JPS6232707Y2 - - Google Patents

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JPS6232707Y2
JPS6232707Y2 JP11974183U JP11974183U JPS6232707Y2 JP S6232707 Y2 JPS6232707 Y2 JP S6232707Y2 JP 11974183 U JP11974183 U JP 11974183U JP 11974183 U JP11974183 U JP 11974183U JP S6232707 Y2 JPS6232707 Y2 JP S6232707Y2
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JP
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electrode
electrode member
shim
butt
upper electrode
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JP11974183U
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JPS6028987U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、フラツシユバツトウエルダに使用さ
れる電極の構造に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
フラツシユバツトウエルダは、一般に、第1図
に示すように、出側電極1,1間に把持された先
行板P1の後端に対して入側電極2,2間に把持さ
れた後続板P2の先端を突き合わせ状態で電流を流
して溶接するものであるが、従来、このフラツシ
ユバツトウエルダに使用される電極1,2は、第
2図および第3図に示すように一体構造を有する
ものであつた。このフラツシユバツトウエルダの
電極は使用につれて摩耗し、数千回使用すると取
替えが必要となる。取替えのため取り外された電
極は研磨処理されて再使用に供される。この時、
電極は使用による摩耗および研磨により薄くなつ
ているので、ウエルダへの再取付けに際しては、
摩耗および研磨分についてシム調整が必要とな
る。このようにして研磨回数が増えるにしたがつ
て調整代に大きくなり、シム3の組合わせ枚数も
増加することとなる。シム3は研磨した電極と電
極取付けベツド4間に挿入されて使用されるが、
挿入されるシム3に変形や汚れの付着があつた
り、挿入時に異物押込みやシム3の折込み等があ
ると、電極の取付精度たとえば水平度、平行度、
直角度等の精度が悪化する。電極、特に板の下方
に位置する下方電極の取付精度が悪いと、溶接電
極間にレベル差が生じ、段付溶接の原因となり、
冷延時の溶接部破断をひき起こすことにもなる。
また、第1図に示すように、シム3および取付
ベツド4はノロ、スパツタの直撃を受け、これら
が付着するので、不整形となり、電極取替え時の
電極取付け精度をさらに悪化させる。
また、従来の電極は表面硬度が低く、耐摩耗性
に劣るため、上記電極取替え時の電極取付け精度
の問題は特に深刻であつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記問題点に鑑みて成されたもの
で、本考案の目的は、電極の摩耗による電極替え
時の電極取付け精度を向上することができ、しか
も電極の摩耗自体を抑制することができるフラツ
シユバツトウエルダ電極を提供することにある。
〔考案の構成〕
上記目的を達成するための本考案の構成は、フ
ラツシユバツトウエルダの各電極を上部電極部材
と下部電極部材とから構成するとともに、上部電
極部材と下部電極部材間には所要厚さを有するシ
ム部材を挿入、固定可能とし、上部電極部材を高
表面硬度を有する材料から形成し、上部電極部材
の、突き合わせ溶接における突き合わせ側端部に
上下方向に延びる延長部を形成して、シム部材お
よび下部電極部材の突き合わせ側端面および電極
取付けベツドの突き合わせ側端面の少なくとも一
を覆うとともに、延長部の突き合わせ側端面に銅
メツキを施したことを特徴とするものである。
〔考案の具体例〕
つぎに、本考案を図面に示す具体例に基いて説
明する。
第4図は、本考案に係るフラツシユバツトウエ
ルダ電極の一例を示す概要説明図である。第4図
では、ウエルダにおける出側電極のうち下方の電
極のみが示されているが、出側の上方電極、入側
の上方および下方電極についても同様の構成とす
ることができる。
電極10は、上部電極部材11と下部電極部材
12とから構成される。被溶接部材と直接接触す
る上部電極部材11は焼入性の優れた材料から形
成され、高表面硬度、たとえば、表面から5mm程
度にわたつて、70〜90゜(Hs)の表面硬度を有
する。このような上部電極部材11の材質として
は、たとえばSK−5が好適に使用される。これ
に対して、下部電極部材12は特に耐摩耗性が問
題となることがないので、たとえばS45C等の比
較的硬度の低いものを使用することができる。
上部電極部材11と下部電極部材12との間に
は、必要に応じて所要厚さのライナーまたはシム
部材13が挿入され、取付ボルト14等により固
定される。ライナーまたはシム部材13は一枚物
として構成される。取付けボルト14は、たとえ
ば、上下電極部材11,12の幅方向に2本、長
さ方向に8本、合計16本使用される。
上部電極部材11は、突き合わせ溶接における
突き合わせ側、すなわち第4図に示す例では後続
板に対向する側すなわち上部電極部材11の後端
側に、上下方向に延びる延長部11aを有する。
