JPS6237138A - 二輪車用フロントフオ−クインナ−パイプの製造方法 - Google Patents
二輪車用フロントフオ−クインナ−パイプの製造方法Info
- Publication number
- JPS6237138A JPS6237138A JP60178765A JP17876585A JPS6237138A JP S6237138 A JPS6237138 A JP S6237138A JP 60178765 A JP60178765 A JP 60178765A JP 17876585 A JP17876585 A JP 17876585A JP S6237138 A JPS6237138 A JP S6237138A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- cfrp
- diameter
- metal
- metal pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、二輪車用フロントフォーク、中でも、炭素
繊維強化プラスチックス（以下、ＣＦＲＰと呼ぶ）を主
材としたインナーパイプの製造方法に関する。
繊維強化プラスチックス（以下、ＣＦＲＰと呼ぶ）を主
材としたインナーパイプの製造方法に関する。
二輪車のフロントフォークは、第３図に示すように、イ
ンナーパイプ（フォークパイプ）１と、これにスライド
自在に嵌合するアウターパイプ（ボトムブース）２とで
構成され、嵌合したパイプ内に車体懸架バネ３、ピスト
ン４、緩衝用オイル等を収納するようにしである。この
フロントフォークのインナーパイプは鋼製のものが多か
ったが、鋼は、機械加工及び表面処理が容易である反面
、重量的に重い欠点があることから、軽量化指向の要求
に応えてインナーパイプをＣＦＲＰによって形成するこ
とが考えられている。（例えば特願昭５７−１６５７７
９号） ところが、ＣＦＲＰは、ネジ切り加工、溝付は加工等の
機械加工を施すと、炭素繊維がめくれたり剥れ１こりす
る欠点がある。
ンナーパイプ（フォークパイプ）１と、これにスライド
自在に嵌合するアウターパイプ（ボトムブース）２とで
構成され、嵌合したパイプ内に車体懸架バネ３、ピスト
ン４、緩衝用オイル等を収納するようにしである。この
フロントフォークのインナーパイプは鋼製のものが多か
ったが、鋼は、機械加工及び表面処理が容易である反面
、重量的に重い欠点があることから、軽量化指向の要求
に応えてインナーパイプをＣＦＲＰによって形成するこ
とが考えられている。（例えば特願昭５７−１６５７７
９号） ところが、ＣＦＲＰは、ネジ切り加工、溝付は加工等の
機械加工を施すと、炭素繊維がめくれたり剥れ１こりす
る欠点がある。
また、ＣＦＲＰのパイプ構造材は、耐曲げ剛性、耐圧縮
剛性の両方を得るため、繊維配向の異なる解放されるこ
とにより内部径が縮んだり変形する等の変化が起る。
剛性の両方を得るため、繊維配向の異なる解放されるこ
とにより内部径が縮んだり変形する等の変化が起る。
さらに、連続繊維を同一円周上に並べながら巻き付けて
厚肉のＣＦＲＰパイプを成形する場合、巻付は張力、樹
脂量の変動等によりＣＦＲＰパイプ表面の繊維配向はみ
だれ易くなり、表面粗・度を確保し難い問題がある。
厚肉のＣＦＲＰパイプを成形する場合、巻付は張力、樹
脂量の変動等によりＣＦＲＰパイプ表面の繊維配向はみ
だれ易くなり、表面粗・度を確保し難い問題がある。
従って、鋼Ｏこ比べ、得られる製品の表面仕上精度、寸
法精度が悪くなることを避られない。
法精度が悪くなることを避られない。
本出願人等が特願昭５７−１６５７７９号で提案した技
術は、ＣＦＲＰパイプの外表面に、メッキ、真空蒸着、
イオンブレーティング、薄肉パイプの接着等により金属
層を形成し、外表面の仕上精度を上げるものであるが、
金／ｉｉＳ層をパイプ外周面の機械加工後をこ設けるの
でメッキ等で形成される薄膜金属層では下地の影響を完
全に排除し得す、寸法精度、表面粗度にも問題が残る。
術は、ＣＦＲＰパイプの外表面に、メッキ、真空蒸着、
イオンブレーティング、薄肉パイプの接着等により金属
層を形成し、外表面の仕上精度を上げるものであるが、
金／ｉｉＳ層をパイプ外周面の機械加工後をこ設けるの
でメッキ等で形成される薄膜金属層では下地の影響を完
全に排除し得す、寸法精度、表面粗度にも問題が残る。
この発明は、これ等の問題点を無くす目的で研究開発さ
れたものであって、ネジ切り及び溝加工の必要な内面側
をアルミ合金、マグネシュウム合金等の軽金属パイプま
たはスチール製パイプで構成し、ＣＦＲＰパイプの表面
の機械加工による変形に対しては、表面加工を行う前に
上記の金属パイプをＣＦＲＰパイプ内部に圧入接着する
ことで変形を抑え、さらに、表面粗度の問題は、一旦機
械加工したＣＦＲＰパイプの表面に極く薄い繊維の再巻
層を設けて解決するようにしｆこインナーパイプの製造
方法である。
れたものであって、ネジ切り及び溝加工の必要な内面側
をアルミ合金、マグネシュウム合金等の軽金属パイプま
たはスチール製パイプで構成し、ＣＦＲＰパイプの表面
の機械加工による変形に対しては、表面加工を行う前に
