JPS6232648A - 高密度高電圧fet - Google Patents

高密度高電圧fet

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JPS6232648A
JPS6232648A JP16845985A JP16845985A JPS6232648A JP S6232648 A JPS6232648 A JP S6232648A JP 16845985 A JP16845985 A JP 16845985A JP 16845985 A JP16845985 A JP 16845985A JP S6232648 A JPS6232648 A JP S6232648A
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JP
Japan
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regions
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fet
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Pending
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JP16845985A
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English (en)
Inventor
ジエームス アントニイ ベンジヤミン
ロバート ワルター レイド
ハーマン ピーター シユツテン
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Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
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Publication date
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Publication of JPS6232648A publication Critical patent/JPS6232648A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電力スイッチング半導体、とくに電力MO3F
ET (金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)等に
関するものである。
(従来の技術) 半導体素子の大電力スイッチングはここ50年来進展し
ており、初期のミリワット級装置から現在のキロワット
級「ホッケー・パック」サイリスタ素子へと至っている
。素子の処理技術は、塊々の制約がある合金素子/一定
割合成長素子からプレーナ型構造およびMO5VLSI
構造へと発展し、これにつれてスイッチの遮断電圧d1
950年代の10ボルト・レベルから今日のキロボルト
・レンジにまで向上している。しかしながら、このよう
な偉人な進歩にも拘らず、小電流回路ブレーカないしコ
ンタクタにとって代わるべき半導体素子を開発する課題
は依然として未解決である。
大電力スイッチング用途には6種類の構造が有望なもの
としである。そのうちの後の2つはバイポーラであって
、これは2穐類のキャリア、即ち多数キャリアと少数キ
ャリアの流れに左右される。あとのものはマニボーラで
あって、これはもっばら多数キャリアの流れに左右され
る。
初めの2つの構造はサイリスタとバイポーラトランジス
タである。サイリスタは高逆電圧を遮断できるが、その
特徴は順方向オン状態での固定電圧源(1接合部での降
下)と温度係数が負の抵抗、即ち温度上昇とともに抵抗
が減少する、にある。バイポーラトランジスタの特徴は
、順方向オン状態で単に抵抗が負の温度係数をもつとい
うところKある。いずれにせよ、バイポーラ素子を並列
接続して大電流定格を実現するのは「電流ホギング」効
果のためきわめて難かしい。この素子を数個並列接続し
た場合、ある素子に他のものよりわずかとは言え多い電
流が流れると、加熱してその抵抗は減少する。その結果
、電流配分が大きくなって、さらに加熱されるというこ
とになる。こうなると、普通、この素子は熱破壊され、
当然のことながら他の素子が過負荷となる。一般には、
負帰還安定化の一形態であるパラスト抵抗を導入しない
限り、電流ホギングのためこれらの素子の並列化はでき
ない。このバラスト抵抗はまた、オン状態での総抵抗に
加わるため、きわめて望ましくないものである。その他
、不利な点としては、サイリスタに間違ったdv7dt
のトリガーがかかるほか、バイポーラトランジスタの降
服問題がある。
第5の構造である電界効果トランジスタ(FET)は、
もっばら多数キャリアに左右される素子である。その抵
抗Vi電子移動度のため温度に関連しており、正の温度
係数をもっている。
即ち、抵抗はT4に比例する。シリコン内の電子移動度
はホール移動度より2.5倍も高いので、nチャネル素
子ではオン状態の抵抗がさらに低下する。さらに、MO
5素子ではオン状態での導電性が高まるので、一般に、
接合部が空乏層となっている類似素子(JPET)に比
して導電性が高い。また、(オン状態での抵抗を低くす
るため)、チャネルの長さを最小とし、集積密度を高め
ることが望ましいため、目下のところ、垂直型電力MO
5FETは電力スイッチングの分野で他の素子に一歩先
んじている。
現在市販されているMOS F ETの性能仕様は上記
の最底要求条件より約1桁低いものである。
現在ではSIPMO5素子およびHEXFETという2
つの設計がある。
横型電力FETでは、電圧遮断機能と横方向の寸法ない
しドリフト領域の長さとの間に固有の・かね合いがある
。オン状態での抵抗を最小化するには、ドリフト領域の
長さを最小化することが必要である。しかし、電圧遮断
を最大とするには、ドリフト領域の長さを最大とするこ
とが必要である。この関係の特徴は次式で表わされる。
Ron −kVB  オーム・− ここでRanはオン状態での抵抗、kは定数(五7X1
0’)、そしてvBは遮断電圧である。
この関係については、文献、C,Hur最犬抵抗および
高降服電圧のための最適ドーピング概説」、IEEE 
)ランザクジョン電子素子、Vol−ED −26、ペ
ージ243〜244.1979年、での研究がある。
ここで述べるMOS F ETは、一般に、電流の配向
原理、即ち、垂直型であるか横型であるかによって、2
つのグループに分類できる。垂直型素子としては主とし
て2つの形状がある、即ち、フV −f W (HEX
FET、 TMO5XSIPMO5等)と非ブレーナ型
(VMO5,0MO5等)である。これらの素子が横型
類似素子より優れている点け、ドレイン接点がチップ下
部にあるということである。従って、一定のチップ領域
について電流定格の高度化(集積密度の高度化)が可能
である。この結果、はとんどすべての電力MOS F 
ET設計は垂直構成となっている。
代表的な非ブレーナ型垂直素子の断面図を第1図に示す
が、これdVMO5構造2である。開始材料はn−エピ
タキシャル層6の付いたn+シリコン・ウェハー4であ
る。続いてpとn+の拡散を行い、層8と10を形成す
る。そして、溝を異方性状にエツチングし、■溝2を形
成する。
絶縁酸化物層14を溝内に形成し、続いてゲート金属部
16を蒸着する。ソース金属部18を上面上に蒸着し、
またドレイン電極金属部20を下面に蒸着する。
FETチャネル22は■溝端に沿ってp領域8を通って
いる。ソース電極18に対して正の電圧がゲート電極1
6に印加されると、p領域8中の電子はチャネル22へ
誘引され、同チャネルの導電性タイプはn型に反転する
。ついで電子はソース領域10からチャネル22を通っ
てドレイン領域4へ流れるので、電流はドレイン電極2
0から、ドレイン領域4、チャネル22、ソース領域1
0を通ってソース電極18へ流れる。
VMOS設計の主要利点のひとつは、有効チャネルの長
さが極めて短かく、そしてnノース拡散層10とpボデ
ィー拡散層8との深さの差によって決定される、という
ことである。拡散技術がたいへん進歩したので、この寸
法は非常にきっちりと制御することができる。従って、
チャネル抵抗は最大仕様に沿ってきちんと維持すること
ができる。
VMOSないし0MO5(截頭VMO5)設計のひとつ
のタイプとしてはノツチの付いたMOS F ET構造
がある。これについては、「電力MO5FETの特性研
究」、C,Hu 、  IEEE @子素子会議、論文
(l(1461−3/79.0000−015を参照の
こと。IEEE )ランザクジョン電子素子、VOl。
ED−25、ナ10.1978年10月、ならびにrU
MOs(1to)シリコン・トランジスタ」、Amma
