JPS62298661A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents
内燃機関の点火時期制御装置Info
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- JPS62298661A JPS62298661A JP14176286A JP14176286A JPS62298661A JP S62298661 A JPS62298661 A JP S62298661A JP 14176286 A JP14176286 A JP 14176286A JP 14176286 A JP14176286 A JP 14176286A JP S62298661 A JPS62298661 A JP S62298661A
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- ignition timing
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Landscapes
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は内燃機関の点火時期制御装置に係り、特に機関
の運転状態に応じて空燃比を制御する空燃比制御手段を
備えた内燃機関のノッキングを制御する点火時期制御装
置に関する。
の運転状態に応じて空燃比を制御する空燃比制御手段を
備えた内燃機関のノッキングを制御する点火時期制御装
置に関する。
従来より、気筒内エンドガスの自己着火に伴って発生す
る気柱振動であるノッキングが発生したか否かを検出し
て、ノッキングを制御するために点火時期を制御する点
火時期制御装置が知られている。この点火時期制御装置
においては、各気筒点火後の所定クランク角度範囲(例
えば、10゜CA ATDC〜50 ’ CA A
TDC)における機関振動のピーク値aと、ノッキング
によらない機関振動のレベルすなわちバックグラウンド
レベルbに定数k(一定値)を乗算して求めた判定レベ
ルkbと、を比較してノッキングが発生したか否かを判
定するようにしている。ここで、ピーク値aは機関振動
を電気信号に変換する圧電素子や磁歪素子等で構成され
たノッキングセンサをシリンダブロックに取付け、ノッ
キング固有の周波数帯域(6〜1lkHz)の信号が通
過可能なバンドパスフィルタを介して電気信号をピーク
ホールド回路に入力し、所定クランク角度範囲における
ピーク値をホールドすることにより得られる。また、判
定レベルkbはノッキングによらない機関振動に対応す
る電気信号を積分回路によって積分した値(バックグラ
ウンドレベル)に定数kを乗算することにより求められ
る。そして、ノッキングが発生したと判定されたときは
ノッキングの発生が判定される毎に点火時期を所定量遅
角しかつ所定点火回数の間ノッキングが発生しないと判
定されたときは点火時期を進角して、ノッキングが発生
しない最大進角(ノッキング限界)に点火時期を制御す
るようにしている。また、かがる内燃機関においては、
機関の運転状態に応じて空燃比を制御する空燃比制御手
段が設けられている。この空燃比制御手段は、例えば、
排気温が所定値以下の運転状態では空燃比を出力空燃比
(12,5程度)に制御して最大出力が得られるように
し、排気温が所定値を越えたときには排気系を保護する
ために空燃比を出力空燃比よりリッチ(10程度)に制
御している(例えば、特開昭56−81235号公報)
。
る気柱振動であるノッキングが発生したか否かを検出し
て、ノッキングを制御するために点火時期を制御する点
火時期制御装置が知られている。この点火時期制御装置
においては、各気筒点火後の所定クランク角度範囲(例
えば、10゜CA ATDC〜50 ’ CA A
TDC)における機関振動のピーク値aと、ノッキング
によらない機関振動のレベルすなわちバックグラウンド
レベルbに定数k(一定値)を乗算して求めた判定レベ
ルkbと、を比較してノッキングが発生したか否かを判
定するようにしている。ここで、ピーク値aは機関振動
を電気信号に変換する圧電素子や磁歪素子等で構成され
たノッキングセンサをシリンダブロックに取付け、ノッ
キング固有の周波数帯域(6〜1lkHz)の信号が通
過可能なバンドパスフィルタを介して電気信号をピーク
ホールド回路に入力し、所定クランク角度範囲における
ピーク値をホールドすることにより得られる。また、判
定レベルkbはノッキングによらない機関振動に対応す
る電気信号を積分回路によって積分した値(バックグラ
ウンドレベル)に定数kを乗算することにより求められ
る。そして、ノッキングが発生したと判定されたときは
ノッキングの発生が判定される毎に点火時期を所定量遅
角しかつ所定点火回数の間ノッキングが発生しないと判
定されたときは点火時期を進角して、ノッキングが発生
しない最大進角(ノッキング限界)に点火時期を制御す
るようにしている。また、かがる内燃機関においては、
機関の運転状態に応じて空燃比を制御する空燃比制御手
段が設けられている。この空燃比制御手段は、例えば、
排気温が所定値以下の運転状態では空燃比を出力空燃比
(12,5程度)に制御して最大出力が得られるように
し、排気温が所定値を越えたときには排気系を保護する
ために空燃比を出力空燃比よりリッチ(10程度)に制
御している(例えば、特開昭56−81235号公報)
。
しかしながら、一般にノッキング余裕度が最小になる空
燃比より少しリーン側(16〜18程度)においてノッ
キング余裕度が最小になる傾向があり、この付近におい
てノッキングが発生し易い。
燃比より少しリーン側(16〜18程度)においてノッ
キング余裕度が最小になる傾向があり、この付近におい
てノッキングが発生し易い。
このため、上記のようにノッキング余裕度が最小になる
空燃比よりリッチ側で出力空燃比(空燃比リーン)と出
力空燃比よりリッチの空燃比(空燃比リッチ)とに空燃
比を変化させると、点火時期に対するノッキング特性が
第2図に示すように変化する。即ち、空燃比リーンの場
合にはノッキングが発生し易く、空燃比リッチの場合に
はノッキングが発生しにくい。このため、ノッキング制
御の制御目標をノッキング音小レベルとし、ノッキング
制御の許容範囲をノッキング音中レベルとした場合、空
燃比リーンの場合にはノッキング音小レベルに対応する
点火時期から少し進角するのみでノッキング音が中レベ
ル以上に達してしまう。
空燃比よりリッチ側で出力空燃比(空燃比リーン)と出
力空燃比よりリッチの空燃比(空燃比リッチ)とに空燃
比を変化させると、点火時期に対するノッキング特性が
第2図に示すように変化する。即ち、空燃比リーンの場
合にはノッキングが発生し易く、空燃比リッチの場合に
