JPS6232789A - カラ−撮像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、カラーテレビジョン（以下、テレビジョンを
ＴＶと略記する）撮像装置、特に、色分解縞状フィルタ
を撮像管の光電変換面までの光路中に設けた構成のカラ
ー撮像装置に関する。

（従来の技術） 撮像管の光電変換面までの光路中に色分解縞状フィルタ
を設けて、撮像管の光電変換面上へ撮像対象物の縞状色
分解像を与えて、撮像管から色多重化信号を発生させる
ようにしたカラー撮像装置としては、従来から各種形式
のものが知られていることは周知のとおりであるが、そ
れがいわゆる一般的な位相分離方式に従うものとして構
成されているものであっても、あるいはそれがいわゆる
一般的な周波数分離方式に従うものとして構成されてい
るものであっても１色々な問題点があったので、本出願
人会社では従来の一般的な位相分離方式に従うものとし
て構成されているもの、及び一般的な周波数分離方式に
従うものとして構成されているものにおける問題点のな
いカラー撮像装置を提供するために、特公昭５３−３４
８５４号公報で開示したようなカラー撮像方式を提案し
、また、それの改良として特開昭５９−１５３３９２号
公報に開示されているようなカラー撮像装置、すなわち
、それぞれ所定の細条巾を有する複数種類の色細条片の
特定な配列パターンの繰返しよりなり、前記の配列パタ
ーンの繰返しと対応して定まるｗｉａ管出力出力信号本
波成分の位相が、光の色によって変化する如くに、前記
それぞれの複数種類の色細条片の色が設定されてなる色
分解縞状フィルタを撮像管の光電変換部までの光路中に
備えていて、撮像対象物の光像が色分解縞状フィルタを
介して撮像管の光電変換部に与えられるようにする４成
配置と、前記撮像管からの出力信号の少くともｌフレー
ム期間に対応した情報信号を任意に記憶できる記憶装置
とが設けられており、撮像に先立って任意の特定色を撮
像して、その撮像管出力信号の少くとも１フレーム期間
に対応した情報信号を前記の記憶装置に記憶し、前記の
記憶装置に記憶されている情報信号に基づいて色信号復
調用の参照信号を得て、それにより撮像管の出力信号か
ら同期検波などによって所定の色信号を復調するように
したカラー撮像装置において、記憶装置に記憶されてい
る情報信号を読出して得られる情報信号と、撮像管の出
力信号との２つの信号の内の一方の信号を基準として、
他方の信号の時間軸上での変化唐様を、基準とした一方
の信号の時間軸上での変化態様に一致させるように制御
する手段を設けてなるカラー撮像装置を提供した。

ところが、前記した特開昭５９−１５３３９２号公報に
開示されているカラー撮像装置では、前記のように記憶
装置に記憶されている情報信号を読出して得られる情報
信号と、撮像管の出力信号との２つの信号の内の一方の
信号を基準とし、他方の信号の時間軸上での変化態様を
、前記の基準とした一方の信号の時間軸上での変化態様
に一致させるように制御するのに、水平走査期間におけ
る始端部付近と終端部付近とにそれぞれ設けられている
走査状態の信号発生用のパターンと対応して撮像管の出
力信号中に生じたインデックス信号に基づい゛て得られ
る電子ビーム走査における周波数情報と電子ビーム走査
における各水平走査期間毎の初期位相情報とを用いるよ
うにしていたために、前記した電子ビーム走査における
周波数情報は、映像期間を含んでいる期間を通して得ら
れたものになっている。

しかしながら、映像期間に発生される信号は。

入射光の条件次第では色多重化信号における搬送波が発
生しない場合もあるので、前記した従来のカラー撮像装
置のように、映像期間を含んでいる期間を通して電子ビ
ーム走査における周波数情報を得るようにしている場合
には、映像期間に入射光がなくて色多重化信号における
搬送波が発生しない場合にも、それの影響が生じないよ
うにするための手段が必要とされ、また、安定度の点で
も充分ではないことが問題になった。

また、前記したように撮像に先立って任意の特定色を撮
像して、その撮像管出力信号の少くとも１フレーム期間
に対応した情報信号を記憶できる記憶装置を設けるよう
にしたカラー撮像装置では、記憶装置として記憶容量の
少ないものが使用できれば、カラー撮像装置のコストの
低減にも寄与することができるので、撮像管出力信号を
周波数変換によって低域の周波数の信号として記憶装置
に記憶するようにしたカラー撮像装置も提案された。

第５図は前記した既・提案のカラー撮像装置の一例のブ
ロック図であって、この第５図において○は撮像対象物
、１は撮像レンズ、２は撮像管、３は偏向ヨーク、４は
撮像管２の光電変換部（光電変換面を有するターゲット
）、Ｆは光学的色分解−状フィルタ（色分解縞状フィル
タ）５は撮像管２の前面板、ＰｒＡは前置増幅器、　Ｌ
ＰＦｙ、ＬＰＦ　Ｑは低域通過濾波器（低域濾波器）、
ＢＰＦは帯域濾波器である。

第５図示のカラー撮像装置において、撮像対象物○の光
像が色分解縞状フィルタＦを介して撮像管２の光電変換
部４に与えられると、撮像管２からは前記した撮像対象
物○の光像と対応して、直流成分と特定な繰返し周波数
を有する色多重搬送波が信号によって振幅２位相変調さ
れた被変調波とを含んでいる撮像管２の出力信号が出力
される。

また、この第５図示の撮像装置においては撮像管２の光
電変換部４における水平方向の両端部の内の少くとも一
方の端部と、垂直方向の両端部の内の少くとも一方の端
部との双方について、電子ビームによる走査時に電子ビ
ームによる走査の態様と対応している如きインデックス
信号を発生させうるような信号発生用パターンが、撮像
管２の光電変換部４までの光路中に備えられており、前
記した撮像管２の出力信号中には前記した撮像管２の光
電変換部４における垂直方向の両端部の内の少くとも一
方の端部に設けられたインデックス信号発生用のパター
ンと対応して発生した電子ビーム走査における周波数情
報と、前記した撮像管２の光電変換部４における水平方
向の両端部の内の少くとも一方の端部に設け、られたイ
ンデックス信号発生用のパターンと対応して発生したづ
子ビーム走査における各水平走査期間毎の初期位相情報
とを含んでいる。

第２図はカラー撮像装置において、前記のように撮像管
２における光電変換部４までの光路中に備えさせるべき
インデックス信号発生用パターン、すなわち、撮像管２
の光電変換部４における水平方向の両端部の内の少くと
も一方の端部と、垂直方向の両端部の内の少くとも一方
の端部との双方について、電子ビームによる走査時に電
子ビームによる走査の態様と対応している如きインデッ
クス信号を発生させうるようになされるべき信号発生用
パターンの設定領域が、撮像管２の光電変換部４に対し
て行なわれる電子ビーム走査の範囲と。

どのような関係のものとして構成されればよいのかの設
定例を図示説明したものであり、第２図において、外周
の四角な枠は、ｍ偉力２の光電変換部４に対して行なわ
れる電子ピー１１走査の範囲を示し、また、図中の斜線
図示の領域はインデックス信号発生用パターンの設定領
域を示しており、図における横方向が水平走査の方向で
あり、図における縦方向が垂直走査の方向である。

さらに１色分解縞状フィルタＦは１例えば第３図の（ａ
）に示されているように、赤（Ｒ）、Ｉ＞（Ｇ）。

青（Ｂ）の各色８１条片が予め定められた繰返し順序に
配列されることによって構成されているもの、あるいは
、第３図の（ｂ）に示されているように、緑（Ｇ）、シ
アン（Ｃｙ）、全色光（Ｗ）の各色細条片が予め定めら
れた繰返し順序に配列されることによって構成されてい
るもの、その他、任意に選択された複数種類の色細条片
の特定な配列パターンの繰返しで構成されているものが
使用される。

前記した色分解縞状フィルタＦを構成すべき各色の色細
条片は、輝度特性や色再現性を考慮して。

細条巾や色などが設定されるべきものであって、例えば
、第３図の（ａ）に例示されている色分解縞状フィルタ
Ｆにおいては、（緑の色細条片の細条巾）〉（赤の色細
条片の細条巾）〉（青の色細条片の細条巾）のように各
色細条片の細条巾が定められている例の場合を示してい
る。

