JPS6235563Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6235563Y2 JPS6235563Y2 JP14105183U JP14105183U JPS6235563Y2 JP S6235563 Y2 JPS6235563 Y2 JP S6235563Y2 JP 14105183 U JP14105183 U JP 14105183U JP 14105183 U JP14105183 U JP 14105183U JP S6235563 Y2 JPS6235563 Y2 JP S6235563Y2
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- Japan
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- roll
- nozzle
- metal
- rolls
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- Expired
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は金属薄帯の製造装置、例えばアモル
フアス金属及び結晶質金属薄帯を液体急冷法によ
つて製造するための製造装置に関するものであ
る。
フアス金属及び結晶質金属薄帯を液体急冷法によ
つて製造するための製造装置に関するものであ
る。
金属薄帯の製造法の一つとして、溶融金属(以
下溶湯という)を、高速で回転する冷却用ロール
面上に噴出させることにより、この溶湯を急速に
冷却、凝固させて金属薄帯を得る方法は、液体急
冷法として公知である。この方法にもとづく金属
薄帯の製造装置は、使用する回転冷却体の種類に
よつて第1図、第2図に示す単ロールによる製造
装置と、第3図に示す双ロールによる製造装置と
に分類され、溶湯の組成及び冷却条件などを適切
に選ぶことによつて、特性の異なる種々の金属薄
帯を得ることができる。この場合、比較的広巾の
薄帯の製造には第1図、第2図の装置が用いら
れ、また厚さ精度の厳密な薄帯の製造には第3図
に示す装置が用いられる。
下溶湯という)を、高速で回転する冷却用ロール
面上に噴出させることにより、この溶湯を急速に
冷却、凝固させて金属薄帯を得る方法は、液体急
冷法として公知である。この方法にもとづく金属
薄帯の製造装置は、使用する回転冷却体の種類に
よつて第1図、第2図に示す単ロールによる製造
装置と、第3図に示す双ロールによる製造装置と
に分類され、溶湯の組成及び冷却条件などを適切
に選ぶことによつて、特性の異なる種々の金属薄
帯を得ることができる。この場合、比較的広巾の
薄帯の製造には第1図、第2図の装置が用いら
れ、また厚さ精度の厳密な薄帯の製造には第3図
に示す装置が用いられる。
第1図及び第2図は真空あるいは雰囲気ガス中
で単ロール法を用いて金属薄帯を製造する従来の
装置を示す図であり、各図において、チヤンバー
1の中央部に単ロール2が設置されている。金属
薄帯の原材料3は溶解ルツボと一体化されたノズ
ル4の中に収納され、高周波コイル5によつて加
熱溶解される。なお、ノズル4の上部はチヤンバ
ー1の上壁の孔に装置された大気遮断用のOリン
グ6を介して、ノズル降下装置であるエアシリン
ダー7に連結されている。また金属薄帯の原材料
3の溶解中は回転冷却体であるロール2の表面の
昇温を防止するために、ロール2とノズル4の間
に熱遮蔽板8がある。原材料3が溶解し、適正な
鋳込み温度に達すると、第2図で示すように熱遮
蔽板8をノズルの直下位置から移動させると共
に、エアシリンダー7を動作させてノズル4の先
端をロール2の直上の所定位置まで降下させ、ノ
ズル4内の溶湯に一定の圧力を与えて、高速で回
転しているロール2の表面に噴出させ、極薄の金
属帯9を得る。なお、液体急冷法による金属薄帯
の製造は大気中で行うことが一般的であるが、大
気中では冷却回転体が引き起こす気流が溶湯のプ
ールに巻き込まれること、また大気中に在る酸素
が溶湯に接触することによる酸化の促進などのた
めに、最近では回転冷却体を含めた金属薄帯の製
造装置全体をチヤンバー1に入れ、真空中あるい
は不活性ガス雰囲気中に置くことによつて、前記
した大気による弊害を除去する方法が試みられて
いる。
で単ロール法を用いて金属薄帯を製造する従来の