はノッキングが発生しにくい。このため、ノッキング制
御の制御目標をノッキング音小レベルとし、ノッキング
制御の許容範囲をノッキング音中レベルとした場合、空
燃比リーンの場合にはノッキング音小レベルに対応する
点火時期から少し進角するのみでノッキング音が中レベ
ル以上に達してしまう。
一方、ノッキングセンサによるノッキング検出のSN比
は必ずしも良好でなく、ノッキングセンサから遠い気筒
のノッキングは検出しにりく、また機関高回転域では機
械的なノイズによりノッキングが検出しにく(なる。従
って、ノッキングセンサによって小レベルのノッキング
を確実に検出することは困難であり、このため点火時期
はノッキング音小レベルに対応する点火時期を中心とし
た所定範囲内の領域でフィードバック制御されることに
なる。以上の理由から、ノッキング余裕度が最小になる
空燃比よりリッチ側の領域で空燃比をリーンに制御して
いる場合には、ノッキングを検出したときの遅角量を大
きくしたり、ノッキングが検出されないときの進角速度
を遅くしてノッキングが中レベル以上に達しないように
制御するのが望ましい。なお、ノッキング余裕度が最小
になる空燃比よりリッチの領域で空燃比をリッチに制御
しているときに、遅角量を大きくしたり進角速度を小さ
くするのは、誤動作による異常遅角を招くので好ましく
ない。
は必ずしも良好でなく、ノッキングセンサから遠い気筒
のノッキングは検出しにりく、また機関高回転域では機
械的なノイズによりノッキングが検出しにく(なる。従
って、ノッキングセンサによって小レベルのノッキング
を確実に検出することは困難であり、このため点火時期
はノッキング音小レベルに対応する点火時期を中心とし
た所定範囲内の領域でフィードバック制御されることに
なる。以上の理由から、ノッキング余裕度が最小になる
空燃比よりリッチ側の領域で空燃比をリーンに制御して
いる場合には、ノッキングを検出したときの遅角量を大
きくしたり、ノッキングが検出されないときの進角速度
を遅くしてノッキングが中レベル以上に達しないように
制御するのが望ましい。なお、ノッキング余裕度が最小
になる空燃比よりリッチの領域で空燃比をリッチに制御
しているときに、遅角量を大きくしたり進角速度を小さ
くするのは、誤動作による異常遅角を招くので好ましく
ない。
一方、ノッキング余裕度が最小になる空燃比よりリーン
の領域では、空燃比をリーンに制御するに従ってノッキ
ングが発生しにくくなる傾向があるため、空燃比をリッ
チに制御している場合には、ノッキングを検出したとき
の遅角量を太き(したり、ノッキングが検出されないと
きの進角速度を小さくしてノッキングが中レベルまで達
しないように制御するのが望ましい。
の領域では、空燃比をリーンに制御するに従ってノッキ
ングが発生しにくくなる傾向があるため、空燃比をリッ
チに制御している場合には、ノッキングを検出したとき
の遅角量を太き(したり、ノッキングが検出されないと
きの進角速度を小さくしてノッキングが中レベルまで達
しないように制御するのが望ましい。
本発明は、上記の要望に応えて成されたもので、空燃比
の変化によってノッキングが許容レベルを越えないよう
にした内燃機関の点火時期制御装置を提供することを目
的とする。
の変化によってノッキングが許容レベルを越えないよう
にした内燃機関の点火時期制御装置を提供することを目
的とする。
上記目的を達成するために本発明は、機関の運転状態に
応じて空燃比を制御する空燃圧制?i1手段を備えた内
燃機関にノッキングが発生したか否かを判断し、ノッキ
ングが発生したと判断されたときには点火時期を遅角し
かつノッキングが発生していないと判断されたときには
点火時期を進角させる内燃機関の点火時期制御装置にお
いて、前記空燃比制御手段によって制御された空燃比の
変化に応じて前記点火時期を遅角させるための遅角量お
よび前記点火時期を進角させる速度の少なくとも一方を
変化させることを特徴とする。
応じて空燃比を制御する空燃圧制?i1手段を備えた内
燃機関にノッキングが発生したか否かを判断し、ノッキ
ングが発生したと判断されたときには点火時期を遅角し
かつノッキングが発生していないと判断されたときには
点火時期を進角させる内燃機関の点火時期制御装置にお
いて、前記空燃比制御手段によって制御された空燃比の
変化に応じて前記点火時期を遅角させるための遅角量お
よび前記点火時期を進角させる速度の少なくとも一方を
変化させることを特徴とする。
本発明によれば、点火時期制御装置によって、ノッキン
グが発生したと判断されたときには点火時期が遅角され
ると共にノッキングが発生していないと判断されたとき
には点火時期が進角される。
グが発生したと判断されたときには点火時期が遅角され
ると共にノッキングが発生していないと判断されたとき
には点火時期が進角される。
このとき、空燃比制御手段によって空燃比が変化された
場合には、点火時期を遅角させるための遅角量又は点火
時期を進角させる速度の少なくとも一方が変化されるや
これによって、空燃比に応じた最適なノッキング制御が
行われ、空燃比が変化された場合においてもノッキング
のレベルが許容レベルを越えないように制6御される。
場合には、点火時期を遅角させるための遅角量又は点火
時期を進角させる速度の少なくとも一方が変化されるや
これによって、空燃比に応じた最適なノッキング制御が
行われ、空燃比が変化された場合においてもノッキング
のレベルが許容レベルを越えないように制6御される。
ここで、上記で説明したように、ノッキング余裕度が最
小になる空燃比よりリッチ側の領域では空燃比がリーン
になる程ノッキングが発生し易くなる傾向にあるため、
ノッキング余裕度が最小になる空燃比よりリッチ側で空
燃比を変化させる場合には、空燃比がリーンのときには
空燃比がリッチのときより遅角量を大きくしたり進角速
度を遅くするのが好ましい、また、ノッキング余裕度が
最小になる空燃比よりリーン側の領域で空燃比を変化さ
せる場合には、上記で説明したように空燃比がリーンに
なる程ノッキングが発生しにく(なる傾向にあるため、
ノッキング余裕度が最小になる空燃比よりリーンの領域
で空燃比を変化させる場合には、空燃比がリッチのとき
には空燃比がゾーンの時より遅角量を大きくしたり進角
速度を遅くするのが好ましい。
小になる空燃比よりリッチ側の領域では空燃比がリーン
になる程ノッキングが発生し易くなる傾向にあるため、
ノッキング余裕度が最小になる空燃比よりリッチ側で空
燃比を変化させる場合には、空燃比がリーンのときには
空燃比がリッチのときより遅角量を大きくしたり進角速
度を遅くするのが好ましい、また、ノッキング余裕度が
最小になる空燃比よりリーン側の領域で空燃比を変化さ
せる場合には、上記で説明したように空燃比がリーンに
