JPS62299208A - 化粧用パツド - Google Patents

化粧用パツド

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JPS62299208A
JPS62299208A JP14274786A JP14274786A JPS62299208A JP S62299208 A JPS62299208 A JP S62299208A JP 14274786 A JP14274786 A JP 14274786A JP 14274786 A JP14274786 A JP 14274786A JP S62299208 A JPS62299208 A JP S62299208A
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JP
Japan
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cosmetic
water
weight
biocellulose
oil
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Pending
Application number
JP14274786A
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English (en)
Inventor
昌義 永井
英雄 加納
茂 山中
渡辺 乙比古
五郎 高橋
星崎 貞夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、微生物の産生ずる層状に形成された網目状構
造を有するセルロース性物質を基体としてなる化粧用パ
ッドに関する。さらに詳しくは上記のセルロース性物質
を基体としてそれに、乳化組成物又は可溶化組成物を含
浸せしめてなる化粧用パッドに関するものである。
〔従来の技術〕
従来1.eツク化粧料としては、水分や栄養分からなる
成分を布や紙のような保持体(シート)に含浸させたも
のが提供され、それは、皮膚の新陳代謝をはかる目的で
使用されている。
ところで、従来使用されている・Qツク化粧料は、保持
体に含浸される成分の吸収性に限度があり、含浸率が小
さいため、成分の放出の速度ないし時間を調整すること
が非常に困難であって、需要者の所望する効果を満足す
ることはできないものであった。
〔発明の目的〕
本発明は、含浸成分の吸収性に優れ、かつ、成分の放出
速度ないし放出時間を調整することができ、また、簡便
な使用法に適し、化粧料として美的感覚をももたらす化
粧用パッドを提供しようとするものである。
〔発明の開示〕
本発明は、上記の目的を達成することのできる化粧用パ
ッドを提供するものである。すなわち、本発明によシ、
微生物の産生ずる層状に形成された網目状構造を有する
セルロース性物質を基体として乳化組成物又は可溶化組
成物を含浸せしめてなる化粧用パッドが提供される。
本発明の化粧用・2ツドの基体となる微生物の産生ずる
層状に形成された網目状構造を有するセルロース性物質
(以下バイオセルロースト略記する)は、以下に述べる
如くして製造されるセルロース性物質である。
微生物中には、面配向性構造すなわち、層状に形成され
た網目状構造を有するセルロース性物質を生産する微生
物が存在するが、本発明に係る化粧用パッドに用いられ
るノまイオセルロースを生産する微生物としては、通常
、アセトバクター属、シュードモナス属、アグロバタテ
リウム属などに属するものが使用される。しかしながら
、バイオセルロースを生産する微生物であれば、特に限
定されない。
例としては、アセトバクター・アセチ・サブスピーシス
・キシリナム(Acetobacter acetis
ubsp、xylinum ) ATCC,10821
を挙げることができる。
微生物によりバイオセルロースを生産させる為には炭素
源、窒素源、無機塩類、その他必要に応じてアミノ酸、
ビタミン等の有機微量栄養素を含有する通常の栄養培地
に上記の如き微生物を接種し静置又はゆるやかに通気攪
拌を行なう。炭素源としてはグルコース、シュークロー
ス、マルトース、澱粉氷解物、糖蜜等が使用され、その
他エタノール、酢酸、クエン酸等も単独で或は上記の如
き他の炭素源と併用して用いられる。窒素源としては硫
酸アンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウ
ム等のアンモニウム塩、硝酸塩、尿素、被プトン等有機
或は無機の窒素源が使用される。有機微量栄養素として
はアミノ酸、ビタミン、脂肪酸、核酸、が用いられるが
、これらのものを含有する啄プトン、カザミノ酸、酵母
エキス、大豆蛋白分解物等が使用される。生育にアミノ
酸等を要求する栄養要求性変異株を使用する場合には、
要求される栄養素を補添することが必要である。無機塩
類としてはリン酸塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、
鉄塩、マンガン塩等が使用される。
培養は通常の培養条件下で行えば良く、声を2.5ない
し9、温度を加ないし40°Cに制御しつつ1〜30日
間培養することによシ培養液の表層にバイオセルロース
が生産される。
すなわち本発明の化粧用パッドの基体として用いられる
バイオセルロースは、通常、幅100〜500A、厚さ
10〜200 X程度のリボン状ミクロフィブリルがか
らみ合った構造を形成しておシ、多量の水を含んだゲル
状態となっている。
バイオセルロースとしては含水率が99重量%までのも
のが得られる。また、4イオセルロースは、セルラーゼ
により容易に分解され、グルコースが生成する。例えば
バイオセルロースの懸濁10.1チ(W/V )のもの
を調製し、天野製某社製のセルラーゼ(EC3,2,1
,4)を0.5チ(W/V )の濃度になるように0.
