JPS6236237Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は管の片側にフインを設けた型材より
中間部のフインを切除し、このフインの切除した
部分より型材の管をフインを内側にするとともに
フインとフインとを重複するようにＵ字形に折曲
げて、形成した型材のフインとフインとの間に平
板状発熱体を挾み込んだ加熱体に係るものであ
る。

この考案の目的はコーヒー沸し器などの加熱体
を構造が簡単で、かつ小型にすることなどであ
る。

次にこの考案の加熱器を図示した１実施例につ
いて説明する。

使用する型材１は第３図第４図々示のように管
２の片側にフイン３を１体に押出し成形したアル
ミニウム合金型材１で、この型材１の中間部のフ
イン３を切除して切除部４を設ける。更に必要に
応じて型材１の両端部のフイン３を切除する。

この中間部の切除部４より型材１の管２をフイ
ン３を内側にし、かつ１方のフイン３と他方のフ
イン３とを重複するようにＵ字形に折曲げる。

このように型材１の管２をＵ字形に折曲げて重
複した１方のフイン３と他方のフイン３との間に
平板状発熱体５を挾み込んだ加熱器６である。

なお、型材１の管２を折曲げる前または折曲げ
後に必要に応じてフイン３，３を多少捩じ曲げて
Ｕ字形に折曲げる時に１方のフイン３と他方のフ
イン３とが衝突しないようにしたり、またはフイ
ン３とフイン３との間に平板状発熱体５を挾み込
み易くするとよい。

この実施例の加熱器６を実際に使用する時には
平板状発熱体５を発熱することにより発熱体４の
両面に設けた双方のフイン３，３が発熱体５から
の熱をそれぞれの管２，２へと伝えるから、この
管２の１方の開口部より液体などを流入し、管２
の他方の開口部より流出することにより管２の中
を通る間に液体などを加熱する。

この考案の加熱器は管をＵ字形に折曲げるとと
もに１方のフインと他方のフインとを重複したた
めに折曲げないものより小型にすることができる
し、また発熱体の両面よりフインを介して加熱す
るのでより効率よく流体などを加熱することがで
きる。

またこの考案の加熱器は構造が簡単で、平板状
発熱体は１方のフインと他方のフインとの間に挾
み込んだだけであるから平板状発熱体などが故障
した際に分解、修理または新部品との交換などを
簡単に行うことができる。

更にこの考案の加熱器は屈曲部を接続したもの
ではなく、単にＵ字形に折曲げたので加熱器の屈
曲部より液体などが漏れることがないという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面
図、第３図と第５図は型材の平面図、第４図は第
３図の正面図である。 １は型材、２は管、３はフイン、４は切除部、
５は発熱体、６は加熱器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 管の片側にフインを１体に設けた型材の中間部
   のフインを切除し、該型材のフインの切除部より
   フインを内側にし、かつフインとフインとを重複
   するように型材の管をＵ字形に折曲げ、該型材の
   フインとフインとの間に平板状発熱体を挾み込ん
   でなる加熱器。