JPS62299566A - 導電性繊維製品及びその製法 - Google Patents

導電性繊維製品及びその製法

Info

Publication number
JPS62299566A
JPS62299566A JP14462886A JP14462886A JPS62299566A JP S62299566 A JPS62299566 A JP S62299566A JP 14462886 A JP14462886 A JP 14462886A JP 14462886 A JP14462886 A JP 14462886A JP S62299566 A JPS62299566 A JP S62299566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper
sulfide
product
fiber product
phenylhydrazine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14462886A
Other languages
English (en)
Inventor
菱田 三郎
光 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP14462886A priority Critical patent/JPS62299566A/ja
Publication of JPS62299566A publication Critical patent/JPS62299566A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ポリエステル系繊維製品の表層部に銅と硫化
銅を含有する導電層を形成させて導電性の良好な該製品
を得る発明に関するものである。
〈従来の技術〉 従来の導電性繊維を得る方法としては、繊維製造のとき
にカーボンブラックなどの導電性物質を繊維中に入れた
り金属又は金属化合物を複合繊維の芯又は鞘部に混ぜた
シ、繊維表面にメッキ法で付着させるといった方法があ
る。しかしながらこれらの方法で得られるものは導電性
能があまり良くなかったり、摩擦によって性能低下が著
しいといった問題がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は、洗潅耐久性があると共にポリエステル系繊維
の場合の染色条件である130’CX60分の熱水処理
にも耐え、且つ高性能の導電性を有するポリエステル系
繊維製品を提供せんとするものである。
く問題点を解決する゛ための手段〉 本発明は、繊維製品を塩酸々性の金属硫化物溶液に含浸
させ、次いで搾液後、第2銅塩とフェニルヒドラジンの
溶液で好ましくは40〜100℃で10〜120分処理
して繊維表層部に硫化銅と銅からなる導電層を形成させ
た繊維製品及びその製法に関するものである。
該繊維製品にも塩酸々性で含浸させる金属硫化物として
は特に限定するものではないが1次に使用する第2銅塩
溶液と反応して硫化銅を生成し得る金属硫化物であれば
使用出来る。即ち硫化銅より溶解度積の大きな硫化物で
あれば使用することが出来る。具体的な硫化物としては
硫化ソーダ、硫化亜鉛、硫化鉄、硫化ニッケル、硫化錫
、硫化鉛などを使用することが出来るが、溶解度積の大
きな硫化物としては硫化ソーダが最も適していると云え
る。
塩酸々性として使用する塩酸の使用量は使用する硫化物
と反応し得る計算量以上であればよい。
該繊維製品に含浸させる塩酸々性の金属硫化物溶液は低
い温度で徐々に塩酸と金属硫化物を反応させるほうが、
硫化水素の水による溶解性に対しても効果的であシ、0
〜60℃の温度で好ましくは0〜30℃で密閉容器内で
含浸させることが望ましい。硫化物溶液での硫化物の使
用量及び浸漬時間は被処理繊維の種類・重量及び容器の
大きさなどによって適宜決められる。密閉容器を使用す
るのは硫化水素の発散を防ぐ意味からも望ましい。
次いで被処理繊維製品を搾液後、第2銅塩とフェニルヒ
ドラジンの混合溶液で処理する。この際鋸身外の他の金
属塩を使用することは、その金属硫化物の溶解性が大き
過ぎて該繊維からの脱落性が大きいとか導電性に難点の
あるものなどがある。
更に銀塩の様に高価すぎて使いにくいものもある。
したがって銅塩がもつとも好ましいこととなる。
この第2銅塩と還元浸透効果のあるフェニルヒドラジン
によって生成した金属硫化物及び還元析出された銅を該
繊維製品の表層部に導電層として形成させることにより
良好な導電性繊維製品を作ることが出来る。
第2銅塩としては塩化第2銅、硫酸第2銅など2価の銅
塩を使用することが出来るが、硫酸第2銅が溶解性の面
から特に好ましい。第2銅塩の使用量は最初に使用した
硫化物の種類及び使用量によるが、硫化物として硫化ソ
゛−ダを使用し、第2銅塩として硫酸第2鋼を使用した
とき被処理繊維製品の重量に対して5〜60%、特に1
0〜4゜チが好ましい。
フェニルヒドラジンは還元力があシ、ポリエステル系繊
維製品に対して吸尽性の面からも良好であシ、その使用
量は硫識第2銅を使ったとき硫酸第2銅の1.2倍量未
満使用すると効果的である。
このフェニルヒドラジンの使用量が多くなる程、銅と硫
化銅の混合物のうち鋼成分が増しその導電性能が向上し
て来る。しかしフェニルヒドラジンが硫酸銅に対して1
.2倍量を越えると硫化銅の割合が少くなシ水洗などに
よって脱落し易くなって来る。第2銅塩とフェニルヒド
ラジン混合溶液の処理温度は40〜100℃、特に50
〜60℃が好ましい。処理時間は10〜120分間でよ
いが60分間位が適量といえる。
