JPS6238026Y2 - - Google Patents

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JPS6238026Y2
JPS6238026Y2 JP13138682U JP13138682U JPS6238026Y2 JP S6238026 Y2 JPS6238026 Y2 JP S6238026Y2 JP 13138682 U JP13138682 U JP 13138682U JP 13138682 U JP13138682 U JP 13138682U JP S6238026 Y2 JPS6238026 Y2 JP S6238026Y2
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fluid
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JP13138682U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の冷却フアン装置の駆動装置
などに利用される、流体媒体を用いて相対回転す
る入力、出力部材間にトルクを伝達する形式の流
体継手に関し、特に流体の発熱による内部圧力の
上昇を、入力軸に設けた圧力調整装置で吸収する
ことにより、前記内部圧の上昇が原因で起る流体
(シリコンオイル)のベアリング内への浸入や流
体洩れを防止することができるようにしたもので
ある。
従来から、ボデイ部材とカバー部材から成り、
作動流体の貯蔵室と作業室を形成する出力部材
と、前記作業室内に在つて出力部材との間で流体
の剪断スペースを形成し、かつ前記出力部材に対
して相対回動可能な入力部材と、該入力部材を取
付けている入力軸とを有し、前記作業室内、特に
前記剪断スペース内への流体供給量の増減によつ
て、該流体を介して入力部材から出力部材に伝達
されるトルクを増減する流体継手が提案されてい
る。
このような流体継手の構造を内燃機関の冷却フ
アン装置の駆動装置として施用した場合を例にと
つて簡単に説明する。第1図はその断面図であ
り、1はフランジ部2と軸部3を有する入力軸
で、フランジ部2は図外のエンジン側に固着さ
れ、軸部3の先端には入力部材4が固着されてい
る。
5はベアリング6を介して前記入力軸1に回転
自在に装着されるボデイ部材、7はカバー部材
で、これらは相対する内側面間に環状室8を形成
し、その外周をボルト9…によつて相互に固着
し、出力部材を構成している。前記環状室8は、
前記カバー部材7に固着され、左右の連通孔10
aを有する仕切板10と、前記連通孔10aを覆
つてこれを閉塞可能なバルブプレート11とによ
つて、作業室12と貯蔵室13に隔成されてい
る。14はカバー部材7に設けられ、前記作業室
12と貯蔵室13とを連通する連通孔である。
15は温度感応部材としての渦巻状バイメタル
で、これの外周端はカバー部材7に固着され、内
周端はカバー部材7に回動可能に軸着されたセン
ターピン16の一端に固着されており、センター
ピン16の他端は前記バルブプレート11に固着
されている。かくして、バルブプレート11は雰
囲気温度の変化に応動するバイメタル15の作動
に伴つて、センターピン16を中心として回動
し、仕切板10の連通孔10aを開閉可能とな
す。
前記作業室12内には、前記入力部材4が回転
可能に装着されており、該入力部材4には左右に
連通する、中心寄りの通孔17と外周寄りの通孔
18が穿設されている。入力部材4とボデイ部材
5の対向面のそれぞれには複数条の環状溝4a,
5aが設けられ、符号Sで示す剪断スペースが形
成されている。19は出力部材たるボデイ部材5
およびカバー部材7にボルト20にて固着された
フアンブレードである。
かかる構成において、貯蔵室13には作動流体
が所望量充填されており、図外のエンジンによつ
て入力軸1を介して入力部材4が回転し、バイメ
タル15付近の雰囲気温度が上昇すると、バイメ
タル15がそれに応動し、センターピン16を介
してバルブプレート11を回動せしめ、バルブプ
レート11による仕切板10に設けた連通孔10
aの覆蓋を徐々に解除してこれを開口し、貯蔵室
13内の流体を作業室12に流入させ、剪断スペ
ースS内を流体で充足させる。ここで、入力部材
4から出力部材たるボデイ部材5およびカバー部
材7に伝達されるトルクは作業室12内の流体量
の函数、特に、剪断スペースS内の流体量の函数
として表わされる。従つて出力部材たるボデイ部
材5およびカバー部材7に固着されたフアンブレ
ード19は、流体が剪断スペースS内を充足する
につれて回転速度を増し、エンジンを冷却する。
続いて、作業室12内の流体は遠心力によつて作
業室12の外周部に向い、ポンプ部に流入する。
そうすると、入力部材4は第3図に示す矢印X方
向に回転しているので、これに引連されて流体も
同方向に回転し、この流体はカバー部材7に設け
られた突起21の側面21aに衝突し圧力を高め
られすなわち、ポンプ作用を受け、作業室12内
の流体は連通孔14を介して貯蔵室13に送り込
まれる。
一方、バイメタル15付近の雰囲気温度が低下
すると、バイメタル15がそれに応動し、バルブ
プレート11をして仕切板10の連通孔10aを
閉塞し、貯蔵室13から作業室12への液体の供
給を断つ。従つて、作業室12内の流体は前記ポ
ンプ作用により貯蔵室13内に貯えられ、剪断ス
ペースS内の流体量が減少し、入力部材4と出力
部材5,7との間の回転速度差が増大し、フアン
ブレード19はアイドル回転することとなる。
ところで従来の、この種の流体継手において、
前記環状室8の容積は一定不変に形成されていた
ため、剪断スペースS内が流体で満された時の流
体の発熱(摩擦熱)等で環状室8内の圧力が上昇
すると、該上昇圧力によつて流体がベアリング6