 rおよびRogers 、 トランザクショアIEE
E。
ED−27,1980年5月、ページ907〜914に
記された異方性エツチングに従い、幅が1ミクロンはど
のノツチ付き溝を設ける。
別の構成としては、第2図に示すDMO5(2重拡散金
属酸化物半導体)FET24がある。N+開始材料26
にan−エピタキシャル#2111f6って、これにp
およびn+を拡散させて領域30と52を形成させる。
FETチャネル領域54を上面に形成し、その上に絶縁
層36を蒸着した後、ゲート金属部68を蒸着する。ソ
ース電極40に対して正の電圧をゲート電極38に印加
すると、p型頭域30の電子はゲート方向に誘引されて
上面に集まり、チャネル領域54に沿う導電性タイプを
n型に反転する。従って、破線で示すとおり、電流はド
レイン電極42から、領域26.2B、チャネル領域3
4、ソース領域52を通り、ソース電極40へ流れる。
VMO5SUMO3およびDMOS素子では、p体(ボ
ディー)とn+ソース層の拡散は、2酸化シリコン被覆
層中の同一開口部を通して行われる。
その結果、DMOS FET内の有効チャネル領域もま
た、拡散の深さの差によって制御される。横方向の浸透
は垂直方向の浸透の約80パーセントである。
MOS素子の動作仕様を安定したものとするにハ、ソの
スレシュホールド電圧、即ち、ドレイン・ソース間が導
tを開始するのに必要なゲート電圧値を制御することが
必要である。このパラメータはチャネル領域の真上のシ
リコンの表面状態、および第1図では層14、第2図2
では層36等の2酸化シリコン5iQ2の純度の影響を
強く受ける。酸化物の熱成長時、残留ガス除去剤として
働く塩化水素をシステム内に導入し、かなり純度の高い
材料を作る。
と〈Kやっかいな素子はナトリウムである。
何故なら、酸化物中にNa+イオンが存在するとDチャ
ネル素子のスレシュホールド値が減少しがちであり、ま
た同イオンが過剰になると総じてターン・オフの妨けと
なるからである。ケント金属としてアルミニウムを直接
ケント酸化物上に配置した場合には、ナトリウム・ネオ
ンがこのアルミニウム中に存在すると、2酸化シリコン
中を漂い、素子性能を劣化させることがある。コノコと
if VMO5、0MO3そしてDMO5素子について
言える。
しかしながら、トランジスタをリンの豊富な多結晶シリ
コン(多シリコン)ゲートで作る場合には、これらの材
料の技術により純度がもつと高く、スレッシュホールド
値がもつと安定なゲートを作ることができる。この技術
を用いたVMOSおよびDMOS (HEXFET)素
子の例を第5図と第4図に示す。第5図は第4図の構造
の上面図であり、)IEXの概略図を示す。ゲート電極
の接続線はウェハーの縁に沿って取付ける。
VMOS構造は垂直非ブレーナ型素子であるとされてい
る。HEXFET構造は垂直ブレーナ型素子である。
別の垂直ブレーナ型素子としては、第6図に示すSIP
MO5構造がある。nエピタキシャル層44は、第7図
の1基板46上に成長する。エピタキシャル層44の厚
さと比抵抗は、ブレーク・オーバ電圧とオン状態での抵
抗のかね合いによって決定される。標準の写真平版技術
により、P+層48(ホウ素)をエピタキシャル層内に
約2〜3ミクロン埋め込む。ついで、ウェハーから古い
2酸化シリコンをはぎとり、新しく非常に、新しい2酸
化シリコン層を、通常、塩化水素の雰囲気中で50〜6
0 nmはど成長させる。
次に、LPGVD (低圧化学蒸着)法により、ウニ・
・−の上面に多結晶シリコンを蒸着する。ついで、多シ
リコン層全体にn+を拡散させて、リンによるナトリウ
ム・イオン除去を可能とし、ゲート材料の比抵抗の減少
手段とするが、これでもこの比抵抗はアルミニウムのa
ooo倍はどである。上面に故意に傷をつけるため、多
シリコン−リン(Si/P )層の表面全体にイオン注
入物全射突する。写真抵抗材料をSi/P上に置いて、
生成させ、エツチングする。上記の傷のため、上部は下
部よ〕速くエツチングされ、第8図に示すようなテーパ
ができる。このテーパ化ゲート手法により、続後イオン
注入物はシリコン・ゲート酸化物表面までさらに均一化
したものとなる。
この状態で、慎重に制御しながられずかにイオン注入を
施したp領域52(第9図)ft加え、チャネル領域と
する。イオン注入の後、埋め込み拡散層によりこの注入
層はウェハー表面の下方に約1ミクロンはど移動する。
酸化物によるマスキングは不要である。その理由は、S
i/Pゲートが上記のとおりこのマスキング機能’&果
すからである。n+ソース領域54には、Si/Pゲー
ト・グリッド構造中の同一開口部を介してイオン注入が
行われる。不純物の密度の選定は、p+領域48が計ソ
ース領域より犬きくなり、またn+ソース領域54の深
さがほぼ04ミクロンとなるようKする。重みのある低
温酸化物層56(第6図)を付加し、ついで抵抗が1オ
一ム前後のアルミニウム材を設けて、ドレイン電極58
およびソース電極60とする。
上述のとおり、大半の電力MOS F ETの設計は垂
直構成となっている。その他一般クラスのMOS F 
ETの一例として、横型を第11図に示す。
横型MO3FET 62には、n−エピタキシャル層6
4を含む基板があり、これにp領域b6、n+ソース領
域68およびn+ドレイン領域70を拡散させる。ソー
ス電極74に対して正の電圧をゲート電極72に印加す
ると、pfiJI域66中の電子は基板の上面に誘引さ
れ、導電性タイプがチャネル領域76に沿ってn型に反
転することにより、電子はソース68から、チャネル7
6、ドリフト領域62を通ってドレイン70へと流れる
から、電流はドレイン電極78から、チャネル76を通
ってソース電極74へ流れる。横型素子62のおもな利
点は、集積化形状中に容易にイオン注入できることであ
って、全導線にアクセスできる。
先に述べた垂直型MOS F ETと同じく、第11図
に示す横型MO5FET 62は単一方向性である。
素子62には、ドリフト領域長(即ち、領域76と70
間の距離)と遮断電圧について、上述したかね合いがあ
る。遮断電圧はトリ゛フト領域長を長くするほど増大す
るが、そうするとオン状態での抵抗も増大するので望1
しくない。
上記に述べたところは、それぞれ向上モードの素子につ
いて言えることであるという点に注意を喚起したい。シ
リコン中の電子の移動度はホールの移動度の約2.5倍
なので、共通チャネルは概してn型である。オン状態時
のチャネル抵抗は、半導体の初期導電性を高め得る度合
いによって決定される。一般にゲート電圧が上昇するに
つれて、オン状態での抵抗は低くなる。
仮に、素子を空乏層をもつ素子として作成し九とすると
、ゲート信号がゼロのときのオン状態時抵抗は開始材料
の導電性によって決まろう。
ゲート電圧の印加によってオン状態での抵抗が減少する
ことはまずない。オフ状態での高い遮断電圧を維持する
ためはじめの比抵抗は高くなければならないのだから、
目下のところ製造されている空乏層をもつ素子は、その
オン状態時抵抗のため、電力FET開発における手ごわ
い競争品と考えられすぎているきらいがある。この観点
からすると、現在のJEFT #iすべて空乏層をもつ
素子なのだから、JEFT構成は電力スイッチング用途
について重要とは考えられない。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の構成では第1図〜第11図を見ると分る
ように、トランジスタはドレイン・ソース間の逆電力に
耐えられない。各素子は、(図示のnチャネル素子につ
いて)、ドレインがソースに比べて負の場合に1接合降
下によってだけドレインとソースを分離するという点で
、単一方向性である。多くの用途では、これらの素子を
効果的に使用することができる。ところが、交流ライン
電圧をドレイン・ソース間の駆動機能とする場合には、
双方向性の設計が必要となる。再度第1図〜第11図の
素子形状を吟味すると、単一方向性設計とした理由の由
来が素子を5端子エレメントとして使用する、即ち、ド
レイン電圧とゲート電圧の双方を共通ソース・ポイント
にする、ということにあるのが分る。
必然的に、ソース電極を1ソース領域に、また2体領域
に接触させて、(ケント復帰接触を設け)ねばならない
。従って、pnエピタキシャル接合部の遮断機能は無効
となる。
例えば、第1図を見ると、素子2にp領域8用の分離電
極を設け、ソース金属部18をn+ソース領域10だけ
に接触させたとすると、双方向性FETが得られる。n
領域6とp領域8の不均等性遮断機能のため、かなり非
対称となる。
第11図と同じく、n領域66について分離電極を設け
、ソース金属部74をソース領域68にだけ接触させた
とすると、双方向性FETが得られるが、n領域64と
n領域66の不均等性遮断機能のため、かなり非対称と
なる。従って、新しい形状が必要となるし、これに応じ
て新しい技術が求められる。
そこで本発明の目的は上記問題点を解決するものであっ
て、電力FETに双方向性を採用して、横型FETの幅
