JP3115902B2 - 外科手術用ハンドピ−ス - Google Patents
外科手術用ハンドピ−スInfo
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Description
開、切除、洗浄等の処置を行なうための外科手術用ハン
ドピ−スに関する。
ば実開平1−144007号公報に示されているものが
知られている。これは、ハンドピ−ス本体の中央部にノ
ズルパイプを設け、その周囲を吸引パイプによって覆
い、これらの吸引パイプとノズルパイプとの間の隙間を
吸引通路として利用したものである。この場合、ノズル
パイプの先端には流体噴射用の噴射ノズルが形成されて
いる。
ズルパイプの先端の噴射ノズルから噴射される高圧流体
によって生体組織に切開、切除、洗浄等の処置を施す、
いわゆるウォ−タジェットメスとして機能させ、同時に
この処置によって生じる組織片、血液等を噴射流体とと
もに、吸引通路を通して吸引除去させるようにしたもの
である。
ハンドピ−ス本体に連結され、軸心部に流体通路が形成
されたウォ−タジェットメス用の端部材を高周波凝固電
極として使用する構成にしたものが開示されている。
ェットメスではハンドピ−スの使用によりノズルパイプ
の先端の噴射ノズルから高圧流体を噴射させて生体組織
に切開、切除等の処置を施す際に、例えば噴射される高
圧流体の噴射圧力が適正値よりも高い場合には処置の目
的部位の周囲の血管等をも損傷してしまうおそれがあっ
た。しかしながら、実開平1−144007号公報の場
合にはハンドピ−スに止血手段が格別に設けられていな
いので、効果的な止血作業を行なわせることができない
問題があった。
〜3の場合にはウォ−タジェットメス用の端部材を高周
波凝固電極として使用し、血管等の損傷によって出血し
た場合にはこの高周波凝固電極によって止血作業を行な
わせることができるようになっている。しかしながら、
この場合にはハンドピ−ス本体に連結されているウォ−
タジェットメス用の端部材全体が高周波凝固電極として
機能するので、例えば止血作業時に実際に生体組織に接
触させる端部材の先端部以外の部分が生体組織に接触し
た場合には不必要な生体組織部分まで凝固されてしまう
おそれがあった。
〜6のように端部材の先端部以外の外表面部分に絶縁層
を形成する等の処理を施した場合には端部材の先端部の
狭い範囲のみしか高周波凝固電極として機能させること
ができないので、例えば止血作業等を要する治療部分が
比較的広い範囲に亙る場合には高周波による凝固作業を
効果的に行なうことができない問題があった。
ピ−ス本体には吸引通路が形成されていないので、ウォ
−タジェットメスの処置によって生じる組織片、血液、
噴射流体等を吸引除去させることができない問題があっ
た。そのため、ウォ−タジェットメスの処置部分の周囲
が水浸しになり、処置部分の視野が遮られるので、ウォ
−タジェットメスによる外科手術に支障をきたす問題が
あった。
ので、生体組織に切開、切除等の処置とともに、効果的
な止血作業を安全、確実に行なわせることができる外科
手術用ハンドピ−スを提供することを目的とするもので
ある。
って形成されたシースと、 このシースに連結する把持部
と、 高圧流体を噴射させるウォータージェットメスの噴
射ノズルを有し、前記シース内に配設される金属製のノ
ズルパイプと、 前記シース内に形成される吸引通路とを
備え、 前記ノズルパイプは、高周波処置用の電極として
使用可能な高周波電極部を兼ねることを特徴とする外科
手術用ハンドピースである。
体の噴射によって生体組織に切開、切除等の処置を施
し、同時にこの噴射ノズルからの高圧流体の噴射中に生
じる組織片、血液、噴射流体等をシース内の吸引通路を
介して吸引除去させることにより、処置部分の視野が遮
られることを防止するとともに、高周波電極部を兼ねる
ノズルパイプによって効果的な止血作業を安全、確実に
行なわせるようにしたものである。さらに、ノズルパイ
プは、高周波処置用の電極として使用可能な高周波電極
部を兼ねる構成にしたので、ハンドピースの小型化を図
ることができる。
(B)を参照して説明する。図1中、1は外科手術装置
のハンドピ−ス本体である。このハンドピ−ス本体1に
は把持部2が設けられており、この把持部2には絶縁材
料によって形成された略筒状のシ−ス3が連結されてい
る。この場合、把持部2の一端部側には略円柱状のシ−
ス連結部2aが形成されているとともに、シ−ス3の基
端部側には円筒状の連結筒体3aが形成されている。そ
して、シ−ス3の連結筒体3aは把持部2のシ−ス連結
