JPS6236496A - アルミニウム冷間圧延油組成物 - Google Patents

アルミニウム冷間圧延油組成物

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JPS6236496A
JPS6236496A JP17571785A JP17571785A JPS6236496A JP S6236496 A JPS6236496 A JP S6236496A JP 17571785 A JP17571785 A JP 17571785A JP 17571785 A JP17571785 A JP 17571785A JP S6236496 A JPS6236496 A JP S6236496A
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小倉 茂稔
Katsumi Seki
克巳 関
Kazuhiko Endo
和彦 遠藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し発明の属する分野] 本発明は、アルミニウムを冷間圧延する際に用いる冷間
圧延油組成物に関する。
[発明の背景] 近年、冷間圧延機が高速化し、塑性加工における変形熱
J′3よび摩擦熱が大きくなってきたため、冷間圧延油
に要求される性質の中で特に冷却性および熱に対する安
全性が重視されるようになってきた。
従来、冷間圧延油には低粘度品はど冷却性が大きいとい
う理由から低粘度鉱油が使用されていたが、低粘度鉱油
は引火点も低いため、高速圧延時に火災が発生ずるとい
う危険性がある。そこで水が火災安全性および冷却性に
優れているという性質を利用して、低粘度鉱油を水に分
散または乳化させた鉱油系ソリューブル油が使用されだ
してきた。
しかしながら、鉱油系ソリューブル油は、火災安全性お
よび冷却性には優れるものの、圧延性すなわち油性およ
び油膜強度に乏しく、しかも特にアルミニウムの冷間圧
延に使用した場合にはウォータースティンを生ずる場合
があり、大きな欠点とされている。
ここでいうウォータースティンとは、鉱油系ソリューブ
ル油をアルミニウムの冷間圧延油として使用した場合に
、圧延後のアルミニウム板の表面に生ずる白色の除去し
がたい汚れのことである。
このウォーター スティンは圧延コイル保管時の結露や
圧延後のアルミニウム板の水切り不十分、アルミニウム
板への圧延油のぼた落ちが原因とされているが、ウォー
タースティンが発生するとそのアルミニウム板の商品価
値は大きく損なわれてしまう。
そこで本発明者らは上記の従来公知のアルミニウム冷間
圧延油の問題点を解決するために研究を重ねた結果、本
発明を完成するに至った。
し発明の目的] 本発明は、アルミニウムの冷間圧延において、高速圧延
時における冷部性および火災防止性が極めて良好であり
、かつ圧延性、乳化安定性に優れ、特にウォーターステ
ィンの発生が少なく圧延後のアルミニウム板の表面状態
が極めて良好であるという種々の特性を兼ね備えたアル
ミニウム冷間圧延油組成物を提供することを目的とする
[発明の内容] 本発明は2発明を含み、その特定発明は、(A)炭素数
8〜22の脂肪族1価アルコール10〜90重量部、 ([!t > 40℃における粘度が1.5〜35C8
tの鉱?l1lO〜80!&部、 (C)炭;、1数8〜20の脂肪族モノカルボン酸0.
