JPS6232065Y2

JPS6232065Y2 -

Info

Publication number: JPS6232065Y2
Application number: JP1983023839U
Authority: JP
Priority date: 1983-02-22
Filing date: 1983-02-22
Publication date: 1987-08-17
Also published as: US4524974A; JPS59130765U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、ゴルフテイの改良、特に埋設部の中
央に下端を固定し、上端に膨出部が形成されてい
るつまみに関する。

従来、ゴルフテイは第１図イに示すように、合
成樹脂、木竹製を問わず、すべて土中に挿し込む
埋設部１とゴルフボールをおく載置部２とが一体
成形されている。

そのため、テイシヨツトしたときに、ゴルフテ
イ上のゴルフボールにクラブのヘツドのセンター
以外がストライクすると、ゴルフボールが飛ぶと
同時にゴルフテイも土中より抜去し草むら等に落
下する。

ゴルフボールの行方を確認したのちに、ゴルフ
テイを捜すとき、応々にしてゴルフテイがすぐみ
つからず、ゲームの進行の妨げになつていた。

このような欠点を解決すべく、埋設部の他端に
弾力性にとむコイルスプリング３よりなるボール
載置部２を形成したものが知られている。（実開
昭51−129370号）ところが、ボールを載置する個所が通常のコイ
ルスプリングであるため、テイシヨツトのさい受
けるスプリングのたわみが永久変形し、再使用に
支障を来たす欠陥を有する。

又、埋設部を抜き取るさいにコイルバネに直接
作用すると該コイルバネに悪影響をおよぼすこと
になる。

本考案の技術的課題の１つは、埋設部とボール
載置部の支柱間を嵌脱自在にすると共にこれら両
者間をコイルばねに連結することにより、使用時
不使用時を問わず前記コイルばねが前記ボール載
置部の支柱の外周に巻回されているとともに該埋
設部を抜き取るさいに上記コイルバネに影響を与
えることのないつまみを備えたゴルフテイを提供
することにある。

上記技術的課題を解決するための本考案の構成
すなわち技術的手段は一端を土中に差し込む埋設
部とボール載置部間にコイルばねを配してなるゴ
ルフテイにおいて、該ボール載置部はボールを載
せるカツプ状のボール受け部と中空状あるいは充
実支柱から構成されるとともに該ボール受け部の
任意個所にはエンジニアリングプラスチツク材料
よりなるコイルばねの一端が固定され、その他端
が埋設部の任意個所に固定されており、さらにプ
ラスチツク製つまみの一端を埋設部の中央に固定
し、他端に膨出部が形成され、かつ該膨出部の径
が前記コイルばねの径より小さく形成されてお
り、該埋設部の凸部を前記中空状あるいは充実支
柱の凹部又は中空部に嵌合することにより、前記
コイルばねが中空状あるいは充実支柱と埋設部間
に保持されるゴルフテイを提供することにある。

該埋設部は土中に挿込むのに適度の硬さを有
し、その先端がクイ形状に形成されているピンが
適する。

本考案におけるコイルばね及びつまみの材料は
合成樹脂が適する。

特に合成樹脂は所要径のバー材の外周に一部を
巻きつけ、この状態で約200度前後のトンネル炉
内を通過することによつてつまみが形成される。

該合成樹脂材料としては弾性（変形回復）にす
ぐれているポリアミド、ポリアミドイミド、ポリ
アリレートおよびポリエステル等に難燃剤を配合
したものがよい。

ボール載置部はゴムまたは合成樹脂の如き材料
を用い、ボール受部と支柱とを一体に形成するか
若しくはそれぞれ分割して構成され、両者を接着
剤、嵌合、ねじ固着などの適宜手段にて一体的に
形成し、埋設部には合成樹脂または他の材料、例
えば合成ゴム木材を用いる。

以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を
説明する。

符号１０で全体的に示してあるのはゴルフテイ
である。ゴルフテイ１０は図示した型式のものだ
けでなく、他の適当な型式のものも採用できる。

ゴルフテイ１０を大別すると、断面略逆三角形
状の埋設部１１と円筒コイルばね１２およびボー
ル載置部１３からなる。

該埋設部１１は合成樹脂材料にて一体成形さ
れ、その先端がクイ形状の如きピンを形成し、後
端より軸方向中央に挿入孔１５が形成されると共
に後端面には環状凸部１６が形成される。

円筒コイルばね１２は合成樹脂材料よりなる組
状の素材を所要径のバー材にスパイラル状に巻回
し、この状態で約200度前後の電気炉内を通過す
ることによつてコイルばねが成形され、同時にそ
の両端には係止部１７，１８が形成される。

