JPS6232651Y2 - - Google Patents

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JPS6232651Y2
JPS6232651Y2 JP10510882U JP10510882U JPS6232651Y2 JP S6232651 Y2 JPS6232651 Y2 JP S6232651Y2 JP 10510882 U JP10510882 U JP 10510882U JP 10510882 U JP10510882 U JP 10510882U JP S6232651 Y2 JPS6232651 Y2 JP S6232651Y2
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mold
cylinder
press
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upper mold
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JP10510882U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プレス加工装置に関し、特に大面積
のプレート状の被加工物にビーデイング加工等各
種プレスを施すようにしたものに関する。
一般に、トラツクの荷台床面に用いられるフロ
アボードには前後方向に平行に延びる多数のビー
ドが形成され、該ビードによりフロアボードの強
度アツプが図られている。
ところが、このようなビードを有するフロアボ
ードをビーデイング加工によつて形成する場合、
従来、被加工物の平面形状に対応する大きさの型
面を備えた上下型を使用し、プレス装置の1スト
ロークにより被加工物全体を一度に加圧成形する
ようにしたいわゆる全体加圧方式が一般に採られ
ている。
しかしながら、この全体加圧方式では、被加工
物の全体を一度に加圧するため、加工能率が良い
反面、加圧能力の大きい高価なプレス装置が必要
となつて設備コストが高くつき、特に被加工物の
加工面積や肉厚等が大きい場合には顕著であつ
た。
そのため、設備コストの低廉化を図るべく、比
較的小さい加圧能力を有するプレス装置を使用
し、被加工物を上下型間を順送りしながら少数の
ビードずつプレス加工するようにすることが考え
られるが、その場合には、プレス装置のストロー
ク数が多くなつて加工能率が低下するという問題
がある。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたもので、
加工能力の小さい安価なプレス装置を1ストロー
ク上下動させるだけで被加工物の全体を一挙に加
工成形し得るようにして、加工能率の向上および
設備コストの低廉化の両方を併せ図ることを目的
とするものである。
この目的のため、本考案の構成は、固定した下
型に対向せしめて上型を下降させてプレス加工を
行うようにしたプレス加工装置において、上記上
型を複数部分に分けて分割型とし、該分割型の少
なくとも1個はプレス装置により上下動する上型
ホルダに直接固定する一方、残りの分割型は、型
面が上型の上昇時上記上型ホルダに固定された分
割型の型面より下方に位置するように、かつ該残
りの分割型が複数の場合にはその各型面の上下位
置が異なるように、加圧力伝達解除機構を備えた
シリンダを介して上型ホルダに取付け、上記加圧
力伝達解除機構は、上型ホルダに固定したシリン
ダの上室を加圧流体供給源に接続するとともに、
分割型とロツドを介して連結したピストンにシリ
ンダの上下室を連通させる2本の連通路を形成
し、該一方の連通路を通常弾性部材により付勢さ
れて閉じ、分割型の下降によるプレス成型が完了
した後にシリンダ上部に設けたストツパに接して
連通路を開く圧力解除弁と、他方の連通路を通常
弾性部材により付勢されて閉じ、シリンダの下室
の圧力が上室の圧力より高くなると該弾性部材に
抗して連通路を開く復帰弁とをピストンに設けて
構成してなり、上記複数の分割型の加圧タイミン
グを変形させるようにしたものである。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図および第2図は本考案に係るビーデイン
グ加工用のプレス加工装置Aを示し、1は基台
(図示せず)上に固定され、上面に型面1aを備
えた下型、2は該下型1の上方に下型1に対向せ
しめて配設され、下面に上記下型1の型面1aと
