JPS62297151A - インキの粘度調節装置 - Google Patents
インキの粘度調節装置Info
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- JPS62297151A JPS62297151A JP61140991A JP14099186A JPS62297151A JP S62297151 A JPS62297151 A JP S62297151A JP 61140991 A JP61140991 A JP 61140991A JP 14099186 A JP14099186 A JP 14099186A JP S62297151 A JPS62297151 A JP S62297151A
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Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
産業上の利用分野
この発明は、インキの粘度を高精度で自動的に調節し得
る装置に関するものである。
る装置に関するものである。
従来技術
例えばグラビア印刷では、極めて乾燥し易くまた流動性
の大きいグラビアインキを版胴上の版面に転移させ、ド
クター刃により過剰のインキを掻き取り、版面の凹部だ
けに当該インキを残留させて印刷を行なうことを特徴と
している。このグラビア印刷に使用されるグラビアイン
キは、一般にトルエン、キシレン等の揮発性溶剤で溶か
した樹脂に顔料を混合したものであって、印刷機構部に
設けたインキパン中に所定量貯留され、該インキパン中
に回転自在に臨ませた版胴の版面に直接インキが転移さ
れるようになっている。
の大きいグラビアインキを版胴上の版面に転移させ、ド
クター刃により過剰のインキを掻き取り、版面の凹部だ
けに当該インキを残留させて印刷を行なうことを特徴と
している。このグラビア印刷に使用されるグラビアイン
キは、一般にトルエン、キシレン等の揮発性溶剤で溶か
した樹脂に顔料を混合したものであって、印刷機構部に
設けたインキパン中に所定量貯留され、該インキパン中
に回転自在に臨ませた版胴の版面に直接インキが転移さ
れるようになっている。
発明が解決しようとする問題点
版胴の版面に転移されたグラビアインキは、圧胴との接
触部において紙に転写され、これにより印刷用紙への印
刷が達成される。この紙上に転写されたインキは極めて
短時間で乾燥して、そのインキが他の紙や送りロール等
に再転写されるのを防止している。このインキの速乾性
は、前記の揮発性溶剤の存在に大きく依存するものであ
るが、反面このような揮発性溶剤の存在は、印刷運転中
に当該溶剤が揮発することにより、前記インキパン中の
インキ粘度を経時的に増大させる難点がある。このイン
キ粘度の増大が成る限界値以上に達すると、良好な印刷
をなし得なくなり、印刷品質が低下することになる。
触部において紙に転写され、これにより印刷用紙への印
刷が達成される。この紙上に転写されたインキは極めて
短時間で乾燥して、そのインキが他の紙や送りロール等
に再転写されるのを防止している。このインキの速乾性
は、前記の揮発性溶剤の存在に大きく依存するものであ
るが、反面このような揮発性溶剤の存在は、印刷運転中
に当該溶剤が揮発することにより、前記インキパン中の
インキ粘度を経時的に増大させる難点がある。このイン
キ粘度の増大が成る限界値以上に達すると、良好な印刷
をなし得なくなり、印刷品質が低下することになる。
そこでこの種の事態に対処するために、インキパン中の
インキをザーンカップに採取して粘度のチェックを行な
い、作業者の経験と勘とにより適宜量の溶剤を補充して
、適正な粘度を回復させることが一般に実施されている
。しかしこれは作業者の熟練した経験を要し、全てを人
手に頼るものであるので、近代的な大量印刷の運転に馴
染まないことは論を待たない。
インキをザーンカップに採取して粘度のチェックを行な
い、作業者の経験と勘とにより適宜量の溶剤を補充して
、適正な粘度を回復させることが一般に実施されている
。しかしこれは作業者の熟練した経験を要し、全てを人
手に頼るものであるので、近代的な大量印刷の運転に馴
染まないことは論を待たない。
また自動的にインキ粘度を調節する装置としては、イン
キパン中のインキを別置したインキタンクとの間で循環
させ、このインキタンク中に挿入した回転粘度計により
インキ粘度を常時チェックし、粘度が適正印刷の限界値
