JPS6232793Y2 - - Google Patents

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JPS6232793Y2
JPS6232793Y2 JP2611483U JP2611483U JPS6232793Y2 JP S6232793 Y2 JPS6232793 Y2 JP S6232793Y2 JP 2611483 U JP2611483 U JP 2611483U JP 2611483 U JP2611483 U JP 2611483U JP S6232793 Y2 JPS6232793 Y2 JP S6232793Y2
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JP
Japan
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workpiece
robot
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robot arm
arm
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JP2611483U
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JPS59132791U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶接,ねじ締め,検査等所定の作業を
行う作業ロボツトに関するものである。ここにお
いて作業ロボツトなる用語は、一般に産業用ロボ
ツトと総称されているロボツトのうち、ワークの
脱着や搬送等を行う所謂マテリアルハンドリング
ロボツトを除くロボツトを意味する用語として使
用するものである。
作業ロボツトの多くはアームの先端に所定の作
業を行う作業装置を備え、制御装置の制御により
その作業に必要な動作を自動的に行うように構成
されるのであるが、従来の作業ロボツトはそれが
所定の作業を施すべきワークまたは作業後のワー
クを搬送する能力は有しないものであつた。従つ
て、ワークの対象位置への搬入およびその位置か
らの搬出は作業者が行う必要があり、また、これ
らの作業をも自動化しようとする場合には別の搬
送用ロボツトまたはコンベア等の搬送専用装置を
必要とし、設備コストが増大することを避け得な
かつた。
本考案はこのような従来技術の欠点を解消する
ために、作業ロボツトにワーク搬送機能をも付与
することを目的として為されたものであり、その
要旨とするところは、作業ロボツトの所定の作業
を行う作業装置を先端部に備えたロボツトアーム
に、その所定の作業を施されるべきワークまたは
施された後のワークを搬送する少なくとも1個の
搬送ハンドを、ロボツトアームの長手方向と交差
する一軸線回りに回動可能に取り付けるととも
に、その搬送ハンドをそれの上記一軸線から離れ
た自由端部に設けたワーク保持部がロボツトアー
ムの先端近傍に位置する搬送位置とそのワーク保
持部がロボツトアームの先端から離れてワークお
よび作業装置と干渉しない退避位置とに回動させ
る駆動装置を設け、前記所定の作業に加えてワー
クの搬送をも行わせるようにしたことにある。
このように、本来、溶接,ねじ締め,検査等所
定の作業を行うための作業装置を保持するととも
に、その作業装置に所定の作業を行う上で必要な
運動を与えるために設けられているロボツトアー
ムに、簡単な構造の搬送ハンドとその駆動装置と
を取り付けることによつて作業ロボツトにマテリ
アルハンドリングロボツトをも兼ねさせることが
可能となるのである。作業ロボツトの制御装置は
一般にロボツトアームに相当複雑な運動を任意に
与え得るように構成されているのが普通であるた
め、そのロボツトアームに取り付けられた搬送ハ
ンドにワークの搬送に必要な運動を与えるように
したからといつて、作業ロボツト自体の機構部お
よびその制御装置が複雑となつて設備コストの上
昇を招来することは殆どないものである。また、
作業ロボツトとマテリアルハンドリングロボツト
との両方を使用する場合には両者が互いに干渉し
ないように設置し、且つ、作動させることが必要
であるため、それによつて作業ラインの構成に制
約を受けることとなるのに対して、本考案におけ
るように一台のロボツトに所定の作業およびワー
クの搬送を共に行わせる場合にはこのような問題
が生ぜず、作業ラインを単純にすることができ、
また、ラインに要するスペースを節減することが
できる。
さらに、搬送ハンドをそれの先端部に設けたワ
ーク保持部がロボツトアームの先端近傍に位置し
てワークの搬送に適する搬送位置からワークや作
業装置と干渉しない退避位置へ回動運動によつて
退避させるものであるため、直線運動によつて退
避させる場合に比較して比較的小形で簡単な駆動
装置によつて搬送ハンドを大きな距離退避させる
ことが容易であることも本考案の利点の一つであ
る。
以下、本考案を溶接ロボツトに適用した場合を
例として図面に基づいて詳細に説明する。
第1図において10は溶接ロボツトのアームで
あり、基端部が図示を省略する機構部を介してロ
ボツト本体に支持される一方、先端部に溶接トー
チ12を備えている。このアーム10は図示を省
略する制御装置によつて機構部が制御されること
