JPS6235586Y2 - - Google Patents

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JPS6235586Y2
JPS6235586Y2 JP18530382U JP18530382U JPS6235586Y2 JP S6235586 Y2 JPS6235586 Y2 JP S6235586Y2 JP 18530382 U JP18530382 U JP 18530382U JP 18530382 U JP18530382 U JP 18530382U JP S6235586 Y2 JPS6235586 Y2 JP S6235586Y2
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welding
electrode
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upper electrode
holder
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JP18530382U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電気溶接機用電極、特に平行に対面
させられた一対の電極の間に溶接ワークを挟圧し
て通電することにより該ワーク溶接加工する電気
溶接機に用いられるものに関する。
例えば、第1図にその従来例を示すように、2
枚の金属製の板状溶接ワークを複数の溶接個所P
1,P2,……にてスポツト溶接する多点プロジ
エクシヨン溶接装置では、そのワーク14を上下
の電極10,10の間に挟圧し、両電極10,1
2間に瞬時的に大電流を通電することにより各溶
接個所P1,P2,……にてスポツト溶接を行な
う。このとき、上部の電極10,12は溶接ワー
ク14を部分的に偏ることなく均一に加圧しなけ
ればならない。さもないと、溶接の状態が場所に
よつて偏り、例えばある溶接個所では加圧が不十
分なために十分な溶接電流が流れないで溶接を不
良を生じる一方、別の溶接個所では加圧力および
電流が集中して溶接過剰になつてしまうといつた
ような問題が生じる。従つて、上電極10と下電
極12の各対向面は互いに正確に平行を保つたま
ま溶接ワーク14を挟圧することができるように
構成されていなければならない。ところが、この
種の電極10,12は電極保持体にネジ等を用い
て固定されているものであるため、例えばそのネ
ジの締め具合等によつて両電極10,12間の平
行度が微妙に変化し、これにより例えば第1図に
示すように、上電極10の中心軸l1と下電極1
2の中心軸l2とが互いに一致せずに僅かながら
も狂つてしまうという傾向があつた。この狂い
は、理論的には上電極10の電極保持体に対する
取付け角度を微調整することにより修正すること
が一応可能ではあるが、しかしそれを実際に現場
で行なうことは、現実的には不可能であつた。上
電極10と下電極12との互いの平行度は、その
狂いが極くわずかなものであつても、溶接ワーク
14を挟圧したときに各溶接個所P1,P2,…
…における加圧力に著しい差をもたらす原因とな
る。また、各溶接個所P2,P2,……における
加圧力の不均一は、仮に両電極10,12の互い
の平行度を正確に保ち得たとしても、溶接ワーク
14の厚みの分布状態等によつて生じることがあ
る。このような場合は、その溶接ワーク14の厚
みの分布を考慮して上電極10の下電極12に対
する平行度を微調整する必要が生ずるが、しかし
これを現実に行なうことは、両電極10,12の
相互の平行度を正確にとるよりもむしろ困難であ
る。
以上のような問題があるため、一対の電極の間
に溶接ワークを挟圧して通電することにより該ワ
ークを溶接加工する電気溶接機においては、溶接
の状態にバラツキのない品質の優れた溶接加工品
を再現性よく得ることが非常に困難であつた。も
ちろん、従来においても電極10,12の互いの
平行度を正確に出すために種々の工夫が行なわれ
ていた。しかしその工夫とは、例えば電極とこの
電極の保持部との間に薄紙の切れ端を挟み込むこ
とによつて微妙な角度調整を行なうといつたよう
なものであり、そこには極めて高度の熟練とカン
を必要としていた。
この考案は以上のような従来の問題を鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、溶接ワ
ークを挟圧して通電することにより該ワークを溶
接加工する一対の電極の平行度を、常に均一な溶
接加工が行なわれるように自動的に設定すること
ができるとともに、例えば溶接ワークの厚みの分
布状態の変化等にも、従来のように面倒かつ微妙
な調整作業を行なうことなく、それに極めて簡単
に追従して良好な溶接加工状態を再現性よく得る
ことができるようにした電気溶接機用電極を提供
することにある。
上記の目的を達成するために、この考案は、平
行に対面させられた一対の電極の間に溶接ワーク
を挟圧して通電することにより該ワークを溶接加
工する電気溶接機において、上記ワークの加圧方
向に押圧駆動させる可動電極と該可動電極の保持
体との連結部は球面状関節によつて構成され、こ
の球面状関節はその関節球面の中心が上記可動電
極の対ワーク面の中心にくるように形成され、さ
らにバネ部材を抱き込んで圧縮しながら上記可動
電極を遊貫通して上記電極保持体に螺着されたボ
ルトにより該可動電極と該電極保持体とが互いに
若干の可動余地を残しながら連結されていること
を特徴とする。
以下この考案の好適な実施例を図面に基づいて
説明する。なお、各図中同一あるいは相当する部
分には同付号を用いて示す。
第2図はこの考案による電気溶接機用電極の一
実施例を示す。同図に示す電極は、基本的には前
述した従来のものと同様である。すなわち、溶接
ワーク14を挟圧して通電することにより該ワー
クを溶接加工する上電極10および下電極12を
有する。そして、例えば溶接ワーク14の複数の
溶接個所P1,P2,……に同時に溶接電流を流
してそれぞれにスポツト溶接を形成することがで
きるようになつている。いわゆる多点プロジエク
シヨン溶接が行なえるようになつている。ここ
で、上電極10は、電極保持体16に接する部分
が凸球状に形成され、他方電極保持体16の上電
極10に接する部分が凹球状に形成され、この凸
