JPS62298564A - 1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアントラキノンと1−アミノ−2−ブロム−4−ヒドロキシアントラキノンとの混合物の製造方法 - Google Patents

1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアントラキノンと1−アミノ−2−ブロム−4−ヒドロキシアントラキノンとの混合物の製造方法

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JPS62298564A
JPS62298564A JP62148149A JP14814987A JPS62298564A JP S62298564 A JPS62298564 A JP S62298564A JP 62148149 A JP62148149 A JP 62148149A JP 14814987 A JP14814987 A JP 14814987A JP S62298564 A JPS62298564 A JP S62298564A
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sulfuric acid
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ロルフ ミユラー
デイル ベルント
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C221/00Preparation of compounds containing amino groups and doubly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B1/00Dyes with anthracene nucleus not condensed with any other ring
    • C09B1/50Amino-hydroxy-anthraquinones; Ethers and esters thereof
    • C09B1/503Amino-hydroxy-anthraquinones; Ethers and esters thereof unsubstituted amino-hydroxy anthraquinone

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 本発明は高い割合で1−アミノ−2−クロル−4−ヒド
ロキシアントラキノンを含むl−アミノ−2−クロル−
4−ヒドロキシアントラキノンと1−アミノ−2−プロ
ム−4−ヒドロキシアントラキノンとの混合物の製造方
法に関する。
1−アミノアントラキノンを1−アミノ−2,4−ジク
ロルアントラキノンへ塩素化する場合には、通常モノ塩
素化化合物またはトリ塩素化化合物のごとき副生成物が
生じる。
このために染料、特に分散染料製造のための重要な中間
体として要求される十分に純粋なl−アミノ−2,4−
ジクロル化合物およびl−アミノ−2−クロル−4−ヒ
ドロキシアントラキノンを得ることが極めて困難である
。したがって、塩素化の後に濾過のような精製作業が必
要となるが、これによる収量損失は理論値のおよそ15
乃至20%にも達する。
したがって、本発明の目的は1−アミノアントラキノン
のハロゲン化を改良して、そのあとの対応する2−ハロ
ゲン−4−ヒドロキシアントラキノン化合物への反応を
困難なくかつまた精製操作を必要とせずにできるだけ高
収率で実施しうるようにすることである。
しかして、この目的は1−アミノアントラキノンを塩素
と臭素とで処理し、そして生成されたl−アミノ−2,
4−ジハロゲンアントラキノンを第二の工程で濃硫酸ま
たは発煙硫酸と反応させることによって達成される。
すなわち、本発明はl−アミノ−2−クロル−4−ヒド
ロキシアントラキノンの含有割合が高いl−アミノ−2
−クロル−4−ヒドロキシアントラキノンと1−アミノ
−2−プロム−4−ヒドロキシアントラキノンとの混合
物の製造方法に関し、本発明の方法の特徴は、1−アミ
ノアントラキノンを不活性有機溶剤中で1−アミノ−2
,4−ジクロルアントラキノンが反応混合物中に60乃
至90%存在するようになるまで塩素化し、得られた反
応混合物を臭素化して出発物質とモノハロゲン化生成物