1〜10重量部、 (D)一般式 %式% [式中、R+およびR3は水素、炭化水素基またはアシ
ル基であり、R1とR3は同一でも異なっていてもよく
、R2はアルキレン基であり、bは1〜6、aXbは1
〜20であるコで表わされる界面活性剤0.1〜20重
量部、からなる(A)〜(D)成分の合計重囲100重
M部、および (E)安息香酸のアルカリ金属塩および/またはアミン
塩を、(A)〜(D)成分の合計重量100重1部に対
して0.01〜10重fΔ部、を必須成分として水に配
合してなるアルミニウム冷間圧延油組成物を提供するも
のであり、またその第2発明は、 (A)炭素数8〜22の脂肪族1価アルコール10〜9
0重M%、 (B)40℃における粘度が1.5〜35cStの鉱油
0〜80重量%、 (C)炭素数8〜20の脂肪族モノカルボン酸0.1〜
10重j%、 (D)一般式 %式% [式中、R1およびR3は水素、炭化水素基またはアシ
ル基であり、R+とR3は同一でも異なっていてもよく
、R2はアルキレン基であり、nは1〜6、m×nは1
〜20である]で表わされる界面活性剤0.1〜20重
最%、からなる(A)〜(D)成分の合計重量100重
役部、 (E)安息香酸のアルカリ金属塩および/またはアミン
塩を、(A)〜(D)成分の合計重量100重量部に対
して0.01〜10重量部、および(F)ベンゾトリア
ゾールを、(A)〜(D)成分の合計型缶100重量部
に対して0.01〜6重量部、 を必須成分として水に配合してなるアルミニウム冷間圧
延油組成物を提供するものである。
以下、本発明のアルミニウム冷間圧延油組成物について
より詳細に説明する。
本発明でいう(A)成分とは炭素数8〜22、好ましく
は炭素数10〜18の脂肪族1価アルコールおよびそれ
らの混合物のことである。この脂肪族アルコールとして
は飽和アルコール、不飽和アルコールおよびそれらの混
合物のいずれでも使用できるが、熱的な安定性の面から
飽和アルコールの方が好ましい。またこの脂肪族アルコ
ールとして直鎖アルコール、分校アルコールおよびそれ
らの混合物のいずれでも使用できる。本発明に使用でき
る(A)成分のアルコールとしては、具体的には例えば
オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコ
ール、ウンデシルアルコール、ドデシルアルコール(ラ
ウリルアルコール)、トリデシルアルコール、テトラデ
シルアルコール(ミリスチルアルコール)、ペンタデシ
ルアルコール、ヘキサデシルアルコール(セチルアルコ
ール)、ヘプタデシルアルコール、オクタデシルアルコ
ール(ステアリルアルコール)、エイコシルアルコール
、トコシルアルコール、オフタデビニルアルコール(オ
レイルアルコール)、オクタデカトリ工二ルアルコール
(リルイルアルコール)およびこれらの混合物等が挙げ
られる。本発明でいう(A)成分のアルコールとしては
天然品および合成品を問わず任意の方法により製造され
たものを使用できるが、例えばヤシ油や牛脂等の天然油
脂のナトリウム還元および/または水添により得られる
混合アルコール、オキソ法により合成されるオキソアル
コールおよびチーグラー法によってエチレンおよび金属
アルキルから誘導される合成アルコール等を用いること
ができる。
本発明において(A)成分として使用される脂肪族1価
アルコールとしては炭素数8〜22のものを使用するこ
とが必要であり、炭素数が22を超えるものは常温でも
固体状となり作業性が悪(、さらに焼鈍処理によりオイ
ルスティンが発生しやすい。また炭素数が8に達しない
ものは圧延性が劣り、かつ刺激臭のために作業性が悪く
なる。
(△)成分の配合量は、(A)〜(D)成分の合計型f
i 100重量部に対して10〜90重昂部、好ましく
は20〜60重量部である。(A)成分を用いない場合
または(A>成分の配合量が前記範囲に達しない場合に
は圧延油の圧延性が低下し、さらに圧延油原液の水乳化
性や水可溶化性も悪くなるため好ましくない。
本発明でいう(B)成分とは40℃において1,5〜3
5(i3t、好ましくは2,0〜15c5tの粘度範囲
を有する鉱油である。(B)成分の鉱油としては、上記
の粘度範囲内のものであれば任意の種類のものを使用で
きるが、通常原油を蒸留して得られる測滑油留分を任意
の精製処理、例えば溶剤精製、硫酸処理、水添精製、白
