JPS6235221A - 光干渉角速度計 - Google Patents

光干渉角速度計

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JPS6235221A
JPS6235221A JP60174861A JP17486185A JPS6235221A JP S6235221 A JPS6235221 A JP S6235221A JP 60174861 A JP60174861 A JP 60174861A JP 17486185 A JP17486185 A JP 17486185A JP S6235221 A JPS6235221 A JP S6235221A
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Masaru Akazawa
赤澤 優
Kazuhiko Ito
和彦 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は位相の揃った光を光方向性結合器により2分
し、少なくとも一周する光導波路の中を対向する向きに
進行させてから光導波路より取り出し、その二条の光に
生ずる位相差を検出して光導波路の角速度を測定する光
干渉角速度計に関する。
「従来の技術」 第4図は従来の光干渉角速度計の例を示すブロック図で
ある。
光源11からは位相の揃ったコーヒーレフト光り。
が出射される。このコーヒーレフト光り、はΦ(t)=
2πνt(但し、νは光の周波数)で表され、可干渉性
の光である。その出射された光L1 は第1光方向性結
合器12を通り第2光方向性結合器13の結合端13C
に入射する。、この入射した光り、は二条の光L2,1
−3に分けられ分岐端13A、13Bから出射され、少
なくとも1周する例えば光ファイバよりなる光導波路1
4へ、各別の入出射路14A。
14Bから入射する。これら二条の光LIL3 はそれ
ぞれ右廻り光及び左廻り光として対向する向きに光導波
路14を伝播し、光導波路14へのそれぞれの入出射路
14A、14Bとは異なる入出射路14B。
14Aから第2光方向性結合器13の分岐端13B、1
3Aに入射し、再び1つの光L4に結合され、その結合
端13Cから出射される。この結合光L4は第1光方向
性結合器12の結合端12Cから入射し、その分配端1
2Bから分配光り、が出射され、出射された分配光り、
は光検出器15に入射し、電気信号に変換される。この
電気信号はゲート回路16を通り、同期検波回路17に
供給される。
この光導波路14の成す面に垂直な軸の廻りに角速度Ω
がない場合は光導波路14は右廻り光L2及び左廻り光
L3に対して相反性であり、第2方向性光結合器13で
二条の光が結合されるときの位相は互いに一致している
。しかし、角速度Ωがある場合は、光導波路14は互い
に逆の向きに伝播する右廻り光L2及び左廻り光り、に
対し非相反性となり、このためサニヤック効果による位
相の差が生じる。
光導波路I4の入力角速度がΩの時、環状の光導波路1
4が囲む面積をA、光導波路の屈折率をn、光の真空中
の波長をλ、光導波路の全長をLとすると、右廻り光L
2と左廻り光L3との間に生ずるサニヤック効果の位相
差φ1は φ、=8πAΩ/λC・・・・・・・・・(1)で表さ
れる。
この光導波路14の一方の入出射l?814Bの近くに
は位相変調器18が設けられている。この例では位相変
調器18にピエゾエレクトリック・シリンダ18を用い
、そのシリンダ18に光導波路14への入出射路14A
、14Bを形成する光ファイバ14B)c巻きっけ、光
フアイバ14B中を伝播する二条の光を変調するように
構成しである。即ち、第1発振器19から出力される交
番信号と第2発振器21から出力される!li!歯状波
信号との合成信号が増幅器22により増幅され、その合
成増幅された駆動信号が位相変調器18に供給され、光
R波路14を互いに逆の向きに伝播する右廻り光L2と