第５図示の既提案のカラー撮像装置において、撮像管２
からの出力信号（色多重化信号）は、直流成分と１色分
解縞状フィルタＦにおける色細条片の組の繰返し周期Ｔ
（第３図の（ａ）、（ｂ）中のＴ）の逆数として示され
る周波数を有する如き搬送波が、複数の色情報によって
振幅２位相変調されているような被変調波とを含んでい
る信号形態の信号となるから、その色多重化信号を直流
成分と搬送波の基本波成分とに分け、前記した複数の色
情報によって振幅２位相変調されている搬送波の基本波
成分に対して、それぞれ所定の位相を有する基準信号に
よって同期検波を行なうことによって。

それぞれ所定の色信号を個別に復調することができる。

そして、前記したカラー撮像装置の撮像管の出力信号に
おける搬送波の基本波成分の位相は、色分解縞状フィル
タＦを構成している複数種類の色細条片の色毎に定まっ
ているから、カラー撮像装置による撮像の開始に先立っ
て、色分解縞状フィルタを介して任意の特定な色の光を
撮像すれば。

その時に撮像管の出力信号中に現われる搬送波の基本波
成分の位相は、前記した任意の特定な色の光の色と対応
して定まるものであり、前記した任意の特定な色の光の
色と対応して撮像管の出力信号中に現われる搬送波の基
本波成分の位相は、任意の特定な色の光の色と対応して
いる包埋外の各色の色と対応して撮像管の出力信号中に
現われる搬送波の基本波成分の位相の基準とすることが
でき、前述のように、カラー撮像装置による撮像の開始
に先立って、色分解縞状フィルタを介して任意の特定な
色の光を撮像し、その時に撮像管の出力信号中で得られ
る搬送波の基本波成分を記憶装置に記憶させておき、カ
ラー撮像装置における撮像動作時に、前記の記憶装置に
記憶させておいた搬送波の基本波成分を読出し、それに
基づいて、。

それぞれ所定の位相を有する基準信号を発生させるよう
にすれば、前述した構成のカラー撮像装置によって所要
のカラー映像信号を発生させることができる。

ところで、撮像管２における電子ビームの走査態様が常
に一定不変であれば、前記のようにして記憶装置から読
出された信号に基づいて作られる信号は、常に撮像管２
の出力信号中の基本波と同一の信号となされうるのであ
るが、カラー撮像装置における偏向回路や偏向ヨークは
、それらの安定度が充分ではなく、電子ビームによる走
査の態様は外部磁界によっても変化するから、前記のよ
うに記憶装置に予め記憶させておいた情報信号を読出し
、それに基づいて撮像管２の出力信号中における基本波
と同一の信号を作るようにしても、常に必らずしも正し
い信号が得られるとは限らないので、それの対策が必要
とされる。

第５図において、前置増幅器ＰｒＡから出力された撮像
管２の出力信号（色多重化信号）は、低域通過濾波器Ｌ
ＰＦｙ、ＬＰＦ　Ｑと、帯域濾波器ＢＰＦＩとに供給さ
れ、第４図中で遮断周波数がｆｙとして例示されている
低域通過濾波器ｔ、ｐＦｙからの出力信号（直接波の３
色混合信号）は、広帯域輝度信号Ｓｙとして出力端子６
に出力される。第４図中の曲線ＬＰＦｙは低域濾波器ｔ
、ｐＦｙの通過退域特性例を例示したものであり、また
第４図中の曲線ＬＰＦ　ｆｆ　、ＢＰＦＩなどは、それ
ぞれ低域濾波器ＬＰＦ　Ｑや帯域濾波器ＢＰＦＩなどの
通過帯域特性例を例示しているものである。

第４図中で遮断周波数がｆＱとして例示されている前記
の低域濾波器ＬＰＦ　Ｑからの出力信号は色信号作成の
ために用いられる狭帯域輝度信号ＳＱとしてマトリック
ス回路ＭＴＸに供給され、帯域濾波器ＢＰＦでは色分解
縞状フィルタＦにおけるフィルタ細条の繰返しの態様で
定まる空間周波数ｆｌ付近に存在している基本波による
被変調色信号を抽出して、それを後続する諸口路に供給
する。

すなわち、前記した基本波による被変調色信号は、同期
検波器５ＤＥＴＩ、５ＤＥＴ２に供給されており、また
、前記した基本波による被変調色信号は、周波数変換回
路ＦＣＯＮＶＩとゲート回路Ｇｐ、Ｇｆにも供給されて
いる。

前記したゲート回路Ｇｐは、既述したインデックスパタ
ーンによって各水平走査周期毎に撮像管２の出力信号中
に現われるインデックス信号を抽出するためのものであ
り、また、前記したゲート回路Ｇｆは、既述したインデ
ックスパターンによって各垂直走査周期毎に撮像管２の
出力信号中に現われるインデックス信号を抽出するため
のものである。

そして、前記したゲート回路Ｇｐ、　Ｇｆには、カラー
撮像装置に設けられている同期信号発生器ＳＧで発生さ
れた）１０パルス、　ＶＤパルスに基づき、ゲート信号
発生回路ＧＳｐ、　ＧＳｆでそれぞれ所定のタイミング
で発生されたゲート信号Ｓｐ、　Ｓｆが供給されること
により、前記したゲート回路ｃｐでは撮像管２の出力信
号中から、既述したインデックスパターンによって各水
平走査周期毎に撮像管２の出力信号中に現われているイ
ンデックス信号を抽出し、また、前記したゲート回路Ｇ
ｆは、既述したインデックスパターンによって各垂直走
査周期毎に撮像管２の出力信号中に現われる既述したイ
ンデックス信号を抽出する。

第５図中に示されているブロックＰＣＯＭＰは位相比較
回路、ブロックＦＣＯＭＰは周波数比較回路である。記
憶装置ＭＡは、カラー撮像装置によるカラー撮像が開始
される前に、任意の特定色を撮像して得た撮像管の少く
とも１フレーム期間と対応した情報信号を記憶し、また
、カラー撮像装置による撮像動作が開始された後の状態
においては、前記の記憶された情報信号を時間軸上で連
続した状態の信号として送出できるような記憶及び読出
し動作を図示されていない信号源からのクロックパルス
によって行なうことができるように構成されたものが使
用されるのであり、また、記憶装置ＭＡ中に用いられる
記憶素子としては、それがデジタルメモリであっても、
アナログメモリであっもよいのである。

前記のように搬像対象物の撮像に先立って記憶ｌ［ＭＡ
に対して行なわれるべき撮像管の出力信号中の基本波成
分（帯域濾波４叶Ｆを通過した信号成分）の少なくとも
ｌフィールド期間以上の情報信号の記憶動作は、カラー
撮像装置に設けられている図示されていない操作部にお
ける所定の操作釦を操作することによって開始されるの
であり、カラー撮像装置に設けられている操作部におけ
る所定の操作釦を操作したときに、例えば撮像管へ任意
の特定な色の光が自動釣に与えられ、また、記憶袋［Ｍ
Ａが記憶モードとされて、撮像管２の出力信号における
帯域濾波ｒ：ＩＢＰＦを通過した撮像管出力信号中の基
本波成分が周波数変換回路ＦＣＯＮＶＩによって周波数
変換された状態の信号が少くとも１フレーム期間だけ記
憶される。

また、記憶装置ＭＡに前記の信号が記憶され終って、記
憶袋［ＭＡが読出しモードにされてメモリからそれに記
憶さ九ていた情報信号が繰返し読出されたときに、記憶
装置ＭＡから出力された情報信号は、周波数変換回路Ｆ
ＣＯＮＶ２によって周波数変換されて、撮像管の出力信
号と同じ周波数帯域の信号に復原されてから基準信号発
生器ＳＳＧに供給されるのである。

そして、位相比較回路ＰＣＯＭＰ　、周波数比較回路Ｆ
ＣＯＭＰ　、電圧制御発振器ＶＣＯ１周波数変換回路Ｆ
ＣＯＮｖ２、記憶袋［ＭＡなどの各構成部分が関連動作
するようにして、記憶装置ＭＡから読出された情報信号
が周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２により周波数変換された
情報信号の一時間軸上での変化の態様が、撮像動作時に
実際に撮像管から出力されている出力信号における時間
軸上での変化の態様に追従して変化しているものにする
のである。