1 Mの酢酸緩衝液に溶かしく9)°CでU時間反応さ
せると、一部が分解されることが観察され、上澄液を滅
−・Q−クロマトグラフイーで展開して調べると、グル
コースの他に少量のセロビオース、セロトリオース及び
セロオリゴ糖等が検出された。この他に少量のフラクト
ース、マンノース等が検出される場合も認められる。
本発明の化粧用パッドに用いられるバイオセルロースは
上記のような物性を有する。
使用するバイオセルロースとしては望ましくは、微生物
の培養物から完全に単離されたものが良いが、ある程度
不純物を含んでいても良い。
例えば、培養液中の糖類、塩類、酵母エキス等がバイオ
セルロース中に残留していてもさしつかえなく、また、
菌体がわずかな程度に含まれていても良い。
微生物の培養物からの単離の方法としては、培養物中か
らとり出したバイオセルロース膜を水洗し、膜中に含ま
れている培地成分を除去した後、これを−価のアルカリ
金属水酸化物(例えばNaOH,KOH等)の水溶液中
で加熱処理して菌体、色素等の水溶性成分を除去し、次
いで、酸を用いて中和してから水洗洗浄する。
上記のアルカリ金属水酸化物の水溶液の代わりに、界面
活性剤や酵素等を用いて菌体や培地を除去しても差し支
えない。
得られたバイオセルロースは、そのまま本発明に係る化
粧用パッドの基体用の材料として用い、直ちに、必要成
分を配合してもよいし、バイオセルロースをある程度圧
搾して絞って最初に含まれている液体成分の含率を減ら
した後、必要成分を配合してもよい。なお、この圧搾に
よりバイオセルロースの面配向性は更に高まる。
本発明に係る化粧用パッドに用いられるバイオセルロー
スは、セルロースの最小単位が網目状構造をなし、それ
が層状に形成された構造を有している。このものは、水
にも油にも不溶でかつ液体保持力があり、また、一般の
紙に用いられるセルロースよシも高純度のα−セルロー
スを多く含有するものであシ、重合度2 、000〜2
0.000である。このバイオセルロースは、通常白濁
状の外観を呈し、面配向性であって、水分を乾燥バイオ
セルロースの自重量に対して約100倍まで含水させる
ことができる。5多水酸化ナトリウム水溶液のような希
アルカリを用いて菌体や培地を除去したバイオセルロー
スに含まれるα−セルロースの比率が95チ以上という
含有割合の高い割合を示している。
本発明の化粧用パッドはこのバイオセルロースの網目状
格子中に乳化組成物又は可溶化組成物を含浸せしめてな
るものであるが、この乳化組成物又は可溶化組成物は、
化粧料成分として、基体となるバイオセルロース全重量
%中99〜50重量%含浸させることができる。そして
、その化粧料成分を含浸したバイオセルロースは、ゲル
状の薄膜として、そのま\化粧品として使用できるし、
それをさらに化粧料成分系に浸漬せしめて製品としても
よく、あるいはこれらを乾燥せしめシート状のものとし
て化粧料製品とすることができる。バイオセルロースを
ゲル薄膜とする場合、微生物合成の時間、温度、栄養源
等の生育条件を調整したり、アルカリ処理、オートクレ
ーブ処理等の殺菌処理に基く微生物反応の停止をはかる
ことKよって、種々の厚さのゲル薄膜とすることができ
る。例えば、・Qツク化粧用パッドとして用いる場合、
好ましくは約1.5g〜5M程度のものとして用いるこ
とができる。このような厚さの化粧用パッドは、適度な
膜厚であるため、皮膚に塗布したとき、シワにならず、
形状が安定してお)、皮膚への密着性が良好である。そ
して、含浸される化粧料成分が可溶化組成物のときは、
透明性の良いものが得られ、美的価値をも有するもので
ある。すなわち、膜が厚いと白濁した外観を呈する傾向
があり、美的価値がそこなわれる。また、含浸される化
粧料成分が乳化組成物であって膜厚が厚いときは、経時
及び製品の使用時にゲル薄膜中の水分が外気に揮散する
ことにより、油分の絶対量が高くなり、油滴が分離した
状態になりやすく、外観が悪く、使用上も油っぽい使用
感となる傾向がある。さらに、例えば水溶性の栄養分を
用いる場合、膜厚が厚いと、経時及び製品の使用時に、
外気に水分が揮散するため、ゲル薄膜が乾燥したり、固
化したりして、水溶性の栄養分の皮膚への吸収が妨げら
れる。これらの点を考慮して、適当な膜厚のバイオセル
ロースの化粧用、II!ツドを調製することによって、
これらの問題点を解消することができる。
また、本発明に係る化粧用・?ラドは、厚さ約10朋程