土処理等にかけて得られる鉱油を使用するのが好ましい
(B)成分の配合量は、(A)〜(D)成分の合計重量
100重量部に対して0〜80重量部、好ましくは30
〜80重量部である。(B)成分は必ずしも使用する必
要はないが、(B)成分を上記範囲内で配合することに
より、圧延油の粘度を調整することができ、圧延工程に
おいて圧延ロールとアルミニウム板との密着性をより高
めることができる。しかしくB)成分の配合量が前記範
囲を超える場合には圧延性が悪くなり、また焼鈍処理に
よるオイルスティンが発生しやすく、さらに圧延油の水
乳化性や水可溶化性も悪くなるので好ましくない。
本発明でいう(C)成分とは、炭素数8〜20、好まし
くは炭素数10〜18の脂肪族モノカルボン酸およびそ
れらの混合物のことである。この脂肪族モノカルボン酸
としては飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸およびそれ
らの混合物のいずれでも使用でき、また直鎖カルボン酸
、分校カルボン酸およびそれらの混合物のいずれでも使
用できる。本発明に使用できる(C)成分の脂肪族モノ
カルボン酸としては、具体的には例えば、オクタン酸く
カブ1ノル酸ン、ノナン酸(ペラルゴン酸〉、デカン酸
(カプリン酸)、ウンデカン酸、ドデカン酸(ラウリン
酸)、トリデカン酸、テトラデカン酸(ミリスチン酸)
、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸〈バルミチン酸)、
ヘプタデカンR(マルガリンM>、IIクタデカン酸く
ステアリン酸)、ノナデカン酸、アイコサン酸(アラキ
シン酸)、オクテン酸、ノネン酸、ウンデセン酸、ドデ
セン酸、テトラデセン酸、ヘキサデセン酸、オクタデセ
ンM(オレイン酸)、アイコサン酸、オクタデカジエン
酸くリノール酸)、オクタデカトリエン酸(リルン酸)
およびこれらの混合物等が挙げられる。
(C)成分の配合向は、(Aン〜(D)成分の合計重量
100重量部に対して0,1〜10重量部、好ましくは
1〜7重量部である。(C)成分を用いない場合、ある
いは(C)成分の配合向が前記範囲に達しない場合は、
圧延油の圧延性が低下するため好ましくない。一方(C
)成分の配合量が前記範囲を超える場合には、圧延油の
汚れにともない、圧延後のアルミニウム板表面に汚れが
生ずるようになるため好ましくない。
本発明でいう(D)成分とは、一般式 %式%(1 で表わされる界面活性剤である。
(1)式において、R2はアルキレン基であり、該アル
キレン基の炭素数は2〜8であることが好ましく、−分
子中に炭素数の異なるアルキレン基が存在してもよい。
特に好ましいアルキレン基はエチレン基およびプロピレ
ン基であり、好ましいポリオキシアルキレン基はポリオ
キシエチレン基、ポリオキシプロピレン基およびポリオ
キシエチレンーポリオキシブロビレン基である。
また(1)式において、R1およびR3は水素、炭化水
素基またはアシル基であり、R1とR3は同一でも異な
っていてもよい。
ここでいう炭化水素基とは、(i)飽和あるいは不飽和
の、直鎖あるいは分校の炭素数4〜22の鎖状炭化水素
基、好ましくは炭素数10〜18の脂肪族1価アルコー
ルから誘導される炭素数10〜18のアルキル基、例え
ばデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、テトラデシル
基、ヘキサデシル基およびオクタデシル基、(ii) 
 2〜6価アルコール、好ましくはグリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
およびソルビトールから誘導される炭化水素残基、およ
び(iii )置換あるいは不置換の炭素数6〜22の
芳香族炭化水素基、好ましくは炭素数6〜18の芳香族
炭化水素基、例えばフェニル基、オクチルフェニル基、
ノニルフェニル基、デシルフェニル基オよびドデシルフ
ェニル基である。またここでいうアシル基とは、炭素数
2〜22のカルボン酸、特に炭素数2〜18の飽和モノ
カルボン酸あるいは不飽和モノカルボン酸から誘導され
るものが好ましく、該カルボン酸としては例えば酢酸、
プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、ビバル酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、ステアリン酸
およびオレイン酸等が挙げられる。
前記R1とR3は同一でも異なっていてもよく、水素、
炭化水素基およびアシル基の中より任意に選ばれるが、
一方が水素であり、他方が炭化水素基またはアシル基で
あることが好ましい。
また(1)一式において、bは1〜6、好ましくは1〜
3の整数であり、aXbは1〜20、好ましくは2〜1
4の整数をそれぞれ示している。
本発明でいう(D)成分としては(1)式で表わされる
界面活性剤もしくはそれらの混合物を使用することがで
きるが、(1)式で表わされる界面活性剤のうち特に好
ましいものは、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピ
レンまたはポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン
のラウリルエーテル、ミリスチルエーテル、パルミチル
エーテル、ステアリルエーテル、オクチルフェニルエー
テル、ノニルフェニルエーテル、ラウリルエステル、ミ
リスチルエステル、パルミチルエステル、ステアリルエ
ステルまたはこれらの混合物であり、(1)式でいうa
が2〜14の整数でありわが1のものである。
(D>成分の配合量は、(A)〜(D>成分の合計重量
100重量部に対して0.1〜20重全部、好ましくは
1〜15重量部である。(D)成分を用いない場合、ま
たは(D)成分の配合量が前記範囲に満たない場合は、
圧延油の乳化安定性または水可溶化安定性が悪くなり、
圧延油の管理が困難になるので好ましくない。一方、(
D>成分の配合量が前記範囲を超える場合には圧延の際
のプレートアウト性が悪化し、圧延性が悪くなるので好
ましくない。
なお、界面活性剤としては本発明の(D)成分の他に、
例えば高級脂肪酸アルカリ金属塩(セッケン)、アルキ
ル硫酸塩、アルキルスルホン[2、アルキルアリールス
ルホン酸塩等の陰イオン性界面活性剤、高級アミンハロ
ゲン酸塩、ハロゲン化アルキルビリニジウム、第四級ア
ンモニウム塩、第四級ホスホニウム塩、第三級スルホニ
ウム塩、ポリソーブ、ポリアミン等の陽イオン性界面活
性剤、ポリオキシアルキレンリン酸エステル等の非イオ
ン性界面活性剤および高級アルキルアミノ酸、ポリアク
リルアミド等の両性界面活性剤等数多くのものが知られ
ているが、本発明の(D)成分以外の界面活性剤を(D
>成分に代えて使用した場合には、圧延油の乳化安定性
または水可溶化安定性が悪く、したがって圧延油の管理
が困難になるので好ましくない。しかしな摩ら本発明に
おいては、(D)成分とともに上記に示したような(D
)成分以外の界面活性剤を少恒併用しても一向にかまわ
ない。
本発明でいう(E)成分とは、安息香酸のアルカリ金属
塩および/またはアミン塩である。ここでいう安息香酸
とは、一般式 (式中、R4は炭素数1〜6、好ましくは1〜4のアル
キル基を、またCはθ〜3の整数をそれぞれ示している
) で表わされる安息香酸およびそのアルキル誘導体を意味
している。上記一般式で表わされる化合物で本発明にお
いて好ましいものとしては、具体的には例えば、安息香
酸、トルイル酸、ジメチル安息香酸、エチル安息香酸、
プロピル安息香酸、ブチル安息香酸、トリメチル安息香
酸、メチルエチル安息香酸、ブチル安息香酸、ジエチル
安息香酸およびこれらの混合物等が挙げられる。一方、
アルカリ金属としては、具体的には例えばナトリウム、
カリウム等が挙げられる。またアミンとしては、一般式 %式% で表わされるアミン類および一般式 l R11RI2 で表わされるモルホリン類等が挙げられる。上式中、R
s 、RsおよびR7は同一でも異なっていてもよく、
それぞれ水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
5〜8゛のシクロアルキル基またはアルキルシクロアル
キル基、あるいは水酸基を1個有する炭素数1〜6のヒ
ドロキシアルキル基を示し、具体的には例えば、水素原
子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、メチルシクロペンチル基、シクロへブチル基、メ
チルシクロヘキシル基、ジメチルシク口ペンチル基、エ
