JPS6233782A - 方向性珪素鋼板用焼鈍分離剤の製造方法 - Google Patents

方向性珪素鋼板用焼鈍分離剤の製造方法

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JPS6233782A
JPS6233782A JP17215485A JP17215485A JPS6233782A JP S6233782 A JPS6233782 A JP S6233782A JP 17215485 A JP17215485 A JP 17215485A JP 17215485 A JP17215485 A JP 17215485A JP S6233782 A JPS6233782 A JP S6233782A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、方向性珪素鋼板の表面への密着性および均一
性に優れたフォルステライト絶縁被膜を形成する焼鈍分
離剤の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
方向性珪素鋼板の絶縁被膜形成方法として所望の最終板
厚に冷間圧延した方向性珪素鋼板を湿水素中において7
00℃〜900℃の温度範囲内で脱炭し、その鋼板表面
に5i02を含むサブスケールを生成させた後、MgO
を−L成分とする焼鈍分離剤を塗71jシコイル状に巻
取って高温仕り焼鈍することにより、M g O−S 
i O2系絶縁被膜を形成させる方法が−・般に行われ
ている。こうしてできたM g OS i O2系フオ
ルステライト質絶縁被膜は、被膜外観の良否や曲げ加り
で剥離しないような強い密着性の有無を支配する。不均
一な被膜の場合には商品として通用しないため製品の製
造歩留におよぼす被膜の良否の影響は極めて大きい、中
でも焼鈍分離剤の主構成成分であるMgOは高温仕り焼
鈍後に生成する被膜外観や密着性に対し、顕著な影響を
およぼすことが知られている。
例えばこのような優れた被膜外観や密着性をケえるマグ
ネシアを得る方法として、歪が小さい水酸化マグネシウ
ムを焼成する方法(特開昭52−29409)、マグネ
シアの1次粒子粒度をある範囲に規定する方法(特公昭
4l−3726)、あるいは不純物の含有賃が0.2%
以tの水酸化マグネシウムを低温と高温の2段階で焼成
し得られた3gm以ドの=J′法の粒子を少なくとも7
0%含むマグネシアを用いること(4¥公昭45−14
162)、マツフル炉やロータリーキルンで焼成し所定
のくえん酸活性度や水和驕範囲に規定したマグネシアを
用いること(特開昭55−58331)などが提案され
ている。
以上の他にも焼鈍分離剤に関しては数多くの提案がなさ
れている。それらにはそれぞれ効果の認められるものが
多いが、工業的に大州生産するためにLIPする因fが
多いため、密着性や均一・性にばらつきが多く、実用に
耐えないものの発生を避けることができなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、密着性が良く被膜外観が均一なフォルス
テライト質被膜の形成に関し研究を重ねた結果、従来の
提案とは異なった方法により、極めて特性が優れた方向
性珪素鋼板用焼鈍分離剤の製造方法を開発した。
本発明は、安定性が良く、被膜外観が均一で密着性に優
れた方向性珪素鋼板のフォルステライト質絶縁被膜を形
成することのできる優れた焼鈍分離剤の製造方D、を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するだめのL段〕
本発明は特定のくえん酸活性度範囲をもつマグネシア(
以上、1次マグネシアと称する)を水和し、生成した水
酸化マグネシウムを700〜i ooo℃で焼成するこ
とを特徴としている。
未発151者らの電子−顕微鏡観察を含む焼鈍分離剤の
物性と被膜特性に関する広範な研究によれば、方向性珪
素鋼板の焼鈍分離剤として適切なマグネシアの性状とし