度の積層したゲル薄膜のバイオセルロースを調製するこ
とによって、需要者がその剥離性を利用して、薄くンー
トを1枚づつはがして用いるようにすることもできる。
上記のような化粧料成分を含浸したバイオセルロースは
、そのま\でも、・eツクの保持体に適宜の方法で貼布
、接着等してもよい。
本発明に係る化粧用・9ツドは、前述のバイオセルロー
スを油性成分、界面活性剤、水性成分その他の成分等の
化粧料成分中に浸漬することによシ得られる。また、前
述のバイオセルロースを、上記化粧料成分からなる濃厚
水溶液中に混合し、次いで水および/又は水溶性溶媒例
えば低級アルコールや多価アルコール等で稀釈すること
によっても得ることができる。
またバイオセルロースを基体としてその層状をなす網目
状格子中に、油性成分と界面活性剤と水性成分からなる
乳化組成物を含浸した化粧用パッドを得る場合には、油
性成分と界面活性剤からなる油相を加熱・溶解し、この
油相中に水性成分からなる水相を加熱・分散径室温冷却
して乳化組成物を調製し、これにバイオセルロースを浸
漬、放置して得ることができる。
バイオセルロースを基体としてその層状をなす網目状格
子中に、油性成分と界面活性剤と水性成分からなる可溶
化組成物を含浸した化粧用パッドを得る場合には、油性
成分と界面活性剤と水性成分の各成分を室温で混合、溶
解して可溶化組成物を調製し、これにバイオセルロース
を浸漬、放置して得ることができる。
また、界面活性剤を油性成分や水性成分、と共存化させ
て、乳化組成物又は可溶化組成物をバイオセルロースの
面配合性網目状格子中に含有せしめることによって、水
や油性成分を各々単独成分としであるいはこれらの混合
物として含有したものよりも、優れた効果を有するもの
が提供される。すなわち、水だけを単独で含有する場合
には、皮膚にパッドを塗布させても皮膚に浸透する前に
大気中に水分が揮散してしまう量が多いため、皮膚の柔
軟化効果を発揮できない。また1、2イオセルロースが
水と水溶性成分(グリセロール、ポリエチレングリコー
ル、低級アルコール、水溶性、t? IJママ−)の混
合物だけを含有する場合には、水分の揮散はある程度抑
えられて皮膚の柔軟化は少し期待できるが、油溶性の栄
養分を皮膚に浸透させることは不可能である。はトロラ
タムのような油性成分だけを用いた場合には、皮膚への
浸透は可能であるが、水性成分を含浸させることはでき
ないので、結果として水分による皮膚の柔軟化は不可能
である。また、水と油性成分又は水と水溶性成分と油性
成分とを単に混合物として含有させた場合には、何らか
の形の機械力で含水ゲルシート中に圧縮によって油性成
分を分散させたとしても、皮膚上にパッドを塗布したと
き、油分は時間と共に7−トの表面に油滴として凝集す
るために、油分を皮膚中に浸透させることは不可能であ
り、しかも油滴の外観の不均一性と皮膚とのなじみの悪
さが現出し、油溶性栄養分を浸透させることはでさない
。このように、水、水溶性成分、油性成分を単独で又は
混合物として単に含有したノ9ツドでは、化粧用パッド
として望ましいものは得られない。これに対し、乳化組
成物又は可溶化組成物が含有されている本発明に係る化
粧用パッドは、界面活性剤の働きによシパイオセルロー
スとこれら組成物との親和性が良好で、水分と油分がバ
ランスよく保持されそれ故に皮膚に対する作用が緩和で
しかも皮膚を滑らかにし、柔軟化作用が犬であシ、さら
に水溶性栄養分や油溶性栄養分の皮膚浸透性を助長させ
ることができる。
前記の化粧料成分として油性成分と界面活性剤と水性成
分の3つの必須成分の他、蛋白質、脂質、有機酸、糖類
、ビタミン類、アミノ酸、ステロール、磁性粉、チタン
白などの粉体、顔料又は他の物質を含ませることは何ら
さしつかえない。化粧料成分は、・2イオセルロースを
基体として、全量中前述の如く99〜50重量%含有せ
しめることにより、外観上透明性を有するものから乳白
色を有するものまで得られる。培養、製造されたままの
バイオセルロースは、ソノ中に水分が含有されているの
で、その全部又は一部を上記成分によって置換し、水中
油型の乳化組成物又は可溶化組成物を含浸せしめたもの
を得ることができる。好ましくは、バイオセルロース中
への化粧料の内包化を促進させる上から、化粧料の濃厚
溶液中へバイオセルロースを浸漬することが望ましい。
上記3つの必須成分の含浸割合としては1.油性成分0