チルシクロペンチル基、メチルシクロへブチル基、ジメ
チルシクロヘキシル基、エチルシクロヘキシル基、ヒド
ロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロ
ピル基、ヒドロキシブチル基、ヒドロキシペンチル基、
ヒドロキシヘキシル基等が挙げられる。また、前式中、
R8、Rs 、RIG 、 Rn 、およびR12は同
一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子または炭
素数1〜6、好ましくは1〜4のアルキル基を示し、具
体的には例えば、水素原子、メチル基、エチル基プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられ
る。
本発明の(E)成分として特に好ましいものとしては、
具体的には例えば、安息香酸、トルイル酸、ジメチル安
息香酸、エチル安息香酸、プロピル安息香酸またはブチ
ル安息香酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩、メチルアミン塩、エチルアミン塩、プロピルアミン
塩、ブチルアミン塩、ペンチルアミン塩、ジメチルアミ
ン塩、ジエチルアミン塩、ジプロピルアミン塩、ジブチ
ルアミン塩、シクロヘキシルアミン塩、ジシクロヘキシ
ルアミン塩、プロピルシクロヘキシルアミン塩、エタノ
ールアミン塩、ジェタノールアミン塩、トリエタノール
アミン塩、プロパツールアミン塩、ジブロバノールアミ
ン塩、トリプロパツールアミン塩、モルホリン塩、メチ
ルモルホリン塩、ジメチルモルホリン塩、エチルモルホ
リン塩、ジエチルモルホリン塩およびこれらの混合物等
が挙げられる。
(E)成分の配合量は、(A)〜(D)成分の合計重量
100重量部に対して0.01〜10重量部、好ましく
は0.1〜5重量部である。(E)成分を用いない場合
、または(、E)成分の配合量が前記範囲に達しない場
合は、圧延後のアルミニウム板にウォータースティンの
発生が多くなるため好ましくない。一方、(E)成分の
配合量が前記範囲を超える場合には(E)成分の圧延油
に対する溶解性不良が生じたり、圧延油の乳化安定性が
悪くなるため好ましくない。
本発明によれば、前記の(A)〜(E)成分を必須の成
分として水に配合し、乳化または可溶化させることによ
り、各種性能に優れたアルミニウム冷間圧延油組成物を
得ることができるが、本発明の第2発明に従って、さら
に(F)ベンゾトリアゾールを所定m配合すれば、より
ウォータースティン発生防止性に優れたアルミニウム冷
間圧延油組成物を得ることができる。
本発明の第2発明でいう(F)ベンゾトリアゾールとは
、一般式 (式中、R13は炭素数1〜20、好ましくは1〜10
のアルキル基を示し、dはO〜2の整数を示す〉 で表わされるベンゾトリアゾールおよびそのアルキル誘
導体である。本発明の(F)成分として特に好ましい化
合物としては、具体的には例えばベンゾトリアゾール、
メチルベンゾトリアゾール、ジメチルベンゾトリアゾー
ル、エチルベンゾトリアゾールa5よびこれらの混合物
等が挙げられる。
(F)成分の含有凹は、(A)〜(D)成分の合計重量
100重量部に対して0.01〜6重量部、好ましくは
0.05〜3重量部である。(F)成分の配合量が前記
範囲に達しない場合は、(F)成分配合によるウォータ
ースティン発生防止の効果があまり上がらない。また(
F)成分の配合量が前記範囲を超える場合には、(F)
成分の析出により給油フィルターの目詰り等が生ずる恐
れがあるため好ましくない。
本発明のアルミニウム冷間圧延油組成物は、特定発明で
は前記(A)〜(E)成分を、また第2発明では前記(
A)〜(F)成分の所定旦を必須成分として水に配合し
、乳化または可溶化さぜることにより得られる。この除
用いる水の量は任意であるが、通常(A)〜(D)成分
の合計重量の3〜1000重最倍、好ましくは5〜10
0重量倍である。
本発明において、前記の(A)〜(E)成分または<A
)〜<F)成分の水への配合方法は任意であり、各成分
を別個に水に添加してもよく、また予め(A)〜(E)
成分、または(A)〜(F)成分のうちの何成分かを混
合して圧延油原液としておき、これらの成分については
圧延油原液の形で水に配合してもよい。特に、本発明に
