JPS6235201B2 - - Google Patents

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JPS6235201B2
JPS6235201B2 JP11711482A JP11711482A JPS6235201B2 JP S6235201 B2 JPS6235201 B2 JP S6235201B2 JP 11711482 A JP11711482 A JP 11711482A JP 11711482 A JP11711482 A JP 11711482A JP S6235201 B2 JPS6235201 B2 JP S6235201B2
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JP
Japan
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raw material
water
glass
material powder
emulsion
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Expired
Application number
JP11711482A
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English (en)
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JPS598208A (ja
Inventor
Migiwa Ando
Yukiaki Ito
Akira Sawaki
Takashi Kato
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP11711482A priority Critical patent/JPS598208A/ja
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  • Inorganic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は熱伝導率を顕著に改善し、しかも高絶
縁性を保持するガラスの製造方法に関するもので
ある。 プリント配線基板の如き絶縁材料として高アル
ミナ磁器等の酸化物セラミツクスと共にアルミノ
ケイ酸塩ガラス系等の低アルカリ質のガラスが実
用されている。 このガラスは量産性に富み、廉価に提供できる
が熱伝導度が低く高アルミナ磁器の0.05〜
0.07Cal/cm・Sec・℃に比して0.002〜
0.007Cal/cm・Sec・℃程度に止まるため電子回
路の実装密度が高くなるに伴なつて発熱密度も大
きくなる欠点があつた。 本発明は上記プリント配線基板を初め、各種ガ
ラスの絶縁抵抗をさして低下させることなく熱伝
導率を顕著に改善した高熱伝導性ガラスの製造法
を確立したもので、以下実施例と共にその詳細を
説明する。 なお、こゝにいうガラスは失透させたガラスセ
ラミツクスを含むものである。 実施例 1 (イ) あらかじめ、1350℃1時間熔融してから水中
へ投入して急冷した下記組成のガラス塊をボー
ルミルで粉砕し平均粒径0.5μのZnO64.5%、
B2O322.6%、SIO212.0%、ZrO20.9%からなる
ガラス原料の微粉末(第1の原料粉末)10gに 非イオン性界面活性剤(ノニオンE−230、
HLB価17.3、日本油脂) 4.1g 水 2180c.c. を配合、マグネチツクスターラによつて混合し
て第1の分散液W1を作る。 (ロ) MoO3(市販品、平均粒径0.5μ) 130g からなる無機質材料の微粉末(第2の原料粉
末)に ポリエチレンオキサイド(水溶性粒子結合剤)
0.7g 水 430c.c. を配合、同じくマグネチツクスターラによつて
混合して第2の分散液W2を作り、 (ハ) 四塩化エチレン(非水溶性の溶媒)1450g 非イオン性界面活性剤(OP−80R、HLB価
4.3、日本油脂) 5g の両者を前と同様マグネチツクスターラによつ
て混合して非水溶媒Oを作り、 (ニ) 上記OとW2を撹拌し乍ら混合し、非イオン