.001〜60重量%、界面活性剤帆01〜30重量%
、水性成分30〜99重量%が好ましい。特に、水中油
型の乳化組成物や可溶化組成物を含浸したものを得だい
ときは、水相と油相との割合を30ニア0〜99.9 
: 0.1に調整すれば、化粧料成分の分散状態が良好
で、外観が均一であって、さらに、皮膚に対する保湿や
柔軟、栄養分の浸透に著しく優れたものが提供される。
これら油性成分、界面活性剤、水性成分はそれぞれ化粧
料に用いられる通常のものでよい。
例えば、油性成分としては、植物油脂、動物油脂、スク
ワラン、流動IQラフイン、オレイルアルコール、オリ
ーブ油、イソプロピルミリステート、アーモンド油、2
−エチルヘキサン酸、トリグリセリド、水添油脂、ゲイ
ロウ、ミツロウ、飽和高級脂肪酸、飽和高級アルコール
等の油剤やビタミンA、ビタミンE1油溶性紫外線吸収
剤等の油溶性物質が挙げられる。界面活性剤としては、
アニオン性、カチオン性、両性、非イオン性等のいずれ
の界面活性剤でもよく、例えば、脂肪酸石ケン、エーテ
ルカルボン酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシル
グルタミン酸塩、高級アルキルスルホン酸塩°、α−オ
レフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸
塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、高級脂肪酸アミドの
スルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸
塩、高級アルコール硫酸エステル塩(アルキル硫酸エス
テル塩)、二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキ
ルエーテル硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステル硫酸エ
ステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステ
ル塩、アルキルリン酸エステル塩、アルキルアミン塩、
アミノアルコール脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニ
ウム塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキ
ルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジル
アンモニウム塩、アルキルピリジウム塩、アルキルイソ
キノリウム塩、ジアルキルモルホリニウム塩、アミノ酸
型両性界面活性剤二ベタイン型両性界面活性剤、硫酸エ
ステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤
、リン酸エステル型両性界面活性剤、単一鎖長、f リ
オキシエチレンエーテル型非イオン界面活性剤、ポリオ
キ7エチレン脂肪アルコールエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンラノ
リンアルコール、ポリオキシエチレンアルキルチオエー
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレングリセリルモノ脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンプロピレングリコールモノ脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル
、硬化ヒマシ油誘導体、ラノリン誘導体、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル、高級脂肪酸グリセリンエステル
、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、
プロツクホリマー型非イオン界面活性剤、ポリオキシエ
チレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン、アルキルアミンオキシド、ポリエチレンイミン誘導
体、レシチン、°水添レシチン、ケファリン、ポリアル
キルビニルピリジニウム、アルキルフェノールポリマー
誘導体、スチレン・マレイン酸重合物誘導体、コラーゲ