部2aに対して軸方向に摺動自在に外嵌されている。
として使用可能な高周波電極部を兼ねる金属製のノズル
パイプ6が配設されている。このノズルパイプ6の基端
部側は把持部2内の軸心部位に貫通されたノズルパイプ
挿通孔2b内に挿入された状態で固定されている。
送液チュ−ブ20の先端が連結されているとともに、こ
のノズルパイプ6の先端部には流体噴射用の噴射ノズル
6aが形成されている。この噴射ノズル6aはノズルパ
イプ6の内径寸法よりも小径に絞った小径部によって形
成されている。
はシ−ス3の位置調整部4が設けられている。この位置
調整部4には内方向に向けて突設されたカムピン5の基
端部が固定されている。この場合、把持部2のシ−ス連
結部2aには軸方向に向けて延設され、シ−ス3のスラ
イド動作範囲を規制するカム溝2cが形成されている。
そして、シ−ス3側のカムピン5は把持部2側のカム溝
2c内に挿入されており、シ−ス3は把持部2側のカム
溝2c内におけるカムピン5の移動量に対応する移動量
だけシ−ス連結部2aに沿って軸方向にスライド動作可
能になっている。
ズルパイプ6の先端の噴射ノズル6aがシ−ス3の内部
に収容された位置が通常時の基準位置として設定されて
いる。そして、この基準位置からシ−ス3側の位置調整
部4を把持部2側に引張り操作して同図(B)に示すよ
うにノズルパイプ6の先端の噴射ノズル6aがシ−ス3
の外部に所定の最大突出量だけ突出された位置までの範
囲でシ−ス3がスライド動作可能になっている。
カム溝2cよりも先端側の部分にOリング装着溝が形成
されており、このOリング装着溝内に把持部2側のシ−
ス連結部2aとシ−ス3側の連結筒体3aとの間の隙間
をシ−ルするOリング8が嵌着されている。
は円環状の吸引通路7が形成されている。この場合、シ
−ス3の基端部には連結筒体3aの先端部分に一端が連
結された分岐管路3bが形成されている。この分岐管路
3bの他端には吸引チュ−ブ22の一端が連結されてい
る。
なくとも外周面が絶縁材料によって形成されている。そ
して、この把持部2の外周面にはノズルパイプ6の噴射
ノズル6aからの流体噴出のオン、オフ操作および流体
流量の調整等を行なうウォ−タジェットメススイッチ2
1が設けられている。さらに、位置調整部4にはノズル
パイプ6への高周波電流の供給をオン、オフ操作する電
気メススイッチ18が設けられている。
周波電源12、流体源13、加圧ポンプ14、吸引ポン
プ15、吸引容器16等がそれぞれ設けられている。そ
して、高周波電源12の第1の接続端子12aには位置
調整部4の電気メススイッチ18が第1の接続コ−ド1
7を介して接続されている。さらに、この高周波電源1
2の第2の接続端子12bにはハンドピ−ス本体1のノ
ズルパイプ6が第2の接続コ−ド19を介して接続され
ている。そして、電気メススイッチ18のオン操作時に
は高周波電源12から高周波電流が第2の接続コ−ド1
9を介してハンドピ−ス本体1のノズルパイプ6に供給
され、このノズルパイプ6が高周波処置用の高周波電極
部として使用されるようになっている。
波電流の種類としては例えば生体組織を切開する切開電
流、生体組織を凝固する凝固電流、切開電流と凝固電流
とを混合させたブレンド電流があり、これらの各高周波
電流が電気メススイッチ18の操作にともない適宜選択
的に供給されるようになっている。
端部に先端が連結された送液チュ−ブ20の基端部が連
結されている。この送液チュ−ブ20の中途部には加圧
ポンプ14が介設されている。この加圧ポンプ14はハ
ンドピ−ス本体1のウォ−タジェットメススイッチ21
によって動作が制御されるようになっている。そして、
このウォ−タジェットメススイッチ21の操作にともな
い加圧ポンプ14が駆動されると流体源13から送液チ
ュ−ブ20を経てノズルパイプ6側に高圧流体が供給さ
れるようになっている。
22の基端部が連結されている。この吸引チュ−ブ22
の中途部には吸引容器16が介設されている。そして、
ウォ−タジェットメススイッチ21の操作にともないウ
ォ−タジェットメスの処置が行なわれる場合には吸引ポ
ンプ15が駆動され、この吸引ポンプ15の駆動にとも
ないウォ−タジェットメスの処置によって生じる組織
片、血液、噴射流体等をシ−ス3とノズルパイプ6との
間の吸引通路7から分岐管路3b、吸引チュ−ブ22を
順次介して吸引除去させるようになっている。
および電気メススイッチ18はハンドピ−ス本体1側に
装着されたハンドスイッチとして構成してもよく、また
足踏み式のフットスイッチ、パットスイッチとして構成
してもよい。