に達した時点で溶剤を自動補給するようにした機構も提
案されている。
キパン中のインキを別置したインキタンクとの間で循環
させ、このインキタンク中に挿入した回転粘度計により
インキ粘度を常時チェックし、粘度が適正印刷の限界値
に達した時点で溶剤を自動補給するようにした機構も提
案されている。
これはインキ粘度を自動的に調節し得る点で優れている
が、機構が複雑になって装置本体が高価になると共に、
インキパン中のインキ粘度を直接測定するものでないの
で、厳密な粘度調整をなし得ない等の欠点がある。
が、機構が複雑になって装置本体が高価になると共に、
インキパン中のインキ粘度を直接測定するものでないの
で、厳密な粘度調整をなし得ない等の欠点がある。
発明の目的
この発明は、前述した従来技術に内在している前記欠点
に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであ
って、簡単な構成で低廉に製造することができ、しかも
インキパン中のインキ粘度を直接チェックすることによ
り、厳密な粘度の調節をなし得る新規な装置を提供する
ことを目的とする。
に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであ
って、簡単な構成で低廉に製造することができ、しかも
インキパン中のインキ粘度を直接チェックすることによ
り、厳密な粘度の調節をなし得る新規な装置を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段
前記の問題点を克服し、所期の目的を達成するため本発
明に係るインキの粘度調節装置は、インキパン中のイン
キを脈動的に循環させる脈動ポンプと、前記インキに補
充されるべき揮発性溶剤を貯留する溶剤タンクと、前記
溶剤タンクから導出されて前記インキパンに開口する供
給管に介装した電磁弁と、前記インキパン中のインキが
良好な粘度を保持している初期状態から、経時的に粘度
が増大して印刷品質に影響を及ぼす直前の限界状態に至
るまでに要する前記脈動ポンプの脈動数を。
明に係るインキの粘度調節装置は、インキパン中のイン
キを脈動的に循環させる脈動ポンプと、前記インキに補
充されるべき揮発性溶剤を貯留する溶剤タンクと、前記
溶剤タンクから導出されて前記インキパンに開口する供
給管に介装した電磁弁と、前記インキパン中のインキが
良好な粘度を保持している初期状態から、経時的に粘度
が増大して印刷品質に影響を及ぼす直前の限界状態に至
るまでに要する前記脈動ポンプの脈動数を。
整数値としてプリセットし得るプリセット回路と、前記
脈動ポンプの脈動を検出してパルス性の信号を発信する
センサと、前記センサからのパルス性の信号を受けて、
前記プリセット回路でのプリセット値を1パルスづつ減
算させ、そのプリセット値が零(0)値に達することに
より前記電磁弁に開放指令を出力する減算回路とから構
成したことを特徴とする。
脈動ポンプの脈動を検出してパルス性の信号を発信する
センサと、前記センサからのパルス性の信号を受けて、
前記プリセット回路でのプリセット値を1パルスづつ減
算させ、そのプリセット値が零(0)値に達することに
より前記電磁弁に開放指令を出力する減算回路とから構
成したことを特徴とする。
実施例
次に本発明に係るインキの粘度調節装置につき、好適な
実施例を挙げて以下説明する。なお本発明は、インキパ
ン中のグラビアインキを脈動性のポンプ、例えばダイヤ
フラムポンプを使用して循環供給させて運転した際に、
発明者が経験的に気付いた事項をその開発の端緒として
いる。そこで先ずこの点につき説明してから、具体的な
構成の説明に移るものとする。−例として挙げるダイヤ
フラムポンプは、空気圧の供給を受けて、ポンプケーシ
ング内のダイヤプラムを往復駆動させ、これにより流体
(ここではグラビアインキ)を一方向に圧送するもので
あるが、そのダイヤスラムの脈動は一種のパルス性の運
動として把握される。そしてこのポンプでは、その被圧
送流体の粘度が高まると、対応的に増加する抵抗を受け
て、ダイヤフラムの脈動間隔が次第に増大する。これは
すなわち、被圧送流体の粘度が高まれば、該ポンプの脈
動数が減少し、その粘度が低くなれば、ポンプの脈動数
が増大することを意味する。
実施例を挙げて以下説明する。なお本発明は、インキパ
ン中のグラビアインキを脈動性のポンプ、例えばダイヤ
フラムポンプを使用して循環供給させて運転した際に、
発明者が経験的に気付いた事項をその開発の端緒として