上記の金属パイプをＣＦＲＰパイプ内部に圧入接着する
ことで変形を抑え、さらに、表面粗度の問題は、一旦機
械加工したＣＦＲＰパイプの表面に極く薄い繊維の再巻
層を設けて解決するようにしｆこインナーパイプの製造
方法である。
この方法を製造手順に基いて詳しく説明すると次のよう
になる。
になる。
即ち、先ず、第１工程として第１図に示す断面円形の金
型１０を用意し、その金型の表面に樹脂を含潰した炭素
繊維の繊維束を所定の繊維配向、肉厚、長さくこなるよ
うに巻き付けてＣＦＲＰ層１１となし、これを加熱硬化
させて金型より脱型する。
型１０を用意し、その金型の表面に樹脂を含潰した炭素
繊維の繊維束を所定の繊維配向、肉厚、長さくこなるよ
うに巻き付けてＣＦＲＰ層１１となし、これを加熱硬化
させて金型より脱型する。
また、この工程で得られたＣＦＲＰパイプは所定の長さ
に切断しておく。第２図の１２がそれである。
に切断しておく。第２図の１２がそれである。
改番こ、第２工程として予め機械加工されたアルミ等の
金属パイプ、即ち、第２図に示す小径部１３ａの外径を
ＣＦＲＰパイプ１２の内径と等しいか又は若干（例えば
Ｏ” ０．０３ ｍｍ程度）大き、ノし、かつその小径
部の一端に大径部１３ｂを一体をこ形成したパイプ１３
とＣＦＲＰパイプ１２の接合面※こ接着剤１４を塗布し
て加圧装置でＣＦＲＰパイプ１２を金属パイプ１３の穴
に圧入し、更に、接着剤を加熱硬化させ、双方のパイプ
を一体化する。
金属パイプ、即ち、第２図に示す小径部１３ａの外径を
ＣＦＲＰパイプ１２の内径と等しいか又は若干（例えば
Ｏ” ０．０３ ｍｍ程度）大き、ノし、かつその小径
部の一端に大径部１３ｂを一体をこ形成したパイプ１３
とＣＦＲＰパイプ１２の接合面※こ接着剤１４を塗布し
て加圧装置でＣＦＲＰパイプ１２を金属パイプ１３の穴
に圧入し、更に、接着剤を加熱硬化させ、双方のパイプ
を一体化する。
この後、第３工程として金属パイプ１３を基準にしてＣ
，Ｆ ＲＰパイプ１２の外表面を最終仕上寸法より若干
小さめ（好ましくは０．２〜０．３ ｍｒｔｚ小さめ）
に研削加工する。
，Ｆ ＲＰパイプ１２の外表面を最終仕上寸法より若干
小さめ（好ましくは０．２〜０．３ ｍｒｔｚ小さめ）
に研削加工する。
また、第４工程として、研削したＣＦＲＰパイプ１２の
外表面に樹脂含漬炭素繊維の無撚り繊維束を所定の繊維
配向で導く巻き付け、加熱硬化させる。
外表面に樹脂含漬炭素繊維の無撚り繊維束を所定の繊維
配向で導く巻き付け、加熱硬化させる。
さらに、第５工程で金属パイプ１３を基準に外表面を仕
上げ研削し、面粗度、外径精度を向上させる。
上げ研削し、面粗度、外径精度を向上させる。
その後、第７工程として、ｃＦＲＰパイプ１２の外表面
を基準にして金属パイプ１３の内面を機械加工する。パ
イプ１３の大径部１３ｂは、第３図のバネ受は端栓５を
螺着させる目的で径（肉厚）を大きくしたものであって
、その内面にネジ溝を加工すると、ＣＦＲＰパイプと金
属パイプの一体化した第３図の複合インナーパイプ１が
得られる。
を基準にして金属パイプ１３の内面を機械加工する。パ
イプ１３の大径部１３ｂは、第３図のバネ受は端栓５を
螺着させる目的で径（肉厚）を大きくしたものであって
、その内面にネジ溝を加工すると、ＣＦＲＰパイプと金
属パイプの一体化した第３図の複合インナーパイプ１が
得られる。
なお、この後に、インナーパイプの外表面にメッキ、真
空蒸着、イオンブレーティング、薄肉パイプの接着等の
周知の方法で金属層を形成し、パイプをこメタリック感
を付与すると同時に表面滑性を更に向上させてもよいが
、本発明によれば同一円周上に連続繊維を平滑に並べる
ことの可能な第４工程と第５工程によりインナーパイプ
の表面粗度が充分（こ高まるので、外表面に金属層が無
くても、アウターパイプとの間に介するシール材（第３
図の符号６）との間に良好なシール機能及びスライド機
能をもたせ得る。
空蒸着、イオンブレーティング、薄肉パイプの接着等の
周知の方法で金属層を形成し、パイプをこメタリック感
を付与すると同時に表面滑性を更に向上させてもよいが
、本発明によれば同一円周上に連続繊維を平滑に並べる
ことの可能な第４工程と第５工程によりインナーパイプ
の表面粗度が充分（こ高まるので、外表面に金属層が無
くても、アウターパイプとの間に介するシール材（第３
図の符号６）との間に良好なシール機能及びスライド機
能をもたせ得る。
以上述べたこの発明の方法によれば、以下に列挙する効
果が得られる。
果が得られる。
（１）繊維配向を任意に調整し得るＣＦＲＰパイプと金
属製パイプを複合するので、軽量かつ高側性で耐衝撃性
にも優れたインナーパイプが得られる。
属製パイプを複合するので、軽量かつ高側性で耐衝撃性
にも優れたインナーパイプが得られる。
（２１ＣＦＲＰパイプの表面加工を行う前をこそりパイ
プ内に圧入接着した金属製パイプにより、ＣＦＲＰパイ
プの機械加工に伴う変形が防止される１こめ、形状及び
寸法精度の高い製品が得られる。
プ内に圧入接着した金属製パイプにより、ＣＦＲＰパイ
プの機械加工に伴う変形が防止される１こめ、形状及び
寸法精度の高い製品が得られる。
（３） 金属性パイプをＣＦＲＰパイプの内側に配置