との存在量が2%以下となるまで臭素化し、つぎにこれ
により生成された生成物を濃硫酸または発煙硫酸と反応
させて1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアント
ラキノンと1−アミノ−2−プロム−4−。
ヒドロキシアントラキノンとを生成させ、そして得られ
た混合物を単離することにある。
本発明のその他の対象は、本発明の方法によって製造さ
れた混合物、その混合物を染料の製造のために使用、さ
らには本発明による組成を有する混合物それ自体、なら
びに染料製造のためのそれの使用である。
本発明の方法によれば、l−アミノアントラキノンは反
応混合物中に60乃至90%(ここでパーセントは重量
パーセントである)の1−アミノ−2,4−ジクロルア
ントラキノンが存在するまで塩素化される。つぎにこの
反応混合物を臭素化して出発物質とモノハロゲン化生成
物とが2%(合計)以下存在するようになるまで臭素化
する。
このハロゲン化の後においては、使用されたl−アミノ
アントラキノンの90乃至95%が2.4−ジハロゲン
化1−アミノアントラキノンの混合物の形で存在する。
このジハロゲン化化合物は60乃至90%までが1−ア
ミノ−2,4−ジクロルアントラキノンであり、モして
10乃至40%までが1−アミノ−2,4−ジブロム−
アントラキノン及び1−アミノ−2−プロム−4−クロ
ルアントラキノンである。
塩素化を余り長〈実施すると(すなわち、1−アミノ−
2,4−ジクロルアントラキノンの存在量が90%を超
過すると)、副生成物が多くなり、つぎの所望の4−ヒ
ドロキシ化合物への反応及びその精製がきわめて複雑に
なり、かつまた収量損失を招くことが判明した。したか
て本発明によって規定された以上の塩素化は避けるべき
である。
ジハロゲン化化合物と強酸との反応は、ハロゲン化後に
得られた反応混合物中で直接実施することができる。し
かし、強酸と反応させる前にジハロゲン化化合物を単離
することもできる。いずれの場合にもこの反応は対応す
る1−アミノ−2−ハロゲン−4−ヒドロキシアントラ
キノンを95乃至98%の収率で生成させ、その混合物
中の1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアントラ
キノンの割合が60乃至90%そしてl−アミノ−2−
プロム−4−ヒドロキシアントラキノンの割合が10乃
至40%である。
従来の方法においては、塩素化後の1−アミノ−2,4
−ジクロルアントラキノンの純度95%以上の生成物の
収率は約84%である。モして次ぎの工程での1−アミ
ノ−2−クロル−4−ヒドロキシアントラキノン純度が
95%以上の生成物の収率は約87%である。したがっ
て、この化合物を95%以上含有する生成物の収率はわ
ずか約73%にすぎない(使用されたl−アミノアント
ラキノンを基準にして)。
本発明の方法によれば、この中間体の収率は大幅に向上
される。塩素化につづく臭素化によって、なんら問題な
くさらに反応させうる1−アミノ−2,4−ジハロゲン
アントラキノンの収率は93%まで高められ、これはさ
らに第二工程で96%の収率で反応させることができる
。したがって、純度が95%以上であって染料製造のた
めに使用されうる成分である1−アミノ−2−クロル−
4−ヒドロキシアントラキノンと1−アミノ−2−プロ
ム−4−ヒドロキシアントラキノンとの総数率はおよそ
89%に達する。
臭素化のみによって1−アミノ−2−プロム−4−ヒド
ロキシアントラキノンを生成させる場合にも同様な高い
収率が可能である。
ただし、この中間体を使用して染色に使用可能な形で製
造されうる染料の数は限られている。
本発明の方法によれば従来よりも技術的に簡単な方法で
かつはるかに高い収率で所望の中間体を製造できる。こ
の中間体を使用すると多数の染料の製造が可能となる。
たとえば下記式の染料が製造できる: (Rは、たとえば、以下のものを意味するニー0CH2
CH20C6H5,−0C6HIISCH3,−0C6
HbOCH3,−0C6H4C1oH21゜−0C6H
t、0S02C6Ht、CHx* −OCHzCHzO
CONHCgHs* −0C6HIICH2NIC02
C3H7゜本発明の好ましい実施態様においては、臭素
化により生成された生成物を単離し、そして別個の反応
工程で濃硫酸または発煙硫酸と反応させることにより本
方法が実施される。
