JPS623573Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS623573Y2 JPS623573Y2 JP1981063995U JP6399581U JPS623573Y2 JP S623573 Y2 JPS623573 Y2 JP S623573Y2 JP 1981063995 U JP1981063995 U JP 1981063995U JP 6399581 U JP6399581 U JP 6399581U JP S623573 Y2 JPS623573 Y2 JP S623573Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- gear
- partition wall
- oil passage
- chambers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 12
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 12
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 38
- 239000012208 gear oil Substances 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000013019 agitation Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は歯車変速機の歯車室構造の改良に関す
る。
る。
自動車の変速機をはじめ一般に使用されている
歯車変速機は、第1図に示すように、エンジン後
部に連結されるトランスミツシヨンケース1内に
装置される。このトランスミツシヨンケース1は
中央に設けられた隔壁2で仕切られて2つの歯車
室3,4が形成され、これらの2つの歯車室3,
4内にクラツチ軸(入力軸)5、主軸(出力軸)
6および副軸(カウンタシヤフト)7が回転自在
に支持され、それぞれの軸5,6,7に変速用の
種々の歯車8が摺動自在としてあり、これらの歯
車8の選択噛合によつて所定の変速段を得てい
る。
歯車変速機は、第1図に示すように、エンジン後
部に連結されるトランスミツシヨンケース1内に
装置される。このトランスミツシヨンケース1は
中央に設けられた隔壁2で仕切られて2つの歯車
室3,4が形成され、これらの2つの歯車室3,
4内にクラツチ軸(入力軸)5、主軸(出力軸)
6および副軸(カウンタシヤフト)7が回転自在
に支持され、それぞれの軸5,6,7に変速用の
種々の歯車8が摺動自在としてあり、これらの歯
車8の選択噛合によつて所定の変速段を得てい
る。
ところが、これらの2つの歯車室3,4内に入
れられ歯車8を潤滑するギヤオイルは低温時には
粘度が高く歯車8に対しては撹拌抵抗の増大を招
き、大きな変速操作力を必要とするなどシフトフ
イーリングの悪化となる。また、通常、変速用の
歯車8としては、はすば歯車が使用されるが、は
すば歯車ではその回転によつて歯の傾きによりギ
ヤオイルが引き寄せられて油面が傾斜してしま
い、第2図に示すように、隔壁2の下部に形成さ
れ歯車室3,4間を連通する油通路9を通して一
方の歯車室から他方の歯車室にギヤオイルが移動
し、油が流入した方の歯車室の撹拌抵抗がさらに
増大しシフトフイーリングがさらに悪化するとと
もに燃費の増大を招いてしまう。
れられ歯車8を潤滑するギヤオイルは低温時には
粘度が高く歯車8に対しては撹拌抵抗の増大を招
き、大きな変速操作力を必要とするなどシフトフ
イーリングの悪化となる。また、通常、変速用の
歯車8としては、はすば歯車が使用されるが、は
すば歯車ではその回転によつて歯の傾きによりギ
ヤオイルが引き寄せられて油面が傾斜してしま
い、第2図に示すように、隔壁2の下部に形成さ
れ歯車室3,4間を連通する油通路9を通して一
方の歯車室から他方の歯車室にギヤオイルが移動
し、油が流入した方の歯車室の撹拌抵抗がさらに
増大しシフトフイーリングがさらに悪化するとと
もに燃費の増大を招いてしまう。
そこで、このようなギヤオイルによる撹拌抵抗
を減少させるため歯車室の底部に容積変化を可能
とした副室を設け、この副室の容積を制御して油
面を変えようとするものもあるが、その機構が複
雑であり、コストの増大ともなつてしまう。
を減少させるため歯車室の底部に容積変化を可能
とした副室を設け、この副室の容積を制御して油
面を変えようとするものもあるが、その機構が複
雑であり、コストの増大ともなつてしまう。
本考案はかかる従来の欠点を解消し、歯車の回
転にともなう油の引き寄せによる油面の傾斜を防
止し撹拌抵抗の減少やシフトフイーリングの向上
および燃費の低減を図ることのできる歯車変速機
の歯車室構造の提供を目的とする。かかる目的を
達成する本考案の構成は、変速用の歯車が収納さ
れる歯車室を仕切る隔壁に形成され当該歯車室間
を連通する油通路に油の低温時のみ油の移動を制
限する制限手段を設けたことを特徴とする。
転にともなう油の引き寄せによる油面の傾斜を防
止し撹拌抵抗の減少やシフトフイーリングの向上
および燃費の低減を図ることのできる歯車変速機
の歯車室構造の提供を目的とする。かかる目的を
達成する本考案の構成は、変速用の歯車が収納さ
れる歯車室を仕切る隔壁に形成され当該歯車室間
を連通する油通路に油の低温時のみ油の移動を制
限する制限手段を設けたことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
歯車変速機が収納されるトランスミツシヨンケ
ース1の中央部には2つの歯車室3,4を仕切る
隔壁2が設けられるが、この隔壁2には、通常、
2つの歯車室3,4内の油面が同一となるよう油
通路9が図示例では3個形成してあるとともに隔
壁2の上部には通気孔10が形成してある。そこ
で、この油通路9に、はすば歯車の回転による油
の引き寄せ作用により油が油通路を移動すること
を制限する制限手段として網11を取付ける。こ
の網11としては500〜100メツシユ程度のものが
適当であるが、歯車室3,4内の油量や変速機の
大きさ等その機種に応じて決定する。
ース1の中央部には2つの歯車室3,4を仕切る
隔壁2が設けられるが、この隔壁2には、通常、
2つの歯車室3,4内の油面が同一となるよう油
通路9が図示例では3個形成してあるとともに隔
壁2の上部には通気孔10が形成してある。そこ
で、この油通路9に、はすば歯車の回転による油
の引き寄せ作用により油が油通路を移動すること
を制限する制限手段として網11を取付ける。こ
の網11としては500〜100メツシユ程度のものが
適当であるが、歯車室3,4内の油量や変速機の
大きさ等その機種に応じて決定する。