し、その金属製パイプにネジ溝等を施すので、機械加工
による繊維のめくれ、剥れ等が無い。
し、その金属製パイプにネジ溝等を施すので、機械加工
による繊維のめくれ、剥れ等が無い。
（４）ＣＦＲＰパイプの外表面に、同一円周上において
平滑かつ連続的に巻き付けることの可能な無撚り繊維束
（こより再巻き処理を施すのでメッキ等を施さなくても
表面粗度を充分に高め得る。
平滑かつ連続的に巻き付けることの可能な無撚り繊維束
（こより再巻き処理を施すのでメッキ等を施さなくても
表面粗度を充分に高め得る。
第１図及び第２図は、この発明の方法の一部の工程を示
す断面図、第３図は、この発明の方法で得られ１こイン
ナーパイプをアウターパイプ（ボトムケース）に挿入し
た状態の断面図である。
す断面図、第３図は、この発明の方法で得られ１こイン
ナーパイプをアウターパイプ（ボトムケース）に挿入し
た状態の断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 金型の表面に、樹脂を含漬した炭素繊維の繊維束を所定
の配向、厚みに巻付けた後、加熱硬化、脱型して炭素繊
維強化プラスチックス（ＣＦＲＰ）パイプを得、そのパ
イプを長さ調整する第１工程と、第１工程で得られたＣ
ＦＲＰパイプ内に、外径がそのパイプと等しいか又は若
干大きくなるように機械加工された軽金属パイプを圧入
接着する第２工程と、 軽金属パイプを基準にしてＣＦＲＰパイプの外表面を研
削する第３工程と、 研削後ＣＦＲＰパイプの外表面に、樹脂含漬炭素繊維の
無撚り繊維束を巻き付け、加熱硬化させる第４工程と、 軽金属パイプを基準にＣＦＲＰパイプの外表面を仕上げ
研削する第５工程と、 この後にＣＦＲＰパイプの外表面を基準にして金属製パ
イプを機械加工する第６工程とで構成される二輪車用フ
ロントフォークインナーパイプの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60178765A JPS6237138A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 二輪車用フロントフオ−クインナ−パイプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60178765A JPS6237138A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 二輪車用フロントフオ−クインナ−パイプの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6237138A true JPS6237138A (ja) | 1987-02-18 |
| JPH0481497B2 JPH0481497B2 (ja) | 1992-12-24 |
Family
ID=16054219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60178765A Granted JPS6237138A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 二輪車用フロントフオ−クインナ−パイプの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6237138A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2030886A2 (en) | 2007-08-29 | 2009-03-04 | Sram, Llc. | Fiber-reinforced wrapped handlebar-steered suspension fork |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP60178765A patent/JPS6237138A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2030886A2 (en) | 2007-08-29 | 2009-03-04 | Sram, Llc. | Fiber-reinforced wrapped handlebar-steered suspension fork |
| EP2030886A3 (en) * | 2007-08-29 | 2011-07-27 | Sram, Llc. | Fiber-reinforced wrapped handlebar-steered suspension fork |
| US8740238B2 (en) | 2007-08-29 | 2014-06-03 | Sram, Llc | Fiber-reinforced wrapped handlebar-steered suspension fork |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0481497B2 (ja) | 1992-12-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |