JPS6235010Y2 - - Google Patents

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JPS6235010Y2
JPS6235010Y2 JP15043882U JP15043882U JPS6235010Y2 JP S6235010 Y2 JPS6235010 Y2 JP S6235010Y2 JP 15043882 U JP15043882 U JP 15043882U JP 15043882 U JP15043882 U JP 15043882U JP S6235010 Y2 JPS6235010 Y2 JP S6235010Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
roll body
cooling
roll
discharge
refrigerant
Prior art date
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JP15043882U
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English (en)
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JPS5954558U (ja
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、外周に巻き掛けられる帯板を冷却又
は加熱する帯板の冷却及び加熱ロールに関し、特
にロール本体内の冷却又は加熱媒体が自動的に排
出されるように改良したものである。
一般に連続焼鈍炉等における帯板を連続的に冷
却するには、第1図に示すように帯板1をこの帯
板1の温度より表面温度を低くした冷却ロール2
に巻き掛けて行つている。この冷却ロール2の設
置台数は、必要に応じて決められるが、その内部
構造は、従来第2図に示すようになつている。つ
まり帯板1と接触する中空のロール本体3が、軸
受4,4aに回転自在に支持されており、このロ
ール本体3の両端部には、冷却媒体としての冷却
水をロール本体3内に給排する給排管5,5aが
回転継手6,6aを介して回転自在に連結されて
いる。更にロール本体3内には、ロール本体3内
周に沿つて突設された螺旋状の案内板7を介して
円筒部材8が取り付けられており、一方側の給排
管5から供給された冷却水が、案内板によつて仕
切られた流通路9に沿つてロール本体3内周を螺
旋状に移動して他端側の給排管5aから排出され
る。この流通路9は、冷却水の通過速度を速めて
ロール本体3との熱伝達率を大きくする為、多条
ねじのように多数設けられていることが多い。
ところで通常冷却ロール2を用いて帯板1を冷
却すると帯板1に0.1%前後のかた伸びを生じ、
その結果冷却ロール2への不均一接触による不均
一冷却のため熱応力が生じ、これに起因してしわ
等が発生する。この傾向は、冷却ロール2と帯板
1との温度差が大きい程多く表れる。
従つて高温の帯板1に対しては、比較的高温状
態での使用に適する沸点の高い溶融塩等の冷却媒
体が好ましい。
ところが、溶融塩は、凝固点が比較的高くその
凝固点に近づくと粘性が著しく大きくなる為、流
通路9の断面積が小さい従来の冷却ロール2で
は、非常に流れにくくなる。その結果、冷却媒体
を循環する為のポンプ等に負担がかかるうえ、シ
ール機構も十分丈夫なものにしなければならな
い。また冷却ロール2内で冷却媒体が滞つて凝固
する虞もある。
更に冷却媒体の供給をストツプさせて作業を終
わると循環途中の冷却媒体が、ロール本体内下部
に残留する為、そのまま放置すると凝固して流通
路を塞いでしまい、再使用不能になる。
そこで本考案は上述した欠点を解消し、比較的
粘性が大きくなり易い冷却又は加熱媒体を用いて
も、ロール本体内に滞ることなく、外に自動的に
排出される帯板の冷却及び加熱ロールを提供する
ことを目的とする。
かかる目的を達成する為の本考案の構成は、略
水平状態で回転自在に支持され且つ外周に帯板が
巻き掛けられる中空のロール本体と、前記ロール
本体の一端部に連結され且つ当該ロール本体内に
冷却又は加熱媒体を送給する送給管と、先端部が
前記ロール本体内に突出するようにこのロール本
体と同心状態で当該ロール本体の他端部に一体的
に取り付けられ且つ先端が塞がれると共に前記先
端部外周に前記冷却又は加熱媒体を外へ排出する
為の排出口が設けられ排出管と、前記ロール本体
の回転方向に対して前記排出口の後方側の前記排
出管外周に一端が連結され且つ他端が前記ロール
本体内周に連結されて当該ロール本体内に溜まる
前記冷却又は加熱媒体をこのロール本体の回転に
伴つて前記排出口に導く排出案内板とから成る。
以下本考案を図面に示す一実施例を基に詳細に
説明する。本実施例による帯板の冷却ロールの断
面構造を表した第3図及びそのA−A矢視断面、
B−B矢視断面を表した第4図、第5図に示すよ
うに、冷却媒体(以下冷媒と言う)を送給する回
転軸11とこの冷媒を外へ排出する回転軸11a
とを両端に設けた中空の水平なロール本体3が、
軸受4,4aに回転自在に支持されており、回転
軸11aは先端部が、ロール本体3内にまで突出
している。これら回転軸11及び11aには、図
示しない冷媒循環装置の送給管10及び排出管1
0aがそれぞれ回転継手6,6aを介して回転自
在に連結されている。一方ロール本体3内に突出
した回転軸11aの先端には、この回転軸11a
の外径より多少大きい円板状のメクラ板12が固
定されて開口端を塞いでおり、その外周には冷媒
を外へ排出する為、1対の排出口14,14aが
設けられている。このメクラ板12とロール本体
3の回転軸11a側の端板3aとに狭まれた状態
で、ロール本体3の回転方向(第4図中矢印Aで
示す方向)に対して排出口14,14aの後側の
回転軸11a外周とロール本体3内周とに、冷媒
を排出口14,14aに導く排出案内板13,1
3aが連結状態で取り付けられている。これら排
出案内板13,13aは、ロール本体3内下部に
溜まる冷媒を、回転に伴つて排出口14,14a