左廻り光り、とを変調する。
この光干渉角速度計では、第1発振器19からの交番信
号は、例えば周波数f1の正弦波信号である。
位相変調器18はこの信号により二条の光L!、L3に
それぞれ位相変調を加えると、二条の光、つまり右廻り
光L2及び左廻り光り、は φ(L)=φ1llsin(2πf、、t)  ・・・
−・・・121但し、φ、:最大位相偏移 fl:変調周波数 の位相変調を受ける。この位相変調を受けた右廻り光L
2は第2光方向性結合器13の分岐端13Bに入射し、
左廻り光L3は光導波路14を周回してがらτの時間遅
れで分岐端13Aに入射する。位相変調を受けた右廻り
光L2と左廻り光り、は互いに可干渉性であり、第2光
方向性結合器13内で1つに結合干渉し、この干渉光L
4は第1光方向性結合器12の結合端12Aからその分
配光り、が光検出器15に入射する。
干渉光L4は干渉のため、光の強度が変化し、その強度
1 (t)は 1(t) 〜P o (1+cos [Δφ+φ(1)
−φ(t−τ))〕・・・・・・(3)で表される。但
し、2 P oは干渉光L4の最大値、Δφは角速度に
よる2つの光の位相差、τは右迫り光L2と左廻り光り
、とか、位相変調器18に到達する迄の時間の差である
この(3)式のψ(1)  は(2)式に示すように周
波数f1の変調信号であり、(3)式は周波数f1の高
調波のスペクトル列となっている。
光干渉角速度計ではこのスペクトル列信号に含まれる1
次高調波成分 2JI(2φ、 5in(πf、τ))sinΔφ−c
os  (2πf+n(t−τ/ 2 ))  −・・
・−(4)と2次高調波成分 2J2(2φ’、5in(πf7τ))cosΔφ−c
os (4tt f、(t−τ/ 2 ”) )−・・
・+51を取り出して、角速度Ωの測定信号にする。(
ここで、J+、Jzは1次及び2次のベッセル関数であ
る。) 光導波路14に角速度がない場合には、光導波路14は
右廻り光Lz、左廻り光り、に対して相反性であり、Δ
φ=0である。従って、(4)式の1次高調波成分はゼ
ロであり、式(5)の2次高調波成分のみが得られる。
この2次高調波信号は同期検波回路17で第1発振器1
9の発振周波数f、で同期検波されるが、第5図に示す
ように、その検波出力はゼロとなる。つ°まり、干渉光
L4にはサニヤック効果による位相差成分は含まれてな
く、光導波路14の角速度Ωはゼロであることが判る(
特願昭59−168964号参照)。
光導波路14に角速度Ωが与えられると、光導波路14
は右廻り光L2と左廻り光L3に対して非相反性となり
、2つの光の間に位相差が生ずる。このサニヤック効果
により生ずる位相差φ、は既に述べたように、φ、=8
πAΩ/λc (=Δφ≠0)で表される。このため、
式(41,(51に示す1次、2次高調波成分を周波数
r7で同期検波すると、第6図に示すように、位相差φ
、に応じたf11次の位相差検出信号が得られる。
一方、位相変調器18は第2発振器21が出力する鋸歯
状波信号によっても駆動されている(文献、Augus
t 1984/ Vol、9.No、8/ 0PTIC
3LETTER5375〜377)。この鋸歯状波信号
で駆動された位相変調器18により、右廻り光L2と左
廻り光り、とは鋸歯状波の傾きに応じた位相偏移を受け
る。その位相偏移ψ(1)は ψ(t)=ψs t +  (0< t < tl) 
 ・・・・・・(6)但し、ψよは鋸歯状波の傾きに対
応した定数で表される。第7図Aはこの様子を示す図で
、この位相偏移が期間1.ごとに繰り返されるゼロダイ
ン変調となっている。
左廻り光L3はこの偏移を受けてから光導波路14を周
回するので第2光方向性結合器13の結合端13Cでは
右廻り光L2に対してτの時間遅れを伴っている。従っ
て、第2光方向性結合器13で結合される時の、右廻り
光Lz+左廻り光り、との鋸歯状波信号による位相偏移
の位相差ψ、τはψ(1)  −ψ(t−τ)=ψ3 
τ ・・・・・・・・・(7)で表される。第7図Bは
