JPS6233139Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6233139Y2 JPS6233139Y2 JP4532884U JP4532884U JPS6233139Y2 JP S6233139 Y2 JPS6233139 Y2 JP S6233139Y2 JP 4532884 U JP4532884 U JP 4532884U JP 4532884 U JP4532884 U JP 4532884U JP S6233139 Y2 JPS6233139 Y2 JP S6233139Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- retaining ring
- inner ring
- balls
- retainer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 3
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ハウジングと、その内側に挿入され
たシヤフトとの間に取付けてハウジングまたはシ
ヤフトの軸方向の移動を案内するリニアボールベ
アリングに関するものである。
たシヤフトとの間に取付けてハウジングまたはシ
ヤフトの軸方向の移動を案内するリニアボールベ
アリングに関するものである。
一般に、リニアボールベアリングは、筒体の外
周面または内周面に筒体軸方向に長く延びる長円
形のボール循環軌道を形成し、そのボール循環軌
道のうち、筒体の軸芯と平行な部分をなす二本の
直線軌道路相互間に筒体半径方向の段差を設け、
上記ボール循環軌道に沿つて循環可能な多数のボ
ールを保持するボール保持器を筒体の内側または
外側に嵌合し、上記ボール循環軌道の上段直線軌
道路上のボールの一部を保持器に形成した窓から
突出させ、そのボールにより負荷を受けるように
した軸受である。
周面または内周面に筒体軸方向に長く延びる長円
形のボール循環軌道を形成し、そのボール循環軌
道のうち、筒体の軸芯と平行な部分をなす二本の
直線軌道路相互間に筒体半径方向の段差を設け、
上記ボール循環軌道に沿つて循環可能な多数のボ
ールを保持するボール保持器を筒体の内側または
外側に嵌合し、上記ボール循環軌道の上段直線軌
道路上のボールの一部を保持器に形成した窓から
突出させ、そのボールにより負荷を受けるように
した軸受である。
このリニアボールベアリングは、ボール保持器
を筒体の内側に嵌め合わせた形式のものと、筒体
の外側に嵌め合わせた形式の二種類があり、前者
のものを内径側循環形リニアボールベアリング、
後者のものを外径側循環形リニアボールベアリン
グと称している。
を筒体の内側に嵌め合わせた形式のものと、筒体
の外側に嵌め合わせた形式の二種類があり、前者
のものを内径側循環形リニアボールベアリング、
後者のものを外径側循環形リニアボールベアリン
グと称している。
ところで、このようなリニアボールベアリング
のボール保持器を旋削又はプレスによつて形成す
ると、製作に非常に手間がかかる。そこで、ダイ
カスト鋳造や射出成形法を採用することにすれ
ば、上記の不都合を解消できるが、外径側循環形
リニアボールベアリングの場合は、ボール保持器
の成形が著しく困難であり、成形することができ
ない場合が多い。
のボール保持器を旋削又はプレスによつて形成す
ると、製作に非常に手間がかかる。そこで、ダイ
カスト鋳造や射出成形法を採用することにすれ
ば、上記の不都合を解消できるが、外径側循環形
リニアボールベアリングの場合は、ボール保持器
の成形が著しく困難であり、成形することができ
ない場合が多い。
すなわち、外径側循環形リニアボールベアリン
グの保持器成形用金型は、ボール案内溝の成形部
分をボール保持器の内側に型開きする必要がある
ため、小径のものでは実際上成形不可能である。
グの保持器成形用金型は、ボール案内溝の成形部
分をボール保持器の内側に型開きする必要がある
ため、小径のものでは実際上成形不可能である。
したがつて、外径側循環形のボール保持器は、
その殆んどが旋削による削り出し品又はプレス加
工品であり、製作に非常に手間がかかつていた。
その殆んどが旋削による削り出し品又はプレス加
工品であり、製作に非常に手間がかかつていた。
そこで、この考案は上記の欠点を解決し、製作
および組立ての容易な外径側循環形のリニアボー
ルベアリングを提供することを目的としている。
および組立ての容易な外径側循環形のリニアボー
ルベアリングを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、この考案は、内輪
の外周面に内輪半径方向に段差のある二条の直線
軌道路を備えた複数のボール循環軌道を設け、そ
の循環軌道に沿つて循環可能な多数のボールを保
持するボール保持器を内輪の外側に嵌合して抜け
止めを図り、このボール保持器には、ボール循環
軌道の上段直線軌道路上のボールが部分的に外方
に突出する窓を形成し、そのボール保持器を軸芯
に沿つて複数に分割し、ボール保持器を構成する
分割体と内輪の対向面のいずれか一方に位置決め
用の突部を、他方に凹部を設けた構成として、ボ
ール保持器をダイカスト鋳造や射出成形によつて
成形することができるようにしたものである。
の外周面に内輪半径方向に段差のある二条の直線
軌道路を備えた複数のボール循環軌道を設け、そ
の循環軌道に沿つて循環可能な多数のボールを保
