JPS6233726Y2 - - Google Patents

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JPS6233726Y2
JPS6233726Y2 JP1981171413U JP17141381U JPS6233726Y2 JP S6233726 Y2 JPS6233726 Y2 JP S6233726Y2 JP 1981171413 U JP1981171413 U JP 1981171413U JP 17141381 U JP17141381 U JP 17141381U JP S6233726 Y2 JPS6233726 Y2 JP S6233726Y2
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JP
Japan
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belt
wedge member
main body
clamping
side wall
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JP1981171413U
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JPS5876559U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、各種梱包物、束状物等をワンタツチ
で緊締及びその解除を行うことができる結束具に
関する。
〔従来技術〕
従来各種梱包物、束状物等を結束するために例
えば実開昭53−129692に示される結束具が使用さ
れているが、この結束具は、一端に挟持口を、他
端に緊締用ベルトの導出口を有する箱状の枠体
と、断面テーパ部を有し、この枠体の挟持口から
内部に挿入される楔部材とで構成されている。
そして、枠体の一方の壁に緊締用のベルトの一
端を固定し、枠体の内部を通つて導出口から外部
に導きだした前記ベルトで被結束体を巻回した
後、ベルトの他端部を枠体の別の壁に設けたベル
ト導入口から再び前記枠体内に逆の方向から挿入
し、前記挟持口から引き出すと共に、前記ベルト
とベルトの間に楔部材を挿入し、この楔部材のテ
ーパ部と前記挟持口の内面とでベルトを挟持し、
緊締するものである。
また、別の従来技術として、実開昭55−74665
に示されている結束具は、一端に広口の挟持口
を、他端に狭口の緊締用ベルトの導出入口を有す
る先細りの箱状枠体と、この枠体の内面形状に相
当する先細り状の勾配部を有し、この枠体の挟持
口から内部に挿入される楔部材とで構成されてい
る。
そしてこの枠体の一方の壁に緊締用のベルトを
巻付け固設し、ベルト導出入口から延設させたベ
ルトで被結束体を巻回した後、ベルトの他端部を
前記ベルト導出入口から再び前記枠体内に逆の方
向から挿入し、前記挟持口から引き出すと共に、
前記ベルトとベルトの間に楔部材を挿入すること
によつて、枠体の内面と楔部材の間にベルトを挟
持するものである。
前記従来技術は、何れも箱状の枠体内に楔部材
を挿入し、枠体内に挿通させたベルトを枠体と楔
部材で押圧し挟持するものであつて、ワンタツチ
で緊締できると共に、前記楔部材を抜き取ること
により、簡単に拘束を解除することができるもの
である。
そして一度緊締するとベルト側の張力に対して
楔部材が圧入される側に作用するので、過大な張
力に対して使用することができると共に、楔部材
を抜出すことによつて簡単かつ瞬間的に開放する
ことができるものである。
しかしながら、前記従来技術の結束具は、一旦
結束を解除した後は、本体と楔部材とがバラバラ
に分離するので楔部材が紛失したり、或いは多数
の結束具を使用するときは、本体と楔部材が合わ
なくなり、使用できないか、緊締力が弱くなると
いう問題があつた。
従つて、しばしば緊締及び解除を繰り返すもの
に使用するときは、本体と楔部材は、結束を解除
した後でも分離しないように紐で連結する等の方
法で紛失を防止しなければならない。
また、多数の結束具を使用するときは、本体と
楔部材とがバラバラに分離していると、作業が非
常に煩雑であり、作業の効率が低下するという問
題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、前記従来の結束具の有する問題点を
解消するものであつて、被結束体をワンタツチで
緊締及び開放でき、緊締を解除したときでも結束
具の楔部材は本体から脱落せず、緊締及び解除を
繰り返すときでも容易にかつ迅速に緊締できると
共に、ベルトが緩まず、安定した結束力が得られ
る結束具を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
前記目的を達成するための本考案は、相対する
二個の側壁部13と、この側壁部13間を結ぶと
共に、内面に突出する如く形成された第1の挟持
部9を有する第1の連結部14と、この連結部1
4に対向しベルト3が固設される第2の連結部1
5とで挟持口5を形成し、前記側壁部13の内面
には互いに対向する案内部7が延設されてなる本
体1と、前記案内部7に案内される板状の楔部材
2との組合せからなり、前記楔部材2は、挿入方
向への抜け止め部20を設けると共に、一面にベ
ルト案内面16と、この案内面16から盛り上が
り、前記第1の挟持部9と協動してベルト3を挟
む第2の挟持部4を有し、他面には、前記第2の
連結部15に固設されたベルト3に当接する突起
部6を有することを特徴とするものである。
つまり本考案は、二個の側壁部の上下を連結部