該上下係止部１７，１８はボール載置部１３と
埋設部１１の任意個所に形成された挿入用穴１
５，１９を差し込み、接着剤で固着するか、ある
いは高周波加熱にて融着するのが好しい。

前記ボール載置部１３は断面略逆截頭円錐形状
を呈し、該ボール載置部１３の上面には彎曲部１
４が形成され、ゴルフボール（図示せず）の座り
をよくする。

プラスチツク製つまみは下端２１を埋設部１１
の中央挿入用穴１５に差し込み固定し、上端（他
端）に膨出部２２が形成され、かつ該膨出部２２
の径がコイルバネ１２の径より小さく形成され
る。

２５はボール載置部１３の中央軸方向に形成さ
れた小径貫通孔１９に連通せる中空状支柱のポケ
ツトで、該ポケツト２５に円筒コイルばね１２が
収納される。

第３図は本考案の他の実施例を示す断面図で、
ボール載置部２３と支柱部分が充実しており、下
端より中央軸方向上端に向つて凹部２４が形成さ
れ、該凹部２４に前記つまみの膨出部２２が嵌入
される。

また、つまみの下端２１は埋設部１の中央挿入
用穴１５に差込み固定される。

作用について述べる。

テイシヨツトに際しては、これまでと同様ゴル
フテイ１０のピン１１を土中に挿入セツトする。

ゴルフボールはボール載置部１３の彎曲面１４
に保持される。

テイシヨツトによりゴルフボールのセンターに
ヘツドが当る場合はボールのみ飛んで行き、該ボ
ール載置部１３は埋設部１１と共に定位置にあ
る。

ところが、ドライバーのヘツドの一部がゴルフ
テイ１０の上方ボール載置部１３の部分に触れた
場合、ゴルフボールのみが飛び、ボール載置部１
３は埋設部１１の凸部１６より離脱して地上に落
下すると、両者間を連結する円筒コイルばね１２
の弾性により該埋設部１１に最も近接した位置ま
で戻され、埋設部１１は地面に挿入された状態に
ある。

その時、つまみの膨出部２２が露出することに
なり、該つまみの膨出部２２をもつて、地面より
埋設部１１を抜きとり、ボール載置部１３の凹部
に埋設部１１の凸部１４を嵌合すると、ボール載
置部１３の支柱の外周に円筒コイルばね１２が巻
回される。

したがつて、ゲーム中ゴルフテイを捜す必要な
く、直ちに次の行動に移すことができ、ゴルフコ
ンペの楽しみをより一層倍加せしむる。

また、本考案のゴルフテイは上下に２分され、
その下半身のみが土中に埋設されるので、テイー
シヨツトした場合でもその抵抗は殆んどなく、ボ
ールに全てインパクトが作用し、ボールの飛球距
離が伸びることになる。

なお、コイルばねは円筒に限らず他の形状すな
わち、円錐コイルばねでもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図イ，ロは公知のゴルフテイの断面図、第
２図は本考案におけるボール載置部が中空状支柱
からなるゴルフテイの断面図、第３図は本考案に
おけるボール載置部が充実支柱からなるゴルフテ
イの断面図、第４図はテイシヨツトしたさい、つ
まみ部が露出する状態を示す正面図である。１１：埋設部（ピン）、１２：コイルばね、１
３，２３：ボール載置部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端を土中に差し込む埋設部とボール載置部
間にコイルばねを配してなるゴルフテイにおい
て、該ボール載置部はボールを載せるカツプ状
のボール受け部と中空状あるいは充実支柱から
構成されるとともに該ボール受け部の任意個所
にはエンジニアリングプラスチツク材料よりな
るコイルばねの一端が固定され、その他端が埋
設部の任意個所に固定されており、さらにブラ
スチツク製つまみの一端を埋設部の中央に固定
し、他端に膨出部が形成され、かつ該膨出部の
径が前記コイルばねの径より小さく形成されて
おり、該埋設部の凸部を前記中空状あるいは充
実支柱の凹部又は中空部に嵌合することによ
り、前記コイルばねが中空状あるいは充実支柱
と埋設部間に保持されることを特徴とするゴル
フテイ。 (2) ボール載置部はカツプ状のボール受け部と中
空状あるいは充実支柱が一体に形成されている
実用新案登録請求の範囲の第１項記載のゴルフ
テイ。 (3) ボール載置部はカツプ状のボール受け部に適
宜な手段にて中空状あるいは充実支柱が固着さ
れている実用新案登録請求の範囲の第１項記載
のゴルフテイ。