持するボール保持器を内輪の外側に嵌合して抜け
止めを図り、このボール保持器には、ボール循環
軌道の上段直線軌道路上のボールが部分的に外方
に突出する窓を形成し、そのボール保持器を軸芯
に沿つて複数に分割し、ボール保持器を構成する
分割体と内輪の対向面のいずれか一方に位置決め
用の突部を、他方に凹部を設けた構成として、ボ
ール保持器をダイカスト鋳造や射出成形によつて
成形することができるようにしたものである。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
図示のように、内輪1の外周面両端部には一対
の止め輪係合溝2,2が形成され、その係合溝2
間に数条のボール循環軌道3が設けられている。
の止め輪係合溝2,2が形成され、その係合溝2
間に数条のボール循環軌道3が設けられている。
上記のボール循環軌道3は、内輪1の軸芯に平
行な二条の直線軌道路3a,3bを有し、その直
線軌道路3a,3bには半径方向に段差があり、
上段直線軌道路3aの両端部は下り勾配をもつて
傾斜する案内面3cになつており、その案内面3
cの端が下段直線軌道路3bと同レベルになつて
いる。
行な二条の直線軌道路3a,3bを有し、その直
線軌道路3a,3bには半径方向に段差があり、
上段直線軌道路3aの両端部は下り勾配をもつて
傾斜する案内面3cになつており、その案内面3
cの端が下段直線軌道路3bと同レベルになつて
いる。
内輪1の外側には、ボール保持器10が嵌合さ
れ、そのボール保持器10は係合溝2に嵌め合わ
せた一対の止め輪20によつて抜け止めされてい
る。
れ、そのボール保持器10は係合溝2に嵌め合わ
せた一対の止め輪20によつて抜け止めされてい
る。
上記の止め輪20は、第1図に示すように、一
部が切り離されて内輪1の側方から係合溝2に所
要の弾力をもつて嵌合できるようになつている。
また、止め輪20の内周面には二段の段部21
a,21bが形成され、小径段部21aが係合溝
2に嵌り、大径段部21bがボール保持器10の
両端面に形成した係合段部11に嵌合している。
部が切り離されて内輪1の側方から係合溝2に所
要の弾力をもつて嵌合できるようになつている。
また、止め輪20の内周面には二段の段部21
a,21bが形成され、小径段部21aが係合溝
2に嵌り、大径段部21bがボール保持器10の
両端面に形成した係合段部11に嵌合している。
前記のボール保持器10には、内輪1のボール
循環軌道3と対応する位置に長円形のボール案内
溝12が形成され、そのボール案内溝12に入れ
た多数のボール13は、ボール循環軌道3に沿つ
て循環可能であり、そのボール循環軌道3の上段
直線軌道路3aに沿つて移動する複数のボール1
3の一部がボール案内溝12の一方の直線溝部1
2aの窓14から外方に突出している。
循環軌道3と対応する位置に長円形のボール案内
溝12が形成され、そのボール案内溝12に入れ
た多数のボール13は、ボール循環軌道3に沿つ
て循環可能であり、そのボール循環軌道3の上段
直線軌道路3aに沿つて移動する複数のボール1
3の一部がボール案内溝12の一方の直線溝部1
2aの窓14から外方に突出している。
また、ボール保持器10は、隣接するボール案
内溝12間において分割され、そのボール保持器
10を構成する各分割体10′の内面に位置決め
用の突部15が設けられ、その突部15が内輪1
の外周面の各上段直線軌道路3a間に形成した凹
部4に係合して分割体10′が周方向に移動する
のを防止している。さらに、隣接する分割体1
0′の対向側面の一方には、係合突部16が、他
方には係合凹部17が設けられ、その係合突部1
6と係合凹部17の係合によつて各分割体10′
は筒体の組立て状態に保持されている。
内溝12間において分割され、そのボール保持器
10を構成する各分割体10′の内面に位置決め
用の突部15が設けられ、その突部15が内輪1
の外周面の各上段直線軌道路3a間に形成した凹
部4に係合して分割体10′が周方向に移動する
のを防止している。さらに、隣接する分割体1
0′の対向側面の一方には、係合突部16が、他
方には係合凹部17が設けられ、その係合突部1
6と係合凹部17の係合によつて各分割体10′
は筒体の組立て状態に保持されている。
実施例で示すリニアボールベアリングは上記の
構造から成り、このリニアボールベアリングは、
ハウジングの内側に配置したシヤフトの外側に取
付けて、シヤフトまたはハウジングを軸方向に移
動可能に支持する。
構造から成り、このリニアボールベアリングは、
ハウジングの内側に配置したシヤフトの外側に取
付けて、シヤフトまたはハウジングを軸方向に移
動可能に支持する。
この場合、ボール保持器10の外側に第3図に
示すような外筒30を嵌め合わせ、その外筒30
をハウジングに固定してもよい。
示すような外筒30を嵌め合わせ、その外筒30
をハウジングに固定してもよい。
いま、第3図に示す状態において、外筒30を
軸方向に移動すると、ボール保持器10の窓14
から部分的に突出したボール13に負荷がかか
り、その負荷のかかるボール13は、外筒30の
移動によつてボール循環軌道3の上段直線軌道路
3aからそれに連続する下段直線軌道路3bに移
動し、外筒30の軸方向の移動をスムーズに案内
する。
軸方向に移動すると、ボール保持器10の窓14
から部分的に突出したボール13に負荷がかか
り、その負荷のかかるボール13は、外筒30の
移動によつてボール循環軌道3の上段直線軌道路