既述のように、帯域濾波器ＢＰＦから出力された被変調
色信号は同期検波器５ＤＥＴＩ、　５ＤＥＴ２と１周波
数変換回路ＦＣＯＮＶＩと、周波数比較回路ＦＣＯＭＰ
と。

位相比較回路ＰＣＯＭＰとにそれぞれ供給されているが
、前記した周波数変換回路ＦＣＯＮＶＩには１周波数変
換用の搬送波が発振器Ｏ３Ｃから与えられる（第５図示
の例における周波数変換回路ＦＣＯＮＶＩには。

後述されている周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２に対して周
波数変換用の搬送波を供給している発振器ＯＳＣと同一
の発振器Ｏ８Ｃから周波数変換用の搬送波が供給される
ようになされている）。

前記した周波数変換回路ＦＣＯＮＶＩから出力された信
号は、記憶装置ＭＡが杏込みモードになされたときに記
憶装置ＭＡに記憶され、前記の記憶袋ｆ！ＭＡが読出し
モードにされたときは、それの記憶内容が繰返して読出
されるのである。

前記した記憶装置ＭＡが記憶モードになされて。

それに１フレーム期間以上の適当な期間と対応する情報
信号が記憶され終ると、記憶装置ＭＡは次に読出しモー
ドにされて、それに記憶されていた情報信号が記憶装置
ＭＡから繰返し読出されて周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２
に供給される。

前記の周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２には、ｌ＠振器Ｏ５
Ｃから周波数変換用の搬送波が供給されており、周波数
変換回路ＦＣＯＮＶ２によって周波数変換された周波数
変換回路ＦＣＯＮＶ２からの出力信号は、基準信号発生
器ＳＳＧに供給されると同時に、位相比較回路ＰＣＯＭ
Ｐと、周波数比較回路ＦＣＯＭＰとにも供給されている
。

また、前記した位相比較回路ＰＣＯＭＰには、前記した
帯域濾波器ＢＰＦから出力された撮像管の出力信号にお
ける基本波による被変調色信号中からゲート回路Ｇｐを
介して抽出された既述したインデックス信号が供給され
ており、前記した周波数比較回路ＦＣＯＭ）’には、前
記した帯域濾波器ＢＰＦから出力された撮像管の出力信
号における基本波による被変調色信号中からゲート回路
Ｇｆを介して抽出された既述したインデックス信号が供
給されているから、位相比較回路ＰＣＯＭＰでは前記し
た帯域濾波器ＢＰＦからの出力信号中から抽出されたイ
ンデックス信号の位相と、周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２
の出力信号の位相とを比較して、その位相比較回路ＰＣ
ＯＭＰからの出力信号は前記した発振器Ｏ５ｃの発振波
の位相の制御に用いられ、また、前記した周波数比較回
路ＦＣＯＭＰでは前記した帯域濾波器ＢＰＦからの出力
信号中から抽出されたインデックス信号の周波数の周波
数と１周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２の出力信号の周波数
とを比較して、周波数比較回路ＦＣＯＭＰからの出力信
号は、前記した発振器ＯＳＣの発振波の周波数の制御に
用いられる。

したがって、前記した発振器Ｏ５Ｃには前記したような
周波数制御と位相制御とが施こされることにより、それ
からの発振波における周波数と位相とが自動制御される
から１周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２の出力信号（参照信
号）が供給される基準信号発生器ＳＳＧからは、帯域濾
波器［３ＰＦの出力信号を正しい位相で同期検波するの
に必要とされる基準信号が発生され、それにより撮像管
の出力信号と周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２からの出力信
号（参照信号）との時間軸上での変化態様が一致される
ように前記した制御系が動作されるのである。

前記のように周波数比較回路ＦＣＯＭＰからの出力信号
によって発振波の周波数が制御され２また、位相比較回
路ＰＣＯＭＰからの出力信号により発振波の位相が制御
されるような発振器ｏｓｃの構成の一例を示している第
５図中の発振器Ｏ３ｃにおいて、肺はワンショットマル
チバイブレータであり、また、ｖＣＯはリセッタブル電
圧制御発振器であって、前記のリセッタブル電圧制御発
振器ｖｃｏは、周波数比較回路ＦＣＯＭＰの出力信号の
電圧によってそれの発振周波数が制御され、また、それ
の発振開始の時機（タイミング）は、ワンショットマル
チバイブレータＭＭの出力信号によって制御される。

すなわち、前記したワンショットマルチバイブレータＨ
は、同期信号発生器ＳＧから端子７に供給されている＋
１０パルスの前縁の時間位置から１位相比較回路ＰＣＯ
ＭＰの出力パルスの後縁の時間位置までの時間巾のパル
スを出力しており、前記したリセッタブル電圧制御発振
器ｖｃｏは、前記したワンショットマルチバイブレータ
阿にから出力されているリセットパルスが無くなった時
点に特定な発振位相で発振を開始するようになされるか
ら、発振器ＯＳＣは前記したような周波数制御動作と位
相制御動作とにより、それからの発振波の周波数と位相
とが自動制御されて１周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２の出
力信号（参照信号）が供給される基準信号発生器ＳＳＧ
からは、帯域濾波器口ＰＦの出力信号を正しい位相で同
期検波するのに必要とされる基１？Ｉ信号が発生される
のである。

前−記した同期検波器５ＤＥＴＩ　、ＳＤＩ！Ｔ２から
の出力信号と低域濾波器ＬＰＦ　Ｑ　　からの出力信号
とは、マトリックス回路ＭＴＸにおいてマトリックスさ
れて、端子８〜１０にそれぞれ所定の原色信号が出力さ
れるのである。

これまでに、第５図について説明した既提案のカラー撮
ａ装置においては、撮像管の光電変換部における水平方
向の両端部の内の少くとも一方の端部と、垂直方向の両
端部の内の少くとも一方の端部との双方について、電子
ビームによる走査時に電子ビームによる走査の態様と対
応している如きインデックス（ｆｆ号を発生させうるよ
うか信号発生用パターンを撮ａ管における光電変換部ま
での光路中に備えろことにより、入射光の状態に関係な
く、常に、電子ビーム走査の周波数情報と、各水平走査
期間毎の初期位相とが正しく得られるようにされるので
あり、また、撮像に先立って記憶装置に記憶させるべき
少くとも１フレーム期間の情報信号を周波数変換回路に
よってビートダウンすることにより、記憶容量の小さな
記憶装置の使用が可能となされる。

前記した第５図示の既提案のカラー撮像装置においては
撮像管出力信号中の基本波成分をビートダウンして記憶
装置に記憶させておいた情報信号を周波数変換回路ＦＣ
ＮＶ２によって周波数変換して得た情報信号の時間軸上
での変化態様が、撮像動作時に実際に撮像管から出力さ
れている出力信号における時間軸上での変化の態様に追
従して変化しているものとなるように、位相比較回路Ｐ
ＣＯＭＰ、周波数比較回路ＦＣＯＭＰ、電圧制御発振器
ＶＣＯ，周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２、記憶袋［ｉ！Ｍ
Ａなとの各構成部分を関連動作させる際に、位相比較回
路ＰＣＯＭＰと周波数比較回路ＦＣＯＭＰとにおいて比
較の対象にする２つの信号として、撮像動作時に実際に
撮像管から出力されている出力信号中のインデックス信
号と、撮像に先立って任意の特定色を撮像して得た撮像
管出力信号の少くとも１フレーム期間の信号が周波数変
換手段によってビー１−ダウンされた状態で記憶装置に
記憶されていた信号を周波数変換手段によってビートア
ップした信号中におけるインデックス信号との２つの信
号を用いている。