おいては圧延油組成物の製造の容易さの点から、(A)
〜(E)成分、または(A)〜(F)成分を予め混合し
て圧延油原液としておき、この圧延油原液を水に配合す
るのが好ましい。しかしながら(E)成分の安息香酸塩
が他成分の混合物に対して不溶または難溶の場合、(E
)成分だけは予め水に溶解して水溶液としておき、水溶
液の形で他の成分の混合物からなる圧延油原液と共に水
に配合するのが好ましい。
また、本発明のアルミニウム冷間圧延油組成物に、必要
に応じて油性剤、極圧剤、酸化防止剤、さび止め剤およ
び殺菌剤または防腐剤等の公知の潤滑油添加剤を配合す
ることもできる。本発明に使用できる油性剤としては例
えば炭素数8〜18の高級脂肪酸、例えばカプリル酸、
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸
、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸と炭素数1〜8
の脂肪族アルコールもしくはグリコールとのエステル、
例えばメチルラウレート、ブチルラウレート、ブチルス
テアレート、ペンチルオレエート、オクチルミリスチレ
ート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパル
ミテート、オレイン酸モノグリセライド、オレイン酸ジ
グリセライド等、さらに牛脂、豚脂、羊脂、魚油、鯨油
等の動物油、オリーブ油、ヤし油、ひまし油、なたね油
、パーム油、大豆油等の植物油およびこれらの混合物等
が挙げられる。一方、極圧剤としては、例えばn−ブチ
ルジー n−オクチルホスフィネート、ジー n−ブチ
ルヘキシルホスホネート、ジー 0−ブチルフェニルホ
ス、ホネート、トリブチルホスフェート、トリクレジル
ホスフェート、ジブデルホスホロアミデート、アミンジ
ブチルホスフェート等の有機リン化合物、塩素化パラフ
ィン、塩素化ジフェニル等の有機ハロゲン化合物、スル
フィド、ジスルフィド、ジエステルジスルフィド等の有
機イオウ化合物等が挙げられる。また酸化防止剤としで
は例えばN、N’−ジー5ea−ブチル−p−フェニレ
ンジアミン、フェニル−α−ナフチルアミン等の芳香族
アミン類、2,6−シーtert−ブチル−ρ−クレゾ
ール等のヒンダード・フェノール類が、さび止め剤とし
てはアルキルまたはアルケニルこはく酸およびその部分
エステル、脂肪酸、ナフテン酸、アビエチル酸、ラノリ
ン脂肪酸、アルケニルこはく酸の金属石けん、アミン塩
等のカルボン酸塩、Naスルホネート、Caスルホネー
ト、13aスルホネート等のスルホン酸塩、ジアルキル
ジチオりん酸、ジアルキルホスフィン酸1.ジアルキル
りん酸エチレンオキシド付加物等のりん酸およびりん酸
塩が挙げられ、殺菌剤または防腐剤としては例えば0−
フェニルフェノール、テトラクロロフェノール等のフェ
ノール系化合物、2−ヒドロキシメチル−2−二トロー
 1.3−プロパンジオール等のホルムアルデヒド供与
体化合物等が挙げられる。
これら公知の潤滑油添加剤は単独でもよく、また数種類
組み合わせて配合してもよい。またこのm滑油添加剤お
よびそれらの混合物のアルミニウム冷間圧延油組成物に
対する配合方法は任意であり、種々の方法で配合するこ
とができる。しかしながら、通常、(A)〜(E)成分
または(A)〜(F)成分からなる圧延油原液(場合に
よって(E)成分を除く)に可溶のものは圧延油原液に
溶解させた形で、また圧延油原液に不溶または難溶のも
のは予め水に溶解させておき、水溶液の形で水に配合す
るのが好ましい。
この潤滑油添加剤およびそれらの混合物の配合mも任意
であるが、通常、(A)〜(D)成分の合計量ff11
00重量部に対して15重量部以下、好ましくは10重
置部以下である。
[発明の実施例] 以下、実施例および比較例により本発明をさらに具体的
に説明する。但し、以下に示す実施例および比較例は本
発明に何ら制限を加えるものではない。
実施例1〜5および比較例1〜3 第1表の組成に従って、本発明にかかるアルミニウム冷
間圧延油組成物(実施例1〜5)を調製した。また比較
のために第2表の組成に従って、(C)成分および(E
)成分を加えないものく比較例1)、(E)成分を加え
ないもの(比較例2ンおよび(E)成分を加えずに(F