この様子を示す図である。
2つの光は期間t1のうち、時間1.−τの期間だけ一
定の位相差を与えられることが繰り返し連続する。
このように、鋸歯状波の傾斜部分では位相偏移により2
つの光には一定の位相差が生ずる。この光干渉角速度計
では角速度Ωを与えられサニヤック効果によって生ずる
位相差φ、と、鋸歯状波で位相変調器18を駆動し、光
に位相偏移を加えて生じた位相差ψ、τとが加算された
位相差Δφを、位相変調器18を周波数f、でバイアス
駆動して取り出す。つまり、 Δφ=φ、+ψよ τ ・・・・・・・・・・・・(8
)を検出する。
従って、サニヤック効果φ、を鋸歯状波による位相偏移
で生ずる位相差ψ6 τで相殺することができる。この
相殺さた時の位相偏移ψ6と入力角速度Ωとは (l/2π)ψ、=(4A/λnL)Ω ・・・・・・
(9)但し、A:光導波路が囲む面積 λ:光の真空中の波長 n:光導波路の屈折率 L:光導波路の全長 の関係がある。
従来の光干渉角速度計では、このψ、を求めるため、二
条の光の位相差を検出し、その検出出力がゼロとなるよ
うにψ、を調整する。つまり、ψ、τ=−φ、に制御す
る。このψ、は位相変調器18の駆動信号Vに対して、 ψ、−(4π” /λ)・d N (V /a) ・・
・”・α〔の関係がある。但し、dは圧電定数、Nはフ
ァイバの巻数、■は駆動電圧、aは電極間隔、λは光の
真空中の波長である。
つまり、ψ、は位相変調器18に加える駆動電圧■に比
例しており、同期検波回路17の検波出力がゼロになっ
た時の、この駆動電圧■を測定することによりψ8を求
めることができ1.その値から角速度Ωを知ることが可
能とされている。
「発明が解決しようとする問題点」 以上のように、位相変調器の駆動電圧■を求めてセロダ
イン変調による位相偏移量を求める方法では、位相変調
器の温度特性、周波数特性或いは誘電率の変化などのた
め、正確な位相偏移量を求めることができないという問
題がある。
「問題点を解決するための手段」 ループ状の光4波路へ、異なる入出射端から互いに逆の
向きに二条の光を伝播させ、その二条の光には、一方の
入出射端の近くで位相変調及びセロダイン変調を与える
。ループ状の光導波路の入出射端から取り出されたそれ
ら二条の光の干渉信号を位相変調の周波数で同期検波し
、二条の光の位相差に対応した信号を得る。
この発明では、この得られた位相差に対応した信号は、
周波数偏移あるいはセロダイン変調の帰還信号として帰
還され、周波数偏移器あるいは位相変調器による位相偏
移を制御する。
又、この発明では、光導波路に光方向性分配器を設け、
光導波路内から周波数偏移あるいはセロダイン変調と上
記位相頌調とを受けた一方の光と、周波数偏移あるいは
セロダイン変調及び位相変調を受けない他方の光のの各
一部を取り出す。この取り出した2つの光を干渉させ、
2つの光の周波数の差のビート信号を作る。
このビート信号出力から交番信号周波数成分又はその高
調波成分の1つを取り出し、 この取り出された交番信号周波数成分又はその高調波成
分は、交番信号源からの信号又はその高調波信号に応じ
た信号との差周波数を取り出す。
その取り出された差周波数が測定しようとしている位相
偏移成分に対応している。
「実施例」 第1図はこの発明の実施例を示すブロック図である。前
に説明した4図と対応する部分には同じ符号を付して示
す。
光[11からのコーヒーレフト光は二条の光Lx。
L、に分けられ、異なる入出射端14A、14Bからル
ープ状の光導波路14に入射する。互いに逆の向きに光
導波路14を伝播した二1条の光Lx、Ls は、入射
時とは異なる入出射路14B、14Aへ出射される。
この出射光L!、L3は第2光方向性結合器13で干渉
しあった1つの光りとなり、第1光方向性結合器12の
分配端12Bから光検出器15に入射する。
この入射光Lsは電気信号に変換され、ゲート回、路1
6を弄して同期検波回路17に供給される。
ゲート回路16は第2発振器21からの信号がゲー′ト