ところが、電子ビーム走査における各水平走査期間毎の
初期位相情報を示すインデックス信号は各水平走査期間
毎に時間軸上で極く短い期間にしか存在していないため
に、それがビートダウンされたときには当然のことなが
ら波数が極めて少い状態になる。そして、前記したビー
トダウンされた状態の信号は、記憶装置に記憶された後
に記憶装置から読出されてからビートアップされること
により、ビートダウンされる以前の周波数を有する信号
に復原される際に、前記したビートダウン動作とビート
アップ動作とが理論通りに行なわれるならば、ビートダ
ウンされた後にビートアップによって復原される信号が
、極めて短い期間だけにしか存在しない信号であっても
、ビートアップによりビートダウンされる以前の原信号
に忠実に復原されうるのであるが、実際の回路における
ビートアップ動作が、極めて短い期間だけにしか存在し
ていないビートダウンされた信号について行なわれた場
合には、ビートアップ動作によって得られる信号が、ビ
ートダウンされる以前の信号に対して初期位相のずれて
いる状態の信号になってしまう、そして、前記した初期
位相のずれの量は記憶装置の記憶容量をより一層小さな
ものにするために、ビートダウン後の信号の周波数を低
くする程太くなる。

そのために第５図を参照して説明した既提案のカラー撮
像装置では、ビートアップされた信号について１位相調
整手段によって信号の位相を調整することが必要とされ
ることになる。

それで１本出願人会社では前記のような余分な手段を必
要としない改良されたカラー撮像装置として、第６図及
び第７図のブロック図に示されているようなカラー撮像
装置、すなわち、それぞれ所定の細条巾を有する複数種
類の色細条片の特定な配列パターンの繰返しよりなり、
前記の配列パターンの繰返しと対応して定まる撮像管出
力信号の基本波成分の位相が、光の色によって変化する
如くに、前記それぞれの複数種類の色細条片の色が設定
されてなる色分解縞状フィルタを撮像管の光電変換部ま
での光路中に備えていて、撮像対象物の光像が色分解縞
状フィルタを介して撮像管の光電変換部に与えられるよ
うにする構成配置と。

前記撮像管からの出力信号の少くともｌフレーム期間に
対応した情報信号を任意に記憶できる記憶装置とが設け
られており、撮像に先立って任意の特定色を撮像し、そ
の撮像管出力信号の少くともｌフレーム期間に対応した
情報信号を前記の記憶装置に記憶し、前記の記憶装置に
記憶されている情報信号に基づき色信号復調用の参照信
号を得て。

前記の参照信号を用いた同期検波などによって所定の色
信号を復調するようにしたカラー撮像装置において、撮
像管における光電変換部までの光路中に備えさせた撮像
管の光電変換部における電子ビームによる走査時に、電
子ビームによる走査の態様と対応しでいる如きインデッ
クス信号を発生させうるような信号発生用パターンに基
づいて前記した撮像管の出力信号中に発生したインデッ
クス信号により、電子ビーム走査における周波数情報と
電子ビーム走査における各水平走査期間毎の初期位相情
報とが得られるようにされているとともに、前記した色
分解縞状フィルタにおける色細条片の配列パターンの繰
返しと対応して定まる搬偉力出力信号の基本波成分の周
波数及び位相、または前記した色分解縞状フィルタにお
ける色細条片の配列パターンの繰返しと対応して定まる
撮像管出力信号を周波数変換によってビートダウンした
信号の基本波成分の周波数及び位相とを有する発振波を
発振しうる基準の発振器と、前記した基・準の発振器か
ら出力されている発振波の周波数と位相と、前記した撮
像管の出力信号中に発生したインデックス信号における
基本波成分の周波数及び位相、または前記した撮像管の
出力信号中に発生したインデックス信号が周波数変換に
よってビートダウンされた信号の基本波成分の周波数及
び位相とをそれぞれ比較する周波数比較手段と位相比較
手段と、前記の周波数比較手段と位相比較手段とによる
それぞれの比較結果に基づいて、前記した撮像管の出力
信号中に生じるインデックス信号の周波数と位相、また
は前記した撮像管の出力信号中に発生したインデックス
信号が周波数変換によってビートダウンされた信号の基
本波成分の周波数及び位相とを、前記した基準の発振器
から出力されている発振波の周波数と位相とに基づいて
制御されるようにしたカラー撮像装置を提案した。

改良された既提案のカラー撮像装置を示している第６図
及び第７図のブロック図において、既述した第５図示の
カラー撮像装置における構成部分と対応する構成部分に
は、第５図中に使用されている図面符号と同一の符号が
用いられている。

第６図及び第７図示のカラー撮像装置において。

撮像対象物Ｏの光像が色分解縞状フィルタＦを介して撮
像管２の光電変換部４に与えられると、撮像管２からは
前記した撮像対象物Ｏの光像と対応して、直流成分と特
定な繰返し周波数を有する色多重搬送波が信号によって
振幅２位相変調された被変調波とを含んでいる撮像管２
の出力信号が出力されるが、撮像管２の光電変換部４ま
での光路中には、撮像管２の光電変換部４における水平
方向の両端部の内の少くとも一方の端部と、垂直方向の
両端部の内の少くとも一方の端部との双方について、電
子ビームによる走査時に電子ビームによる走査の態様と
対応している如きインデックス信号の発生用パターンを
備えているから、前記した撮像管２の出力信号中には前
記のインデックス信号発生用のパターンと対応して発生
した電子ビーム走査における周波数情報と、前記した撮
像管２の光電変換部４における水平方向の両端部の内の
少くとも一方の端部に設けられたインデックス信号発生
用のパターンと対応して発生した電子ビーム走査におけ
る各水平走査期間毎の初期位相情報とを含んでいる。

そして、撮像管２からの出力信号（色多重化信号）は、
直流成分と、色分解縞状フィルタＦにおける色細条片の
組の繰返し周期Ｔ（第３図の（ａ）。

（ｂ）中のＴ）の逆数として示される周波数を有する如
き搬送波が、複数の色情報によって振幅２位相変調され
ているような被変調波とを含んでいる信号形態の信号で
ある。

第６図及び第７図示の既提案装置において、前置増幅器
ＰｒＡから出力された撮像管２の出力信号（色多重化信
号）は、低域通過濾波器ＬＰＦｙ、ＬＰＦ　Ｑと、帯域
濾波器ＢＰＦとに供給され、低域通過濾波器ＬＰＦｙか
らの出力信号（直接波の３色混合信号）は、広帯域輝度
信号ｓｙとして出力端子６に出力される。

また、低域濾波器ＬＰＦΩからの出力信号は色信号作成
のために用いられる狭帯域輝度信号ＳＱとして出力端子
１１に出力され、また帯域濾波器ＢＰＦでは色分解縞状
フィルタＦにおけるフィルタ細条の繰返しの態様で定ま
る空間周波数ｆｌ付近に存在している基本波による被変
調色信号を抽出し、第６図示の既提案装置では被変調色
信号は出力端子１２及び位相比較回路ＰＣＯＭＰと周波
数比較回路ＦＣＯＭＰとに供給される。

また、第７図示の既提案装置では前記の被変調色信号が
周波数変換回路ＦＣＯＮＶによって低域の周波数帯を占
めるように周波数変換された状態の信号が、出力端子１
２及び位相比較回路ＰＣＯＭＰと周波数比較回路ＦＣＯ
ＭＰとに供給される。

前記の位相比較回路ＰＣＯＭＰと周波数比較回路ＦＣＯ
ＭＰとには、リセッタブル発振器０５Ｃｓで発振された
発振波が供給されているが、前記したリセッタブル発振
器０ＳＣｓは、第６図示の既提案装置では撮像管２の出
力信号における色分解縞状フィルタＦにおけるフィルタ
細条の繰返しの態様で定まる空間周波数ｆｌ付近に存在
している基本波の周波数に略々等しい周波数を有し、か
つ、水平同期信号によってリセットされて発振位相が定
められているような発振波を発振しうるようなリセッタ
ブル発振器０５Ｃｓが用いられ、また、第７図示の既提
案装置では撮像管２の出力信号における色分解縞状フィ
ルタＦにおけるフィルタ細条の繰返しの態様で定まる空
間周波数ｆｌ付近に存在している基本波の周波数が、前
記した周波数変換回路ＦＣＯＮＶによって低い周波数帯
に周波数変換された状態の信号に略々等しい周波数を有
し、かつ、水平同期信号によってリセッ１〜されること
によって発振位相が定められているような発振波を発振
しうるようなりセッタブル発振器０５Ｃｓが用いられる
。