対応する後述する型面3a〜7aを備えた上型で
あつて、上記下型1の型面1a上にプレート状の
被加工物Wを載置し、プレス装置(図示せず)に
より上型2を下降させて型面1a,3a〜7a間
で被加工物Wを加圧成形することにより、被加工
物Wのプレス加工(ビーデイング加工)を行うも
のである。
上記上型2は図で左右方向に5つの部分に分割
された第1ないし第5分割型3〜7からなり、該
分割型3〜7のうち左右両端の第1および第5分
割型3,7の各々は、上記プレス装置により上下
動する上型ホルダ8の下面に直接固定され、該第
1および第5分割型3,7の各型面3a,7aの
上下位置は同一高さに設定されている。一方、残
りの3個の第2ないし第4分割型4〜6の各々
は、シリンダ9を介して上記上型ホルダ8に取付
けられている。
上記各シリンダ9の周辺にはそれぞれ一端に頭
部10aを有する棒状の4本の連結部材10,1
0,…が該頭部10aを上側にして上下方向に配
置され、該各連結部材10の上端部(頭部10a
側)は、上記上型ホルダ8に上下方向に摺動可能
に接続されている一方、下端部は上記第2ないし
第4分割型4〜6の各々の螺合接続されている。
また、上記各連結部材10,10,…の長さは、
第2または第4分割型4,6に下端部を接続した
連結部材10,10,…同士では等しく、第3分
割型5に接続した連結部材10,10,…はそれ
らよりも長く設定されている。よつて、上記第2
ないし第4分割型4〜6の各型面4a〜6aの上
下位置は、上型2の上昇時、すなわち上下型2,
1が離れて非加圧状態にある時、上記上型ホルダ
8に固定した第1および第5分割型3,7の型面
3a,7a位置よりも下方に位置するように、か
つ両側の第2および第4分割型4,6の型面4
a,6aが同一高さに配置され、中央の第3分割
型5の型面5aが上記型面4a,6aよりもさら
に下方に配置されて互いに上下に異なるよう設定
されている。尚、11は上記各連結部10の外周
に配設されたスプリングであつて、上記第2ない
し第4分割型4〜6の各々を上述の設定位置に戻
すように付勢するものである。
また、上記シリンダ9は、上型ホルダ8に固定
され、かつ内部にシリンダ部12aを有する略円
筒形状のシリンダ体12と、該シリンダ体12の
シリンダ部12a内に上下方向に摺動可能に嵌挿
されて該シリンダ部12aを上下に上室13と下
室14とに画成するピストン15とからなり、上
記ピストン15の中央部は、シリンダ体12の下
壁部を貫通して上下方向に延びるロツド16を介
して上記第2ないし第5分割型4〜6の各々に連
結されている。
さらに、上記シリンダ9は加圧力伝達解除機構
17を備えている。該加圧力伝達解除機構17
は、シリンダ9の上室13が流体通路18を介し
て加圧流体供給源19に接続されている一方、上
記ピストン15に、シリンダ9の上下室13,1
4を連通させる2本の連通路20,21が形成さ
れているとともに、該各連通路20,21をそれ
ぞれ自動的に開閉する圧力解除弁22と復帰弁2
3とが設けられて構成されている。
上記圧力解除弁(図左側の連通路20を自動開
閉する弁)22は、ピストン15の下方において
連通路20の下端開口部20aに対向して配置さ
れ該連通路20を開閉する弁体24と、ピストン
15を摺動可能に貫通して上下方向に延び、下端
部が上記弁体24に連結された弁ロツド25と、
ピストン15の上方に突出した弁ロツド25の外
周に配設され、該弁ロツド25を介して上記弁体
24を閉弁方向に付勢する弾性部材としてのスプ
リング26とからなり、通常上記弁体24がスプ
リング26により付勢されて連通路20を閉じる
一方、第2ないし第4分割型4〜6の各々の下降
によるプレス成型が完了した後(すなわちピスト
ン15がシリンダ部12a内をプレス成形開始時
の位置から所定量上方に移動したとき)に、上記
弁ロツド25の上端部がシリンダ体12の上壁部
に突設したストツパ27に当接し、スプリング2
6の付勢力に抗して該弁ロツド25すなわち弁体
24が押し下げられて連通路20を開くように構
成されている。
また、上記復帰弁(図右側の連通路21を自動
開閉する弁)23は、ピストン15の上部におい
て連通路21の上端開口部21aに近接して植設
されたスタツトボルト28と、該スタツトボルト
28に上下動可能に嵌合され連通路21の開閉す
る弁体29と、スタツトボルト28の外周に配設
され上記弁体29を閉弁方向に付勢する弾性部材
としてのスプリング30とからなり、通常上記弁
体29がスプリング30により付勢されて連通路
