JPS6232009Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6232009Y2
JPS6232009Y2 JP8111584U JP8111584U JPS6232009Y2 JP S6232009 Y2 JPS6232009 Y2 JP S6232009Y2 JP 8111584 U JP8111584 U JP 8111584U JP 8111584 U JP8111584 U JP 8111584U JP S6232009 Y2 JPS6232009 Y2 JP S6232009Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
handpiece
suction
valve
hose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8111584U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60192808U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8111584U priority Critical patent/JPS60192808U/ja
Publication of JPS60192808U publication Critical patent/JPS60192808U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6232009Y2 publication Critical patent/JPS6232009Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は医療用機器に係り、詳細には手術用に
用いるメス等の切断手段のうち、特に流体の噴射
によつて切開、切断等を実施するための高圧流体
噴射装置に関する。
考案の技術的背景 近年、各種手術方法に加えて、限定された部位
に対して、加圧流体ジエツトを適用する方法が研
究されている。このような技術は例えばBritish
Journal of Surgery Vol.69 Page93〜94などの先
行文献により知見し得る。加圧流体ジエツトを使
用する方法によれば、圧力と噴射量を適正な範囲
に調整することによつて脈管系等の索状物を切る
ことなく周囲の組織と遊離することが可能である
のみならず、遊離組織を噴射流体と共に施術部位
から排除し得る。そして、その適用範囲は広く、
10MPa等の高圧を用いた切開、切断、1MPaある
いはそれ以下の低圧を用いた剥離、柔軟部位にお
ける実質細胞と索状物との分離、洗浄等において
効果的に利用可能である。使用流体としては生理
的食塩水、アドレナリン溶液、その他生体反応の
ない流体が使用され得る。更に液温を適宜調整す
ることによつて前記操作と同時に冷却または加温
を施すことが可能であるなど、広い用途と多くの
効果を有するものとして研究と実験が進められて
いる。しかし、加圧流体が噴射されて患部に衝突
した際に患部組織の遊離したものと水とが混合さ
れて加圧流体ジエツトによつて激しく撹拌作用を
受けて発泡し、適切な位置の認定を困難にした
り、泡の飛散が周囲を汚損する等の障害が発生す
ることが判つている。これらの障害を克服し、有
効に使用し得るノズル手段を本願出願人は既に提
案した。
背景技術の問題点 本願出願人が既に提案したノズル手段によれ
ば、ノズルからの加圧流体の噴射を制御するバル
ブ機構が、ノズル装置、所謂ハンドピースに内蔵
されているもので、機能的には、ハンドピース内
で加圧流体を遮断するために余分な流体がノズル
から不用意に垂れ落ちることが無いことや、バル
ブ機構とノズルチツプが近接しているため流体の
噴射、停止の応答が機敏であるなどの利点を有す
る反面、ハンドピースに配設した操作レバー等に
よつてバルブ制御をしなければならないため操作
上において不安定になるという懸念があつた。
考案の目的 そこで本考案では、種々改良の結果、操作が容
易であり、かつ従来の利点である流体の噴射、停
止の応答性及び流体の遮断性が損なわれない効果
的な装置を提供せんとするものである。
考案の構成 前記目的を達成するために、ハンドピースと流
体加圧装置とをバルブを介して可撓管で連結して
成り、ハンドピースには流体噴射のためのノズル
チツプと流体を吸引するための吸引部材とを配設
したものである。流体加圧装置には所謂ポンプ装
置が、可撓管には耐圧ホースが効果的に使用され
得る。
考案の実施例 次に図示の実施例に基づいて本考案を更に詳細
に説明する。
図にをいて、1はハンドピースであつて、ノズ
ルチツプ2を嵌装したホルダー4と、該ホルダー
4にねじ込み固定したキヤツプ5と、該キヤツプ
5の前方に延設した縮径部6に装着した吸引ノズ
ル3と、ホルダー4の後部に配設した把持部7と
から成つている。ホルダー4の後端面にはホース
8がねじ込まれている。該ホース8はバルブ9を
介してポンプ10に連結されている。ポンプ10
は吸入ホース12によつて流体容器11に接続さ
れている。
さて、手術の実施に当り、ポンプ10を起動し