それで、第６図示のＪ：Ｅ提案装置では前記した位相比
較回路１１ＣＯＭＰと周波数比較回路ＦＣＯＭＰとでは
。

前記した撮像管の出力信号中における基本波信号成分と
りセン。タプル発振器０５Ｃｓからの発振波との周波数
の比較結果と１位相の比較結果とをそれぞれ出力し、ま
た、第７図示の既提案装置では前記した位相比較回路Ｐ
ＣＯＭＰと周波数比較回路ＦＣＯ１’ＩＰとでは、前記
した撮像管の出カイΔ号中における基本波信号成分の周
波数が、前記した周波数変換回路ＦＣＯＮＶによって低
い周波数帯に周波数変換された状態の信号とリセッタブ
ルＪ！捩器０５Ｃｓからの発振波との周波数の比較結果
と、位相の比較結果とをそれぞれ出力する。

第６図示の既提案装置では位相比較＠　Ｍ　ＰＣＯＭＰ
からの出力信号がゲート回路Ｇｐｌを介して偏向回路Ｄ
ＥＦＣに供給されるとともに、ゲート回路Ｇｐ２を介し
て加算器ＡＤＤにも供給され、また、周波数比較回路Ｆ
ＣＯＭＰからの出力信号はゲート回路Ｇｆを介して加算
器ＡＤＤに供給され、前記の加算器ＡＤＤからの出力信
号は偏向回路ＤＨＦＣに供給されており、第７図示の既
提案装置では　位相比較回路ＰＣＯＭＰ応１らの出力信
号はゲート回路Ｇｐｌ　を介して周波数変換用の発振器
０５Ｃｃに供給されるとともに、ゲート回路Ｇｐ２を介
して加算器ＡＤＤにも供給され、また１周波数比較回路
ＦＣＯＭＰからの出力信号はゲート回路Ｇｆを介して加
算器ＡＤＤに供給され、前記の加算器ＡＤＤからの出力
信号は周波数変換用の発振器０５Ｃｃに供給されている
。

前記したゲート回路Ｇｐｌ、ＧＰ２．Ｇｆには、それぞ
れの制御端子１３，１４，１５を介して、それぞれ各員
なるゲート信号が与えられている。ゲート回路Ｇｐｌの
制御端子１３に供給されるゲート信号は、撮像管２の光
電変換部４までの光路中に備えさせである例えば第２図
示のようなインデックス信号発生パターンにおける符号
ｐｔで示されている部分を電子ビームが走査している時
点の撮像管出力信号をゲート回路Ｇｐｌによって抽出し
うるようなタイミングを有しているものが用いられ、ま
た、ゲート回路ＧＰ２の制御端子１４に供給されるゲー
ト信号は、撮像管２の光電変換部４までの光路中に備え
させである例えば第２図示のようなインデックス信号発
生パターンにおける符号Ｐ２で示されている部分を電子
ビームが走査している時点の撮像管出力信号をゲート回
路Ｇｐ２によって抽出しうるようなタイミングを有して
いるものが用いられ、さらに、ゲート回路Ｇｆの制御端
子１５に供給されるゲート信号は、撮像管２の光電変換
部４までの光路中に備えさせである例えば第２図示のよ
うなインデックス信号発生パターンにおける符号ｆで示
されている部分を電子ビームが走査している時点の撮像
管出力信号をゲート回路Ｇｐｌによって抽出しうるよう
なタイミングを有しているものが用いられる。

それで、第６図示の既提案装置においてゲート回路Ｇｐ
ｌから偏向回路ＤＨＦＣに供給される信号は、前記した
撮像管の出力信号中における基本波信号成分における初
期位相とリセッタブル発振器０５Ｃｓからの発振波の位
相との間の誤差信号であり、またゲート回路Ｇｆからの
出力信号とゲート回路Ｇｐ２からの出力信号とが加算器
ＡＤＤにより加算されて偏向回路ＤＨＦＣに供給される
信号は、前記した撮像管の出力信号中における基本波信
号成分の周波数とリセッタブル発振器０５Ｃｓからの発
振波の周波数との間の誤差信号である。

前記した位相誤差信号と周波数誤差信号とが供給された
偏向回路Ｄ［ＦＣでは、それに供給されている周波数誤
差信号が零となる方向に電子ビームの偏向の態様を変化
させるとともに、それに供給されている位相誤差信号に
よって良好なセンタリングが得られるような状態の偏向
が行なわれるようにする。

また第１ｉｔ示の既提案装置ではゲート回路Ｇｐｌから
周波数変換用の発振器０ＳＣｃに供給される信号は、前
記した撮像管の出力信号中における基本波信号成分を周
波数変換回路ＦＣＯＮＶによって低域の周波数帯に周波
数変換された状態の信号における初期位相とリセッタブ
ル発振器０５Ｃｓからの発振波の位相との間の誤差信号
であり、また、ゲート回路Ｇｆからの出力信号とゲート
回路Ｇｐ２からの出力信号とが加算器ＡＤＤにより加算
されて周波数変換用の発振器０５Ｃｃに供給される信号
は、前記した撮像管の出力信号中における基本波信号成
分を周波数変換回路ＦＣＯＮＶによって低域の周波数帯
に周波数変換された状態の信号の周波数とリセッタブル
発振器０ＳＣｉからの発振波の周波数との間の誤差信号
である。

前記した位相誤差信号と周波数誤差信号とが供給された
周波数変換用の発振器０５Ｃｃでは、それに供給さ九て
いる周波数誤差４８号が零となる方向に周波数を変化さ
せるとともに、それに供給されている位相誤差信号が零
となる発振波を発振して、撮像管の出力信号が周波数変
換回路ＦＣＯＮＶによって低域の周波数帯に周波数変換
された状態の信号中に生じるインデックス信号の周波数
と位相とが前記した基準の発振器から出力さ九ている発
振波の周波数と位相とにそれぞれ一致した状態にする。

第６図及び第７図示のカラー撮像装置における出力端子
６　、１１．１２には、例えば、既述した第５図示のカ
ラー撮像装置における低域濾波器ｔ、ｐＦｙ　、　ＬＰ
Ｆ　Ｍ　、ＢＰＦに後続している回路配置、あるいは、
例えば特願昭５９−２１０２５５号、特願昭５９−２２
２３８３号、特願昭５９−２２８６８２号、特願昭５９
−２２９７５１号等に示されている一カラー撮像装置の
各実施例における低域濾波器ＬＰＦｙ、ＬＰＦ　４１　
、ＢＰＦに後続している回路配置と同様な構成の回路配
置（ただし、回路配置中に設けられている各時定数回路
の時定数は特願昭５９−２２９７５１号に示されている
カラー撮像装置の各実施例の場合よりも長く設定される
）が接続されることにより、所定のカラー画像信号を発
生させることができる。

前記した第６図及び第７図示の既提案装置では。

リセッタブル発振器０５Ｃｓを基準の発振器とし、その
基準の発振器で発生させた基準−と撮像管の出力信号中
のインデックス信号との比較結果に基づいて、前記の基
準の発振器で発生させた基準波に。

撮像管の出力信号における色多重化信号の時間軸上での
変化態様を一致させるような自動制御を行なっているの
で、既述した問題点が良好に解決されるのである。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、前記した従来のカラー撮像装置においては、
撮像管の出力信号中のインデックス信号と比較して撮像
管の出力信号における色多重化信号の時間軸上での変化
態様を規制するための基準波を発生する基準の発振器と
、所定のカラー画像信号を発生させるための後続の回路
配置中の記憶装置を駆動させるためのクロックパルスを
発生する発振器、その他の発振器、例えば、周波数変換
用の発振器などの複数の発振器が、それぞれ独立して設
けられている。そして、前記した複数の発振器は、それ
ぞれ発振周波数の安定度を異にしているから、カラー撮
像装置から常に良好なカラー画像信号を発生させるため
には、撮像管の出力信号と参照波との比較を行なった結
果に基づいて。

各発振器における発振周波数を制御することが必要とさ
れるのであり、カラー撮像装置の構成が複雑になるとい
う欠点があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、それぞれ所定の細条巾を有する複数種類の色
細条片の特定な配列パターンの繰返しよりなり、前記の
配列パターンの繰返しと対応して定まる撮像管出力信号
の基本波成分の位相が、光の色によって変化する如くに
、前記それぞれの複数種類の色細条片の色が設定されて
なる色分解縞状フィルタを撮像管の光電変換部までの光
路中に備えていて、擬像対象物の光像が色分解縞状フィ
ルタを介して撮像管の光電変換部に与えられるようにす
る構成配置と、前記撮像管からの出力信号の少くとも１
フレーム期間に対応した情報信号を任意に記憶できる記
憶￥ｉ置とが設けられており、撮像に先立って任意の特
定色を撮像して、その撮像管出力信号の少くとも１フレ
ーム期間に対応した情報信号を前記の記憶装置に記憶し
、前記の記憶装置に記憶されている情報信号に基づいて
色信号復調用の参照信号を得て、それにより撮像管の出
力信号から同期検波などによって所定の色信号を復調す
るようにしたカラー撮像装置において。

