JPS62297632A - コンロ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、輻射熱を利用するコンロに関するものである
。

従来の技術 従来この種の輻射熱を利用するコンロは、第２図に示す
ように、多数の小孔を有する耐熱性の燃焼板１と、前記
燃焼板１に燃料予混合気２を供給するための混合管３と
、燃焼板１を煮汁等から保護するために燃焼板１の上方
に配設された熱透過体４と、被加熱物６を載せるために
熱透過体４の上方に配設された五徳６と、混合管の周囲
に配設された汁受皿７とから構成されておる。燃焼板１
では、予混合比が１に近い燃料予混合気を燃焼板１表面
近傍で燃焼させ、燃焼板１表面を赤熱させ燃焼排ガスを
発生させると共に、輻射を放出する。

被加熱物６の加熱は、前記燃焼排ガスを熱透過体４の周
囲から被加熱物６に対流伝熱させ、更に前記輻射を熱透
過体４を介して被加熱物６に輻射伝熱させ、更に五徳６
に被加熱物６を接触させることによる熱伝導によって行
なわれていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、予混合比が１に近
い燃料予混合気の燃焼又は全−火燃焼により燃焼板表面
を赤熱させているために、ある所定の狭い燃焼範囲（第
３図の１領域）でしか赤熱による輻射が得られない。つ
まり、燃焼板表面を赤熱させるためには、燃焼板表面近
傍で燃焼を完結させる必要があり、そのため炎孔面積負
荷を小さくすることで燃料予混合気の噴出速度を小さく
３、、。

し、かつ燃料予混合気の予混合比が１に近い状態で供給
する、つまり理論空気量と同程度の１次空気量を供給す
る必要があった。もし、良好な赤熱状態（前記Ｉ領域）
での１次空気量より燃料予混気中の１次空気量が不足す
ると、燃焼速度が遅くなり、かつ燃焼の完結までに必要
な２次空気量が増加するので、燃焼の完結には長い距離
が必要となり、火炎が立上ってきて青火燃焼となり、燃
焼板表面の赤熱が得られない（第３図矢印入方向）。

また、燃料予混気中の１次空気量を過剰にすると、燃料
予混合気の噴出速度が増加し、火炎の吹飛び限界に近く
なり火炎が立上ってきて青火燃焼となり、燃焼板表面の
赤熱が得られない（第３図矢印Ｃ方向）。次に燃焼量を
低下させると、炎孔面積負荷が小さくなり、燃焼板表面
を赤熱させるのに必要な熱量より、燃焼によって発生す
る熱量の方が小さくなるので、赤熱させることができず
青火燃焼又は燃焼が凍結する（第３図矢印Ｃ方向）。

更に、燃焼量を増加させようとすると、炎孔面積負荷が
大きくなり、燃焼板表面の温度が上昇するので、燃料予
混合気の燃焼速度の方が噴出速度より大きくなり、逆火
する（第３図矢印り方向）。

以上のように、ある所定の燃焼範囲から少しはずれると
輻射熱を利用するコンロとしては使用できず、燃焼量の
大小（ＴＤＲ）を設定するためＫは、燃焼板をいくつか
に分割して燃焼部面積を切換える方式しかないという問
題を有していた。

本発明はかかる従来の問題を解消するもので、輻射熱を
利用するコンロとして、燃焼板面積の切換えを行なわず
に燃焼量の大小（ＴＤＲ）を広い範囲で設定できる方式
を提案するものであり、更に、予混合比のばらつきに対
応することを目的とする。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために本発明のコンロは、混合管
の先端に多数の小孔を有した耐熱性の燃焼板を設け、前
記燃焼板と一定距離を隔てて配設した熱透過体を有し、
前記燃焼板の一部に空気噴出口を設け、前記空気噴出口
に対向し、かつ前記燃焼板と前記熱透過体間に配設した
衝突板とから構６ベーノ 成されている。

作用 本発明は上記した構成によって、理論空気量より少ない
１次空気量に設定された（第３図人方向）燃料予混合気
が、混合管から供給され燃焼板の多数の小孔から噴出し
、他方、燃焼板の一部に設けられた空気噴出口から噴出
した空気が、衝突板に衝突した後放射状に燃焼板表面に
沿って流れ、この両者の相互作用によって燃料予混合気
を燃焼板表面近傍で燃焼させ、燃焼板表面を赤熱させて
輻射熱を放出させると共に、燃焼排ガスを発生させる。

放出される輻射熱は熱透過体を介して被加熱物に輻射伝
熱され、他方、燃焼排ガスは熱透過体の周囲から被加熱
物に対流伝熱される。つまり、逆火域から離れているが
、従来では火炎が立上り青火燃焼となって輻射熱が得ら
れない領域（第３図斜線部Ｈの領域）でも、燃焼板表面
を赤熱させ輻射熱が利用できるのである。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて６ペーノ 説明する。