広い用途をもつものであって、横方向の寸法を増すこと
なく電圧遮断機能を増大できる構造が簡単で、かつ有効
なMOSFETを提供するものである。
(問題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、 第一の発明では 前記第1および第2回路接続手段を介して電圧を印加す
ると、前記ゲート手段の電位が制御されていれば、前記
第1および第2回路接続手段間を電流が流れ、またゲー
ト電位の非印加時には、前記絶縁領域によりチャネルが
前記ドリフトs域を通って導電性に誘起され反転するの
全防止し、オフ状態での電圧遮断機能を高めた構成であ
って、 第二の発明では、 前記第1および第2ソース領域にいずれかの極性の電圧
を印加すると、前記ゲート手段の電位が制御されていれ
ば、前記ソース領域間に各方向の電流が流れ、前記ドリ
フト領域中の導電通路が前記絶縁領域周辺で転換して、
前記ドリフト領域電流路の長さが増大する構成であって
、第三の発明では、 前記第2ソース領域部と前記基板間の前記第1タブ領域
部は前記上面に沿って第1チャネル領域を形成し、前記
基板と前記第3ソース領域部間の前記第2タブ領域部は
前記上面に沿って第2チャネル領域を形成しているため
に、前記第1ゲート電極手段が一定のゲート電位になる
と一定の極性のキャリアを誘引して前記第1および第2
チャネル領域を前記一方の導電性に反転し、従って前記
第1および第2主電極間をいずれかの方向の電流が流れ
るほか、 前記第4ソース領域部と前記基板間の前記第2タブ領域
部は第3チャネル領域を形成し、前記基板と前記第5ソ
ース領域部間の前記第3タブ領域部は第4チャネル領域
を形成している九め、前記第2ゲート電極手段が一定の
ゲート電位になると一定の極性のキャリアを誘引して前
記第3および第4チャネル領域を前記一方の導電性に反
転し、従って前記第2および第5主電極間をいずれかの
方向の電流が流れ、 また、一定のゲート電位の非印加時、前記FET構造が
オフ状態となって、前記絶縁領域のためその周辺のドリ
フト領域通路の長さが増大し、前記チャネル領域間の横
方向の寸法を増やさなくてもオフ状態での電圧遮断機能
が増大する構成にしたものである。
第四の発明では、 基板からなる半導体チップと、基板上に横方向に配置し
た複数のセルと、各セルは基板内にあって、基板と左右
の接合部を定めたタブ領域と、タブ領域内にあって、タ
ブ領域の左右の上方延長部との左右の接合部を定めるソ
ース領域手段と、基板上に上面に沿ってマトリックス・
プレイを形成し、基板内の下方に延びて、左右のセル間
に間隔をおいて配置された複数の絶縁領域と、中間タブ
領域部に抵抗接続する第1主電極手段と、第2主電極手
段と、基板上にマトリックス模様のようなワツフルに絶
縁されたゲート電極手段と、前記絶縁領域と左右の上方
延長部はマトリックス・アレイの中でセルの行と列とに
分けられている構成にしたものである。
(作 用) 上記の構成によってFETがオフ状態にあり、またゲー
ト端子がダイオードを介して主電極へ接がれている、と
仮定しよう。また主電極の電圧が、交流電源による作動
時、主電極に対して正方向に上昇している、と仮定しよ
う。すると、主電極に接続されたp領域から基板までに
は、接合部による単一接合部電圧降下しかないのだから
、同基板の電位レベルもまた正方向に上昇する。従って
基板はゲート電極に対して正となる。例数なら、ゲート
電極は相対的に負の主電極に接がれているからである。
換言すれば、ゲート電極は基板に対して負となる。かく
して負のゲート電極により、基板中のホールは領域内の
上面方向に誘引される。この相対電位が十分強い場合に
は、これらの領域J−1p型のチャネル領域に反転し、
相互に延びあって合する場合には、上面下方のpタブ間
で導電pチャネルを形成する。この場合、FETはオフ
状態での電圧遮断機能を喪失し、このFETに電流が流
れる。
多孔性シリコン絶縁領域により、上面の下側に沿う領域
間に導電チャネルが誘起されるのを防止する。これによ
って、オフ状態での電圧遮断機能向上が達成される。即
ち、主電極には、電子なだれ降服を起すことなく一層高
い正の電圧を印加することができる。領域の最下部範囲
下にある基板の領域はダート電極から実質的に一層長い
距離により一定に区切られているので、ホールの領域へ
の誘引は実質的に行われず、これにより領域の下部周辺
で導電チャネルが誘起されるのを防止する。
ドリフト領域の長さは、主電極ないしチャネル間の横方
向の寸法を増すことなく、絶縁領域によって実質的に増
加する、ということに注意を喚起したい。ドリフト領域
は下方に曲がり、絶縁領域の外面境界周辺をこれに沿っ
て上方に伸びて、領域間に向う。この構造のため、オフ
状態での電圧遮断機能はさらに向上する。
(実施例) 第12図は本発明に従って構成した双方向性FET構造
の概略図を示すものである。FET102には、一方の
導電性の半導体材料でできた基板104が含まれていて
、これには上面106が付いている。基板104け、2
層108等の半導体材料でできたベース層上にn−エピ
タキシャル層を成長させるのが望ましい。凝縮フッ化水
素の存在下で局部領域に一定電流を流し、単一結晶であ
りながらをお多孔性となるシリコン中の構造変化を産み
出すシリコンの陽極酸化等、既知の処理技術に従って5
多孔性シリコン領域110を基板104に形成させる。
この陽極酸化後、基板を酸化雰囲気にあてると、酸素が
多孔領域中の孔に入り、急速に領域110を酸化するこ
とにより、領域110はなお基板104と単一結晶であ
りながら、実質的に非導電となる。多孔性シリコンに代
り得るものとしては異方性エツチングがある。
この異方性エツチングでは、領域110 fcエツチン
グし−℃除ぎ、ついでいわゆる[ドクター・プレードJ
 (doctor blade)行程に従って絶縁酸化
物を充填する。
2酸化シリコン112でできた絶縁層を基板上に蒸着シ
、ついでマスキングとエツチングにより開口部114と
116を投げる。その後、多シリコン・ゲート118と
2醗化シリコン上部絶縁層120を蒸着する。一対のP
タブ領域122. 124をそれぞれ上面106かも開
口部114,116’:通して基板104内に拡散させ
る。N十領域126,128’を、それぞれ酸化物層中
の同一ホール114.j16を介して対応P領域122
,124内に拡散させるが、これは上記の2重拡散行程
と同じである。
分離マスキング方法により、あるいは上記のSIPMO
8行程に従い、N十領域126をP領域122の中央部
に形成させないようにする。Pタブ124の中央部13
2についても同様である。Pとn+の拡散は同一ホール
を通して行5ので、醸化端134は整りたものとなる。
拡散パラメータによってP端136とn子端138の横
方向の浸透を制御し、またこの両肩間に形成されるチャ
ネル領載140の横方向の長さを制御する。チャネル領
域142についても同様である。
金属部144,146を開口部114,116に蒸着し
て、対応領域126,128ならびに対応タブ領域12
2,124と抵抗接触させる。金属部144゜146F
i主1極となり、ゲート電極118によりて制御さね、
る素子に電流を流す。ゲート電極118は2酸化シリコ
ン絶縁層112により上面106上で一定間隔で絶縁区
分し、両チャネル140.142中を延ばすほか、上面
106からドリフト領域中のチャネル間を下方に走る基
板104の中央絶縁領域110中を延ばす。
ソース領域126および主g%、144[対して正の電
圧をゲー)K極118に印加すると、P領域122中の
電子は上面106に誘引され、従ってチャネル領域14
0の導電性タイプ[n型に反転する。主電極146が主
電極144に対して正であると、電流はP領域124か
ら順方向にバイアスされたPn接合148ヲ介してドリ
フト領域150内に瞬時的に流れ、ついでチャネル14
1−通ってソース126と主電極144に流れる。電流
がFETを流れ始める間もなく、主電極間の電圧が降下
し、ついで他方のFETチャネル142下方のPタブ部
152を含めて、FET諸領域の電位が減少する。従っ
て部152はゲート118に対して負と々るので、正の
ゲート118は電子を上面106方向に誘引し、この結
果、チャネル142の導電性はn型に反転し、チャネル
142が導電する。かくして順方向にバイアスされたP
n接合14Bは、第2チャネル142がオンするまで、
瞬時的に導電する。FET102の主′に流通路は、主
電極146から、ソース128、チャネル142、ドリ
フト領域即ちドレイン150、チャネル140、ソース
126を通りて、主電極144へ至るものとなる。
構造が双横方向性なので、ゲート118がソース128
に対して正である場合には、電流は主電極144から主
電極146へとも流れ得る。P領域124中の電子は上
面106上方のゲート電極118によりて上面に誘引さ
れるため、チャネル領域142はn型に反転し、従って
電子流はIT−1−ソース128からドリフト領域15