材で連結した本体と、本体内部に挿入される板状
の楔部材とで構成され、前記本体の一方の連結部
材に一端を固設されると共に、被結束体を緊締し
たベルトの他端を、本体内部に挿通させ、楔部と
本体とで組み合わされた挟持部で挟持することに
より被結束体を結束するものである。
前記側壁部には、楔部材を案内する案内部が延
設される。この案内部は、前記楔部材の被案内部
と係合させるものであつて、通常は溝形とし、側
壁部の全長にわたつて延設される。
側壁部を連結する第1の連結部材は、内面に第
1の挟持部を設ける。この第1の挟持部は緊締用
ベルトを挟持したとき、滑りにくく、かつ結束を
解除するとき、ベルトが離脱し易い形状とし、前
記挟持口よりも狭くなるような出つ張り部分、な
いしは階段状の傾斜部分を設け、また第2の連結
部材には、緊締用ベルトの一端が固設される。
前記板状の楔部材は、本体に挿入されたとき、
挿入方向に抜け出さないための抜け止め部を設け
ると共に、前記側壁部の案内部に対応させた被案
内部を両側に有し、本体の挟持口から前記案内部
を介して本体内部に挿入されるものであつて、一
方の面には、前記緊締用ベルトの他端部を本体内
に挿通するための案内面と、この案内面の途中か
ら盛り上がつた第2の挟持部を設ける。
前記第2の挟持部は、前記第1の挟持部と協動
して緊締用ベルトを挟持するものであつて、滑り
にくく、かつ結束を解除するとき、ベルトが離脱
し易い形状とする。そのためには、案内面に対し
て約45度の勾配を持たせるのが好ましい。更にこ
の挟持部を挟んで両側に、波状の凹凸条を設ける
と効果的である。
また前記楔部材の他方の面には、前記第2の連
結部に固設された緊締用ベルトに当接する止め部
を設ける。この止め部は、通常は突起状に形成さ
れ、第2の連結部に緊締用ベルトを固設していな
いときは、この楔部材は第2の連結部には当接せ
ず、挟持口から挿入できるが、挿入した後、緊締
用ベルトを固設すれば抜き出すことができないよ
うな構造とする。
前記緊締用ベルトは、一端を第2の連結部材に
固設されると共に、被結束体を結束した後、他端
部は楔部材の案内面に沿つて本体に挿入され、楔
部材の挿入方向と逆の方向に第1及び第2の挟持
部の間を挿通し、挟持口から引き出される。
〔実施例〕
次に、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図に示すように、本考案の結束具は、本体
1と楔部材2と緊締用ベルト3からなり、本体1
は、二個の側壁部13,13と、この二個の側壁
部13,13を連結する第1の連結部14及び第
2の連結部15で構成されると共に、前記楔部材
2を挿入するための挟持口5を形成する。
前記二個の側壁部13,13の内面には、第2
図に示す如く案内溝7が延設されており、楔部材
2を本体1の内部に挿入するとき、この案内溝7
に案内されるようになつている。
前記第1の連結部14の内面には、第3図に示
す如く、挟持口5の入口よりも狭くなるような階
段状の傾斜部分を設けた第1の挟持部9を有し、
また、第2の連結部15には、緊締用ベルト3の
一端8を固設する。
楔部材2は、第2,3図に示す如く、板状体の
両側に案内溝7に係合する係合部17を有し、本
体1の挟持口5から案内溝7に案内されて本体1
の内部に挿入される。そして一面には、前記緊締
用ベルト3の他端部12を本体1内に挿通するた
めの案内面16と、この案内面16の途中から盛
り上がり、約45度の勾配を設けて形成する第2の
挟持部4を有する。そしてこの挟持部4を挟む両
面には、波状の小さい凹凸条10を設けるか、図
示しないが微細な凹凸を設けて表面を粗面として
もよい。
また、この楔部材2には、第2図に示すように
挟持口5の周辺部に当接する抜け止め部20を設
け、楔部材2が挿入方向に抜けないようにする。
更に、第3図に示す如く、前記案内面16の反
対面の挿入方向先端には、突起部6が設けられ
る。そして本体1に挿入するとき、この突起部6
は前記第2の連結部15に緊締用ベルト3が固設
されていないときは当接しないが、緊締用ベルト
3の端部8が固設された後は、この緊締用ベルト
3の厚み分だけ当接する。
以上の如く構成された結束具を用いて被結束体
を結束する場合は、まず、本体1の内部に楔部材
2を挿入した後、第2の連結部15に緊締用ベル
ト3の一端8を固設する。(第3図a,b参照) 次に、被結束体を結束した緊締用ベルト3の他
端部12を、楔部材2の案内面16に沿つて本体
1の内部を挿通させ、楔部材2の挿入方向と反対
の方向に挟持口5から引き出す。(第3図c参
照) こうすることによつて、緊締用ベルト3は、第
1及び第2の挟持部4,9の両方に挟まれ、ジグ
ザグ状に折り曲げられ大きな摩擦抵抗が得られ
る。更に緊締用ベルト3にかかる張力が大きくな
ればなるほど、楔部材2が被結束体側に引つ張ら
れるので挟持力は強くなる。
結束を解除するときは、楔部材2を挿入方向と
逆の方向に引き出すことによつて、挟持力がなく
なるので簡単に解除することができる。
更に、引き出した楔部材2は、前記第2の連結
部15に固設された緊締用ベルト3に突起部6が
当接するのを本体1から脱落し紛失するするおそ
れがない。
また、結束を解除した後、楔部材2を挿入方向
に押し込んだ場合でも、抜け止め部20が本体1
の挟持口5の周辺部に当接するので、挿入方向に
も脱落することはない。
上述した結束具は、例えば、梱包物に紐をかけ
たり、底部を紐やベルトなどで閉鎖した網袋に多
量の小魚やタクアンなどを入れて運搬する場合な
どにおいて、これらの紐やベルト等の紐状物を係
止するのに用いられる、例えば、第4図に示すよ