に導き易いように、ロール本体3の回転方向に対
して凹むように本実施例では湾曲してある。しか
し、これらの排出案内板13,13aは、必ずし
も湾曲したものでなくても良く、平板状のものを
回転軸11aから径方向に沿つてロール本体3内
周に取り付けることもできる。またこの回転軸1
1aの先端部内には、一方の排出口14から入つ
て来た冷媒が他方の排出口14aから流れ出るの
を防止すると共に回転軸11aに沿つて排出管1
0a側へその冷媒を導く仕切板15が、取り付け
られている。また排出案内板13,13aのメク
ラ板12側端部には、冷媒が横から落ちるのを防
止するせき止め板16,16aが、それぞれ端板
3aと対向状態で取り付けられている。
従つて送給管10から冷媒が送り込まれると、
冷媒は、ロール本体3内に下部(第3図中下方)
から溜まり、やがて回転軸11aの排出口14,
14aからオーバフローして排出管10aに送り
出される。このときロール本体3に巻き掛けられ
ている帯板1は、ロール本体3を介して冷媒に熱
を奪われる。稼動中において冷媒は、送給管10
及び排出管10aに連絡している循環装置によつ
てロール本体3内を流れているが、帯板1の冷却
作業を終えて冷媒の循環を止めた後は、ロール本
体3を極低速回転にする。その結果、ロール本体
3内下部に位置する冷媒は、排出案内板13,1
3aによつて上げられるに従つて重力により、第
4図中矢印Bに示すように排出案内板13に沿つ
て回転軸11aの排出口14に導かれる。そして
やがてはロール本体3に溜まつていた冷媒が全て
排出される。
尚本実施例では、回転軸11を冷媒の送給用
に、回転軸11aを排出用に用いたが、冷媒の送
給管及び排出管は回転軸と別に取り付けても良
い。また排出案内板13,13aを取り付けた回
転軸11aの先端部を回転軸11の近辺にまで十
分に突出させると冷媒の排出量が多くなるうえ、
排出案内板13,13aの取付数は多い方が好ま
しい。
また排出案内板13,13aを端板3a側に傾
斜させて取り付けるか若しくはV字状に折り曲げ
て案内溝を設ければ、せき止め板16,16aは
不用となり、メクラ板12もただの栓に置き変え
ることができる。
更に、帯板1は冷却されるばかりでなく加熱さ
れる場合もあるので、そのときは、冷媒を熱媒と
して本ロールに用いても何ら差し支えない。
以上説明したように本考案は、冷却又は熱媒の
流れる冷却及び加熱用ロール内に、このロール本
体内に溜まる冷媒又は熱媒を回転により自動的に
外へ排出できるようにしたので、凝固点の高い溶
融塩等の冷媒又は熱媒を用いてもロール本体内で
固ることなく冷媒又は熱媒の再循環が不能になる
ことはない。またロール本体内の冷媒又は熱媒の
流通路が広い為、冷媒又は熱媒の圧力損失が小さ
くなつてポンプ等の循環装置の低圧化及びシール
機構の簡略化が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷却ロールによる帯板の冷却作業の概
観図、第2図は従来の冷却ロールの内部構造図、
第3図は本考案の一実施例による冷却ロールの断
面図、第4図はそのA−A矢視断面図、第5図は
第3図のB−B矢視断面図である。 図面中、1は帯板、2は冷却ロール、3はロー
ル本体、10は送給管、10aは排出管、11,
11aは回転軸、12はメクラ板、13,13a
は排出案内板、14,14aは排出口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略水平状態で回転自在に支持され且つ外周に帯
    板が巻き掛けられる中空のロール本体と、前記ロ
    ール本体の一端部に連結され且つ当該ロール本体
    内に冷却又は加熱媒体を送給する送給管と、先端
    部が前記ロール本体内に突出するようにこのロー
    ル本体と同心状態で当該ロール本体の他端部に一
    体的に取り付けられ且つ先端が塞がれると共に前
    記先端部外周に前記冷却又は加熱媒体を外へ排出
    する為の排出口が受けられた排出管と、前記ロー
    ル本体の回転方向に対して前記排出口の後方側の
    前記排出管外周に一端が連結され且つ他端が前記
    ロール本体内周に連結されて当該ロール本体内に
    溜まる前記冷却又は加熱媒体をこのロール本体の
    回転に伴つて前記排出口に導く排出案内板とから
    成る帯板の冷却及び加熱ロール。
JP15043882U 1982-10-05 1982-10-05 帯板の冷却及び加熱ロ−ル Granted JPS5954558U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15043882U JPS5954558U (ja) 1982-10-05 1982-10-05 帯板の冷却及び加熱ロ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15043882U JPS5954558U (ja) 1982-10-05 1982-10-05 帯板の冷却及び加熱ロ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5954558U JPS5954558U (ja) 1984-04-10
JPS6235010Y2 true JPS6235010Y2 (ja) 1987-09-05

Family

ID=30333664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15043882U Granted JPS5954558U (ja) 1982-10-05 1982-10-05 帯板の冷却及び加熱ロ−ル

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JP (1) JPS5954558U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5954558U (ja) 1984-04-10

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