3aからそれに連続する下段直線軌道路3bに移
動し、外筒30の軸方向の移動をスムーズに案内
する。
この考案によれば、多数のボールを保持するボ
ール保持器を軸芯に沿つて複数に分割したので、
そのボール保持器をダイカスト鋳造や射出成形に
よつて簡単に成形することができると共に、ボー
ル保持器を構成する分割体を内輪の外側において
円筒形に組立てたのち、内輪の係合溝に止め輪を
嵌める作業によつてリニアボールベアリングを構
成することができるため、組立ても容易である。
ール保持器を軸芯に沿つて複数に分割したので、
そのボール保持器をダイカスト鋳造や射出成形に
よつて簡単に成形することができると共に、ボー
ル保持器を構成する分割体を内輪の外側において
円筒形に組立てたのち、内輪の係合溝に止め輪を
嵌める作業によつてリニアボールベアリングを構
成することができるため、組立ても容易である。
また、分割体と内輪の対向面の一方に位置決め
用の突部を、他方に凹部を形成したので、内輪に
対して分割体を確実に位置決めすることができ、
分割体で保持したボールをボール循環軌道に沿つ
て確実に循環させることができる。
用の突部を、他方に凹部を形成したので、内輪に
対して分割体を確実に位置決めすることができ、
分割体で保持したボールをボール循環軌道に沿つ
て確実に循環させることができる。
さらに、止め輪は、一部を切り離してあるた
め、内輪の側方から係合溝に簡単に装着すること
ができ、その装着時において、片面の外周部に形
成した段部がボール保持器の両端部に形成した係
合段部に係合するため、ボール保持器を構成する
分割体の軸方向の移動を防止することができ、ボ
ール保持器を円筒状の組立て状態に確実に保持す
ることができる。
め、内輪の側方から係合溝に簡単に装着すること
ができ、その装着時において、片面の外周部に形
成した段部がボール保持器の両端部に形成した係
合段部に係合するため、ボール保持器を構成する
分割体の軸方向の移動を防止することができ、ボ
ール保持器を円筒状の組立て状態に確実に保持す
ることができる。
第1図は、この考案に係るリニアボールベアリ
ングの一実施例を示す分解斜視図、第2図は同上
の組立て状態を示す縦断正面図、第3図は第2図
の−線に沿つた断面図である。 1……内輪、2……係合溝、3……ボール循環
軌道、3a……上段直線軌道路、3b……下段直
線軌道路、4……凹部、10……ボール保持器、
10……分割体、11……係合段部、13……ボ
ール、14……窓、15……突部、20……止め
輪、21……段部。
ングの一実施例を示す分解斜視図、第2図は同上
の組立て状態を示す縦断正面図、第3図は第2図
の−線に沿つた断面図である。 1……内輪、2……係合溝、3……ボール循環
軌道、3a……上段直線軌道路、3b……下段直
線軌道路、4……凹部、10……ボール保持器、
10……分割体、11……係合段部、13……ボ
ール、14……窓、15……突部、20……止め
輪、21……段部。
Claims (1)
- 内輪の外周面に一対の止め輪係合溝を形成し、
その止め輪係合溝間に半径方向に段差のある二条
の直線軌道路を備えた複数のボール循環軌道を周
方向に一定の間隔をおいて設け、そのボール循環
軌道に沿つて循環可能な多数のボールを保持する
ボール保持器を内輪の外側に嵌合し、止め輪係合
溝に保持器抜け止め用の止め輪を装着し、この止
め輪にボール保持器の両端部に設けた係合段部に
外嵌する段部を設け、上記ボール保持器には、ボ
ール循環軌道の上段直線軌道路上のボールが部分
的に突出する窓を形成し、このボール保持器を軸
芯方向に沿つて複数に分割し、その分割体と内輪
の対向面のいずれか一方に位置決め用の突部を、
他方に凹部を設けたリニアボールベアリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4532884U JPS60156219U (ja) | 1984-03-28 | 1984-03-28 | リニアボ−ルベアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4532884U JPS60156219U (ja) | 1984-03-28 | 1984-03-28 | リニアボ−ルベアリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60156219U JPS60156219U (ja) | 1985-10-17 |
JPS6233139Y2 true JPS6233139Y2 (ja) | 1987-08-25 |
Family
ID=30558736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4532884U Granted JPS60156219U (ja) | 1984-03-28 | 1984-03-28 | リニアボ−ルベアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60156219U (ja) |
-
1984
- 1984-03-28 JP JP4532884U patent/JPS60156219U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60156219U (ja) | 1985-10-17 |
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