0内へと流れる。主電極144が主’fjl隠146に
対して正である場合には、チャネル140がオンするま
で、電流はP領域122から順方向バイアスPn接合1
36を介して瞬時的に流れる。主′fL流通路は、主電
極144から、ソース146、チャネル140、ドリフ
ト領域150、チャネル142、ソース128を経て、
主電極146へ至るものとなる。
ゲートを極118にゲート電位が印加されると、十分な
強度の電界が作られ、第1および第2チャネル領域14
0.  i42のすくなくとも一部の導電性タイプが反
転される。第1および第2ソース領域126,128に
いずれかの極性の電圧が印加されると、ゲート電極手段
118のゲート電位が制御されていれば、このソース領
域間に各方向の電流が流nる。この間隔をおいて離して
配置した領域126,128間の電流はチャネル領域1
40、 i42の電界を制御することによって制御され
得るもので、またこのチャネル領域の電界はゲート1[
極手段118の電位を制御することにより制御できる。
ゲート電極118にゲート電位が印加されていないとき
には、チャネル領域140,142はP型であり、本素
子は遮断オフ状態にある。主電極144から生霊ri1
46への電流は接合部148によって遮断される。主電
極146かも主電極144への反対方向の電流は接合部
136によって遮断される。
双方向性FET102を用いて交流電力を制御すること
ができる。第12図には、FETの主電極144.14
6を介して接続した負荷154と交流電源256が概略
図示されている。ゲート電極118は、ゲート端子16
0により、スイッチ手段164を通ってゲ・−ト電位源
162に接続されている。
FET102がオン状態にある場合には、スイッチ16
4は上方位置にあり、一定の極性のゲート電位源162
からグーl−電極118に印加される。交流電源156
による駆動時、主電極146が主電極144に対し5て
正であると、ゲート電極118はP領域122に接続さ
れたソース領域126と主電極に対して正となる。従っ
てチャネル140はn型に反転して導電する。即ち、電
流は正の主電極146かも、ソース領域128、チャネ
ル142、ドリフト領域150、チャネル140、ソー
ス126を経て、負の主電極144へ流れ、負荷154
を通る。
交流電源156が他方の手サイクルにあると、主電極1
44は主電極146に対して正となり、ゲートt%11
Bは負の主電極146に接続されたソース領域128と
P領域124に対して正となる。
従ってチャネル142が導電し、電流は正の主電極14
4かも、ソース126、チャネル140、ドリフト領域
150、チャネル142ヲ経て、ソース128と主電極
146へ流れる。
FET102がオフ状態にあるときには、ゲート端子1
60はいずれかの主電極と同一の電位レベルに設定する
のが望ましい。スイッチ164が左方の位置にあるとぎ
には、ゲート端子160は逆遮断ダイオード166を介
して主電極144へ接続される。
FET102がオフ状態にあり、またゲート端子160
がダイオード166を介して主電極144へ接がれてい
る、と仮定しよう。また主111極146の電圧が、交
流電源156による作動時、主電極144に対して正方
向に上昇している、と仮定しよう。すると、主電極14
6に接続されたP領域124から基板104までには、
接合部148による単−接合副電圧降下しかないのだか
ら、同基板の電位レベルもまた正方向に上昇する。従っ
て基板104はゲート電極11Bに対して正となる。
何故なら、ゲートを翫118Vi相対的に負の主電極1
44に接がれているからである。換言すれば、ゲート電
極118は基板104に対し7て負となる。
かくして負のゲー) [i 118により、基板104
中のホールは領域168,170内の上面1067j向
に誘引される。この相対電位が十分強い場合には、これ
らの領域168,170はP型のチャネル領域に反転し
、相互に延びあって合する場合には、上面106下方の
Pタブ124,122間で導電Pチャネルを形成する、
この場合、FET102はオフ状態での電圧遮断機能を
喪失し、このF E Tに′電流が流れる。
多孔性シリコン絶縁領域110により、上面106の下
側に浴う領域168,170間に導電チャネルが誘起さ
れるのを防止する。これによって、オフ状態での電圧遮
断機能向上が達成される。
即ち、主電極146には、電子なだれ降服を起すことな
く一層高い正の電圧を印加することができる。領域11
0の最下部範囲下にある基板104の領域172はゲー
ト電極118から実質的に一層長い距離により一定に区
切られているので、ホールの領域172への誘引は実質
的に行われず、これにより領域110の下部周辺で導電
チャネルが誘起されるのを防止する。
ドリフト領域150の長さは、主電極144,146な
いしチャネル140,142間の横方向の寸法を増すこ
となく、絶縁領域110によりて実質的に増加する、と
いうことに注意を喚起したい。ドリフト領域は下方に曲
がり、絶縁領域110の外面境界周辺をこれに活って上
方に伸びて、領域168.170間に向う。この構造の
ため、オフ状態での電圧遮断機能はさらに向上する。つ
まり、ドリフト領域150の長さが増大したからである
ただし、上面106に沿う横方向寸法は依然同じである
。横方向寸法をさらに小さくしてこの電圧遮断機能を増
大させたため、単位面積あたりもつと多くのセルをチッ
プ上に組入れることができる。また、セル密度が増大し
たため、所定のチップ・サイズにさらに多くのFETを
並列接続することができ、従ってオン状態時の抵抗を減
少させることができる。これについては、後で詳述する
第13図に第12図の構造の変形例を示す。
簡明さを期し、妥当なかぎり同じ参照番号を使用してい
る。ゲート電極手段は、第12図に示す単一連続型ゲー
ト電極118がら、横方向に間隔をおいて配置した一対
の分離ゲート電極174゜176を含む分離ゲート手段
に変更されている。
ゲート端子178.f8aはそれぞれ対応ゲー・ト電極
へ接続されており、また160(第12図)等の単一ゲ
ート端子に共通の接続ができ、同図に示すことくゲーテ
ィングすることができる。また第13図に示すごとく、
ゲート端子178,180はそれぞれ、主電極144,
146の非対応側に電位設定することができる。スイッ
チ182が上方のオン状態にあるときには、ゲート端子
178はスイッチ手段182を介してゲート電位源18
4に接続され、また、スイッチ182が下方のオフ状態
にあるときには、逆遮断ダイオード186を介して主電
極144に接続される。スイッチ188が上方のオン状
態にあるときには、ゲート端子180はスイッチ手段1
88を介してゲート電位源190に接続され、またスイ
ッチ188が下方のオフ状態にあるときKは、逆遮断ダ
イオード192を介して主電極146に接続される。
FET102がオフ状態にあるときの電圧遮断機能は、
第13図の分離ゲート174.176によって一層高め
られたものとなる。分離ゲート構造のため、オフ状態に
おいて領域168,170の導電性がP型に反転する割
合は減少する。例えば、上面106のグー・ト電極17
4の下方に誘引される基板104内のホールは、分離ゲ
ート構成のため、そn以上右方に拡大することはない。
ホール濃度が左方から右方に減少するため、領域168
内の電位導電チャネルは短くなる。同様に、オフ状態に
おける領域170のホール濃度は、分離ゲート構成のた
め、右方かも左方に減少する。領域168,170から
相互に合する4醒チャネルが誘起される機会は、さらK
ぐりと減少する。従って、オフ状態時、降服を起すこと
なく、主電極144,146間にさらに高い電圧を印加
することができる。
他のゲート構成や技術ももちろん可能である。
例えば、第12図に示す単一連続電極118であろうと
第13図に示す分離ゲート電極174,176であろう
とにかかわり々く、グー)[極手段を分離し、FET 
102のオフ状態時、浮遊させることができる。これに
より、ゲート電極手段は基板104の高正電位に対して
負となることはないため、高電圧遮断機能が得らn、従
って領域168.170へのホール誘引は減少する。だ
が、多くの回路用途では、ゲート電極手段を一方の主電
極と共通の基準電位レベルに設定することが望ましいし
、便利でもある。従って、第12:図と第16図に示す
構成が好ましい。
その他のゲート技術には、電源156の交流ライン電力
断から前記各スレシュホールド・保護回路全通じてのゲ
ート駆動、各サイクル中一定点テ−y−xンクスヘき交
流ラインからフェーズ・ロック・ループ等同期回路を通
じてのゲート駆動、もしくは、フローティング・ゲート
の場合には、光学的ないしその他の方法で絶縁したゲー
ト電源からのゲート駆動があるので、一応挙げてみた。
望ましいタイプのゲート構成としては、係属中の出願に
示すものがある。この場合、心流源はFETゲート内の
共通点に接続され、そしてこの共通ゲート点は抵抗およ