ン加水分解物のアシル化物、フッ化炭素系界面活性剤等
が挙げられる。水性成分としては、水のほか、エタノー
ル、グリセリン、プロパツール、イソプロ!qノール、
1,3−ブチレングリコール、フロピレンゲリコール、
エチレングリコール、ジエチレンクリコール、ポリエチ
レングリコール、ソルビトール、マルチトール、シクリ
セリン、乳酸ナトリウム1.eンテチン、ピロリドンカ
ルボン酸ナトリウム、コンドロイチン’JARナトリウ
ム、ヒアルロン酸ナトリウム、各種アミノ酸、アスコル
ビン酸塩、アスコルビン酸燐酸塩、ピリドキシン等の水
溶性溶媒、水溶性物質が挙げられる。これら油性成分、
界面活性剤、水性成分等は、必要に応じて、いずれも単
独であるいは二種以上の混合物として選択して用いるこ
とができる。そして、本発明の化粧用パッドにおいては
、これら必須の三成分が、乳化組成物又は可溶化組成物
として好ましくは、約5μ以下の油滴粒子となってバイ
オセルロースの網目状格子中に含有されるものである。
なお、上記化粧料成分に水溶性溶媒として水と多価アル
コール例えば、グリセリン、糖アルコール、ポリエチレ
ングリコール等あるいは水と多糖類、吸水性高分子等と
を併用した場合には透明性の良好なものが得られる。こ
のような水と多価アルコールの構成割合としては5:9
5〜95:5が好適である。
このようにして得られた本発明の化粧用パッドをパック
化粧料として用いた場合、皮膚へのベタツキがなく、さ
っばりとした広範囲の感触が得られ、使用が簡便で、洗
い落しやすく、剥離も容易なものである。
本発明の化粧用パッドにおいては、必要に応じて通常用
いられる他の化粧料用素材、樹脂、接着材、植物性セル
ロース等を補強材、保形材等として併用することができ
る。
〔発明の効果〕
本発明の化粧用パッドは ■ ゲル状であり、皮膚への感触が良い。
■ 化粧料成分の保持能力が高く徐放性がある。
■ 皮膚表面を一定の湿った状態に維持する。
■ バイオセルロースの素材に由来する賦形性に富むの
で体表面になじみ易い。
■ −変化に対して安定である。
などの特徴的利点をもたらすものである。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1 シュークロース597di、酵母エキス(Difco 
)0.5?/di1硫安0.55’ /dt1KH2P
O,Q、37 /di、 MgEioa ・7H200
,05S’ /dt (pH5,0) ノ組成の培地を
120′C,20分間蒸気殺菌した後に、酵母エキスo
、5?/di、ペプト70.3 ? / di、マンニ
トール2.5 y /、:/7! (pH6,0)の組
成の試験管斜面寒天培地で生育させた(30′C13日
間)アセトバクターアセチ、サブスピーシス、キシリナ
ム(ATCC1082)を先に殺菌しておいた培地10
0m1あたり、1白金耳の割合で、接種し懸濁液をつく
った。この懸濁液を直径25crnのシャーレに200
 mlずつ分注し、(9)°Cで静置培養を行ない、2
4 h培養後、湿重量的50?、厚さ約2朋の膜を得た
これを凍結乾燥したものの断面を走査型電子顕微鏡を用
いて観察した。網目状の繊維が積層して面配向している
ことがわかった。
上記の如くして得られた粗製バイオセルロース膜を水道
流水中で一晩水洗することにより、膜中に含まれる培地
成分を除去した後、ゲル重量の約[0倍量の2チNaO
H溶液中を加え100°C130分間加熱処理し、菌体
、色素等の水不溶性成分を除去した。アルカリ洗浄後の
ゲルは、3N塩酸を用いて中和してから水道流水中で一
晩洗浄し、白色透明なゲル状膜を得た。
次に、1,3−ブチレングリコール5重量%、グリセリ
ン5 M M %、ポリオ午ンエチレン(50モル)硬
化ヒマン油帆3重量%、エタノール5重量%、・?ラオ
=1=7安息香酸0.2重量係、゛調合香料0.1重量
%と残量水からなる成分を室温で混合、溶解して可溶化
組成物を調製し、これに上記のゲル状膜を浸し室温下で
一夜放置しゲル内に水中油型の可溶化組成物(油滴粒子
約0.001μ)を含浸せしめた。
溶液の中からゲルを取上げ水を切って化粧水を含有した
化粧用パッド(厚さ約2馴)を得た。
実施例2 スタフ2フ3重量%、オリーブ油2重量多、セメノール
0.5重量%、蜜ろう1重量%、高級脂肪酸(炭素数1
4〜18 ) 0.5重量%、グリセリンモノステアレ
