JPS6230618B2

JPS6230618B2 -

Info

Publication number: JPS6230618B2
Application number: JP10088680A
Authority: JP
Inventors: Fumiaki Ishii
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1980-07-23
Filing date: 1980-07-23
Publication date: 1987-07-03
Also published as: JPS5724927A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は内視鏡のデータ写し込みシステム、
特に、内視鏡用カメラに収納されたフイルムにデ
ータを写し込めるようにした内視鏡のデータ写し
込みシステムに関する。

従来、内視鏡用カメラが収納されたフイルムに
データ写し込みをするために、内視鏡用カメラの
内部にデータ写し込み装置を設けて行なうものが
多かつた。この種の、内視鏡用カメラでは、内部
にデータ写し込み装置を設けるため、カメラ本体
を大型化せざるを得ず、操作性が悪くなつてい
た。また、データ写し込み装置を内視鏡の内部に
設けて、フイルムにデータ写し込みを行うものも
ある。しかし、この種の内視鏡においても、内部
にデータ写し込み装置を設けるため、内視鏡本体
を大型化せざるを得ず、操作性が著しく劣るもの
であつた。

この発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、内視鏡及び内視鏡
用カメラを大型化することなく、内視鏡の操作性
を妨げることのない内視鏡のデータ写し込みシス
テムを提供することにある。

以下に添付図面を参照して、この発明に係る内
視鏡のデータ写し込みシステムの一実施例を詳細
に説明する。

第１図は内部にフイルムカセツト１０を収納し
た内視鏡用カメラ１２を、これを内視鏡１４に装
着した状態で示しており、この内視鏡１４は、操
作部１６と、この操作部１６に連続して設けら
れ、先端に照射窓及び観察窓を有し、可撓管から
なる挿入部１８と、前記照射窓から照射される被
写体部を照明する撮影光もしくは照診光を発生す
ると共に、データ制御部を有する光源兼データ制
御装置２０と、この光源兼データ制御装置２０と
前記操作部１６とを連結するユニバーサルコード
２２とから構成されている。前記操作部１６の挿
入部１８が設けられている側とは反対側には、接
眼部２４が設けられており、この接眼部２４に
は、前記内視鏡用カメラ１２が着脱自在に装着さ
れている。前記挿入部１８内には観察窓と接眼部
とを結ぶイメージガイド２６（第２図に示す）が
設けられており、このイメージガイド２６は前記
観察窓を介して得られた被写体の像をこのイメー
ジガイド２６を通つて前記接眼部２４に導くため
のものである。また、前記挿入部１８及びユニバ
ーサルコード２２内には、前記照射窓と光源兼デ
ータ制御装置２０とを連結するライトガイド２８
（第２図に示す）が設けられており、このライト
ガイド２８は、光源兼データ制御装置２０からの
撮影光もしくは照診光を介して被写体まで導くた
めのものである。このライトガイド２８の光源兼
データ制御装置２０側の一端部は、前記ユニバー
サルコード２２の先端に形成されたコネクタ３８
より外方に突出して形成されている。

第２図に示すように上記接眼部２４内の基端部
及び先端部のそれぞれには、被写体である体腔内
面を観察するためのイメージガイド２６の一端部
及びこのイメージガイド２６に形成された観察像
形成面３０に対向した位置で前記イメージガイド
２６の一端部と同軸に設けられた撮影兼接眼レン
ズ３２が配設されている。前記観察像形成面３０
に形成された被写体の像は、前記撮影兼接眼レン
ズ３２を通つて内視鏡用カメラ１２に挿着された
フイルムカセツト１０のフイルム３４上に結像さ
れるようになつている。

