JPS6236722Y2 - - Google Patents

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JPS6236722Y2
JPS6236722Y2 JP6043179U JP6043179U JPS6236722Y2 JP S6236722 Y2 JPS6236722 Y2 JP S6236722Y2 JP 6043179 U JP6043179 U JP 6043179U JP 6043179 U JP6043179 U JP 6043179U JP S6236722 Y2 JPS6236722 Y2 JP S6236722Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は硬貨集積装置に関する。
「従来の技術およびその問題点」 従来の硬貨集積装置は、選別された同一金種の
硬貨を計数して所定枚数ずつ搬送する計数部と、
つぎに述べる集積筒および加振装置等とを備え、
同一金種の硬貨を所定枚数だけ積み重ねて包装し
ている。
集積筒はほぼ円筒体に形成され、硬貨はこの円
筒体と同軸に積層されるようになつている。とこ
ろで、現在わが国で流通している硬貨は一円貨、
五円貨、十円貨、五十円貨、百円貨であり、一率
に硬貨といつてもそれぞれその大きさ、厚さ、重
さ等が異なつている。そこで、硬貨集積装置には
各種硬貨の直径に対応した内径を有する集積筒が
設けられ、包装する硬貨の金種に応じて所望の集
積筒が選択できるようになつている。
加振装置はモータおよび偏心機構等からなり、
モータの回転を前後および上下方向の振動に変換
して前述の集積筒に加えるようになつている。そ
して、複数の集積筒ごとに異なるモータを備える
のではコストアツプとなるため、1つのモータで
すべて集積筒を振動させることができるようにな
つている。
ところで、加振装置のモータの回転速度すなわ
ち集積筒の振動の振動数は、中ほどの大きさの硬
貨を規則正しく整列させるのに最適なものに設定
されている。それというのも、小さな硬貨にあわ
せて周波数を設定すると、大きな硬貨を十分に整
列させることができず、逆に、大きな硬貨にあわ
せて周波数を設定すると、小さな硬貨がとびはね
やすくなるからである。このようにモータの回転
速度を設定することにより、包装硬貨が大きな場
合でも、ある程度不ぞろいを抑え、また包装硬貨
が小さい場合でも、硬貨がとびはねるのをある程
度抑えることができる。
しかしながら、硬貨の不ぞろいやとびはねが抑
えられるというのも程度の問題であり、小さな硬
貨や大きな硬貨では集積筒の振動数がそれらの最
適振動数から外れているため、ときには硬貨が不
規則に並び、この結果、不足枚数包装その他のト
ラブルが少なからず発生していた。
この考案はこのような事情を考慮してなされた
ものであり、包装硬貨の金種に応じてモータの回
転速度を変化させ、最適な振動数で硬貨を振動さ
せ、不足枚数包装その他のトラブルを防止するこ
とができる硬貨集積装置を提供することを目的と
している。
「問題点を解決するための手段」 上記の目的を達成するために、この考案は、加
振装置に、設定金種に応じた設定金種検出信号を
出力する検出部と、各金種の硬貨に最適な振動を
与えるための分周信号をそれぞれ出力する信号発
生部と、前記設定金種検出信号に基づき前記信号
発生部からの分周信号を一つ選択して、モータの
駆動を行う制御回路とを設けるようにしている。
「作用」 この考案によれば、設定金種に応じて検出部か
ら設定金種出力信号が出力された場合に、この設
定金種出力信号に基づいて、信号発生部から出力
された複数種の分周信号の内、該設定金種の硬貨
に対して最適な振動を与える一つの分周信号が選
択される。そして、選択された前記分周信号によ
り、最適な回転速度でモータが駆動が行なわれ
る。
「実施例」 以下、この考案の一実施例について説明する。
第1図はこの実施例の硬貨集積装置の本体1の外
観を示し、第2図はこの実施例の集積装置2を示
している。第1図および第2図において、硬貨集
積装置の本体1の上面には操作用つまみ1a,1
bおよび硬貨投入口1dが設けられている。操作
用つまみ1aは包装硬貨の金種を選定するための
ものである。また、本体1の側部には包装用巻紙
1cが配置されている。この巻紙1cは本体1に
順次送られ、硬貨を包装するために用いられる。
集積装置2は、集積筒5、加振装置9および後
述する(第3図)周波数制御部20等からなつて
いる。集積筒5はほぼ円筒体に形成され、図では
1つしか示さないが、内径の異なるものが複数本
設けられている。前述のつまみ1aを回転操作し
て金種を選択するとその選択した金種に応じた内
径の集積筒5が通路筒4の下方に配置されるよう
になつている。そして、硬貨が係数部(図示しな
い)から通路筒4を介して集積筒5に搬送されて
くる際には、集積筒5の下部に硬貨受台7があて
がわれ、このため、搬送硬貨が集積筒5内に集積
されるようになつている。
加振装置9は、パルス・モータ10、振動アー
ム11、振動レバー13および支軸14等からな
つている。パルス・モータ10は、その偏心軸3
0が第2図中紙面と直交する方向、すなわち水平
方向に向けて配置されて、後述する周波数制御部