なる程ノッキングが発生しにく(なる傾向にあるため、
ノッキング余裕度が最小になる空燃比よりリーンの領域
で空燃比を変化させる場合には、空燃比がリッチのとき
には空燃比がゾーンの時より遅角量を大きくしたり進角
速度を遅くするのが好ましい。
以上説明したように本発明によれば、空燃比に応じて最
適なノッキング制御が行われるため、空燃比が変化した
場合においてもノッキングのレベルが許容レベルを越え
ることが防止される、という効果が得られる。
適なノッキング制御が行われるため、空燃比が変化した
場合においてもノッキングのレベルが許容レベルを越え
ることが防止される、という効果が得られる。
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第3図は本発明が適用可能な、点火時期制711装置と
空燃比制御装置とを備えた過給機付6気箇火花点火内燃
機関(エンジン)の概略を示すものである。エアクリー
ナ(図示せず)の下流側にはエアフロメータ10が配置
されている。このエアフロメータ10は、ダンピングチ
ャンバ内に回動可能に配置されたコンペンセーションプ
レートIOAとコンペンセーションプレートIOAに固
定されたメジャリングプレート10Bとメジャリングプ
レートlOHの開度変化から吸入空気量を検出するポテ
ンショメータIOcとから構成されている。エアフロメ
ータ10の下流側近傍には吸気温センサ12が配置され
ている。エアフロメータ10は、吸気通路14、サージ
タンク16及びインテークマニホールド18を介してエ
ンジン本体20の吸気ボート22に連通されている。サ
ージタンク16の上流側にはスロットル弁24が配置さ
れ、このスロットル弁24にはスロットル弁の開度を検
出するポテンショメータ式のスロットルセンサ24Aが
取付けられており、またインテークマニホールド18に
は各気筒毎に突出するように燃料噴射弁26が配置され
ている。吸気ボート22は吸気パルプ2OAを介してエ
ンジン本体20内に形成された燃焼室28に連通されて
いる。この燃焼室28は、排気パルプ20B、排気ボー
ト30、エキゾーストマニホールド32を介して排気通
路34に連通されている。
空燃比制御装置とを備えた過給機付6気箇火花点火内燃
機関(エンジン)の概略を示すものである。エアクリー
ナ(図示せず)の下流側にはエアフロメータ10が配置
されている。このエアフロメータ10は、ダンピングチ
ャンバ内に回動可能に配置されたコンペンセーションプ
レートIOAとコンペンセーションプレートIOAに固
定されたメジャリングプレート10Bとメジャリングプ
レートlOHの開度変化から吸入空気量を検出するポテ
ンショメータIOcとから構成されている。エアフロメ
ータ10の下流側近傍には吸気温センサ12が配置され
ている。エアフロメータ10は、吸気通路14、サージ
タンク16及びインテークマニホールド18を介してエ
ンジン本体20の吸気ボート22に連通されている。サ
ージタンク16の上流側にはスロットル弁24が配置さ
れ、このスロットル弁24にはスロットル弁の開度を検
出するポテンショメータ式のスロットルセンサ24Aが
取付けられており、またインテークマニホールド18に
は各気筒毎に突出するように燃料噴射弁26が配置され
ている。吸気ボート22は吸気パルプ2OAを介してエ
ンジン本体20内に形成された燃焼室28に連通されて
いる。この燃焼室28は、排気パルプ20B、排気ボー
ト30、エキゾーストマニホールド32を介して排気通
路34に連通されている。
エンジン本体20のシリンダブロックには、圧電素子や
磁歪素子等で構成されたノッキングセンサ36が取付け
られている。また、エンジン本体20には、シリンダブ
ロックを貫通してウオークジャケット内に突出するよう
に冷却水温センサ38が取付けられている。エンジン本
体20の燃焼室28内に突出するように各気筒毎に点火
プラグ40が取付けられており、この点火プラグ4oは
デイストリビュ・−夕42及びイグナイタ44を介して
マイクロコンピュータを含んで構成された制御回路45
に接続されている。ディストリビュータ42には、ディ
ストリビュータシャフトに固定されたシグナルロータと
ディストリビュータハウジングに固定されたピックアッ
プとで各々構成された気筒判別センサ46及び回転角セ
ンサ48が取付けられている。気筒判別センサ46は、
720’CA毎に気筒判別信号を出力し、回転角センサ
48は30@CA毎に回転角信号を出力する。
磁歪素子等で構成されたノッキングセンサ36が取付け
られている。また、エンジン本体20には、シリンダブ
ロックを貫通してウオークジャケット内に突出するよう
に冷却水温センサ38が取付けられている。エンジン本
体20の燃焼室28内に突出するように各気筒毎に点火
プラグ40が取付けられており、この点火プラグ4oは
デイストリビュ・−夕42及びイグナイタ44を介して
マイクロコンピュータを含んで構成された制御回路45
に接続されている。ディストリビュータ42には、ディ
ストリビュータシャフトに固定されたシグナルロータと
ディストリビュータハウジングに固定されたピックアッ
プとで各々構成された気筒判別センサ46及び回転角セ
ンサ48が取付けられている。気筒判別センサ46は、
720’CA毎に気筒判別信号を出力し、回転角センサ
48は30@CA毎に回転角信号を出力する。
上記エキゾーストマニホールド32には、排気温を検出
するためのサーミスタ式の排気温センサ50が取付けら
れている。また、上記排気通路34にはバイパス通路5
2が連結されており、このバイパス通路52内にはウェ
ストゲートバルブ54が配置されている。このウェスト
ゲートバルブ54は、リンク機構を介してアクチュエー
タ54Aに連結されており、吸気通路14及び圧力導管
54Bを介してアクチュエータ54Aに供給される空気
圧によってリンク機構を介して開閉される。
するためのサーミスタ式の排気温センサ50が取付けら
れている。また、上記排気通路34にはバイパス通路5
2が連結されており、このバイパス通路52内にはウェ
ストゲートバルブ54が配置されている。このウェスト
ゲートバルブ54は、リンク機構を介してアクチュエー
タ54Aに連結されており、吸気通路14及び圧力導管
54Bを介してアクチュエータ54Aに供給される空気
圧によってリンク機構を介して開閉される。
そして、吸気通路14内にコンプレッサ56 Aが位置
しかつ排気通路34内にコンプレッサ56Aと連結され
たタービン56Bが位置するように過給機56が配置さ
れている。
しかつ排気通路34内にコンプレッサ56Aと連結され
たタービン56Bが位置するように過給機56が配置さ
れている。
上記エアフロメータ10、吸気温センサ12、スロット
ルセンサ24A1ノツキングセンサ36、気筒判別セン
サ46、回転角センサ48、冷却水温センサ38及び排