球面と凹球面とが互いに摺動自在に嵌合すること
により、いわゆる球面状関節18が構成されてい
る。この関節18の関節球面の中心は上電極10
の体ワーク面の中心P0の中心にくるように形成さ
れている。さらに、上電極10の中心軸l1が位
置する部分をボルト20が該軸l1と同軸方向に
貫通してその先端部が電極保持体16に達し該保
持体16に螺着している。このとき、ボルト20
はそのボルト頭部22と上電極10との間に皿バ
ネ24を抱込んで圧縮しながら電極保持体16に
螺着している。また、ボルト20が貫通する上電
極10側の透孔26は、このボルト20の外径よ
りも若干大きな内径を有し、これによりボルト2
0はその透孔26を遊貫通して電極保持体16側
に螺着されている。これにより、上電極10と電
極保持体16とは、互いに若干の可動余地を残し
ながら連結されている。また、上電極10と電極
保持体16とは、上記ボルト20に抱込まれた皿
バネ24によつて互いに弾性圧接され、これによ
り保持体16と上電極10の電気的接触状態を常
に密な状態に保つことができるようになつてい
る。
さて、以上のように構成された電気溶接機用電
極においては、従来と同様に、下電極12の上端
面に板状の溶接ワーク14を載せ、上電極10を
下方へ押圧駆動して溶接ワーク14を挟持し、こ
の状態でもつて瞬時的に通電することにより該溶
接ワーク14の複数の溶接個所P1,P2,……
にそれぞれ溶接電流を分流させて溶接加工を行な
う。このとき、上電極10と下電極12との平行
度が仮に若干狂つていたとしても、上電極10を
下方へ押し下げて溶接ワーク14を加圧したとき
に、その溶接ワーク14の表面に倣つて上電極1
0が上記球面状関節18によつて左右前後いずれ
かの方向に揺動移動して溶接ワーク14の各溶接
個所P1,P2,……をそれぞれ均一に加圧する
ような姿勢に自動的に修正される。つまり、上電
極10の軸l1と下電極12の軸l2とが互いに
食い違つていたとしても、上電極10が溶接ワー
ク14を押圧したときにその狂いが自動的に修正
され、しかもその修正は溶接ワーク14の各溶接
個所P1,P2,……に加わる力が均一に分配さ
れるように行なわれるので、溶接電流も各溶接個
所P1,P2,……に均等に分流し、これにより
多数の溶接個所P1,P2,……にそのいずれに
も偏ることなく均一かつ良好な溶接状態を形成す
ることができる。また、溶接ワーク14の厚み分
布に変化があつたとしても、その厚み分布の変化
にも追従して上電極10が上記球面状関節18に
より揺動移動して、この場合も各溶接個所P1,
P2,……の加圧力を均一に備えるべく方向に上
電極10が自動的に追従し、各溶接個所P1,P
2,……に均一かつ良好な溶接状態を形成するこ
とができる。さらに、可動電極である上電極10
と電極保持体16とは上記皿バネ24によつて互
いに弾性圧接されているので、溶接終了後に電極
保持体16を急いて引き上げた場合に、上電極1
0もこの保持体16に追従して直ちに引き上げる
ことができる。
以上のように、この考案による電気溶接機用電
極は、従来のように電極の平行度をとるための面
倒な調整作業が不要であるとともに、溶接ワーク
を部分的に偏ることなく均一に加圧して良好な溶
接加工状態を再現性よく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電気溶接機用電極の一例を示す
部分拡大断面図、第2図はこの考案による電気溶
接機用電極の一実施例を示す要部拡大断面図であ
る。 10……上電極、12……下電極、14……溶
接ワーク、16……電極保持体、18……球面状
関節、20……ボルト、22……ボルト頭部、2
4……皿バネ、26……透孔、P1,P2,……
溶接個所、P0……上電極10の対ワーク面の中
心、l1……上電極の軸、l2……下電極の軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行に対面させられた一対の電極の間に溶接ワ
    ークを挟圧して通電することにより該ワークを溶
    接加工する電気溶接機において、上記ワークの加
    圧方向に押圧駆動される可動電極と該可動電極の
    保持体との連結部は球面状関節によつて構成さ
    れ、この球面状関節はその関節球面の中心が上記
    可動電極の対ワーク面の中心にくるように形成さ
    れ、さらにバネ部材を抱込んで圧縮しながら上記
    可動電極を遊貫通して上記電極保持体に螺着され
    たボルトにより該可動電極と該電極保持体とが互
    いに若干の可動余地を残しながら連結されている
    ことを特徴とする電気溶接機用電極。
JP18530382U 1982-12-09 1982-12-09 電気溶接機用電極 Granted JPS5989676U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18530382U JPS5989676U (ja) 1982-12-09 1982-12-09 電気溶接機用電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18530382U JPS5989676U (ja) 1982-12-09 1982-12-09 電気溶接機用電極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5989676U JPS5989676U (ja) 1984-06-18
JPS6235586Y2 true JPS6235586Y2 (ja) 1987-09-10

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ID=30400545

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18530382U Granted JPS5989676U (ja) 1982-12-09 1982-12-09 電気溶接機用電極

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JPS5989676U (ja) 1984-06-18

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