される。
本発明のスライド転写シートは望ましくは20〜
30℃の温水中あるいは温水に浸した後、第４図に
示すように通常のスライド転写法で転写される。
転写後一昼夜放置乾燥することにより図柄層４、
キヤリアーフイルム層３、合成樹脂粉体層５等は
被転写体に完全に接着する。被転写体８は紙、
布、ガラス、金属、木板等何でもよく、曲面体、
凹凸表面にも転写できる。転写紙の加熱は転写
前、転写後いずれでもよい。
30℃の温水中あるいは温水に浸した後、第４図に
示すように通常のスライド転写法で転写される。
転写後一昼夜放置乾燥することにより図柄層４、
キヤリアーフイルム層３、合成樹脂粉体層５等は
被転写体に完全に接着する。被転写体８は紙、
布、ガラス、金属、木板等何でもよく、曲面体、
凹凸表面にも転写できる。転写紙の加熱は転写
前、転写後いずれでもよい。
以上のように本発明は簡単な工程で、種々の被
転写体に緻密感、透明感に優れた、写真調の図柄
にも適した立体図柄を形成することのできるスラ
イド転写シートおよびスライド転写方法であり、
一般の印刷物の他、複製絵画、装飾布、壁紙、ガ
ラスびんや木製家具等の装飾として利用できる。
転写体に緻密感、透明感に優れた、写真調の図柄
にも適した立体図柄を形成することのできるスラ
イド転写シートおよびスライド転写方法であり、
一般の印刷物の他、複製絵画、装飾布、壁紙、ガ
ラスびんや木製家具等の装飾として利用できる。
第１図ａ，ｂ，ｃ、第２図は転写前の本発明の
スライド転写シートの断面図、第３図は加熱後の
スライド転写シートの状態、第４図は転写時の状
態をそれぞれ示す。 図中、１…基体シート、２…剥離層、３…キヤ
リアーフイルム層、４…図柄層、５…合成樹脂粉
体層、６…接着剤層、７…保護フイルム、８…被
転写体。
スライド転写シートの断面図、第３図は加熱後の
スライド転写シートの状態、第４図は転写時の状
態をそれぞれ示す。 図中、１…基体シート、２…剥離層、３…キヤ
リアーフイルム層、４…図柄層、５…合成樹脂粉
体層、６…接着剤層、７…保護フイルム、８…被
転写体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 基体シート１上に水溶性樹脂よりなる剥離層
２を設け、その上に非水溶性キヤリアーフイルム
層３、熱移行性染料を含むインキで形成した図柄
層４、加熱後透明性を有する合成樹脂粉体層５を
設け、必要に応じて合成樹脂粉体層５の下に接着
剤層６を設けて形成したスライド転写シート。 ２ 基体シート１上に水溶性樹脂よりなる剥離層
２を設け、その上に非水溶性キヤリアーフイルム
層３、熱移行性染料を含むインキで形成した図柄
層４、加熱後透明性を有する合成樹脂粉体層５を
設け、必要に応じて合成樹脂粉体層５の下に接着
剤層６を設けて形成したスライド転写シートを被
転写体表面へスライド転写し、その転写前又は転
写後に加熱して合成樹脂粉体を図柄層４に融着さ
せると同時に熱移行性染料を合成樹脂粉体中へ移
行せしめ合成樹脂粉体層５を染色絵付することを
特徴とするスライド転写方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14563078A JPS5571585A (en) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | Sheet and method for slide transfer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14563078A JPS5571585A (en) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | Sheet and method for slide transfer |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5571585A JPS5571585A (en) | 1980-05-29 |
| JPS6238160B2 true JPS6238160B2 (ja) | 1987-08-17 |
Family
ID=15389440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14563078A Granted JPS5571585A (en) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | Sheet and method for slide transfer |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5571585A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0212850U (ja) * | 1988-07-11 | 1990-01-26 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4914079A (en) * | 1986-10-06 | 1990-04-03 | Seiko Epson Corporation | Thermal transfer ink medium and method of printing |
| JPH0686134B2 (ja) * | 1986-10-06 | 1994-11-02 | セイコーエプソン株式会社 | 熱転写インク媒体 |
| US5546114A (en) * | 1991-09-18 | 1996-08-13 | Tektronix, Inc. | Systems and methods for making printed products |
| US5512930A (en) * | 1991-09-18 | 1996-04-30 | Tektronix, Inc. | Systems and methods of printing by applying an image enhancing precoat |
| JP6511612B2 (ja) * | 2016-08-15 | 2019-05-15 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | リブレット用転写シート、リブレット用転写シートの製造方法及びリブレット成形方法 |
-
1978
- 1978-11-24 JP JP14563078A patent/JPS5571585A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0212850U (ja) * | 1988-07-11 | 1990-01-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5571585A (en) | 1980-05-29 |
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