気温センサ50は信号を入力するように制御回路45に
接続されており、また、イグナイタ44及び燃料噴射弁
26は制御回路45から出力される制御信号によって制
御されるように接続されている。
ルセンサ24A1ノツキングセンサ36、気筒判別セン
サ46、回転角センサ48、冷却水温センサ38及び排
気温センサ50は信号を入力するように制御回路45に
接続されており、また、イグナイタ44及び燃料噴射弁
26は制御回路45から出力される制御信号によって制
御されるように接続されている。
マイクロコンピュータを含んで構成された制御回路45
は第4図に示すように、ランダムアクセスメモリ (R
AM)5B、リードオンリメモリ(ROM)60.マイ
クロプロセッシングユニッ) (MPU)62、第1の
入出カポ−トロ4、第2の入出カポ−トロ6、第1の出
力ポートロ8、第2の出力ポードア0及びこれらを接続
するデータバスやコントロールバス等のバス72を備え
ている。第1の入出カポ−トロ4はアナログ−デジタル
(A/D)変換器74、マルチプレクサ76及びバッフ
ァ78A、78B、78Cを各々介してエアフロメータ
10.吸気温センサ12及び冷却水温センサ38に接続
されている。また、第1の入出カポ−トロ4は、A/D
変換器74及びマルチプレクサ76に制御信号を供給す
るように接続されている。上記第2の入出カポ−トロ6
は、波形整形回路80を介して気筒判別センサ46及び
回転角センサ48に接続されると共に、入力回路82を
介してノッキングセンサ36に接続され、A/D変換器
を備えた入力回路84を介して排気温センサ50に接続
され、また、直接スロットルセンサ24Aに接続されて
いる。
は第4図に示すように、ランダムアクセスメモリ (R
AM)5B、リードオンリメモリ(ROM)60.マイ
クロプロセッシングユニッ) (MPU)62、第1の
入出カポ−トロ4、第2の入出カポ−トロ6、第1の出
力ポートロ8、第2の出力ポードア0及びこれらを接続
するデータバスやコントロールバス等のバス72を備え
ている。第1の入出カポ−トロ4はアナログ−デジタル
(A/D)変換器74、マルチプレクサ76及びバッフ
ァ78A、78B、78Cを各々介してエアフロメータ
10.吸気温センサ12及び冷却水温センサ38に接続
されている。また、第1の入出カポ−トロ4は、A/D
変換器74及びマルチプレクサ76に制御信号を供給す
るように接続されている。上記第2の入出カポ−トロ6
は、波形整形回路80を介して気筒判別センサ46及び
回転角センサ48に接続されると共に、入力回路82を
介してノッキングセンサ36に接続され、A/D変換器
を備えた入力回路84を介して排気温センサ50に接続
され、また、直接スロットルセンサ24Aに接続されて
いる。
上記入力回路82は、第5図に示すように、一端がノッ
キングセンサ36に接続されたノックゲート回路82A
とピークホールド回路82Bとからなる直列回路と、こ
の直列回路に対して並列に接続された積分回路82Eと
、直列回路および積分回路82Hに接続されたマルチプ
レクサ82Cと、マルチプレクサ82Cに接続されたA
/D変換器82Dとから構成されている。そして、ノッ
クゲート回路82A1マルチプレクサ82C及びA/D
変換器82Dは、第2の入出カポ−トロ6からの制御信
号によって制御されるように接続されている。
キングセンサ36に接続されたノックゲート回路82A
とピークホールド回路82Bとからなる直列回路と、こ
の直列回路に対して並列に接続された積分回路82Eと
、直列回路および積分回路82Hに接続されたマルチプ
レクサ82Cと、マルチプレクサ82Cに接続されたA
/D変換器82Dとから構成されている。そして、ノッ
クゲート回路82A1マルチプレクサ82C及びA/D
変換器82Dは、第2の入出カポ−トロ6からの制御信
号によって制御されるように接続されている。
上記第1の出力ポートロ8は駆動回路86を介してイグ
ナイタ44に接続され、第2の出力ポードア0は駆動回
路88を介して燃料噴射弁26に接続されている。なお
、90はクロック、92はタイマである。上記ROM6
0には、以下で説明する制御ルーチンのプログラムが予
め記憶されている。
ナイタ44に接続され、第2の出力ポードア0は駆動回
路88を介して燃料噴射弁26に接続されている。なお
、90はクロック、92はタイマである。上記ROM6
0には、以下で説明する制御ルーチンのプログラムが予
め記憶されている。
次に、上記制御ルーチンを説明しながら本発明の実施例
の作用を詳細に説明する。なお、本実施例は、排気温が
所定値以下で空燃比を出力空燃比に制御すると共に排気
温か所定値を越えたときに空燃比を出力空燃比よりリッ
チに制御する内燃機閏に本発明を適用したものである。
の作用を詳細に説明する。なお、本実施例は、排気温が
所定値以下で空燃比を出力空燃比に制御すると共に排気
温か所定値を越えたときに空燃比を出力空燃比よりリッ
チに制御する内燃機閏に本発明を適用したものである。
また、以下では説明を簡単にするために本発明に支障の
ない数値を用いて説明するが、本発明はこれらの数値に
限定されるものではない。
ない数値を用いて説明するが、本発明はこれらの数値に
限定されるものではない。
第6図は本実施例のメインルーチンを示すもので、ステ
ップ100においてエンジン回転速度N及び吸入空気量
Qを取込み、ステップ102においてエンジン回転速度
Nと吸入空気量Qとから基本燃料噴射時間τ、を演算し
、そして次のステップ104において吸気温やエンジン
冷却水温に応じて基本燃料噴射時間τ、を補正して燃料
噴射時間τを演算する。この燃料噴射時間τは出力空燃
比に対応している。次のステップ106では、気筒判別
信号及び回転角信号に基づいて現在のピストン位置が上
死点(TDC)か否かを判断する。
ップ100においてエンジン回転速度N及び吸入空気量
Qを取込み、ステップ102においてエンジン回転速度
Nと吸入空気量Qとから基本燃料噴射時間τ、を演算し
、そして次のステップ104において吸気温やエンジン
冷却水温に応じて基本燃料噴射時間τ、を補正して燃料
噴射時間τを演算する。この燃料噴射時間τは出力空燃
比に対応している。次のステップ106では、気筒判別
信号及び回転角信号に基づいて現在のピストン位置が上
死点(TDC)か否かを判断する。
TDCのときはステップ114においてマルチプレクサ
82Cを制’48 してノッキングセンサ36出力を積
分回路82E及びマルチプレクサ82Cを介してA/D
変換器82Dに入力し、積分回路82E出力すなわちバ
ックグラウンドレベルbのA/D変換を開始する。これ
により、ノッキングによらない機関振動のレベルすなわ
ちバックグラウンドレベルbのデジタル値が求められ、
