JPS6229753A - オ−トチヨ−ク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、オートチョーク装置に係り、特に、冷機時
に負荷荷担状態に応じ気化器の燃料供給量を制御するこ
とにより空燃比の適正化を果し得るオートチョーク装置
に関する。

［従来の技術］ 従来、内燃機関においては、冷機時の始動性や運転性を
改善するため、機関所要部位温度、例えば冷却水温度に
よりチョーク弁や絞り弁の開度を設定するオートチョー
ク装置を設け、空燃比を制御している。例えば、特開昭
５９−３９９５５号公報に開示の発明は、冷機時の始動
と運転とにおいてそれぞれチョーク弁と絞り弁との開度
を設定し、冷機時の運転において目標とする設定アイド
ル回転数になるように機関回転数により絞り弁開度を補
正制御している。あるいは、特開昭５９−１９２８５３
号公報に開示の発明の如く、絞り弁開度は冷機時の運転
開度に設定し、チョーク作用の行われる温度域における
始動時には絞り弁下流側に空気通路を通して空気を導入
する。これにより、冷機時の運転に際して適正なファス
トアイドル回転を得るとともに、冷機時の始動に際して
は絞り弁下流に空気を導入して吸気量不足を補い、始動
を確実にするものである。

［発明が解法しようとする問題点］ ところが、これら従来の装置は、内燃機関の無負荷運転
状態である冷機時の始動や運転に適合させてチョーク弁
や絞り弁の開度を設定しているため、冷機時の運転中に
無負荷運転状態から走行等の負荷の荷担する運転状態に
移行すると、適正な空燃比が得られない。即ち、チョー
ク弁が閉じられた状態で、冷機時の無負荷運転状態に適
合させて設定した所定開度位置よりも大なる開度位置に
、負荷の荷担により絞り弁を開動させると、吸気量の増
加でチョーク効果が大となり、空燃比のリッチ化を招く
。この結果、機関運転性が損われ、排気有害成分の増加
や燃料消費率の悪化などの不都合を招いている。

［発明の目的］ そこで、この発明の目的は、冷機時に負荷荷担状態に応
じ気化器の燃料供給量を制御することにより空燃比の適
正化を果し、機関運転性を向上し得て排気有害成分の低
減や燃料消費率の向上を図ることにある。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成するために、この発明は、機関所要部位
温度に応じチョーク弁を所定閉度位置に設定するととも
にこのチョーク弁の閉度に応じ気化器絞り弁を所定開度
位置に設定するオートチョーク装置において、冷機時に
負荷荷担状態に応じ前記気化器空燃比を適正化すべく前
記機関所要部位温度と前記気化器絞り弁開度とにより設
定される値に前記気化器の燃料供給量を制御する制御手
段を設けたことを特徴とする。

［作用］ この発明の構成によれば、冷機時に、負荷荷担状態、例
えば加速運転状態や加速後の定常運転状態等に応じて制
御手段により機関所要部位温度と気化器絞り弁開度とに
より設定される値に気化器の燃料供給量を制御する。こ
れにより、チョーク弁が閉じられた状態で、冷機時の無
負荷運転状態に適合させて設定される所定開度位置より
も大なる開度位置に負荷の荷担により絞り弁を開動させ
てチョーク効果が大となった場合に、燃料供給量を制御
してリッチ化を防止し、空燃比の適正化を果す。

［実施例］ 次にこの発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。

第１〜７図は、この発明の実施例を示すものである。

第１図において、２は内燃機関、４は吸気通路、６は気
化器、８は排気通路である。気化器６の絞り弁１０とチ
ョーク弁１２とは、内燃機関の所要部位温度、例えば、
気化器８に貫流される冷却水の温度によりチョーク弁１
２を所定閉度位置に設定するとともにこのチョーク弁の
閉度に応じ絞り弁１０を所定開度位置に設定する。即ち
、オートチョーク装置により、第４図の如くチョーク弁
１２の閉度に応じて絞り弁ｌＯの開度を設定することに
より、冷機時の始動性や運転性を改善する。

この気化器６の空燃比を冷機時に負荷荷担状態に応じ適
正化すべく燃料供給量を制御する制御手段を設ける。制
御手段は、機関所要部位温度として冷却水温度を検知す
る水温センサ１４、絞り弁１０の開度を検知する絞り弁
開度センサ１６、さらには機関回転数を検知すべきイグ
ニシッンコイル１８などの各種センサと、これら各種セ
ンサからの信号を入力する制御回路２０と、この制御回
路２０により動作制御され気化器６の燃料通路を開閉す
る電磁式の制御弁２２とから構成する。

制御回路２０ば、第２図の如く各種センサ１４・１６・
１８からの信号を入力回路２４に入力し、演算処理回路
であるＣＰＵ２６で判断・処理し、このＣＰＵ２６の出
力する信号に基づいて駆動回路２８により前記制御弁２
２を後述の如く動作制御する。