さらにいま1つの好ましい実施態様においては塩素化と
臭素化とは同時的に実施される。この際1−アミノアン
トラキノンの1モルについて塩素を1.2乃至2.5モ
ルそして臭素を0.05乃至0.5モル使用する。
いま1つの好ましい実施態様によれば、ハロゲン化後に
その反応混合物中に含まれている2、4−ジハロゲン化
化合物を前記強酸で抽出し、そしてその時に可られた酸
相中で中間体を反応して対応する2−ハロゲン−4−ヒ
ドロキシ化合物にする方法が採用される。
この実施方法は、たとえば、ハロゲン化工程後のジハロ
ゲン化生成物の単離および乾燥を省略できるなどの利点
がある。
1−アミノアントラキノンのハロゲン化は、液相塩素化
および臭素化反応のために公知常用の不活性有機溶剤、
たとえば、トルエン、キシレン、モノ−、ジ−、トリ−
クロルベンゼン、ニトロベンゼン、ジメチルホルムアミ
ド、酢酸またはトリフルオロ酢酸あるいはこれら溶剤の
混合物中で実施される。この際の反応温度は好ましくは
5o乃至150℃、特に好ましくは100乃至105℃
である。
塩素化は常圧でも、また加圧または減圧下でも実施でき
る。常圧で塩素化を実施するのが好ましい、塩素化の際
には液状またはガス状塩素が使用できる。ガス状塩素は
1−アミノアントラキノンの有機溶液中に液面の上から
でも下からでも導入することができる・臭素は前記に例
示した溶剤のいずれか1つに溶解した溶液の形態で使用
してもよいが。
元素の形で使用するのが好ましい。
場合によっては、塩素化及び臭素化は芳香族置換におい
て常用されている触媒、たとえば、ヨウ素、塩化アルミ
ニウム、塩化鉄または塩化アンチモンの存在下で実施さ
れる。
本発明の方法によるハロゲン化は、たとえば、攪拌反応
釜の中でパッチ式に実施することもできるし、また公知
の向流方式により連続的に実施することもできる。連続
式に実施する場合は、たとえば、鉄製のラーシフヒリン
グ上に1−アミノアントラキノンをしたたらせ、そして
これに対向する向流として塩素を導入するようにすれば
よい。
ハロゲン化後、生成されまた生成物の抽出または単離が
実施される。単離のためには水蒸気蒸留または反応溶液
の濃縮などの公知常用方法を使用することができる・ 次ぎに得られた乾燥生成物を濃硫酸または発煙硫酸、好
ましくは、95乃至110%硫酸で処理する。この処理
は生成物を前記した強酸に導入し、そして好ましくは8
0乃至160℃、特に好ましくはZoo乃至140℃に
加熱することによって実施される。この反応はホウ酸、
三酸化ホウ素またはアルデヒドの存在下において実施す
るのが有利である。
本発明の方法の実施態様としてハロゲン化工程で生成し
た生成物を該強酸を用いて有機溶剤から直接的に抽出し
た場合には、得られた酸相の中でさらに行われる生成物
の反応のための反応条件は、単離し乾燥された生成物と
該強酸とを反応させる場合について前記した反応条件が
同じく該当する。この実施態様は後記実施例5に示され
ている。
本発明によって得られる1−アミノ−2−クロル−4−
ヒドロキシアントラキノン60乃至90%と1−アミノ
−2−プロム−4−ヒドロキシアントラキノン10乃至
40%との混合物は、通常方法で、たとえば、水で沈殿
させることによって単離され、そして乾燥される。
また、本発明の方法によって得られる混合物は、60乃
至90%の1−アミノ−2,4−ジクロルアントラキノ
ンと10乃至40%の1−アミノ−2,4−ジブロム−
およびl−アミノ−2−プロム−4−クロルアントラキ
ノンとを混合しそしてこの混合物を前述したような強酸
と反応させることによっても、あるいはまた直接に60
乃至90%の1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシ
アントラキノンと10乃至40%の1−アミノ−2−プ
ロム−4−ヒドロキシアントラキノンとを混合すること
によっても得ることができる。
以下本発明を実施例によってさらに詳細に説明する0本
発明はこれらの実施例によって限定されるものではない
、なお、実施例中の部ならびにパーセントは特に別途記
載のない限り重量部ならびに重量パーセントであると理
解されたい。
実」1隻」2 1−アミノアントラキノンの111.5部をクロルベン
ゼンの461部中に入れて100乃至103℃に加熱す
る。この温度において3時間にわたって78.1部の塩
素ガスを溶液の液面上に導入する。塩素添加終了後1時