A/D変換終了時にこのデジタル値がRAMの所定エリ
アに記憶される。一方、ステップ106でTDCでない
と判断された時は、ステップ108において現在のピス
トン位置が15°CA ATDCか否かを判断し、ス
テップ108の判断が肯定のときはステップ110にお
いて第2の入出カポ−トロ6からノックゲート回路82
Aに制御信号を出力してノックゲート回路82Aをオー
プンし、ノッキングセンサ36からノックゲート回路8
2A。
82Cを制’48 してノッキングセンサ36出力を積
分回路82E及びマルチプレクサ82Cを介してA/D
変換器82Dに入力し、積分回路82E出力すなわちバ
ックグラウンドレベルbのA/D変換を開始する。これ
により、ノッキングによらない機関振動のレベルすなわ
ちバックグラウンドレベルbのデジタル値が求められ、
A/D変換終了時にこのデジタル値がRAMの所定エリ
アに記憶される。一方、ステップ106でTDCでない
と判断された時は、ステップ108において現在のピス
トン位置が15°CA ATDCか否かを判断し、ス
テップ108の判断が肯定のときはステップ110にお
いて第2の入出カポ−トロ6からノックゲート回路82
Aに制御信号を出力してノックゲート回路82Aをオー
プンし、ノッキングセンサ36からノックゲート回路8
2A。
ピークホールド回路82B1マルチプレクサ82Cを介
してノッキングセンサ36出力をA/D変換器82Dに
入力させる。次のステップ112では現在時刻と予め定
められている所定クランク角度範囲に対応する時間とか
らノックゲート回路82Aをクローズする時刻t (
90”CA ATDCに対応する)を算出してコンベ
アレジスタにセットする。
してノッキングセンサ36出力をA/D変換器82Dに
入力させる。次のステップ112では現在時刻と予め定
められている所定クランク角度範囲に対応する時間とか
らノックゲート回路82Aをクローズする時刻t (
90”CA ATDCに対応する)を算出してコンベ
アレジスタにセットする。
第7図はステップ112にセットされた時刻になったと
きに割込まれる時刻−敗割込ルーチンを示すもので、現
在時刻がコンベアレジスタにセットされた時刻と一敗す
るとステップ116において第2の入出カポ−トロ6か
らA/D変換器82Dに制御信号を出力してピークホー
ルド回路82B出力のA/D変換を開始してメインルー
チンにリターンする。
きに割込まれる時刻−敗割込ルーチンを示すもので、現
在時刻がコンベアレジスタにセットされた時刻と一敗す
るとステップ116において第2の入出カポ−トロ6か
らA/D変換器82Dに制御信号を出力してピークホー
ルド回路82B出力のA/D変換を開始してメインルー
チンにリターンする。
第8図は積分回路82E出力のA/D変換が終了したと
きのA/D変換器82DからのA/D変換終了信号によ
って割込まれる割込ルーチンを示すもので、ステップ1
18においてA/D値をピーク値aとしてRAMの所定
エリアに記憶し、ステップ120において第2の人出カ
ポ−トロ6からノックゲート回路82Aに制御信号を出
力してソックゲート回路82Aをクローズする。
きのA/D変換器82DからのA/D変換終了信号によ
って割込まれる割込ルーチンを示すもので、ステップ1
18においてA/D値をピーク値aとしてRAMの所定
エリアに記憶し、ステップ120において第2の人出カ
ポ−トロ6からノックゲート回路82Aに制御信号を出
力してソックゲート回路82Aをクローズする。
上記のように制御したときのノッキングセンサ出力、ノ
ックゲート回路の開閉状態、ピークホールド回路出力及
び積分回路出力を第9図(1)〜(4)に示す。
ックゲート回路の開閉状態、ピークホールド回路出力及
び積分回路出力を第9図(1)〜(4)に示す。
第1図は、90″’CA BTDC毎(120゜CA
毎)に実行される本発明の第1実施例のノッキング制御
ルーチンを示すもので、ステップ124においてエンジ
ン回転速度N及び負荷Q/Nを取込み、エンジン回転速
度Nと負荷Q/Nとから基本点火進角θl!IEを求め
る9次のステップ126では、負荷Q/Nが所定値(0
,8(1/raw ) )を超えているか否かを判断す
ることによりノッキング制御領域か否かを判断する。負
荷Q/Nが所定値以下のとき、すなわちノッキング制御
領域でないときは、軽負荷であることからノッキングが
発生せずまた排気温も上昇しないためステップ128で
基本点火進角θ31.を実行点火進角θとしてメインル
ーチンへリターンする。ステップ126で負荷Q/Nが
所定値を超えていると判断されたとき、すなわちノッキ
ング制御領域と判断されたときは、ステップ130にお
いてステップ116でA/D変換されてRAMに記憶さ
れているバックグラウンドレベルbとステップ118で
RAMに記憶したピーク値aとを取込み、ステップ13
2で排気温が所定値(800℃)を超えているか否かを
判断する。ステップ132で排気温が所定値以下と判断
されたときには、ステップ134においてバックグラウ
ンドレベルbに定数kを乗算した積を判定レベルとして
この判定レベルとピーク値aとを比較することによりノ
ッキングが発生したか否かを判断する。ピーク値aが判
定レベルを超えているとき、すなわちノッキングが発生
したと判断されたときはステップ122においてノッキ
ングに関する補正遅角量θ8を1.5 ” CA大キく
する。一方、ステップ134でピーク(a aが判定レ
ベル以下と判断されたときすなわちノッキングが発生し
ていないと判断されたときは、ステップ136において
100点火経過したか否かを判断する。100点火経過
したと判断されたときすなわち所定点火回数の間ノッキ
ングが発生していないと判断されたときは、ノッキング
限界より遅角側で点火時期が制御されていると判断して
ステップ138で補正遅角量θ、を1°CA小さくする
。一方、ステップ136で所定点火回数経過していない
と判断されたときはそのままステップ146に進む、ス
テップ146ではステップ124で演算された基本点火
進角θ。、からステップ122及びステップ138で変
化された補正遅角量θ、を減算した値を実行点火進角θ
としてメインルーチンへリターンする。
毎)に実行される本発明の第1実施例のノッキング制御
ルーチンを示すもので、ステップ124においてエンジ
ン回転速度N及び負荷Q/Nを取込み、エンジン回転速
度Nと負荷Q/Nとから基本点火進角θl!IEを求め
る9次のステップ126では、負荷Q/Nが所定値(0
,8(1/raw ) )を超えているか否かを判断す
ることによりノッキング制御領域か否かを判断する。負
荷Q/Nが所定値以下のとき、すなわちノッキング制御
領域でないときは、軽負荷であることからノッキングが
発生せずまた排気温も上昇しないためステップ128で