制御信号として与えられ、第2発振器21の発信する鋸
歯状波信号の同一周期で変調された光信号のみを通すよ
うにゲート開状態に制御される(第7図参照)。このゲ
ート回路16の出力は同期検波回路17に供給され、第
1発振器19の発振周波数f。
で同期検波される。
この発明では、このようにして同期検波回路17から得
られる二条の光りつとし、との位相差出力は積分器23
に供給され、積分器23からの積分出力が第2発振器2
1に、帰還信号として与えられる。
また、この例では、比較器24が設けられている。
この比較器24は第7図Bに示す信号の負の期間(ゲー
ト回路16を閉にする期間)に、第2発振器21による
鋸歯状波が適性な制御がされているかをチヱソクし、そ
のチェック信号が第2発振器21に与えられる。つまり
、鋸歯状波はその周期が、kを整数として2π・kに保
持されるように制御する。
このように制御することにより角速度の測定誤差を少な
くすることができる。
この発明では、例えばループ状の光導波路14に光方向
性結合器29を設けることにより、ループ状の光導波路
14内を互いに逆の向きに伝播する二条の光Lx、Lx
の各一部Lz A、L3 Aを取り出す。
この例では光方向性結合器に光ファイバを用い、ループ
状の光導波路14の光ファイバ・コアに他の光ファイバ
・コア29を近接させて取り出している。
この光ファイバ29の一端29Aから光L2の一部の光
t、ZAが、他端29Bからは光L3の一部の光り、A
が取り出される。取り出された各分配光LzA。
L3Aは°可干渉性をもち、互いに干渉して1つの光L
6になって受光器26に入射する。
一方の光LzAは光源11から出射され、光導波路14
を伝播して取り出されるまでに何も変調を受けてないが
、他方の光L□Aは位相変調器18により、鋸歯状波信
号によるセロダイン変調及び正弦波13号による位相変
調を受けており、干渉した光の光強度は式(4)及び(
5)から理解されるように、周波数f7の正弦波信号成
分及びその高調波成分を含む。
この光電変換された信号は増幅器31を介してバントパ
スフィルタ32に与えられ、電気信号の中から角速度Ω
を測定するのに必要な成分、例えば1次高調波成分が取
り出される。この1次高調波成分はミキサー33に供給
される。
一方、第1発振器19からの周波数f、の正弦波発振信
号は必要に応じて移相器35を通してミキサー33に供
給され、このミキサー33は供給された1次高調波成分
と混合して出力する。この例では第1発振器19からの
正弦波信号が移相器35を介してミキサー33に供給さ
れている例である。出力された混合信号はローパスフィ
ルタ36に与えられ、低周波成分が取り出される。この
低周波成分はセロダイン変調による位相偏移に応じた周
波数信号であり、その周波数信号は周波数カウンタ37
でカウントされる。
「作用」 二条の光LZ、L3 はセロダイン変調によりそれぞれ ψ(t)=ψ、t ・・・・・・・・・・・・・・・・
・・ 0υ但し、 ψ1は定数 の変調を受け、正弦波変調により φ(t)=φ11sin(2πf、 ) ・−・−・・
(Li2但し、φ、二最大位相偏移 r、:変調周波数 の変調をそれぞれ受ける。
ループ状の光導波路14から光方向性結合器29により
取り出された2つの光Lt A、Ls Aのうち、一方
の光り、Aは、光源から出射され、光導波路14を伝播
して光方向性結合器29により取り出されるまでに何も
変調を受けてないので、光源11から出射された時の周
波数をνとすると、受光器26の受光面での光Lx A
の位相変化は Φ(t)=2πνt  ・・・・・・・・・α蕩で表す
ことができる。
他方の光1,3Aは位相変調器18によりセロダイン変
調ψ1 を及び位相変調φ、5in(2πf、t)を受
けているので、受光器26への入射するときの位相は Φ’(t)=2πν(++to)−トψ、t+φm 5
in(2πf、 t)+φo −−Qaで表される。但
し、toは二条の光が受光面に入射するときの時間差、
