JPS6234021Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6234021Y2 JPS6234021Y2 JP1982182652U JP18265282U JPS6234021Y2 JP S6234021 Y2 JPS6234021 Y2 JP S6234021Y2 JP 1982182652 U JP1982182652 U JP 1982182652U JP 18265282 U JP18265282 U JP 18265282U JP S6234021 Y2 JPS6234021 Y2 JP S6234021Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- lock nut
- threads
- thread member
- male
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 20
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000004154 testing of material Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ネジ継手に関するものである。
ネジ継手として、オネジ部材、メネジ部材およ
びロツクナツトを組み合わせた継手が種々の分野
において広く使用されている。周知のように、メ
ネジ部材にオネジ部材をねじ合わせ、オネジ部材
にロツクナツトをねじ合わせ、ロツクナツトとメ
ネジ部材の端面を互いに軸方向に係合させると、
オネジ部材とメネジ部材を堅固に連結することが
できる。しかしながら、このネジ継手は、ロツク
ナツトとメネジ部材の端面が互いに軸方向に押し
付けられるため、これら端面の位置に近い一部の
ネジ山が大きい軸荷重を受ける。一般に、オネジ
部材全体のネジ山が受ける軸荷重のうち、前記端
面の位置に最も近いネジ山は約30%、次のネジ山
が約20%、その次のネジ山は約10%の軸荷重を受
けるといわれている。メネジ部材およびロツクナ
ツトのネジ山についても、同様に軸荷重が分布さ
れる。このため、前記端面の位置に近い一部のネ
ジ山が塑性変形しやすいという欠点がある。この
種のネジ継手の場合、オネジ部材、メネジ部材お
よびロツクナツト間に生じるいわゆるガタの原因
は前記端面の位置に近い一部のネジ山の塑性変形
によるものがほとんどである。
びロツクナツトを組み合わせた継手が種々の分野
において広く使用されている。周知のように、メ
ネジ部材にオネジ部材をねじ合わせ、オネジ部材
にロツクナツトをねじ合わせ、ロツクナツトとメ
ネジ部材の端面を互いに軸方向に係合させると、
オネジ部材とメネジ部材を堅固に連結することが
できる。しかしながら、このネジ継手は、ロツク
ナツトとメネジ部材の端面が互いに軸方向に押し
付けられるため、これら端面の位置に近い一部の
ネジ山が大きい軸荷重を受ける。一般に、オネジ
部材全体のネジ山が受ける軸荷重のうち、前記端
面の位置に最も近いネジ山は約30%、次のネジ山
が約20%、その次のネジ山は約10%の軸荷重を受
けるといわれている。メネジ部材およびロツクナ
ツトのネジ山についても、同様に軸荷重が分布さ
れる。このため、前記端面の位置に近い一部のネ
ジ山が塑性変形しやすいという欠点がある。この
種のネジ継手の場合、オネジ部材、メネジ部材お
よびロツクナツト間に生じるいわゆるガタの原因
は前記端面の位置に近い一部のネジ山の塑性変形
によるものがほとんどである。
したがつて、この考案は、オネジ部材、メネジ
部材およびロツクナツト全体のネジ山に均一に軸
荷重を分布させ、ネジ山の塑性変形を防止すべく
なされたものである。特に、この考案は、オネジ
部材のネジ山またはロツクナツトとメネジ部材の
ネジ山に、前記端面の位置に向かつてその両側か
ら逆向きのテーパを形成し、メネジ部材とオネジ
部材のネジ山接触面積およびロツクナツトとオネ
ジ部材とネジ山接触面積を、それぞれ前記端面の
位置に向かうにしたがつて漸減させ、さらに前記
端面の位置の前記ネジ山をそのネジ底まで削除し
たことを特徴とするものである。
部材およびロツクナツト全体のネジ山に均一に軸
荷重を分布させ、ネジ山の塑性変形を防止すべく
なされたものである。特に、この考案は、オネジ
部材のネジ山またはロツクナツトとメネジ部材の
ネジ山に、前記端面の位置に向かつてその両側か
ら逆向きのテーパを形成し、メネジ部材とオネジ
部材のネジ山接触面積およびロツクナツトとオネ
ジ部材とネジ山接触面積を、それぞれ前記端面の
位置に向かうにしたがつて漸減させ、さらに前記
端面の位置の前記ネジ山をそのネジ底まで削除し
たことを特徴とするものである。
以下、この考案の実施例を図面について説明す
る。
る。
第1図は試験片の強度を試験する材料試験機に
使用したネジ継手を示す。試験片1の両端は、ロ
ツド2によつてチヤツキングされている。ロツド
2は、試験片1に引張圧縮繰返し荷重などの軸荷
重を与えるためのものである。試験片1はオネジ
を形成したオネジ部材からなり、ロツド2はメネ
ジを形成したメネジ部材からなる。この実施例で
は、ロツド2に試験片1がねじ合わされ、試験片
1のロツクナツト3がねじ合わされている。そし
て、ロツクナツト3とロツド2の端面2a,3a
が互いに軸方向に係合され、押し付けられてい
る。したがつて、試験片1のネジ山1Tがロツク
ナツト3とロツド2のネジ山2T,3Tに緊密に