基本点火進角θ31.を実行点火進角θとしてメインル
ーチンへリターンする。ステップ126で負荷Q/Nが
所定値を超えていると判断されたとき、すなわちノッキ
ング制御領域と判断されたときは、ステップ130にお
いてステップ116でA/D変換されてRAMに記憶さ
れているバックグラウンドレベルbとステップ118で
RAMに記憶したピーク値aとを取込み、ステップ13
2で排気温が所定値(800℃)を超えているか否かを
判断する。ステップ132で排気温が所定値以下と判断
されたときには、ステップ134においてバックグラウ
ンドレベルbに定数kを乗算した積を判定レベルとして
この判定レベルとピーク値aとを比較することによりノ
ッキングが発生したか否かを判断する。ピーク値aが判
定レベルを超えているとき、すなわちノッキングが発生
したと判断されたときはステップ122においてノッキ
ングに関する補正遅角量θ8を1.5 ” CA大キく
する。一方、ステップ134でピーク(a aが判定レ
ベル以下と判断されたときすなわちノッキングが発生し
ていないと判断されたときは、ステップ136において
100点火経過したか否かを判断する。100点火経過
したと判断されたときすなわち所定点火回数の間ノッキ
ングが発生していないと判断されたときは、ノッキング
限界より遅角側で点火時期が制御されていると判断して
ステップ138で補正遅角量θ、を1°CA小さくする
。一方、ステップ136で所定点火回数経過していない
と判断されたときはそのままステップ146に進む、ス
テップ146ではステップ124で演算された基本点火
進角θ。、からステップ122及びステップ138で変
化された補正遅角量θ、を減算した値を実行点火進角θ
としてメインルーチンへリターンする。
ステップ132において排気温が所定温を超えていると
判断されたときは、排気系を保護するためにステップ1
40において燃料噴射時間τを1.3倍し、次のステッ
プ142においてバックグラウンドレベルbに定数kを
乗算した積を判定レベルとしてこの判定レベルとピーク
値aとを比較することによりノッキングが発生したか否
かを判断する。ピーク値aが判定レベルを超えてノッキ
ングが発生したと判断されたときは、ステップ144に
おいて補正遅角量θ。を1”CA大きくして、補正遅角
量θ、を排気温か所定値以下の場合より小さくし、ピー
ク値aが判定レベル以下と判断されたときはステップ1
36へ進んで100点火経過した時点でステップ138
へ進んで補正遅角量θ、を1’CA小さくする。
判断されたときは、排気系を保護するためにステップ1
40において燃料噴射時間τを1.3倍し、次のステッ
プ142においてバックグラウンドレベルbに定数kを
乗算した積を判定レベルとしてこの判定レベルとピーク
値aとを比較することによりノッキングが発生したか否
かを判断する。ピーク値aが判定レベルを超えてノッキ
ングが発生したと判断されたときは、ステップ144に
おいて補正遅角量θ。を1”CA大きくして、補正遅角
量θ、を排気温か所定値以下の場合より小さくし、ピー
ク値aが判定レベル以下と判断されたときはステップ1
36へ進んで100点火経過した時点でステップ138
へ進んで補正遅角量θ、を1’CA小さくする。
そして、図示しない燃料噴射量制御ルーチンにおいて燃
料噴射時間τに相当する時間燃料噴射弁26が開弁され
て燃料噴射量が制御され、所定クランク角でイブナイフ
をオンさせておき、実行点火進角θになった時点でイブ
ナイフをオフすることにより実行点火進角θで点火され
るように点火時期が制御される。
料噴射時間τに相当する時間燃料噴射弁26が開弁され
て燃料噴射量が制御され、所定クランク角でイブナイフ
をオンさせておき、実行点火進角θになった時点でイブ
ナイフをオフすることにより実行点火進角θで点火され
るように点火時期が制御される。
以上の結果排気温が所定温以下のときにはステップ10
4で演算された燃料噴射時間rに相当する量の燃料が噴
射されて空燃比が出力空燃比になるように制御される。
4で演算された燃料噴射時間rに相当する量の燃料が噴
射されて空燃比が出力空燃比になるように制御される。
この出力空燃比は通常12.5程度であり(空燃比リー
ン)ノッキングが発生し易いためステップ122におい
て補正遅角量θ、を大きくしてノッキングが発生したと
判断されたとき速やかに点火時期を遅角させる。これに
より、1ノック当りの遅角量が大きくなる。また、排気
温が所定値を超えた場合にはステップ140で演算され
た燃料噴射時間τ(排気温が所定値以下の場合よりも増
量されている)の燃料が噴射されて空燃比が出力空燃比
よりリッチに制御される。このリッチの空燃比は通常1
0程度にされており出力空燃比の場合よりノッキングが
発生しにくいため上記の場合より補正遅角量θつを小さ
くしてより進角側で点火時期を制御する。なお、軽負荷
域においてはノッキングも発生せず排気温も上昇しない
ため出力空燃比になるように空燃比が制御されると共に
基本点火進角に基づいて点火時期が制御される。
ン)ノッキングが発生し易いためステップ122におい
て補正遅角量θ、を大きくしてノッキングが発生したと
判断されたとき速やかに点火時期を遅角させる。これに
より、1ノック当りの遅角量が大きくなる。また、排気
温が所定値を超えた場合にはステップ140で演算され
た燃料噴射時間τ(排気温が所定値以下の場合よりも増
量されている)の燃料が噴射されて空燃比が出力空燃比
よりリッチに制御される。このリッチの空燃比は通常1
0程度にされており出力空燃比の場合よりノッキングが
発生しにくいため上記の場合より補正遅角量θつを小さ
くしてより進角側で点火時期を制御する。なお、軽負荷
域においてはノッキングも発生せず排気温も上昇しない
ため出力空燃比になるように空燃比が制御されると共に
基本点火進角に基づいて点火時期が制御される。
以上説明したように本実施例によれば、ノッキングが発
生し易い出力空燃比での補正遅角量を大きくしているた
め、ノッキングが発生した場合に点火時期が速やかに遅
角されノッキングのレベルが許Vレベルを越えることが
防止されると共に、ノッキングが発生しにくい場合の補
正遅角量を小さくしているため、点火時期が異常に遅角
されるのが防止される、という効果が得られる。
生し易い出力空燃比での補正遅角量を大きくしているた
め、ノッキングが発生した場合に点火時期が速やかに遅
角されノッキングのレベルが許Vレベルを越えることが
防止されると共に、ノッキングが発生しにくい場合の補
正遅角量を小さくしているため、点火時期が異常に遅角
されるのが防止される、という効果が得られる。
次に、本発明の第2実施例を第10図を用いて説明する
。本実施例は、空燃比を出力空燃比に制御しているとき
の点火時期の進角速度を遅くしてノッキングレベルが許