いる。そこで先ずこの点につき説明してから、具体的な
構成の説明に移るものとする。−例として挙げるダイヤ
フラムポンプは、空気圧の供給を受けて、ポンプケーシ
ング内のダイヤプラムを往復駆動させ、これにより流体
(ここではグラビアインキ)を一方向に圧送するもので
あるが、そのダイヤスラムの脈動は一種のパルス性の運
動として把握される。そしてこのポンプでは、その被圧
送流体の粘度が高まると、対応的に増加する抵抗を受け
て、ダイヤフラムの脈動間隔が次第に増大する。これは
すなわち、被圧送流体の粘度が高まれば、該ポンプの脈
動数が減少し、その粘度が低くなれば、ポンプの脈動数
が増大することを意味する。
第3図は、このインキ粘度とポンプの脈動数との関係を
示すグラフ図である。この場合において。
示すグラフ図である。この場合において。
グラビアインキの粘度の実用領域は、例えば粘度14〜
22の範囲であるが、この間ではグラフは緩い曲線を描
き、殆ど直線と看做しても差し支えない。そして発明者
は、この領域では以下の式に近似した式が成立すること
を見い出した。
22の範囲であるが、この間ではグラフは緩い曲線を描
き、殆ど直線と看做しても差し支えない。そして発明者
は、この領域では以下の式に近似した式が成立すること
を見い出した。
ポンプ脈動数×インキ粘度=648
すなわち648=K(定数)とすれば、ポンプ脈動数=
に/インキ粘度で示され、従ってポンプ脈動数はインキ
粘度に反比例する。このためインキパン中のインキが良
好な粘度を保持している初期状態から、経時的に粘度が
増大して印刷品質に影響を及ぼす直前の限界状態に至る
までの間は、ダイヤプラムポンプの脈動数は略一定にな
る。そこでこの脈動数を経験的に予め実測しておき、イ
ンキ循環開始後にこの脈動数が経過すると、インキ粘度
が印刷に適さなくなったものとして、揮発性溶剤を補給
すればよいことが分った。これが本発明の基礎となる要
点である。
に/インキ粘度で示され、従ってポンプ脈動数はインキ
粘度に反比例する。このためインキパン中のインキが良
好な粘度を保持している初期状態から、経時的に粘度が
増大して印刷品質に影響を及ぼす直前の限界状態に至る
までの間は、ダイヤプラムポンプの脈動数は略一定にな
る。そこでこの脈動数を経験的に予め実測しておき、イ
ンキ循環開始後にこの脈動数が経過すると、インキ粘度
が印刷に適さなくなったものとして、揮発性溶剤を補給
すればよいことが分った。これが本発明の基礎となる要
点である。
図において参照符号10はインキパンを示し。
このインキパン10中にグラビアインキ12が所定量貯
留されるようになっている。インキパン10中には版W
R14が臨み、その下半分を当該インキ中に浸漬させて
いる。そして前記版胴14と圧胴15との間に印刷用紙
を送給することによって、所要の印刷が施される。
留されるようになっている。インキパン10中には版W
R14が臨み、その下半分を当該インキ中に浸漬させて
いる。そして前記版胴14と圧胴15との間に印刷用紙
を送給することによって、所要の印刷が施される。
インキパン10中のグラビアインキ12は、近接的に配
置したダイヤフラムポンプ16の吸入側に接続した吸入
管18を介して吸引された後、該ポンプの吐出側に接続
した戻り管20から再び該インキパン10に戻されて、
印刷運転中は常にインキパン10中を流動的に循環して
いる。またインキパン10の側方には、当該のグラビア
インキ12に使用される揮発性溶剤を貯留する溶剤タン
ク22が配設され、このタンク22から電磁弁24を介
して導出した供給管26は、その端部をインキパン10
に臨ませて開口している。
置したダイヤフラムポンプ16の吸入側に接続した吸入
管18を介して吸引された後、該ポンプの吐出側に接続
した戻り管20から再び該インキパン10に戻されて、
印刷運転中は常にインキパン10中を流動的に循環して
いる。またインキパン10の側方には、当該のグラビア
インキ12に使用される揮発性溶剤を貯留する溶剤タン
ク22が配設され、このタンク22から電磁弁24を介
して導出した供給管26は、その端部をインキパン10
に臨ませて開口している。
前記ダイヤフラムポンプ16は、圧縮空気を駆動源とす
る往復動型であって、前記グラビアインキや有機溶剤そ
の他薬液の移送に好適に使用されるものである。圧縮空
気は、図示しないコンプレッサから、空気導管28およ
びその中途に介装した空気圧フィルタ等の付属機器30
並びにニードル弁32を経てダイヤフラムポンプ16に
供給され、内蔵のダイヤフラムを駆動した後は、該ポン