撮像管の光電変換部における電子ビームによる走査時に
電子ビームの走査の態様と対応している如きインデック
ス信号を発生させうるような信号発生用パターンを撮像
管の光電変換部までの光路中に備えて撮像管の出力信号
中に生じさせたインデックス信号と、基準の発振器で発
振させた発振波との比較結果に基づいて、前記の基準の
発振器で発振させた基準波に９ｗｉ像管偉力力信号にお
ける色多重化信号の時間軸上での変化態様を一致させる
ようにする自動制御回路を設けるとともに、前記の基準
の発振器で発生させた基準波に基づいて得た信号によっ
て、少くとも前記した記憶装置を駆動するようにしたカ
ラー撮像装置を提供するものである。

（実施例） 第１図は本発明のカラー撮像装置の一実施例のブロック
図であって、この第１図において、既述した第５図乃至
第７図に示されているブロック図中に示されている各構
成部分と対応する構成部分には、第５図乃至第７図中で
使用されている図面符号と同一の図面符号が付されてい
る。

第１図において、撮像対象物０の光像が色分解縞状フィ
ルタＦを介して撮像管２の光電変換部４に与えられると
、撮像管２からは前記した撮像対象物０の光像と対応し
て、直流成分と特定な繰返し周波数を有する色多重搬送
波が信号によって振幅２位相変調された被変調波とを含
んでいる撮像管２の出力信号が出力されるが、撮像管２
の光電変換部４までの光路中には、撮像管２の光電変換
部４における水平方向の両端部の内の少くとも一方の端
部と、垂直方向の両端部の内の少くとも一方の端部との
双方について、電子ビームによる走査時に電子ビームに
よる走査の態様と対応している如きインデックス信号の
発生用パターンを備えているから、前記した撮像管２の
出力信号中には前記のインデックス信号発生用のパター
ンと対応して発生した電子ビーム走査における周波数情
報と、前記した撮像管２の光電変換部４における水平方
向の両端部の内の少くとも一方の端部に設けられたイン
デックス信号発生用のパターンと対応して発生した電子
ビーム走査における各水平走査期間毎の初期位相情報と
を含んでいる。

第２図は、電子ビームによる走査時に電子ビームによる
走査の態様と対応している如きインデックス信号を発生
させうるように、撮像管２の光電変換部４までの光路中
に備えさせるべき信号発生用パターンの構成例を示す図
であり、この第２図において、外周の四角な枠は１ｗｌ
像管偉力光ＩＩ！変換部４に対して行なわれる電子ビー
ム走査の範囲を示し、また、図中の斜線図示の領域はイ
ンデックス信号発生用パターンの設定領域を示しており
、図における横方向が水平走査の方向であり１図におけ
る縦方向が垂直走査の方向であって、第′２図は電子ビ
ームによる走査時に電子ビームによる走査の態様と対応
している如きインデックス信号を発生させるようにする
信号発生用パターンの設定領域が、撮像管２の光電変換
部４に対して行なわれる電子ビーム走査の範囲と、どの
ような関係のものとして構成されればよいのかの設定例
を図示説明しているものである。

第２図は、前記のように撮像管２における光電変換部４
までの光路中に備えさせるべきインデックス信号発生用
パターンが、撮像管２の光電変換部４における水平方向
の両端部の内の少くとも一方の端部と、垂直方向の両端
部の内の少くとも一方の端部との双方について、電子ビ
ームによる走査時に電子ビームによる走査の態様と対応
している如きインデックス信号を発生させうるようなも
のとされている場合のインデックス信号発生用パターン
の一例構成を示している。

前記のように、撮像管２の光電変換部４までの１．光路
中に備えさせるべき前記したようなインデックス信号発
生用のパターンとしては、例えば既述した色分解縞状フ
ィルタＦのパターンがそれに兼用されるようにしてもよ
く、その場合には色分解縞状フィルタＦのパターンから
インデックス信号が発生されるように、インデックス信
号の発生のために任意の特定な色の光をバイアス光とし
て色分解縞状フィルタＦの水平走査方向における両端部
に照射するようにすればよい。

また、前記した撮像管２の光電変換部４までの光路中に
備えさせるべき前記したようなインデックス信号発生用
のパターンの他の例としては、例えば前記した色分解縞
状フィルタＦの水平走査方向における両端部に白黒のパ
ターンを設けるようにしたり、撮像管２の光電Ｉ換部４
の水平走査方向における両端部にパターンを加工して設
けるようにしたり、その他、所定のインデックスパター
ンを発生させうるような部材を撮像管２への光路中にお
いて、その部材に設けられているパターンの光学像が撮
像管２の光電変換部４に結像されるようにして、光電変
換部４に対する電子ビームの走査時に、インデックス信
号が発生させるようにしてもよい。

さて、撮像管２からの出力信号（色多重化信号）は、直
流成分と１色分解縞状フィルタＦにおける色細条片の組
の繰返し周期Ｔ（第３図の（ａ）、（ｂ）中のＴ）の逆
数として示される周波数を有する如き搬送波が、複数の
色情報によって振幅２位相変調されているような被変調
波とを含んでいる信号形態の信号である。

第１図において、前置増幅器ＰｒＡから出力された撮像
管２の出力信号（色多重化信号）には、それの電子ビー
ムブランキング期間中の予め定められた信号部分に加算
器ＡＤＤｐによってパイロット信号のバーストが挿入さ
れる。前記のパイロット信号は、後述されている回路部
分において信号中に生じる時間遅延の補償動作のために
用いられるものである。

そして、前記のパイロット信号は、基準の発振器５ｏｓ
ｃで発生された信号がゲート回路Ｇｐｐｌ　を介して加
算器ＡＤＤｐに供給されることによって撮像管２の出力
信号（色多重化信号）における電子ビームブランキング
期間中の予め定められた信号部分に挿入されるのであり
、ゲート回路ＧＰｐｌの開閉のタイミングは制御端子１
７に供給されるゲート信号によって定められている。

前記のようにパイロット信号が付加された撮像管２の出
力信号（色多重化信号）は、低域通過濾波器ＬＰＦｙ、
　ＬＰＦΩと、ＩＦ域濾波器ＢＰＦとに供給され。

低域通過濾波器ｔ、ｐｐｙからの出力信号（直接波の３
色混合信号）は、広帯域輝度信号Ｓｙとして出力端子６
に出力される。

また、低域濾波＠ｔ、ｐｐＱからの出力信号は色信号作
成のために用いられる狭帯域輝度信号８党としてマトリ
ックス回路ＭＴＸに供給され、また帯域濾波器ＢＰＦで
は色分解縞状フィルタＦにおけるフィルタ細条の繰返し
の態様で定まる空間周波数ｆｌ付近に存在している基本
波による被変調色信号を抽出する。帯域濾波器ＢＰＦで
抽出された被変調色信号は、同期検波器ＳＤ訂１．５Ｄ
ＥＴ２と、周波数変換回路ＦＣＯＮＶＩと１位相比較回
路ＰＣＯＭＰと、周波数比較回路ＦＣＯＮＰに供給され
る。

前記した位相比較回路ＰＣＯＭＰと周波数比較回路ＦＣ
ＯＭＰとには、基準の発振器５ｏｓｃで発振された発振
波が供給されている。そして、前記の基準の発振器５ｏ
ｓｃは、撮像管２の出力信号における色分解縞状フィル
タＦにおけるフィルタ細条の繰返しの態様で定まる空間
周波数ｆｌ付近に存在している基本波の周波数に略々等
しい周波数の発振波を発振している。

それで、前記した位相比較回路ＰＣＯＭＰと周波数比較
回路ＦＣＯＭＰとでは、前記した撮像管の出力信号中に
おける基本波信号成分と基準の発振器５ｏｓｃからの発
振波との周波数の比較結果と、位相の比較結果とをそれ
ぞれ出力する。

