JPH0652124B2 - ガスバーナ - Google Patents
ガスバーナInfo
- Publication number
- JPH0652124B2 JPH0652124B2 JP59260207A JP26020784A JPH0652124B2 JP H0652124 B2 JPH0652124 B2 JP H0652124B2 JP 59260207 A JP59260207 A JP 59260207A JP 26020784 A JP26020784 A JP 26020784A JP H0652124 B2 JPH0652124 B2 JP H0652124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burner
- flame
- protrusions
- pair
- secondary air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gas Burners (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭用の加熱器、例えば調理器等に使用する
ガスバーナに関するものである。
ガスバーナに関するものである。
従来の技術 従来の家庭用のガスコンロ、テーブル等に使用している
ガスバーナを第６図と第７図に示している。
ガスバーナを第６図と第７図に示している。
第６図のガスバーナＡは、炎口１５を４５°の上向きに
し、燃焼ガスの流れが鍋底に沿ってスムースに流れるよ
うに構成されている。
し、燃焼ガスの流れが鍋底に沿ってスムースに流れるよ
うに構成されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、鍋からの煮こぼれ汁により炎口１５が塞
がれ失火することがある。また、第７図に示すガスバー
ナＢは、別の従来例であるが、火炎が外方に向くために
鍋径が小さいものでは効率の低下が著しい。最近、料理
の種類が多様化し、それに伴いバーナの火力の調節範囲
（ＴＤＲ）を大きくすることが要求されている。
がれ失火することがある。また、第７図に示すガスバー
ナＢは、別の従来例であるが、火炎が外方に向くために
鍋径が小さいものでは効率の低下が著しい。最近、料理
の種類が多様化し、それに伴いバーナの火力の調節範囲
（ＴＤＲ）を大きくすることが要求されている。
問題点を解決するための手段 上記問題を解決するための本発明の技術的な手段は、バ
ーナの上面に炎口を有する突出部の対を、一定間隔で配
置し、その時炎口は向かいあっている。
ーナの上面に炎口を有する突出部の対を、一定間隔で配
置し、その時炎口は向かいあっている。
炎口から燃料を供給してブンゼン火炎の衝突火炎を形成
し、その衝突火炎でバーナの上面を加熱している。
し、その衝突火炎でバーナの上面を加熱している。
炎口とバーナ上面は離間しており、その部分に燃焼用二
次空気が流れ、完全燃焼する。
次空気が流れ、完全燃焼する。
作用 この技術的手段の作用はつぎのようになる。すなわち、
バーナの炎口より形成される火炎は、互いに衝突し、一
つの火炎となる。そして衝突部では燃焼反応が激しく行
われ、バーナ上面を加熱しながら上方に流れる。そのた
め、火炎は外方に向くことがなく、鍋を直接加熱する。
加熱されたバーナ上面は輻射面となり、熱効率がよい。
バーナの炎口より形成される火炎は、互いに衝突し、一
つの火炎となる。そして衝突部では燃焼反応が激しく行
われ、バーナ上面を加熱しながら上方に流れる。そのた
め、火炎は外方に向くことがなく、鍋を直接加熱する。
加熱されたバーナ上面は輻射面となり、熱効率がよい。
炎口は横向きで且つバーナ上面と離間しているので、二
次空気が流入し、完全燃焼する。また、煮こぼれ汁の燃
焼への影響は受けない。
次空気が流入し、完全燃焼する。また、煮こぼれ汁の燃
焼への影響は受けない。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づき説明する。
第１図において、１は混合管８とバーナヘッド９を有す
るバーナ本体であり、バーナヘッド９にバーナキャップ
２がはめ込まれ、バーナを構成している。バーナキャッ
プ２は、鉄、ステンレス或いはこれにセラミックスを溶
射したものまたはセラミックスで成形したもので構成し
ている。このバーナの上面６即ち、バーナキャップ２の
上面に、一対の突出部３を配置しており、炎口５は互い