接触し、これによつて試験片1の一端がロツド2
に対しチヤツキングされている。
使用したネジ継手を示す。試験片1の両端は、ロ
ツド2によつてチヤツキングされている。ロツド
2は、試験片1に引張圧縮繰返し荷重などの軸荷
重を与えるためのものである。試験片1はオネジ
を形成したオネジ部材からなり、ロツド2はメネ
ジを形成したメネジ部材からなる。この実施例で
は、ロツド2に試験片1がねじ合わされ、試験片
1のロツクナツト3がねじ合わされている。そし
て、ロツクナツト3とロツド2の端面2a,3a
が互いに軸方向に係合され、押し付けられてい
る。したがつて、試験片1のネジ山1Tがロツク
ナツト3とロツド2のネジ山2T,3Tに緊密に
接触し、これによつて試験片1の一端がロツド2
に対しチヤツキングされている。
なお、図面には示されていないが、試験片1が
他端についても、同様にしてロツドに対しチヤツ
キングされている。
他端についても、同様にしてロツドに対しチヤツ
キングされている。
この実施例では、オネジ部材のネジ山、すなわ
ち試験片1のネジ山1Tに、前記端面2a,3a
の位置Aに向かつてその両側から逆向きのテーパ
が形成されている。したがつて、ロツド2と試験
片1のネジ山接触面積およびロツクナツト3と試
験片1のネジ山接触面積はそれぞれ端面2a,3
aの位置Aに向かうにしたがつて漸減する。さら
に、端面2a,3aの位置Aのネジ山1Tがその
ネジ底まで削除されている。
ち試験片1のネジ山1Tに、前記端面2a,3a
の位置Aに向かつてその両側から逆向きのテーパ
が形成されている。したがつて、ロツド2と試験
片1のネジ山接触面積およびロツクナツト3と試
験片1のネジ山接触面積はそれぞれ端面2a,3
aの位置Aに向かうにしたがつて漸減する。さら
に、端面2a,3aの位置Aのネジ山1Tがその
ネジ底まで削除されている。
テーパを形成するには、試験片1にネジ山1T
を加工した後、第2図に斜線によつて示されてい
るように、ネジ山1Tを角度をもつて削りとれば
よい。
を加工した後、第2図に斜線によつて示されてい
るように、ネジ山1Tを角度をもつて削りとれば
よい。
このネジ継手において、試験片1に軸荷重を与
えると、試験片1、ロツド2およびロツクナツト
3のネジ山1T,2T,3Tがその軸荷重を受け
る。従来は、端面2a,3aの位置Aに近い一部
のネジ山が大きい軸荷重を受けていた。しかしな
がらら、このネジ継手は、端面2a,3aの位置
Aに向かうにしたがつてネジ山接触面積が漸減し
ているため、端面2a,3aの位置Aに近いネジ
山は大きい軸荷重は受けない。軸荷重は、試験片
1、ロツド2およびロツクナツト3全体のネジ山
に均一に分布され、支持される。したがつて、ネ
ジ山が塑性変形するというおそれはなく、ガタは
生じない。
えると、試験片1、ロツド2およびロツクナツト
3のネジ山1T,2T,3Tがその軸荷重を受け
る。従来は、端面2a,3aの位置Aに近い一部
のネジ山が大きい軸荷重を受けていた。しかしな
がらら、このネジ継手は、端面2a,3aの位置
Aに向かうにしたがつてネジ山接触面積が漸減し
ているため、端面2a,3aの位置Aに近いネジ
山は大きい軸荷重は受けない。軸荷重は、試験片
1、ロツド2およびロツクナツト3全体のネジ山
に均一に分布され、支持される。したがつて、ネ
ジ山が塑性変形するというおそれはなく、ガタは
生じない。
この考案には、前記実施例の他に種々の変形例
が考えられる。第3図に示すように、オネジ部材
ではなく、ロツクナツトとメネジ部材のネジ山、
すなわちロツクナツト3とロツド2のネジ山2
T,3Tに、端面2a,3aの位置Aに向かつて
その両側から逆向きのテーパを形成してもよい。
この場合も、ロツド2と試験片1のネジ山接触面
積およびロツクナツト3と試験片1のネジ山接触
面積を、端面2a,3aの位置Aに向かうにした
がつて漸減させることができる。したがつて、試
験片1、ロツド2およびロツクナツト3全体のネ
ジ山に均一に軸荷重を分布させることができ、同
様の作用効果を得ることができるものである。材
料試験機以外のネジ継手についても、同様にこの
考案を適用することができる。
が考えられる。第3図に示すように、オネジ部材
ではなく、ロツクナツトとメネジ部材のネジ山、
すなわちロツクナツト3とロツド2のネジ山2
T,3Tに、端面2a,3aの位置Aに向かつて
その両側から逆向きのテーパを形成してもよい。
この場合も、ロツド2と試験片1のネジ山接触面
積およびロツクナツト3と試験片1のネジ山接触
面積を、端面2a,3aの位置Aに向かうにした
がつて漸減させることができる。したがつて、試
験片1、ロツド2およびロツクナツト3全体のネ
ジ山に均一に軸荷重を分布させることができ、同
様の作用効果を得ることができるものである。材
料試験機以外のネジ継手についても、同様にこの
考案を適用することができる。
以上説明したように、この考案によれば、ロツ
クナツト3とメネジ部材2の端面2a,3aを互
いに軸方向に係合させたネジ継手において、オネ
ジ部材1のネジ山1Tまたはロツクナツト3とメ
ネジ部材2のネジ山2T,3Tに、端面2a,3
aの位置Aに向つてその両側から逆向きのテーパ
が形成される。したがつて、メネジ部材2とオネ
ジ部材1のネジ山接触面積およびロツクナツト3
とオネジ部材1のネジ山接触面積がそれぞれ端面
2a,3aの位置Aに向うにしたがつて漸減す
る。したがつて、端面2a,3aが互いに軸方向
に押し付けられても、端面2a,3aの位置Aに
近い一部のネジ山に大きい軸荷重が加えられず、