20(第3図参照)で決定される周波数で駆動
回路25によつて駆動されるものである。振動ア
ーム11はほぼ鈎形に形成され、その曲折した位
置でモータ10の駆動軸に偏心状態で取り付けら
れている。このため、モータ10が回転すると振
動アーム11が矢印aに示すように振動する。こ
の振動アーム11の一端は集積筒5の側壁に取り
付けられ、その他端にはローラ11aが設けられ
ている。ローラ11aはつぎに述べる揺動レバー
13の一端と当接するようになつている。揺動レ
バー13はその一端がローラ11aの下方に、ま
た他端が硬貨受台7の下方にそれぞれ位置するよ
うに配置され、その中央部が支軸14によつて支
持されている。そして、モータ10が回転すると
ローラ11aを介して矢印bに示すような振動が
振動レバー13の一端に伝達され、これによつて
硬貨受台7が矢印cに示すように振動するように
なつていてる。
つぎに、モータ10を駆動する駆動回路25の
駆動出力の周波数を決定する周波数制御部20の
構成を第3図によつて説明する。第3図におい
て、この周波数制御部20は、基準発振器21、
分周器22、ゲート23および設定金種検出部2
4からなつている。基準発振器21は基準発振出
力f0を出力するもので、この発振出力f0は分周器
22に入力され、異なる分周率で分周された分周
出力(各金種の硬貨に最適な振動を与えるための
信号)(分周信号)f1、f2、f3、f4としてゲート2
3に送出されている。設定金種検出部(検出部)
24は、つまみ1aの金種設定位置を検出して設
定金種検出信号Dを出力するものである。この検
出信号Dはゲート23に制御入力として送出さ
れ、設定金種が一番大きいもの(十円貨)である
ときには、一番高周波の分周出力f1が発振出力f
としてゲートされて駆動回路25に送出され、ま
た設定金種が順次小さくなると、より低周波の分
周出力f2、f3、f4がそれぞれ発振出力fとしてゲ
ートされるようになつている。
なお、、以下の説明において、分周信号f1が発
振出力fとしてゲートされたものの発振周波数を
1と表し、分周信号f2が発振出力fとしてゲー
トされたものの発振周波数を2と表し、以下同
様に、分周信号f3・f4が発振出力fとしてゲート
されたものの発振周波数を3・4と表すこと
にする。
こうして、パルス・モータ10は駆動回路25
によつて発振出力fの発振周波数(1)〜(
4)で駆動され、その同期速度N0(モータの回
転速度)は、 N0=(120/P)・(1) 〜(120/P)・(4) (rpm) で与えられる。ただし、Pはモータ10の極数で
ある。
なお、分周出力f1、f2、f3、f4のそれぞれの発振
周波数1、2、3、4はそれぞれ大きさ
の異なる硬貨、すなわち十円貨、百円貨、五十円
貨、(五円貨)、一円貨の最適振動数によつて決定
する。たとえば、十円貨の最適振動数をF1とす
ると、周波数1を F1=(120/P)・(1) (rpm) を満たすものとするのである。この結果、包装硬
貨が十円貨のときには、発振出力fとして分周出
力f1が送出され、モータ10の回転速度が N0=(120/P)・(1) (rpm)となり、
このため、集積筒5内の十円貨が最適振動数 F1(=(120/P)・(1))で振動させられる。
同様に包装硬貨が他の金種であつても、その金種
に応じた最適振動数で振動させられる。
なお、前記基準発振器21、分周器22によつ
て信号発生部が構成され、ゲート23、駆動回路
25によつて制御回路が構成されている。
つぎに、金種に対応した発振周波数(1)〜
(4)及び最適振動数F1〜F4の具体的数値につ
いて説明する。
設定金種が一番大きい十円貨である場合には、
最適振動数F1が2400(rpm)であり、設定金種が
二番目に大きい百円貨である場合には、最適振動
数F2が2250(rpm)であり、以下、五十円貨、一
円貨の場合には、最適振動数F3・F4がそれぞれ
2100(rpm)・1950(rpm)であつて、これら最
適振動数F1〜F4の値は、それぞれ実験を行うこ
とによつて確定される。
そして、以上のように確定された最適振動数
F1〜F4に基づき、十円貨、百円貨、五十円貨、
一円貨の発振周波数(1)〜(4)がそれぞ
れ演算されるようになつている。
つまり、P=4の4極モータを使用した場合に
おいて、上記の式から、十円貨の発振周波数1
は80(Hz)と演算され、以下、百円貨、五十円
貨、一円貨の発振周波数(2)〜(4)は、
それぞれ75(Hz)、70(Hz)、65(Hz)と演算され
るようになつている。
なお、上述した最適振動数F1〜F4の値は、そ
れぞれ実験によつて確定されるようになつてお
り、集積装置2による振動条件(例えば、集積筒
5への硬貨の送り込み速度(通常毎分1800枚)な
ど)が異なれば最適振動数F1〜F4の各値は当然
違つたものになる。
つぎに、この実施例の動作について説明する。
第1図〜第3図において、一番小さい硬貨(一円
貨)を包装するには、つまみ1aを操作して一番
小さな硬貨の金種に対応する角度位置に設定す
る。こうすると、この硬貨に対応した内径の小さ
な集積筒5が通路筒4の下方に配置される。ま
た、設定金種検出部24はつまみ1aの角度位置
を検出して、設定金種検出信号Dを送出し、ゲー
ト23から一番低周波の分周出力f4を発振出力f
