JPH0513446B2 - - Google Patents

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JPH0513446B2
JPH0513446B2 JP60174860A JP17486085A JPH0513446B2 JP H0513446 B2 JPH0513446 B2 JP H0513446B2 JP 60174860 A JP60174860 A JP 60174860A JP 17486085 A JP17486085 A JP 17486085A JP H0513446 B2 JPH0513446 B2 JP H0513446B2
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light
optical waveguide
optical
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angular velocity
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Masaru Akazawa
Motoharu Ebata
Masahiko Moriguchi
Kazuhiko Ito
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication of JPH0513446B2 publication Critical patent/JPH0513446B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は位相の揃つた光を光分配結合器によ
り2分し、少なくとも一周する光導波路の中を互
いに対向する向きに進行させてから光導波路より
取り出し、その2つの光に生ずる位相差を検出し
て光導波路の角速度を測定する光干渉角速度計に
関する。
「従来の技術」 第4図は従来の光干渉角速度計の例を示すブロ
ツク図である。
光源11からは位相の揃つたコーヒーレント光
L1が出射される。このコーヒーレント光L1はΦ
(t)=2πνt(但し、νは光の周波数)で表され、可
干渉性の光である。その出射された光L1は第1
光方向性結合器12を通り第2光方向性結合器1
3の結合端13Cに入射する。この入射した光
L1は二条の光L2,L3に分けられ分岐端13A,
13Bから出射され、少なくとも1周する例えば
光フアイバよりなる光導波路14へ、各別の入出
射路14A,14Bから入射する。これら二条の
光L2,L3はそれぞれ右廻り光及び左廻り光とし
て対向する向きに光導波路14を伝播し、光導波
路14へのそれぞれの入出射路14A,14Bと
は異なる入出射路14B,14Aから第2光方向
性結合器13の分岐端13B,13Aに入射し、
再び1つの光L4に結合され、その結合端13C
から出射される。この結合光L4は第1光方向性
結合器12の結合端12Cから入射し、その分配
端12Bから分配光L5が出射され、出射された
分配光L5は光検出器15に入射し、電気信号に
変換される。この電気信号はゲート回路16を通
り、同期検波回路17に供給される。
この光導波路14の成す面に垂直な軸の廻りに
角速度Ωがない場合は光導波路14は右廻り光
L2及び左廻り光L3に対して相反性であり、第2
方向性光結合器で二条の光が結合されるときの位
相は互いに一致している。しかし、角速度Ωがあ
る場合は、光導波路14を互いに逆の向きに伝播
する右廻り光L2及び左廻り光L3に対し非相反性
となり、このためサニヤツク効果による位相の差
が生じる。
光導波路14の入力角速度がΩの時、環状の光
導波路14が囲む面積をA、光導波路の屈折率を
n、光の真空中の波長をλ、光導波路の全長をL
とすると、右廻り光L2と左廻り光L3との間に生
ずるサニヤツク効果の位相差φrは φr=8πAΩ/λc ……(1) で表される。
この光導波路14の一方の入出射路14Bの近
くには位相変調器18が設けられている。即ち、
第1発振器19から出力される交番信号と第2発
振器21から出力される鋸歯状波信号との合成信
号が増幅器22により増幅され、その合成増幅さ
れた駆動信号が位相変調器18に供給され、光導
波路14を互いに逆の向きに伝播する右廻り光