て、C1含右j4、水和31、くえん酸活性度を同時に
満足する範囲、例えば0文含有−;:が0.02%以−
ド、水和;11が20℃30分値で1.5〜2.8%、
くえん酸活性度が最終反応率40%の場合で55〜85
秒の範囲にあり、かつ六角板状の水酸化マグネシウムの
結晶の形骸を残置したマグネシアが好適であることを知
見した。
しかして、このような焼鈍分離剤は、各種の原料からの
適切な製法によって得た1次マグネシア、例えばMg 
(OH)2 、MgCO3等の熱分解により、〈えん酸
活性IKが最終反応率40%の場合で70乃至200秒
となるように製造した1次マグネシアを水和することに
よって六角板状の水酸化マグネシウムを生成させ、これ
を適切な温度で焼成することによって得ることができる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
以下、具体例を挙げて、本発明に係る焼鈍分離剤の製造
方法を工業的に安価に実現するための実際的な全工程例
を説明する。
本発明の前段階として、1次マグネシアはくえん酸活性
度が最終反応率40%の場合で70乃至200秒の範囲
であれば特に1次マグネシアの製法を問わないが、例え
ば塩を製造する際に副生ずる苦汁(MgC12を主成分
とする溶液)と石灰乳(生石灰を過敏の水と反応させて
消石灰とし、さらに水を加えて消石灰と水から成るサス
ペンションにしたもの)とを当量接触反応させ水酸化マ
グネシウム(Mg (OH)2 )を得る。この反応は
、次のようである。
M g C12+ Ca (OH) 2=M g (O
H) 2 + Ca C!;L2このとき、Ca0M2
が生成するので得られた水酸化マグネシウムスラリーを
フィルタープレスで濾過し、CaC92がほぼ無くなる
まで水洗n1し、その後乾燥する。
次に、上記水酸化マグネシウムを例えばロータリーキル
ンを用いて適当な温度で焼成し、得られた1次マグネシ
アのくえん酸活性度を最終反応率40%の場合で70乃
至200秒の範囲になるようにする。くえん酸活性度の
最終反応率40%値が70秒未満の1次マグネシアを水
和した場合。
小粒径の水和水マグとなり、これを焼成して得たマグネ
シアを焼鈍分離材として使用した場合、鋼板表面に生成
したフォルステライト質被膜は′A蕩し易くなる。−・
方、くえん酸活性度の最終反応率40%値が200秒を
超える1次マグネシアを水和して得た水酸化マグネシウ
ムは、六角柱状の粒子形状を呈し、これを焼成して得た
マグネシアを焼鈍分離剤として使用した場合、鋼板表面
にフォルステライト質被膜が生成し難く、生成しても極
めて剥離し易いものとなる。またこのような1次マグネ
シアは極めて水和し難く、水和111間が長引くため作
業性に支障を来たす。
本発明ではこのようにして得られた1次マグネシアを水
和する。水和に使用する氷の温度は50℃以1−とし、
々fましくは、60〜80℃である。
50℃未満の場合には、1次マグネシアの水和反応速度
が互いために水和が完了するまでに長時間を要し、に業
的に実施する場合に極めて不利となる。
くえん酸活性度の最終反応率40%値が70乃至200
秒の1次マグネシアを水和して得られた六角板状の粒子
形状の木酸化マグネシウムを濾過後乾燥する。
次にこの水酸化マグネシウムを焼成して、マグネシアか
らなる焼鈍分離剤を得るが、この焼成は、例えばロータ
リーキルンを用いて700乃至1100℃で行う。この
場合、焼成温度範囲は重要である。
700℃未満では得られるマグネシアを観察すると、水
和で得られた水酸化マグネシウムの六角板状の形態をは
っきり残しており、またマグマ・シフの水和jl;も高
く、20℃、30分間の場合で。
2.8%を超える。このようなマグネシアを焼鈍分離剤
として使用すると、方向性珪素鋼板の表面に形成される
フォルステライト質絶縁被膜はまだらな不均一状態とな
る。また1100℃を超える温1^r焼成し1すられる
マグネシアは、六角板状の水酸化ブグネシウJ1の形骸
が破壊されて焼結状態をl1% l、、水和j、;−の
