JPS6236714B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えば、ばねワイヤから成る、少なく
とも一つのブレーキレバを備えたスキーブレーキ
であつて、ブレーキレバはスキーの縦軸線に対し
て垂直に向いた軸線のまわりを旋回可能にスキー
の上面上に固定された基板に支承されかつスキー
ビンデングと常にかつ直接枢着され、ブレーキレ
バと共に二腕のレバに結合される少なくとも一つ
の作動アームを備えたスキーブレーキに関する。

スキーブレーキは準備状態から旋回運動によつ
てブレーキ位置に旋回される。このために追加の
ばねが設けられ、又はスキーブレーキのばね材料
の弾性力が利用される。スキー靴のための装置板
をも備えたスキーブレーキが公知であり、その際
例えばスキー軸線の方向において内方に傾きかつ
装着板に枢支されたレバーアームが設けられてお
り、その運動はスキー靴の装置の際にスキー軸線
の方向においてブレーキレバの下端に伝えられ、
それによつてブレーキレバは準備位置に旋回さ
れ、その際場合によつてはスキー上面をこえて動
かされる。

これらの実施形態は実際上実証された。しかし
完全性には欠ける、そのわけは全てのスキーブレ
ーキは常に別個の構造ユニツトとしてスキーに取
付けられねばならないからである。スキーブレー
キが単一要素として、連結部によつて例えば踵金
具の基板に固定される場合には何も変わるところ
がない、そのわけは装着された靴は常に直接にス
キーブレーキの一部分に作用するからである。

踵支持装置の範囲におけるスキーブレーキの配
設は公知であるが、これだけでは技術レベルを越
えるものではない。

他のスキーブレーキはスキー上又は踵金具の長
い基板上踵金具の後方に組付けられかつ手で第一
係止位置にもたらされる。スキー靴の装着の際踵
金具の前に組付けられた桿が動かされると、第一
係止位置が外され、それによつてスキーブレーキ
をスキーブレーキに配設された制御装置を介して
第二係止位置にもたらす。スキーの縦方向におけ
るスキービンデングへのスキー靴の装着の際後方
に移動される踵金具はスキービンデングからのス
キー靴の外れた際スキー制御装置に作用し、スキ
ー制御装置はスキーブレーキをブレーキ位置に動
かす。

冒頭にのべた種類のスキーブレーキは西独国特
許公開公報1478087から公知である。このスキー
ブレーキではブレーキレバは単に高く旋回可能な
踵金具によつてブレーキ位置に旋回される。公知
のスキーブレーキでブレーキレバの充分な旋回を
達成するために不利は歯セグメント伝導装置が設
けられねばならない。

本発明の課題は踵金具の運動によつて準備位置
にもブレーキ位置にも旋回可能な踵金具の移動量
に依存するスキーブレーキを創造することであ
る。

本発明の課題は前進、後退運動可能にスキー上
に組付けられているスキービンデング踵金具の側
方かつ、踵金具と作動アームとの間に滑り案内が
形成されており、滑り案内は踵金具の前進及び後
退運動の際にブレーキレバの旋回のために作動ア
ームを連行し、そして滑り案内はスキーブレーキ
の軸線の上方かつブレーキレバの縦軸線に対して
スキーの縦軸線の方向において側方にずらせて配
設されており、この際滑り案内は１つのピン又は
相互に間隔をおいた２つのピンが踵金具に固定さ
れ、かつピンが作動アームにおけるブレーキレバ
の縦軸線に対して略平行になつているスリツトに
係入し又は作動アームが直接２つのピンの間に案
内されて形成されていることによつて解決され
る。

（発明の効果） 本発明によれば、スキーブレーキの簡単な構成
が得られ、このスキーブレーキは直接踵金具と連
結されて構成されかつ、強制案内によりブレーキ
レバは安定して機能し、しかも安価であるという
利点が得られる。

次に本発明の実施例を図面に基いて詳しく説明
する。

踵金具１は第１図及び第２図による実施形態で
は相互に二つのピン２を有し、かつスキー３上に
前進及び後退可能に組付けられている。ピン２の
間に曲がつた作動アーム４が案内されており、こ
れにより２つのピン２と作動アーム４との係合に
よる滑り案内が形成されており、作動アームはス
キーブレーキのブレーキレバ５と固着している。
曲がつた作動アーム４がブレーキレバ５と結合さ
れている個所では基板７に支承されている。スキ
ーブレーキ用旋回軸６が支承されている。基板７
のスキーブレーキを支承する旋回軸６はスキーブ
レーキの損傷なしに衝撃を吸収するために弾性的
に可撓的にも形成されることができる。旋回軸６
は公知の手段によつて実現されることができる。
ブレーキレバ５は例えば一つの孔を有し、孔には
頭部付ピンが案内され、頭部は基板７に例えばね
じにより固定される。