び一対のダイオードを介して最負値の生′ilL極に電
位レベル設定されている。負荷および交流源Y′iまた
、いろいろな方法で接続することができる。例えば、交
流′11f、源を絶縁型トランスを介してFETに結合
することができる。
第12図には、高密度高電圧横型FET構造102を示
すが、これを構成するものは、ソース領域126、ソー
ス領域126との接合部を形成するチャネル領域140
、領域168.172,170中にあってチャネル領域
140どの別の接合部136を形成するドリフト領域1
50、ソース領域126と連絡する第1回路接続手段1
44、電極146と領域128,124を形成し、ドリ
フト領域150と連絡する第2回路接続手段、ドリフト
領域150中、チャネル領域140と第2回路接続手段
間にある絶縁領域110、チャネル領域140の近傍に
配置し、十分な強度の電界を作るだめの電位を印加し1
、同領域の導電性タイプを反転するのに適したゲート手
段118でありて、これKより、第1および第2回路接
続手段間に電圧を印加すると、ゲート手段の電位が制御
されていれば、同接続手段間に電流が流れ、ゲート電位
の非印加時であれば、絶縁領域110によって、ドリフ
ト領域150中に導電チャネルが反転誘起されるのを防
止し、従ってオフ状態での電圧遮断機能が向上する。各
領域は基板の上面106に沼って配置され、絶縁領域1
10は上面106から下方に延びてチャネル領域140
と第2回路接続手段間で導電路を転換するため、ドリフ
ト領域の導電路が増大し、従って上面106に沿って横
方向の寸法を増やすことなく高遮断電圧を維持できる。
ドリフト領域150は領域172中を絶縁領域110下
部周辺に延び、ついで絶縁領域110の各側面に沼って
領域168,170中を上面106まで上方に延びる。
チャネル領域140と絶縁領域110は、ドリフト領域
150の左上方延長部168によって横方向に間隔をお
いて区切られている。第2回路接続手段と絶縁領域11
0はドリフト領域の右上方延長部170によって間隔を
おいて区切られている。第12図に示す双横型素子では
、第1回路接続手段は主電極144であって、ソース領
域126とタブ領域122に接触している。また第2回
路接続手段を構成するものは、第2チャネル領域、第2
ソース領域128、および主を極146であって、ソー
ス領域128とタブ領域124に接触し、これを抵抗短
絡している。単横型では、ソース領域128を削除し、
主電極1,46を領域124全介してドリフト領域15
0に連絡させることができる。もしくは、領域124を
削除し、主電極146をドリフト領域150に接触させ
てこれと連絡させることができる。
第14図〜第16図に第12図に示す概略構造の具体例
を示す。第14図は半導体チップ202の上面図であり
、同チップ上にはマ) IJラックスパターンないしア
レイで集積化した複数の双方向性FETがある。主端子
204(TI)、 206(T2)は、それぞれ第12
図の主電極144,146に対応するものであるが、長
く狭い並行端子ストラップ204a、 206aによっ
て対向状に延びて、複数のFETを相互接続する。ゲー
ト端子212は各側面に延びていて、連続ワツフル状マ
ドIJツクス・模様212a(第15図)によって各ゲ
ート(第12図の128)i相互接続する。第13図に
示す分離ゲート構成では、例えば、第14図の上部近傍
の下方にある右方から左方への導電ストリップによりて
ゲート174を相互接続し、左方ゲート端子212に引
出す。また、例えば下部の左方から右方への導線により
てゲート176を相互接続し、第14図の右方ゲート端
子212へと引出す、そしてこれを左方ゲート端子21
2かも分離する。
第15図は拡大図でありて、第14図で示した概略部に
対応している。第16図は第15図で示したものの断面
図である。第16図の基板214はP型代−ス層216
上に成長させたn−エピタキシャル層によって設ける。
複数のP拡散層は、ワツフル状のマトリックス酸化物パ
ターン224によって規定されるPタブ領域218.2
20222等を形成する。これらのPタブの境界により
、第15図の218a、 220a、 222a等でま
した基板内の複数のセルが規定される。これらのセルは
複数の行と列中に配置される。n+の拡散は、Pタブ領
域が形成したセル中で行われ、n+ソース領域226.
228.230等となる。第15図で232.234.
236等の番号をもつ領域は、マスキングするかその他
の処理(例えば、上記のS I PMOSプロセスに従
う)を行い、この下にn+が拡散するのを防止する。ま
たこれについで、この下にP+を拡散させ、P十領域2
58,240゜242等(第16図)を設ける。このP
+領域は、対応Pタブ部と連続的に結晶を成し、上面2
44へと上方に延びる。多孔性シリコンないし異方性状
のエツチング等を施した絶縁領域211,213等を、
第12図について上述したように形成し、上面244か
ら基板214内のセル間、および酸化物パターン224
とゲート・マトリックス212a下方に延ばす。酸化物
パターン224上に蒸着した多数シリコン・ゲート・マ
トリックス212aは、第16図に示すごとく延びる2
酸化シリコン絶縁層246で被う。拡散はアパーチュア
248゜250、252等を通して行うが、このアパー
チュアにまた主端子ストラップ金属部を蒸着し、主端子
204aを設けてソース領域226およびPり′ブ領域
218に抵抗接触させ、まだ主端子206aを設けてn
+ソース領域228およびPタブ領域220に抵抗接触
させる。
ソース領域226に対して正の電圧をゲート端子212
aに印加すると、Pタブ領域218中の電子は上面24
4のゲート端子212a下方に誘引され、チャネル領域
254の導電性タイプをn型に反転するので、電子はソ
ース226からチャネル254を通ってドレインないし
ドリフト領域256Klれる。なお、このドレインない
しドリフト領域は、絶縁領域212に沿って下方に延び
、ついで同領域の下部周辺を通り、そして同領域に沿っ
て上方に延びる基板214の一部である。生霊求206
aが主端子204aに対して正であると、電流はP領域
220から順方向にバイアスされたPn接合258を介
してドリフト領域256に瞬時的に流れ、またチャネル
領域254t−通りてソース226と端子204aに流
れる。上述したとおり、・電流がFETを流れ始める間
もなく、主端子間の電圧は降下し、チャネル260下方
のPタブ部261ヲ含めてFgTの各領域の電圧は低下
する。
従りて、部所261はゲート212aに対して負となり
、このため正のゲート212aによりて電子は上面24
4方向へ誘引され、チャネル260の導電性はn型に反
転して、チャネル260は導電する。第2チャネル26
0がオンするまで、順方向バイアスPn接合258ハ瞬
時的にだけ導電する。
FETの主電流通路は、主端子206a、ソース228
、チャネル260、ドリフト領域256、チャネル25
4、ソース226を通って主端子204aに至るものと
なる。主端子204aが主端子206aに対して正の場
合には、電流は同一経路を逆方向に流れる。
マトリックス・アレイ中の各セル218a、 220 
a。
222a等には、同一行内の右隣リセルの左方部ととも
に横型FETI形成する右方部がある。また、各セルに
は、同一行内左隣りセルの右方部とともに横型FETを
形成する左方部がある。例えば、セル220aには右方
部221(第16図)があって、セル222aの左方部
223とともに横型FET262を形成する。また、セ
ル220aには左方部225があって、セル218aの
右方部227とともに横型FET264を形成する。F
ET 262と264はそれぞれ双方向性である。
第16図から分るようK、セル、例えばセル220aは
基板214内にPタブ領域をもっていて、これは横方向
に延び、ついで上面244まで上方に延びて左右の境界
を形造り、258,266等基板214との左右接合部
を規定する。ソース領域228は左右部をもっていて、
これは横方向に延び、ついで上面244まで上方に延び
て、タブ領域220の左右の上方延長部との左右接合2
68゜270を規定する。タブ領域220の左右上方延
長部は上面244真下の左右FETチャネル260,2
72を形成する。また、ソース領域228の左右部は相
互に向って横方向に延び、ついで上面244まで上方に
延びているため、タブ領域220の中間部240は、ソ
ース領域228の左右部間全上面244まで上方に延び
る。第15図を見れば分るとおり、チャネル領域は対応
タブ領域の一部であって、対応ソース領域周辺のすくな
くとも一部を横方向に延びている。
主端子206aは上方に延びている中間タブ領域部24
0ヲ別のセルの中間タブ領域部に抵抗相互接続する。他
方の主端子204aは、上方に延びている中間タブ領域
部258ヲ残りの互い違いに配したセルに抵抗相互接続
する。これは第15図を見れば分る。ゲート端子212
aは、上面244上方において酸化物224によりワツ