て流体容器11に貯留された流体を、吸入ホース
12を経てポンプ10に吸入し加圧する。流体
は、生体に対して悪影響を及ぼさないような、生
理的食塩水やアドレナリン溶液などが効果的に使
用される。ポンプ10は、従来医療用に利用され
ている、例えばダイヤフラム方式やプランジヤ方
式、あるいはチユーブ圧搾方式など種々の方式の
ものが効果的に適用され得るが、使用後において
消毒、滅菌が容易に実施できるものであれば方式
を問わず有効に使用可能である。また、流体容器
11については、医療用に多用されている500ml
の薬品ビンを倒立してそのまま使用すれば衛生的
であり、吸入ホース12を分岐して複数本の薬品
ビンを連接すれば長時間の使用において流体補充
の手間が省けて効果的である。あるいは、別段の
容器11を設けて必要量の流体を貯留するように
してもよい。
このようにしてポンプ10で加圧された流体は
ホース8を通つてハンドピース1へ送られる。ポ
ンプ10からハンドピース1の途中においてホー
ス8にはバルブ9が好適に配設されていて、ポン
プ10から吐出される流体はバルブ9で遮断され
ており、バルブ9の操作により流体をハンドピー
ス1へ供給可能に成されている。すなわち、バル
ブ9は常時閉塞されており、必要時に開放操作を
行う形式のものが効果的である。前記開放操作
は、バルブ9を直接操作するもの、あるいは電気
的なスイツチを操作することによつて切り換えら
れる電磁弁方式のもの等が何れも使用可能であ
る。切り換え操作については、足踏み操作方式が
有効に使用されるものである。バルブ9を開放す
ることによつてポンプ10から吐出された流体は
ホース8を通つてハンドピース1へ送られ、ノズ
ルチツプ2から噴出する。ノズルチツプ2から噴
出した流体は、キヤツプ5に穿設した噴出口13
を通り、更に、吸引ノズル3の軸心に穿設した噴
射孔14を通つてハンドピース1外へ噴出する。
噴出した流体は目的の術部に衝突して、所望の
細胞組織等を切除、剥離、あるいは遊離する。こ
のとき、流体の圧力がその作用目的に応じて最適
に調節されていて、例えば肝臓のような比較的柔
軟な部位の切除には500kPa前後の圧力が適用さ
れるので血管等の脈管系索状組織は切断されずに
そのまま残存することになり、出血の無い極めて
明瞭な環境で手術を実施し得る。
バルブ9を操作して、ハンドピース1とポンプ
10との連通を遮断すれば、ノズルチツプ2へ供
給される流体が遮断されて流体の噴射が停止され
る。このとき、ノズルチツプ2に穿設されている
流体噴射孔15は例えば直径0.2mmのような極め
て小さな孔であるため、該流体噴射孔15やその
上流におけるホルダー4内あるいはバルブ9から
ハンドピース1に至るまでの間のホース8内に溜
つた流体は流体噴射孔15から垂れ落ちることは
無い。一方加圧された流体の圧力は前記のような
値が一般的に使用されることと、ホース8が伸縮
の少ない耐圧性の物であることと相俟つて、バル
ブ9で流体が遮断された時にホース8あるいはハ
ンドピース1内に溜つている流体が加圧状態にあ
る時間は瞬間に過ぎず、また逆にバルブ9が開放
されて流体の噴射を開始するときも、バルブ9の
切り換えからノズルチツプ2の流体噴射までの時
間は瞬間であり、実用上充分な応答速度であると
言える。
流体の噴射が停止された後、吸引ノズル3の先
端16を術部あるいは、噴射流体や切除組織が滞
留した部位へ接触させる。吸引ノズル3には吸引
孔17が複数個穿設され、該吸引孔17は後部に
おいて統合され、吸引ノズル3に延設した吸引パ
イプ18に連通している。吸引パイプ18には吸
引ホース19が連結されて該吸引ホース19によ
つて吸引装置20に接続されている。従つて、吸
引装置20を駆動しておけば、吸引ノズル3の先
端16を前記のように術部や流体滞留部位に接触
させることによつて、切除された組織や噴射され
た流体を効率よく吸引除去することができる。ま
た、吸引装置20を常時駆動しておけば、バルブ
9の開閉に拘わらず吸引ノズル3から流体等を吸
引可能であるので、例えば、洗浄を目的としてノ
ズルチツプ2から流体を噴射しつつ洗浄し、直ち
に吸引ノズル3から流体を吸引し術部から除去す
ることも可能である。
考案の効果 以上において詳細に述べた通り、本考案によれ
ば、バルブ機構を別設にすることによつてハンド
ピースが小型化され、術部の視野が広くなり、か
つ操作中における不要な指の動作が無いために手
ぶれが無くなり、術部に対して的確に水流を作用
させることができるものである。しかも、流体の
滴下が無く、流体の遮断・連通の応答速度も実用
上支障無い等の従来の長所を損なうことなく有効
に使用し得るもので、実用上極めて効果的な手術
装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適な一実施例を示す外観
図、第2図はハンドピースの一例を示す縦断側面
図である。 1:ハンドピース、2:ノズルチツプ、3:吸
引ノズル、8:ホース、9:バルブ、10:ポン
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上流位置に係止した可撓管に連通するノズルチ
    ツプと、下流位置に係脱自在に装着した吸引部材
