JPS6236228A - サイロ払出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は石炭等の粉粒物を貯蔵するサイロにおける払出
装置に関する。

［従来技術］ この種のサイロにおいては、サイロの下部に円錐形コー
ンを配置し、このコーンの下方に回転プラウ設けて、貯
蔵物を中央部におかれたシュートにかき寄せて払出を行
うようにした払出装置を必要とする。

本出願人は既に、実願昭５９−１７５１１７号として同
様の装置を提案している。

この先願の技術においては、円錐形コーンの下方にコー
ンとは別体に払出装置を配備しである。サイロが大型化
するのに伴い、円錐形コーンも大型になるが、その内部
の空間は従来はデッドスペースとして利用されていなか
った。

［発明の目的］ したがって本発明の目的は、この円錐形コーンの内側の
空間部を利用して、ここに回転プラウを配備したサイロ
払出装置を提供するものである。

［発明の構成］ 本発明によるサイロ払出装置によれば、円錐形コーンの
内側にモータにより駆動されるプラウ駆動円板を配置し
、このプラウ駆動円板にプラウの中央部を回動可能に軸
支すると共に、プラウの根元端部の回動位置を規制する
手段を設（）でプラウの開き角度を調整可能にしである
。

［発明の効果］ 本発明は以上のように、サイロに不可欠な円錐形コーン
の内側の空間を利用してプラウの駆動装置を配置したか
ら、装置全体を簡素化づることができた。また、プラウ
の開き角度を調整できるので、安価な定回転数モータを
使用しても、プラウの開き角度を変えることで払出量を
調整できるので、払出装置のコストも低減でき、プラウ
駆動部の保守、点検も容易となる等の効果を有する。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明について説明する。

第１図は本発明を適用したサイロの断面正面を示すもの
で、サイロ本体１の下部２は円錐形に絞られており底部
には払出口３が形成されている。

サイロ下部２の内部には、ビーム支持梁４が掛渡してあ
って、このビーム支持梁４に円錐形コーン５が取付けら
れている。円錐形コーン５はサイロ内の貯蔵物６のコー
ン絞り部でのアーチングを防止し、払出口３ヘスムーズ
に案内し、安定した貯留物の払出しを行うもので、その
内側の空間は従来は利用されていなかった。

本発明においては、この円錐形コーンの内側空間を利用
してプラウの駆動機構を装備するものである。すなわち
その概要は円錐形コーン５の内側にモータ１０を取付け
、このモータの駆動力をプラウ駆動円板１１に伝達して
プラウ１２を水平面内で回転して貯蔵物を中心にかき集
めるように構成しである。そして中心部にかき寄せられ
た貯蔵物はシュート１３からコンベヤ基台１５上のベル
トコンベヤ１４に落下し、サイロ外へ搬送されるように
なっている。

次にプラウ駆動円板とプラウの第１の実施例の詳細につ
いて第２図、第３図により説明する。

モータ１０のピニオンギヤ２０はプラウ駆動円板１１に
設けたギヤに内接していてこれを駆動する。プラウ駆動
円板１１には軸２１がｔａ設してあり、この軸２１に対
してプラウ１２に設けた軸受２２が回動自在に挿入され
ている。すなわち第２図に示すようにプラウ１２の平面
形状は湾曲した羽根状のもので、その中間部が軸受２２
によってプラウ駆動円板１１に支えられている。そして
プラウ１２の根元スペーサ２３を介してプラウ駆動円板
に植設した他のシャフト２４に係合するようにしである
。

本実施例装置は以上のように構成しであるので、モータ
１０によりプラウ駆動円板１１を第２図の矢印六方向に
回動して払出しを開始すると、貯蔵物６はプラウ１２に
より払出され、払出口３へ落下する。この際にプラウ１
２は貯蔵物の抵抗を受けて矢印Ｂ方向の力を受けて開く
。しかし、プラウの根元はスペーサ２３を介して軸２４
に係合するので、プラウの開きはスペーサ２３の高さに
より規制される。

そこで、このスペーサ２３の高さを調整することで、プ
ラウの払出半径を調整するこができるので、モータ１０
は一定回転しても、このプラウの払出半径を調整するこ
とでサイロの払出ａを制御することができる。モータ１
０を逆回転してプラウ駆動円板１１を矢印Ａとは逆方向
に回動すると、プラウ１２は貯蔵物の抵抗によって矢印
Ｂとは逆方向に回動し、プラウ駆動円板側に引き寄せら
れる。この位置にあっては、スペーサ２３を容易に交換
することができる。

以上のように本実施例では回動可能なプラウの払出半径
をスペーサにより調整するように構成したが、スペーサ
にかえて、電動シリンダや油圧シリンダを装備すれば、
遠隔操作でプラウの払出半径を制御することが可能とな
る。

次に第４図に示す本発明の他の実施例においては、プラ
ウ駆動円板１１の下面にブラケット３０を固着し、この
ブラケット３０にヒンジ３１を介してプラウ３２を回動
自在に取付けたものである。

ブラケット３０には第１のストッパ３３と第２のストッ
パ３４が互いに直角に配置してあって、プラウ３２の回
動はこのストッパ３３．３４により規制される。したが
って、プラウ駆動円板１１を矢印Ａ方向に駆動すると、
プラウ３２は実線位置まで開いてプラウの背板３５が第
１のストッパ３３に当接する。

次にプラウ駆動円板１１を矢印Ａとは逆方向に回転させ
ると、プラウ３２は２点鎖線で示す位置に閉じ、前縁部
３６が第２のストッパ３４に当接する。

したがって、この状態で第１のストッパ３３とプラウの
背板３５との間に適宜のスペーサを挿入することによっ
て、プラウの開き角度を調整することができ、払出ｉを
制御できる。またスペーサにかえて、電動シリンダや油
圧シリンダ等のアクチュエータを使用すれば、遠隔操作
でプラウの開き角度を制御することができる。

［まとめ］ 本発明は以上のようにサイロが大形化した場合、サイロ
径に比例し、円錐形コーンも大きくなるが、この円錐形
コーン内部を利用して駆動部等を全て収納したから、サ
イロの払出据付は、この円錐形コーン及び同支持用ビー
ムを一括で処理でき、時間的に短縮された。又サイロを
コンクリート構造で作る場合は、従来サイロ底部は鋼製
としていたが、本考案により底部もコンクリート構造が
可能になった。

そして、プラウの開き角度を調整できるようにしたから
、プラウの回転速度を一定にしてもプラウの払出半径を
変化させて払出量を調整することができる等の効果を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するサイロの断面正面図、第２図
はプラウ駆動部の拡大平面図、第３図はプラウ駆動部の
断面図、第４図は本発明の他の実施例を示す平面図であ
る。 １・・・サイロ本体　　５・・・円錐形コーン１１・・
・プラウ駆動円板　　１２．３２・・・プラウ　　２１
・・・プラウ回転支持軸２３・・・スペーサ　　３０・
・・ブラケット３３．３４・・・ストツパ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 粉粒体を貯蔵するサイロの底部の中心に円錐形のコーン
   を配置し、そのコーンの下方に回動するプラウを設けて
   貯蔵物をかき寄せてシュートに払出しするサイロ払出装
   置において、円錐形コーンの内側にモータにより駆動さ
   れるプラウ駆動円板を配置し、このプラウ駆動円板にプ
   ラウの中央部を回動可能に軸支すると共に、プラウの根
   元端部の回動位置を規制する手段を設けてプラウの開き
   角度を調整可能にしたことを特徴とするサイロ払出装置
   。