JPS6232842Y2 - - Google Patents

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JPS6232842Y2
JPS6232842Y2 JP17559184U JP17559184U JPS6232842Y2 JP S6232842 Y2 JPS6232842 Y2 JP S6232842Y2 JP 17559184 U JP17559184 U JP 17559184U JP 17559184 U JP17559184 U JP 17559184U JP S6232842 Y2 JPS6232842 Y2 JP S6232842Y2
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JP
Japan
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inorganic fiber
partition
unit
inorganic
fiberboard
Prior art date
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JP17559184U
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JPS6190513U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は折曲可能な無機質繊維板、特には表面
を通気性のある表装材で被覆して、吸音性を生か
した無機質繊維単位体を折曲可能に連結し、該連
結体そのもので間仕切り、吸音板等に適用して好
適な折曲可能な無機質繊維仕切板に関する。
(従来の技術) 従来、広いフロアを本格的に壁面で仕切つて適
宜の小部屋にする以外に、一応の仕切りをして他
の部分と区画するような場合には、一般にガラス
をはめ込んだ衝立を適宜に組合わせて、間仕切り
とすることが行われている。斯かるガラス式の衝
立は、単に枠体の上半部にガラスをはめ込み、下
半部は金属性の板体を組付けたもので、精々該枠
体、板体等の塗装を種々着色してあるだけのもの
にすぎない。
(考案が解決しようとする問題点) 従つて、上記の如きガラス式の衝立をそのまま
衝立として、或は組合せ連結して間仕切り等とし
て使用した場合は、周囲の明りが透過して明るさ
を確保することは出来るが、外観的に変化がなく
単調であり、仕切面としても平板による直線的な
ものに限られ、冷たい感じで、いわゆる事務的な
雰囲気におかれてしまうという感が免かれ得ず、
吸音性は殆どないので、音が反響してしまう等の
不都合な問題があつた。
本考案は上述の如き各問題点に鑑み、外観的に
ソフトな感じを与え、表装の種類、色等によつて
容易に各種の雰囲気に合わせることができ、意匠
性に極めて優れたものとすることができる上、仕
切面も直線状、曲線状等の設定が容易で、選択的
に任意の形態に設定、変更することができ、しか
も吸音性がよく、音響効果上極めて優れた折曲可
能な無機質繊維仕切板を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は縦長に保
形可能に成形した無機質繊維単位体の複数個を、
適宜の単位幅となるようにして可撓性を有する
布、合成樹脂等の連結材に接着乃至はそれで連結
する袋体としてそれらに封入する等で並列に固定
し、該無機質繊維単位体の表出部を通気性を有す
る布、フエルト、ニードルパンチシート、或は静
電植毛体等による表装材で被覆してなり、さらに
該無機質繊維単位体の連結構成体の全部又は一部
の下部に重量のある脚を装着し、所望により該構
成体の両側に相互に連結するための結合部材を配
設したものである。
無機質繊維単位体としてのたとえばグラスウー
ルボード、ロツクウールボード等は約60〜150
Kg/m3、好ましくは80〜96Kg/m3程度の密度のも
のを使用するのがよく、これより密度が小さいと
ボードとしての硬度がなくなつてしまい、保形性
が不足し、これよりも密度が大きいと目が詰まり
すぎ、吸音性が極度に低下してしまう。無機質繊
維単位体の表出部に表装材を被覆する場合には、
該単位体の被覆面に接着剤を塗布して貼着する
か、静電植毛等を行うが、この場合の接着剤は目
を詰まらせないようなエマルジヨン系接着剤等を
用いる。静電植毛の場合は、0.2〜20mm程度の長
さの短繊維のものが用いられる。
(作用) 斯くして、本考案の折曲可能な無機質繊維板に
よれば、可撓性を有する連結材に縦長の無機質繊
維単位体が一体に並設されているので、該単位体
の断面形状を連結部を中心にして両側に台形、半
円形等にしておけば、並設単位体の相互間で干渉
することなく、貼着乃至は封入してある連結材の
可撓性により一定角度折曲可能なので、間仕切り
として用いる場合には、滴当な長さのものを所要
の形状に折曲し、直立配設すれば、下部に重量の
ある脚が装着されているので安定的にそのまま間
仕切りとすることができる。しかも該無機質繊維
板は表面が通気性を有する表装材で被覆されてい
るので、吸音性に優れ、小空間に仕切つた場合、
他部との相互間において音の影響を少なくするこ
とができ、音響効果も上げることができる。又表
装材を適宜に着色等しておくことにより、周囲の
雰囲気と容易に適合せしめることができ、意匠的
にも優れたものとすることができるので、種々の
場に合つた間仕切りとすることができる。
(実施例) 以下、図示した実施例に基き本考案をさらに詳
述するが、第1図は本考案に係る無機質繊維板の
一部を省略し一部を破断して示した部分分解斜視
図、第2図は第1図実施例の−線拡大分解断
面図、第3図乃至第5図はそれぞれ第1図実施例
を折曲展開した場合の異なる例の概略説明図であ
る。
第1,2図においては、無機質繊維単位体をシ
ート状の連結材の両側に貼着して連結体とした場
合を示しているが、1は無機質繊維板で、断面が
台形状をなした縦長の無機質繊維単位体2が、そ
の台形底面側において、可撓性のシート状の連結
材3の両面に対称的に接着され、相互に接するよ
うにして並列に適数個配設されており、該対称的
な各単位体2,2の下部には、重量のある脚4が
嵌合装着されている。
無機質繊維単位体2は、たとえばグラスウー
ル、ロツクウール等を60〜150Kg/m3程度の密度
で、底面幅200mm、厚さ50mm程度に接着剤を介し
て成形してなつており、各単位体2の下部には、
貼着した連結材3に沿つて金属乃至は合成樹脂製
