JPS6233101A - 動物用害虫防除材 - Google Patents

動物用害虫防除材

Info

Publication number
JPS6233101A
JPS6233101A JP17390685A JP17390685A JPS6233101A JP S6233101 A JPS6233101 A JP S6233101A JP 17390685 A JP17390685 A JP 17390685A JP 17390685 A JP17390685 A JP 17390685A JP S6233101 A JPS6233101 A JP S6233101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic filler
base material
pest control
organic filler
molded article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17390685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0678206B2 (ja
Inventor
Yasuo Shikinami
保夫 敷波
Kaoru Tsuta
蔦 薫
Kiyoshi Uchiumi
内海 清
Hiroshi Kimura
碩志 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Earth Chemical Co Ltd, Takiron Co Ltd filed Critical Earth Chemical Co Ltd
Priority to JP17390685A priority Critical patent/JPH0678206B2/ja
Publication of JPS6233101A publication Critical patent/JPS6233101A/ja
Publication of JPH0678206B2 publication Critical patent/JPH0678206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は動物用害虫防除剤に関し、特に犬や猫などのベ
ットに装着することにより、これらベットの体毛中に生
息する蚤、しらみ、ダニ等の害虫を忌避あるいは殺虫す
ることができる害虫防除材に関する。
(従来の技術) 従来から殺虫剤を樹脂中に分散させてベット用の首輪に
装着したものは種々提案されている。例えば、DDVP
 (ジメチル・ジクロロ・ビニルフォスフェート)を殺
虫剤の主剤とし、これを塩化ビニル樹脂中に混合して細
帯状に形成したものがある。
また他に、例えば、特開昭55−29976号公報に見
られるように、DDVPより安全性が高く、常温で不揮
発性の殺虫剤を樹脂と共に起毛状基材に保持させてなる
ベット用殺虫活性首輪が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、従来のDDVPを塩化ビニル樹脂に混合した
ものは、DDVPが比較的高い蒸気圧(20℃で1.2
X10  mmHg)を持つため、これを動物の首に付
けた初期の数日間に薬剤の大部分がガスとして放出する
。このため、動物に有害な生理作用を及ぼし、首輪部位
の皮膚が炎症をおこす危険がある。
また、ベットに直接触れる機会の多い子供等に対しても
有害であり、実用上極めて危険なものとなる。
更に最初のDDVPガスの放出速度が高過ぎることによ
り、殺虫剤は急速に失われ、寄生害虫を有効に抑制でき
る期間は短いものとなる。
そこで、DDVPより安全性が高いとして知られている
殺虫剤を用いることが考えられたが、それらの殺虫剤は
ほとんど常温で不揮発性であり、樹脂に練り込むと実際
上殺虫活性を発揮し得ない。また、練り込みのための熱
成形時に分解してその活性を消失したり、均一な練り込
みが困難である等の難点も生ずる。
また、これら殺虫剤を、ベット用首輪を構成する基材表
面に塗布等により付着させたものも考えられたが、常温
で不揮発性であるため、ペット体全体に亘る殺虫効果が
期待できないという難点があった。
そこで、基材を起毛状となすことが考えられ、これによ
ると常温で不揮発性の殺虫剤を用いながらも、斯る問題
を解消し得たが、なお、長期間に亘って殺虫活性を持続
できないという欠点が残った。
そこで、前記特開昭55−29976号公報において、
上記の殺虫剤を樹脂と共に起毛状基材に保持させる方法
により、樹脂によって殺虫剤の保持性を高めて殺虫活性
を長期に亘って持続させる様にしたものが提案されるに
至った。
ところが、この場合にも樹脂量が少ないと活性の持続性
が低下し、多いと殺虫剤が樹脂で被覆されて効率が低下
し、殺虫活性の低下を来すことになる。そのため、殺虫
活性とその持続性とが相反的な関係にあって実際には両
方を満足させることは困難である。また、常温で不揮発