このように油通路9に網11を取付けることに
よつてギヤオイルが低温で粘度が高く、はすば歯
車の回転に伴う油の引き寄せが大きいときには油
通路9を通過しにくく歯車室3あるいは4に油が
偏在してシフトフイーリングが悪化する不都合を
有効に防止できる。一方、油温が高くなり粘度が
低下すると網11を通過することが容易となり、
油通路9としての機能をはたし油面を一定に保つ
とともに潤滑を有効に行なう。
よつてギヤオイルが低温で粘度が高く、はすば歯
車の回転に伴う油の引き寄せが大きいときには油
通路9を通過しにくく歯車室3あるいは4に油が
偏在してシフトフイーリングが悪化する不都合を
有効に防止できる。一方、油温が高くなり粘度が
低下すると網11を通過することが容易となり、
油通路9としての機能をはたし油面を一定に保つ
とともに潤滑を有効に行なう。
次に、制限手段を変えた実施例を第3図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
本実施例では油通路9に網11を取付ける替り
にバイメタル弁12を設けたものである。このバ
イメタル弁12は弁体13が隔壁2の油通路9と
対向するよう配置され、この弁体13がバイメタ
ルで形成された支持体14の先端部に取付けられ
るとともに基端部が隔壁2に固定されるが、この
支持体14が油温によつて作動するよう油中に没
するよう配置してある。したがつて、油温が低
く、はすば歯車の回転による油の引き寄せが大き
い場合には、バイメタルで形成された支持体14
先端の弁体13が油通路9を塞ぎ油の移動を阻止
する。一方、油温が高くなると弁体13が油通路
9から離れ、油の移動が可能となる。
にバイメタル弁12を設けたものである。このバ
イメタル弁12は弁体13が隔壁2の油通路9と
対向するよう配置され、この弁体13がバイメタ
ルで形成された支持体14の先端部に取付けられ
るとともに基端部が隔壁2に固定されるが、この
支持体14が油温によつて作動するよう油中に没
するよう配置してある。したがつて、油温が低
く、はすば歯車の回転による油の引き寄せが大き
い場合には、バイメタルで形成された支持体14
先端の弁体13が油通路9を塞ぎ油の移動を阻止
する。一方、油温が高くなると弁体13が油通路
9から離れ、油の移動が可能となる。
以上、実施例とともに具体的に説明したように
本考案によれば、油の低温時のみ歯車の回転によ
る油の引き寄せで油面が異常に上昇することを防
止でき撹拌抵抗を減少しシフトフイーリングの向
上および燃費の低減を図ることができる。また、
その構造もきわめて簡単で安価である。
本考案によれば、油の低温時のみ歯車の回転によ
る油の引き寄せで油面が異常に上昇することを防
止でき撹拌抵抗を減少しシフトフイーリングの向
上および燃費の低減を図ることができる。また、
その構造もきわめて簡単で安価である。
第1図は歯車変速機の歯車室構造の断面図、第
2図は本考案の一実施例にかかり隔壁部分の正面
図、第3図は本考案の他の実施例にかかる部分断
面図である。 図面中、1はトランスミツシヨンケース、2は
隔壁、3,4は歯車室、5はクラツチ軸(入力
軸)、6は主軸(出力軸)、7は副軸(カウンタシ
ヤフト)、8は歯車、9は油通路、10は通気
孔、11は網、12はバイメタル弁である。
2図は本考案の一実施例にかかり隔壁部分の正面
図、第3図は本考案の他の実施例にかかる部分断
面図である。 図面中、1はトランスミツシヨンケース、2は
隔壁、3,4は歯車室、5はクラツチ軸(入力
軸)、6は主軸(出力軸)、7は副軸(カウンタシ
ヤフト)、8は歯車、9は油通路、10は通気
孔、11は網、12はバイメタル弁である。
Claims (1)
- 変速用の歯車が収納される歯車室を仕切る隔壁
に形成され当該歯車室間を連通する油通路に油の
低温時のみ油の移動を制限する制限手段を設けた
ことを特徴とする歯車変速機の歯車室構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981063995U JPS623573Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981063995U JPS623573Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57175854U JPS57175854U (ja) | 1982-11-06 |
JPS623573Y2 true JPS623573Y2 (ja) | 1987-01-27 |
Family
ID=29860082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981063995U Expired JPS623573Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS623573Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60114363U (ja) * | 1984-01-11 | 1985-08-02 | セイレイ工業株式会社 | 作業車輛におけるトランスミツシヨン |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5425586U (ja) * | 1977-07-23 | 1979-02-20 | ||
JPS5415403B2 (ja) * | 1974-06-10 | 1979-06-14 | ||
JPS5610539B2 (ja) * | 1974-05-08 | 1981-03-09 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415403U (ja) * | 1977-07-05 | 1979-01-31 | ||
JPS5610539U (ja) * | 1979-07-04 | 1981-01-29 |
-
1981
- 1981-04-30 JP JP1981063995U patent/JPS623573Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5610539B2 (ja) * | 1974-05-08 | 1981-03-09 | ||
JPS5415403B2 (ja) * | 1974-06-10 | 1979-06-14 | ||
JPS5425586U (ja) * | 1977-07-23 | 1979-02-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57175854U (ja) | 1982-11-06 |
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