として送出させるようになる。
つまみ1aを操作したのち、硬貨投入口1dか
ら硬貨を投入すると、そのうちの一円貨のみが選
別され、通路筒4を経て規定枚数(たとえば50
枚)の一円貨が集積筒5に搬送される。そして、
モータ10を一番低周波の分周出力f4としている
ため、振動アーム11および揺動レバー13の振
動は、一円貨の集積に最適なものとなつている。
したがつて、集積筒5に搬送されている一円貨は
適度の振動を受け、規則正しく集積筒5内に集積
されていく。
同様に、他の金種の硬貨を包装する場合にも、
硬貨はその大きさに応じた最適の周波数の振動を
受け、集積筒5内に規則正しく集積される。
なお、この実施例ではモータとしてパルス・モ
ータを用い、周波数制御でモータの速度を制御す
るようにしたが、モータとして直流モータ、誘導
モータ、同期モータ、交流整流子モータを用いて
もよく、モータの速度制御の方式として位相制
御、周波数、パルス幅変調制御、整流回路の制
御、チヨツパ制御方式を採用してもよい。
また、包装巻紙を複数種設け、操作つまみで金
種設定すると自動的に設定金種に応じた包装巻紙
がセツトされる機種では、このセツトの状態を検
出して、これによつて設定金種を検出するように
してもよい。
「考案の効果」 以上説明したようにこの考案によれば、加振装
置に、設定金種に応じた設定金種検出信号を出力
する検出部と、各金種の硬貨に最適な振動を与え
るための分周信号をそれぞれ出力する信号発生部
と、前記設定金種検出信号に基づき前記信号発生
部からの分周信号を一つ選択してモータの駆動を
行う制御回路とを設けたので、設定金種に応じて
前記検出部から設定金種出力信号が出力された場
合に、該設定金種出力信号に基づき、信号発生部
から出力された複数種の信号の内、該設定金種の
硬貨に対して最適な振動を与える一つの信号が選
択される。そして、選択された前記信号により、
金種に応じて最適な回転速度でモータが駆動が行
なわれ、これによつて、集積筒に搬送される硬貨
に対して最適な振動数の振動が与えられて、該硬
貨を規則正しく整列させることができる。
従つて、上記の考案によれば、不足枚数包装等
のトラブルを防止することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はすべてこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図は硬貨集積装置の本体1の外観を一部
省略して示す斜視図、第2図は集積装置2を示す
断面側面図、第3図は信号発生部、検出部、制御
回路等を示すブロツク図である。 1……硬貨集積装置の本体、2……集積装置、
5……集積筒、7……硬貨受台、9……加振装
置、10……パルスモータ(モータ)、11……
振動アーム、13……揺動レバー、21……基準
発振器(信号発生部)、22……分周器(信号発
生部)、24……設定金種検出部(検出部)、23
……ゲート(制御回路)、25……駆動回路(制
御回路)、30……偏心軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 設定金種の硬貨を選別して所定枚数づつ集積
    筒及び硬貨受台よりなる集積部に搬送して、該
    設定金種を所定枚づつ順次集積する硬貨集積装
    置であつて、 モータによつて回転させられる偏心軸と、該
    偏心軸の水平方向の変位を前記集積筒に伝達す
    る振動アームと、前記偏心軸の垂直方向の変位
    を前記硬貨受台に伝達する揺動レバーとからな
    る加振装置を備えた硬貨集積装置において、 前記加振装置には、設定金種に応じた設定金
    種検出信号を出力する検出部と、各金種の硬貨
    に最適な振動を与えるための分周信号をそれぞ
    れ出力する信号発生部と、前記設定金種検出信
    号に基づき前記信号発生部からの分周信号を一
    つ選択して、モータの駆動を行う制御回路とが
    設けられていることを特徴とする硬貨集積装
    置。 (2) 前記信号発生部は、基準発信器と、この基準
    発信器から出力された信号を複数種の分周出力
    に分割する分周器とによつて構成され、 また、前記制御回路は、前記検出部の設定金
    種検出信号に基づいて前記分周出力の一つを選
    択するゲートと、該ゲートからの分周出力に基
    づいて最適な回転速度でモータの駆動を行う駆
    動回路とから構成されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の硬貨集積
    装置。 (3) 前記モータにパルスモータを用いたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記載の
    硬貨集積装置。
JP6043179U 1979-05-07 1979-05-07 Expired JPS6236722Y2 (ja)

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JPS55161806U JPS55161806U (ja) 1980-11-20
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