コ−ド収容室を設け、ハンドピ−ス本体1の不使用時に
はこのコ−ド収容室内に第1の接続コ−ド17を収容す
る構成にしてもよい。
まず、ハンドピ−ス本体1をウォ−タジェットメスとし
て使用する場合にはウォ−タジェットメススイッチ21
をオン操作する。
オン操作時には加圧ポンプ14が駆動される。この加圧
ポンプ14の駆動にともない流体源13から送液チュ−
ブ20を経てノズルパイプ6側に高圧流体が圧送され
る。そのため、このノズルパイプ6の噴射ノズル6aか
ら高圧流体がジェット流となって噴射され、生体組織の
切開、切除等の処置が行なわれる。
引ポンプ15が駆動される。そのため、この吸引ポンプ
15の駆動にともないウォ−タジェットメスの処置によ
って生じる組織片、血液、噴射流体等がシ−ス3とノズ
ルパイプ6との間の吸引通路7から分岐管路3b、吸引
チュ−ブ22を順次介して吸引除去される。
端との間の距離に応じて位置調整部4を操作し、シ−ス
3を図1(A)に示す通常時の基準位置から同図(B)
に示すようにノズルパイプ6の先端を最大突出量だけ突
出させる最大スライド位置までの間の適宜のスライド位
置までスライド動作させる。この操作によってノズルパ
イプ6の噴射ノズル6aとシ−ス3の先端位置とを変化
させることにより、生体組織で反射された流体を効果的
に吸引、除去することができ、処置部分の視野を常に良
好に目視可能な状態で保持させることができる。
血管を損傷して出血した場合等のように高周波処置を行
なう場合には位置調整部4を操作し、シ−ス3を図1
(A)に示す通常時の基準位置から同図(B)に示すよ
うにノズルパイプ6の先端を最大突出量だけ突出させる
最大スライド位置までの間の適宜のスライド位置までス
ライド動作させ、ノズルパイプ6の先端をシ−ス3の外
部に必要量だけ突出させる。
ノズルパイプ6の先端の突出部分を血管の出血部分等の
被処置部に当接させる。この状態で、続いて電気メスス
イッチ18を操作する。この電気メススイッチ18の操
作にともない高周波電源12から高周波電流が第2の接
続コ−ド19を介してハンドピ−ス本体1のノズルパイ
プ6に供給され、このノズルパイプ6が高周波処置用の
高周波電極部として使用される高周波処置が行なわれ
る。
ピ−ス本体1によるウォ−タジェットメスの処置時には
ノズルパイプ6の先端の噴射ノズル6aからの流体噴射
によって生体組織に切開、切除等の処置を施し、同時に
この噴射ノズル6aからの流体噴射中に生じる組織片、
血液、噴射流体等をシ−ス3とノズルパイプ6との間の
吸引通路7を介して吸引除去させることができるので、
処置部分の視野が遮られることを防止することができ、
処置部分の視野を常に良好に目視可能な状態で保持させ
ることができる。
血管を損傷して出血した場合にはノズルパイプ6を高周
波電極部として使用して高周波処置を行なうことができ
るので、効果的な止血作業を安全、確実に行なわせるこ
とができる。この場合、出血部位からの出血を吸引しな
がら高周波凝固を施すことができるので、凝固能率が向
上し、確実な止血作業を行なうことができる。
に突出されたノズルパイプ6の先端の突出部分以外のノ
ズルパイプ6の外周面部分は絶縁材料によって形成され
たシ−ス3によって覆われているので、シ−ス3の外部
に突出されたノズルパイプ6の先端の突出部分のみを局
部的に電極として作用させることができる。そのため、
従来のように被処置部以外の不必要な部分に熱傷を与え
るおそれがないので、効果的な止血作業を安全、確実に
行なわせることができる。
ない高周波電源12から出力される高周波電流の種類を
切開電流、凝固電流、ブレンド電流に適宜選択すること
ができるので、被処置部の状態に合わせて的確な高周波
処置を施すことができる。
周波処置とを任意に選択することができ、各々を単独、
或いは同時に行なうことができるので、手術効果、効率
の向上を図ることができる。そのため、ウォ−タジェッ
トメスによる切開、切除の処置と高周波による切開処置
とを同時に行なうことにより、固い組織でもスム−ズか
つ容易に切開、切除の処置を行なうことができる。
切除の処置とノズルパイプ6を高周波電極部として使用
した高周波凝固処置とを同時に行なうことにより、止血
しながら切開、切除の処置を進めることができ、手術の
効率を大幅に向上させることができる。
ものである。これは、ノズルパイプ6の基端部側に把持
部2の外部に突出させた突出部31を設け、この突出部
31に送液チュ−ブ20の先端が連結されるチュ−ブ連
結部31aを設けるとともに、このチュ−ブ連結部31
aから分岐させた処置具挿通口体31bを設け、この処
