JPH07284364A - 動物忌避方法及び動物忌避製品 - Google Patents

動物忌避方法及び動物忌避製品

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JPH07284364A
JPH07284364A JP11328994A JP11328994A JPH07284364A JP H07284364 A JPH07284364 A JP H07284364A JP 11328994 A JP11328994 A JP 11328994A JP 11328994 A JP11328994 A JP 11328994A JP H07284364 A JPH07284364 A JP H07284364A
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animal
repellent
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water
animal repellent
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JP11328994A
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Kichinosuke Nakamura
吉之助 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、安定した動物忌避効果を長期間奏
するとともに動物忌避効果が落ちたときに動物忌避効果
を再生可能とすることによって、経済的負担を軽減し長
期間使用できる動物忌避剤組成物及び動物忌避製品を提
供することにある。 【構成】 動物の侵入を阻止すべき場所、動物の侵入を
阻止すべき場所の周囲、又はその場所或はその周囲への
進入路に持続性又は徐放性の動物忌避製品を配置するこ
とを特徴とする所定の場所への動物の侵入阻止方法、及
び本質的に動物忌避剤と吸水性高分子化合物からなるこ
とを特徴とする持続性又は徐放性の動物忌避剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、持続性又は徐放性を有
する動物忌避剤、一個又は複数の孔を有する容器内に持
続性又は徐放性を有する動物忌避剤を収納してなる動物
忌避製品、及び持続性又は徐放性を有する動物忌避剤、
又は動物忌避製品を用いる、所定の場所への動物の侵入
阻止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】子供の遊び場、特に砂場は、犬、猫など
の動物の排泄による糞、尿による汚染、犬、猫などの動
物の排泄物による大腸菌、回虫卵などによって汚染され
ており、これらの汚染が社会問題になっている。この問
題の解決法として、動物忌避剤を約10日から20日間
隔で散布して犬、猫の砂場への侵入を阻止することによ
って砂場の汚染を防止することが考えられる。従来の動
物忌避剤は、天日による化学変化と雨水による流失によ
って動物の忌避効果を奏する有効期間が非常に短く、そ
の効果も不安定であるため、動物忌避剤の散布期間を短
くする必要があり、そのため労働負担と経済的負担が非
常に大きい。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は、安定した動
物忌避効果を長期間奏するとともに動物忌避効果が落ち
たときに動物忌避効果を再生可能とすることによって、
上記の問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、本質的に、動
物忌避剤と吸水性高分子化合物とからなる動物忌避剤組
成物である。本発明は、動物忌避剤の溶液に吸水性高分
子化合物の粉末を混入することによって、吸水性高分子
化合物の特徴である保水性と動物忌避成分の徐放性によ
って動物忌避成分の放散量を抑制して動物忌避効果を安
定的にかつ長期間維持させることに基づく。動物忌避剤
としては、特に限定されない。犬、猫類の忌避剤として
は、使用する場所が砂場のような所では人畜に無害であ
って人に嫌悪感を与えないものが特に望ましく、柑橘類
系の臭いを放散するもの、シトラールなどが最も好まし
い。動物の侵入を阻止すべき場所としては砂場、庭、花
壇、物置や床下などの住み着き場所、生ごみの置き場所
などがあげられる。持続性又は徐放性の動物忌避製品を
動物の侵入を阻止すべき場所に配置するには動物への忌
避効果を奏する間隔をもってこれを配置することが必要
である。
【0005】持続性又は徐放性の動物忌避剤組成物は、
本質的に、動物忌避剤と吸水性高分子化合物とからな
り、また動物忌避剤を含浸せしめた担体と、その表面を
被覆し、動物が忌避する臭気を徐々に放散する被覆層と
よりなる。動物忌避製品は、一個又は複数の孔を有する
容器又は布製或は細かい穴を有する不織布に、動物忌避
剤を含浸せしめた担体と、その表面を被覆する吸水性高
分子化合物からなる被覆層とよりなる持続性又は徐放性
