JPS6234571B2 - - Google Patents

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JPS6234571B2
JPS6234571B2 JP8579480A JP8579480A JPS6234571B2 JP S6234571 B2 JPS6234571 B2 JP S6234571B2 JP 8579480 A JP8579480 A JP 8579480A JP 8579480 A JP8579480 A JP 8579480A JP S6234571 B2 JPS6234571 B2 JP S6234571B2
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JP
Japan
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engine
opening
sound insulation
closing door
acceleration
Prior art date
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Expired
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JP8579480A
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English (en)
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JPS5710736A (en
Inventor
Shigeru Morita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuda KK
Original Assignee
Matsuda KK
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Publication date
Application filed by Matsuda KK filed Critical Matsuda KK
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Publication of JPS5710736A publication Critical patent/JPS5710736A/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車のエンジンからの騒音を遮音
するとともに、エンジンルーム内の熱気を車外へ
放散してその冷却作用を行うようにした自動車用
エンジンの遮音カバー装置に関するものである。
従来より、エンジンルームの下方にエンジンを
覆う遮音カバーを設けて、エンジンから発生する
騒音がエンジンルーム下方から車外へ放射される
のを遮断するようにした自動車用エンジンの遮音
カバー装置はよく知られている。
しかしながら、前記従来の遮音カバー装置で
は、エンジンからの騒音を十分に遮音できる反
面、遮音カバーによつてエンジンルーム内が密閉
されるため、エンジンルーム内に熱気がこもり、
エンジンの冷却を十分に行い得ないという問題が
あつた。
そのため、従来、前記遮音カバーの後方部に通
気孔を設けて、エンジン騒音に対する遮音効果を
ある程度確保しつつ、前記通気孔からエンジンル
ーム内の熱気をエンジンルーム外へ放散してエン
ジンの冷却作用を行うようにすることが提案され
ているが、この提案のものでは、エンジンの全運
転領域に亘つて前記通気孔が開口しているため、
特定の運転域で発生する大きなエンジン騒音に対
して遮音効果が少いという不具合を有していた。
また、遮音カバーを車速に応じて、すなわち車両
停止時及び低速走行時に開放し、中高速走行時に
閉鎖するものが提案されている(実公昭53−
40818号公報参照)が、車速に応じて開閉するも
のでは、エンジンの運転状態の如何にかかわらず
開閉するため、エンジンの冷却作用及びエンジン
騒音の遮音効果が有効的に発揮し得ないという問
題があつた。
すなわち、エンジンの運転状態のうち加速運転
状態では、他の運転状態と較べてエンジンから発
生する騒音レベルが高いことが知られている。例
えばガソリンエンジンにおいてアクセルペダルを
踏み込み加速する場合、エンジン負荷が無負荷状
態に近い定常の領域から一時的に全負荷状態とな
る。第4図に示すように前記全負荷状態のエンジ
ン騒音レベルは前記無負荷状態のエンジン騒音レ
ベルに較べて非常に高い。したがつて、加速状態
においてはエンジン騒音レベルが一時的に上昇す
ることが判る。また、デイーゼルエンジンにおい
ては、ガソリンエンジンと多少異なり、第5図か
ら明らかなように全負荷での加速状態では、準定
常状態(全負荷状態でエンジン回転数を非常にゆ
つくり上昇させた状態つまり、加速していない状
態)よりも騒音レベルが高くなることが判る。こ
のように加速時にはエンジン騒音が著しく高いた
め、通気孔を開放しておくと、該通気孔から大き
なエンジン騒音が車外へ洩出して、遮音効果が十
分に得られないことになる。
そこで、本発明はかかる点に鑑みてなされたも
ので、エンジンの加速時には前記遮音カバーの後
方部に設けた換気用の通気孔を閉じるようにする
ことにより、エンジンの冷却作用を確保しつつ、
エンジン騒音の遮音効果を有効的に発揮し得るよ
うにした自動車用エンジンの遮音カバー装置を提