フル状ないしマトリックス・パターンで絶縁されている
。各ゲート端子212aは左方セルの254等の右方F
ETチャネル上にあって、これを通り、ついで上面24
4の下方にあるドリフト領域256の上方に延びている
狭い左方部を抜け、絶縁領域212、ドリフト領域25
6の上方に延びている狭い右方部、右方セルの260等
の左方FETチャネルを通っている。256等ドリフト
領域の上方に延び狭く間隔をおいて配置した各部、およ
びゲート端子アレイ下方にある211等の絶縁領域は、
同じくワツフル状のパターンを形成シ、マトリックス・
アレイ中のセルの行と列とを分離する。
240等の中間タブ領域部はそれぞれのセル中で中心の
左方か右方にずれているため、主電極接続点も同様に各
セルで左方か右方にずれている。セルの第1行、例えば
第15図の行274では、各セルは中心の左方に主端子
接続点をもっているため、左方配向となっている。セル
の第2行、例えば行276では、各セルは中心の右方に
主端子接続点をもっているため、右方配向となっている
主端子204 a、 20 b a T1行と垂直に列
状に延びている(第15図)。上記のとおり、また第1
4図を見て分るとおり、主端子ストラップはそれぞれ並
行に対向して延びている。第15図に示すとおり、各ス
トラップは十分幅が広く、隣接セルの各部にまたがって
いる。例えばT1ストラクブ204aはセル218a、
220aにまたがっている。各ストラップはゲτト端子
上方で2酸化シリコン層246により絶縁されている(
第16図)。第15図から分るように、主端子ストラッ
プ204aは第1行274の領域280で左方配向セル
278と抵抗接触し、ついで、第2行276の領域24
8で右方配向セル218aと抵抗接触している、等々で
ある。従って、各セルによって形成される複数の双方向
性FETは、主端子204、206間を並列に接続され
ている(第14図)。
ある実際例では、チップ202は125ミル(mils
)x125ミル(mils)となっていて、2,580
のセル・ペアが入っている。各セルは55ミクロン長X
20ミクロン幅であり、ゲート・セグメント212aの
横幅は10ミクロンである。
220(第16図)等のPタブ領域は約5ミクロンの深
さまで拡散させ、228等のn+ソース領域は約1ミク
ロンの深さまで拡散させる。211等の絶縁領域は約1
5ミクロンの深さまで拡散させる。オン状態での素子の
抵抗は、高集積密度のためきわめて低く、単位面積あ之
り数多くのFETを集積できる。
絶縁領域211,213等忙1り、256等のドリフト
領域は長くなっており、しかも上面244に沿う横方向
寸法は増えていない。この構造により、小すくシた横方
向の面積に高度な電圧遮断機能を実現できる。また、チ
ップ上の単位面積に数多くのPETを集積でき、これら
を並列に接続すれば、素子のオン状態時の抵抗は減少す
る。
本発明は数々の努力から生まれたものであって、その目
的とするところは大電力スイッチング用途用の半導体素
子を開発し小電流回路ブレーカないしコンタクタに取っ
て代わろうとすることにあるが、もちろんこれに限定さ
れるものではない。かかる素子に対する性能条件は過酷
なものであり、控え目の仕様でありてすら、オン状態で
の抵抗が(LO5オーム、交流定格20アンペア(実効
値)のもとで、対応電圧遮断機能として400ボルトを
要求している。さらに、システムの障害電流遮断機能は
翫000アンペアとなっていて、システム自体が破壊し
てはならないとしている。また、製造費用は回路ブレー
カやコンタクタの費用以下でなければならない。
(発明の効果) 本発明は、オフ状態での電圧遮断が増大し、またオン状
態での抵抗が低下した横型電力FET構造を実現しよう
とするものである。上述した遮断電圧VBとオン状態で
の抵抗Ronとの間の制約を伴うかね合いは、本発明の
構造によって回避される。遮断電圧V、は、ドリフト領
域の横方向の寸法を増やさなくても増大する。
本発明はまた、小規模化した横方向の領域中に電圧遮断
機能の向上し九横型FgT構造を実現するものである。
本発明にはまた、1実施例において、高密度高遮断電圧
で、双方向性(本素子がオフ状態にある場合、いずれの
方向でも電流が流れ得る)の横型FET構造を実現する
という面がある。高密度FETと呼ばれる構造は、オフ
状態時、主電極のひとつと同一基準電位レベルに結合な
いし設定することができる非70−ティング・ゲートも
含めて、高度な電圧遮断機能を実現可能とするものであ
る。本発明により、オフ状態時、ドリフト領域を介して
導電チャネルが予期せずして誘起されるのが防止される
本発明になる構造は簡単で正確に再現でき、半導体チッ
プ上の反復マトリックス・アレイ内に製造するのに適し
ている。同一横方向領域内における各FETセルの電圧
遮断機能が向上したことにより、一層多くのFETセル
が一定のチップ領域内に集積できることになる。この増
加したFETセルを並列に接続すれば、オン状態での抵
抗がさらに低下する。ドリフト領域の横方向の寸法を増
やすことなく、従って単位面積あたりのセル数を減らす
必要もなくして、遮Ur電圧の向上が達成できる。かく
して、本発明によって、高密度高電圧FET構造が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来技術のVMO8FETの概略断面図であ
る。 第2図は、従来技術のDMO8FETの概略断面である
。 第3図は、従来技術の多数シリコン・ゲートをもつVM
O8FETの概略断面図である。 第4図は、従来技術の多数シリコン・ゲートをもつDM
O3FET (HEXFET)の概略断面図である。 第5図は、第4図の構造体の上面図であって、HEXの
概観を示す。 第6図は、従来技術のS I ))MO8/F ETの
概略断面図である。 第7図〜に10図は、第6図の構造を与える行程スラツ
ジを概略表示したものである。 第11°図は、従来技術の横型MO8FETCI概略断
面図である。 第12図は、本発明に従って構成したFF;T構造の概
略断面図である。 第13図は、第12図と同じ図であるが、別の実施例を
示すものである。 第14図は、マトリックス・アレイ中に集積化した複数
のFETをもつ半導体チンブの上面図である。 第15図は、第14図の概略部に対応する拡大図である
。 第16図は、第15図をライン16−16から見た断面
図である− 102.262,264:FET  104,214:
基板106.224:上面 110,112:絶縁手段
118:ゲート手段 126.226:第1ソース領域
128、228:第2ソース領域 140,254:第
1チャネル領域 142,260:第2チャネル領域1
22.258:第1タブ領域 124,240:第2タ
ブ領域 144:第1回路接続手段(主電極)146:
第2回路接続手段(主電極)  150,256:ドリ
フト領域 174:第1ゲート電極手段176:第2ゲ
ート電極手段 202:半導体チップ204a、 20
6aニストラツプ 211.213二第1絶縁領域 2
15:第2絶縁領域 212a:マトリックス模様 2
18a、 220a、 222a:セル 274:行特
許出願人  イートン コーポレーション糎9    
γ孕10 とi−g、11

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一方の導電性の半導体材料のソース領域と、前記
    の半導体材料とは異なつた他方の導電 性をもつ半導体材料であり、前記ソース領域との接合部
    を形成するチャネル領域と、 前記一方の導電性の半導体材料であり、前記チャネル領
    域と別の接合部を形成するドリフト領域と、 前記ソース領域と連絡する第1回路接続手段と、 前記ドリフト領域と連絡する第2回路接続手段と、 前記ドリフト領域中で前記チャネル領域と 前記第2回路接続手段との間にある絶縁領域と、 前記チャネル領域の近傍に配置し、十分な強度の電界を
    作るための電位を印加し前記チャネル領域中の導電性タ
    イプを反転するのに適したゲート手段から構成された高
    密度高電圧横方型FET構造が、 前記第1および第2回路接続手段を介して電圧を印加す
    ると、前記ゲート手段の電位が制御されていれば、前記
    第1および第2回路接続手段間を電流が流れ、またゲー
    ト電位の非印加時には、前記絶縁領域によりチャネルが
    前記ドリフト領域を通つて導電性に誘起され反転するの
    を防止し、オフ状態での電圧遮断機能を高めたことを特
    徴とする、高密度高電圧FET。
  2. (2)前記それぞれの領域が半導体基板の上面に沿つて
    配置されており、また前記絶縁領域が前記上面から下方
    に延びて前記チャネル領域と前記第2回路接続手段の間
    で導電通路を転換するために、ドリフト領域での導電路
    が延長され、前記上面に沿つて横方向の寸法を増やさな
    くてもより高い遮断電圧が維持できることを特徴とする