L2と左廻り光L3とを変調する。
この光干渉角速度計では、第1発振器19から
の交番信号は、例えば周波数fnの正弦波信号であ
る。
位相変調器18はこの信号により二条の光L2
L3にそれぞれ位相変調を加えると、二条の光、
つまり右廻り光L2及び左廻り光L3は ψ(r)=ψnsin(2πfn・t) ……(2) 但し、ψnは最大位相偏移、fnは変調周波数で
ある。
の位相変調を受ける。この位相変調を受けた右廻
り光L2は第2光方向性結合器13の分岐端13
Bに入射し、左廻り光L3は光導波路14を周回
してからτの時間遅れで分岐端13Aに入射す
る。位相変調を受けた右廻り光L2と左廻り光L3
は互いに可干渉性であり、第2光方向性結合器1
3内で1つに結合干渉し、この干渉光L4は第1
光方向性結合器12の結合端12Aからその分配
光L5が光検出器15に入射する。
干渉光L4は干渉のため、光の強度が変化し、
その強度I(t)は I(t)〜P0〔1+cos{Δφ +ψ(t)−ψ(t−τ)}〕 ……(3) で表される。但し、2P0は干渉光L4の最大値、
Δφは角速度による2つの光の位相差、τは右廻
り光L2と左廻り光L3とが、位相変調器18に到
達する迄の時間の差である。
この(3)式のψ(t)は(2)式に示すように周波数fn
変調信号であり、(3)式は周波数fnの高調波のスペ
クトル列となつている。
光干渉角速度計ではこのスペクトル列信号に含
まれる一次高調波成分 2J1(2ψnsin(πfnτ))sinΔφ ・cos{2πfn(t−τ/2)} ……(4) と二次高調波成分 2J2(2ψnsin(πfnτ))cosΔφ ・cos{4πfn(t−τ/2)} ……(5) を取り出して、角速度Ωの測定信号にする。(こ
こで、J1,J2は一次及び二次のベツセル関数であ
る。) 光導波路14に角速度がない場合には、光導波
路14は右廻り光L2、左廻り光L3に対して相反
性であり、Δφ=0である。従つて、(4)式の一次
高調波成分はゼロであり、式(5)の二次高調波成分
のみが得られる。この二次高調波信号は同期検波
回路17で第1発振器19の発振周波数fnで同期
検波されるが、第5図に示すように、その検波出
力はゼロとなる。つまり、干渉光L4にはサニヤ
ツク効果による位相差成分は含まれてなく、光導
波路14の角速度Ωはゼロであることが判る(特
開昭61−47512参照)。
光導波路14に角速度Ωが与えられると、光導
波路14は右廻り光L2と左廻り光L3に対して非
相反性となり、2つの光の間に位相差が生ずる。
このサニヤツク効果により生ずる位相差φrは既に
述べたように、φr=8πAΩ/λc(=Δφ≠0)で表
される。このため、式(4)、(5)に示す一次、二次高
調波成分を周波数fnで同期検波すると、第6図に
示すように、位相差φrに応じたfn成分の位相差検
出信号が得られる。
一方、位相変調器18は第2発振器21が出力
する鋸歯状波信号によつても駆動されている(文
献、August 1984/Vol.9.No.8/OPTICS
LETTERS 375〜377)。この鋸歯状波信号で駆
動された位相変調器18により、右廻り光L2
左廻り光L3とは鋸歯状波の傾きに応じた位相偏
移を受ける。その位相偏移φ(t)は φ(t)=φst、(0<t<t1) ……(6) 但し、ψsは鋸歯状波の傾きに対応した定数で表
される。第7図Aはこの様子を示す図で、この位
相偏移が期間t1ごとに繰り返されるセロダイン変
調となつている。
左廻り光L3はこの偏移を受けてから光導波路
14を周回するので第2光方向性結合器13の結
合端13Cでは右廻り光L2に対してτの時間遅
れを伴つている。従つて、第2光方向性結合器で
結合される時の、右廻り光L2、左廻り光L3との
鋸歯状波信号による位相偏移の位相差φsτは φ(t)−φ(t−τ)=φsτ ……(7) で表される。第7図Bはこの様子を示す図であ
る。2つの光は期間t1のうち、時間t1−τの期間
だけ一定の位相差を与えられることが繰り返し連
続する。
このように、鋸歯状波の傾斜部分では位相偏移
により2つの光には一定の位相差が生ずる。この
光干渉角速度計では角速度Ωを与えられサニヤツ
ク効果によつて生ずる位相差φrと、鋸歯状波で位
相変調器18を駆動し、光に位相偏移を加えて生
じた位相差φsτとが加算された位相差Δφを、位
相変調器18を周波数fnでバイアス駆動して、取