うに、ベルト3を縛すべき輪11,11′,1
1″に挿通した後に本体1内に挿入し、ベルト3
と本体1との隙間に楔部材2を入れることにより
ベルト3を係止する。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案による結束具は、相対す
る二個の側壁部13と、この側壁部13間を結ぶ
と共に、内面に突出する如く形成された第1の挟
持部9を有する第1の連結部14と、この連結部
14に対向しベルト3が固設される第2の連結部
15とで挟持口5を形成し、前記側壁部13の内
面には互いに対向する案内部7が延設されてなる
本体1と、前記案内部7に案内される板状の楔部
材2との組合せからなり、前記楔部材2は、挿入
方向への抜け止め部20を設けると共に、一面に
ベルト案内面16と、この案内面16から盛り上
がり、前記第1の挟持部9と協動してベルト3を
挟む第2の挟持部4を有し、他面には、前記第2
の連結部15に固設されたベルト3に当接する突
起部6を有することを特徴とするものであつて次
の効果を奏することができる。
被結束体をワンタツチで緊締及び開放できると
共に、緊締を解除したときには結束具の楔部材
は、本体の第2の連結部材に固設されたベルトに
当接するので本体から脱落し紛失することがな
く、また、楔部材を挿入方向に押し込んだ場合で
も、抜け止め部が挟持口の周辺に当接し脱落せ
ず、本体と楔部材とを紐等で接続させる必要もな
いので、結束作業が効率化され、緊締及び解除を
繰り返すときでも容易にかつ迅速に緊締すること
ができる。
更に、緊締用ベルトの張力が大きくなればなる
ほど緊締力が増大する方向に働くので、ベルトが
緩まず、安定した結束力が得られる。また構造が
簡単なため、機械的故障が少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の結束具の一例の斜視図、第2
図は本考案の結束具の一例を構成する楔部材と本
体の一部を切欠いた斜視図、第3図a,b,c
は、使用状態を示した説明図、第4図は本考案の
結束具を用いて紐状物を係止する場合の一例を示
した説明図である。 1……本体、2……楔部材、3……緊締用ベル
ト、4……第2の挟持部、5……挟持口、6……
突起部、7……案内溝、8……固設部、9……第
1の挟持部、10……凹凸条、13……側壁部、
14……第1の連結部、15……第2の連結部、
16……案内面、17……係合部、20……抜け
止め部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対する二個の側壁部13と、この側壁部13
    間を結ぶと共に、内面に突出する如く形成された
    第1の挟持部9を有する第1の連結部14と、こ
    の連結部14に対向しベルト3が固設される第2
    の連結部15とで挟持口5を形成し、前記側壁部
    13の内面には互いに対向する案内部7が延設さ
    れてなる本体1と、前記案内部7に案内される板
    状の楔部材2との組合せからなり、前記楔部材2
    は、挿入方向への抜け止め部20を設けると共
    に、一面にベルト案内面16と、この案内面16
    から盛り上がり、前記第1の挟持部9と協動して
    ベルト3を挟む第2の挟持部4を有し、他面に
    は、前記第2の連結部15に固設されたベルト3
    に当接する突起部6を有することを特徴とする結
    束具。
JP17141381U 1981-11-19 1981-11-19 結束具 Granted JPS5876559U (ja)

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JP17141381U JPS5876559U (ja) 1981-11-19 1981-11-19 結束具

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JP17141381U JPS5876559U (ja) 1981-11-19 1981-11-19 結束具

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Publication Number Publication Date
JPS5876559U JPS5876559U (ja) 1983-05-24
JPS6233726Y2 true JPS6233726Y2 (ja) 1987-08-28

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ID=29963338

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17141381U Granted JPS5876559U (ja) 1981-11-19 1981-11-19 結束具

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JP (1) JPS5876559U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53129692U (ja) * 1977-03-22 1978-10-14
JPS5574665U (ja) * 1978-11-17 1980-05-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5876559U (ja) 1983-05-24

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