性の殺虫剤が樹脂に対して親和性がない場合には、これ
を熱成形によって練り込むのが困難であり、強制的に不
均一に樹脂中に分散させた場合には、ポリマーあるいは
ポリマーブレンドの相界面で分散した状態になり易い。
そのため、短期間に高濃度の薬剤が放出され、長期的に
は薬剤の絶対量が少なくなって十分な殺虫活性が得られ
なくなる。あるいは、逆に薬剤が樹脂中に分散封入され
た状態になり、首輪表面まで到達できず、徐放が不可能
となる場合もある。
さらに、練り込み成形時に成形熱あるいは剪断熱で薬剤
が分散し、実質的な薬剤含有量及び活性−が減少する。
このため必要量以上の薬剤を予め混入せしめて長期に亘
る殺虫活性の持続を図らねばならずコストアップや成形
時に薬剤の分解ガスの発生量が増加して作業環境の悪化
を来す等の問題を生じる。
また、常温で不揮発性の殺虫剤が樹脂により基材に保持
されているので、蚤等の害虫が直接首輪に触れないと十
分な殺虫活性が発揮できない。この様に、薬剤がペント
の体全体の隅々まで行き亘らない結果、ペットの体全体
に亘る殺虫効果が得がたいものであった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は以上の様な問題点を解決するため、易崩壊性ポ
リマーと、微小粒状の無機フィラーと、害虫防除剤を担
持せしめた粒状の有機フィラーとによって構成した粉化
脱落するポリマー組成物を基材上に保持成形した動物用
害虫防除材を提供する。
(作 用) 本発明は、前記ポリマー組成物の成形体(以下成形体と
いう)の表層に小さな摩擦力若しくは剪断力が作用する
と、表層の無機フィラーがバラバラと騰落し、多数の微
小粒状の無機フィラーの脱落とともに有機フィラーも脱
落し散布される。このように無機フィラーの役目は表層
に小さな力が加われば容易に、しかも表層から少しずつ
バラバラと脱落させる作用を持たせたものであり、多数
の微小粒子を易崩壊性ポリマーによって保形させること
によりそれが効果的に発揮されるものである。
また、無機フィラーとともに脱落する有機フィラーは、
害虫防除剤の濃度を比較的高くできるものである。そこ
で動物の体毛中に散布された有機フィラーの表面には害
虫防除剤が適度にコントロールされた状態で徐放されて
いるので、長い時間に亘って薬効が発揮されるものであ
る。有機フィラーは見掛けの比重が小さく静電気をおび
るため動物の体毛によく付着し、防除剤放出の拠点とな
り得るが、あまりに大き過ぎる時は体毛外に逸脱したり
、且つ絶対の粒子数が少なくなるので害虫との有効な接
触の機会を減じ防除の効果を失うことになる。上記成形
体を動物の首や胴などの適当な部位に着用させることに
より、他の部位と接触して害虫防除剤を担持した有機フ
ィラーが体全体に散布されて害虫防除効果を発揮し、ま
た成形体が徐々に粉化脱落して、常に新しく害虫防除剤
を担持した有機フィラーが現出し、しかも、有機フィラ
ーに比較的高濃度の害虫防除剤を含ませることが可能で
あるので、害虫防除効果が長期間に亘って安定して持続
できるのである。
(実施例) 以下、本発明に係わる害虫防除剤をペット用首輪に適用
した一実施例を図面を参照して説明する。
第1図に示すペット用首輪1は、基材2及び無機フィラ
ーと害虫防除剤を担持させた有機フィラーとを含むポリ
マー組成物の成形体3及び成形体の外表面を保護するた
めの剥離シート4からなっている。
基材2は合成皮革等からなるファッション性豊かなもの
であって、上記成形体3側の表面には起毛2aが施され
、使用時に基材2と成形体3が層間剥離しないように確
実に保持されるようになしである。さらに、この基材2
には成形体3の粉化脱落により商品寿命が終了したこと
を示す終了マーク等を印刷してもよい。
また、成形体3を保護するための剥離シート4は不織布
、不織紙、フィルム等からなるものである。
前記成形体3゛は、易崩壊性ポリマーに、多数の微小粒
状無機フィラーと、薬剤を含有させた有機フィラーを混
入したもので、易崩壊性ポリマーとしては、例えばウレ
タンプレポリマーであるイソシアネート成分とポリオー
ル成分を反応させた適当に硬くて脆いウレタンポリマー
等が採用される皆。また有機フィラーは害虫防除剤と適
度に親和性を有するように設計されたもので、比較的高
濃度の害虫防除剤を担持させ得るものである。
前記剥離シート4は、使用時に剥離すると、成形体3の
表面層を引き剥がして第2図に示すように成形体の表面
の凹凸状を露出させる作用をするものである。このよう
にしておけば、小さな摩擦力等でまず無機フィラーから
脱落が徐々に始まる。
そして、害虫防除剤を担持させた有機フィラーの説落ち
起こって、初期の効果が得られる。
第2図は前記のように剥離シート4を剥がした後の状態
を示す拡大断面図であり、5は薬剤を含む有機フィラー
、6は無機フィラー、7はそれらの粒状物を保持成形す
るためのポリマ一部である。
第3図は害虫防除剤を担持している有機フィラーが脱落
したときの状態を示す拡大断面図であって、有機フィラ
ーの表面から長期的に徐々に害虫防除剤が拡散している