φ。は光方向性結合器及び光ファイバ等から受ける二条
の光の間の位相差である。
従って、受光面での2つの光の位相差!は式(131。
%式% 弐〇りの位相の差をもつ2つの光が受光器26の受光面
に入射するときには、互いに干渉しあい、干渉した光の
光強度! (t)  は 1(t)  ”’Pa  (1+cos  (ψ5t+
φm 5in(2πfIIt) +2πνt0 +φ。)〕 ・・・・・・αQ但し、2
P、は受光面の光の最大光度 この光の強度1 (t)を周波数成分で示すと1(t)
  = P o  (1+cos(ψ、t+φ+o)−
(Jll(φm)+2J!(φTl)CO114πf、
 t + −−)−sin(ψ11 +φ゛。) −12,++(φ、)・5in2πf、 ++2.rs
(φ、)sin 6πr’、 t + ・・・−・・)
 )=Po  (1+、Jo(φm )cos(ψ、t
+φ゛。)+J、(φ5)cos(2rt fs t 
+ψ、を十φ′。)−J、(φ+*)cos(2tt 
re t −ψ1 を−φ+o)+Jt(φ1I)co
s (4rt r、、 t +ψ、t+φ’、)−J2
(φ1I)cos(4πf、 t−ψ、t−φゝ。)+
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〕   ・・・・・・・・・aηとなる。第3図はこの
周波数スペクトルを示す図である。但し、J o、 J
 1. J z、・・・・・・はそれぞれ0次。
1次、2次、・・・・・・のへ、セル関数、またφ・。
=2πν1.  +φ。とおいた。
この干渉した入射光は、受光器26で入射光強度に応じ
た電気信号に変換され、変換された電気信号は増幅器3
1を通しバンドパスフィルタ32に供給され、バンドパ
スフィルタ32からは弐〇ηに示す周波数f1の多くの
高調波成分の中から必要な高調波成分のみを取り出す。
このバンドパスフィルタ32の通過帯域を、例えばf1
±(φ5nax/2π)に設定すると、バンドパスフィ
ルタからの出力はI(t)の1次高調波成分 I(t)+=Po  、Jl(φ7 )・ (cos、
(2fff+s  t  + ψ、 【 + φ1゜)
−cos(2πf、  t  −ψ、 t −φ′0)
)・・・・・・・・・・・・Ql だけが出力される。
この1次高調波成分+(1)+はミキサー33に供給さ
れる。ミキサー33には第1発振器19から出力される
周波数f、の正弦波信号が供給されており、1次高調波
成分1(t)+は正弦波信号と混合される。
この例では、ミキサー33への正弦波信号は移相器35
を介して供給されており、例えば、ミキサー33に供給
する2つの信号の位相差をαとする場合は、その移相器
35からの出力1.(t)を+ 、(1) =へ5in
(2πf1t+α)で表すと、ミキサー33により周波
数f1と混合された信号出力T、(L)  は1、(t
)  =l(t)I  X I、(t)=PoJ+(φ
ヨ) −(cos(2πf、 t +ψ、t+φ゛。)−Co
s<2πf、 t −ψ、°L−φ”。))=Asin
(2πf g t +α) = (1/2) A P o J +(φ1)・(si
n(4πf、L +α+ψ、L+φ°。)−sin(4
πf、t+tx−ψ、を一φ+の)−sin(α−ψ、
t−φ°。) +5in(α+ψ、t+φ’ o) ) ・・・・・・
091で表される。この位相検波された出力1.(t)
 はローパスフィルタ36に供給され、ローパスフィル
タ36の出力は rt(t)  =(1/2)AP、  Jl(φ、)・
(sin(α+ψ、t+φ1o) −sin(α−ψ、1−φ°。)) =APoJ+(φ1I)cosα ・5in(ψ1t+φ1゜) ・・・・・・・・・・・
・四となる。即ち、この信号は周波数F=ψ1/2πの
正弦波である。(なお、移相器35による移相差αはこ
の項が最大になるように選定する。)従って、この得ら
れた正弦波信号は周波数カウンタ37により計数するこ
とができる。計数は所定の時間を計数し、その期間の計