作動アーム４の曲げ部は図示とは別の形にも形
成されることができる。ピン２も踵金具１の他の
個所に配設されることができる。

踵金具１が第２図に示す位置からスキー端に向
つて矢印８の方向に戻されると、ブレーキレバ５
は第１図による準備位置を占める。

準備位置への旋回の際ブレーキレバ５の自由端
をスキー３の上面を越える位置まで動かすために
一つの手段、例えば斜めの案内が設けられること
ができる。

第２図においてブレーキレバ５にばね９が付設
されることができる。ばね９はブレーキレバ５上
に押され、かつスキー上に支持され、その結果、
ブレーキレバの振動は回避される。

第３図及び第４図に示した実施形ではブレーキ
レバ５とスリツト１０を有するプレート状の作動
アーム１１とが結合されている。スリツト１０に
はピン１２が係入し、ピン踵金具１に固定されて
いる。これにより１２と作動アーム１１のスリツ
ト１０との係合による滑り案内が形成されてい
る。第４図はピン１２がスキーブレーキの準備位
置においてスリツト１０の端１０′から距離１３
をおいて位置する。それによつて補償路程（遊び
路程）が得られ、そのためにスキーブレーキは踵
金具１の運動の際、踵金具を完全に解くことなし
にはブレーキ位置に達することはできない。踵金
具１の係脱がスキー靴の持上によつて行われた時
にはじめて補正路程や克服されかつスキーブレー
キが有効となる。

図示しない実施形態においては作動アーム４が
ピン又はカムを有し、ピン又はカムは踵金具１の
スリツトとして形成された滑り案内に係入する。
このスリツト状の滑り案内によつてブレーキレバ
５は踵金具１の前進及び後退運動の際準備位置又
はブレーキ位置にもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるスキーブレーキの第一実
施形態であり、ブレーキレバが準備位置にある場
合を示す図、第２図は第１図のスキーブレーキ
で、ブレーキレバがブレーキ位置にある場合を示
す図、第３図は本発明によるスキーブレーキの第
二実施形態、そして第４図は第３図による実施形
態でブレーキレバが準備位置にある場合を示す図
である。 図中符号、１……踵金具、２，１２……滑り案
内、３……スキー、４，１１……作動アーム、５
……ブレーキレバ、６……軸。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 少なくとも１つのブレーキレバを備えたスキ
   ーブレーキであつて、 ブレーキレバはスキーの縦軸線に対して垂直に
   向いた軸線の回りを旋回可能に、スキー上面上に
   固定された基板を支承されており、かつスキービ
   ンデングによつて作動可能で、ブレーキレバと共
   に二腕のレバを形成する作動アームを有し、その
   際ブレーキレバと作動アームは旋回軸線の一端に
   配設されているスキーブレーキにおいて、 前進、後退運動可能にスキー３上に組付けられ
   ているスキービンデング踵金具１の側方かつ、踵
   金具１と作動アーム４，１１との間に滑り案内が
   形成されており、滑り案内は踵金具１の前進及び
   後退運動の際にブレーキレバ５の旋回のために作
   動アーム４，１１を連行し、そして滑り案内はス
   キーブレーキの軸線６の上方かつブレーキレバ５
   の縦軸線に対してスキー３の縦軸線の方向におい
   て側方にずらせて配設されており、この際滑り案
   内は１つのピン１２又は相互に間隔をおいた２つ
   のピン２，２が踵金具１に固定され、かつピン１
   ２が作動アーム１１におけるブレーキレバ５の縦
   軸線に対して略平行になつているスリツト１０に
   係入し又は作動アーム４が直接２つのピン２、２
   の間に案内されて形成されていることを特徴とす
   るスキーブレーキ。 ２ ピン１２はブレーキレバ５が準備状態にある
   場合に、ブレーキレバ５から距離をおいて位置す
   るスリツト１０の端１０′から距離をおいて位置
   する、特許請求の範囲第１項記載のスキーブレー
   キ。 ３ ばね９がスキーに支持されかつスキービンデ
   ング又はブレーキレバに作用する、特許請求の範
   囲第１項又は第２項記載のスキーブレーキ。