21を閉じる一方、シリンダ9の下室14の圧力
が上室13の圧力より高くなると、その圧力差に
より上記弁体29がスプリング30の付勢力に抗
してスタツトボルト28に沿つて上方に移動して
連通路21を開くように構成されている。尚、3
1〜33はピストン15の外周面または圧力解除
弁22の弁体24あるいは復帰弁23の弁体29
に対応する部位(弁座部)に設けられたシーリン
グである。
次に、上記プレス加工装置Aの作動を、プレス
ストロークと上型2の各分割型3〜7によるプレ
ス加工との関係を示す第3図を参照しながら説明
する。先ず、上型2が上昇して下型1と離れてい
る時には、該上型2の第2ないし第4分割型4〜
6はそれぞれ連結部材10,10,…を介して上
型ホルダ8に支持されており、このことにより上
型2の各型面3a〜7aの上下位置は、下位から
順に、中央の第3分割型5の型面5a、第2およ
び第4分割型4,6の型面4a,6a、両端の第
1および第5分割型3,7の型面3a,7aの順
序となつている。尚、ここで、上記第2ないし第
4分割型4〜6の各々に連結されたシリンダ9の
上室13には加圧流体供給源19からの加圧流体
が供給されているとともに、上記シリンダ9のピ
ストン15各連通路20,21は圧力解除弁22
および復帰弁によつて閉じられている。
この状態において、下型1の型面1a上に被加
工物Wを載置し、プレス装置の動作により上型ホ
ルダ8を下降させると、該上型ホルダ8の下降に
伴つて上型2のうち、先ず最下位に位置する第3
分割型5の型面5aが被加工物Wと当接し(第3
図のa点位置)、該第3分割型5には上記シリン
ダ9の上室13の圧力がピストン15およびロツ
ド16を介して伝達されるので、この加圧力によ
り被加工物Wは、第3分割型5の型面5aと対向
する部分が下型1の型面1aとの間で先ずプレス
成型される。
次いで、上記上型ホルダ8がさらに下降し、第
3分割型5による被加工物Wのプレス成形が完了
して上記ピストン15がシリンダ部12a内を上
方に所定量移動する(b点位置)と、圧力解除弁
22の弁ロツド25がシリンダ体12上壁部のス
トツパ27に当接して押し下げられ、このことに
よりピストン15の連結路21が開放される。こ
のことにより、シリンダ9の上室13側の加圧流
体が下室14側に流出して、第3分割型5に伝達
されていた加圧力が解除される。
さらに上型ホルダ8が下降すると、今度は第2
および第4分割型4,6の型面4a,6aが被加
工物Wと当接し(c点位置)、上記第3分割型5
の場合と同様に、被加工物Wの上記型面4a,6
aに対応する部分がプレス成形されるとともに、
該プレス成形の完了(d点位置)後はシリンダ9
からの加圧力を失う。そして、最後に上型ホルダ
8に一体的に固定された第1および第5分割型
3,7の型面3a,7aが被加工物Wと当接し
(e点位置)、被加工物Wの上記第1および第5分
割型3,7の型面3a,7aに対応する部分がプ
レス成形され、以上により被加工物W全体のプレ
ス成形が完了する。
しかる後、上型ホルダ8を上昇させて上型2を
下型1から離すと、上記各シリンダ9のピストン
15は、第2ないし第4分割型4〜6の各々の自
重および各連結部材10,10,…外周のスプリ
ング11,11,…の付勢力によりシリンダ部1
2a内を下方に移動する。この際、上記シリンダ
9の下室14側の加圧流体は連通路20を介して
上室13側に流出する。
そして、上記ピストン15が下方に所定量移動
すると、圧力解除弁22の弁ロツド25がストツ
パ27から離れてスプリング26の付勢力により
連通路20が閉じられる。さらにピストン15が
下方に移動し、シリンダ9の下室14の圧力が上
室13の圧力よりも高くなると、その圧力差によ
り復帰弁23のスプリング30の付勢力に抗して
連通路21が開放される。このことにより、下室
14側の加圧流体が上記連通路21を介して上室
13側に流出するので、ピストン15はさらに下
方に移動し、第2ないし第4分割型4〜6の各々
は当初の位置に戻り、被加工物Wに対するプレス
成形加工の1サイクルが完了する。以後は上記と
同様の動作が繰り返される。
したがつて、上記実施例においては、上型2の
下降時、該上型2を構成する第1ないし第5分割
型3〜7の被加工物Wに対する加圧タイミングが
順次変化して、被加工物Wの対応する各部分を順
次プレス成形するので、プレス装置の1プレスス
トロークで被加工物Wの全体を一挙にプレス成形
することができ、よつて加工能率の向上を図るこ
とができる。
しかも、上記プレス成形加工は各分割型3〜7