プ16に設けた消音器34から外部に放散される。
る往復動型であって、前記グラビアインキや有機溶剤そ
の他薬液の移送に好適に使用されるものである。圧縮空
気は、図示しないコンプレッサから、空気導管28およ
びその中途に介装した空気圧フィルタ等の付属機器30
並びにニードル弁32を経てダイヤフラムポンプ16に
供給され、内蔵のダイヤフラムを駆動した後は、該ポン
プ16に設けた消音器34から外部に放散される。
本実施例では、この消音器34中に、第2図に示す如く
鋼球36を収容し、ポンプ脈動時の排気圧力により消音
室34aを浮き上り落下する前記鋼球36の挙動を光電
素子や磁気スイッチ等の非接触センサ38で常時監視す
るようになっている。
鋼球36を収容し、ポンプ脈動時の排気圧力により消音
室34aを浮き上り落下する前記鋼球36の挙動を光電
素子や磁気スイッチ等の非接触センサ38で常時監視す
るようになっている。
従ってこのセンサ38から得られる信号は、該ポンプ1
6が空気圧駆動されて内蔵のダイヤフラムを脈動させる
際のパルス性の圧力変化に応答している。なおセンサ3
8からのポンプ脈動に応答する信号は、後述の制御回路
に入力されるようになっている。
6が空気圧駆動されて内蔵のダイヤフラムを脈動させる
際のパルス性の圧力変化に応答している。なおセンサ3
8からのポンプ脈動に応答する信号は、後述の制御回路
に入力されるようになっている。
制御回路40は、その内部に所要のパルス数を予め設定
可能なプリセット回路40aと、前記センサ38からの
信号が入力される都度、前記プリセットした値を1パル
ス数ずつ減算させる減算回路40bとを備えている。そ
して前記ダイヤフラムの脈動応答信号の入力により、前
記プリセット値が1パルス数ずつ減算され、最終的に零
(0)値に達すると、前記溶剤タンク22の電磁弁24
に電気的指令が出力されて、揮発性溶剤を供給管26か
らインキパン10中のグラビアインキに補充するように
なっている。なお前記電磁弁24の開放時間は、当該グ
ラビアインキの成分その他性状に応じて、最も適切な時
間が設定される。
可能なプリセット回路40aと、前記センサ38からの
信号が入力される都度、前記プリセットした値を1パル
ス数ずつ減算させる減算回路40bとを備えている。そ
して前記ダイヤフラムの脈動応答信号の入力により、前
記プリセット値が1パルス数ずつ減算され、最終的に零
(0)値に達すると、前記溶剤タンク22の電磁弁24
に電気的指令が出力されて、揮発性溶剤を供給管26か
らインキパン10中のグラビアインキに補充するように
なっている。なお前記電磁弁24の開放時間は、当該グ
ラビアインキの成分その他性状に応じて、最も適切な時
間が設定される。
また第1図において、空気導管28に介装したニードル
弁32には、これと並列にメカニカル弁42が設けられ
、常にはこのメカニカル弁42は閉成している。当該メ
カニカル弁42は、カラー変更の如く、インキパン10
中のグラビアインキ12を別のタンクに移し変える場合
に開放され。
弁32には、これと並列にメカニカル弁42が設けられ
、常にはこのメカニカル弁42は閉成している。当該メ
カニカル弁42は、カラー変更の如く、インキパン10
中のグラビアインキ12を別のタンクに移し変える場合
に開放され。
空気圧を前記ニードル弁32に対しバイパスさせて、ダ
イヤフラムポンプ16を高速作動させることによりイン
キの早送りを行なうのに使用される。
イヤフラムポンプ16を高速作動させることによりイン
キの早送りを行なうのに使用される。
次に、このように構成した本実施例に係るインキの粘度
調節装置の作用につき説明する。第1図に示す構成にお
いて、インキパン10中にはグラビアインキ12が所定
量貯留され1版胴14がその下半分を当該インキ中に浸
漬させている。ダイヤフラムポンプ16は、空気導管2
8およびニードル弁32を経て供給される空気圧により
内蔵のダイヤフラムを脈動させて、グラビアインキ12
を前記吸入管18→ポンプ16→戻り管20→インキパ
ン10の経路で流動的に循環させ、ダイヤフラム駆動後
の圧力空気は、前記消音器34から外部に放散される。
調節装置の作用につき説明する。第1図に示す構成にお
いて、インキパン10中にはグラビアインキ12が所定
量貯留され1版胴14がその下半分を当該インキ中に浸
漬させている。ダイヤフラムポンプ16は、空気導管2
8およびニードル弁32を経て供給される空気圧により
内蔵のダイヤフラムを脈動させて、グラビアインキ12