20℃、30分間値が1.5%未満と低い、このような
マグネシアを焼鈍分離剤として使用すると、鋼板の表面
に形成されるフォルス分うイト質被膜は灰白色を呈し、
被膜の厚みも薄く、極度に剥尊し易くなってしまう。
700℃〜1100℃で焼成して得られた未発IJJの
焼鈍分離剤のh*分であるマグネシアを観察すると六角
板状のべ酸化マグネシウムの形骸が部分的に破壊された
状態となっている。
このような本発明の焼鈍分離剤には次のような特性があ
る。すなわちくえん酸活性度が最終反応率40%の場合
で55〜85秒の範囲に入っていること、および20℃
で30分間木相させたときの水和−腎が1.5〜2.8
%の範囲に入っており、ざらにCQ金含有−が0.02
%以ド以上る。
このように、くえん酸活性度、水和量およびC1含有帛
が何れもある範囲に入っており、かつ水酸化マグネシウ
ムの六角板状の形骸を部分的に残置しているマグネシア
は方向性珪素鋼板用焼鈍分離剤として好適である。
ここでくえん酸活性度の測定法について以下に記す。
1)2miの1%フェノールフタレイン指示薬ヲ含む1
00mMの0.4規定(N)くえん酸水溶液奢200c
cビーカーにとり、30℃に保つ。
ビーカー中には磁気回転子を入れておく。
2)秤量したMgOをビーカー内に投入する。未発明で
は40%反応なので2.00 gのMgOを投入する。
3)MgOをビーカー内に投入した時から正確に10秒
後にスターラーのスイッチを入れ回転子を回す。その間
、液温は30℃±1℃に保つ。
4)スラリーの色相が白からピンクに変ったら反応路r
とり、 M g Oを投入した時からの面間を測りその
秒数をくえん酸活性度とする。
次に水和!、1の測定法についても以上に記す。
1)300m文の上底ビーカー中にイオン交換水60m
JLを入れ20℃に保つ。ビーカ中には磁気回転トを入
れておく。
2)+frilたMiO:20gを入れマグネシアスラ
リーが飛散しない程度の比較的ゆるやかな速度で30分
間回転子を回す、その間、液温は20”C±1℃に保つ
3 ) 30 分Ifil HA 後前1”+hタス5
 !J −ヲblfi l 00m m 、縦300m
m、厚さO−3m mのステンレスの板の表裏両面に、
乾燥後(300″’OXI分間)(7) *服tj テ
i 0 ” 15 g / m’になるようにローラー
を用いて塗布する。
4)スラリーを塗布したステンレス板を乾燥機を用いて
300℃×1分間乾燥し、その後乾燥物をすばやくブラ
シで掻き落し回収する。
5)回収物を1gるつぼに秤量し、1000’OX1時
間加熱し、その加熱減賃を水和量とする。
本発明で得られる焼鈍分離剤は好適な水和着およびくえ
ん酸活性度範囲と優れた高純度を持っているので、これ
を単独で水に混合して珪素鋼板にI/pしてもl−分実
用的なフォルステライト絶縁被膜を形成させることがで
きるがこの焼鈍分離剤にさらに公知の助剤、例えば酸化
チタン(Ti02)、酸化マンガン(Mn02゜Mn0
)、硼酸(H3BO3)、  ストロンチウム化合物(
S r (OH)2 、S rsO+) などを添加し
て用いることにより、均一性、V:4性、平滑性が一層
優れたフォルステライト絶縁被膜を得ることが可能であ
る。
〔作用〕
本発明の焼鈍分離剤が良好なフォルステライト質被膜を
形成し得る機構は必ずしも明らかではないが、以下に述
べるところによるものと考えられる。
すなわち、フォルステライト質絶縁被膜の形成反応は、
それに先立って脱炭焼鈍工程で鋼板表面近傍に生成した
5i02と焼鈍分離剤として塗布されたMgOとの間の
固相反応であると−・般に?Iわれている。焼鈍分離剤
は水スラリーにして鋼板に塗711シ乾燥して巻取るが
、MgOの−・部は水和してM g (OH) 2とな
っており、それが高温仕にげ焼鈍中に分解してH2Oを
放出する。放出されたH2Oは鋼板を酸化しFeOを生
成させる。従って1−記の固相反応は5i02とMgO
だけの反応ではなく、FeOを含んだ三元系の複雑な形