もので、このような形で動物の体毛中にしばらくの間保
持され、その間に動物に寄生している害虫がその有機フ
ィラーに接触することによりノックダウンするものであ
る。
前記イソシアネート成分は、有機イソシアネート・ポリ
エーテルポリオール、例えばトリメチロールプロパン(
1mol)とトルエンジイソシアネート(1,5mol
)の低分子量イソシアネート生成物を得、Rトリメチロ
ールとプロピレングリコール(約分子量1000)とか
らポリエーテルテトライソシアネート生成物を得、これ
らをモル比1:1で反応させて生成したものが好適に使
用される。その他、P−フェニルジイソシアネート、4
.4−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシレンジ
イソシアネート、ナフタリン1.5−ジイソシアネート
等の芳香族多イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、リジン・ジイソシアネート、ジエチルフマレ
ートジイソシアネート等の脂肪族イソシアネートを出発
物質として、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリエチレン・プロピレングリコール、ポ
リオキシテトラメチレングリコール等のエーテル型ポリ
オール、もしくはこれらのジカルボン酸縮合物のエステ
ル型ポリオール・ジアミン、ジメチルメルカプタン、ジ
カルボン酸等により鎖延長されたイソシアネートプレポ
リマーであってもよい。なお、前記イソシアネート成分
には低分子量で多官能のイソシアネートを、このイソシ
アネート成分に対してモル比で10〜90%、好ましく
は10〜50%混合してもよい。
前記ポリオール成分は、長鎖ウレタン化ポリオ−ル、即
ち、害虫防除剤を担持した有機フィラー及び微小粉粒体
の無機フィラーが摩擦力や小さな剪断力等の小さい外力
によって粉化脱落する様にするには、ウレタンポリマー
が適当に硬くて脆いものであることが必要であり、しか
も上記有機フィラー及び多量の無機フィラーを保持し、
碁打上でシート状の成形体に成形でき、また屈曲に耐え
られるだけの柔軟性を有していることが望まれる。
これらの二つの性質は、互いに相反する性質のものであ
り、これら両者を同時に満足させるには、ウレタンプレ
ポリマーの反応で生成されるウレタンポリマーが相互侵
入高分子網目鎖(1,P、N In−ter pene
trating polymer network)か
らなる網目鎖の互いに絡み合った構造体を形成すること
が好ましい。そのためには、分岐数及び分子数において
、前記イソシアネート成分は1分子当たりの分岐数が2
〜6個、好ましくは3〜4個で、分子量が90〜300
0、好ましくは400〜1500程度の低分子量のもの
が好適である。また、前記ポリオール成分は1分子当た
りの分岐数が1〜10個、好ましくは2〜5個で、分子
量が1000〜5000.好ましくは2000〜5oo
o程度のものが好適である。
また、有機フィラーに担持された害虫防除剤は、該有機
フィラーの一表面から害虫防除剤が徐々に放出するよう
にすること、即ち、薬剤の徐放性をコントロールするこ
とが望ましいが、この徐放性をコントロールする要因と
して使用されるポリマーの分子と害虫防除剤との化学的
親和性が関係してくるのである。この化学的親和性は当
然ポリマーと害虫防除剤が異なれば変わる関係にあるが
、本発明者等の経験的知見によれば、有機フィラーとし
て各種ポリオレフィン(共重合体、ハロゲン化物も含む
)、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリアミ
ド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート、
ポリアクリレート、エポキシ、ベンゾグアナミン、スチ
レン、スチレン−アク、リル酸エステル、アクリル酸エ
ステルなどのバール重合微小球体等の粉体が好適に使用
でき、配合される薬剤の分子構造及び有機フィラー自身
の表面構造、例えば球体であるとか多孔質であるとか粗
面であるとかの性状によって適宜選択されるものである
。害虫防除剤と有機フィラーである上記ポリマーとは比
較的親和性の良いものを選択するが、両者の親和性が良
すぎると薬剤の放出が抑制されるので薬効性が乏しくな
る。
前記害虫防除剤としては、ピレスロイド系殺虫剤、有機
燐系殺虫剤、カーバメイト系殺虫剤等の他、アルキルベ
ンゾイル系の忌避剤等も用いられる。前記ピレスロイド
系殺虫剤としては、アレスリン、フタルスリン、レスメ
トリン、フラメトリン、プロパルスリン、フェノトリン
、ペルメトリン、フェンバレート、その他に1−エチニ
ル−2−メチル−2−ペンテニルシス/ トランス〜ク
リサンテマート、1−エチニル−2−メチル−2−ペン
テニル2゜2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロ
ペニル)シクロプロパン−1−カルボキシレート、1−