一方、第２図及び第３図に示すように内視鏡１
４のユニバーサルコード２２、操作部１６、そし
て接眼部２４の各部の内部に渡てデータ写し込み
用イメージガイド３６が設けられている。このデ
ータ写し込み用イメージガイド３６は、後に詳述
する光源兼データ制御装置２０からのデータ像を
接眼部２４まで導くためのものである。このデー
タ写し込み用イメージガイド３６の一端は、前記
ユニバーサルコード２２の先端に形成されたコネ
クタ３８より外方に突出し、この突出端面には、
データ像受像面４０が形成されている。この先端
の突出量は、前記ライトガイドの突出量より少な
く設定されている。このデータ写し込み用イメー
ジガイド３６の他端は、接眼部２４内のの基端部
に前記イメージガイド２６と並んで撮影兼接眼レ
ンズ３２に対向して設けられ、この他端面には、
データ像形成面４２が形成されている。前記観察
像形成面３０とこのデータ像形成面４２とは同一
平面上に設けられており、互いにフイルム３４面
に対して共役な位置になされている。

前記光源兼データ制御装置２０は、第３図に示
すように、データ表示装置４４とランプ装置４６
とをその内部に有している。この光源兼データ制
御装置２０には前記コネクタ３８を受ける受口部
４８が形成されている。この受口部４８には前記
ライトガイド２８の一端部及びデータ写し込み用
イメージガイド３６の一端部の夫々が貫挿される
透孔が形成されている。

前記データ表示装置４４は、データ写し込み用
イメージガイド３６のデータ像受像面４０に対向
して配設された結像レンズ５０と、上記光源兼デ
ータ制御装置２０の筐体５２の外周に設けられ、
押し込み動作することにより、表示データを設定
するための設定信号を出力する複数のデータ設定
スイツチ５４と、このデータ設定スイツチ５４と
リード線５６を介して接続され、データ設定スイ
ツチ５４からの設定信号が入力され、この入力に
応じてデータ表示信号を出力するデータ表示制御
回路５８と、このデータ表示制御回路５８とリー
ド線６０を介して接続され、前記回路５８からの
データ表示信号が入力され、このデータ表示信号
に応じて設定データを表示するデータ表示素子６
２と、このデータ表示素子６２が前記結像レンズ
５０に、前記データ像受像面４０とは反対側か
ら、対向するように取り付けられると共に、前記
結像レンズ５０に対して後述するランプ装置４６
からの光を遮光する遮光板６４とを備えている。

前記ランプ装置４６は、前記ライトガイド２８
の一端面に対向して設けられた光源ランプ６６
と、この光源６６からの光を前記ライトガイド２
８の一端面に集光する反射ミラー６８と、前記光
源ランプ６６にリード線７０を介して接続され、
光源ランプ６６の発光量を制御するランプ制御回
路７２とを備えている。

以上のように構成される内視鏡のデータ写し込
みシステムにつき、以下にその動作を説明する。

データ設定スイツチ５４を選択して押し込み動
作することにより、データ表示制御回路５８から
データ表示素子６２にデータ表示信号が送られ、
データ表示素子６２は設定データを表示する。こ
の設定データのデータ像は、結像レンズ５０によ
つて、データ写し込み用イメージガイド３６のデ
ータ像受像面４０に結像される。このデータ像受
像面４０で結像されたデータ像は、このデータ写
し込み用イメージガイド３６を介して反対端のデ
ータ像形成面４２まで伝送される。このデータ像
形成面４２まで伝送されたデータ像は撮影兼接眼
レンズ３２を介して撮影フイルム３４上に結像さ
れ、データの写し込みがなされる。

一方、前記ランプ装置４６の光源ランプ６６か
ら放出された光は、反射ミラー６８でライトガイ
ド２８の一端面に集光される。この集光された光
は、ライトガイド２８によつて内視鏡１４の挿入
部に形成された照射窓を介して被写体に照射され
る。この照明による被写体からの反射光は挿入部
の観察窓に被写体の像を形成し、この観察窓に形
成された被写体像はイメージガイド２６を介して
観察像形成面３０まで伝送される。この観察像形
成面３０まで伝送された被写体像は、撮影兼接眼
レンズ３２を介して撮影フイルム３４上に結像さ
れ、被写体の写し込みがなされる。

ここで、前記光源ランプ６６からの光の中で、
データ写し込み用イメージガイド３６のデータ像
受像面４０に向う光は、前記遮光板６４によつて
遮光され、データ像受像面４０に至ることはな
い。