数値fの大きさは七ロダイン変調による位相偏移の大き
さと正確に対応したものである。
これまでは、1次高調波成分を計測用信号としたが、高
次の高調波成分を計測用信号とする場合には、第1発信
器19と移相器35との間に逓倍器を設ける。例えば、
バンドパスフィルタ32で2次高調波成分を取り出して
いる場合は逓倍器34の倍率は2.3次高調波成分を取
り出している場合の倍率は3に設定する。
第2図はこの発明の他の実施例を示す図で、光源11及
び光検出器15とループ状の光4波路14との結合を光
ファイバではなく、基板38に形成した一対のY分枝光
導波路を用いて行ったた例である。
また、この例では位相変調器18に、音響光学素子など
の周波数偏移器を用いて光に周波数偏移を与え、サニャ
ンク効果を相殺するように構成することもできる。
また、図には示されてないが、この発明では、必要に応
じて角速度Ωの方向を検出する手段が設けられる。例え
ば、2つの光Lm A、L2 Aが互いに所定の入射角
で受光器26に入射するので、受光器26の受光面には
、明と暗との干渉模様が形成される。その干渉模様は干
渉平面上を、その平面と2つの入射光Lx、Lzがつく
る面とが交差する交差線上を移動し、光導波路14に入
力される角速度Ωが右廻りであるか、′Lmりであるか
によりその移動する向きを変える。従って、明と暗の干
渉模様のピッチの4分の1ピッチ分の距離に2つの受光
器を配列し、それら受光器の信号のどちらの信号が進み
位相にあるかを検出すれば、角速度の向きを知ることが
できる。
また、この検出した角速度の方向信号を、第2発振器に
供給して鋸歯状波発振信号の発振振幅を大きくするか或
いは小さくするかを制御する信号とすることもできる。
以上では、ループ状の光導波路14から1つの光方向性
結合器29を用いて、2つの光L2 A、LaAを取り
出す場合を説明したが、各別の光方向性結合器を用い、
ループ状光轟波路14への入出射路14A、14Bにお
いて、周波数偏移あるいはセロダイン変調を受けた光と
、受けない光とを取り出すように構成しても良い。また
、2つの変調器を用いて周波数偏移あるいはセロダイン
変調と位相変調とを光に与えるように構成することもで
きる。
「効果」 以上のように、この発明によれば角速度によって生ずる
サニヤック効果の出力を位相変調器に供給して位相変調
器を制?:tlする閉ループ制御系を用いて、サニヤッ
ク効果を相殺する構成とした。また光導波路内から、位
相変調器により変調された光を取り出す手段を設け、取
り出された光の被変調の程度を直接測定する構成とした
。即ら、従来のように、位相変調器の駆動信号電圧Vを
測定する間接測定による場合に比べて、この発明の光干
渉角速度系によれば、位相変調器の温度特性、周波数特
性、或いはまた誘電率の変化等による影響を受けない正
確な角速度の測定が可能となる。また二条の光の干渉に
よるビート信号を計数するのでディジタル出力が得られ
る。従って、取り出された角速度データを電子計算機な
どにより処理するにも容易である。
また、この発明によれば、位相変調器と、第1図、第2
図に示した実施例のようにループ状の光導波路から光を
取り出せば、分配して取り出すための光方向性結合器と
をそれぞれ1個設けるだけで良く、簡単に構成すること
ができる。取り出された二条の光を干渉させ、電気信号
に変換してから信号処理をするので、電気回路により比
較的容易に信号処理を行うことができる。
このように、製造面、価格面1.正確な角速度の検出及
び検出信号のデータ処理が容易である等、この発明の効
果は頗る大きい。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の光干渉角速度計の一実施例を示すブ
ロック図、第2図はこの発明の他の実施例を示すブロッ
ク図、第3図はこの発明のループ状の光導波路から直接
取り出した右廻り光と左廻り光との干渉光を光電変換し
て得られた信号の周波数スペクトルを示す図、第4図は