延長部11aは、第4図に示す電極の場合には下
方に垂下して、ライナーまたはシム部材13の後
端面、下部電極部材12の後端面、および電極取
付けベツドBの後端面の少なくとも上部たとえば
上端から5mm程度の部分を覆つている。ライナー
またはシム部材13、下部電極部材12および取
付ベツドBの後端面は実質的に同一平面を成すよ
う整列されているが、これら後端面と上記延長部
11aとの間には、熱歪対策として好ましくは
0.2〜0.5mm程度の間隙15が設けられる。延長部
11aを、ライナーまたはシム部材13、下部電
極部材12の後端面および取付けベツドの後端面
の少なくとも上部を覆う構成したのは、溶接時に
ノロまたはスパツタが上記各部材を直撃しあるい
はこれらに付着して不整形となり、電極取付け精
度に悪影響を与えるのを避けるためである。
上部電極部材11の延長部11aの、溶接にお
ける突き合わせ側端面、すなわち第4図の例では
後端面には、銅メツキ16が施される。これは、
溶接時のノロの付着を防止するためである。
上記のように構成される電極10は、取替えに
際して、つぎのような手順によりベツドB上に取
付け設定される。すなわち、まず、下部電極部材
12と上部電極部材11との間に所要寸法のライ
ナーまたはシム部材を介在させた状態で取付けボ
ルト14により固定し、これらを取付けベツドB
上に載置してボルト17により固着する。この
後、上部電極部材11の表面を研磨して所定寸法
に仕上げる。
このように、本考案によれば、電極10をボル
トにより固定した後所定寸法に研磨仕上げするの
で、取付け精度は極めて高く、研磨仕上げ精度す
なわち0.03mm程度の精度を確保することができ
る。
また、本考案によれば、被溶接材と直接接触す
る上部電極部材に高表面硬度をもたせるようにし
たので、耐摩耗性に優れ、電極の延命化を達成で
き、電極替えの回数を大幅に減少することができ
た。このため、手数を省くことができ経済的であ
るとともに、溶接品質向上にもきわめて有効であ
つた。さらに、電極を全く新しく取り替える際に
も、上部電極部材11のみの交換でよいため電極
コストを低減することができる。
また、本考案によれば、電極の端面に銅メツキ
が施されているので、ノロ等の付着がなく、溶接
品質を向上させることができる。さらに、シム部
材、下部電極部材、取付けベツド等が溶接時のノ
ロ等から保護されているので、これらがノロ等の
直撃、付着等により不整形となり、電極取替え時
の電極取付け精度を低下させるのを防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフラツシユバツトウエルダによる溶接
作用を示す説明図、第2図は従来のフラツシユバ
ツトウエルダに使用される電極の1つを示す斜視
図、第3図はその断面図、第4図は本考案に係る
フラツシユバツトウエルダ電極の構造を示す説明
断面図である。 1,2……電極、3……シム、4……取付けベ
ツド、P1,P2……板、S……ノロ、10……電
極、11……上部電極部材、11a……延長部、
12……下部電極部材、13……ライナーまたは
シム部材、14……取付けボルト、15……間
隙、16……銅メツキ、17……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フラツシユバツトウエルダの各電極を上部電極
    部材と下部電極部材とから構成するとともに、上
    部電極部材と下部電極部材間には所要厚さを有す
    るシム部材を挿入、固定可能とし、上部電極部材
    を高表面硬度を有する材料から形成し、上部電極
    部材の、突き合わせ溶接における突き合わせ側端
    部に上下方向に延びる延長部を形成して、シム部
    材および下部電極部材の突き合わせ側端面および
    電極取付けベツドの突き合せ側端面の少なくとも
    一部を覆うとともに、延長部の突き合わせ側端面
    に銅メツキを施したことを特徴とするフラツシユ
    バツトウエルダ電極。
JP11974183U 1983-07-29 1983-07-29 フラッシュバットウエルダ電極 Granted JPS6028987U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11974183U JPS6028987U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 フラッシュバットウエルダ電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11974183U JPS6028987U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 フラッシュバットウエルダ電極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6028987U JPS6028987U (ja) 1985-02-27
JPS6232707Y2 true JPS6232707Y2 (ja) 1987-08-21

Family

ID=30274690

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JP11974183U Granted JPS6028987U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 フラッシュバットウエルダ電極

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JPS6028987U (ja) 1985-02-27

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