置具挿通口体31bからノズルパイプ6内にリ−ドワイ
ヤ32の先端に形成された高周波電極33を挿通させる
ようにしたものである。
挿通口体31bからノズルパイプ6内に高周波電極33
を挿通させて高周波処置を施すことができるので、この
場合も第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
すものである。これは、シ−ス3の基端部に設けられた
分岐管路3bの先端部41に吸引チュ−ブ22が連結さ
れるチュ−ブ連結部41aを設けるとともに、このチュ
−ブ連結部41aから分岐させた処置具挿通口体41b
を設け、この処置具挿通口体41bからシ−ス3とノズ
ルパイプ6との間の吸引通路7内にリ−ドワイヤ32の
先端に形成された高周波電極33を挿通させるようにし
たものである。したがって、この場合も第2の実施例と
同様の効果を得ることができる。
イプ6内、吸引通路7内にリ−ドワイヤ32の先端に形
成された高周波電極33を挿入させる構成のものを示し
たが、高周波電極33に代えてレ−ザプロ−ブ、マイク
ロ波プロ−ブ等を挿入させる構成にしてもよい。
ものである。これは、絶縁材料によって形成されたシ−
ス3内に先端に流体噴射用の噴射ノズル51aを有する
ノズルパイプ51と吸引用の吸引パイプ52とを略平行
に並設させたものである。
イプ52のいずれか一方が高周波処置用の電極として使
用可能な高周波電極部となっている。また、ハンドピ−
ス本体1の把持部2にはこれらのノズルパイプ51と吸
引パイプ52との並設部を挿通する貫通孔52を設ける
とともに、把持部2の外周面に噴射ノズル51aからの
流体噴出のオン、オフ操作および流体流量の調整等を行
なうウォ−タジェットメススイッチ53と高周波電極部
への高周波電流の供給をオン、オフ操作する電気メスス
イッチ54がそれぞれ設けられている。したがって、こ
の場合も第1の実施例と同様の効果を得ることができ
る。
5の実施例を示すものである。これは、シ−ス3とノズ
ルパイプ6との間の吸引通路7内に一対の爪部材61,
62を配設し、ハンドピ−ス本体1の把持部2にはこれ
らの爪部材61,62を図5(A)に示すようにシ−ス
3内に収容した収容位置から図5(B)に示すようにこ
のシ−ス3の外部側に突出させた突出位置まで移動操作
する操作ハンドル63を設けたものである。この場合、
爪部材61,62はシ−ス3の外部側に突出された突出
位置では先端部側が互いに離れる方向に拡開する板ばね
部材によって形成されている。
には被処置部が他の組織によって閉塞され、処置の邪魔
になっている場合、操作ハンドル63によって爪部材6
1,62をシ−ス3の外部側に突出させ、これらの爪部
材61,62によって図5(B)に示すように処置の邪
魔になっている他の組織を処置の邪魔にならない場所ま
で排除することにより、被処置部のみを正確に処置させ
ることができる。なお、この爪部材61,62によって
高周波処置用の電極として使用可能な高周波電極部を形
成してもよい。したがって、この場合も第1の実施例と
同様の効果を得ることができる。
例を示すものである。これは、ハンドピ−ス本体1にお
ける把持部2のシ−ス連結部2aに連結されるシ−ス
(ノズルパイプ)3の連結筒体3aの外周面に内方向に
向けて突設されたカムピン71の基端部を固定し、この
カムピン71の先端を把持部2のシ−ス連結部2aに軸
方向に向けて延設され、シ−ス3のスライド動作範囲を
規制するカム溝2c内に挿入させたものである。
パイプ6の先端の噴射ノズル6aの位置がシ−ス3の先
端位置と略同一位置に保持されている状態が通常時の基
準位置として設定されている。そして、この基準位置か
らシ−ス3を把持部2側から引き出す方向に移動操作し
てシ−ス3の先端部をノズルパイプ6の先端位置よりも
前方に所定の最大突出量だけ突出させた位置までの範囲
でシ−ス3がスライド動作可能になっている。
2の外周面にはノズルパイプ6の噴射ノズル6aからの
流体噴出のオン、オフ操作および流体流量の調整等を行
なうウォ−タジェットメススイッチ21が設けられてい
る。
は円環状の吸引通路7が形成されている。この場合、シ
−ス3の基端部には連結筒体3aの先端部分に一端が連
結された分岐管路3bが形成されている。この分岐管路
3bの他端には吸引チュ−ブ22の一端が連結されてい
る。
示すようにノズルパイプ6の先端の噴射ノズル6aの位
置がシ−ス3の先端位置と略同一位置に保持されている
通常時の基準位置ではノズルパイプ6の先端の噴射ノズ
ル6aを生体組織に近づけて噴射ノズル6aから生体組
