JPS6238036Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6238036Y2 JPS6238036Y2 JP17475986U JP17475986U JPS6238036Y2 JP S6238036 Y2 JPS6238036 Y2 JP S6238036Y2 JP 17475986 U JP17475986 U JP 17475986U JP 17475986 U JP17475986 U JP 17475986U JP S6238036 Y2 JPS6238036 Y2 JP S6238036Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing case
- seal member
- oil seal
- dust
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 13
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 9
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 9
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 12
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車、自動二輪車等の油圧緩衝器
におけるバンプストツパーのエア抜き機構に関す
るものである。
におけるバンプストツパーのエア抜き機構に関す
るものである。
一般に、この種の油圧緩衝器におけるシリンダ
端部においては、第１図に示すようにピストンロ
ツド１を周回するオイルシール部材２を環状のコ
イルスプリング３，３で弾圧密封せしめてあり、
該オイルシール部材２をパツキンケース４で被包
してある。
端部においては、第１図に示すようにピストンロ
ツド１を周回するオイルシール部材２を環状のコ
イルスプリング３，３で弾圧密封せしめてあり、
該オイルシール部材２をパツキンケース４で被包
してある。
緩衝用のバンプストツパはピストンロツド１の
先端のバンプラバー（図示せず）とパツキンケー
ス４に重合されたストツパーシート５とからな
り、バンプラバーとストツパシート５との衝合の
際に閉じ込められた圧縮空気をストツパシート５
下面のエア抜き孔６を経て外部に放出するように
してある。
先端のバンプラバー（図示せず）とパツキンケー
ス４に重合されたストツパーシート５とからな
り、バンプラバーとストツパシート５との衝合の
際に閉じ込められた圧縮空気をストツパシート５
下面のエア抜き孔６を経て外部に放出するように
してある。
この場合、ストツパシート５には軸孔５ａを中
心に放射状に突条５ｂをプレス成形し、各突条５
ｂ間にエア抜き孔６を放射状に設けてある。
心に放射状に突条５ｂをプレス成形し、各突条５
ｂ間にエア抜き孔６を放射状に設けてある。
従つてパツキンケース内に閉じ込められた圧縮
空気は、軸孔５ａ及びエア抜き孔６を経て外部に
放出されるようにしてある。
空気は、軸孔５ａ及びエア抜き孔６を経て外部に
放出されるようにしてある。
この場合、前述のオイルシール部材２とパツキ
ンケース４との間の環状空所７に侵入した塵埃は
パツキンケース４の前端の軸孔４ａ及び軸孔５
ａ、エア抜き孔６を経て放出されるため、前記環
状空所７の底部（シール部材２の肩部）にまで侵
入した塵埃は排出されずに圧縮残置される公算が
大きく、次第に凝結し、オイルシール部材２のシ
ール作用に悪影響を与えるのみならず耐久力の低
下を来たすこととなつた。
ンケース４との間の環状空所７に侵入した塵埃は
パツキンケース４の前端の軸孔４ａ及び軸孔５
ａ、エア抜き孔６を経て放出されるため、前記環
状空所７の底部（シール部材２の肩部）にまで侵
入した塵埃は排出されずに圧縮残置される公算が
大きく、次第に凝結し、オイルシール部材２のシ
ール作用に悪影響を与えるのみならず耐久力の低
下を来たすこととなつた。
次に、第２図示の従来の実施例において、第１
図の場合と異なる点は、第１図のパツキンケース
４をナツト兼用パツキンケース４′としたもの
で、８はアウタシエルである。
図の場合と異なる点は、第１図のパツキンケース
４をナツト兼用パツキンケース４′としたもの
で、８はアウタシエルである。
この場合パツキンケース４′とオイルシール部
材２との間に形成された環状空所７内の圧縮塵埃
はパツキンケース４′の上端に設けたエア抜き孔
６を経て上方から排出されるため、該空所７の底
部における塵埃の残置は第１図示の実施例と同様
である。
材２との間に形成された環状空所７内の圧縮塵埃
はパツキンケース４′の上端に設けたエア抜き孔
６を経て上方から排出されるため、該空所７の底
部における塵埃の残置は第１図示の実施例と同様
である。
本考案は、上述のような環状空所７を有する油
圧緩衝器の欠陥を排除すべく構成したもので、前
述の環状空所７内に侵入した塵埃を空気と共にそ
のまま外部に放出するように、該環状空所の底部
に沿つてパツキンケースにエア抜き孔を設けるよ
うにしたものである。
圧緩衝器の欠陥を排除すべく構成したもので、前
述の環状空所７内に侵入した塵埃を空気と共にそ
のまま外部に放出するように、該環状空所の底部
に沿つてパツキンケースにエア抜き孔を設けるよ
うにしたものである。
次に本考案に基く実施例を第３図以下に開示し
説明する。
説明する。
第３図は本考案によるバンプストツパを施した
一実施例を示す油圧緩衝器のシリンダ頭部の一部
切欠縦断側面図で、第１図示の従来品と同様な部
分については同符号を付し理解を容易ならしめて
ある。