り出す。つまり Δφ=φr+φsτ ……(8) を検出する。
従つて、サニヤツク効果φrを鋸歯状波による位
相偏移で生ずる位相差φsτで相殺することができ
る。この相殺さた時の位相偏移φsと入力角速度Ω
とは (1/2π)φs=(4A/λnL)Ω ……(9) 但し、A:光導波路が囲む面積 λ:光の真空中の波長 n:光導波路の屈折率 L:光導波路の全長 の関係がある。ところで、光導波路14内の右廻
り光L2は光源11から出射された時の周波数ν
をもち、Φ(t)=2πνtで表され、左廻り光L3は位相
変調器18で鋸歯状波信号の位相偏移を受け
Φ′(t)=2πνt+φsτと表される。このことから、右
廻り光L2と左廻り光L3との周波数の差φs/2πを
測定すれば、角速度Ωを求めることができる。
しかし、これらの光L2,L3は光導波路14の
中にあり、直接それらの周波数の差φs/2πを測
定することはできない。
従来の光干渉角速度計では、同期検波回路17
からの位相差検出出力を測定し、その検出出力が
ゼロとなるようにφsを調整する。つまり、φsτ=
−φrに制御する。このφsは位相変調器18の駆動
信号Vに対して、 φs=(π/λ)・n3r(V/d)・1 ……(10) の関係がある。但し、nは光導波路14の屈折
率、rは電気光学定数、Vは駆動電圧、1は電極
の有効長、λは光の真空中の波長である。
つまり、φsは位相変調器18に加える駆動電圧
Vに比例しており、同期検波回路17の検波出力
がゼロになつた時の、この駆動電圧Vを測定する
ことによりφsを求めることができ、その値から角
速度Ωを知ることが可能とされている。
「発明が解決しようとする問題点」 しかし、位相変調器を駆動している駆動電圧
と、その駆動電圧に駆動される位相変化の関係
は、位相変調器の温度特性、周波数特性或いは誘
電率の変化等の影響を受け、正確な比例関係を常
に保ていることはない。そのため、入力角速度Ω
による位相偏移と位相変調器による位相偏移とが
釣り合つた時の位相変調器の駆動電圧を測定して
も、精度良い入力角速度を求めることができな
い。
「問題点を解決するための手段」 ループ状の光導波路に二本の光を互いに逆の向
きに伝播させると共に、ループ状の光導波路への
一方の入出射路で、二本の光に正弦波信号により
駆動される位相変調器とは別の光角度変調手段で
角度変調を与える、つまり周波数偏移器で周波数
偏移を与え、または位相変調器でセロダイン変調
を与える。
これら角度変調された右廻り光と左廻り光とを
互いに干渉させ、その干渉出力から両光の位相
差、つまり、ループ状の光導波路に入力された角
速度によるサニヤツク効果φrと右廻り光と左廻り
光に位相偏移を与えて生じた位相差φsτとの加算
された位相差検出出力で光角度変調手段を帰還制
御する帰還制御手段に与えて位相差検出出力をゼ
ロになるように制御し、位相差検出出力がゼロの
ときの角度変調を受けた光と、角度変調を受けて
いない光との干渉ビート信号により、計数器で計
数して角速度の大きさを計測し、また角速度の方
向を検出する手段を設ける。
「実施例」 第1図はこの発明の一実施例を示すブロツク図
である。第4図と対応する部分には同じ符号を付
けてある。この実施例ではループ状光導波路への
光の入出射路には光導波路を用いて構成された例
を示す。
光源11から出射された位相の揃つた可干渉性
の光L1は第1Y分岐光導波路12の一方の分岐端
12Aから入射し、その結合端12Cから出射さ
れ第2Y分岐光導波路13の結合端13Cに入射
する。第2Y分岐光導波路13に入射した光L1
二条の光L2,L3にされ、それぞれ分岐端13A,
13Bから出射され、出射された光L2,L3はル
ープ状の光導波路14へ、異なる入出射路14
A,14Bから入射され、一方の入出射路14A
から入射した光L2は光導波路14を右廻りに伝
播する右廻り光となり、他方の入出射路14Bか
ら入射した光L3は左廻りに伝播する左廻り光と
なつて、互いに逆の向きに光導波路14内を伝播
し、光導波路14への入射時とは異なる入出射路
14B,14Aから第2Y分岐光導波路13の分
岐端13B,13Aにそれぞれ入射する。
第2Y分岐光導波路13へ、その2つの分岐端
13B,13Aからそれぞれ入射した光L2,L
3は第2Y分岐光導波路13内で干渉結合L4さ
れ、その結合端13Cから出射される。