第１図において、１は多数の小孔を有する耐熱性の燃焼
板で、燃焼板１に燃料予混合気２を供給するだめの混合
管３と、燃焼板１上方に一定の距離を隔てて配設した熱
透過体４と、熱透過体４の上方には熱透過体４を固定し
、かつ被加熱物６を載せるための五徳６と、２次空気７
を供給するために燃焼板１の中央部に設けられた空気噴
出口９と、前記空気噴出口９に連通した空気通路８と、
前記空気噴出口９と対向しかつ熱透過体４の燃焼板１側
に取り付けられた衝突板１ｏとから構成されている。１
１は汁受は皿、１２は火炎である。

上記構成において、理論空気量よシ少ない１次空気量（
予混合比）に設定された（第３図人方向）、つまり逆火
域から離れているが従来では火炎が立上り青炎燃焼とな
って輻射熱が得られない領域（第３図斜線部■の領域）
Ｋ設定された燃料予混合気２が混合管３から供給され、
燃焼板１の多数の小孔から噴出し燃焼する。この際形成
される火炎は前記したように１次空気量不足のために青
炎となるが、火炎の形成と同時に、空気通路８を通り空
気噴出口９から噴出した空気が、衝突板に衝突した後燃
焼板中央部から放射状に燃焼板１表面に沿って流れ、前
記青炎に２次空気を供給し燃焼過程での空気の混合を促
進させ、燃焼が完結するまでの距Ｈが短かくなり、火炎
長が短くなるという作用を有している。更に、前記空気
噴出口９から噴出した空気の、衝突板に衝突した後、燃
焼板中央部から放射状に燃焼板１表面に沿う流れを調整
することで、火炎１２を燃焼板中央部から放射状に、か
つ衝突板１０及び熱透過体４に触れることなしに形成さ
せ、直接被加熱物６に対流伝熱させ得るという作用を有
している。更に前記２つの作用により、コンロの高さを
低くすることができるので、被加熱物に対流伝熱するま
での燃焼排ガスの対流距離を短かくすることができ、高
温の燃焼排ガスを対流伝熱させることができる。

発明の効果 以上のように本発明のコンロによれば次の効果が得られ
る。

（１）燃焼板に空気噴出口から２次空気を供給すること
により逆火域から離れており、かつ従来では立炎した青
火燃焼となって赤熱による輻射熱が得られない燃焼域（
第３図斜線部Ｈの領域）においても、火炎と空気との混
合が促進され火炎長の短い、燃焼板表面近傍での火炎が
形成されるため、赤熱による輻射熱が利用できる。即ち
、赤熱による輻射熱が利用できる燃焼域が広くなり、燃
焼板を分割し燃焼面積を切換えることなしに燃焼策の大
小（ＴＤＲ）ｉ広い範囲で設定できる。

（２）空気噴出口から噴出し、衝突板に衝突する空気の
流れを調整することで、火炎を燃焼板中央部か、ら放射
状に、かつ衝突板及び熱透過体に触れることなしに形成
させ得るので、燃焼排ガスが熱透過体の周囲から被加熱
物に対流伝熱される際の、燃焼排ガスから衝突板及び熱
透過体への熱損失を少なくさせることができる。

（３）火炎長を短くし、燃焼排ガスを熱透過体等に触れ
ることなしに対流伝熱させ得ることにより、９７、−。

コンロ高さを低くすることができるので、被加熱物に対
流伝熱するまでの燃焼排ガスの対流距離を短かくするこ
とができ、被加熱物と燃焼板間距離が短くなり高い温度
の燃焼排ガスが対流するので熱効率が向上すると共に、
コンロの薄型化によるイメージの一倉を図ることができ
る。

更に従来の輻射熱を利用したコンロでは燃焼排ガスの対
流伝熱を有効に利用してぃなかったので、熱の移動形態
は主に伝導と輻射のみであったが、本発明のコンロでは
、伝導、輻射に加えて燃焼排ガスの対流伝熱を有効に利
用するので熱効率が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるコンロの縦断面図、
第２図は従来例における縦断面図、第３図は予混合比と
燃料予混合気量の関係図である。 １・・・・・・燃焼板、３・・・・・・混合管、４・・
・・・・熱透過体、９・・・・・・空気噴出口、１ｏ・
・・山面突板。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はが１名幅東
＋−脅ｌ梠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 混合管の先端に多数の小孔を有した耐熱性の燃焼板を設
   け、前記燃焼板と一定距離を隔てて配設した熱透過体を
   有し、前記燃焼板の一部に空気噴出口を設け、前記空気
   噴出口に対向しかつ前記燃焼板と前記熱透過体間に配設
   した衝突板とからなるコンロ。