供せんとするものである。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図はガソリンエンジン車に適用した例を示
し、1は上面をボンネツト2、前面をフロントグ
リル3、後面をトーボード4等によつて囲まれて
形成されたエンジンルームであつて、該エンジン
ルーム1内には、エンジン5および該エンジン前
方にエンジン冷却水を冷却するラジエータ6が配
設されている。前記エンジンルーム1下方にはエ
ンジン5を覆う遮音カバー7が、その前端部を前
記ラジエータ6を支持するクロスメンバ8に固着
し、後端部をトーボード4の下端部に固着せしめ
て取り付けられており、該遮音カバー7の後方部
には換気用の通気孔9が開設され、エンジン5か
らの騒音がエンジンルーム1下方から放射される
のを遮音カバーで遮音するとともに、エンジンル
ーム1内の熱気を該通気孔9から車外へ放散して
エンジン5の冷却作用を行うように設けられてい
る。尚、10はエンジン5の吸気通路、11は該
吸気通路10に設けた気化器絞弁である。
そして、前記通気孔9には、該通気孔9を開閉
自在に覆う開閉ドア12が配設され、該開閉ドア
12には、開閉ドア12を開放位置に付勢すると
ともに、エンジン5の加速状態を検出する加速検
出手段とその加速検出手段からの出力により前記
開閉ドア12を閉塞位置にストロークさせる開閉
制御手段を構成するダイヤフラム装置13がロツ
ド14を介して連結されている。
すなわち、前記ダイヤフラム装置13はダイヤ
フラム15によつて区分された第1圧力室16と
第2圧力室17とを有し、該第1圧力室16は、
負圧導入通路18を介して前記気化器絞弁11下
流の吸気通路10に連通されている一方、前記第
2圧力室17には、ロツド14を介して開閉ドア
12を開放位置に付勢するスプリング19が縮装
されており、さらに前記ダイヤフラム15には第
1圧力室16と第2圧力室17とを連通するオリ
フイス20が設けられており、エンジン5の通常
運転時には吸気通路10の気化器絞弁11下流の
吸気負圧が負圧導入通路18を介して第1圧力室
16に、さらにオリフイス20を介して第2圧力
室17に導入されて両圧力室16,17が均圧状
態にあることによりスプリング19の付勢力によ
り開閉ドア12を開放位置に保持して、通気孔9
を開いている一方、前記絞弁11の全開により前
記吸入通路10の絞弁11下流の吸気負圧が急激
に減少する加速時には、この低い吸気負圧が負圧
導入通路18を介して第1圧力室16に直ちに導
入されて両圧力室16,17に圧力差が生じ、こ
の圧力差によりスプリング19の付勢力に抗して
ダイヤフラム15を偏倚させ、このダイヤフラム
15の偏倚によりロツド14を介して開閉ドア1
2を閉塞位置にストロークさせて、通気孔9を閉
じ、前記圧力差がオリフイス20を介して均圧さ
れて両圧力室16,17の圧力が均衡するまでの
設定時間の間、開閉ドア12の閉塞状態を保持す
るように構成されている。尚、前記開閉ドア12
の閉塞位置保持時間はダイヤフラム装置13のオ
リフイス20の径によつて決められるものであ
る。また、21はエアクリーナ、22はバンパ、
23はフロントスカート、24はカウルパネル、
25はフロントウインドガラスである。
したがつて、前記実施例においては、エンジン
騒音の比較的低いエンジン5の通常運転時には、
ダイヤフラム装置13により開閉ドア12が開放
位置に保持されて通気孔9が開かれていることに
より、フロントグリル3からエンジンルーム1内
に流入した空気はラジエータ6およびエンジン5
を冷却したのち、遮音カバー7後方部の通気孔9
からエンジンルーム1外へ流出するので、エンジ
ンルーム1内の熱気を車外へ放散せしめて、エン
ジン5の冷却作用を十分に行うことができるとと
もに、遮音カバー7によつてエンジン5からの騒
音がエンジンルーム1下方から車外へ放射される
のを遮断することができ、遮音効果を十分得るこ
とができる。
一方、エンジン騒音の高いエンジン5の加速時
には、ダイヤフラム装置13により所定時間開閉
ドア12が閉塞位置に保持されて通気孔9が閉じ
られることにより、エンジンルーム1の下方が遮
音カバー7によつて完全に密閉されるため、加速
運転状態により著しく増大したエンジン5からの
騒音がエンジンルーム1下方から車外へ放射され
ることが全くなく、遮音カバー7によつてエンジ
ン騒音を完全に遮音することができる。尚、この
際、通気孔9が閉じられているためにエンジン5
の冷却作用は行われないが、通常前記ダイヤフラ
ム装置13のオリフイス20による開閉ドア12
の閉塞位置保持時間、すなわち加速時間は短時間
であるので、冷却不足によるエンジン5の過熱を
招くことはない。
第2図および第3図は、第1図のダイヤフラム
装置13に代えて、エンジン5の加速状態を検出
する加速検出手段と加速検出手段からの出力によ
り開放位置に付勢された開閉ドア12を閉塞位置
にストロークさせる開閉制御手段の変形例を示
し、第2図に示す変形例では、アクセルペダル2
6の踏込み量の変化によつて開閉ドア12を電気
的に開閉制御するようにしたものである。すなわ
ち、アクセルペダル26と連動する可変抵抗27
と、該可変抵抗27の検出信号を微分した微分信
号を出力する微分回路28と、該微分回路28か
らの微分信号をアクセルペダル26の設定踏込み
変化率に相当する設定電圧と比較して設定踏込み
変化率以上のときにトリガー信号を出力するコン
パレータ29とでエンジンの加速状態を検出する
加速センサ(加速検出手段)を構成し、かつ、該
コンパレータ29のトリガー信号によつてトリガ
され、抵抗30とコンデンサ31との時定数によ