を前記吸入管18→ポンプ16→戻り管20→インキパ
ン10の経路で流動的に循環させ、ダイヤフラム駆動後
の圧力空気は、前記消音器34から外部に放散される。
この消音器34の消音室34a中には、ポンプ脈動時の
排気圧力により浮上および落下を反復する鋼球36が収
容され、この鋼球36の挙動を非接触センサ38で常時
監視している。すなわちセンサ38は、その検出面に近
接して鋼球36が移動するのに伴って、ダイヤフラムの
脈動に応答したパルス性の信号を発信し、これを制御回
路40に入力する。この場合において、制御回路40中
のプリセット回路40aには、インキパン10中のグラ
ビアインキ12が良好な粘度を保持している初期状態か
ら、経時的に粘度が増大して印刷品質に影響を及ぼす直
前の限界状態に至るまでに要するダイヤフラムポンプ1
6の脈動数が、整数値としてプリセットされている。な
おこの脈動数は。
排気圧力により浮上および落下を反復する鋼球36が収
容され、この鋼球36の挙動を非接触センサ38で常時
監視している。すなわちセンサ38は、その検出面に近
接して鋼球36が移動するのに伴って、ダイヤフラムの
脈動に応答したパルス性の信号を発信し、これを制御回
路40に入力する。この場合において、制御回路40中
のプリセット回路40aには、インキパン10中のグラ
ビアインキ12が良好な粘度を保持している初期状態か
ら、経時的に粘度が増大して印刷品質に影響を及ぼす直
前の限界状態に至るまでに要するダイヤフラムポンプ1
6の脈動数が、整数値としてプリセットされている。な
おこの脈動数は。
使用するグラビアインキの成分や性状に応じて、実験的
に決定される。
に決定される。
制御回路40に入力された前記センサ38からのパルス
性の信号は、その減算回路40bにおいて、プリセット
回路に予め入力設定した前記プリセット値を、1パルス
数ずつ減算させる。そしてプリセット値が最終的に零(
0)値に達すると、前記溶剤タンク22の電磁弁24を
開放すべき電気的指令が出力され、タンク中の揮発性溶
剤を供給管26を介してグラビアインキ12に補充して
、−粘度を適正値にまで回復させる。この動作は、以降
反復される。
性の信号は、その減算回路40bにおいて、プリセット
回路に予め入力設定した前記プリセット値を、1パルス
数ずつ減算させる。そしてプリセット値が最終的に零(
0)値に達すると、前記溶剤タンク22の電磁弁24を
開放すべき電気的指令が出力され、タンク中の揮発性溶
剤を供給管26を介してグラビアインキ12に補充して
、−粘度を適正値にまで回復させる。この動作は、以降
反復される。
なお脈動ポンプとしては、典型的なダイヤフラムポンプ
を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。従ってこのダイヤフラムポンプ以外にも、脈
動的に駆動されるポンプであって、被圧送流体の粘度が
上昇するにつれて脈動間隔が次第に大きくなるものであ
る限り、チュービングポンプや、カスケードポンプ等も
好適に使用し得るものである。
を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。従ってこのダイヤフラムポンプ以外にも、脈
動的に駆動されるポンプであって、被圧送流体の粘度が
上昇するにつれて脈動間隔が次第に大きくなるものであ
る限り、チュービングポンプや、カスケードポンプ等も
好適に使用し得るものである。
以上詳細に説明した如く1本実施例に係るインキの粘度
調節装置は、インキパン中のインキが良好な粘度を保持
している初期状態から、経時的に粘度が増大して印刷品
質に影響を及ぼす直前の限界状態に至るまでに要する脈
動ポンプの脈動数を予め設定しておき、その設定値が減
算されて零(0)値に達した時点で揮発性溶剤に補充指
令を出すよう構成したものであって、簡単な構造で低廉
に製造することができる。しかもインキパン中のインキ
粘度を直接チェックするので、厳密な粘度の調節をなし
得る等の利点を有する。
調節装置は、インキパン中のインキが良好な粘度を保持
している初期状態から、経時的に粘度が増大して印刷品
質に影響を及ぼす直前の限界状態に至るまでに要する脈
動ポンプの脈動数を予め設定しておき、その設定値が減
算されて零(0)値に達した時点で揮発性溶剤に補充指
令を出すよう構成したものであって、簡単な構造で低廉
に製造することができる。しかもインキパン中のインキ
粘度を直接チェックするので、厳密な粘度の調節をなし
得る等の利点を有する。