    とを備えたハンドピースと、流体加圧装置と、前
    記ハンドピースと前記流体加圧装置とを連結する
    可撓管と、前記ハンドピースと前記流体加圧装置
    との間において前記可撓管に配設されたバルブ手
    段とにより構成された、手術用高圧流体噴射装
    置。
JP8111584U 1984-05-30 1984-05-30 手術用高圧流体噴射装置 Granted JPS60192808U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8111584U JPS60192808U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 手術用高圧流体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8111584U JPS60192808U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 手術用高圧流体噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60192808U JPS60192808U (ja) 1985-12-21
JPS6232009Y2 true JPS6232009Y2 (ja) 1987-08-17

Family

ID=30627591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8111584U Granted JPS60192808U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 手術用高圧流体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60192808U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2719344A1 (de) 2012-10-11 2014-04-16 Erbe Elektromedizin GmbH Fluidchirurgisches Instrument mit variablem Strahlbild

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60192808U (ja) 1985-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6124013B2 (ja)
US4985027A (en) Soft tissue aspiration device and method
US5102410A (en) Soft tissue cutting aspiration device and method
USRE43617E1 (en) Tissue liquefaction and aspiration
US6544211B1 (en) Tissue liquefaction and aspiration
EP0565694B1 (en) Laser delivery system
US10238534B2 (en) Systems and processes for eye moisturizing during ocular surgery
US20030069547A1 (en) Catheter with retractable perforating or injecting end tool
US8221394B2 (en) Liposuction based on tissue liquefaction
JPS6363450A (ja) ウオ−タ−ジエツト手術装置
PT1871237E (pt) Sistema e aparelho de pulverização de selante de tecido accionado manualmente
WO2015187611A1 (en) Therapeutic agent delivery device with convergent lumen
JPH01198539A (ja) 脳外科用ウオータージェットメス装置
WO2014035944A1 (en) Bi-polar surgical instrument
JPS6340541A (ja) 生体器官或は腔内の障害物を除去する為の装置
JP5655316B2 (ja) 流体噴射装置及び手術機器
RU2738784C2 (ru) Система для проведения факоэмульсификации
CN102379736A (zh) 液体喷射装置以及使用了液体喷射装置的手术用器具
JPS6232009Y2 (ja)
JP3115902B2 (ja) 外科手術用ハンドピ−ス
JPS6232010Y2 (ja)
JP3349716B2 (ja) ウォ−タ−ジェット手術装置
JPS6213604Y2 (ja)
JPS6399853A (ja) 内視鏡用手術装置
KR20010044407A (ko) 워터젯을 이용한 조직 제거용 시술봉 및 이를 채용한 장치