の動物忌避剤、本質的に動物忌避剤と吸水性高分子化合
物からなる持続性又は徐放性の動物忌避剤を収納してな
る。好ましい動物忌避製品は、複数の孔を有する可撓性
の管状物又は非可撓性の管状物内に、本質的に動物忌避
剤と吸水性高分子化合物からなる持続性又は徐放性の動
物忌避剤を収納してなる。例えば、動物忌避製品を製造
するには、布製の袋体に吸水性高分子化合物の粉末を入
れ、開口部を閉じ、この袋体をそのまま、又は孔をあけ
た球状、筒状などの適当な容器に収納し、この袋体又は
容器内の吸水性高分子化合物の粉末に動物忌避剤の溶液
を注入するか、吸水性高分子化合物の粉末を収納した袋
体又は容器を動物忌避剤の溶液に浸漬すると、吸水性高
分子化合物は膨潤しゼリー状となる。図1は、細長い布
製の袋体11に吸水性高分子化合物の粉末12を入れ、
これを所定の間隔をもって孔131のあいた管状物(可
撓性チューブ又はパイプ)13に挿通し、孔131より
動物忌避剤の溶液14を吸水性高分子化合物の粉末12
に注入して製造した動物忌避製品10である。いずれの
動物忌避製品でも、動物忌避成分の放散量が少なくなっ
たときには、吸水性高分子化合物が吸水性であるので、
動物忌避剤の溶液を再注入し、必要があれば吸水性高分
子化合物を、好ましくは水溶液の状態で補充して繰り返
し利用できる。
【0006】所定の場所への動物の侵入阻止方法として
は、動物の侵入を阻止すべき場所、動物の侵入を阻止す
べき場所の周囲、又はその場所或はその周囲への進入路
に、袋体に吸水性高分子化合物と動物忌避剤とからなる
持続性又は徐放性の動物忌避組成物を収納した動物忌避
製品、一個又は複数の孔をあけた容器に吸水性高分子化
合物と動物忌避剤とからなる持続性又は徐放性の動物忌
避組成物を収納した動物忌避製品、又は複数の孔を有す
る可撓性の管状物又は非可撓性の管状物内に、本質的に
動物忌避剤と吸水性高分子化合物からなる持続性又は徐
放性の動物忌避剤を収納してなる動物忌避製品を配置す
ることがあげられる。図2は、複数の孔131を有する
可撓性の管状物13又は非可撓性の管状物13内に、本
質的に動物忌避剤14と吸水性高分子化合物12からな
る持続性又は徐放性の動物忌避剤組成物12、14を収
納してなる動物忌避製品10を砂場Sの周囲に配置した
状態を表す。
【0007】
【作用】本発明は、本質的に、動物忌避剤と吸水性高分
子化合物との結合によって、動物忌避剤の溶液が吸水性
高分子化合物の粉末に水分とともに保持され、吸水性高
分子化合物の特徴である保水性と動物忌避成分の徐放性
によって動物忌避成分の放散量を長期にわたって抑制し
て動物忌避効果を安定的にかつ長期間維持させる。また
動物忌避組成物は、容器又は管状物の中に収容されてい
るので直射日光による光化学反応、紫外線による作用を
受けず、雨水により流失されることもない。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、(1)本質的に、動物
忌避剤と吸水性高分子化合物との結合によって、動物忌
避剤の溶液が吸水性高分子化合物の粉末に水分とともに
保持され、吸水性高分子化合物の特徴である保水性と動
物忌避成分の徐放性によって動物忌避成分の放散量を長
期にわたって抑制して動物忌避効果を安定的にかつ長期
間維持させることができる、(2)動物忌避組成物は、
容器又は管状物の中に収容されているので直射日光によ
る光化学反応、紫外線による作用を受けず、雨水により
流失されることもなく、動物忌避成分の放散量を長期に
わたって抑制して動物忌避効果を安定的にかつ長期間維
持させることができる、(3)いずれの動物忌避製品で
も、動物忌避成分の放散量が少なくなったときには、吸
水性高分子化合物の吸水性により動物忌避剤の溶液を再
注入して繰り返し利用できるので、経済的負担を著しく
低下させ、かつ労働負担が極めて小さい、(4)動物の
侵入を阻止する場所へ動物忌避製品を設置するのが非常
に簡単でその費用も非常に安価であって、動物の侵入を
効果的に阻止できる、(5)犬、猫類の忌避剤として、
柑橘類系の臭いを放散するもの、シトラールなどを用い
たときには、動物忌避製品を配置する場所が砂場のよう
な所では人畜に無害であって人に嫌悪感を与えない、
(6)動物の侵入を阻止する場所の周囲を動物の忌避効
果を奏する間隔をもって動物忌避剤を放散させることに
よって動物の侵入を確実に阻止することができるなど、
本発明は優れた効果を奏する。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】 動物忌避剤組成物を布製袋に入れて複数の穴
をあけた管状物に収納した動物忌避製品の部分断面図。
【図2】 動物忌避剤組成物を布製袋に入れて複数の穴
をあけた管状物に収納した動物忌避製品を砂場の周囲に
配置した状態の説明図。
【符号の説明】
10・・動物忌避製品 11・・袋体 12・・吸水性
高分子化合物 13・・管状物 131・・孔 14・
・動物忌避剤 S・・砂場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 25/34 Z 65/00 Z