り設定された開閉ドア12閉塞保持時間に相当す
るパルス幅を有するパルス信号を出力するモノス
テーブルマルチバイブレータ32と、該モノステ
ーブルマルチバイブレータ32のパルス信号によ
りON作動するトランジスタ33によつて開閉ド
ア12のロツド34を磁気力により閉塞位置にス
トロークさせるソレノイド35とで開閉制御手段
を構成したものであり、アクセルペダル26が急
激に踏込まれる加速時にソレノイド35により設
定時間開閉ドア12を閉塞位置に保持せしめて、
その間通気孔9を閉じるように構成されたもので
ある。尚、図示していないが開閉ドア12には通
常運転時に開閉ドア12を開放位置に付勢するス
プリングが設けられている。
第3図に示す変形例は、デイーゼルエンジンに
用いられる加速検出手段と開閉制御手段を示し、
ブレーキ真空倍力装置のバキユームポンプ36に
より発生する負圧を利用して開閉ドア12を開閉
制御するものである。すなわち、開閉ドア12と
ロツド37を介して直結されかつオリフイス38
を有するダイヤフラム39により第1圧力室40
および第2圧力室41が仕切形成されたダイヤフ
ラム装置42と、該ダイヤフラム装置42の第2
圧力室41に開閉ドア12を開放位置に付勢する
ように縮装されたスプリング43と、前記ダイヤ
フラム装置42の第1圧力室40と負圧導入通路
44を介して連通されたバキユームポンプ36
と、前記負圧導入通路44に介設されエンジンの
加速状態(アクセルペダルの所定以上の踏込み)
を検出するアクセルスイツチ(加速検出手段)4
5の検出信号によりバキユームポンプ36とダイ
ヤフラム装置42の第1圧力室40との連通を閉
塞して該第1圧力室40を大気に開放するように
作動するソレノイドバルブ46とからなり、アク
セルスイツチ45の検出による加速時に、ダイヤ
フラム装置42の第1圧力室40に大気を導入し
て、バキユームポンプ36によつて負圧が導入さ
れている第2圧力室41とに圧力差を生ぜしめ、
オリフイス38によつて両圧力室40,41が均
衡するまでの設定時間の間、前記圧力差によりス
プリング43の付勢力に抗してダイヤフラム39
を偏倚させて、開閉ドア12を閉塞位置にストロ
ークさせ、通気孔9を閉じるように構成されたも
のである。
尚、前記実施例ではダイヤフラム装置13,4
2あるいはソレノイド35を用いた開閉制御手段
を例示したが、その他電気式、機械式等の種々の
開閉制御手段を用いてもよいのは勿論である。
以上説明したように、本発明によれば、エンジ
ンルームの下方にエンジンを覆う遮音カバーを設
けた自動車において、前記遮音カバーの後方部に
は換気用の通気孔が開口されていて、該通気孔を
開閉自在に覆う開閉ドアが開放位置に付勢して取
り付けられていて、エンジンの加速状態を検出す
る加速検出手段が設けられており、この加速検出
手段からの出力を受け、前記開閉ドアを加速時閉
塞位置にストロークさせる開閉制御手段を設け、
加速時に前記通気孔を閉じるようにしたことによ
り、エンジンの冷却作用を十分に確保しつつ、エ
ンジン騒音の遮音を効果的に行うことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を例示するもので、第
1図は全体概略構成図、第2図は加速検出手段と
開閉制御手段の変形例を示す概略図、第3図は他
の変形例を示す概略図、第4図はガソリンエンジ
ンのエンジン回転数に対する騒音特性を示すグラ
フ、第5図はデイーゼルエンジンのエンジン回転
数に対する騒音特性を示すグラフである。 1……エンジンルーム、7……遮音カバー、9
……通気孔、12……開閉ドア、13,42……
ダイヤフラム装置、14,34,37……ロツ
ド、15,39……ダイヤフラム、16,40…
…第1圧力室、17,41……第2圧力室、1
8,44……負圧導入通路、19,43……スプ
リング、20,38……オリフイス、26……ア
クセルペダル、27……可変抵抗、28……微分
回路、29……コンパレータ、30……抵抗、3
1……コンデンサ、32……モノステーブルマル
チバイブレータ、33……トランジスタ、35…
…ソレノイド、36……バキユームポンプ、45
……アクセルスイツチ、46……ソレノイドバル
ブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンルームの下方にエンジンを覆う遮音
    カバーを設けた自動車において、前記遮音カバー
    の後方部には換気用の通気孔が開口されていて、
    該通気孔を開閉自在に覆う開閉ドアが開放位置に
    付勢して取付けられていてエンジンの加速状態を
    検出する加速検出手段が設けられており、この加
    速検出手段からの出力を受け前記開閉ドアを加速
    時閉塞位置にストロークさせる開閉制御手段を設
    けたことを特徴とする自動車用エンジンの遮音カ
    バー装置。
JP8579480A 1980-06-23 1980-06-23 Sound insulation cover for automobile engine Granted JPS5710736A (en)

Priority Applications (1)

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JPS5710736A JPS5710736A (en) 1982-01-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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