JPS62299611A - 円形攪拌焼却炉における灰のシ−ル方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は円形撹拌焼却炉における灰のシール方法に関す
るものである。

（従来の技術） 円形撹拌焼却炉は竪形の連続式焼却炉であって、円筒状
の焼却炉本体の側壁に被焼却物の投入フィーダが取付け
られると共に炉底の中央附近に灰の排出口が形成されて
いて、炉内に投入された被焼却物が燃焼しながら次第に
炉の中央部に向って移行し、やがて灰となって機外へ排
出されるようになっているものである。また、この焼却
炉には炉底の中央に回転軸が立設されており、更にその
頂部に二本又はそれ以上のアームが放射状に取付けられ
ると共にそれぞれのアームには数本の撹拌手が取付けら
れて被焼却物を撹拌するようになっている。珠にこれら
は中空管を用いて形成されていて互いに導通しており、
回転軸にはプロワが接続され、撹拌手には噴気口があけ
られていて、被焼却物に空気を吹き付けてその燃焼を助
長するようになっている。

ところで炉内には、云うまでもなく灰が浮遊しているの
で、従来は炉床の貫通孔と回転軸との間隙にこの灰が入
り込むのを防ぐために、この間隙にシール材を充填して
シールしていた。

しかしながら、シール材は石綿等の耐火物を用いて形成
しなくてはならないので、回転軸との摩擦による摩耗劣
化がはげしくて実用性が乏しかったのである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、回
転軸が送風管としての機能を有している点を利用し、回
転軸に噴気口を穿孔して、ここから炉内に向けて空気を
噴き出すことにより、灰が間隙に入り込むことのない様
にしたものである。

（実施例） 以下、本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。

図中符号１は焼却炉本体であって、円筒状をなしており
、その側壁に被焼却物の投入フィーダ２が取付けられて
いると共に炉床の中央附近に灰の排出口３が形成されて
いる。そして炉床１１の中心には貫通孔４が形成されて
いてここに回転軸５が立設され、更にその頂部には二本
文は数本のアーム６が放射状に取付けられると共にそれ
ぞれのアーム６には数本の撹拌手７が下向きに取付けら
れている。これらは何れも管体を用いて形成されていて
互いに導通しており、回転軸５にはブロワ８が接続され
ると共１こ撹拌手７には吹出口が穿孔されていて、被焼
却物を撹拌すると同時にこれに空気を吹き付けて被焼却
物を能率よ（焼却するようになっている。

そして、この様に構成された円形撹拌焼却炉の回転軸５
の適所に噴気口９が穿孔されていて貫通口４との間に空
気を噴き入れ、この空気が回転軸５と貫通口４との間を
通って炉内に噴き出させることによって、両者の間に灰
が入り込むことのない様になっている。勿論この場合に
おいて、回転軸５には貫通口４の上端を覆うカバー１０
を取付け、上記した空気がこのカバー１０と貫通口４と
の間から噴き出るようにすれば、回転軸５と貫通口４と
の間に灰が一段と入りにくくなり、然してシール効果が
高められるのである。

（効　果） 以上詳述した様に本発明は、従来の円形撹拌焼却炉が回
転軸と貫通口との間に形成される間隙を石綿等の耐熱性
のシール材を用いてシールしていた点を改良し、回転軸
が送気管の機能を有している点を利用して、この中を流
通する空気の一部を上記間隙に噴き入れることにより、
間隙の中へ灰が入り込む可能性を無くし、以ってこの部
分を空気でシールするものであって、シール材が摩耗し
たり、回転軸の回転を阻害したりする憂いは全たく無（
、確実なシール効果が得られるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第２図は同
上要部を示す縦断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒状の焼却炉本体の炉床の中心に貫通口を形成し、こ
   こに回転軸を立設してその頂部に複数本のアームを放射
   状に取付け、更に、夫々のアームには数本の撹拌手を下
   向きに取付けて成る円形撹拌焼却炉において、回転軸を
   管体を用いて形成してこれにブロワを接続し、更に回転
   軸には貫通口に挿通された部分に噴気口を穿孔して、こ
   こから回転軸と貫通口との間に形成される間隙に空気を
   噴き入れ、以ってこの部を空気でシールすることを特徴
   とする円形撹拌焼却炉における灰のシール方法