の板体からなる係合板5が、一体に突出して固定
配設されている。脚4はたとえば鉄等の重量のあ
る金属等で、連結材に対して両面対称的に形成さ
れた単位体2,2と同形状に形成されており、第
2図に示す如く、上部には係合板5が嵌合する長
孔6が形成され、係合板5が該孔6に嵌挿された
時、該係合板6を両側から圧着挟持するように作
用する板ばね7,7が、該係合板6の突出長さよ
りも短かい長さに形成されている。斯かる単位体
2を並列配設してなる無機質繊維板1のユニツト
としての大きさは、たとえば幅900mm、高さ1800
mm等に形成されている。さらに該ユニツトとして
の無機質繊維板1の両側の単位体2には、金属乃
至は合成樹脂製の板体8,9が埋設固定され、一
方の板体8の側方の上下中間位置には、L形の係
止片10が溶接で固定されるか、好ましくは摩擦
回動しうるようにして突出、収納可能に配設され
ており、他方の板体9の対応する位置には、該係
止片10が嵌合係止されるように係合孔11が形
成されている。又各無機質繊維単位体2の表面に
は、適宜着色した薄い布、フエルト、ニードルパ
ンチシート等が、単位体2の目をつぶさないよう
にして接着表装してあるか、或は静電植毛によつ
て同様に表装してあり、該表装材12は無機質繊
維単位体2の表面のみならず、脚4にも形成して
おくのが好ましい。
斯くして、上記構成のユニツトとしての無機質
繊維板1を、所望により係止片10と他の繊維板
1の係合孔11とを嵌合係合して連結させ、第3
〜5図の如く四角形13、丸形14、S字形15
等に折曲配設すれば、そのまま仕切板として作用
することになる。該仕切板13,14,15は下
部が脚4によつて低重心となるので、安定的に直
立設定せしめられる。この際、連結された最終の
繊維板1の側部には、係止片10が突出したまま
となるが、摩擦的に枢動可能にしてあれば、該開
放端部の係止片10は内部に収納できるので、外
観上、使用上において安全であり好ましい。
該無機質繊維板1による仕切りは、表装におい
て適宜に着色、模様付け等ができ、しかも表装材
が通気性を有するものを用いているので、やわら
か味があり、外観的に、意匠的に極めて好ましい
ものとなり、容易に豪華、重厚な感じも出すこと
ができるので、オフイス住宅等における仕切りと
しては勿論、ホテル、レストラン、クラブ等にお
いても、それらの雰囲気に十分適合した仕切りと
して使用することができる。しかも該繊維板1は
吸音性に優れているので、たとえば応接、事務の
コーナー、或はコピー、プリンター、タイプライ
ター等の騒音発生源の設置場所等の仕切りとして
使用すれば、音響効果的にも極めて好ましいもの
となる。
又上述実施例では、シート状の連結材3に両面
対称的に無機質繊維単位体を接着形成し、無機質
繊維板1を形成した場合を述べたが、通気性を有
する布等によつて予め連続する袋体を形成し、該
各袋体に無機質繊維単位体を挿入封止して連結体
を構成するようにしてもよく、この場合には、該
袋体がそのまま上記した表装材12の役を兼ねる
ことになる。
さらに、本考案は上述各実施例に限定されるも
のではなく、たとえば無機質繊維単位体は両面対
称的に配設することなく、片面のみの場合であつ
てもよく、該単位体の幅、形状は適宜に設定でき
るもので、それらの異なるものを組合わせて配列
形成するようにしてもよく、脚は該単位体の全て
に装着することなく、間隔をおいて部分的に設け
るようにしてもよい等のほか、ユニツト板相互の
連結のための係止構成も突起と穴の嵌合式等、他
のものとすることも可能である等、本考案はその
要旨内で種々変形可能なのは勿論である。
(考案の効果) 以上の如く、本考案の仕切板によれば、吸音
性、防火性に優れた無機質繊維材の特徴をそのま
ま生かして、配設形態を直線、曲線のいずれにも
自由に設定できる音響効果的に優れた仕切板とす
ることができ、又表装を適宜選定することによ
り、上記音響効果等を何ら損ねることなく、外観
的な意匠性においても極めて優れたものとするこ
とができ、設置場所の雰囲気に合致せしめること
が容易に可能であり、適用範囲も広い等の特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る無機質繊維板の一部を省
略し一部を破断して示した部分分解斜視図、第2
図は第1図実施例の−線拡大分解断面図、第
3図乃至第5図は第1図実施例を折曲展開した場
合のそれぞれ異なる例の概略説明図である。 1……無機質繊維板、2……無機質繊維単位
体、3……連結材、4……脚、10……係止片、
12……表装材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 縦長に保形可能に成形した無機質繊維単位体の
    複数個を可撓性を有する連結材に並列に固定し、
    上記無機質繊維単位体の表出部を通気性を有する
    表装材で被覆すると共に、上記無機質繊維単位体
    の長手方向の一方端側には脚は装着してなる折曲
    可能な無機質繊維仕切板。
JP17559184U 1984-11-19 1984-11-19 Expired JPS6232842Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17559184U JPS6232842Y2 (ja) 1984-11-19 1984-11-19

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JP17559184U JPS6232842Y2 (ja) 1984-11-19 1984-11-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6190513U JPS6190513U (ja) 1986-06-12
JPS6232842Y2 true JPS6232842Y2 (ja) 1987-08-22

Family

ID=30733192

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JP17559184U Expired JPS6232842Y2 (ja) 1984-11-19 1984-11-19

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JPS6190513U (ja) 1986-06-12

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