間かけて臭素48部を滴下する。このあとさらに1時間
100℃で攪拌をつづけ。
そして次ぎに50℃まで冷却する。生じた結晶質懸濁物
を水蒸気蒸留にかけ、生成物を濾別し、洗浄し、そして
乾燥する。
しかして、下記成分を含有する混合物 149.8部が得られる: l−アミノ−2,4−ジクロルアントラキノン    
                     7462
 %1−アミノー2−ブロムー4−クロルアントラキノ
ン          11.5%1−アミノ−2,4
−ジブロムーアントラキノン            
6.6%。
この所望化合物の収率は理論値の92%である。
発煙硫酸(108%)610部と三酸化ホウ素41.5
部との混合物を60℃に加熱する・溶液になったら直ち
に同じ温度で30分間で1−アミノ−2,4−ジハロゲ
ンアントラキノン混合物149.6部を加える。10乃
至20見/時の導入量で窒素を導入しながら100℃に
1時間そして137乃至140℃に3時間加熱する0反
応終了後、この反応混合物を70℃まで冷却し、70乃
至90℃において20乃至30分間で415部の水を滴
下する。水の添加後137乃至140℃の温度で1時間
攪拌をつづける。しかるのち沈殿した生成物を50℃に
おいて濾過分離する。a過ケーキを最初60%の硫酸5
00部で、そして次に水で中性まで洗浄し、乾燥する。
しかして132.7部の1−アミノ−2−クロル/ブロ
ム−4−ヒドロキシアントラキノンを得る。この反応混
合物の組成は下記の通り: 1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアントラキノ
ン         78.2%1−アミノ−2−プロ
ム−4−ヒドロキシアントラキノン         
11.7%これの収率は理論値の95.4%に相当する
。したがって、総数率は理論値の85.6%である。
支ム皇ヱ 1−アミノアントラキノンの111.5部をクロルベン
ゼンの461部中に入れて100乃至103℃に加熱す
る。この温度において3時間にわたって74.6部の塩
素ガスを溶液の液面上に導入し、同時的に臭素8.0部
を添加する。添加のあとあとさらに1時間100℃にお
いて攪拌をつづけ、そして次ぎにこの反応混合物を水蒸
気蒸留し、生成物を濾別し、洗浄し、そして乾燥する。
しかして、下記成分を含有する混合物 149.3部が得られる: 1−アミノ−2,4−ジクロルアントラキノン    
                    73 、0
%l−アミノ−2−プロム−4−クロルアントラキノン
          16.1%1−アミノ−2,4−
ジブロム−アントラキノン            1
.4%。
この所望化合物の収率は理論値の90.1%である。
この混合物の148.2部を実施例1に記載したように
濃塩酸および三酸化ホウ素と反応させて下記組成の混合
物130.8部が得られる。
1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアントラキノ
ン       81.6%l−アミノ−2−プロム−
4−ヒドロキシアントラキノン       10.5
%。
これの収率は理論値の96.8%に相当する。したがっ
て総数率は理論値の86.6%である。
1−アミノアントラキノンの111.5部をクロルベン
ゼンの460部中に入れて100乃至103℃に加熱す
る。4時間にわたって塩素ガス85.2部を溶液の液面
上に導入する。このあと50部のクロルベンゼンを留去
したのち、室温まで冷却する。沈殿した生成物を濾過分
離し、そして濾過ケーキをtso部のクロルベンゼンで
洗い、続いてメタノールと水とで洗浄し、乾燥する。1
−アミノ−2,4−ジクロルアントラキノンを95%以
上含有する生成物121.4部を得る。収率は理論値の
83.1%である。
この生成物の120.3部を実施例1に記載したように
濃硫酸および三酸化ホウ素と反応させる。しかして1−
アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアントラキノン9
8.8部が得られ、これは所望生成物を95%以上含有
している。この収率は理論値の87.6%に相当する。
したがって総数率は理論値の68.7%である。
4  。例 1−7ミノアントラキノンの140部を0−ジクロルベ
ンゼンの700部中に入れて100乃至103℃に加熱
する。30分後に3時間にわたって塩素ガスの112.