内に浸入して潤滑不良を起したり、更にはベアリ
ング6のシール部から外部に洩れ出て性能異常を
惹起するという欠点があつた。
本考案は上記従来の欠点を解消することを目的
として為されたものであり、その要旨とする構成
は第4図に示したように入力軸1に環状室8内の
圧力を一定に保つ圧力調整装置22を設けたこと
にある。
図面に示す実施例において圧力調整装置22は
入力軸1の軸部3に、流体導入孔23を介して前
記環状室8と連通する流体収容空間24を設け、
該空間24内にスプリング25によつて流体導入
孔23側に付勢されたストロークバルブ26を取
付けることにより形成されていて、流体の発熱等
により環状室8の圧力が上昇すると、該上昇圧力
によつてストロークバルブ26はスプリング25
のばね力に抗して押し下げられ、環状室8(作業
室12)の実質的容積を増やし、これにより、前
記流体の発熱による上昇圧力を吸収するようにな
つている。27はストロークバルブ26の周面に
取付けられたシール材、28はスプリング受座、
29はエアー抜き孔である。なお圧力調整装置2
2は上記構造のものに限定されずダイヤフラムや
伸縮材を使用して圧力吸収を行うようにしたもの
であつてもよい。
以上説明したように本考案は入力軸と、該入力
軸の先端に取付けられている入力部材と、該入力
部材を環状室内に収容した状態で前記入力軸に軸
受を介して回転自在に取付けられているボデイ部
材およびカバー部材からなる出力部材と、該出力
部材の環状室内を前記入力部材を収容している流
体の作業室および流体の貯蔵室に隔成している仕
切板と、該仕切板に設けた前記作業室と貯蔵室の
連通孔を開閉するバルブプレートと、該バルブプ
レートを一端部に取付けた状態で、前記カバー部
材に回動可能に取付けられたセンターピンと、該
センターピンに一端部が固着され、他端部が前記
カバー部材に固着されているバイメタルを備えて
いて、前記作業室内の入力部材と出力部材の間に
形成された剪断スペースを流れる流体を介して入
力、出力部材間のトルク伝達を行う流体継手にお
いて、前記環状室内の圧力を一定に保つ圧力調整
装置を、前記入力軸内に設けたので次に述べるよ
うな効果がある。
(1) 環状室内の圧力を一定に保つので、該環状室
内の圧力上昇が原因で起る。流体のベアリング
内への浸入や外部への洩れを確実に防止するこ
とができる。
(2) 圧力調整装置を入力軸内に設けたので、圧力
調整装置を付設することによる流体継手の大型
化を避け、従来の大きさに保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷却フアン装置の駆動装置としての本
考案の一実施例を示す断面図、第2図はカバー部
材の内側の正面図、第3図は第1図の−線断
面展開図、第4図は本考案の流体継手の断面図で
ある。 1……入力軸、4……入力部材、5……ボデイ
部材、6……ベアリング、7……カバー部材、8
……環状室、10……仕切板、10a……連通
孔、11……バルブプレート、12……作業室、
13……貯蔵室、15……バイメタル、22……
圧力調整装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸と、該入力軸の先端に取付けられている
    入力部材と、該入力部材を環状室内に収容した状
    態で前記入力軸に軸受を介して回転自在に取付け
    られているボデイ部材およびカバー部材からなる
    出力部材と、該出力部材の環状室内を前記入力部
    材を収容している流体の作業室および流体の貯蔵
    室に隔成している仕切板と、該仕切板に設けた前
    記作業室と貯蔵室の連通孔を開閉するバルブプレ
    ートと、該バルブプレートを一端部に取付けた状
    態で、前記カバー部材に回動可能に取付けられた
    センターピンと、該センターピンに一端部が固着
    され、他端部が前記カバー部材に固着されている
    バイメタルを備えていて、前記作業室内の入力部
    材と出力部材の間に形成された剪断スペースを流
    れる流体を介して入力、出力部材間のトルク伝達
    を行う流体継手において、前記環状室内の圧力を
    一定に保つ圧力調整装置を、前記入力軸内に設け
    たことを特徴とする流体継手。
JP13138682U 1982-08-31 1982-08-31 流体継手 Granted JPS5935734U (ja)

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JP13138682U JPS5935734U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 流体継手

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JP13138682U JPS5935734U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 流体継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5935734U JPS5935734U (ja) 1984-03-06
JPS6238026Y2 true JPS6238026Y2 (ja) 1987-09-29

Family

ID=30297045

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JP13138682U Granted JPS5935734U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 流体継手

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