軸荷重は全体のネジ山に均一に分布される。さら
に、この考案によれば、端面2a,3aの位置A
において、テーパが形成されたネジ山がそのネジ
底まで削除される。したがつて、そのネジ山接触
面積が完全に消去され、ネジ山1T,2T,3T
は全く接触しない。この結果、軸荷重を端面2
a,3aの位置Aからその両側に均一に分散させ
ることができる。したがつて、特定のネジ山に大
きい軸荷重が加えられるおそれはなく、その塑性
変形を防止することができる。
クナツト3とメネジ部材2の端面2a,3aを互
いに軸方向に係合させたネジ継手において、オネ
ジ部材1のネジ山1Tまたはロツクナツト3とメ
ネジ部材2のネジ山2T,3Tに、端面2a,3
aの位置Aに向つてその両側から逆向きのテーパ
が形成される。したがつて、メネジ部材2とオネ
ジ部材1のネジ山接触面積およびロツクナツト3
とオネジ部材1のネジ山接触面積がそれぞれ端面
2a,3aの位置Aに向うにしたがつて漸減す
る。したがつて、端面2a,3aが互いに軸方向
に押し付けられても、端面2a,3aの位置Aに
近い一部のネジ山に大きい軸荷重が加えられず、
軸荷重は全体のネジ山に均一に分布される。さら
に、この考案によれば、端面2a,3aの位置A
において、テーパが形成されたネジ山がそのネジ
底まで削除される。したがつて、そのネジ山接触
面積が完全に消去され、ネジ山1T,2T,3T
は全く接触しない。この結果、軸荷重を端面2
a,3aの位置Aからその両側に均一に分散させ
ることができる。したがつて、特定のネジ山に大
きい軸荷重が加えられるおそれはなく、その塑性
変形を防止することができる。
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図の試験片の拡大断面図、第3図は第
1図の変形例を示す断面図である。 1……試験片、2……ロツド、3……ロツクナ
ツト、2a,3a……端面、A……端面の位置、
1T,2T,3T……ネジ山。
2図は第1図の試験片の拡大断面図、第3図は第
1図の変形例を示す断面図である。 1……試験片、2……ロツド、3……ロツクナ
ツト、2a,3a……端面、A……端面の位置、
1T,2T,3T……ネジ山。
Claims (1)
- メネジ部材にオネジ部材をねじ合わせ、前記オ
ネジ部材にロツクナツトをねじ合わせ、前記ロツ
クナツトとメネジ部材の端面を互いに軸方向に係
合させたネジ継手において、前記オネジ部材のネ
ジ山または前記ロツクナツトとメネジ部材のネジ
山に、前記端面の位置に向つてその両側から逆向
きのテーパを形成し、前記メネジ部材とオネジ部
材のネジ山接触面積および前記ロツクナツトとオ
ネジ部材のネジ山接触面積を、それぞれ前記端面
の位置に向うにしたがつて漸減させ、さらに前記
端面の位置の前記ネジ山をそのネジ底まで削除し
たことを特徴とするネジ継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18265282U JPS5985407U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ネジ継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18265282U JPS5985407U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ネジ継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5985407U JPS5985407U (ja) | 1984-06-09 |
JPS6234021Y2 true JPS6234021Y2 (ja) | 1987-08-31 |
Family
ID=30395500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18265282U Granted JPS5985407U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ネジ継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5985407U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5279163A (en) * | 1975-12-03 | 1977-07-04 | Nippon Steel Corp | Screw joint which is excellent in fatigue characteristics |
-
1982
- 1982-11-30 JP JP18265282U patent/JPS5985407U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5279163A (en) * | 1975-12-03 | 1977-07-04 | Nippon Steel Corp | Screw joint which is excellent in fatigue characteristics |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5985407U (ja) | 1984-06-09 |
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