4部を溶液の液面下に導入する。このあと130部のO
−ジクロルベンゼンを留去する。室温まで冷却したのち
この反応混合物を100%硫酸の340部中に注入する
。1時間攪拌し、そしてつぎにO−ジクロルベンゼン相
を分離する。l−アミノ−2,4−ジクロルアントラキ
ノンを含有する硫酸相に10分間で発煙硫酸(25%)
307部中ホウ融68部の溶液を添加する。この際温度
が60乃至65℃を超過しないようにする。添加後、1
時間100℃に加熱し、つづいてこの温度で1時間攪拌
する。さらにこのあと1時間で温度を137℃に上げ、
反応混合物を137乃至140℃に3時間保持する。し
かるのち110℃まで冷却する。480部の水を、添加
の終りに反応混合物の温度が約130℃となるように添
加する。このあと50℃まで冷却し、50乃至55℃に
おいて2時間攪拌し、50℃において濾過し、そして硫
酸(60%)400部で後洗する。この濾過ケーキを1
600部の水に懸濁し、90乃至95℃において2時間
攪拌し、つづいて50℃において濾過する。温水で洗浄
した後90乃至100℃において真空乾燥する。95%
が1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアントラキ
ノンである生成物136.7gが得られる(収率は理論
値の75.7%)。
支直皇j 1−アミノアントラキノンの111.5部を0−ジクロ
ルベンゼンの660部中に入れ100乃至103℃に加
熱する。この温度において3時間にわたって74.6部
の塩素ガスを溶液の液面上に導入する。塩素添加終了後
に臭素8部を添加する。このあとさらに1時間100℃
において攪拌を続け、次ぎに室温まで放冷し、そして2
0乃至30℃において30分間かけて100%硫酸54
8部を滴下する0滴下終了後さらに1時間攪拌したのち
0−ジクロルベンゼン相を分離する。1−アミノ−2,
4−ジクロルアントラキノンと1−アミノ−2−ブロム
4−クロルアントラキノンと1−アミノ−2,4−ジブ
ロムアントラキノンとを含有する硫酸相に72.5部の
発煙硫酸(66%)を加えて約7%の発煙硫酸にし、そ
してつぎにホウ酸52.4部を添加する。この際温度が
60”Cを超過しないようにする。添加後1時間100
”Oに加熱しこの温度において1時間攪拌する。このあ
と30分間で温度を137乃至140”0に上げる。こ
の反応混合物をこの温度において3時間攪拌したのち1
10℃まで冷却する。
431部の水を、添加の終りに反応混合物の温度が約1
30℃となりそして硫酸濃度が約60%となるように添
加する。130℃において1時間攪拌したのちに50℃
まで冷却し、この温度において濾過し、そして300部
の硫酸(60%)で後洗する。濾過残留物を水洗いし、
90乃至100℃で真空乾燥する。
しかして、1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシア
ントラキノン86.7%と1−アミノ−2−プロム−4
−ヒドロキシアン)−yキノン7.3%とを含有する混
合物125゜7部を得る。これは理論値の85.5%の
収率に相当する。
支ム亘1 実施例5で得られたl−アミノ−2−クロル/フロム−
4−ヒドロキシアントラキノンの28.2部をブタン−
1,3−ジオールの80部中に入れる。これに1000
部のフェノールと11.3部の無水炭酸カリウムとを添
加する。添加後この反応混合物を120”Cに加熱し、
そしてこの温度において1時間10見の割合で窒素を導
入しながら2時間攪拌をつづける。このあと温度を14
0乃至145℃まで上げ、窒素を導入しながらさらに4
時間攪拌する。つぎに80乃至90℃まで冷却し、そし
て約15分間で182部の水を滴下する。80乃至85
℃の温度においてさらに攪拌をつづける。約25℃まで
冷却したら硫酸(60%)を加えてpgを8.5に調整
する。沈殿した生成物を木綿フィルターに通じて濾過し
、メタノール28部と水39部との混合物で洗浄する。
さらにこのあと50乃至60℃の水で、洗液が無色とな
りpH中性となるまで後洗する。吸引濾過した生成物を
80℃において真空乾燥する。
しかしてポリエステル繊維を鮮明な赤色に染色する染料
28部が得られる。収率は理論値の89.3%。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高い割合で1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキ
    シアントラキノンを含む1−アミノ−2−クロル−4−
    ヒドロキシアントラキノンと1−アミノ−2−プロム−
    4−ヒドロキシアントラキノンとの混合物の製造方法に
    おいて、1−アミノアントラキノンを不活性有機溶剤中