装置を示す図であり、各図において、チヤンバー
1の中央部に単ロール2が設置されている。金属
薄帯の原材料3は溶解ルツボと一体化されたノズ
ル4の中に収納され、高周波コイル5によつて加
熱溶解される。なお、ノズル4の上部はチヤンバ
ー1の上壁の孔に装置された大気遮断用のOリン
グ6を介して、ノズル降下装置であるエアシリン
ダー7に連結されている。また金属薄帯の原材料
3の溶解中は回転冷却体であるロール2の表面の
昇温を防止するために、ロール2とノズル4の間
に熱遮蔽板8がある。原材料3が溶解し、適正な
鋳込み温度に達すると、第2図で示すように熱遮
蔽板8をノズルの直下位置から移動させると共
に、エアシリンダー7を動作させてノズル4の先
端をロール2の直上の所定位置まで降下させ、ノ
ズル4内の溶湯に一定の圧力を与えて、高速で回
転しているロール2の表面に噴出させ、極薄の金
属帯9を得る。なお、液体急冷法による金属薄帯
の製造は大気中で行うことが一般的であるが、大
気中では冷却回転体が引き起こす気流が溶湯のプ
ールに巻き込まれること、また大気中に在る酸素
が溶湯に接触することによる酸化の促進などのた
めに、最近では回転冷却体を含めた金属薄帯の製
造装置全体をチヤンバー1に入れ、真空中あるい
は不活性ガス雰囲気中に置くことによつて、前記
した大気による弊害を除去する方法が試みられて
いる。
第3図は真空中あるいは雰囲気ガス中で双ロー
ル法を用いて金属薄帯を得る従来の製造装置であ
り、第2図と同一または相当部分には同一符号を
用いている。同図において、ノズル4の降下位置
は双ロール2及び2′の対接位置直上に在り、か
つロール2aはロール2から離れるような方向に
移動可能となつている。
ル法を用いて金属薄帯を得る従来の製造装置であ
り、第2図と同一または相当部分には同一符号を
用いている。同図において、ノズル4の降下位置
は双ロール2及び2′の対接位置直上に在り、か
つロール2aはロール2から離れるような方向に
移動可能となつている。
このような構成において、ノズル先端をロール
2とロール2aとの対接位置まで降下させ、ノズ
ル4内の溶湯に一定の圧力を与えて高速で回転し
ているロール2,2aの上記対接位置に噴出させ
ると、極薄の金属帯9を上記対接位置を介して下
方に得ることができる。
2とロール2aとの対接位置まで降下させ、ノズ
ル4内の溶湯に一定の圧力を与えて高速で回転し
ているロール2,2aの上記対接位置に噴出させ
ると、極薄の金属帯9を上記対接位置を介して下
方に得ることができる。
このような双ロールによる製造装置を、単ロー
ルとして用いるには金属薄帯ストツク部10を取
付け、第4図に示すように予め用意した差替用単
ロール11を、双ロール2,2aと置換すればよ
い。これにより第1図、第2図の装置を別途用意
しなくてもよい。しかしながら、このような装置
によれば、第4図の差替用単ロール1基を必要と
し、しかも動力伝達方法の異なる単、双ロールの
置換連結部が複雑化して装置全体を高価なものに
するのみならず、動力伝達構成の異なる装置をチ
ヤンバー中心部の同位置に設置するためロールの
差し替えにもかなりの工数を必要とする欠点を有
していた。
ルとして用いるには金属薄帯ストツク部10を取
付け、第4図に示すように予め用意した差替用単
ロール11を、双ロール2,2aと置換すればよ
い。これにより第1図、第2図の装置を別途用意
しなくてもよい。しかしながら、このような装置
によれば、第4図の差替用単ロール1基を必要と
し、しかも動力伝達方法の異なる単、双ロールの
置換連結部が複雑化して装置全体を高価なものに
するのみならず、動力伝達構成の異なる装置をチ
ヤンバー中心部の同位置に設置するためロールの
差し替えにもかなりの工数を必要とする欠点を有
していた。
この考案は、かかる欠点を改善する目的でなさ
れたもので、双ロールを設置した液体急冷による
金属薄帯の製造装置において、双ロールのいずれ
か一方を正逆回転可能とし、このロールの上部
と、双ロールの対接位置にそれぞれ溶融金属を噴
出する2個のノズルを設け、いずれか一方のノズ
ルを選択して使用することにより、単ロールによ
る金属帯の製造と、双ロールによる金属帯の製造
の両方が可能となるようにしたものである。
れたもので、双ロールを設置した液体急冷による
金属薄帯の製造装置において、双ロールのいずれ
か一方を正逆回転可能とし、このロールの上部
と、双ロールの対接位置にそれぞれ溶融金属を噴