ー) 0.3重量%、ポリオキシエチレン(45モル)
モノステアレート1.755重量%、・2ラオキ7安息
香酸ブチル0.1重量%、1,3−ブチレングリコール
10重量%1.eラオキシ安息香酸メチル0.2重量%
、残部水からなる水相と加熱・分散径室温冷却して乳化
組成物を調製し、これに、実施例1のゲル状膜と同様方
法で別に得たゲル状膜を浸し、室温下で一夜放置しゲル
内に水中油型の乳化組成物(油滴粒子約2μ以下)を含
浸せしめた。
このようにして化粧用パッド(厚さ約2馴)を得だ。
実施例3 1.3−ブチレングリコール5重量%、グリセリン5重
量%、;t?リオキシエチレン(50モル)硬化ヒマシ
油0.3重量%、エタノール5重量%、コンドロイチン
硫酸ナトリウム0.01重量%、ヒアルロン酸ナトリウ
ム帆01重量%、コラーゲン0.01重量%、・?ラオ
キシ安息香酸0.2重量%、調合香料0.1重量%と残
量水からなる成分を室温で混合、溶解して可溶化組成物
を調製し、これに、実施例1のゲル状膜と同様方法で別
に得たゲル状膜を浸し室温下で一夜放置しゲル内に水中
油型の可溶化組成物(油滴粒子約帆001μ)を含浸せ
しめた。
溶液の中からゲルを取上げ水を切って化粧水を含有した
化粧用・9ツド(厚さ約2 rm )を得だ。
実施例4 727273重量%、ホホノ2油3重量%、セメノール
0.5重量%、蜜ろう1重量%、ステアリン酸0.5重
量%、グリセリンモノステアレート0.3重量%、ホリ
オキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油1.55重量
係、・Qラオキ7安息香酸ブチル0.1重量%、1.3
−ブチレングリコール10重量%、ノ2ラオキ7安息香
酸メチル0.2重量%、残部水からなる水相と加熱・分
散径室温冷却して乳化組成物を調製し、これに、実施例
1のゲル状膜と同様方法で別に得たゲル状膜を浸し室温
下で一夜放置しゲル内に水中油型の乳化組成物(油滴粒
子1μ以下)を含浸せしめた。
このようにして化粧用、Qラド(厚さ約2 rrvn 
)を得た。
実施例1.2.3.4のようにして得られた化粧用ノミ
ラドを凹入の女性について使用テストを行った。(化粧
用・2ソド各A、B、C,Dと呼ぶ入対照として綿布に
流動・eラフインを含浸した市販化粧品パッド(A)及
び綿布にグリセリンを含浸せしめた市販化粧品バンド(
B)を用いた。
このような・ぐラドを適当な大きさに切って顔面の皮r
ti(ひたい、はぼ、めもと)上に15分間塗布してテ
ストを行った。テストの結果は表1に示される。
表     1 上記評価結果にて明らかな通シ、本発明に係る化粧用パ
ッドは、対照の市販化粧品パッドに比らべ、皮膚のなめ
らかさ、しっとり感、清涼感のいずれにおいても効果が
潰れるものであった。
手続補正書 昭和62年7月3日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第142747号 2 発明の名称 化  粧  用  パ  ッ  ド 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 住所 静岡県静岡市弥生町648番地 名称 ポーラ化成工業株式会社 (ほか1名) 4、代理人 住所 東京都千代田区n町3丁目2番地相互第一ビル 電話 (265)9649 6、補正の対象    明細書の発明の詳細な説明の欄
7、補正の内容 l)明細書12頁4行のr面配合性」の記載をr面配向
性」と訂正します。
2)同、20頁末行のr (ATCC1082)Jの記
載を’ (ATGC10821) Jと訂正します。
3) 同、22頁下から3行の「同様方法」の記載を「
同様な方法」と訂正します。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)微生物の産生する層状に形成された網目状構造を有
    するセルロース性物質を基体として、それに、乳化組成
    物又は可溶化組成物を含浸せしめてなる化粧用パッド。 2)乳化組成物又は可溶化組成物が油性成分と界面活性
    剤と水性成分からなる化粧料成分である特許請求の範囲
    第1項記載の化粧用パッド。 3)乳化組成物又は可溶化組成物が水中油型組成物であ
    る特許請求の範囲第2項記載の化粧用パッド。
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