    で1−アミノ−2,4−ジクロルアントラキノンが反応
    混合物中に60乃至90%存在するようになるまで塩素
    化し、得られた反応混合物を臭素化して出発物質とモノ
    ハロゲン化生成物との存在量が2%以下となるまで臭素
    化し、つぎにこれにより生成された生成物を濃硫酸また
    は発煙硫酸と反応させて1−アミノ−2−クロル−4−
    ヒドロキシアントラキノンと1−アミノ−2−プロム−
    4−ヒドロキシアントラキノンとを生成させ、そして得
    られた混合物を単離することを特徴とする方法。 2、臭素化により生成された生成物を単離し、そして別
    個の反応工程においてこの生成物を濃硫酸または発煙硫
    酸と反応させることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 3、塩素化と臭素化とを同時的に実施し、この際に1−
    アミノアントラキノンの1モルについて塩素を1.2乃
    至2.5モルそして臭素を0.05乃至0.5モル使用
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。 4、生成物を硫酸で抽出し、そして得られた硫酸相の中
    で1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアントラキ
    ノン及び1−アミノ−2−プロム−4−ヒドロキシアン
    トラキノンまで直接反応させることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 5、塩素化と臭素化とを50乃至150℃の温度におい
    て実施することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。 6、塩素化と臭素化とを100乃至105℃の温度にお
    いて実施することを特徴とする特許請求の範囲第5項に
    記載の方法。 7、硫酸との反応を80乃至160℃の温度において実
    施することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。 8、硫酸との反応を100乃至140℃の温度において
    実施することを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載
    の方法。 9、硫酸との反応をホウ酸、三酸化ホウ素またはアルデ
    ヒドの存在下において実施することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 10、不活性有機溶剤としてトルエン、キシレン、モノ
    −、ジ−、トリ−クロルベンゼン、ニトロベンゼン、ジ
    メチルホルムアミド、酢酸またはトリフルオロ酢酸ある
    いはこれら溶剤の混合物を使用することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。 11、不活性有機溶剤としてトルエン、キシレン、モノ
    −、ジ−、トリ−クロルベンゼン、ニトロベンゼン、ジ
    メチルホルムアミドまたはこれら溶剤の混合物を使用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の方
    法。 12、特許請求の範囲第1項に記載の方法によって得ら
    れた混合物。 13、特許請求の範囲第12項に記載の混合物の染料の
    製造への使用。 14、1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアント
    ラキノンの含有割合が高い1−アミノ−2−クロル−4
    −ヒドロキシアントラキノンと1−アミノ−2−プロム
    −4−ヒドロキシアントラキノンとの混合物。 15、1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアント
    ラキノンを60乃至90%そして1−アミノ−2−プロ
    ム−4−ヒドロキシアントラキノンを10乃至40%含
    有していることを特徴とする特許請求の範囲第14項に
    記載の混合物; 16、特許請求の範囲第14項に記載の混合物の染料の
    製造への使用。
JP62148149A 1986-06-16 1987-06-16 1−アミノ−2−クロル−4−ヒドロキシアントラキノンと1−アミノ−2−ブロム−4−ヒドロキシアントラキノンとの混合物の製造方法 Pending JPS62298564A (ja)

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