    、特許請求の範囲第1項に記載の高密度高電圧FET。
  3. (3)前記ドリフト領域が前記絶縁領域下部周辺を通り
    前記絶縁領域の各側面に沿つて前記上面まで上方に延び
    ていて、前記チャネル領域と前記絶縁領域が前記ドリフ
    ト領域の左上方の延長部によつて横方向に間隔をおいて
    区切られ、また前記第2回路接続手段と前記絶縁領域が
    前記ドリフト領域の右上方の延長部によつて間隔をおい
    て区切られていることを特徴とする、特許請求の範囲第
    2項に記載の高密度高電圧FET。
  4. (4)前記ソース領域と前記ドリフト領域の前記左上方
    延長部が前記チャネル領域によつて横方向に間隔をおい
    て区切られていることを特徴とする、特許請求の範囲第
    3項に記載の高密度高電圧FET。
  5. (5)前記チャネル領域が、前記ソース領域周辺を横方
    向にすくなくとも部分的に延びている前記逆方向導電性
    のタブ領域の1部であることを特徴とする、特許請求の
    範囲第4項に記載の高密度高電圧FET。
  6. (6)前記第1回路接続手段が前記ソース領域と前記タ
    ブ領域に接続され、前記ソース領域と前記チャネル領域
    を抵抗短絡していることを特徴とする、特許請求の範囲
    第5項に記載の高密度高電圧FET。
  7. (7)前記ゲート手段が前記上面に沿つて横方向に延び
    、また前記上面上方で絶縁層により間隔をおいて区切ら
    れたゲート電極を形成し、前記ゲート電極が前記チャネ
    ル領域を通つて延び、また前記ドリフト領域の前記左上
    方延長部をすくなくとも部分的に通つて前記チャネル領
    域と前記絶縁領域間に延びていることを特徴とする、特
    許請求の範囲第6項に記載の高密度高電圧FET。
  8. (8)前記絶縁領域が酸化物を充填した多孔性シリコン
    より成り前記絶縁領域の導電性を実質的に低下させ、ま
    た前記絶縁領域周辺の導電路を転換することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第2項に記載の高密度高電圧FET
  9. (9)一方の導電性の半導体材料の第1ソース領域と、 前記の半導体材料とは異つた他方の導電性をもつ半導体
    材料であり、前記第1ソース領域との接合部を形成する
    第1チャネル領域と、前記一方の導電性の半導体材料で
    あり、前 記第1チャネル領域と別の接合部を形成するドリフト領
    域と、 前記他方の導電性の半導体材料であり、前記ドリフト領
    域との接合部を形成する第2チャネル領域と、 前記一方の導電性の半導体材料であり、前記第2チャネ
    ル領域との接合部を形成する第2ソース領域と、 前記ドリフト領域中の前記第1および第2チャネル領域
    間に形成された絶縁領域と、 前記第1および第2チャネル領域近傍に配置し、十分な
    強度の電界を作るための電位を印加し前記第1および第
    2チャネル領域の導電性タイプを反転するのに適したケ
    ント手段から構成された双方向性FETが、 前記第1および第2ソース領域にいずれかの極性の電圧
    を印加すると、前記ゲート手段の電位が制御されていれ
    ば、前記ソース領域間に各方向の電流が流れ、前記ドリ
    フト領域中の導電通路が前記絶縁領域周辺で転換して、
    前記ドリフト領域電流路の長さが増大することを特徴と
    する、高密度高電圧FET。
  10. (10)前記チャネル領域が前記ドリフト領域によつて
    横方向に間隔をおいて区切られ、前記絶縁領域が前記チ
    ャネル領域間を前記FETの上面から下方に延びていて
    、前記ドリフト領域が前記絶縁領域と前記チャネル領域
    間を前記上面まで上方に延びている左上方および右上方
    延長部をもつことを特徴とする、特許請求の範囲第9項
    に記載の高密度高電圧FET。
  11. (11)前記ソース領域が前記上面に沿つて横方向に間
    隔をおいて配置され、また前記チャネル領域、前記左上
    方および右上方延長ドリフト領域部、および前記絶縁領
    域が前記ソース領域間に配置されていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第10項に記載の高密度高電圧FE
    T。
  12. (12)前記各ソース領域に接続された一対の主電極を
    形成し、前記ゲート手段が前記上面に沿つて横方向に延
    び、絶縁層により同上面上方で間隔をおいて区切られた
    ゲート電極手段からなつていて、前記ゲート電極手段が
    前記第1チャネル領域と、前記第2チャネル領域を通つ
    て延びている部所を包含することを特徴とする、特許請
    求の範囲第11項に記載の高密度高電圧FET。
  13. (13)前記FETがゲート電位の非印加時オフ状態と
    なつて、前記ドリフト領域と一方の前記チャネル領域間
    の接合部により一方の前記主電極へ向う電流が遮断され
    、また前記ドリフト領域と他方の前記チャネル領域間の
    接合部により他方の前記主電極へ向う電流が遮断される
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第12項に記載の高
    密度高電圧FET。
  14. (14)前記主電極間のドリフト領域電流通路が前記絶
    縁層の下部周辺で下方に転換するために、ドリフト領域
    電流通路の長さが増大して、前記チャネル領域間の横方
    向の寸法を増やさなくてもオフ状態での電圧遮断機能が
    維持できることを特徴とする、特許請求の範囲第13項
    に記載の高密度高電圧FET。
  15. (15)オフ状態時、前記ドリフト領域中のキャリアの
    前記上面方向への誘引が前記絶縁領域による分離の増大
    によつて減少するために、前記ゲート電極手段の隣接の
    前記上面に沿うキャリア濃度が減少し、オフ状態時、前
    記ドリフト領域を介して導電チャネルが予期せずして誘
    起されるのを防止することを特徴とする、特許請求の範
    囲第14項に記載の高密度高電圧FET。
  16. (16)前記ゲート電極手段が、前記第1チャネル領域
    に延び、また前記左上方延長ドリフト領域部のすくなく
    とも一部を通つて延びる第1ゲート電極と、前記第2チ
    ャネル領域を延び、また前記右上方延長ドリフト領域部
    のすくなくとも一部を通つて延びる第2ゲート電極を備
    えた分離ゲート構造からなることを特徴とする、特許請
    求の範囲第15項に記載の高密度高電圧FET。
  17. (17)前記FETのオフ状態時、前記各ゲート電極が
    前記各主電極の電位レベルに設定でき、また高電圧遮断
    機能を維持することを特徴とする、特許請求の範囲第1
    6項に記載の高密度高電圧FET。
  18. (18)前記チャネル領域が、前記各ソース領域周辺の
    すくなくとも一部を横方向に延びていて、前記各ソース
    領域と対応するタブ領域に接続され前記各ソース領域と
    チャネル領域とを抵抗短絡する一対の主電極を形成した
    前記他方の導電性の半導体材料の前記タブ領域の一部で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第11項に記載
    の高密度高電圧FET。
  19. (19)前記絶縁領域が酸化物を充填した多孔性シリコ
    ンよりなり、前記絶縁領域の導電性を実質的に低下させ
    たことを特徴とする、特許請求の範囲第14項に記載の
    高密度高電圧FET。
  20. (20)前記絶縁領域が酸化物を充填した異方性のエッ
    チング溝からなることを特徴とする、特許請求の範囲第
    14項に記載の高密度高電圧FET。
  21. (21)一方の導電性の半導体材料であり、上面をもつ
    基板と、 他方の導電性の半導体材料であり、前記基板内を前記上
    面に沿つて存在する第1タブ領域と、 前記一方の導電性の半導体材料であり、前記第1タブ領
    域内を前記上面に沿つて横方向に間隔をおいて配置され
    た第1および第2ソース領域部と、 前記他方の導電性の半導体材料であり、前記基板内を前
    記第1タブ領域から前記上面に沿つて横方向に間隔をお
    いて配置した第2タブ領域と、 前記一方の導電性の半導体材料であり、前記第2タブ領
    域内を前記上面に沿つて横方向に間隔をおいて配置した
    第3および第4ソース領域部と、 前記基板内にあつて、第5、第6、第7、第8等のソー
    ス領域部をもつ第5、第4等のタブ領域と、 前記基板内を前記上面から一定の深さまで下方に延び、
    前記第1および第2タブ領域間に横方向に間隔をおいて