エチニル−2−メチル−2−ペンテニル−2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、1
−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパ
ン−1−カルボキシレート挙げることができ、前記有機
燐系殺虫剤としては、フェニトロチオン等を挙げること
ができ、さらにカーバメイト系殺虫剤としては、カーバ
メイト、プロポクサー等を挙げることができる。
これら害虫防除剤は一種を単独で使用することもでき、
また、二種以上を混合して使用することもできる。
前記無機フィラーとしては、前記害虫防除剤がアルカリ
に弱いため、水酸化アルミ (Al(OH)3 )等の
中性のものが好ましいが、アルカリ性のものでも例えば
、チタン系、シラン系カップリング剤等で表面処理を施
した炭酸マグネシウム(MgCO)、珪酸カルシウム、
シリカ、タルク、珪そう土等を用いることができ、また
、酸化白土(酸性)等も使用できる。
この微小粒状の無機フィラーは前記成形体が表面の小さ
な摩擦力或いは剪断力等の外力で容易に細かな粉状体に
なるのを助長する。また、この無機フィラーは増量剤と
しての役目も果たすものである。
このような作用を有効に発揮させるために、この無機フ
ィラーは、ウレタンポリマーに対して200〜600重
量%、好ましくは300〜400重量%の配合率を占め
る様に混合される。また、この微小粒状の無機フィラー
の粒度は平均粒径が5〜150μ程度のものが好ましく
用いられる。また、前記無機フィラーとして、粒径の小
さいものばかりを用いた場合、理論的には同一混合量で
も前表面積が大となり、それだけウレタンポリマーと微
小粒体との固着力も小さくなるため粉化脱落し易(なる
が、他方では粘度が大きくなり過ぎたり、ウレタンポリ
マーによる固着力が小さくて成形体の形状保持性が十分
でなかったりするため、結局、無機フィラーを多量に混
合することができず、そのため上記長所を充分にいかし
きれないきらいがある。また、ポリマーの被覆により表
面も平滑となるため、粉化脱落させるには、強い摩擦力
や剪断力を加える必要がある。これに対して粒径の大き
いものばかりを用いた場合に、上述と逆になる。
この場合、表面は粗面となるため、ひっかかりは生ずる
がザラザラの大きな粒径が脱落する傾向になる。このた
め、粒径のちいさなものと適当に大きいもの、例えば粒
径10〜60μのものと65〜130μのものを5:1
乃至6:1の比率で配合することが望ましい。
次に、本発明に係る害虫防除材の徐放性を確認するため
下記の組成割合より成る3種類の組成物(1)(2)(
3)を調製して実験を行った。
証成春ユ土と ポリオール成分           15.0%(有
機イソシアネート、ポリエステ ルポリオール、平均分子量3000、 分岐数2) イソシアネート成分         7.0%(有機
イソシアネート、ポリエーテ ルポリオール、平均分子量1000、 分岐数3) 無機フィラー             71.2%(
水酸化アルミニウムをチタンカッ プリング処理、平均粒径80μm/ 40μm(1:4)) 有機フィラー              5.0%(
架橋ポリアクリレート樹脂、平均 粒径90μm) シリコンオイル           0.3%害虫防
除剤■             1.5%皿底腹ユ主
と ポリオール成分           13.5%(有
機イソシアネートポリエーテ ルポリオール、平均分子量600、 分岐数2) イソシアネート成分         7.5%(有機
イソシアネート、ポリエーテ ルポリオール、平均分子量600、 分岐数3) 無機フィラー             68.7%(
珪酸力リシウムをシランカップリ ング処理、平均粒径90μm150μm(1: 5) 
) 有機フィラー              6.3%(
塩素化ポリエチレン樹脂(塩素化 率30%)、平均粒径150μm) 害虫防除剤I            1.5%害虫防
除剤■            1.5%朋JU灯」」
Ω− ポリオール成分           14.2%(有
機イソシアネート、ポリエーテ ルポリ第2ル、平均分子量1500、 分岐数2) イソシアネート成分         7.5%(有機
イソシアネート、ポリエーテ ルポリオール、平均分子量600、 分岐数2) 無機フィラー            68.7%(水
酸化アルミニウムをチタンカッ プリング処理、平均粒径75μM1 50μm(1:5)) 有機フィラー            4.8%(ポリ
ビニルアルコール+l脂1化 度70%)、平均粒径110 pm )シリコンオイル
            0.8%害虫防除剤■   
         2.0%害虫防除剤「2.0%。
(実験例1) 上記組成例における組成物(3)を塩化ビニル合成皮革
の基布面に塗布し、中1.5cmx長さ60cm×厚0
.6cmの首輪を作成したものを本発明の実施品とし、
比較のために市販の10%DDVPを練り込んだ塩化ビ