の加圧タイミングを順次変化させて行われるの
で、プレス装置に必要な加圧力は多くとも第1な
いし第5分割型3〜7のうちの2個を同時に加圧
作動させる(第2ないし第4分割型4〜6の場合
はシリンダ9を介して加圧作動させる)だけの力
でよく、加圧能力の小さいプレス装置の使用が可
能となり、設備コストの低廉化を図ることができ
る。
尚、上記実施例では、被加工物Wを左右中央部
から両側部へ順にプレス成形するようにしたが、
左右一側部から他側部へ、あるいは両側部から中
央部へ順にプレス成形するようにしてもよい。し
かし、被加工物Wのしわ発生防止対策や加圧力伝
達のバランス等の点で上記実施例の如き構成が好
ましい。
また、上記実施例では、上型2を5個の分割型
3〜7に分割し、そのうち左右両側の2個の分割
型3,7を上型ホルダ8に直接固定するようにし
たが、上型を4つ以下または6つ以上の部分に分
割してもよく、また上型ホルダに直接固定する分
割型の個数は少なくとも1個であればよく、被加
工物の大きさや厚さ、あるいはプレス装置の加圧
能力等を考慮して適宜変更することができる。
さらに、本考案は、上記実施例の如く被加工物
Wをビーデイング加工する場合に限らず、その他
各種のプレス成形を行う場合に対しても同様に適
用できるのは勿論である。
以上説明したように、本考案によれば、固定下
型に対向せしめて上型を下降させてプレス加工を
行うようにしたプレス加工装置の上記上型を複数
部分に分けて分割型とし、該複数の分割型の加圧
タイミングを変化させるようにしたことにより、
大面積のプレート状被加工物を1プレスストロー
クでかつ小さい加圧力でもつてプレス成形するこ
とができるので、プレス加工能率の向上および設
備コストの低廉化を併せ図ることができるという
実用上優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
全体構成を示す縦断面図、第2図は要部拡大縦断
面図、第3図はプレスストロークと上型の各分割
型によるプレス加工との相関関係を示す説明図で
ある。 A……プレス加工装置、1……下型、2……上
型、3〜7……第1〜第5分割型、3a,7a…
…型面、8……上型ホルダ、9……シリンダ、1
2……シリンダ体、13……上室、14……下
室、15……ピストン、16……ロツド、17…
…加圧力伝達解除機構、19……加圧流体供給
源、20,21……連通路、22……圧力解除
弁、23……復帰弁、26,30……スプリン
グ、27……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定した下型に対向せしめて上型を下降させて
    プレス加工を行うようにしたプレス加工装置にお
    いて、上記上型を複数部分に分けて分割型とし、
    該分割型の少なくとも1個はプレス装置により上
    下動する上型ホルダに直接固定する一方、残りの
    分割型は、型面が上型の上昇時上記上型ホルダに
    固定された分割型の型面より下方に位置するよう
    に、かつ該残りの分割型が複数の場合にはその各
    型面の上下位置が異なるように、加圧力伝達解除
    機構を備えたシリンダを介して上型ホルダに取付
    け、上記加圧力伝達解除機構は、上型ホルダに固
    定したシリンダの上室を加圧流体供給源に接続す
    る一方、分割型とロツドを介して連結したピスト
    ンにシリンダの上下室を連通させる2本の連通路
    を形成し、該一方の連通路を通常弾性部材により
    付勢されて閉じ、分割型の下降によるプレス成型
    が完了した後にシリンダ上部に設けたストツパに
    接して連通路を開く圧力解除弁と、他方の連通路
    を通常弾性部材により付勢されて閉じ、シリンダ
    の下室の圧力が上室の圧力より高くなると該弾性
    部材に抗して連通路を開く復帰弁とをピストンに
    設けて構成してなり、上記複数の分割型の加圧タ
    イミングを変形させるようにしたことを特徴とす
    るプレス加工装置。
JP10510882U 1982-07-10 1982-07-10 プレス加工装置 Granted JPS5910926U (ja)

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JPS5910926U JPS5910926U (ja) 1984-01-24
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