性界面活性剤によつて第2の原料粉末を水に分
散させたものを非水溶媒中で乳化し、無数の
W2塊がO中に分散してなるW2−Oエマルジヨ
ンを作る。 (ホ) W2−Oエマルジヨンと上記W1を撹拌し乍ら
混合し、これらW2−Oエマルジヨンと第1の
分散液W1に配合されたHLB価の異なる非イオ
ン性界面活性剤によつてW2−O−W1複合エマ
ルジヨンを作る。 このW2−O−W1複合エマルジヨンは、第1
の分散液W1中に、非水溶媒Oによつて被覆さ
れた塊状の第2の分散液W2が分散している。 (ヘ) W2−O−W1複合エマルジヨンを、ガス温度
180℃、デイスク径120mm、7200RPM、毎秒4
c.c.の条件によつて噴霧乾燥した。 造粒された顆粒は、MoO3の塊をガラス微粉
末によつて被覆され、その平均粒径は90μであ
つた。 (ト) 顆粒を1500Kg/cm2の圧力で金型プレス成形し
た。 (チ) プレス成形品を露点30℃の水素雰囲気中にお
いて700℃4時間加熱焼結および結晶化後空冷
し9mmφ×1mmtのガラスセラミツクスを得
た。 このガラスセラミツクスは粉末治金状に焼結
されたFeとMoの微粉末からなる40〜60μの無
数の多面体からなる塊が周囲略々4〜5μの間
隔をもつてガラスセラミツクスの絶縁層と濡
れ、強固に結合した緻密な断面形丈を呈した。 このようにして得たガラスセラミツクの諸特
性を測定した結果を第1表に示す。
【表】 上表から明らかにされるように、本発明の上
記実施例によつて得られたガラスセラミツクは
従来のガラスセラミツクに比して、懸念された
絶縁抵抗の低下を無視しうる程度に止め、目的
とする熱伝導率を格段と上昇させ、電子回路の
実装密度を格段と高めることができる。 実施例 2 SiO26.9g、Al2O32.4g、TiO21.1g、MgO1.7
gをあらかじめ、1500℃2時間熔融後、水中に投
入して急冷したガラス塊をボールミルにて、粉砕
し、平均粒径0.7μの上記組成からなるコージラ
イト系ガラスセラミツク原料の微粉末(第1の原
料粉末)12gに 非イオン性界面活性剤ノイゲンEA−170、HLB
価17、第一工程製薬) 3g 水 1900c.c. の混合物からなる第1の分散液W1と、 Fe(OH)3(市販品、平均粒径0.1μ) 27g MoO3(市販品、平均粒径0.3μ) 192g ポリビニルアルコール(デンカB−05)(水溶性
粒子結合剤) 1g 水 500c.c. の混合物からなる第2の分散液W2と、 二塩化エチレン(非水溶性の溶媒) 990g 非イオン性界面活性剤(ノイゲンEA−33、HLB
価4、第1工業製薬) 9g の混合物からなる非水溶媒Oの3者によつて前例
と同様、W2−O−W1エマルジヨンを作り、噴霧
乾燥、プレス成形を行つた後、露点25℃の水素雰
囲気中において1280℃、3時間保持の条件で焼成
して得た9mmφ×1mmtの焼結品は、金属鉄モリ
ブデンの微粉末の焼結体からなる50〜60μの無数
の多面体からなる塊が周囲に略々5〜6μの間隔
をもつてガラスの絶縁層と濡れ、強固に結合した
緻密な断面形状を呈した。 このガラスは第2表の通り、絶縁抵抗にさして
悪影響をもたらすことなく熱伝導率を大巾に改善
する著効を示した。
【表】 上記実施例1および2は共にプリント配線基板
を対象としたが、本発明は薄板に限定されること
なく、絶縁抵抗を初めガラスセラミツクスの諸特
性と共に特に高い熱放散性を要求されるICパツ
ケージ等厚肉のガラスセラミツクスを初め板状体
に限らず円筒、棒状体の製造に適用すことができ
るだけでなく、高熱伝導性無機質材料の微粉末か
らなる無数の塊を包蔵したガラスまたはガラスセ
ラミツクスはガラス特有の金属との濡れ性を損な
う惧れがないから、成形素体を金属板等金属の基
盤表面に載置して加熱、溶融してホーロー基板等
とすることによつて更に熱伝達性を高めることが
できる。 また、絶縁性の第1の原料微粉末はコージライ
ト系のような高熱伝導性を有するガラスセラミツ
クスが好ましく、高熱伝導性の第2の原料微粉末
としては実施例において示したFe2O3、MoO3
焼成によつて金属化する酸化物に限らず他の化合
物、あるいは金属を直接使用してもよく、また非
酸化性雰囲気中において安定なSiC、BN等の炭化