態を持って行われ、FeO生成j龜は最軽的に均・で”
M lj性のよいフォルステライト質被膜の形成に弔問
な影響を持つので、MgOの水和埴あるいは焼鈍時の水
和氷の放出挙動を支配する因子を見出すことが不可欠で
あると一般に考えられている。
そこで本発明者等は各種のMgOを用いて水和挙動を調
査した結果、水スラリーとした直後に一定の水和反応を
生じ、その後、水和州の増加が比較的小さいものが良い
ことを見出した。さらにフォルステライト質被膜形成時
のMgOの活性度という点からは、MgOが不活性すぎ
ると、すなわち1次粒子の焼結が進んでいるような場合
、フォルステライト質被膜形成におけるFe0−M g
 O−S i O2系の反応が円滑に進行せず被膜が不
良となり易い。
本発明による六角板状の形骸が部分的に残置しているM
gOは適当な活性度を有する1次粒子が集合して、六角
板状の形態を留めており、1次粒子がばらばらに存在し
ている場合、あるいは水酸化マグネシウムの粒径が小さ
く、それを焼成して得たマグネシアの形骸が小さい場合
に比べて、急激な水和反応が進行せず、また被膜形成時
には1次粒子の活性度が保持されるために、良好な被膜
を得られるものと考えられる。
もう1つの費件としてMgOが水中に分散して鋼板表面
を密に被覆することが被膜形成上必要である0本発明に
よって製造したMgOは、例えば、六角柱状を呈するよ
うな水マグを原料としたMgOに比べて分散性に優れ、
また板状であることから、これを主成分とした焼鈍分離
剤を鋼板に塗71jシた場合の積層空隙が少なく、この
点より、良好な被膜が得られるものと考えられる。
従って、このような性状のマグネシアは適当な大きさを
有する六角板状の粒子形状の水酸化マグネシウムを適I
Fな焼成温度で焼成するL程で得られるマグネシアでな
ければならない。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。
実施例−1 C:0.03屯;−:%、St:3.1屯州%を含有す
る珪素鋼素材を厚さ0.3mm、幅1000mmに冷延
して、次いで820℃、3分間温水素中での脱炭焼鈍を
行った鋼帯10コイルから、それぞれ300X900m
mの試料を6組ずつ切出し、組別に以上に述べる6種類
の焼鈍分離剤を塗布し積層して箱型焼鈍炉で水素ガスを
流しながら1200℃で5時間保持する什トげ焼鈍を実
施した。その後、試料に形成されたフォルステライト質
被膜を調査した。結果を第1表に示す、焼鈍分離剤のQ
 4ノに当っては、次の粉末番号1〜7に示した焼鈍分
離剤を氷との配合割合が10〜15kg/100!;L
となるように配合してスラリーとしく液温20℃)ロー
ルコータ−で、切出した脱炭焼鈍剤の試料に塗布した。
粉末番号−1(本発明例−■) +!7?)と石灰乳を当量反応させて得られた水酸化マ
グネシウムを乾燥し顆粒状にし、ロータリーキルンでt
ooo℃で焼成し1本発明の原料となる1次マグネシア
を得た。得られた1次マグネシアのくえん酸活性間は、
最終反応率40%で120秒であった。この1次マグネ
シアを80℃で水和し、得られた水酸化マグネシウムを
乾燥し顆粒状にして、+Ii度ロータリーキルンを用い
て950℃で焼成した。
得られた焼鈍分離剤のくえん酸活性間が最終反応率40
%で70秒であり、さらに20℃で30分間水和させた
場合の水和量−は2.4%であった。
またC1含有量は0.017%であった。被膜はすべて
濃灰色の均一なものであった。
粉末番号−2(本発明例−■) 炭酸マグネシウムを800℃以ヒの温度で熱分解して1
次マグネシアを得た。得られた1次マグネシアのくえん
酸活性間は最終反応+40%で、142秒であった。こ
の1次マグネシアから本発明例−■の場合と同様の条件
で焼鈍分離剤を得た。
得られた焼鈍分離剤のくえん酸活性間は最終反応率40
%で73秒、20℃で30分間水水和、は2、1%、ま
たC1含右品−はO,OO9%であり、全試料が優れた
被膜外観を呈している。
粉末番号−3(比較例−■) 1.7?lと石灰乳をM 、’、″E反応させて得られ