一実施例を示す油圧緩衝器のシリンダ頭部の一部
切欠縦断側面図で、第１図示の従来品と同様な部
分については同符号を付し理解を容易ならしめて
ある。
そこで第１図示の従来品と異なる点は、ストツ
パシート５の裏面を平坦に形成し、パツキンケー
ス４に密着させ、軸孔５ａ、同４ａ及び後述する
下方に位置するエア抜き孔６′を経て環状空所７
に侵入した圧縮空気を該空所７の底部７ａに沿つ
てパツキンケース４に穿設したエア抜き孔６′か
ら完全に外部に排出するようにしたことである。
パシート５の裏面を平坦に形成し、パツキンケー
ス４に密着させ、軸孔５ａ、同４ａ及び後述する
下方に位置するエア抜き孔６′を経て環状空所７
に侵入した圧縮空気を該空所７の底部７ａに沿つ
てパツキンケース４に穿設したエア抜き孔６′か
ら完全に外部に排出するようにしたことである。
即ちエア抜き孔６′をパツキンケース４に穿設
するに当つて、環状空所７の底部７ａに沿つて設
けることにより、空気と共に侵入した塵埃、特に
環状空所７の底部に残置され易い塵埃をエア抜き
孔６′から空気と共に排出し、オイルシール部材
２の冷却作用と相俟つて環状空所７の前後から同
時に排出作用を行うことにより、環状空所７内に
塵埃の集積凝着することを防止するようにしたも
のである。
するに当つて、環状空所７の底部７ａに沿つて設
けることにより、空気と共に侵入した塵埃、特に
環状空所７の底部に残置され易い塵埃をエア抜き
孔６′から空気と共に排出し、オイルシール部材
２の冷却作用と相俟つて環状空所７の前後から同
時に排出作用を行うことにより、環状空所７内に
塵埃の集積凝着することを防止するようにしたも
のである。
以上述べた如く本考案においては、従来の例え
ば実開昭56−108040号公報記載の油圧緩衝器と異
りエア抜き孔６′を環状空所７の底部に沿つて設
けたことにより該空所７内の塵埃凝着を未然に防
止し得る一方、更に、前記従来公知のものはパツ
キンケースの外側のキヤツプ体に通孔を設けてい
るので、シール外周にはダストが溜つてしまうお
それがあるが本考案の場合にはエア抜き孔６′は
下方に位置するのでダストが目詰りをおこすこと
はないのであり、且つ本考案においてはオイルシ
ール部材２の外周を直接エアが吹き抜ける為にシ
ールの冷却効果がよく、耐熱シール性が極めて良
好で、実用上の利益すこぶる大なるものである。
ば実開昭56−108040号公報記載の油圧緩衝器と異
りエア抜き孔６′を環状空所７の底部に沿つて設
けたことにより該空所７内の塵埃凝着を未然に防
止し得る一方、更に、前記従来公知のものはパツ
キンケースの外側のキヤツプ体に通孔を設けてい
るので、シール外周にはダストが溜つてしまうお
それがあるが本考案の場合にはエア抜き孔６′は
下方に位置するのでダストが目詰りをおこすこと
はないのであり、且つ本考案においてはオイルシ
ール部材２の外周を直接エアが吹き抜ける為にシ
ールの冷却効果がよく、耐熱シール性が極めて良
好で、実用上の利益すこぶる大なるものである。
第１図は従来の油圧緩衝器の一実施例を示すシ
リンダ頭部の一部切欠縦断側面図、第２図は同じ
く従来の他の実施例を示すシリンダ頭部の一部切
欠縦断側面図、第３図は本考案に基く油圧緩衝器
の一実施例を示すシリンダ頭部の一部切欠縦断側
面図である。 １……ピストンロツド、２……オイルシール部
材、３……コイルスプリング、４……パツキンケ
ース、４ａ……軸孔、５……ストツパシート、５
ａ……軸孔、７……環状空所。
リンダ頭部の一部切欠縦断側面図、第２図は同じ
く従来の他の実施例を示すシリンダ頭部の一部切
欠縦断側面図、第３図は本考案に基く油圧緩衝器
の一実施例を示すシリンダ頭部の一部切欠縦断側
面図である。 １……ピストンロツド、２……オイルシール部
材、３……コイルスプリング、４……パツキンケ
ース、４ａ……軸孔、５……ストツパシート、５
ａ……軸孔、７……環状空所。
Claims (1)
- ピストンロツドを周回密封するオイルシール部
材と該オイルシール部材を覆うパツキンケースと
から形成される環状空所において、該環状空所の
底部に沿つてパツキンケースにエア抜き孔を穿設
したことを特徴とする油圧緩衝器におけるバンプ
ストツパのエア抜き機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17475986U JPS6238036Y2 (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17475986U JPS6238036Y2 (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62100352U JPS62100352U (ja) | 1987-06-26 |
| JPS6238036Y2 true JPS6238036Y2 (ja) | 1987-09-29 |
Family
ID=31113445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17475986U Expired JPS6238036Y2 (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6238036Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-14 JP JP17475986U patent/JPS6238036Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62100352U (ja) | 1987-06-26 |
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