物、窒化物酸化ベリリウム、酸化アルミニウム等
の酸化物類も使用できるが、これら第1と第2の
原料微粉末は熱膨張係数および焼結温度が近似す
る材料の組合せが好ましい。 しかして、上記第1の原料微粉末によつて形成
される高熱伝導性無機質材料からなる無数の塊間
の絶縁層の膜厚は2μ程度の極めて薄い膜厚にお
いても充分固有の特性を示し、厚くした動合も膜
厚に応じた熱放散性を示すのでこの面からは特に
限定されないが3〜8μ程度が好ましく、所望の
膜厚に応じて第1の原料微粉末および第2の原料
微粉末の配合割合が定められる。 次に、満足すべきW2−O−W1エマルジヨンを
製造するため好ましい条件は、先ずW2とOの合
量はW1に対して等量乃至1/4(容量比、以下
同様)、W2とOの関係もW2がOに対して等量乃
至1/4であり、また第1及び第2の原料粉末は
それぞれ第1の分散液W1及び第2の分散液W2
にスラリー状として分散されるように水に対する
配合割合が決定されるが、両者共全量中10〜40重
量%程度である。更に第1の分散液W1中の界面
活性剤は水に対して0.1〜2重量%の範囲であ
り、非水溶媒O中の界面活性剤は非水溶性の溶剤
に対して0.2〜4重量%である。 なお、W1およびOに配合する非イオン性界面
活性剤は、前に述べた通り、それらのHLB価に
よつて前者は水中に油を加えて乳化し、後者は油
中に水を加えて乳化するためのもので前者W1
配合する非イオン性界面活性剤のHLB価は15以
上、後者Oに配合する非イオン性界面活性剤の
HLB価は5以下がそれぞれ好ましい。 更に、上記各実施例において第1の原料粉末と
して使用したSiO2、CaO、MgOの一部または全
部をけい酸エチル、ステアリン酸カルシウム、ス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニ
ウム、アルミニウムイソプロポキシド等非水溶性
有機化合物に代えて非水溶媒Oに配合することに
よつて該非水溶媒の機能を高め、かつ焼成過程に
おいてCaO−MgO−SiO2系ガラスを生成して焼
結されたFe、Moの微粉末と、これを被覆するガ
ラスの絶縁層の密着性を更に高めることができ、
また第1の分散液W1にメチルセルロース等水溶
性の粒子結合剤の微量(水に対して0.5%以下)
を添加することによつて噴霧乾燥によつて造粒さ
れた顆粒の表面を被覆するガラス微粉末からなる
薄層を硬化して取扱いを容易とし、上記非水溶媒
Oに対して同じく非水溶性の粒子結合剤としてエ
チルセルローズ等の微量を添加することも有効で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 高絶縁性ガラスの原料微粉末を第1の原
    料粉末とし、これに非イオン性界面活性剤と水
    とを加えて混合して第1の分散液W1を作る工
    程。 (ロ) 上記第1の原料粉末よりも高い熱伝導率を有
    する、金属、焼成によつて金属化する金属の化
    合物、炭化物、窒化物、酸化物等無機質材料か
    ら選ばれた1種以上の微粉末を第2の原料粉末
    とし、これに水溶性の粒子結合剤と水とを加え
    て混合して第2の分散液W2を作る工程。 (ハ) 非水溶性の溶剤と、(イ)の非イオン性界面活性
    剤よりもHLB価の低い非イオン性界面活性剤
    を混合して非水溶媒Oを作る工程。 (ニ) 上記W2をOと混合、乳化してW2−Oエマル
    ジヨンを作る工程。 (ホ) 上記W2−OエマルジヨンとW1を混合、W1
    W2−Oを分散させた複合エマルジヨンW2−O
    −W1を作る工程。 (ヘ) 複合エマルジヨンW2−O−W1を噴霧乾燥す
    る工程。 (ト) 所望の形状にプレス成形する工程。 (チ) 所定の雰囲気中において焼結する工程。 からなる高熱伝導性ガラスの製造方法。 2 高絶縁性ガラスを焼結結晶化する特許請求の
    範囲第1項記載の高熱伝導性ガラスの製造方法。
JP11711482A 1982-07-06 1982-07-06 高熱伝導性ガラスの製造法 Granted JPS598208A (ja)

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