出する2個のノズルを設け、いずれか一方のノズ
ルを選択して使用することにより、単ロールによ
る金属帯の製造と、双ロールによる金属帯の製造
の両方が可能となるようにしたものである。
第5図はこの考案による金属薄帯の製造装置の
一実施例を示す構成図であり、第3図と同一また
は相当部分には同一符号を用いている。第5図に
おいて、チヤンバー1に正逆回転の可能な1基の
双ロール2,2aが設置されている。この場合、
ロール2は位置の固定されたロールであり、ロー
ル2aは双ロールの間隙調整のための位置可動ロ
ールである。ノズル14aは双ロール2及び2a
の対接位置直上の所定位置に、またノズル14は
固定ロール2の直上の所定位置に配してある。2
つのノズル14及び14aの上端は、大気遮断用
のOリング6,6aを介して大気中で1枚の平行
板11に固定されている。ノズル14及び14a
の降下用のエアーシリンダー7は、この平行板1
1の上にあつて、原材料3の溶融を待つて、この
平行板11を押し下げることにより、ノズル14
及び14aをロールの所定位置まで降下させる構
造になつている。なお、ノズル14とノズル14
aの長さは、夫々降下後の所定位置と平行板11
の間の長さに合わせて製作されている。
一実施例を示す構成図であり、第3図と同一また
は相当部分には同一符号を用いている。第5図に
おいて、チヤンバー1に正逆回転の可能な1基の
双ロール2,2aが設置されている。この場合、
ロール2は位置の固定されたロールであり、ロー
ル2aは双ロールの間隙調整のための位置可動ロ
ールである。ノズル14aは双ロール2及び2a
の対接位置直上の所定位置に、またノズル14は
固定ロール2の直上の所定位置に配してある。2
つのノズル14及び14aの上端は、大気遮断用
のOリング6,6aを介して大気中で1枚の平行
板11に固定されている。ノズル14及び14a
の降下用のエアーシリンダー7は、この平行板1
1の上にあつて、原材料3の溶融を待つて、この
平行板11を押し下げることにより、ノズル14
及び14aをロールの所定位置まで降下させる構
造になつている。なお、ノズル14とノズル14
aの長さは、夫々降下後の所定位置と平行板11
の間の長さに合わせて製作されている。
本考案による装置を双ロールの製造装置として
用いる場合は、原材料3をノズル14a内に収納
し、間隙調整用の可動ロール2aを適正に所定位
置に移動した後、原材料3を高周波コイル5によ
つて加熱溶解する。そして、ノズル14a内の溶
湯に一定の圧力を加え、高速で回転しているロー
ル2,2aの対接位置に噴出させることにより、
極薄の金属帯9が得られる。また、この装置を単
ロールの製造装置として使用する場合は、可動ロ
ール2aを固定ロール2から引きはなした後、ロ
ール2の回転方向を双ロールのときの回転と逆方
向とする。この状態で、ノズル14内の溶湯に一
定の圧力を加え、高速で回転しているロール2の
上部に噴出させることにより、ストツク部12に
金属帯を得ることができる。
用いる場合は、原材料3をノズル14a内に収納
し、間隙調整用の可動ロール2aを適正に所定位
置に移動した後、原材料3を高周波コイル5によ
つて加熱溶解する。そして、ノズル14a内の溶
湯に一定の圧力を加え、高速で回転しているロー
ル2,2aの対接位置に噴出させることにより、
極薄の金属帯9が得られる。また、この装置を単
ロールの製造装置として使用する場合は、可動ロ
ール2aを固定ロール2から引きはなした後、ロ
ール2の回転方向を双ロールのときの回転と逆方
向とする。この状態で、ノズル14内の溶湯に一
定の圧力を加え、高速で回転しているロール2の
上部に噴出させることにより、ストツク部12に
金属帯を得ることができる。
このように、本考案によれば、2個のノズルを
選択し、かつロールの回転方向を制御するだけ
で、単ロールの製造装置と、双ロールの製造装置
として使い分けることができ、従来のように単ロ
ール1基を別途用意する必要がなく、また単、双
ロールの置換連結部が不要となるので装置全体の
コストが低くなり、しかも単、双ロールの製造装
置としての切換えの作業性を向上でき、金属薄帯
の製造コストを低くできる。
選択し、かつロールの回転方向を制御するだけ
で、単ロールの製造装置と、双ロールの製造装置
として使い分けることができ、従来のように単ロ
ール1基を別途用意する必要がなく、また単、双
ロールの置換連結部が不要となるので装置全体の