前記した位相比較回路ＰＣＯＭＰからの出力信号は、ゲ
ート回路Ｇｐｌ　を介して偏向回路ＤＨＦＣに供給され
るとともに、ゲート回路Ｇｐ２を介して加算器ＡＤＤに
も供給され、また、周波数比較回路ＦＣＯＭＰからの出
力信号はゲート回路Ｇｆを介して加算器ＡＤＤに供給さ
れ、前記の加算器ＡＤＤからの出力信号は偏向回路ＤＥ
ＦＣに供給される。

前記したゲート回路Ｇｐｌ、ＧＰ２．Ｇｆには、それぞ
れの制御端子１３．１４．１５を介して、それぞれ各員
なるゲート信号が与えられるであるが、ゲート回路・Ｇ
ｐｌの制御端子１３に供給されるゲート信号は、撮像管
２の光電変換部４までの光路中に備えさせである例えば
第２図示のようなインデックス信号発生パターンにおけ
る符号Ｐ１で示されている部分を電子ビームが走査して
いる時点の撮像管出力信号をゲート回路Ｇρ１によって
抽出しつるようなタイミングを有しているものが用いら
れ、また、ゲート回路ＧＰ２の制御端子１４に供給され
るゲート信号は、撮像管２の光電変換部４までの光路中
に備えさせである例えば第２図示のようなインデックス
信号発生パターンにおける符号Ｐ２で示されている部分
を電子ビームが走査している時点の撮像管出力信号をゲ
ート回路ＧＰ２によって抽出しつるようなタイミングを
有しているものが用いられ、さらに、ゲート回路Ｇｆの
制御端子１５に供給されるゲート信号は、撮像管２の光
電変換部４までの光路中に備えさせである例えば第２図
示のようなインデックス信号発生パターンにおける符号
ｆで示されている部分を電子ビームが走査している時点
の撮像管出力信号をゲート回路ＵＰＩによって抽出しう
るようなタイミングを有しているものが用いられる。

それで、ゲート回路ＧＰＩから偏向回路ＤＨＦＣに供給
される信号は、前記した撮像管の出力信号中における基
本波信号成分における初期位相と基準の発振器５ｏｓｃ
からの発振波の位相との間の誤差信号となり、またゲー
ト回路Ｇｆからの出力信号とゲート回路Ｇｐ２からの出
力信号とが加算器ＡＤＤにより加算されて偏向回路ＤＥ
ＦＣに供給される信号は、前記した撮像管の出力信号中
における基本波信号成分の周波数と基準の発振器５ｏｓ
ｃからの発振波の周波数との間の誤差信号となる。

前記した位相誤差信号と周波数誤差信号とが供給された
偏向回路ＤＨＦＣでは、それに供給されている周波数誤
差信号が零となる方向に電子ビームの偏向の態様を変化
させるとともに、それに供給されている位相誤差信号に
よって良好なセンタリングが得られるような状態の偏向
が行なわれるようにする。

それで、第１図示のカラー撮像装置においては、撮像管
の光電変換部における電子ビームによる走査時に電子ビ
ームの走査の態様と対応している如きインデックス信号
を発生させうるような信号発生用パターンを撮像管２の
光電変換部までの光路中に備えて撮像管２の出力信号中
に生じさせたインデックス信号と、基準の発振器５ｏｓ
ｃで発振させた発振波との比較結果に基づいて、前記の
基準の発振器５ｏｓｃで発振させた基準波に、３ａ像管
２の出力信号の時間軸上での変化態様を一致させるよう
にする自動制御動作によって、撮像管２の出力信号の色
多重化信号の時間軸上での変化態様は基準の発振器５ｏ
ｓｃで発振させた基準波によって規制された状態になっ
ている。

帯域濾波器ＢＰＦから出力された色多重化信号。

すなわち、基本波による被変調色信号は、既述のように
同期検波器５ＤＥＴＩ、５ＤＥＴ２に供給されていると
ともに１周波数変換回路ＦＣＯＮＶＩにも供給されてい
る。

周波数変換回路ＦＣＯＮＶ　１によって周波数変換され
た信号は記憶装［ＭＡに記憶されるのであるが、この記
憶装置１ｉＭＡは、カラー撮像装置によるカラー撮像が
開始される前に、任意の特定色を撮像して得た撮像管の
少くとも１フレーム期間と対応した情報信号を記憶し、
また、カラー撮像装ばによる撮像動作が開始された後の
状態においては、前記の記憶された情報信号を時間軸上
で連続した状態の信号として送出できるような記憶及び
読出し動作を行なうようになされている。

前記した記憶装ｇ１ＭＡから繰返し読出された信号は１
周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２によって周波数変換される
ことにより、前記した帯域濾波器ＢＰＦから周波数変換
回路ＦＣＯＮＶＩに供給された信号の周波数と同一の周
波数の信号として可変遅延回路ＶＤＬを介して基準信号
発生器ＳＳＧに供給される。

前記した周波数変換回路ＦＣＯＮＶＩ、　ＦＣＯＮＶ２
における周波数変換動作で必要とされる所定の周波数を
有する信号と、記憶装置ＭＡにおける情報信号の記憶動
作時と読出し動作時とに必要とされる所定の繰返し周波
数を有するクロックパルスなどは、前記した基準の発振
器５ｏｓｃで発振された発振波に同期している信号が用
いられるのであり、図示の実施例においては、前記の各
回路に供給される信号は基準の発振器５ｏｓｃで発振さ
れた発振波をカウントダウン回路ＣＤＣによってカウン
トダウンすることによって得るようにしている。前記し
た各回路に供給する信号の周波数を例示すると、例えば
、前記した基準の発振器５ｏｓｃの発振波の周波数を水
平走査周波数ｆｈの３９６倍（３９６ｆ　ｈ）とし、ま
た、周波数変換回路ＦＣＯＮＶＩ、　ＦＣＯＮＶ２にお
ける周波数変換動作で必要とされる信号の所定の周波数
を３６３　ｆ　ｈとし、さらに、記憶装置ＭＡにおける
情報信号の記憶動作時と読出し動作時とに必要とされる
クロックパルスの所定の繰返し周波数を１３２　ｆ　ｈ
とするなどである。

さて、前記のように撮像対象物の撮像に先立って記憶装
置ＭＡに対して行なわれるべき撮像管の出力信号中の基
本波成分（帯域濾波器ＢＰＦを通過した信号成分）の少
なくとも１フイ一ルド期間以上の情報信号の記憶動作は
、カラー撮像装置に設けられている図示されていない操
作部における所定の操作釦を操作することによって開始
されるのであり、カラー撮像装置に設けられている操作
部における所定の操作釦を操作したときに、例えば撮像
管へ任意の特定な色の光が自動的に与えられ、また、記
憶装置ＭＡが記憶モードとされて、撮像管２の出力信号
における帯域濾波器ＢＰＦを通過した撮像管出力信号中
の基本波成分が周波数変換回路ＦＣＯＮＶ　１によって
周波数変換された状態の信号が少くとも１フレーム期間
だけ記憶される。

また、記憶装置１ＭＡに前記の信号が記憶され終って、
記憶装置ｔＭＡが読出しモードにされてメモリからそれ
に記憶されていた情報信号が繰返し読出されたときに、
記憶装［ＭＡから出力された情報信号は、周波数変換回
路ＦＣＯＮＶ２によって周波数変換されて、撮像管の出
力信号と同じ周波数帯域の信号に復原されてから、既述
のように可変遅延回路ＶＤＬを介して基準信号発生器Ｓ
ＳＧに供給されるのであり、基準信号発生器ＳＳＧから
は帯域濾波器ＢＰＦを通過した撮像管出力信号中の基本
波成分を正しい位相で同期検波するのに必要な基準信号
が発生され、それが前記した同期検波器５ＤＥＴＩ、５
ＤＥＴ２に供給される。

同期検波器５ＤＥＴＩ、　５ＤＥＴ２からの出力信号と
低域濾波器ＬＰＦ　ｆｉ　　からの出力信号とは、マト
リックス回路ＭＴＸにおいてマトリックスされて、端子
８〜ｌＯにそれぞれ所定の原色信号が出力されるのであ
る。