に対向している。図１には、一対の突出部３を放射状あ
るいは円筒状に配列し、隣接する一対の突出部３の間に
空間Ｐを有している。空間Ｐにより、二次空気の流入あ
るいは煮こぼれ汁が流れ出るように構成している。ま
た、炎口５とバーナ上面６とを離間しており、煮こぼれ
が防止できる高さｈに位置させている。
第１図において、１は混合管８とバーナヘッド９を有す
るバーナ本体であり、バーナヘッド９にバーナキャップ
２がはめ込まれ、バーナを構成している。バーナキャッ
プ２は、鉄、ステンレス或いはこれにセラミックスを溶
射したものまたはセラミックスで成形したもので構成し
ている。このバーナの上面６即ち、バーナキャップ２の
上面に、一対の突出部３を配置しており、炎口５は互い
に対向している。図１には、一対の突出部３を放射状あ
るいは円筒状に配列し、隣接する一対の突出部３の間に
空間Ｐを有している。空間Ｐにより、二次空気の流入あ
るいは煮こぼれ汁が流れ出るように構成している。ま
た、炎口５とバーナ上面６とを離間しており、煮こぼれ
が防止できる高さｈに位置させている。
バーナ本体１の一端にあるノズル挿入口１０に燃料噴出
ノズル（図示せず）を挿入する。燃料ガスが燃料ノズル
から噴出すると、空気流入口１１より空気を吸引し、混
合管８で燃料ガスと空気が均一に混合し、混合気とな
り、バーナヘッド９にいたる。ここで混合気は正圧とな
り、バーナキャップ２に設けた炎口５との連通孔４を通
り、炎口５より流出する。
ノズル（図示せず）を挿入する。燃料ガスが燃料ノズル
から噴出すると、空気流入口１１より空気を吸引し、混
合管８で燃料ガスと空気が均一に混合し、混合気とな
り、バーナヘッド９にいたる。ここで混合気は正圧とな
り、バーナキャップ２に設けた炎口５との連通孔４を通
り、炎口５より流出する。
第３図において、燃焼状態を説明する。点火器（図示せ
ず）でこの混合気に点火すると、火炎は衝突し、一つの
火炎を形成する。ここで、炎口５とバーナの上面６との
間を二次空気通路１４としている。ブンゼン火炎は、一
般に部分予混合であり、完全燃焼するためには、周囲の
空気により拡散燃焼することが必要である。本発明のよ
うに、炎口５とバーナの上面６との間に二次空気通路１
４を設けると、二次空気が二次空気通路１４内を渦を巻
いて流入する。二次空気は加熱され、その二次空気によ
って拡散燃焼するため、完全燃焼し、さらに、輻射面を
高温に加熱する。
ず）でこの混合気に点火すると、火炎は衝突し、一つの
火炎を形成する。ここで、炎口５とバーナの上面６との
間を二次空気通路１４としている。ブンゼン火炎は、一
般に部分予混合であり、完全燃焼するためには、周囲の
空気により拡散燃焼することが必要である。本発明のよ
うに、炎口５とバーナの上面６との間に二次空気通路１
４を設けると、二次空気が二次空気通路１４内を渦を巻
いて流入する。二次空気は加熱され、その二次空気によ
って拡散燃焼するため、完全燃焼し、さらに、輻射面を
高温に加熱する。
第４図は、火力を絞った場合の、火炎１３の状態を示
す。火炎１２は衝突することにより、二次空気との拡散
が促進され、燃焼反応が激しくなり、火炎は短い。一対
の突出部３の間のバーナの上面６は輻射面７であり、火
炎からの輻射を受ける。輻射面７は凹凸状をしており、
平らな面に比べて表面積が大きくなっているため、輻射
熱が多く発生する。また、輻射面７はセラミックスで構
成してもよい。第５図は、他の実施例であり、炎口５′
は水平よりわずかに上向きに構成し、火炎の形成を容易
にしている。
す。火炎１２は衝突することにより、二次空気との拡散
が促進され、燃焼反応が激しくなり、火炎は短い。一対
の突出部３の間のバーナの上面６は輻射面７であり、火
炎からの輻射を受ける。輻射面７は凹凸状をしており、
平らな面に比べて表面積が大きくなっているため、輻射
熱が多く発生する。また、輻射面７はセラミックスで構
成してもよい。第５図は、他の実施例であり、炎口５′
は水平よりわずかに上向きに構成し、火炎の形成を容易
にしている。
なお、炎口の形状は、丸孔あるいは矩形孔のいずれでも
よい。
よい。
発明の効果 本発明は、バーナの上面に炎口を互いに対向させた一対
の突出部を設け、炎口とバーナの上面とが離間して位置
しているので、完全燃焼するとともに、燃焼量を絞った
時に外気及び炎口に熱がうばわれて消炎することがな
い。また、輻射面７を凹凸状にすると、ここからの輻射
が多くなり、炎口を効果的に加熱するので、消炎が抑え
られ、火炎の調節範囲（ＴＤＲ）が広くなる。