光導波路14の一方の入出射路14Bには第1
位相変調器18Aが設けられ、この位相変調器1
8Aを通る右廻り光L2及び左廻り光L3を位相変
調する。また、その位相変調器18Aと第2Y分
岐光導波路13の分配端13Bとの間には第2位
相変調器18Bが設けられ、右廻り光L2及び左
廻り光L3にセロダイン変調を加えその位相を偏
移させる。位相偏移φ(t)は既に述べたように、φ
(t)=φstで表される。従つて、この位相偏移によ
り、光はその周波数をφs/2πだけ偏移させられ
る。この例では第2位相変調器でセロダイン変調
をしているが、周波数偏移器を用いて、周波数偏
移をしても良い。
第2Y分岐光導波路13で結合されて互いに干
渉し合つた光L4は、図には示してないが偏光フ
イルタ及び空間シングルモード・フイルタを通過
して第1Y分岐光導波路12へ戻り、その分配端
12Bから取り出される。取り出された分配光
L5は光検出器15に入射し、光の強度に応じて
変化する電気信号に変換され、ゲート回路16に
供給される。
先に「従来の技術」の項で第7図を参照して述
べたように、位相変調器18の位相偏移により生
じさせた位相差φsτで、サニヤツク効果によつて
生ずる位相差φrを打ち消すように帰還制御するも
のであり、従つて第7図B中においてゲート期間
として示している期間だけ光検出器15の出力を
同期検波回路17へ送り、第7図A中の右廻り光
の立下りから左廻り光の立下りまでの期間τは同
期検波回路17へ供給するのを阻止する。このた
めゲート回路16は第2発振器21から、第7図
Aの左廻り光の立上りから右廻り光の立下りまで
の期間を示す信号がゲート制御信号として与えら
れ、この期間のみゲート開状態に制御される(第
7図参照)。このゲート回路16の出力は同期検
波回路17に供給され、第1発振器19の発振周
波数fnで同期検波される。
この発明では、このようにして同期検波回路1
7から得られる右廻り光L2と左廻り光L3との位
相差出力は積分器23に供給され、積分器23か
らの積分出力が第2発振器21に、帰還信号とし
て与えられる。
また、この例では、比較器24が設けられてい
る。この比較器24は第7図Bに示す信号の負の
期間(ゲート回路16を閉にする期間)に、第2
発振器21による鋸歯状波が適正な制御がされて
いるかをチエツクし、そのチエツク信号が第2発
振器21に与えられる。つまり、鋸歯状波はその
振幅が、kを整数として2π・kにあるように制
御する。このように制御することにより角速度の
測定誤差を少なくすることができる。
この発明では、例えば光導波路14の入出射路
14Aに第1方向性光分配器25を設け、第2Y
分岐光導波路13からの、第2位相変調器18B
から位相偏移を受けていない光L2の一部L2Aを分
岐端25Aから分岐して取り出し、この取り出さ
れた分岐光L2Aを受光器26に入射させる。ま
た、位相変調器18Aと第2位相変調器18Bと
の間に第2方向性光分配器27が設けられ、第
2Y分岐光導波路13の分岐端13Bから出射さ
れ、第2位相変調器18Bにより位相偏移を受け
た光L3の一部L3Aを分岐端27Aから取り出し、
第1方向性光分配器25の分配端25Aからの光
L2Aと所定の角度で、互いに干渉させて受光器2
6に入射させる。なお、第1、第2方向性光分配
器25,27の他の分岐端25B,27Bには無
反射処理をしておく。
受光器26はこの干渉光L6を、その光強度に
応じた電気信号に変換して出力する。この電気信
号は計数器28に計数信号として供給され、計数
される。
また、この発明では、角速度Ωの方向を検出す
る手段が設けられる。例えば、2つの受光器を干
渉模様が移動そる方向に干渉縞の4分の1ピツチ
離して配列し、それら受光器からの信号のどちら
の信号が進み位相にあるかを検出する。
「作用」 光導波路14に角速度が与えられると、光導波
路14は二条の光に対して非相反性となりサニヤ
ツク効果による位相差φrはφr=8πAΩ/λc(=Δφ
≠0)で表される。このため二条の光の干渉した
光を同期検波すれば、前にのべたように、サニヤ
ツク効果に対応した検波信号が出力される。(第
6図) 一方、第2位相変調器18Bは第2発振器21
の鋸歯状波信号で駆動され、2つの光の位相偏移
の位相差はφ(t)−φ(t−τ)=φsτ
……(7)で表された。