この様にして生成した導電性ポリエステル系繊維製品に
は銅と硫化銅が繊維表層部で導電層を形成している。そ
して該製品の重量に対して銅が0.4%以上、硫化銅が
1.0%以上含有されており、銅と硫化銅の重量比が0
.4〜2.0であるとき良好な導電性能を示しておシ、
この比率より銅が少いと好ましい導電性能が出て来ない
し、又銅が多いとポリエステル繊維の表層部への付着が
十分でないため水洗などにより容易に脱落して来る。
本発明によって耐久性のある導電性の高い繊維が得られ
る理由については明確でないが、繊維の表層部に形成さ
れた硫化銅に導電性の高い金属銅が無電解メッキの様に
付着しているためと推定される。この銅と硫化銅は該繊
維製品の重量に対して銅は0.4%以上、硫化銅は1.
 Oチ以上含有されていることが良好な導電性を示すた
めに必要である0 尚銅の付着量は試料を入れた水浴に適量の沃素を加えて
銅を沃化銀とし、未反応の沃素をチオ硫酸ナトリウムで
滴定して銅を定量し又第2銅塩と硫化物で処理した後の
重量増加より銅と硫化銅の総量を求め、これより前記方
法で求めた銅の量を差引いて硫化銅の量を算出した。
上記の方法で得られた導電性ポリエステル繊維は繰シ返
し洗濯や摩擦に対して耐久性がある。
ここで使用するポリエステル系繊維製品としてはポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートな
どの通常のポリエステル繊維及びこれらの基本組成に改
質成分を共重合させた改質ポリエステル繊維及びこれら
のフィラメントヤーン、紡績糸及びこれらの繊維製品が
適用出来る。
次に実施例及び比較例で本発明の導電性繊維製品及びそ
の製法について詳細に述べる。
実施例1 ポリエステルフィラメントセミダル150d/48fを
硫化ソーダ150 gr/l、塩R50gr/lの混合
溶液(浴比1:15)を入れた密閉型容器内で常温(1
8℃)で30分間処理し搾液後、硫酸第2銅lo gr
/lとフェニルヒドラジン10 CC/l  の混合溶
液(浴比1:20’)中で60℃で60分間処理し、次
いで水洗した。
実施例2、実施例3 実施例1と同じでフェニルヒドラジンの使用量のみ表−
1の様に変更した。
比較例1 実施例1と同じでフェニルヒドラジンは全く使用しなか
った。
比較例2 実施例1と同じでフェニルヒドラジンの使用量のみ表−
1の様に加えた。上の実施例及び比較例で得られたポリ
エステルフィラメントヤーンの電気抵抗値を表−1に示
す・       ヮ下余白実施例1〜3の結果から明
らかなように、フェニルヒドラジンを硫酸第2銅溶液に
添加することにより析出した銅が硫化銅と共に繊維衣層
部に付着して導電性々能が非常に向上することがわかる
比較例1は実施例1〜3と比較してフェニルヒドラジン
を使用しないときであるが、この場合には導電性能があ
まシ良くないことがわかる。比較例2に見られるように
フェニルヒドラジンが多すぎると還元された金属銅が多
くなシ逆に硫化銅が少くなるため該繊維製品への付着性
が劣シ、水洗によって脱落し易くなシ導電往々能の低下
となることを示している。
注−■ 電気抵抗値測定法 電気抵抗値は電流針(SANWA製)を用いて測定電圧
1.5vでポリエステルフィラメント糸を温度20℃、
測定長101Mの条件で測定した。
注−■ MLは電気洗濯機による洗濯を意味し、電気洗濯機を使
用して導電化加工したポリエステルフイ2メント糸をポ
リエステルフィラメント糸の100−ツイル俄物に縫い
込んだ試料とニュービーズ(花王)を2. Ogr/l
添加した水溶液中で40−G X10分、浴比1:30
で洗濯した後、水洗(5分)を2回、脱水を行う工程を
1回として繰返した。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル系繊維製品の表層部に硫化銅と銅が
    該製品の重量に対して銅が0.4%以上、硫化銅が1.
    0%以上付与されており、銅と硫化銅の重量比が0.4
    〜2.0であることを特徴とする導電性繊維製品。
  2. (2)ポリエステル系繊維製品を塩酸々性の金属硫化物
    溶液に浸漬し次いで第2銅塩溶液で処理するとき、フェ
    ニルヒドラジンを同浴に添加することを特徴とする導電
    性繊維製品の製法。
  3. (3)金属硫化物が硫化銅より溶解度積の大きな化合物
    である特許請求の範囲第(2)項記載の製法。
  4. (4)第2銅塩として硫酸銅を用い、フェニルヒドラジ
    ンを硫酸銅の重量に対して1.2倍量未満使用する特許
    請求の範囲第(2)項記載の製法。
JP14462886A 1986-06-19 1986-06-19 導電性繊維製品及びその製法 Pending JPS62299566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14462886A JPS62299566A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 導電性繊維製品及びその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14462886A JPS62299566A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 導電性繊維製品及びその製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62299566A true JPS62299566A (ja) 1987-12-26