)成分を加えたもの(比較例3)も調製した。なお、以
上の実施例および比較例の組成物において、(E)成分
の安息香酸塩は予め水に溶解させて10重量%水溶液ど
しておき、水溶液の形で他成分とともに水に配合した。
次にこれらの実施例と比較例の組成物について、以下の
条件でアルミニウム板の圧延を行った。そして圧延した
コイルを50℃で48時間放置後、アルミニウム板表面
のウォータースティンの発生状態を目視で観察し、ウォ
ータースティン全面に発生をO1全く発生せずを10と
する10段階評価で組成物のウォータースティン発生防
止傾向を評価した。
その結果を第1表および第2表に示す。
[圧延条件1 ワークロール系:  204#φ、胴長220mIn圧
延材: A 3004H材、板幅130 mm、板厚0
.4mm、長さ300m 。
圧延速度+  100m /min、 圧下率:40%、 [発明の効果] 第1表および第2表のウォータースティン発生評価の結
果から判る通り、本発明の特定発明にかかる組成物(実
施例1〜3)は、(E)成分を含有していない場合(比
較例1〜2)に比べてウォータースティン発生傾向が著
しく改善されているのが明らかである。
また(E)成分を加えずに(F)成分のみを加えた場合
(比較例3)は、同じ組成で(F)成分を加えていない
比較例2の組成物と比べて、そのウォータースティン発
生傾向は改善されていないのに対し、本発明の第2発明
に従ってさらに(F)成分を加えた実施例4〜5の組成
物は、(F)成分を加えていない実施例1〜3の組成物
よりウォータースティン発生傾向がより改善されている
このことから1、ウォータースティン発生防止に対する
(E)成分と(F)成分の相乗効果が明らかである。
このように、(A)〜(E)成分からなる本発明の特定
発明にかかる組成物は、ウォータースティンの発生を防
止することができ、さらに(F)成分を加えた本発明の
第2発明にかかる組成物は、ウォータスティンの発生を
一層防止することができる。
従って、本発明の組成物はアルミニウム冷間圧延油とし
て好適に用いられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)炭素数8〜22の脂肪族1価アルコール10
    〜90重量部、 (B)40℃における粘度が1.5〜35cStの鉱油
    0〜80重量部、 (C)炭素数8〜20の脂肪族モノカルボン酸0.1〜
    10重量部、 (D)一般式 R_1−[O−(R_2O)a−R_3]b[式中、R
    _1およびR_3は水素、炭化水素基またはアシル基で
    あり、R_1とR_3は同一でも異なっていてもよく、
    R_2はアルキレン基であり、bは1〜6、a×bは1
    〜20である]で表わされる界面活性剤0.1〜20重
    量部、からなる(A)〜(D)成分の合計重量100重
    量部、および (E)安息香酸のアルカリ金属塩および/ またはアミン塩を、(A)〜(D)成分の合計重量10
    0重量部に対して0.01〜10重量部、を必須成分と
    して水に配合してなるアルミニウム冷間圧延油組成物。 2、(A)炭素数8〜22の脂肪族1価アルコール10
    〜90重量%、 (B)40℃における粘度が1.5〜35cStの鉱油
    0〜80重量%、 (C)炭素数8〜20の脂肪族モノカルボン酸0.1〜
    10重量%、 (D)一般式 R_1−[O−(R_2O)a−R_3]b[式中、R
    _1およびR_3は水素、炭化水素基またはアシル基で
    あり、R_1とR_3は同一でも異なっていてもよく、
    R_2はアルキレン基であり、nは1〜6、m×nは1
    〜20である]で表わされる界面活性剤0.1〜20重
    量%、からなる(A)〜(D)成分の合計重量100重
    量部、 (E)安息香酸のアルカリ金属塩および/ またはアミン塩を、(A)〜(D)成分の合計重量10
    0重量部に対して0.01〜10重量部、および(F)
    ベンゾトリアゾールを、(A)〜 (D)成分の合計重量100重量部に対して0.01〜
    6重量部、 を必須成分として水に配合してなるアルミニウム冷間圧
    延油組成物。
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