の突出部を設け、炎口とバーナの上面とが離間して位置
しているので、完全燃焼するとともに、燃焼量を絞った
時に外気及び炎口に熱がうばわれて消炎することがな
い。また、輻射面７を凹凸状にすると、ここからの輻射
が多くなり、炎口を効果的に加熱するので、消炎が抑え
られ、火炎の調節範囲（ＴＤＲ）が広くなる。
さらに、本発明では、火炎が外方を向くことがなく火炎
は上方に形成されるので、小さな径の鍋でも高効率で加
熱することができる。
は上方に形成されるので、小さな径の鍋でも高効率で加
熱することができる。
第１図は本発明の一実施例を示すバーナの縦断面図、第
２図は同バーナの上面図、第３図は火炎の状態図、第４
図は火力を絞った時の火炎の状態図、第５図は他の実施
例のバーナ炎口部の拡大断面図、第６図は従来のバーナ
を示す側面図、第７図は他の従来のバーナを示す側面図
である。 １……混合管、２……バーナキャップ、３……突出部、
５，５′……炎口、６……バーナの上面、７，７′……
輻射面
２図は同バーナの上面図、第３図は火炎の状態図、第４
図は火力を絞った時の火炎の状態図、第５図は他の実施
例のバーナ炎口部の拡大断面図、第６図は従来のバーナ
を示す側面図、第７図は他の従来のバーナを示す側面図
である。 １……混合管、２……バーナキャップ、３……突出部、
５，５′……炎口、６……バーナの上面、７，７′……
輻射面
Claims (3)
- 【請求項１】バーナの上面にすくなくとも一対の突出部
を離して設け、前記突出部には水平もしくは上向きに仰
角をもつ炎口を有し、前記炎口が向かい合うように一対
の突出部を配置し、前記炎口は前記バーナの上面と離間
して設け、前記炎口と前記バーナの上面との間を二次空
気通路としたガスバーナ。 - 【請求項２】バーナの上面をセラミックスにした特許請
求の範囲第１項記載のガスバーナ。 - 【請求項３】一対の突出部間のバーナの上面に凹凸を設
けた特許請求の範囲第１項または第２項記載のガスバー
ナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59260207A JPH0652124B2 (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | ガスバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59260207A JPH0652124B2 (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | ガスバーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61138015A JPS61138015A (ja) | 1986-06-25 |
| JPH0652124B2 true JPH0652124B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=17344826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59260207A Expired - Lifetime JPH0652124B2 (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | ガスバーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0652124B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104501151A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-04-08 | 吴江市格瑞福金属制品有限公司 | 一种聚火节能灶头 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55100826U (ja) * | 1978-12-26 | 1980-07-14 |
-
1984
- 1984-12-10 JP JP59260207A patent/JPH0652124B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61138015A (ja) | 1986-06-25 |
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