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物の侵入を阻止すべき場所、動物の侵
    入を阻止すべき場所の周囲、又はその場所或はその周囲
    への進入路に持続性又は徐放性の動物忌避製品を配置す
    ることを特徴とする所定の場所への動物の侵入阻止方
    法。
  2. 【請求項2】 動物の侵入を阻止すべき場所、動物の侵
    入を阻止すべき場所の周囲、又はその場所或はその周囲
    への進入路に持続性又は徐放性の動物忌避製品を動物へ
    の忌避効果を奏する間隔をもって配置することを特徴と
    する所定の場所への動物の侵入阻止方法。
  3. 【請求項3】 動物の侵入を阻止すべき場所、動物の侵
    入を阻止すべき場所の周囲、又はその場所或はその周囲
    への進入路に持続性又は徐放性の動物忌避製品を連続し
    て配置することを特徴とする所定の場所への動物の侵入
    阻止方法。
  4. 【請求項4】 動物忌避剤を含浸せしめた担体の表面を
    被膜形成可能な物質で被覆してその表面に動物が忌避す
    る臭気を徐々に放散する被覆層を形成したことを特徴と
    する持続性又は徐放性の動物忌避剤。
  5. 【請求項5】 動物忌避剤を含浸せしめた担体の表面を
    高分子化合物で被覆してその表面に被覆層を形成したこ
    とを特徴とする持続性又は徐放性の動物忌避剤。
  6. 【請求項6】 動物忌避剤を含浸せしめた担体と、その
    表面を被覆する吸水性高分子化合物からなる被覆層とよ
    りなることを特徴とする持続性又は徐放性の動物忌避
    剤。
  7. 【請求項7】 本質的に動物忌避剤と吸水性高分子化合
    物からなることを特徴とする持続性又は徐放性の動物忌
    避剤組成物。
  8. 【請求項8】 本質的に柑橘類系の臭いを放散する犬、
    猫類の忌避剤と吸水性高分子化合物からなることを特徴
    とする犬、猫類の忌避剤組成物。
  9. 【請求項9】 本質的にシトラールよりなる犬、猫類の
    忌避剤と吸水性高分子化合物からなることを特徴とする
    犬、猫類の忌避剤組成物。
  10. 【請求項10】 動物忌避剤と吸水性高分子化合物と水
    分からなることを特徴とする持続性又は徐放性の動物忌
    避剤組成物。
  11. 【請求項11】 柑橘類系の臭いを放散する犬、猫の忌
    避剤と吸水性高分子化合物と水とからなることを特徴と
    する犬、猫類の忌避剤組成物。
  12. 【請求項12】 シトラールよりなる犬、猫の忌避剤と
    吸水性高分子化合物と水とからなることを特徴とする
    犬、猫類の忌避剤組成物。
  13. 【請求項13】 一個又は複数の孔を有する容器及び細
    かい穴を有する袋から選択される収納体内に、動物忌避
    剤を含浸せしめた担体の表面を被覆する吸水性高分子化
    合物でもって被覆した動物忌避剤を収納してなることを
    特徴とする動物忌避製品。
  14. 【請求項14】 一個又は複数の孔を有する容器及び細
    かい穴を有する袋から選択される収納体内に、本質的に
    動物忌避剤と吸水性高分子化合物からなる動物忌避剤組
    成物を収納してなることを特徴とする動物忌避製品。
  15. 【請求項15】 複数の孔を有する可撓性の管状物又は
    非可撓性の管状物内に、本質的に動物忌避剤と吸水性高
    分子化合物からなる持続性又は徐放性の動物忌避剤を収
    納してなることを特徴とする動物忌避製品。
  16. 【請求項16】 動物の侵入を阻止すべき場所、動物の
    侵入を阻止すべき場所の周囲、又はその場所或はその周
    囲への進入路に、複数の孔を有する可撓性の管状物又は
    非可撓性の管状物内に、本質的に動物忌避剤と吸水性高
    分子化合物からなる持続性又は徐放性の動物忌避剤を収
    納してなる動物忌避製品を配置することを特徴とする所
    定の場所への動物の侵入阻止方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001335403A (ja) * 2000-05-25 2001-12-04 Mitsui Chemicals Inc 揮発性有機化合物放出製剤の製造方法
JP2004155694A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Topics:Kk シロアリ防除材料、シロアリ防除剤、及び、シロアリ防除剤の使用方法
KR100871765B1 (ko) * 2007-07-19 2008-12-05 주식회사 세스코 해충 포획 장치
JP2018140978A (ja) * 2017-02-24 2018-09-13 猛 湯澤 ヘビの忌避方法及び忌避剤

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