図面は本発明に係るインキの粘度調節装置の好適な実施
例を示すものであって、第1図は実施例に係るインキ粘
度調節装置の概略構成を示す説明図、第2図は実施例に
使用されるダイヤフラムポンプの消音器に組込んだ脈動
検出用のセンサの一例を示す縦断面図、第3図はインキ
粘度とポンプの脈動数との関係を示すグラフ図である。 10・・・インキパン 12・・・グラビアインキ
14・・・版胴
例を示すものであって、第1図は実施例に係るインキ粘
度調節装置の概略構成を示す説明図、第2図は実施例に
使用されるダイヤフラムポンプの消音器に組込んだ脈動
検出用のセンサの一例を示す縦断面図、第3図はインキ
粘度とポンプの脈動数との関係を示すグラフ図である。 10・・・インキパン 12・・・グラビアインキ
14・・・版胴
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 インキパン中のインキを脈動的に循環させる脈動ポンプ
と、 前記インキに補充されるべき揮発性溶剤を貯留する溶剤
タンクと、 前記溶剤タンクから導出されて前記インキパンに開口す
る供給管に介装した電磁弁と、 前記インキパン中のインキが良好な粘度を保持している
初期状態から、経時的に粘度が増大して印刷品質に影響
を及ぼす直前の限界状態に至るまでに要する前記脈動ポ
ンプの脈動数を、整数値としてプリセットし得るプリセ
ット回路と、 前記脈動ポンプの脈動を検出してパルス性の信号を発信
するセンサと、 前記センサからのパルス性の信号を受けて、前記プリセ
ット回路でのプリセット値を1パルスづつ減算させ、そ
のプリセット値が零(0)値に達することにより前記電
磁弁に開放指令を出力する減算回路と から構成したことを特徴とするインキの粘度調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61140991A JP2567223B2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 | インキの粘度調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61140991A JP2567223B2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 | インキの粘度調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62297151A true JPS62297151A (ja) | 1987-12-24 |
JP2567223B2 JP2567223B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=15281606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61140991A Expired - Lifetime JP2567223B2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 | インキの粘度調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567223B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1986
- 1986-06-17 JP JP61140991A patent/JP2567223B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US9352552B2 (en) | 2012-04-27 | 2016-05-31 | Tresu A/S | System and method for regulating and measuring flow |
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CN107584876A (zh) * | 2017-09-14 | 2018-01-16 | 浙江思印科技有限公司 | 一种印刷部件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2567223B2 (ja) | 1996-12-25 |
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