前記した可変遅延回路ＶＤＬは、撮像管２の出力信号中
に挿入されているパイロット信号が、同期検波器５ＤＥ
Ｔ２によって同期検波された信号を、入力端子１８に供
給されたゲート信号によって動作するゲート回路Ｇ　Ｐ
Ｐ２によって抽出した信号をコンデンサＣでホールドし
た電圧と、基準の電圧Ｖｓとを比較器ＣＯＭＰで比較し
て得られる誤差信号により遅延量が可変制御されるよう
になされているものであり、可変遅延回路ＶＤＬによる
信号の遅延量は、可変遅延回路ＶＤＬ→基準信号発生器
→同期検波器→ゲート回路Ｇｐｐ２→比較器ＣＯ肝→可
変遅延回路ＶＤＬの一巡の制御ループによって、前記し
た誤差信号が零になるように、すなわち、前記したパイ
ロット信号の位相と周波数変換回路ＦＣＯＮＶ２から出
力された信号の位相とが同相になるように制御されるの
である。なお、パイロット信号による前記の位相制御系
は本発明の実施に際して必要に応じて設けられるべきも
のである。また、本発明の実施に際し、撮像に先立って
記憶装置に記憶させるべき少くとも１フレーム期間の情
報信号は。

それを周波数変換回路によってビートダウンすることに
より、記憶容量の小さな記憶装置の使用を可能とするの
である。

本発明のカラー撮像装置で使用される基準の発振器とし
ては任意の構成のものを使用できるのであるが、基準の
発振器としてカラー撮像装置における同期信号発生器が
用いられることは望ましい実施例である。

（効果） 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明のカラー撮像装置はそれぞれ所定の紺条巾を有する複
数種類の色細条片の特定な配列パターンの繰返しよりな
り、前記の配列パターンの繰返しと対応して定まる撮像
管出力信号の基本波成分の位相が、光の色によって変化
する如くに、前記それぞれの複数種類の色細条片の色が
設定されてなる色分解縞状フィルタを撮像管の光電変換
部までの光路中に備えていて、撮像対象物の光像が色分
解縞状フィルタを介して撮像管の光電変換部に与えられ
るようにする構成配置と、前記撮像管からの出力信号の
少くとも１フレーム期間に対応した情報信号を任意に記
憶できる記憶装置とが設けられており、撮像に先立って
任意の特定色を撮像して、その撮像管出力信号の少くと
も１フレーム期間に対応した情報信号を前記の記憶装置
に記憶し、前記の記憶装置に記憶されている情報信号に
基づいて色信号復調用の参照信号を得て、それにより撮
像管の出力信号から同期検波などによって所定の色信号
を復調するようにしたカラー撮像装置において、撮像管
の光電変換部における電子ビームによる走査時に電子ビ
ームの走査の態様と対応している如きインデックス信号
を発生させうるような信号発生用パターンを撮像管の光
電変換部までの光路中に備えて撮像管の出力信号中に生
じさせたインデックス信号と、基準の発振器で発振させ
た発振波との比較結果に基づいて、前記の基準の発振器
で発振させた基準波に、撮像管の出力信号における色多
重化信号の時間軸上での変化態様を一致させるようにす
る自動制御回路を設けるとともに、前記の基準の発振器
で発生させた基準波に基づいて得た信号によって、少く
とも前記した記憶装置を駆動するようにしたカラー撮像
装置であるから５本発明のカラー撮像装置においては、
撮像管の出力信号中のインデックス信号と比較して撮像
管の出力信号における色多重化信号の時間軸上での変化
態様を規制するための基準波を発生する基準の発振器で
発生された発振波に基づいて得た信号を、カラー撮像装
置の各部の動作のために使用される信号のすべて、すな
わち、例えば記憶装置における情報信号の記憶動作と読
出し動作とに用いられるクロックパルスとしたり、周波
数変換回路に供給される周波数変換用の信号にしたりし
ているので、カラー撮像装置の各部の動作は、撮像管の
出力信号中のインデックス信号と比較して撮像管の出力
信号における色多重化信号の時間軸上での変化態様を規
制するための基準波を発生する一つの基準の発振器で発
生された発振波に基づいて制御され、したがって、本発
明によれば既述した従来の間屈点は良好に屏決されるの
であり、構成が簡単で特性の良好なカラー撮像装置を容
易に提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカラー撮像装置の容具なる実施例のブ
ロック図、第２図はインデックス信号発生用のパターン
領域を示す図、第３図は本発明のカラー撮像装置で使用
される色分解縞状フィルタの構成例図、第４図は撮像管
の出力信号の周波数分布例図、第５図乃至第７図は従来
例のカラー撮像装置のブロック図である。 Ｏ・・・撮像対象物、ｌ・・・撮像レンズ、２・・・撮
像管、３・・・偏向ヨーク、４・・・ｂ１１像管の光電
変換部（光電変換面を有するターゲット）、Ｆ・・・色
分解縞状フィルタ、５・・・撮像管の前面板、６〜１８
・・・端子。 ＰｒＡ・・・前置増幅器、　ＬＰｙＦ、　ＬＰＦ党・・
・低域通過濾波器（低域通過濾波器）、ＢＰＦ・・・帯
域通過濾波器（帯域濾波器）、ＭＡ・・・記憶装置、Ｄ
ＨＦＣ・・・偏向回路、ＭＴＸ・・・マトリックス回路
、　Ｏ５Ｃ，０５Ｃｓ・・・リセッタブル電圧制御発振
器、　ＰＣＯＭＰ・・・位相比較回路、　ＦＣＯＭＰ・
・・周波数比較回路１Ｍに・・・ワンショットマルチバ
イブレータ、５ＤＨＴＩ、５ＤＥＴ２・・・同期検波回
路、ＳＳＧ・・・基準信号発生器、ＡＤＤ、ＡＤＤｐ・
・・加算器、ＧＰ、Ｇｐｌ、ＧＰ２゜ＧＰ３．Ｇｆ、Ｇ
ｐｐｌ、Ｇｐｐ２・・・ゲート回路、　ＦＣＯＮＶ、Ｆ
ＣＯＮＶＩ、ＦＣＯＮＶ２・・・周波数変換回路、ＡＤ
ＤＶ・・・加算回路、５ｏｓｃ・・・基準の発振器、Ｖ
Ｓ・・・基準の電圧、ＣＯＭＰ・・・比較器、　ＶＤＬ
・・・可変遅延回路。 特許出願人　°＊′″’ｔｙ　ｙ−ａゞ＠　＋１．、、
万代　理　人　弁理士　今　　間　　孝　　生、・晃　
４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. それぞれ所定の細条巾を有する複数種類の色細条片の特
   定な配列パターンの繰返しよりなり、前記の配列パター
   ンの繰返しと対応して定まる撮像管出力信号の基本波成
   分の位相が、光の色によって変化する如くに、前記それ
   ぞれの複数種類の色細条片の色が設定されてなる色分解
   縞状フィルタを撮像管の光電変換部までの光路中に備え
   ていて、撮像対象物の光像が色分解縞状フィルタを介し
   て撮像管の光電変換部に与えられるようにする構成配置
   と、前記撮像管からの出力信号の少くとも１フレーム期
   間に対応した情報信号を任意に記憶できる記憶装置とが
   設けられており、撮像に先立って任意の特定色を撮像し
   て、その撮像管出力信号の少くとも１フレーム期間に対
   応した情報信号を前記の記憶装置に記憶し、前記の記憶
   装置に記憶されている情報信号に基づいて色信号復調用
   の参照信号を得て、それにより撮像管の出力信号から同
   期検波などによって所定の色信号を復調するようにした
   カラー撮像装置において、撮像管の光電変換部における
   電子ビームによる走査時に電子ビームの走査の態様と対
   応している如きインデックス信号を発生させうるような
   信号発生用パターンを撮像管の光電変換部までの光路中
   に備えて撮像管の出力信号中に生じさせたインデックス
   信号と、基準の発振器で発振させた発振波との比較結果
   に基づいて、前記の基準の発振器で発振させた基準波に
   、撮像管の出力信号における色多重化信号の時間軸上で
   の変化態様を一致させるようにする自動制御回路を設け
   るとともに、前記の基準の発振器で発生させた基準波に
   基づいて得た信号によって、少くとも前記した記憶装置
   を駆動するようにしたカラー撮像装置