によつて溶接トーチ12に溶接作業に必要なあら
ゆる運動を与え得るようにされているが、これら
機構部,制御装置および溶接トーチ12はよく知
られたものであるので詳細な説明は省略する。
アーム10の先端に近い位置にはギヤボツクス
14が固定されている。このギヤボツクス14に
は3本の回転軸16,18および20が設けられ
ており、回転軸16と18とにはそれぞれギヤ2
2と24とが固定されて互いに噛み合わされてい
る。また、回転軸18と20とにはそれぞれスプ
ロケツト26と28とが固定されており、これら
にはチエーン30が巻き掛けられている。ギヤ2
2と24、ならびにスプロケツト26と28はそ
れぞれ互いに等しい大きさのものとされており、
従つて、回転軸16が一定角度回転するとき回転
軸20はそれと同じ角度だけ逆向きに回転するこ
ととなる。
回転軸16と20との一端部は第2図から明ら
かなようにギヤボツクス14の下面から下方へ突
出しており、この突出端部にそれぞれ搬送ハンド
32と34との基端部が固定されている。これら
搬送ハンド32および34の自由端部には搬送す
べきワーク36の形状に合わせて形成された受部
38および40がワーク保持部として設けられて
いる。回転軸16と20とはアーム10の長手方
向に直角に配置されており、これらの先端に固定
されている搬送ハンド32および34はアーム1
0の長手方向と平行な平面内において回動するこ
とが可能である。
アーム10の中間部にはブラケツト41が固定
されており、エアシリンダ42を上記搬送ハンド
32および34の回動平面と平行な平面内におい
て回動し得るように支持している。このエアシリ
ンダ42のピストンロツド44はヨーク部材46
によつて搬送ハンド32の中間部に回動可能に連
結されている。このエアシリンダ42には電磁弁
48によつて方向を制御され、流量制御弁50お
よび52によつて流量を制御されたエアが供給さ
れるようになつているが、この電磁弁48はロボ
ツトの制御装置からロボツトの作動に関連して出
力される制御信号によつて切り換えられる。ピス
トンロツド44が第1図に示すように伸長させら
れた状態では、搬送ハンド32および34は長手
形状のワーク36の互いに隔たつた二部分を下方
から支持して搬送し得る搬送位置にあり、ピスト
ンロツド44が収縮した状態では第1図に二点鎖
線で示す退避位置へ回動退避させられる。すなわ
ち、本実施例においてはエアシリンダ42,ギヤ
22および24,スプロケツト26および28,
チエーン30等によつて搬送ハンド32および3
4の駆動装置が構成されているのである。
以上のように構成された溶接ロボツトの溶接作
業は、次のようにして行われる。まず、搬送ハン
ド32および34が搬送位置にある状態でアーム
10が制御装置の指令に従つて予め記憶させられ
ている搬送動作を行う。すなわち、ワーク置き台
に整列させられているワーク36の1個を下方か
らすくい上げ、搬送して溶接位置決め治具の所定
の位置に載せるのである。この搬送動作の終了
後、搬送ハンド32および34は退避位置へ回動
させられ、かわりにそれまでワーク36と干渉し
ない位置まで退避させられていた溶接トーチ12
が溶接位置まで回動させられ、アーム10がこの
溶接トーチ12に溶接に必要な運動を与えるよう
に作動する。この溶接作業の間、搬送ハンド32
および34は充分な距離だけ退避させられている
ためワーク36や位置決め治具と干渉する恐れが
ない。
溶接作業終了後、搬送ハンド32および34は
再び搬送位置へ回動させられ、アーム10が搬送
動作を行つて溶接後のワーク36を、前記溶接前
のワークが載置されていたのとは別のワーク置き
台に載せる。
このワーク搬出後、アーム10が予め定められ
ている待機位置へ復帰して一連の溶接作業が終了
するのであるが、このように溶接ロボツト自体に
よつてワークの搬入および搬出が自動的に行われ
るため、その作業のために人手を必要とせず、ま
た、専用の搬送装置を設ける場合に比較して設備
コストを大幅に低減できるのである。
本実施例は搬送ハンド32および34が互いに
対称な位置関係を保ちつつ別個に退避位置へ回動
させられるため、それらが搬送位置にあるときの
受部38と40との間隔を大きくとることがで
き、大形のワークを搬送するのに適している。こ
れに対して搬送すべきワークが比較的小形である
場合には、第3図および第4図に示すように一対
の搬送ハンド60および62が一体的に回動する
ようにすることが可能である。
搬送ハンド60および62は溶接ロボツトのア
ーム10に固定されたギヤボツクス64に支持さ
れた回転軸66の突出端部に固定されており、ク
ロスメンバ68によつて互いに結合されている。
回転軸66に固定されたピニオン70は回転軸7
2に固定されたギヤ74と噛み合わされており、
回転軸72がエアシリンダ76によつてレバー7
8を介して回動させられるとき、搬送ハンド60
および62が一体的に回動させられるようになつ
ている。
上記搬送ハンド60と62とを結合しているク
ロスメンバ68には第4図から明らかなように係
合部材80が固定されており、この係合部材80
は搬送ハンド60および62が第3図に実線で示
す搬送位置へ回動したとき、アーム10に固定さ
れた係合部材82と係合して、搬送ハンド60お
よび62の受部84および86に加えられるワー
ク88の荷重をアーム10に伝達する。係合部材