従来の光干渉角速度計の例を示すブロック図、第5図は
角速度がゼロのときの同期検波回路による同期検波出力
波形を示す図、第6図は入力角速度があるときの同期検
波回路の検波出力の波形図、第7図Aは鋸歯状波信号で
制御された第2位相変調器により二条の光がセロダイン
変調される説明図、第7図Bは二条の光の位相の差を示
す図である。 11:光源、12:第1光方向性結合器、13:第2光
方向性結合器、14:光導波路、15:光検出器、16
:ゲート回路、17:同期検波回路、18.18A :
位相変調器、188 :第2位相変調器(周波数偏移器
)、19:第1発振器、21:第2発振器、22:増幅
器、23:積分器、24:比較器−23=第3光方向性
結合器、26:受光器、27:第4光方向性結合器、2
8:計数器29:光方向性結合器、31:増幅器、32
:ハンドパスフィルタ、33:ミギサー、34:逓倍器
、35:移相器、36:ローバスフィルタ、37:周波
数カウンタ、38:Y分岐導波路。 特許出願人   日本航空電子工業株式会社代  理 
 人     草    野       卓第5 囮 ゛     I干シ歩縞のり制度 オ6 図 時間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ループ状の光導波路に互いに反対向きに伝播する
    ように二条の光を入射し、これら二条の光に周波数偏移
    あるいはセロダイン変調を与え、かつ位相差検出用交番
    信号源からの交番信号により上記二条の光を位相変調す
    ると共に上記二条の光を干渉させ、その干渉出力を上記
    交番信号で同期検波して、上記両光の位相差と対応した
    出力を検出して上記光導波路に垂直な軸のまわりの角速
    度を測定する光干渉角速度計において、 上記位相差に対応した出力の検出出力により、その検出
    出力がゼロになるように上記周波数偏移あるいはセロダ
    イン変調を制御する帰還制御手段と、 上記周波数偏移あるいはセロダイン変調と上記位相変調
    とを受けた光と、上記周波数偏移あるいはセロダイン変
    調及び位相変調を受けていない光とを検出して干渉させ
    ビート信号をつくり出す手段と、 そのビート信号出力から交番信号周波数成分又は高調波
    成分の1つを取り出す手段、その取り出された信号を、
    交番信号源から得た信号により、位相検波して上記二条
    の光の位相差と極性とを測定する位相検波器とを特徴と
    する光干渉角速度計。
JP60174861A 1985-08-08 1985-08-08 光干渉角速度計 Granted JPS6235221A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02187636A (ja) * 1989-01-13 1990-07-23 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 光ファイバセンサ及び光ファイバセンサの信号検出方法
JPH02234015A (ja) * 1989-02-03 1990-09-17 Litton Syst Inc 光ファイバ回転検出システム
WO2021177195A1 (ja) * 2020-03-02 2021-09-10 国立大学法人東京農工大学 光検出装置、および光検出方法

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JPH02234015A (ja) * 1989-02-03 1990-09-17 Litton Syst Inc 光ファイバ回転検出システム
WO2021177195A1 (ja) * 2020-03-02 2021-09-10 国立大学法人東京農工大学 光検出装置、および光検出方法

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