制御弁２２は、第３図の如く、気化器６のフロート室３
０から吸気通路４に連通ずるスロー系燃料通路３２の途
中に設けである。この制御弁２２は、前記内燃機関２の
冷却時に前記制御回路２゜により負荷荷担状態に応じ空
燃比を適正化すべく、第５図の如＜ＯＮ・ＯＦＦ動作を
繰返して所定のデユーティ値、Ｄ＝　（Ｔｚ　／Ｔ）　
Ｘ　１００．　テ動作制御される。即ち、冷機時に検知
する冷却水温度（１）と絞り弁開度（θ）とにより設定
される値す（５θ）で動作制御される。なお、第３図に
おいて符号３４はメイン系燃料通路である。

次にこの装置の動作を第６・７図について説明する。

第６図に示す如く、内燃機関２を始動して水温センサ１
４から入力する信号により冷却水温度を検出し、内燃機
関２が冷却している場合は、さらに絞り弁開度センサ１
６から入力する信号により絞り弁１０の開度を検出する
。この絞り弁１０の開度が第７図の（Ａ）域の如（、冷
機時の無負荷運転状態に適合させて設定される所定開度
位置にある場合は、負荷の荷担が無く、例えば停止して
アイドル運転状態にある。そこで、第４図の如く冷却水
温度によりチョーク弁１２の閉度に応じて絞り弁１０の
開度を設定し、冷機時の始動性や運転性を改善する。

前記絞り弁開度センサ１６の検知する絞り弁１０の開度
が前記所定開度位置より大なる開度位置に開動している
場合は、負荷が荷担されて、例えば加速の走行状態にあ
る。このとき、チョーク弁１２は機関冷却により閉じら
れた状態にあり、絞り弁の開動でチョーク効果が大とな
って空燃比がリッチ化する。そこで、前記検知する冷却
水温度（１）と絞り弁開度（θ）とにより設定される値
ｆ　（ｔ、　　θ）に燃料供給量を制御するように、制
御回路２０によって制御弁２２をデユーティ値Ｄ＝　ｆ
　（ｔ、　　θ）でデユーティ制御する。

即ち、第７図の（Ｂ）域の加速運転状態の如く、冷却水
温度（１）が低く、つまりチョーク弁１２の閉度が大き
く、絞り弁ｌＯの開度（θ）が大きくなる場合には、チ
ョーク効果が大きいためデユーティ値りを次第に大きく
設定し、燃料供給量の減少量を多くする。一方、第７図
の（Ｃ）域の定常運転状態の如く、冷却水温度（Ｌ）が
上昇してあまり低くなく、つまりチョーク弁１２の閉度
が小さくなり、絞り弁１２の開度（θ）が一定の場合に
は、デユーティ値りを漸次小さく設定し、燃料供給量の
減少量を少くする。これにより、冷機時に負荷荷担状態
に応じ空燃比のリッチ化を防止して空燃比の適正化を果
し、機関運転性を向上して排気有害成分の低減を図り、
燃料消費率を向上することができる。

なお、冷却水温度が上昇して暖機が完了した場合には、
制御は行わない。

また、イグニションコイル１８により機関回転数を取入
れてデユーティ値を設定することにより、より細かな制
御を行うことができる。

［発明の効果］ このように、この発明によれば、冷機時に負荷荷担状態
に応じて気化器の燃料供給量を制御することにより空燃
比の適正化を果し得る。例えば、加速運転状態の如く、
冷機時の無負荷運転状態に適合させて設定される所定開
度位置よりも大なる開度位置に絞り弁を開動させてチョ
ーク効果が大となった場合に、燃料供給量を制御するこ
とにより空燃比のリッチ化を防止して空燃比を適正化す
ることができる。これにより、機関運転性を向上させて
排気有害成分の低減を図り、燃料消費率を向上すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図は装置の擺略構成
図、第２図は制御回路図、第３図は気化器の概略断面図
、第４図はチョーク弁開度と絞り弁開度との関係を示す
グラフ図、第５図は制御弁のデユーティ値のグラフ図、
第６図はフローチャート図、第７図は制御動作のタイム
チャート図である。 図において、２は内燃機関、６は気化器、１０は絞り弁
、１２はチョーク弁、１４は水温センサ、１６は絞り弁
開度センサ、１８はイグニションコイル、２０は制御回
路、２２は制御弁、３２はスロー系燃料通路である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機関所要部位温度に応じチョーク弁を所定閉度位置に設
   定するとともにこのチョーク弁の閉度に応じ気化器絞り
   弁を所定開度位置に設定するオートチョーク装置におい
   て、冷機時に負荷荷担状態に応じ前記気化器空燃比を適
   正化すべく前記機関所要部位温度と前記気化器絞り弁開
   度とにより設定される値に前記気化器の燃料供給量を制
   御する制御手段を設けたことを特徴とするオートチョー
   ク装置。