容レベルを越えないようにしたものである。なお、第1
0図において第1図と対応する部分には同一符号を付し
て説明を省略する。ステップ134においてノッキング
が発生したと判断されたときにはステップ144におい
て補正遅角量θ、を1°CA大きくし、ノッキングが発
生していないと判断されたときにはステップ148にお
いて150点火経過した否かを判断する。ステップ14
8で150点火経過したと判断されたときには、ステッ
プ138で補正遅角量θ、を1’CA小さくし、150
点火経過していないときはステップ146へ進む、一方
、ステップ142でノッキングが発生していないと判断
されたときは、ステップ136で100点火経過したか
否かを判断し、100点火経過したときにステップ13
8で補正遅角量θ8を1@CA小さくする。
。本実施例は、空燃比を出力空燃比に制御しているとき
の点火時期の進角速度を遅くしてノッキングレベルが許
容レベルを越えないようにしたものである。なお、第1
0図において第1図と対応する部分には同一符号を付し
て説明を省略する。ステップ134においてノッキング
が発生したと判断されたときにはステップ144におい
て補正遅角量θ、を1°CA大きくし、ノッキングが発
生していないと判断されたときにはステップ148にお
いて150点火経過した否かを判断する。ステップ14
8で150点火経過したと判断されたときには、ステッ
プ138で補正遅角量θ、を1’CA小さくし、150
点火経過していないときはステップ146へ進む、一方
、ステップ142でノッキングが発生していないと判断
されたときは、ステップ136で100点火経過したか
否かを判断し、100点火経過したときにステップ13
8で補正遅角量θ8を1@CA小さくする。
以上のように本実施例では、空燃比を出力空燃比に制御
している状態でノッキングが発生していないと判断され
たときには、150点火経過する毎に点火時期が進角さ
れるため、出力空燃比に制御しているときの点火時期の
進角速度が出力空燃比よりリッチ側に制御している場合
より遅(される、このように点火時期の進角速度を遅(
しているため、ノッキング限界よりも遅角側で点火時期
が制御される穎度が多くなり、ノッキングレベルが許容
レベルを越えるのが防止される。
している状態でノッキングが発生していないと判断され
たときには、150点火経過する毎に点火時期が進角さ
れるため、出力空燃比に制御しているときの点火時期の
進角速度が出力空燃比よりリッチ側に制御している場合
より遅(される、このように点火時期の進角速度を遅(
しているため、ノッキング限界よりも遅角側で点火時期
が制御される穎度が多くなり、ノッキングレベルが許容
レベルを越えるのが防止される。
ところで、ノッキング余裕度が最小になる空燃比よりリ
ッチ側で空燃比を変化させると、空燃比が出力空燃比よ
りリッチの場合は燃焼圧が低くなるためバックグラウン
ドレベルを決定する機関振動の振幅が小さくなり、空燃
比が出力空燃比の場合には燃焼圧が高くなるため機関振
動の振幅が大きくなる。このため、空燃比の変化による
バックグラウンドレベルの変化によって判定レベルが変
化し、点火時期をノッキング限界に制御できなくなる虞
れが生ずる。従って、上記第1実施例及び第2実施例で
は、空燃比を出力空燃比に制御しているときの判定レベ
ルを小さくし、空燃比を出力空燃比よりリッチに制御し
ているときの判定レベルを大きくするのが好ましい。判
定レベルを変化させるには、ステップ142の判定レベ
ルをkbとしておいてステップ134において判定レベ
ルkbに1未満の定数(例えば、0.8)を乗算するこ
とにより達成できる。
ッチ側で空燃比を変化させると、空燃比が出力空燃比よ
りリッチの場合は燃焼圧が低くなるためバックグラウン
ドレベルを決定する機関振動の振幅が小さくなり、空燃
比が出力空燃比の場合には燃焼圧が高くなるため機関振
動の振幅が大きくなる。このため、空燃比の変化による
バックグラウンドレベルの変化によって判定レベルが変
化し、点火時期をノッキング限界に制御できなくなる虞
れが生ずる。従って、上記第1実施例及び第2実施例で
は、空燃比を出力空燃比に制御しているときの判定レベ
ルを小さくし、空燃比を出力空燃比よりリッチに制御し
ているときの判定レベルを大きくするのが好ましい。判
定レベルを変化させるには、ステップ142の判定レベ
ルをkbとしておいてステップ134において判定レベ
ルkbに1未満の定数(例えば、0.8)を乗算するこ
とにより達成できる。
なお、上記では空燃比をノッキング余裕度が最小になる
空燃比よりリッチ側で変化させるエンジンについて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ノッ
キング余裕度が最小になる空燃比よりリーン側で運転状
態に応じて空燃比を制御する内燃機関、例えば低、中負
荷域で空燃比をノッキング余裕度が最小になる空燃比よ
りり−ンに制御し、高負荷域で燃料噴射量を増量させて
空燃比を変化させる内燃機関においても適用することが
できる。この場合においては、空燃比がリッチの場合に
ノッキングが発生し易くなるため、空燃比がリッチの場
合の補正遅角量を大きくしたり進角速度を遅くする。ま
た、上記ではエアフロメータを用いて直接吸入空気量を
検出する内燃機関について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなくスロットル弁下流側の吸気管圧
力を検出する圧力センサを設けて間接的に吸入空気量を
検出する内燃機関についても適用することができるもの
である。また、上記ではオープンループ制御によって空
燃比を出力空燃比に制御する例について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなくOX センサを用
いて空燃比をフィードバック制御するエンジンについて
も適用できるものである。上記第2実施例では点火時期
を進角させる時期を遅くして点火時期の進角速度を遅く
する例について説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、点火時期を進角させる時期を空燃比リッ
チの場合と同一にして進角量を小さくさせて進角速度を
遅くするようにしてもよい(例えば、ノッキングが発生
しにくい空燃比では補正遅角量θ、から減算する値を1
’CAとし、ノッキングが発生し易い状態では補正遅角
量θ、から減算する値を0.5°CAとする)。
空燃比よりリッチ側で変化させるエンジンについて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ノッ
キング余裕度が最小になる空燃比よりリーン側で運転状
態に応じて空燃比を制御する内燃機関、例えば低、中負
荷域で空燃比をノッキング余裕度が最小になる空燃比よ