Family

ID=15366460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14462886A Pending JPS62299566A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 導電性繊維製品及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62299566A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013008609A1 (ja) * 2011-07-11 2013-01-17 日本蚕毛染色株式会社 ブラシ用繊維、該ブラシ用繊維を用いたブラシ、およびブラシ用繊維の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013008609A1 (ja) * 2011-07-11 2013-01-17 日本蚕毛染色株式会社 ブラシ用繊維、該ブラシ用繊維を用いたブラシ、およびブラシ用繊維の製造方法
JP2013017613A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Nihon Sanmo Dyeing Co Ltd ブラシ用繊維、該ブラシ用繊維を用いたブラシ、およびブラシ用繊維の製造方法
CN103052339A (zh) * 2011-07-11 2013-04-17 日本蚕毛染色株式会社 刷子用纤维、使用该刷子用纤维的刷子、及刷子用纤维的制造方法
CN103052339B (zh) * 2011-07-11 2015-12-09 日本蚕毛染色株式会社 刷子用纤维、使用该刷子用纤维的刷子、及刷子用纤维的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4336028A (en) Method of making electrically conducting fibers
US4364739A (en) Method of making electrically conducting fiber
US4378226A (en) Electrically conducting fiber and method of making same
CN105463854B (zh) 一种电磁屏蔽布及其制备方法
CN113235295B (zh) 混合金属化防核辐射材料及其制备方法和服装
CN101113568A (zh) 一种黑色金属化电磁屏蔽织物及其制备方法
EP0035406B1 (en) Electrically conducting fibres and method of making same
CN103757617B (zh) 一种Ni-Cu-La-B四元合金镀液及用于玻璃纤维化学镀的方法
CN1030268A (zh) 硫化亚铜导电聚丙烯腈纤维、纱线、绒线及制备方法
JPH0250991B2 (ja)
JPS62299566A (ja) 導電性繊維製品及びその製法
EP0308234B1 (en) Electrically conductive fibre
JP3972127B2 (ja) 金属被覆繊維体とその製造方法
CN108588942A (zh) 一种腈纶镀铜-硼合金导电长丝及其制备方法
CN109295694A (zh) 一种提升棉纤维导电性能的方法
JPS6139311A (ja) 導電性繊維及びフイルムの製法
JPH06298973A (ja) 導電性ポリエステル系材料及びその製造方法
JP3884205B2 (ja) 銀/獣毛混用繊維構造物及びその製造方法
JP3919965B2 (ja) 耐塩素性銀被覆繊維構造物及びその製造方法
CN108589275A (zh) 一种腈纶导电长丝及其化学镀银制备的方法
JPS62299575A (ja) 導電性繊維製品及びその製造法
JPH06346364A (ja) 繊維品およびポリウレタンフォームに抗菌性および抗かび性ならびに低温輻射機能性を付与する方法
CN113118234B (zh) 一种医疗设备用镀锡合金线的生产工艺
JPS5930963A (ja) 殺菌性繊維
JPS61275472A (ja) 導電性繊維の製法