織に大きな噴射圧力を作用させることができるので、効
果的な切開、切除作業および吸引作用を施すことができ
る。
ら引き出す方向に移動操作してシ−ス3の先端部をノズ
ルパイプ6の先端位置よりも前方に突出させた場合には
ノズルパイプ6の先端の噴射ノズル6aを生体組織から
離した位置で保持し、噴射ノズル6aから生体組織に作
用させる噴射圧力を小さくすることができるので、この
場合には繊細な切開、切除作業および洗浄作業等を効率
よく施すことができる。
持部2側に固定し、シ−ス3をスライド操作する構成の
ものを示したが、シ−ス3を把持部2側に固定し、ノズ
ルパイプ6をスライド操作する構成にしてもよい。
スの構成のさらに別の例を示すものである。これは、ハ
ンドピ−ス本体1の把持部2側に固定した先端に流体噴
射用の噴射ノズル81aを有するノズルパイプ81を設
けるとともに、このノズルパイプ81と平行に吸引パイ
プ82を設け、この吸引パイプ82に固定されたスライ
ド部材83をノズルパイプ81に沿って軸方向に移動可
能にしたものである。
(B)に示すように吸引パイプ82の挿通孔84aおよ
びノズルパイプ81の挿通孔84bがそれぞれ形成され
ている。さらに、このスライド部材83には離間対向配
置された一対の突設部84c,84dが形成されてい
る。これらの突設部84c,84d間のスリット85は
ノズルパイプ81の挿通孔84bに連通されている。
方の突設部84dには固定ねじ86の挿通孔がそれぞれ
形成されている。そして、突設部84cのねじ穴に螺挿
される固定ねじ86のねじ込み量に応じて突設部84
c,84d間の締め付け力を調整し、これによりスライ
ド部材83とノズルパイプ81との間の固定状態を調整
するようになっている。
先端位置とノズルパイプ81の先端位置とを任意に変化
させることができるので、効果的な切開、切除作業およ
び洗浄作業等を施すことができる。
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。
されたシースをハンドピース本体の把持部に連結し、高
圧流体を噴射させるウォータージェットメスの噴射ノズ
ルを有する金属製のノズルパイプをシース内に配設し、
シース内のノズルパイプとの間に吸引通路を形成すると
ともに、ノズルパイプを、高周波処置用の電極として使
用可能な高周波電極部を兼ねるように構成したので、生
体組織に切開、切除等の処置とともに、効果的な止血作
業を安全、確実に行なわせることができる。さらに、ノ
ズルパイプは、高周波処置用の電極として使用可能な高
周波電極部を兼ねる構成にしたので、ハンドピースの小
型化を図ることができる。
(A)は噴射ノズルからの流体噴射による処置作業状態
のハンドピ−スを示す要部の縦断面図、(B)は高周波
処置時のハンドピ−スを示す要部の縦断面図。
図。
図。
図。
(A)は噴射ノズルからの流体噴射による処置作業状態
のハンドピ−スを示す要部の縦断面図、(B)は拡開用
爪部材の使用状態を示す要部の縦断面図。
縦断面図。
ので、(A)はハンドピ−スの要部の縦断面図、(B)
は(A)のX−X線断面図。
51…ノズルパイプ(高周波電極部),6a,51a…
噴射ノズル,7…吸引通路,33…高周波電極,52…
吸引パイプ(吸引通路)。
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁材料によって形成されたシースと、 このシースに連結する把持部と、 高圧流体を噴射させるウォータージェットメスの噴射ノ
ズルを有し、前記シース内に配設される金属製のノズル
パイプと、 前記シース内に形成される吸引通路とを備え、 前記ノズルパイプは、高周波処置用の電極として使用可
能な高周波電極部を兼ねることを 特徴とする外科手術用
ハンドピース。
Priority Applications (1)
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JP03083463A JP3115902B2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 外科手術用ハンドピ−ス |
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JP03083463A JP3115902B2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 外科手術用ハンドピ−ス |
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