    配置された第1絶縁領域と、 前記基板内を前記上面から一定の深さまで下方に延び、
    前記第2および第3タブ領域間に横方向に間隔をおいて
    配置された第2絶縁領域と、 前記基板内の前記第2および第3等のタブ領域間にある
    第3、第4等の絶縁領域と、 前記上面上に間隔をおいて絶縁配置され、 前記第1タブ領域部を通つて前記第2ソース領域部と前
    記基板間に延びる部所をすくなくとも一箇所備え、前記
    第2タブ領域部を通つて前記基板と前記第3ソース領域
    部間に延びる部所をすくなくとも一箇所備えた第1ゲー
    ト電極手段と、 前記上面上に間隔をおいて絶縁配置され、 前記第2タブ領域部を通つて前記第4ソース領域部と前
    記基板間に延びる部所をすくなくとも一箇所備え、前記
    第3タブ領域部を通つて前記基板と前記第5ソース領域
    部間に延びる部所をすくなくとも一箇所備えた第2ゲー
    ト電極手段と、 第3、第4等のゲート電極手段と、 前記第1および第2ソース領域部と前記第1および第2
    ソース領域間の前記第1タブ領域部に抵抗接続した第1
    主電極と、 前記第3および第4ソース領域部と前記第3および第4
    ソース領域間の前記第2タブ領域部に抵抗接続した第2
    主電極と、 第3、第4等の主電極からなる横方向に集積化された複
    数の電力スイッチングFETから構成された双方向性構
    造が 前記第2ソース領域部と前記基板間の前記第1タブ領域
    部は前記上面に沿つて第1チャネル領域を形成し、前記
    基板と前記第3ソース領域部間の前記第2タブ領域部は
    前記上面に沿つて第2チャネル領域を形成しているため
    に、前記第1ゲート電極手段が一定のゲート電位になる
    と一定の極性のキャリアを誘引して前記第1および第2
    チャネル領域を前記一方の導電性に反転し、従つて前記
    第1および第2主電極間をいずれかの方向の電流が流れ
    るほか、 前記第4ソース領域部と前記基板間の前記第2タブ領域
    部は第3チャネル領域を形成し、前記基板と前記第5ソ
    ース領域部間の前記第3タブ領域部は第4チャネル領域
    を形成しているため、前記第2ゲート電極手段が一定の
    ゲート電位になると一定の極性のキャリアを誘引して前
    記第3および第4チャネル領域を前記一方の導電性に反
    転し、従つて前記第2および第3主電極間をいずれかの
    方向の電流が流れ、 また、一定のゲート電位の非印加時、前記FET構造が
    オフ状態となつて、前記絶縁領域のためその周辺のドリ
    フト領域通路の長さが増大し、前記チャネル領域間の横
    方向の寸法を増やさなくてもオフ状態での電圧遮断機能
    が増大することを特徴とする、高密度高電圧FET。
  22. (22)オフ状態時、前記ゲート電極手段が前記主電極
    のすくなくとも一方の電位レベルに設定でき、前記絶縁
    領域によつてその下方基板領域の前記上面からの分離度
    が増大するため、オフ状態時、前記基板内の一定極性の
    キャリアに働く前記ゲート電極手段の誘引力が減少し、
    従つて前記基板を介して導電性の反転した導電チャネル
    が予期せずして誘記されるのを防止し、オフ状態での電
    圧遮断機能を維持することを特徴とする、特許請求の範
    囲第21項に記載の高密度高電圧FET。
  23. (23)前記ゲート電極手段を抵抗相互接続する手段と
    、前記第1、第3、第5等の主電極を抵抗相互接続する
    手段と、前記第2、第4等の主電極を抵抗相互接続する
    手段とを形成したことを特徴とする、特許請求の範囲第
    22項に記載の高密度高電圧FET。
  24. (24)一方の導電性の半導体材料の基板からなる半導
    体チップと、 前記基板上にその上面に沿つてマトリックス・アレイを
    形成する横方向に間隔をおいて配置した複数のセルと、 前記各セルは右方隣接セルの左方部とともに横型FET
    を形成する右方部と、左方隣接セルの右方部とともに横
    型FETを形成する左方部をもち、 また前記各セルは、 前記基板内にあつて、横方向に延び、ついで前記上面ま
    で上方に延びて左右の境界を形成し、前記基板との左右
    の接合部を規定する他方の導電性の半導体材料でできた
    タブ領域と、 前記タブ領域内にあつて、横方向に延び、 ついで前上面まで上方に延びて、前記タブ領域の前記左
    右の上方延長部との左右接合部を規定する左右部を有す
    る前記一方の導電性の半導体材料のソース領域手段と、 前記上面の頁下で左右のFETチャネルを形成する前記
    タブ領域の前記左右上方延長部と、前記上面へと上方に
    延びているため、前記タブ領域の中間部は前記左右ソー
    ス領域間を前記上面まで上方に延び、かつ相互に横方向
    に延びている前記左右ソース領域部とからなり、前記基
    板上に前記上面に沿つてマトリックス・アレイを形成し
    、前記基板内に一定の深さまで下方に延びている横方向
    に間隔をおいて配置され、かつ右方セルと左方セル間に
    横方向に間隔をおいて配置された複数の絶縁領域と、 前記上面で上方に延びている中間タブ領域部を別のセル
    の中間タブ領域部に抵抗相互接続する第1主電極手段と
    、 他のセルの上方に延びている中間タブ領域部を抵抗相互
    接続する第2主電極手段と、 左方のセルの前記右方のFETチャネルの上方にあつて
    、これを通つて延びている部所を少なくとも一箇所備え
    、かつ右方のセルの前記左方のFETチャネルを通つて
    延びている部所を少なくとも一箇所備えて、前記基板の
    前記上面の上方に各ゲート電極がマトリックス模様のよ
    うなワツフル(Waffle)内に絶縁されたゲート電
    極手段と、 前記絶縁領域と左方の前記セル間を前記上面まで上方に
    延びている左方部と、前記絶縁領域と右方のセル間を前
    記上面まで上方に延びている右方部とを有し、前記絶縁
    領域ならびに前記左右の上方基板延長部はワツフル状の
    模様を形成して、前記マトリックス・アレイ中で前記セ
    ルの行と列とに分けられていることを特徴とする高密度
    高電圧FET。
  25. (25)前記上方の延長中間タブ領域部は前記セル内で
    中心の左ないし右にずれているため、前記主電極接続点
    も各セル内で左ないし右にずれているほか、 各セルの第1行では、各セルは中心から左方に前記主電
    極接続点をもつていることにより、左方に配向し、 各セルの第2行では、各セルは中心から右方に前記主電
    極接続点をもつていることにより、右方に配向している
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第24項に記載の高
    密度高電圧FET。
  26. (26)前記第1および第2主電極手段が列形態で前記
    行に垂直に延びていて、前記第1および第2主電極手段
    が複数の端子ストラップによりお互いにかみ合うように
    相互に並行に延びているほか、各ストラップが前記行を
    通つて垂直に延び、その幅は各行の隣接セル各部に十分
    またがり得るものであり、また各ストラップは前記ゲー
    ト電極手段上方で絶縁されており、さらに所与のストラ
    ップは第1行で左方配向セルと抵抗接触し、ついで第2
    行で右方配向セルと抵抗接触することを特徴とする、特
    許請求の範囲第25項に記載の高密度高電圧FET。
  27. (27)前記基板が一定の深さのエピタキシャル層を包
    含していて、ここに前記各領域が形成され、また前記絶
    縁領域が前記エピタキシャル領域より浅く前記タブ領域
    より深いところまで延びていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第24項に記載の高密度高電圧FET。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016181862A1 (ja) * 2015-05-13 2016-11-17 住友電気工業株式会社 炭化珪素半導体装置
JP2018101796A (ja) * 2013-11-08 2018-06-28 住友電気工業株式会社 炭化珪素半導体装置
US10340344B2 (en) 2013-11-08 2019-07-02 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Silicon carbide semiconductor device and method for manufacturing the same

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