即ち、これら2つの位相差の加算された位相差
検出出力が検出される。この検出出力をゼロにな
るように制御できれば、角速度Ωによるサニヤツ
ク効果によつて生ずる右廻り光L2と左廻り光L3
との位相差φrは位相変調器により生ずる位相差φs
τで相殺することができる。
この発明では、同期検波回路17の検波出力を
積分器23に与え、その積分出力は第2発振器2
1への帰還制御信号として与えられる。例えば、
第2発振器21はこの帰還制御信号により発振信
号の傾斜の傾きが変わり、第2位相変調器18B
への駆動電圧Vが変化する。この駆動電圧Vの変
化により、第2位相変調器18Bの位相偏移によ
る2つの光L2,L3の位相差が変化し、同期検波
回路17からの位相差検出出力の大きさが変わつ
てくる。
このように、位相差検出出力の大きさがゼロに
成る方向に第2位相変調器18Bを帰還制御し、
サニヤツク効果φrと位相偏移による位相差の効果
φsτとが拮抗される。よつて、 Δφ=φr+φsτ=0 ……(11) この発明では、この時の第2位相変調器18B
により、一様に増加する位相偏移つまり周波数偏
移を受けた光を光導波路14内から取り出し、受
けた周波数偏移を直接測定する手段が設けられ
る。
即ち、第1方向性光分配器25からの分配され
た光L2Aは何も変調されておらず、光源11から
出射された時の位相Φ(t)=2πνtであり、第2方向
性光分配器27からの光L3Aは第2位相変調器1
8Bによりφstの位相偏移を受けてΦ′(t)=2πνt+
φstである。これら光L2A,L3Aは可干渉性の光
であり、受光面では互いに干渉し合つて、その光
強度がφs/2πの周波数の正弦波的に変化を繰り
返す光信号L6となる。この正弦波的に変化する
光信号は受光器26で電気信号に変換される。こ
の変換された電気信号は受けた周波数偏移の程度
に応じた周波数φs/2π=Fの正弦波であり、そ
の正弦波の電気信号は例えば計数器28の計数信
号入力端に供給され、その波数が計数され、ビー
ト周波数Fが測定される。係数器28は所定の時
間が経過するとその計数値を出力して、図には示
してないが、計数値保持回路などに与え、又、ゼ
ロから正弦波信号の波数の計数が始められる。
従つて、光導波路14の入力角速度Ωの大きさ
に対応し、第2位相変調器18Bなどの特性に影
響されることなく、φsの大きさに対応した正確な
計数値fが得られる。この計数値fにより角速度
Ωを求めることができる。即ち、角速度Ωは Ω=(λcτ/4A)f ……(12) である。
尚、光導波路14が半径Rの円ループであり、
その全長をLとすれば、 Ω=(λn/2R)f ……(13) 但し、nは光導波路14の屈折率で表すことが
できる。
また、この発明では、必要に応じて角速度Ωの
方向を検出する手段が設けられる。例えば、2つ
の光L2A,L3Aが互いに所定の入射角で受光器2
6に入射するので、受光器25の受光面には、明
と暗との干渉模様が形成される。その干渉模様は
干渉平面上を、2つの入射光L2,L3がつくる面
とが交差する交差線上を移動し、光導波路14に
入力される角速度Ωが右廻りであるか左廻りであ
るかによりその移動する向きを変える。従つて、
繰り返される干渉模様の4分の1ピツチ離して2
つの受光器を配列し、それら受光器の信号のどち
らの信号が進み位相にあるかを検出すれば、角速
度を向きを知ることができる。
また、この検出した角速度の方向信号を、第2
発振器に供給して鋸歯状波発振信号の発振振幅を
大きくするか或いは小さくするかを制御する信号
とすることもできる。
第2図は光源11及び光検出器15と、ループ
状光導波路14との間を光導波路ではなく、第4
図と同様の光フアイバを用いて構成した例であ
る。また2つの位相変調器にピエゾエレクトリツ
ク・シリンダを用い、そのシリンダに光導波路を
巻きつけて、光を変調するように構成している。
第3図はセロダイン変調した光と干渉させるた
めの参照光を、右廻り光と左廻り光の二条の光に
分ける前の光から導くように構成した例を示す。
以上では、サニヤツク効果を相殺させるため
に、鋸歯状波信号を用いてセロダイン変調を加
え、間欠的に2つの光に位相偏移を与える構成で
説明したが、セロダイン変調による間欠的な位相
偏移でなく、例えば音響光学素子のような周波数
偏移器を用い、二条の光に連続的に周波数偏移を
与え続けるようにしても良い。