コストが低くなり、しかも単、双ロールの製造装
置としての切換えの作業性を向上でき、金属薄帯
の製造コストを低くできる。
第1図、第2図は従来の単ロールによる金属薄
帯の製造装置の一例を示す図、第3図は従来の双
ロールによる金属薄帯の製造装置の一例を示す
図、第4図は差替用単ロールの一例を示す図、第
5図は本考案による金属薄帯の製造装置の一実施
例を示す図である。 1……チヤンバー、2,2a……ロール、3…
…原材料、4,4a,14,14a……ノズル、
5……高周波加熱コイル、6,6a……Oリン
グ、7……エアシリンダー、8……熱遮蔽板、9
……金属薄帯、10……金属薄帯ストツク部、1
1……平行板。
帯の製造装置の一例を示す図、第3図は従来の双
ロールによる金属薄帯の製造装置の一例を示す
図、第4図は差替用単ロールの一例を示す図、第
5図は本考案による金属薄帯の製造装置の一実施
例を示す図である。 1……チヤンバー、2,2a……ロール、3…
…原材料、4,4a,14,14a……ノズル、
5……高周波加熱コイル、6,6a……Oリン
グ、7……エアシリンダー、8……熱遮蔽板、9
……金属薄帯、10……金属薄帯ストツク部、1
1……平行板。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 双ロールを有し、液体急冷により金属薄帯を
製造する装置において、該双ロールのいずれか
一方を正逆回転可能とし、この一方のロールの
上部と、双ロールの対接位置に溶融金属を噴出
する2個のノズルと、これ等ノズルを降下する
ノズル降下装置とを設けたことを特徴とする金
属薄帯の製造装置。 (2) 双ロール及び各ノズルをチヤンバー内に収納
し、チヤンバー内を真空引きし、または不活性
ガス雰囲気としたことを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第1項記載の金属薄帯の製造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14105183U JPS6052050U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 金属薄帯の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14105183U JPS6052050U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 金属薄帯の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6052050U JPS6052050U (ja) | 1985-04-12 |
JPS6235563Y2 true JPS6235563Y2 (ja) | 1987-09-10 |
Family
ID=30315586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14105183U Granted JPS6052050U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 金属薄帯の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6052050U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2595716B1 (fr) * | 1986-03-13 | 1992-07-10 | Technogenia Sa | Procede et dispositif pour l'elaboration de materiaux refractaires par induction |
JP4507367B2 (ja) * | 1999-11-09 | 2010-07-21 | 株式会社Ihi | 金属薄片製造装置 |
-
1983
- 1983-09-12 JP JP14105183U patent/JPS6052050U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6052050U (ja) | 1985-04-12 |
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