尚、上記実施例においては、データ像及び被写
体像撮影フイルム３４への写し込みを共通の撮影
兼接眼レンズ３２を介して行なうように説明し
た。しかし、これに限定されることなく、例え
ば、各々に専用の収束レンズを設けるようにして
も良い。このように構成することにより、イメー
ジガイド２６の観察像形成面３０と、データ写し
込み用イメージガイド３６のデータ像形成面４２
とを同一平面に規定する必要はなくなる。

このように、以上述べた内視鏡のデータ写し込
みシステムの一実施例では、光源兼データ制御装
置２０内にデータ表示装置４４を有し、このデー
タ表示装置４４で設定したデータを内視鏡１４内
に収納したデータ写し込み用イメージガイド３６
を介して伝送し、内視鏡用カメラ１２の撮影フイ
ルム３４に写し込むようにしている。

これにより、データ写し込みシステムを内視鏡
及び内視鏡用カメラの内部に設けなくて良くなる
ため、両者を大型化する必要はなくなる。

また、光源兼データ制御装置内にデータ写し込
み装置を設けたので、内視鏡及び内視鏡用カメラ
の操作性に悪影響を写えることはないと共に、多
種のデータを設定することができるようになる。

更に、データ像の写し込み伝送路としてユニバ
ーサルコードを利用しているので、内視鏡全体の
構成の簡略化を図ることができる。

以上詳述したように、この発明に係る内視鏡の
データ写し込みシステムは内視鏡のユニバーサル
コードの一端に形成されたコネクター部が連結さ
れる受口部近傍に設けられたデータ表示部と、こ
のデータ表示部でのデータの表示を制御するデー
タ表示制御部とを有する光源兼データ制御手段に
おいて、前記データ表示部にデータ表示制御部に
より設定制御されたデータを表示し、次に、この
設定された表示データを前記ユニバーサルコード
に収納され、一端が前記受口部に、他端が内視鏡
の接眼部に設けられた撮影レンズにそれぞれ対面
して設けられたイメージガイドの前記一端に結像
し、更に、前記イメージガイドを介してこのイメ
ージガイドの他端に対面する前記内視鏡の接眼部
に着脱可納に装着された撮影カメラに収納された
フイルムに前記表示データを写し込むことを特徴
としている。

したがつて、内視鏡及び内視鏡用カメラを大型
化することなく、内視鏡の操作性を妨げることの
ない内視鏡のデータ写し込みシステムを提供する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るデータ写し込みシステ
スの一実施例が適用される内視鏡を内施鏡用カメ
ラ及び光源兼データ制御装置に接続した状態で示
す側面図、第２図は第１図に示す内視鏡用カメラ
と内視鏡の接眼部との接続部付近を概略的に示す
断面図、そして第３図は第１図に示す内視鏡と光
源兼データ制御装置との接続部付近を概略的に示
す断面図である。１２……内視鏡用カメラ、１４……内視鏡、２
０……光源兼データ制御装置、２２……ユニバー
サルコード、２４……接眼部、３２……撮影兼接
眼レンズ、３４……フイルム、３６……データ写
し込み用イメージガイド、３８……コネクタ部、
４８……受口部、５８……データ表示制御回路、
６２……データ表示素子。

Claims

【特許請求の範囲】

１内視鏡のユニバーサルコードの一端に形成さ
れたコネクター部が連結される受口部近傍に設け
られたデータ表示部とこのデータ表示部でのデー
タの表示を制御するデータ表示制御部とを有する
光源兼データ制御手段において、前記データ表示
部にデータ表示制御部により設定制御されたデー
タを表示し、次に、この設定された表示データを
前記ユニバーサルコードに収納され、一端が前記
受口部に、他端が内視鏡の接眼部に設けられた撮
影レンズにそれぞれ対面して設けられたイメージ
ガイドの前記一端に結像し、更に、前記イメージ
ガイドを介してこのイメージガイドの他端に対面
する前記内視鏡の接眼部に着脱可能に装着された
撮影カメラに収納されたフイルムに前記表示デー
タを写し込む、内視鏡のデータ写し込みシステ
ム。