た水酸化マグネシウムを乾燥し顆粒状にし、ロータリー
キルンで680°Cで焼成し、1次マグネシアを得た。
得られた1次マグネシアのくえん酸活性間は最終反応率
40%で51秒であった。この1次マグネシアから1本
発明例−■の場合と同様の条件で焼鈍分離剤を得た。
得られた焼鈍分離剤のくえん酸活性間は最終反応率40
%で66秒、20℃で30分間の水和量は2.3%であ
った。またC見含有驕は0.030%であった。被IN
の不均一な試料が10枚中復枚散見された。
粉末番号−4(比較例−■) 呂汁と石灰乳を当量反応させて得られた水酸化マグネシ
ウムを乾燥し、顆粒状にし、ロータリーキルンで118
0℃で焼成し、1次マグネシアを得た。得られた1次マ
グネシアのくえん酸活性間は最終反応率40%で244
秒であった。この1次マグネシアを90℃の水中で48
時間かけて水和し、得られた水酸化マグネシウムを乾燥
し顆粒状にして再度ロータリーキルンを用いて950℃
で焼成し焼鈍分離剤を得た。
得られた焼鈍分離剤のくえん酸活性間は最終反応率40
%で77秒、20℃で30分間の水和量は2.0%であ
った。またC1含有量は0.020%であった。
しかし、この例は1次マグネシアを水和して得た水酸化
マグネシウムは六角板状の形骸を残していないので不適
当である。フォルステライト被膜は不均一・で一部に地
金が露出しているものがある。
粉末品13.−5 (比較例−■) 本発明例−■で1次マグネシアの水和により得た水酸化
マグネシウムを乾燥し顆粒状にして、再度ロータリーキ
ルンを用いて650℃で焼成した。
得られたマグネシアのくえん酸活性間は最終反応+40
%の場合で47秒、20℃で30分間の水和t11−は
3.4%であった。またC交含有ゆは0−021%であ
った0点状の地金露出部が多発した。
粉末番号−6(比較例−■) 本発明例−ので1次マグネシアの水和により得た水酸化
マグネシウムを乾燥し顆粒状にして、再度ロータリーキ
ルンを用いて1190℃で焼成した。
得られたマグネシアのくえん酸活性間は最終反応率40
%の場合で92秒、20℃で30分間の水和ψ−は1.
6%であった。またCJJ含有州はQ、008%であっ
た。
第1表に仕り焼鈍後のフォルステライト質被膜の表面状
況として被膜外観の均一性および密着性に関するデータ
をまとめて示した。
これらのデータからも明らかなように、本発明になる方
向性珪素鋼板用焼鈍分離剤を用いて形成したフォルステ
ライト質絶縁被膜は、皮膜外観が均一で表面むらが無く
、さらに密着性にも優れている。
〔発明の効果〕
以l二、実施例で述べたように、未発IJr ji法に
より!A造された焼鈍分離剤はくえん酸活性塵、水和H
,+およびC9含イi州が適1E1fj囲に入っており
、かつ原料として使用した水酸化マグネシウムの六角板
状の形骸を部分的に残している。斯かる焼鈍分離剤によ
って、均一な外観を呈し、さらに密着性にも倫れたフォ
ルステライト質絶縁被膜が安定的にイ1)られ、未発I
Iは産業F極めて有益である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 くえん酸活性度が最終反応率40%の場合で70〜
    200秒のマグネシアを水和し、生成した水酸化マグネ
    シウムを700℃乃至 1100℃で焼成することを特徴とする方向性珪素鋼板
    用焼鈍分離剤の製造方法。
JP17215485A 1985-08-05 1985-08-05 方向性珪素鋼板用焼鈍分離剤の製造方法 Granted JPS6233782A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10212526A (ja) * 1997-01-28 1998-08-11 Nippon Steel Corp グラス皮膜の優れる方向性電磁鋼板の製造方法

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