「効果」 以上のように、この発明によれば角速度によつ
て生ずるサニヤツク効果の出力を位相変調器に供
給して位相変調器を制御する閉ループ制御系を用
いて、サニヤツク効果を相殺する構成とした。ま
た光導波路内から、位相変調器により変調された
光を取り出す手段を設け、取り出された光の被変
調の程度を直接測定する構成とした。即ち、従来
のように、位相変調器の駆動信号電圧Vを測定す
る間接測定による場合に比べて、この発明の光干
渉角速度系によれば、位相変調器の温度特性、周
波数特性、或いはまた誘電率の変化等による影響
を受けない正確な角速度の測定が可能となる。ま
た二条の光の干渉によるビート信号を計数するの
でデイジタル出力が得られる。従つて、取り出さ
れた角速度データを電子計算機などにより処理す
るにも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の光干渉角速度計の一実施例
を示すブロツク図、第2図はこの発明の他の実施
例を示すブロツク図、第3図はこの発明のもう一
つの他の実施例を示すブロツク図、第4図は従来
の光干渉角速度計の例を示すブロツク図、第5図
は角速度がゼロのときの同期検波回路による同期
検波出力波形を示す図、第6図は入力角速度があ
るときの同期検波回路の検波出力の波形図、第7
図Aは鋸歯状波信号で制御された第2位相変調器
により二条の光がセロダイン変調される説明図、
第7図Bは二条の光の位相の差を示す図である。 11:光源、12:第1Y分岐光導波路(第1
光方向性結合器)、13:第2Y分岐光導波路(第
2光方向性結合器)、14:光導波路、15:光
検出器、16:ゲート回路、17:同期検波回
路、18,18A:位相変調器、18B:第2位
相変調器、19:第1発振器、21:第2発振
器、22:増幅器、23:積分器、24:比較
器、25:第1方向性光分配器、26:受光器、
27:第2方向性光分配器、28:計数器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光源からの光を光分岐手段により2つの光に
    分岐し、 その一方の光をループ状光導波路の一端に右廻
    り光として入射し、他方の光を上記ループ状光導
    波路の他端に左廻り光として入射し、 そのループ状光導波路の一端と上記光分岐手段
    との間に光角度変調手段を直列に挿入し、その光
    角度変調手段によりこれを通過する光を角度変調
    し、 上記ループ状光導波路を通過した上記右廻り光
    と上記左廻り光とを上記光分岐手段で合成して干
    渉させ、 その干渉光を電気信号に変換し、その電気信号
    から上記右廻り光と上記左廻り光との位相差と対
    応した出力を検出し、 その検出出力により、これがゼロになるように
    上記光角度変調手段を帰還制御して、上記ループ
    状光導波路に、その軸心まわりに印加される角速
    度を検出する光干渉角速度計において、 上記光角度変調手段により角度変調を受けた光
    を分岐して取り出す第1取出し手段と、 上記光角度変調手段による角度変調を受けてい
    ない光を分岐して取り出す第2取出し手段と、 これら第1、第2取出し手段により取り出され
    た両光を干渉させてビート信号を作り、そのビー
    ト信号から上記右廻り光と上記左廻り光との位相
    差を検出する手段と、 を設けたことを特徴とする光干渉角速度計。
JP60174860A 1985-08-08 1985-08-08 光干渉角速度計 Granted JPS6235220A (ja)

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JP2506275B2 (ja) * 1991-04-10 1996-06-12 株式会社トキメック 光ファイバジャイロ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS606823A (ja) * 1983-04-25 1985-01-14 ザ・ボ−ド・オブ・トラステイ−ズ・オブ・ザ・レランド・スタンフオ−ド・ジユニア・ユニバ−シテイ フアイバ光学回転センサ

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