りり−ンに制御し、高負荷域で燃料噴射量を増量させて
空燃比を変化させる内燃機関においても適用することが
できる。この場合においては、空燃比がリッチの場合に
ノッキングが発生し易くなるため、空燃比がリッチの場
合の補正遅角量を大きくしたり進角速度を遅くする。ま
た、上記ではエアフロメータを用いて直接吸入空気量を
検出する内燃機関について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなくスロットル弁下流側の吸気管圧
力を検出する圧力センサを設けて間接的に吸入空気量を
検出する内燃機関についても適用することができるもの
である。また、上記ではオープンループ制御によって空
燃比を出力空燃比に制御する例について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなくOX センサを用
いて空燃比をフィードバック制御するエンジンについて
も適用できるものである。上記第2実施例では点火時期
を進角させる時期を遅くして点火時期の進角速度を遅く
する例について説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、点火時期を進角させる時期を空燃比リッ
チの場合と同一にして進角量を小さくさせて進角速度を
遅くするようにしてもよい(例えば、ノッキングが発生
しにくい空燃比では補正遅角量θ、から減算する値を1
’CAとし、ノッキングが発生し易い状態では補正遅角
量θ、から減算する値を0.5°CAとする)。
第1図は本発明の第1実施例のノッキング制御ルーチン
を示す流れ図、第2図は空燃比が変化した場合の点火時
期に対するノッキング音のレベルを示す線図、第3図は
上記実施例に係る点火時期制御装置を備えたエンジンの
概略図、第4図は第3図の制御回路の詳細を示すブロッ
ク図、第5図は第4図の入力回路の詳細を示すブロック
図、第6図は上記実施例のメインルーチンの一例を示す
流れ図、第70は上記実施例の時刻一致割込ルーチンを
示す流れ図、第8図は上記実施例のA/D変換終了割込
ルーチンを示す流れ図、第9図(1)〜(4)はノッキ
ングセンサ出力、ノックゲート回路の開閉状態、ピーク
ホールド回路出力及び積分回路出力の各波形を示す線図
、第10図は本発明の第2実施例のノッキング制御ルー
チンを示す流れ図である。 26・・・燃料噴射弁 36・・・ノッキングセンサ 44・・・イグナイタ 45・・・制御回路 50・・・排気温センサ 第1図 第2図 漬、欠吟バー違貫 第 5 図 第6図 第7図 第8図 −梯
を示す流れ図、第2図は空燃比が変化した場合の点火時
期に対するノッキング音のレベルを示す線図、第3図は
上記実施例に係る点火時期制御装置を備えたエンジンの
概略図、第4図は第3図の制御回路の詳細を示すブロッ
ク図、第5図は第4図の入力回路の詳細を示すブロック
図、第6図は上記実施例のメインルーチンの一例を示す
流れ図、第70は上記実施例の時刻一致割込ルーチンを
示す流れ図、第8図は上記実施例のA/D変換終了割込
ルーチンを示す流れ図、第9図(1)〜(4)はノッキ
ングセンサ出力、ノックゲート回路の開閉状態、ピーク
ホールド回路出力及び積分回路出力の各波形を示す線図
、第10図は本発明の第2実施例のノッキング制御ルー
チンを示す流れ図である。 26・・・燃料噴射弁 36・・・ノッキングセンサ 44・・・イグナイタ 45・・・制御回路 50・・・排気温センサ 第1図 第2図 漬、欠吟バー違貫 第 5 図 第6図 第7図 第8図 −梯
Claims (3)
- (1)機関の運転状態に応じて空燃比を制御する空燃比
制御手段を備えた内燃機関にノッキングが発生したか否
かを判断し、ノッキングが発生したと判断されたときに
は点火時期を遅角しかつノッキングが発生していないと
判断されたときには点火時期を進角させる内燃機関の点
火時期制御装置において、前記空燃比制御手段によって
制御された空燃比の変化に応じて前記点火時期を遅角さ
せるための遅角量および前記点火時期を進角させる速度
の少なくとも一方を変化させることを特徴とする内燃機
関の点火時期制御装置。 - (2)前記空燃比が出力空燃比のときには前記空燃比が
出力空燃比よりリッチのときより前記遅角量を大きくし
た特許請求の範囲第(1)項記載の内燃機関の点火時期
制御装置。 - (3)前記空燃比が出力空燃比のときには前記空燃比が
出力空燃比よりリッチのときより前記点火時期を進角さ
せる速度を遅くした特許請求の範囲第(1)項記載の内
燃機関の点火時期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14176286A JPS62298661A (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14176286A JPS62298661A (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62298661A true JPS62298661A (ja) | 1987-12-25 |
Family
ID=15299593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14176286A Pending JPS62298661A (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62298661A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4966117A (en) * | 1988-03-29 | 1990-10-30 | Nissan Motor Company, Limited | System and method for controlling ignition timing for vehicular internal combustion engine |
-
1986
- 1986-06-18 JP JP14176286A patent/JPS62298661A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4966117A (en) * | 1988-03-29 | 1990-10-30 | Nissan Motor Company, Limited | System and method for controlling ignition timing for vehicular internal combustion engine |
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