82にはまたストツパプレート90が取り付けら
れており、このストツパプレート90に係合部材
80の側面が当接することによつて搬送ハンド6
0および62の搬送位置が精度よく規定されるよ
うになつている。その他の部分は前記実施例と同
様であるため、同一の作用を為す部分には同一の
符号を付して両者の対応関係を示し、詳細な説明
は省略する。また、作動についても搬送ハンド6
0および62が一体的に第3図において二点鎖線
で示す退避位置へ回動させられること以外は前記
実施例と同様であるため、説明を省略する。
上記実施例において回転軸72の回転がギヤ7
2とピニオン70との噛み合いによつて増速され
て回転軸66に伝達されるようになつていたた
め、エアシリンダ76の比較的小さい作動ストロ
ークで搬送ハンド60および62を大きな角度回
動させ得る利点が生じたのであるが、レバー78
を回転軸66に直接固定することも可能である。
また、搬送ハンド32,34,60および62
等を回動させるために揺動モータ等回転型のアク
チユエータを使用することも可能であり、電動式
のアクチユエータを用いることも可能である。更
に、前記実施例においては搬送ハンドはすべて横
方向に回動するようにされていたが、搬送すべき
ワークの形状によつては縦方向または斜め方向に
回動する搬送ハンドを設けることも可能である。
要するに搬送ハンドは、それの自由端部にあるワ
ーク保持部がロボツトアームの先端近傍に位置す
る搬送位置と、ロボツトアームの先端から離れる
退避位置とに回動可能であればよいのである。
その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲におい
て当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を施
した態様で本考案を実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である溶接ロボツト
の要部を断面にして示す平面図であり、第2図は
その要部側面図(一部断面)である。第3図は本
考案の別の実施例である溶接ロボツトの要部を断
面にして示す平面図であり、第4図はその要部側
面図(一部断面)である。 10:アーム、12:溶接トーチ、14,6
4:ギヤボツクス、16,18,20,66,7
2:回転軸、22,24,74:ギヤ、26,2
8:スプロケツト、30:チエーン、32,3
4,60,62:搬送ハンド、42,76:エア
シリンダ、70:ピニオン、78:レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶接,ねじ締め,検査等所定の作業を行う作業
    ロボツトの、該所定の作業を行う作業装置を先端
    部に備えたロボツトアームに、該所定の作業を施
    されるべきまたは施された後のワークを搬送する
    少なくとも1個の搬送ハンドを、該ロボツトアー
    ムの長手方向と交差する一軸線回りに回動可能に
    取り付けるとともに、該搬送ハンドをそれの前記
    一軸線から離れた自由端部に設けたワーク保持部
    がロボツトアームの先端近傍に位置する搬送位置
    と該ワーク保持部がロボツトアームの先端から離
    れて前記ワークおよび作業装置と干渉しない退避
    位置とに回動させる駆動装置を設け、前記所定の
    作業に加えてワークの搬送をも行わせるようにし
    たことを特徴とする作業ロボツト。
JP2611483U 1983-02-24 1983-02-24 ワ−ク搬送機能を有する作業ロボツト Granted JPS59132791U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2611483U JPS59132791U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 ワ−ク搬送機能を有する作業ロボツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2611483U JPS59132791U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 ワ−ク搬送機能を有する作業ロボツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59132791U JPS59132791U (ja) 1984-09-05
JPS6232793Y2 true JPS6232793Y2 (ja) 1987-08-21

Family

ID=30157062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2611483U Granted JPS59132791U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 ワ−ク搬送機能を有する作業ロボツト

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JPS59132791U (ja) 1984-09-05

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