ニル樹脂性首輪を用い、それを6ケ月間で定温貯蔵した
ものを従来品(1)、市販直後のものを従来品(2)と
し、これら首輪を犬の首に取り付け、害虫防除剤の放出
量を所定日数毎に測定した。
その結果を第4図に示す。縦軸は害虫防除剤の放出量(
日単位)横軸は時間(日単位)である。
第4図からあきらかな様に、従来品は害虫防除剤を短期
間で放出してしまうのに対して、本発明の実施品は定量
的摩擦粉化により長期間にわたって放出速度を一定に保
持している。従って、製品としての寿命(直線の終点で
示される。)はポリマーの塗布厚みを調整することによ
り容易に調整できることがわかる。
(実験例2) また、本発明の実施品の長期間にわたる殺虫効果を確認
するための実験を行った。即ち、上記組成例で示した各
組成物(1)〜(3)を夫々塩化ビニル合成皮革の基布
面に塗布し、巾2.0qm x長さ60cm X厚さ0
.6cmの首輪を作成し、これを1ケ月間室温で放置し
た後、JIS−L−0849(染色堅ろう度試験方法)
に準じ、学振型1g擦試験機(荷重200g)で綿布に
より100回摩擦し、約30日量大の首に実際使用した
状態に相当させ、これを10cmの長さに切断したもの
をそれぞれ試料(1)〜(3)とし、各試料を中1.5
cI11.高さ5cm−、長さ10cmのプラスチンク
製ケースの底に敷き、イヌノミ各10gを放した後、ケ
ースの上部にネットを張り、ノミの逃亡を防いで殺虫効
果を調べた。また、比較のため、従来品である市販の1
0%DDVPを練り込んだ塩化ビニル樹脂製首輪を用い
て同様に実験した。
効果の判定は、10頭すべてがノックダウンするまでの
時間を測定し、その後試料のない状態に24時間放置し
た後の致死率を調べた。その結果を第1表に示す。なお
、第1表中*印は、2時間経過した時点でも全数はノッ
クダウンしなかったものである。実験はその後試料のな
い状態にして継続した。
(実験例3) 更に、動物に実際に取付けた状態での効果を確認する実
験を行った。即ち、試料として上記の如く各組成物(1
)(2)(3)を塗布した首輪を作製すると共に、比較
のためにの従来品として上記と同じ首輪を用意し、これ
らの首輪を取付ける前に、予め補集しておいたイヌノミ
20頭を犬に放ち、ノミが犬の体毛中に入り込んだこと
を確認した後、各試料及び従来品の首輪を犬の首に取付
け、所定日数ごとに目視で犬に残存しているノミの数を
調べた。
各経過日数における残存率c%)で示した結果を第2表
に示す。
(以下、余白) 芽じし表 本発明の実施品は、実験例1及び2で確認したように長
時間殺虫効果を持続すると共に、その殺虫効果が従来品
に比較して高いことが実験例2及び3によって確認でき
た。
(発明の効果) 本発明の動物用害虫防除材によれば、以上の説明から明
らかなようにウレタンプレポリマーであるイソシアネー
ト成分とポリオール成分とを反応させて成り、且つ、微
小粒状の無機フィラーと害虫防除剤を担持せしめた粒状
の有機フィラーとによって構成した粉化脱落するポリマ
ー組成物を基材上に保持形成したものであるから、前記
基材をベット等の動物に着用させることによってポリマ
ー組成物の形成体表面に小さな摩擦力や剪断力が作用し
ただけで、害虫防除剤を担持せしめた粒状の有機フィラ
ーが無機フィラーと共に徐々に脱落飛散し、究極的に動
物の体全体に散布され害虫に確実に接触して害虫をノッ
クダウンさせ死に至らせ、或いは効果的に忌避できるも
のである。
また、粉化脱落によって、常に新しい粒状の有機フィラ
ー、即ち害虫防除剤を現出させることができ、しかも徐
放性とあいまって長期にわたって害虫防除効果を持続さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はペット用首輪の一部縦断正面図、第2図はポリ
マー組成物の成形体の表面部の拡大断面図、第3図は粉
化脱落した粉状体の拡大断面図、第4図は害虫棒状剤の
放出特性を示すグラフである。 1・・・ペット用首輪(動物用害虫防除材)、2・・・
基材、3・・・成形体、4・・・剥離シート、5・・・
有機フィラー、6・・・無機フィシ〜、7・・・ポリマ
ー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 易崩壊性ポリマーと、微小粒状の無機フィラーと、害虫
    防除剤を担持せしめた粒状の有機フィラーとによって構
    成した粉化脱落するポリマー組成物を基材上に保持成形
    したことを特徴とする動物用害虫防除材。
JP17390685A 1985-08-07 1985-08-07 動物用害虫防除材 Expired - Lifetime JPH0678206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17390685A JPH0678206B2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07 動物用害虫防除材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17390685A JPH0678206B2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07 動物用害虫防除材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6233101A true JPS6233101A (ja) 1987-02-13
JPH0678206B2 JPH0678206B2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=15969269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17390685A Expired - Lifetime JPH0678206B2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07 動物用害虫防除材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0678206B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0678206B2 (ja) 1994-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4971796A (en) Slow release pest control granule composition
TW592634B (en) Collar containing a novel gel formulation to control arthropod infestation of animals
US5296227A (en) Attractant decoy for controlling bont ticks
US6319511B1 (en) Termite and boring insect barrier for the protection of wooden structures
US5484600A (en) Insecticidal composite timed released particle
JP2002503680A (ja) 木材害虫の木製構造物に対する接触を防ぐバリア
JP2794590B2 (ja) 防虫ネット
JPH05194127A (ja) 有害生物駆除成形品
US6099850A (en) Termite and boring insect barrier for the protection of wooden structures
Witchey-Lakshmanan Long-acting control of ectoparasites: a review of collar technologies for companion animals
JPS6233101A (ja) 動物用害虫防除材
US7713537B2 (en) Insect control device for prolonged treatment of animals containing coumaphos and diazinon
大坪敏朗 et al. Formulation factors of fenvalerate microcapsules influencing insecticidal efficacy and fish toxicity
EP0338821A2 (en) Devices and means for applying substances externally to animals
AU661401B2 (en) Insecticide support material
AU2002329881A1 (en) Insect control device for prolonged treatment of animals containing coumaphos and diazinon
JPS6154370B2 (ja)
JPH0436124B2 (ja)
US20080115737A1 (en) Insect control device for prolonged treatment of animals containing coumaphos and diazinon
JPS6211042A (ja) 動物用害虫防除材
JPH07284364A (ja) 動物忌避方法及び動物忌避製品
JPS63150203A (ja) 土の中に存在する有害生物を抑制するための無毒化された有害生物防除分散物樹脂組成物およびそれを調製する方法
JPS6339214B2 (ja)
US20080187566A1 (en) Sustained release delivery systems for turf, pasture, and home applications
JPH06141724A (ja) 防虫基材